JP3872393B2 - ライザ・カード用の排出機構 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般に、コンピュータ・システムによるサーキットカードの使用を容易にする機構に関し、より詳しくは、バックプレーン・ボードからライザ・カードを外すための排出機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータ・システムは、一般にコンピュータ・シャーシ内のバックプレーン・ボードに取り付けられたCPUとそれに関連する論理サーキットを備えている。バックプレーン・ボードは、コンピュータ・システムの機能性を高めるために、プロセッサやメモリ・チップなどのさまざまな電子構成要素を有する複数のプリントサーキット基板アセンブリまたはサーキットカードと接続されるように構成されている。例えばカードが故障したり旧式になったりした場合は、コンピュータ・システム内のサーキットカードを追加、交換、または取り外すことが必要になることがある。その結果、バックプレーン・ボードの面に対して垂直なエッジにサーキットカードを取り外し可能に取り付けるためのエッジ・コネクタが設けられている。
【0003】
そのような機構は、サーキットカードをバックプレーン・ボードと電気接触した状態で確実に保持しているが、そのような機構のために、サーキットカードの取り外しが困難になることがある。バックプレーン・ボードのコネクタからサーキットカードのピンを外すために大きな抜き取る力が必要とされることがある。この問題は、サーキットカードが手で扱ってはならない壊れやすい構成要素を有することがあり、それによりカードを掴むために使用できる最小限の領域しか残されていないことがあるためさらに難しくなる。さらに、この状況は、カードが、個々のカードを掴んでコネクタから引き抜くのが難しいほど接近している場合があるために悪化する。
【0004】
この取り外しを容易にするために、バックプレーン・ボードからサーキットカードを外すより容易な方法を提示するさまざまな解決策が提案されてきた。1つの方法では、サーキットカード用のコネクタが、組み込み型のイジェクタ(ejector)を含む。しかしながら、この方法には、別の欠点がある。第1に、組み込みイジェクタがあると標準的なコネクタよりも複雑さでコスト高になる。さらに、多くの組み込みイジェクタの設計は使いにくく、したがってカードを手で取り外す際にあまり有効にならない。 もう1つの提案された解決策は、サーキットカードの上側のエッジに沿ってイジェクタを配置することである。これは、複数のカードを並べて取り付けるときにイジェクタにアクセスしやすくなる。さらに、この解決策は、サーキットカードを取り外すために回転するだけでよいレバー・イジェクタを提供する。そのような利点にもかかわらず、このイジェクタ機構には、レバーに支点面を備えるための追加の構造物が必要である。この構造物は、バックプレーン・ボード上に配置され、サーキットカードのほぼ高さだけ上方に延在する。これは、イジェクタ・システムのコストと複雑さを高める。さらに、この構造物をバックプレーン・ボードに固定して安定した支持面を備えるのが困難である。さらに、上側エッジ・イジェクタは、一般に比較的小さく、サーキットカードを外すための機械的利点が限定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、コンピュータ・システムのバックプレーン・ボードの電気コネクタからサーキットカード・エッジ・コネクタを外し易いようにする機器が必要とされている。この機器は、取り付けられたサーキットカードのピンをバックプレーン・ボードのソケット・コネクタから実質的に持ち上げるために容易にアクセス可能でかつ操作可能でなければならない。さらに、この機器は、サーキットカードに容易に取り付けられるように構成されていなければならない。
【0006】
【課題を解決するための手段】
したがって、本発明の目的は、サーキットボードをコンピュータ・システムから容易に取り外すことができるそのように、バックプレーン・ボードからサーキットボードを有効に外すためのイジェクタ機器を提供することである。本発明のさらに他の目的は、そのような機器に、取り付けられたサーキットカードのピンをバックプレーン・ボードのソケット・コネクタから実質的に引き抜くのに十分な、てこの作用を提供するレバーを提供することである。本発明のさらに他の目的は、複数のサーキットカードがバックプレーン・ボードに取り付けられているときに容易にアクセスできるようにレバーを配置することである。本発明のまた別の目的は、サーキットカードに容易の取り付けられる単純構造を提供することである。本発明のさらにもう1つの目的は、多数のサーキットボードおよびバックプレーンの設計ならびに任意の標準的なコネクタ構成で使用することができるようにコスト効率が高く、単純でかつ汎用の機器を提供することである。
【0007】
そのような目的を達成するために、本発明は、サーキットカード、好ましくは垂直に取り付けられたライザ・カードを、バックプレーン・ボードとの係合から排出するための機器を提供する。この機器は、上側操作部と下側突合せ部を有する細長いレバーを含み、さらに、この細長いレバーをライザ・カードに旋回可能に取り付ける取付け手段を含む。
【0008】
取付け手段は、レバーの中央部に位置決めされ、ライザ・カードと旋回式に接続するように構成される。そのようにして、レバーは、ライザ・カードのエッジ・コネクタがバックプレーン・ボードのコネクタにはまりかつ電気的に接続された第1の位置から、ライザ・カードのエッジ・コネクタがバックプレーン・ボード・コネクタから外された第2の位置に移動可能である。
