JP3871977B2 - 恒温槽付水晶発振器のウォ−ムアップ制御方法とこの方法を用いたクロック生成回路及び移動体通信基地局装置 - Google Patents

恒温槽付水晶発振器のウォ−ムアップ制御方法とこの方法を用いたクロック生成回路及び移動体通信基地局装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、恒温槽付水晶発振器のウォ−ムアップ時間の制御に関し、とくに、移動体通信基地局内の無線送受信器(無線送受信カ−ド)の基準クロックを発振する恒温槽付水晶発振器のウォ−ムアップの制御方法並びにこの方法を用いたクロック生成回路及び移動体通信基地局装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
移動体通信基地局装置内は、複数の無線送受信器(無線送受信カード)と、クロックを発生するクロック発生器(クロックカード)を備え、無線送受信カードの送受信周波数生成用PLL回路に使用する高安定度基準クロックは、クロックカードの恒温槽付水晶発振器から出力されるクロックを用いている。
一般に送受信器の高精度発振回路には、水晶振動子やその他温度の影響を受け易い回路部品を一定の温度を保つ恒温槽に密封した恒温槽型発振器が使用されるが、恒温槽の内部温度は一般的に70〜80度等の高い温度に設定されることから、電源投入直後は恒温槽内部温度が急速に上昇せず、所要温度になるまでに時間を要し、その間は発振周波数が安定しないため出力は停止している。
また、ウォ−ムアップ時間の設定値は、水晶振動子の発振周波数の温度に対する傾きが零となる零温度係数温度が、振動子個々によって異なるため、また、水晶振動子の零温度係数温度にマッチングするまでの恒温層の昇温時間のばらつきを考慮に入れて、マッチングするまでの時間に余裕を持った設定値となっている。このため、水晶振動子の零温度係数温度にマッチングしているにも関わらず、ウォ−ムアップ完了までは無線送受信カ−ドへのクロック供給は停止されている。この間移動体通信基地局装置の運用は停止状態であり、効率的なシステム運用ができていない。
また、移動体通信基地局装置の運用中に電源の瞬断があった場合、通常バックアップ電源により瞬断前の状態を保持できるため、再ウォ−ムアップを行う必要はないが、瞬断よりもわずかに長い電源断が発生した場合には、再ウォ−ムアップを行うが、起動時とは異なり恒温槽の温度がある程度保持されているので、わずかな時間で水晶振動子の温度係数にマッチングするにも関わらず、起動時と同じ再ウォ−ムアップを行うことになり、ウォ−ムアップ完了までの一定時間、移動体通信基地局装置の運用は、停止状態であり、効率的なシステム運用ができていない。
【0003】
恒温槽付水晶発振器のウォームアップに要する時間を無くす方法の一例が開示されている。図11は、特開平5−315837に開示されている発振器の構成を示す図である。恒温槽付水晶発振器301がウォームアップ完了するまで、温度補償型水晶発振器200の発振信号を出力し、ウォームアップが完了した時点でスイッチ300によって、出力を恒温槽付水晶発振器301の発振出力に切り替える構成であり、ウォームアップ完了の判定と制御を周波数比較回路400によって行っている。その制御は、2つの発振器出力の差周波を抽出し、差の周波数を計数回路440でカウントして、カウント値が所定の数より小さくなった時に、スイッチ300に指示を与えるものである。
しかしながら、この従来の方法では、ウォームアップ完了までの間供給される基準クロック生成用の発振器出力には温度補償型水晶発振器の出力が使用されるが、温度補償型水晶発振器の周波数安定度は、恒温槽付水晶発振器に比べ悪く、移動体通信基地局装置システムで要求される周波数安定度を満たしていないため、恒温槽付水晶発振器の発振周波数が安定するまでは、温度補償型水晶発振器の出力を供給する上記の従来のウォームアップの制御方法では難点があり、不十分である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の問題に鑑みて成されたものであって、その目的とするところは、恒温槽付水晶発振器のウォ−ムアップ時間の制御に関して特に移動体通信基地局内の無線送受信カ−ドの基準クロックについて、恒温槽付水晶発振器の出力クロック周波数安定度を検出し、移動体通信基地局装置システムに要求される周波数安定度の範囲内に収束した時点で、クロックを供給開始することによって、ウォ−ムアップ時間を必要以上に設定したり、またはウォ−ムアップ不足となることを防ぐウォームアップ制御方法並びにこの方法を用いたクロック生成回路及び移動体通信基地局装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明の恒温槽付水晶発振器のウォ−ムアップ制御方法は、発振器の備える水晶振動子を含む複数の回路部品のうち、少なくとも前記水晶振動子の環境温度をウォームアップし、所定の温度に保つことによって発振周波数安定化したクロックを生成する恒温槽付水晶発振器のウォ−ムアップ制御方法であって、