【0009】
細長いレバーは、一般に、旋回点のまわりに回転するように構成されたほぼ三角形の部材であり、この旋回点は、取付け手段によってライザ・カードに接続されている。上側操作部は、ライザ・カードのピン・コネクタを垂直方向に外すのに十分なてこの作用を作り出すのに十分な距離だけ旋回点から上方に延在する。同様に、下側突合せ部は、レバーが第2の解除位置の方に回転したときにバックプレーン・ボードとぶつかるのに十分な距離だけ旋回点から下方に延在する。細長いレバーの三角形の形状は、レバーの中央部よりも狭い断面を有する下側突合せ部を形成する。
【0010】
したがって、本発明は、バックプレーン・ボードからライザ・カードを排出するための単純でかつ人間工学的な方法を提供する。そのような機器は、当該技術分野で既知の典型的なライザ・カードに取り付けられ、追加の支持面をバックプレーン・ボードに固定する必要がない。さらに、この機器は、バックプレーン・ボードからライザ・カードを外し少なくとも部分的に取り外すときにわずかな引張り力しか必要としない。
【0011】
本発明の他の利点および構成要素は、この明細書の一部を構成しまた様々な目的およびそ特徴を説明するために本発明の例示的な実施形態を説明する添付図面と関連して行われる以下の説明から明らかになろう。
【0012】
【発明の実施の形態】
ここで図面を参照すると、図1は、本発明によるライザ・カード・イジェクタ10の斜視図である。排出機構10は、上側操作部14と、下側突合せ部16と、ライザ・カード(riser card)24に旋回可能に取り付けるための取付け手段22とを有する細長いレバー12を含む。機構10は、レバー12を取付け手段22のまわりにバックプレーン・ボード26との隣接位置まで回転させ、取り付けられているライザ・カード24のエッジ・コネクタ27をバックプレーン・ボード26のコネクタ28から引き抜く引張り力Fを受けるように構成されている。したがって、機構10の細長いレバー12は、ライザ・カード24が結合可能に受け入れられてコネクタ28と電気接触した状態になる第1の係合位置と、ライザ・カード24がバックプレーン・ボード26のコネクタ28から引き抜かれた解除位置と、の位置がとれる。
【0013】
ライザ・カード24は、1つまたは複数のエッジ・コネクタ27が下側エッジに取り付けられたほぼ平らな構造である。エッジ・コネクタ27は、バックプレーン・ボード26に取り付けられた関連付けられた電気コネクタに対応する。ライザ・カード24は、バックプレーン・ボード26に対して垂直に取り付けるように構成されている。さらに、ライザ・カード24は、上側エッジに沿った1対のくぼみ29がそれぞれ両側のエッジの近くにあるように構成されている。これらのくぼみは、本発明のイジェクタ機構への容易なアクセスを提供する。コネクタは、取り付けられているとき、エッジ・コネクタ27をバックプレーン・ボード26のコネクタから引き抜くために、ライザ・カード24の面においてバックプレーン・ボード26の外側に直線的な抜き取り力を必要とする。
【0014】
レバー12は、一般に、上側操作部14がレバー12の実質的に上部に形成され、下側突合せ部16がレバー12の実質的に下部に形成され、中央部20がレバー12の中間部分に形成されたほぼ三角形の部材である。好ましくは、図5に示したように、レバー12は、第1の脚部42、第2の脚部44、および第1と第2の脚部を接続する中央屈曲部40を有するほぼC字型の断面である。したがって、レバー12は、第1と第2の脚部42と44の間にライザ・カード24の一部分を受けるように構成されている。レバー12は、プラスチックで作成することが好ましいが、ライザ・カード24を排出するためのてこの作用を提供するのに十分な剛性を有する他の既知の材料で作成することもできる。レバー12は、一般に、バックプレーン・ボード26に取り付けられたときにライザ・カード24の垂直な辺に取り付けられ、その結果、レバー12は、ライザ・カード24の移動軸とほぼ垂直な軸のまわりに回転する。典型的なライザ・カード24の構成の場合、細長いレバー12の長さは、ほぼライザ・カード24の高さと同じである。
【0015】
上側操作部14は、細長いレバー12の上側エッジに形成された湾曲した操作先端部30と、ほぼライザ・カード24の方を向いている操作面32とを備える。操作先端部30と操作面32は共に協働して、ユーザが、好ましくは1本の指で、ほぼライザ・カード24から離れる方向に引張り力Fを加えて細長いレバー12を回転させることができる操作部分を提供する。さらに、上側操作部14は、バックプレーン・ボード・コネクタ28からライザ・カードのエッジ・コネクタのピン33を垂直に外すのに十分なてこの作用を提供するのに十分な距離だけ取付け手段22から離れた位置に設けられる。
【0016】
下側突合せ部16は、同様に、レバー12の下側エッジに形成された湾曲した係合先端部34と、レバー12が第1の係合位置にあるときに、ほぼバックプレーン・ボード26とライザ・カード24の方を向いている突合わ面36とを提供する。湾曲した係合先端部34は、下側突合せ部16が第2の解除位置の方に回転したときに、バックプレーン・ボード26の表面38を横切りかつそれを押すための小さい表面摩擦を提供するように構成される。突合せ面36は、一般に、レバー12が第2の解除位置に置かれたときにライザ・カードのすぐ近くに位置決めされるように設計されたほぼ平らな平面である。ライザ・カード24と平行な平面における細長いレバー12の横断寸法は、断面において中央部20から下側突合せ部16まで徐々に減少していることが好ましい。このように断面の横断寸法が減少しているので、下側突合せ部16のバックプレーン・ボード表面38に沿った並進運動の経路が長くなり、それにより、旋回点18および取り付けられたライザ・カード24の垂直方向の移動距離が最大になる。
【0017】
取付け手段22は、レバーの第1の面42と第2の面44を貫通する1対の位置合せされた穴41と、穴41に入れられたピン50とを含む。また、ライザ・カード24は、レバー12の穴40と位置合わせするように構成されて貫通する穴46を含む。また、ピンなど、サーキットカード(ライザ・カード)にレバーを旋回式に結合するために、本発明の範囲を逸脱することのない当該技術分野で既知の任意の手段を使用することができることを理解されたい。代替の構成において、取付け手段22は、ライザ・カード24あるいはレバー12の第1および第2の面42、44のうちの1つに取り付けられた雄型部分を含む。この雄型部分と結合するために、雌部分または穴が反対側の構造に配置される。すべての構成において、取付け手段22は、プラスチックまたは金属部品から作成することができ、あるいは、細長いレバー12からライザ・カード24に伝わる力に耐えるのに十分な耐久性を有する限り、他の材料で形成することもできる。
【0018】
旋回ピン50と取り付けられたライザ・カード24の持上げ作用を促進するため、細長いレバー12の旋回ピン50から湾曲した係合先端部34までの長さは、旋回ピン50からバックプレーン・ボード表面38までの垂直方向の距離よりも大きい。旋回ピンは、ライザ・カード24がバックプレーン26のエッジ・コネクタにぴったりとはまっておりかつレバーが第1の位置にあるときに、係合先端部34が、マザーボードの表面に乗るようにレバー上に位置決めされることが好ましい。この構成において、最大持上げ距離は、レバーを第1の位置から第2の位置に旋回させることによって生じる。
【0019】
排出機構10を操作するときは、細長いレバー12の上側操作部14に、係合されたライザ・カード24から外側横方向に引張り力Fを加える。細長いレバー12が、旋回点18のまわりに回転し始めるとき、下側突合せ部16の湾曲した係合先端部34が、上側操作部14と反対の方向に回転し、バックプレーン・ボード表面38と接触する。この接触は、バックプレーン・ボード表面38がレバー12の回転を妨げるようにライザ・カード24の十分に低い位置に取り付けられた旋回ピン50によって促進される。引張り力Fを連続的に加えることにより、湾曲した係合先端部34がバックプレーン・ボード表面38を押しかつそれに沿って並進する。したがって、下側突合せ部16が、バックプレーン・ボード26のコネクタ28の方に近づくとき、細長いレバー12の連続した回転によって、旋回ピン50およびしたがってライザ・カード24が強制的に持ち上げられる。細長いレバー12は、湾曲した係合先端部34が旋回点18の真下に位置決めされるか、レバー12がライザ・カード24と接触するまで回転する。この時点で、エッジ・コネクタ27のピン33が、電気接触状態にあるバックプレーン・ボード・コネクタ28から少なくとも部分的に外れ、それにより、ライザ・カード24をバックプレーン・ボード26から容易に取り外すことができる。
【0020】
前述の応用例の他に、本発明は、サーキットカードが、別のマザーボードまたはバックプレーン・ボードのコネクタに取り付けられている限り、ライザ・カードの他のさまざまなサーキットカードと共に使用することができる。さらに他の要件として、細長いレバー12の湾曲した係合先端部34が接触するバックプレーン・ボード表面38の部分が、下側突合せ部16の並進運動を妨げることなく可能にするように障害物があってはならないことを理解されたい。したがって、細長いレバー12の形状あるいはライザ・カード24上のその取り付け位置によって、湾曲した係合先端部34をバックプレーン・ボード表面38の妨げのない領域に移動させることができる。例えば、細長いレバー12は、ライザ・カード24のどちらの面48に取り付けてもよい。
【0021】
以上の情報から、ライザ・カード排出機構10が、サーキットカードをバックプレーン・ボードから外すための人間工学的で単純で普遍的な解決策を提供することが明らかになるはずである。本発明は、任意の数の標準的なライザ・カード構成を備えることができ、バックプレーン・ボード上に飛び出した押出し面を設ける必要がない。本明細書において本発明の特定の形態を示し説明したが、説明し示した特定の形態および構成の部品に限定されない。
【0022】
本発明は以下の態様を含む。
1.上側エッジ、下部エッジ、両方の側部エッジ、および前記下部エッジに取り付けられかつバックプレーン・ボード26の電気コネクタに結合可能に受けられた少なくとも1つのエッジ・コネクタ27とを有するサーキットカード24の排出機構10であって、前記サーキットカード24の前記下部エッジと前記エッジ・コネクタ27の一方が、最も下の長手方向の軸を形成し、
少なくとも一つの細長いレバー12であって、前記サーキットカード24の側部エッジに旋回可能に取り付けられ、前記エッジ・コネクタ27が前記電気コネクタ28と嵌められた第1の位置と、前記エッジ・コネクタが引き抜かれた第2の位置とに移動可能であり、操作入力を受ける上側操作部14と、前記バックプレーン・ボード26と接触する下側突合せ部16とを有する、前記細長いレバー12と、