前記クロックの周波数が所定の安定度に達しない間は、前記恒温槽のウォ−ムアップが完了していないと判定して前記恒温槽付水晶発振器の前記クロックを出力せず、
前記クロックの周波数が所定の安定度に達したとき、前記恒温槽のウォ−ムアップが完了したと判定し、前記恒温槽付水晶発振器の前記クロックを出力する方法であり、
前記恒温槽付水晶発振器の出力と、温度補償付水晶発振器の出力との比較をS(Sは2以上の整数)回行い、この比較結果を示す数値のS回の平均値を求め、前記平均値の変化量が所定の値よりも小さくなったとき、前記恒温槽付水晶発振器の出力が所定の周波数安定度に達したと判定することにより前記ウォームアップ完了の判定を行うことを特徴とする。
また、本発明の恒温槽付水晶発振器のウォ−ムアップ制御方法は、前記数値は、前記恒温槽付水晶発振器の出力を分周した第1の分周クロックと、前記温度補償型水晶発振器の出力を分周した第2の分周クロックとの位相差を、前記温度補償型水晶発振器の出力によってカウントしたカウント値であり、前記平均値の変化量は、第1回目の前記平均値と、第2回目の前記平均値との差であることを特徴とする。
また、本発明の恒温槽付水晶発振器のウォ−ムアップ制御方法は、前記数値は、前記恒温槽付水晶発振器の出力を分周した分周クロックパルスが一方の値となる期間を、前記温度補償型水晶発振器の出力によってカウントしたカウント値であり、
前記平均値の変化量は、第1回目の前記平均値と、第2回目の前記平均値との差であることを特徴とする。
また、本発明の恒温槽付水晶発振器のウォ−ムアップ制御方法は、前記平均値をU回(Uは正整数)取得し、このU個の平均値の平均値が予め定められた範囲内となったとき、前記恒温槽付水晶発振器の出力が所定の周波数安定度に達したと判定することを特徴とする。
【0006】
また、本発明のクロック生成回路は、水晶振動子の環境温度をウォームアップし、所定の温度に保つことによって周波数の安定化した第1のクロックを生成する恒温槽付水晶発振器と、第2のクロックを生成する温度補償型水晶発振器と、前記第1のクロックの周波数安定度を判定し、前記第1のクロックの周波数が所定の安定度に達しない間は、前記第1のクロックを出力禁止の信号を出力し、前記第1のクロックの周波数が所定の安定度に達したとき前記第1のクロックを出力許可の信号を出力する判定回路と、前記判定回路からの出力許可または出力禁止信号によって、前記第1のクロックの出力または非出力を制御する制御手段、とを備え、前記判定回路は、前記第1のクロックと前記第2のクロックの比較をS(Sは2以上の整数)回行い、この比較結果を示す数値のS回の平均値を求め、この平均値の変化量が所定の値よりも小さくなったとき、前記恒温槽付水晶発振器の出力が所定の周波数安定度に達したと判定し前記出力許可の信号を出力することを特徴とする。
また、本発明のクロック生成回路は、前記判定回路が、前記第1のクロックを分周して第1の分周クロックを出力する第1の分周器と、前記第2のクロックを分周して第2の分周クロックを出力する第2の分周器と、前記第1の分周クロックと前記第2の分周クロックとの位相差を、前記第2のクロックによってサンプリングした位相差データを前記数値として出力する位相比較回路とをさらに備え、前記平均値の変化量は、第1回目の前記平均値と、第2回目の前記平均値との差であることを特徴とする。
また、本発明のクロック生成回路は、前記判定回路は、前記恒温槽付水晶発振器のクロックを分周して分周クロックを出力する分周器と、前記分周クロックパルスが一方の値となる期間を、前記温度補償型水晶発振器の出力によってカウントしたカウント値を前記数値として出力する位相比較回路とをさらに備え、前記平均値の変化量は、第1回目の前記平均値と、第2回目の前記平均値との差であることを特徴とする
また、本発明のクロック生成回路は、前記平均値をU回(Uは正整数)取得し、前記各々のカウント値のS回の平均値のU回の平均値が予め定められた範囲内となったとき、前記恒温槽付水晶発振器の出力が所定の周波数安定度に達したと判定することを特徴とする。
【0007】
また、本発明の移動体通信基地局装置は、上記のクロック生成回路を備える装置であって、クロック生成回路が、装置内の基準となるクロックを供給し、所定の周波数安定度が、移動体通信基地局で要求される周波数安定度であることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の恒温槽付水晶発振器のウォームアップ制御方法の第1の実施形態を実施する移動体通信基地局装置の構成を示す。
移動体通信基地局装置1の主要構成要素は、装置全体の監視制御を行うマスタカード3と、複数(ここでは、10システムの構成を示す)の無線送受信カード4〜13と、クロックを発生するクロックカード2を備え、無線送受信カ−ド(#1)4から無線送受信カ−ド(#10)13が内蔵する送受信周波数生成用PLL回路に使用する高安定度基準クロックは、クロックカ−ド2の恒温槽付水晶発振器から出力されるクロックを用いている。無線送受信カ−ドは必ずしも10枚実装に限定するものではなく必要に応じてその枚数を任意に可変できる。マスタカ−ド3とクロックカ−ド2と無線送受信カ−ド(#1)4〜無線送受信カ−ド(#10)13は、システムバス16で接続されている。また、装置内の各カ−ドに電源供給線15を介して電源を供給する電源カ−ド14が実装されている。