前記少なくとも一つの細長いレバー12を前記サーキットカード24に旋回可能に固定する取付け手段22であって、前記レバー12が前記第1の位置から前記第2の位置に旋回されたときに、前記下側突合せ部16が、前記サーキットカード24の前記最も低い長手方向の軸よりも下に延在するように、前記レバー12を前記サーキットカード24に取り付け、それにより、前記サーキットカード24が前記バックプレーン・ボード26に取り付けられている状態で、前記レバー12が前記第1の位置から前記第2の位置に旋回されたときに、前記下側突合せ部16が、前記バックプレーン・ボード26と係合し、かつ前記サーキットカード24に上向きの力を及ぼす、前記取付け手段22と、
を含む排出機構10。
2.前記少なくとも1つの細長いレバー12が、前記サーキットカード24の両方の側部エッジに取り付けられた2つのレバー12を含む第1項に記載の排出機構10。
3.前記上側操作アーム14に加えられた前記入力によって、前記細長いレバー12が、前記サーキットカード24によって形成された平面において、前記サーキットカード24から外側に旋回する第1項に記載の排出機構10。
4.前記サーキットカード24が、前記上側エッジ上のくぼみ29を含み、前記上側操作部14が、前記少なくとも1つのレバー12の旋回を容易にするために前記くぼみ29の近くに延在する第1項に記載の排出機構10。
5.前記少なくとも1つのレバー12が、2つのレバー12を含み、前記サーキットカード24が、前記上側エッジ上の2つのくぼみ29を含む第5項に記載の排出機構10。
6.前記取付け手段22が、前記細長いレバー12を貫通して前記サーキットカード24の前記平面と垂直な方向に延在する穴40と、前記穴40に結合可能に受けられたピン50とを含む第1項に記載の排出機構10。
7.前記下側突合せ部16が、前記バックプレーン・ボード26との接触摩擦を最小にするように構成された湾曲した係合表面を有する第1項に記載の排出機構。
8.前記レバー12が、ほぼ溝形の横断面であり、第1の脚部42、第2の脚部44および中央屈曲部40を含む第1項に記載の排出機構。
9.前記レバー12が、一部に溝を構成し、前記サーキットカード24の一部分が、前記溝内に収容されている第1項に記載の排出機構。
10.バックプレーン・ボード26からサーキットカード24を排出する方法であって、前記サーキットカード24が、前記バックプレーン・ボード26に取り付けられた電気コネクタ28内に結合可能に受けられたエッジ・コネクタ27を有し、
前記サーキットカード24の側部エッジに備えた旋回可能なレバー12が、前記バックプレーン・ボード26と接触した状態の下側突合せ部16を有し、前記突合せ部16を前記バックプレーン・ボード26に対して移動させて持上げ力を提供するステップと、
前記レバー12を、前記エッジ・コネクタ27が前記バックプレーン・ボード26の前記電気コネクタ28内にはめられた第1の位置から、前記エッジ・コネクタ27が前記電気コネクタ28から引き抜かれた第2の位置に旋回させるステップと、を含む方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマザーボードの電気コネクタにはめられかつ電気接触した関係でライザ・カードに取り付けられたイジェクタ機構の斜視図である。
【図2】第2の解除位置に旋回されたイジェクタ機構を示す本発明の斜視図である。
【図3】本発明のイジェクタ・レバーの側面図である。
【図4】第2の解除位置に旋回されたレバーを示す本発明のレバーの側面図である。
【図5】旋回可能な取付け手段を、図4に示す線5−5で切断した断面図である。
【符号の説明】
10 排出機構
12 レバー
14 上側操作部
16 下側突合せ部
22 取付け手段
26 バックプレーン・ボード
27 電気コネクタ
29 くぼみ
40 穴
42 脚部
40 中央屈曲部
50 ピン
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般に、コンピュータ・システムによるサーキットカードの使用を容易にする機構に関し、より詳しくは、バックプレーン・ボードからライザ・カードを外すための排出機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータ・システムは、一般にコンピュータ・シャーシ内のバックプレーン・ボードに取り付けられたCPUとそれに関連する論理サーキットを備えている。バックプレーン・ボードは、コンピュータ・システムの機能性を高めるために、プロセッサやメモリ・チップなどのさまざまな電子構成要素を有する複数のプリントサーキット基板アセンブリまたはサーキットカードと接続されるように構成されている。例えばカードが故障したり旧式になったりした場合は、コンピュータ・システム内のサーキットカードを追加、交換、または取り外すことが必要になることがある。その結果、バックプレーン・ボードの面に対して垂直なエッジにサーキットカードを取り外し可能に取り付けるためのエッジ・コネクタが設けられている。
【0003】
そのような機構は、サーキットカードをバックプレーン・ボードと電気接触した状態で確実に保持しているが、そのような機構のために、サーキットカードの取り外しが困難になることがある。バックプレーン・ボードのコネクタからサーキットカードのピンを外すために大きな抜き取る力が必要とされることがある。この問題は、サーキットカードが手で扱ってはならない壊れやすい構成要素を有することがあり、それによりカードを掴むために使用できる最小限の領域しか残されていないことがあるためさらに難しくなる。さらに、この状況は、カードが、個々のカードを掴んでコネクタから引き抜くのが難しいほど接近している場合があるために悪化する。
【0004】
この取り外しを容易にするために、バックプレーン・ボードからサーキットカードを外すより容易な方法を提示するさまざまな解決策が提案されてきた。1つの方法では、サーキットカード用のコネクタが、組み込み型のイジェクタ(ejector)を含む。しかしながら、この方法には、別の欠点がある。第1に、組み込みイジェクタがあると標準的なコネクタよりも複雑さでコスト高になる。さらに、多くの組み込みイジェクタの設計は使いにくく、したがってカードを手で取り外す際にあまり有効にならない。 もう1つの提案された解決策は、サーキットカードの上側のエッジに沿ってイジェクタを配置することである。これは、複数のカードを並べて取り付けるときにイジェクタにアクセスしやすくなる。さらに、この解決策は、サーキットカードを取り外すために回転するだけでよいレバー・イジェクタを提供する。そのような利点にもかかわらず、このイジェクタ機構には、レバーに支点面を備えるための追加の構造物が必要である。この構造物は、バックプレーン・ボード上に配置され、サーキットカードのほぼ高さだけ上方に延在する。これは、イジェクタ・システムのコストと複雑さを高める。さらに、この構造物をバックプレーン・ボードに固定して安定した支持面を備えるのが困難である。さらに、上側エッジ・イジェクタは、一般に比較的小さく、サーキットカードを外すための機械的利点が限定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、コンピュータ・システムのバックプレーン・ボードの電気コネクタからサーキットカード・エッジ・コネクタを外し易いようにする機器が必要とされている。この機器は、取り付けられたサーキットカードのピンをバックプレーン・ボードのソケット・コネクタから実質的に持ち上げるために容易にアクセス可能でかつ操作可能でなければならない。さらに、この機器は、サーキットカードに容易に取り付けられるように構成されていなければならない。
【0006】
【課題を解決するための手段】
したがって、本発明の目的は、サーキットボードをコンピュータ・システムから容易に取り外すことができるそのように、バックプレーン・ボードからサーキットボードを有効に外すためのイジェクタ機器を提供することである。本発明のさらに他の目的は、そのような機器に、取り付けられたサーキットカードのピンをバックプレーン・ボードのソケット・コネクタから実質的に引き抜くのに十分な、てこの作用を提供するレバーを提供することである。本発明のさらに他の目的は、複数のサーキットカードがバックプレーン・ボードに取り付けられているときに容易にアクセスできるようにレバーを配置することである。本発明のまた別の目的は、サーキットカードに容易の取り付けられる単純構造を提供することである。本発明のさらにもう1つの目的は、多数のサーキットボードおよびバックプレーンの設計ならびに任意の標準的なコネクタ構成で使用することができるようにコスト効率が高く、単純でかつ汎用の機器を提供することである。
【0007】
そのような目的を達成するために、本発明は、サーキットカード、好ましくは垂直に取り付けられたライザ・カードを、バックプレーン・ボードとの係合から排出するための機器を提供する。この機器は、上側操作部と下側突合せ部を有する細長いレバーを含み、さらに、この細長いレバーをライザ・カードに旋回可能に取り付ける取付け手段を含む。
【0008】
取付け手段は、レバーの中央部に位置決めされ、ライザ・カードと旋回式に接続するように構成される。そのようにして、レバーは、ライザ・カードのエッジ・コネクタがバックプレーン・ボードのコネクタにはまりかつ電気的に接続された第1の位置から、ライザ・カードのエッジ・コネクタがバックプレーン・ボード・コネクタから外された第2の位置に移動可能である。
【0009】
細長いレバーは、一般に、旋回点のまわりに回転するように構成されたほぼ三角形の部材であり、この旋回点は、取付け手段によってライザ・カードに接続されている。上側操作部は、ライザ・カードのピン・コネクタを垂直方向に外すのに十分なてこの作用を作り出すのに十分な距離だけ旋回点から上方に延在する。同様に、下側突合せ部は、レバーが第2の解除位置の方に回転したときにバックプレーン・ボードとぶつかるのに十分な距離だけ旋回点から下方に延在する。細長いレバーの三角形の形状は、レバーの中央部よりも狭い断面を有する下側突合せ部を形成する。
【0010】
したがって、本発明は、バックプレーン・ボードからライザ・カードを排出するための単純でかつ人間工学的な方法を提供する。そのような機器は、当該技術分野で既知の典型的なライザ・カードに取り付けられ、追加の支持面をバックプレーン・ボードに固定する必要がない。さらに、この機器は、バックプレーン・ボードからライザ・カードを外し少なくとも部分的に取り外すときにわずかな引張り力しか必要としない。
【0011】
本発明の他の利点および構成要素は、この明細書の一部を構成しまた様々な目的およびそ特徴を説明するために本発明の例示的な実施形態を説明する添付図面と関連して行われる以下の説明から明らかになろう。
【0012】
【発明の実施の形態】
ここで図面を参照すると、図1は、本発明によるライザ・カード・イジェクタ10の斜視図である。排出機構10は、上側操作部14と、下側突合せ部16と、ライザ・カード(riser card)24に旋回可能に取り付けるための取付け手段22とを有する細長いレバー12を含む。機構10は、レバー12を取付け手段22のまわりにバックプレーン・ボード26との隣接位置まで回転させ、取り付けられているライザ・カード24のエッジ・コネクタ27をバックプレーン・ボード26のコネクタ28から引き抜く引張り力Fを受けるように構成されている。したがって、機構10の細長いレバー12は、ライザ・カード24が結合可能に受け入れられてコネクタ28と電気接触した状態になる第1の係合位置と、ライザ・カード24がバックプレーン・ボード26のコネクタ28から引き抜かれた解除位置と、の位置がとれる。
【0013】
ライザ・カード24は、1つまたは複数のエッジ・コネクタ27が下側エッジに取り付けられたほぼ平らな構造である。エッジ・コネクタ27は、バックプレーン・ボード26に取り付けられた関連付けられた電気コネクタに対応する。ライザ・カード24は、バックプレーン・ボード26に対して垂直に取り付けるように構成されている。さらに、ライザ・カード24は、上側エッジに沿った1対のくぼみ29がそれぞれ両側のエッジの近くにあるように構成されている。これらのくぼみは、本発明のイジェクタ機構への容易なアクセスを提供する。コネクタは、取り付けられているとき、エッジ・コネクタ27をバックプレーン・ボード26のコネクタから引き抜くために、ライザ・カード24の面においてバックプレーン・ボード26の外側に直線的な抜き取り力を必要とする。
【0014】
レバー12は、一般に、上側操作部14がレバー12の実質的に上部に形成され、下側突合せ部16がレバー12の実質的に下部に形成され、中央部20がレバー12の中間部分に形成されたほぼ三角形の部材である。好ましくは、図5に示したように、レバー12は、第1の脚部42、第2の脚部44、および第1と第2の脚部を接続する中央屈曲部40を有するほぼC字型の断面である。したがって、レバー12は、第1と第2の脚部42と44の間にライザ・カード24の一部分を受けるように構成されている。レバー12は、プラスチックで作成することが好ましいが、ライザ・カード24を排出するためのてこの作用を提供するのに十分な剛性を有する他の既知の材料で作成することもできる。レバー12は、一般に、バックプレーン・ボード26に取り付けられたときにライザ・カード24の垂直な辺に取り付けられ、その結果、レバー12は、ライザ・カード24の移動軸とほぼ垂直な軸のまわりに回転する。典型的なライザ・カード24の構成の場合、細長いレバー12の長さは、ほぼライザ・カード24の高さと同じである。
【0015】
上側操作部14は、細長いレバー12の上側エッジに形成された湾曲した操作先端部30と、ほぼライザ・カード24の方を向いている操作面32とを備える。操作先端部30と操作面32は共に協働して、ユーザが、好ましくは1本の指で、ほぼライザ・カード24から離れる方向に引張り力Fを加えて細長いレバー12を回転させることができる操作部分を提供する。さらに、上側操作部14は、バックプレーン・ボード・コネクタ28からライザ・カードのエッジ・コネクタのピン33を垂直に外すのに十分なてこの作用を提供するのに十分な距離だけ取付け手段22から離れた位置に設けられる。
【0016】
下側突合せ部16は、同様に、レバー12の下側エッジに形成された湾曲した係合先端部34と、レバー12が第1の係合位置にあるときに、ほぼバックプレーン・ボード26とライザ・カード24の方を向いている突合わ面36とを提供する。湾曲した係合先端部34は、下側突合せ部16が第2の解除位置の方に回転したときに、バックプレーン・ボード26の表面38を横切りかつそれを押すための小さい表面摩擦を提供するように構成される。突合せ面36は、一般に、レバー12が第2の解除位置に置かれたときにライザ・カードのすぐ近くに位置決めされるように設計されたほぼ平らな平面である。ライザ・カード24と平行な平面における細長いレバー12の横断寸法は、断面において中央部20から下側突合せ部16まで徐々に減少していることが好ましい。このように断面の横断寸法が減少しているので、下側突合せ部16のバックプレーン・ボード表面38に沿った並進運動の経路が長くなり、それにより、旋回点18および取り付けられたライザ・カード24の垂直方向の移動距離が最大になる。
【0017】
取付け手段22は、レバーの第1の面42と第2の面44を貫通する1対の位置合せされた穴41と、穴41に入れられたピン50とを含む。また、ライザ・カード24は、レバー12の穴40と位置合わせするように構成されて貫通する穴46を含む。また、ピンなど、サーキットカード(ライザ・カード)にレバーを旋回式に結合するために、本発明の範囲を逸脱することのない当該技術分野で既知の任意の手段を使用することができることを理解されたい。代替の構成において、取付け手段22は、ライザ・カード24あるいはレバー12の第1および第2の面42、44のうちの1つに取り付けられた雄型部分を含む。この雄型部分と結合するために、雌部分または穴が反対側の構造に配置される。すべての構成において、取付け手段22は、プラスチックまたは金属部品から作成することができ、あるいは、細長いレバー12からライザ・カード24に伝わる力に耐えるのに十分な耐久性を有する限り、他の材料で形成することもできる。
【0018】
旋回ピン50と取り付けられたライザ・カード24の持上げ作用を促進するため、細長いレバー12の旋回ピン50から湾曲した係合先端部34までの長さは、旋回ピン50からバックプレーン・ボード表面38までの垂直方向の距離よりも大きい。旋回ピンは、ライザ・カード24がバックプレーン26のエッジ・コネクタにぴったりとはまっておりかつレバーが第1の位置にあるときに、係合先端部34が、マザーボードの表面に乗るようにレバー上に位置決めされることが好ましい。この構成において、最大持上げ距離は、レバーを第1の位置から第2の位置に旋回させることによって生じる。
【0019】
排出機構10を操作するときは、細長いレバー12の上側操作部14に、係合されたライザ・カード24から外側横方向に引張り力Fを加える。細長いレバー12が、旋回点18のまわりに回転し始めるとき、下側突合せ部16の湾曲した係合先端部34が、上側操作部14と反対の方向に回転し、バックプレーン・ボード表面38と接触する。この接触は、バックプレーン・ボード表面38がレバー12の回転を妨げるようにライザ・カード24の十分に低い位置に取り付けられた旋回ピン50によって促進される。引張り力Fを連続的に加えることにより、湾曲した係合先端部34がバックプレーン・ボード表面38を押しかつそれに沿って並進する。したがって、下側突合せ部16が、バックプレーン・ボード26のコネクタ28の方に近づくとき、細長いレバー12の連続した回転によって、旋回ピン50およびしたがってライザ・カード24が強制的に持ち上げられる。細長いレバー12は、湾曲した係合先端部34が旋回点18の真下に位置決めされるか、レバー12がライザ・カード24と接触するまで回転する。この時点で、エッジ・コネクタ27のピン33が、電気接触状態にあるバックプレーン・ボード・コネクタ28から少なくとも部分的に外れ、それにより、ライザ・カード24をバックプレーン・ボード26から容易に取り外すことができる。
【0020】
前述の応用例の他に、本発明は、サーキットカードが、別のマザーボードまたはバックプレーン・ボードのコネクタに取り付けられている限り、ライザ・カードの他のさまざまなサーキットカードと共に使用することができる。さらに他の要件として、細長いレバー12の湾曲した係合先端部34が接触するバックプレーン・ボード表面38の部分が、下側突合せ部16の並進運動を妨げることなく可能にするように障害物があってはならないことを理解されたい。したがって、細長いレバー12の形状あるいはライザ・カード24上のその取り付け位置によって、湾曲した係合先端部34をバックプレーン・ボード表面38の妨げのない領域に移動させることができる。例えば、細長いレバー12は、ライザ・カード24のどちらの面48に取り付けてもよい。
【0021】
以上の情報から、ライザ・カード排出機構10が、サーキットカードをバックプレーン・ボードから外すための人間工学的で単純で普遍的な解決策を提供することが明らかになるはずである。本発明は、任意の数の標準的なライザ・カード構成を備えることができ、バックプレーン・ボード上に飛び出した押出し面を設ける必要がない。本明細書において本発明の特定の形態を示し説明したが、説明し示した特定の形態および構成の部品に限定されない。
【0022】
本発明は以下の態様を含む。
1.上側エッジ、下部エッジ、両方の側部エッジ、および前記下部エッジに取り付けられかつバックプレーン・ボード26の電気コネクタに結合可能に受けられた少なくとも1つのエッジ・コネクタ27とを有するサーキットカード24の排出機構10であって、前記サーキットカード24の前記下部エッジと前記エッジ・コネクタ27の一方が、最も下の長手方向の軸を形成し、
少なくとも一つの細長いレバー12であって、前記サーキットカード24の側部エッジに旋回可能に取り付けられ、前記エッジ・コネクタ27が前記電気コネクタ28と嵌められた第1の位置と、前記エッジ・コネクタが引き抜かれた第2の位置とに移動可能であり、操作入力を受ける上側操作部14と、前記バックプレーン・ボード26と接触する下側突合せ部16とを有する、前記細長いレバー12と、
前記少なくとも一つの細長いレバー12を前記サーキットカード24に旋回可能に固定する取付け手段22であって、前記レバー12が前記第1の位置から前記第2の位置に旋回されたときに、前記下側突合せ部16が、前記サーキットカード24の前記最も低い長手方向の軸よりも下に延在するように、前記レバー12を前記サーキットカード24に取り付け、それにより、前記サーキットカード24が前記バックプレーン・ボード26に取り付けられている状態で、前記レバー12が前記第1の位置から前記第2の位置に旋回されたときに、前記下側突合せ部16が、前記バックプレーン・ボード26と係合し、かつ前記サーキットカード24に上向きの力を及ぼす、前記取付け手段22と、
を含む排出機構10。
2.前記少なくとも1つの細長いレバー12が、前記サーキットカード24の両方の側部エッジに取り付けられた2つのレバー12を含む第1項に記載の排出機構10。
3.前記上側操作アーム14に加えられた前記入力によって、前記細長いレバー12が、前記サーキットカード24によって形成された平面において、前記サーキットカード24から外側に旋回する第1項に記載の排出機構10。
4.前記サーキットカード24が、前記上側エッジ上のくぼみ29を含み、前記上側操作部14が、前記少なくとも1つのレバー12の旋回を容易にするために前記くぼみ29の近くに延在する第1項に記載の排出機構10。
5.前記少なくとも1つのレバー12が、2つのレバー12を含み、前記サーキットカード24が、前記上側エッジ上の2つのくぼみ29を含む第5項に記載の排出機構10。
6.前記取付け手段22が、前記細長いレバー12を貫通して前記サーキットカード24の前記平面と垂直な方向に延在する穴40と、前記穴40に結合可能に受けられたピン50とを含む第1項に記載の排出機構10。
7.前記下側突合せ部16が、前記バックプレーン・ボード26との接触摩擦を最小にするように構成された湾曲した係合表面を有する第1項に記載の排出機構。
8.前記レバー12が、ほぼ溝形の横断面であり、第1の脚部42、第2の脚部44および中央屈曲部40を含む第1項に記載の排出機構。
9.前記レバー12が、一部に溝を構成し、前記サーキットカード24の一部分が、前記溝内に収容されている第1項に記載の排出機構。
10.バックプレーン・ボード26からサーキットカード24を排出する方法であって、前記サーキットカード24が、前記バックプレーン・ボード26に取り付けられた電気コネクタ28内に結合可能に受けられたエッジ・コネクタ27を有し、
前記サーキットカード24の側部エッジに備えた旋回可能なレバー12が、前記バックプレーン・ボード26と接触した状態の下側突合せ部16を有し、前記突合せ部16を前記バックプレーン・ボード26に対して移動させて持上げ力を提供するステップと、
前記レバー12を、前記エッジ・コネクタ27が前記バックプレーン・ボード26の前記電気コネクタ28内にはめられた第1の位置から、前記エッジ・コネクタ27が前記電気コネクタ28から引き抜かれた第2の位置に旋回させるステップと、を含む方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマザーボードの電気コネクタにはめられかつ電気接触した関係でライザ・カードに取り付けられたイジェクタ機構の斜視図である。
【図2】第2の解除位置に旋回されたイジェクタ機構を示す本発明の斜視図である。
【図3】本発明のイジェクタ・レバーの側面図である。
【図4】第2の解除位置に旋回されたレバーを示す本発明のレバーの側面図である。
【図5】旋回可能な取付け手段を、図4に示す線5−5で切断した断面図である。
【符号の説明】
10 排出機構
12 レバー
14 上側操作部
16 下側突合せ部
22 取付け手段
26 バックプレーン・ボード
27 電気コネクタ
29 くぼみ
40 穴
42 脚部
40 中央屈曲部
50 ピン
Claims (3)
- 上側エッジ、下側エッジ、対向する側部エッジ、および前記下側エッジに取り付けられかつバックプレーン・ボードの電気コネクタに結合可能に受け入れられる少なくとも1つのエッジ・コネクタを有し、前記サーキットカードの前記下側エッジおよび前記エッジ・コネクタの一方が最も下の長手方向の軸を形成している、サーキットカードの排出機構において、
前記サーキットカードの側部エッジに旋回可能に取り付けられ、前記エッジ・コネクタが前記電気コネクタに嵌められた第1の位置と、前記エッジ・コネクタが引き抜かれた第2の位置とに移動することができ、入力を受ける上側操作部、および前記バックプレーン・ボードと接触する下側突合せ部を有する、少なくとも1つの細長いレバーと、
前記細長いレバーを前記サーキットカードに旋回可能に固定する取付け手段であって、前記少なくとも1つのレバーが、前記第1の位置から前記第2の位置に旋回されたときに、前記下側突合せ部が前記サーキットカードの前記最も下の長手方向の軸よりも下に延びるように、前記サーキットカードに取り付けられることにより、前記サーキットカードが前記バックプレーン・ボードに取り付けられている状態で前記レバーが前記第1の位置から前記第2の位置に旋回されたときに、前記下側突合せ部が前記バックプレーン・ボードと係合して前記サーキットカードに上向きの力を及ぼす、取付け手段と、
を備えることを特徴とするサーキットカードの排出機構。 - バックプレーン・ボードからサーキットカードを排出する方法であって、該サーキットカードは、前記バックプレーン・ボードに取り付けられた電気コネクタに結合可能に受け入れられるエッジ・コネクタを有し、該方法は、
前記サーキットカードの側部エッジに旋回可能なレバーを設けるステップであって、該レバーは、前記バックプレーン・ボードと接触する下側突合せ部を有し、該突合せ部を前記バックプレーン・ボードに対して移動させて持ち上げ力を提供する、ステップと、
前記レバーを、前記エッジ・コネクタが前記バックプレーン・ボードの前記電気コネクタに嵌められた第1の位置から、前記エッジ・コネクタが前記電気コネクタから引き抜かれた第2の位置に旋回させるステップと、
を含むことを特徴とするバックプレーン・ボードからサーキットカードを排出する方法。 - サーキットカードを移動させてバックプレーン・ボードとサーキットカードの電気接続を解除する機構であって、
上側操作部および下側突合せ部を有し、該下側突合せ部が前記サーキットカードの下側エッジに隣接することができる距離だけ下方に延びるレバーと、
該レバーの前記上側操作部と下側突合せ部の間に配置されて、前記サーキットカードに前記レバーを取り付けるピボットと、
を備え、該ピボットから前記下側突合せ部までの前記レバーの長さが前記ピボットから前記バックプレーン・ボードまでの長さよりも長く、前記レバーが前記ピボットを中心に回転すると、取り付けられている前記サーキットカードが持ち上げられて、前記サーキットカードと前記バックプレーン・ボードとの電気接続が解除されることを特徴とするバックプレーン・ボードとのサーキットカードの電気接続を解除する機構。
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