【0009】
図2にクロックカード2の構成を示す。図2を参照すると、クロックカ−ド2には、高安定度のクロックを出力する恒温槽付水晶発振器21と、周囲の温度変化に影響されず比較的安定したクロックを出力可能な温度補償型水晶発振器22と、温度補償型水晶発振器の出力クロックを分周し、また恒温槽付水晶発振器出力クロックを分周し、それぞれ分周したクロックの位相差を、温度補償型水晶発振器22の出力クロックによってサンプリングし、位相差デ−タをディジタル値で出力可能な位相比較回路23と、位相比較回路23から入力されたディジタル値を積算し積算結果をサンプル時間で割り、平均値を算出するディジタル信号処理回路DSP24と、DSP24のデ−タ処理並びにデ−タ格納に用いるメモリ25と、移動体通信基地局装置1内に恒温槽付水晶発振器21が出力したクロックを供給許可または禁止の制御がDSP24から制御可能なバッファ26が搭載されている。
【0010】
図3に位相比較回路23の構成を示す。図3を参照すると、位相比較回路23は、温度補償型水晶発振器22の出力クロック(以降TCXOCLK27と呼ぶ)を1/N分周する分周器A31と、したクロック34と、恒温槽付水晶発振器21の出力クロック(以降OCXOCLK28と呼ぶ)を1/M分周する分周器B32と、TCXOCLK27を1/N分周したクロック34とOCXOCLK28を1/M分周したクロック35とを入力し、位相差をTCXOCLK27でサンプリングする位相比較器33で構成される。
図2のクロックカード2の構成図に戻って、位相比較回路23が2つの水晶発振器の分周波を位相比較した結果のカウント値をDSP24に出力する。DSP24は、入力したカウント値を一定時間積算した位相差デ−タの平均と、前回の位相差デ−タの平均値との差分からOCXOCLK28の周波数安定度を検出する。このOCXOCLK28の周波数安定度が、システムに要求される周波数安定度の範囲内に収束した時点で、ウォームアップ時間終了と判定し、バッファ26に出力許可制御を行い、無線送受信カ−ド(#1)4から無線送受信カ−ド(#10)13へクロックを供給する。
【0011】
本発明の上記第1の実施形態の動作を図面を用いて説明する。
図4を参照すると、移動体通信基地局装置1の電源投入後、クロックカ−ド2内の位相比較回路23では、分周器A31がTCXOCLK27の1/N分周を開始する。また、分周器B32は、OCXOCLK28の1/M分周を開始する。位相比較器33は、TCXOCLK27の1/N分周したクロック34とOCXOCLK28の1/M分周したクロック35の位相差を、TCXOCLK27でサンプリングする。このサンプリングした値がT秒毎(分周したクロックの1周期毎)にDSP24へ通知される。
図5を参照すると、サンプリングする値は、TCXOCLK27を1/N分周したクロック34の立ち上りエッジからOCXOCLK28を1/Mに分周したクロック35の立ち上りエッジまでが、TCXOCLK27でaクロック分であれば、カウント値はaである。よってDSP24へは、カウント値29は、aと通知される。
ここでサンプリングの方法は、必ずしもクロック34の立ち上りエッジからクロック35の立ち上りエッジである必要は無く、それぞれの立ち下りエッジ等に変更可能である。
DSP24は、通知されたカウント値をS回積算する。ここで積算する回数Sは、多すぎると細かな周波数変動が見えなくなるため適切な値を設定しなければならない。(T×S)秒間積算し、積算したカウント値をSで割り(T×S)秒間の平均位相差デ−タを算出する。
DSP24は、周波数安定度を求めるために、平均位相差デ−タをメモリ25に入れ、次の平均位相差デ−タの算出を行う。最初の(T×S)秒後の平均位相差デ−タがA、次の(T×S)秒後の平均位相差デ−タがBであると、DSP24は(T×S)秒間の位相変動値をB−Aとして得る。この位相変動値をメモリ25に入れる。このときメモリ25内の平均位相差デ−タAにBが上書きされる。これにより平均位相差デ−タの全てを蓄積する必要がなくなり、メモリ25を有効に使用できる。
また、B−Aがマイナスの値になった場合は、デ−タの先頭ビットに1を付加することで、その位相変動値がプラスの値かマイナスの値かが容易に判断できる。次の(T×S)秒後の平均位相差デ−タがCであると、DSP24は次の(T×S)秒間の位相変動値をC−Bとして得る。この位相変動値をメモリ25に入れる。
【0012】
図6を参照し、位相変動値がシステムで要求される周波数安定度の範囲内であるか否かの判定を行う方法の一例を説明する。
システムで要求される周波数安定度を±2[ppm]とする。図6において、A時点の平均位相差デ−タを500、B時点の平均位相差デ−タを1000、C時点の平均位相差デ−タを2000、D時点の平均位相差デ−タを1500、サンプリングクロックを200MHz、T:分周したクロック1周期を250μs(4KHz)、積算回数Sを8000回とする。A時点からB時点までの位相変動値はB−Aで求められ500となる。このときの周波数安定度は、
Figure 0003871977
の計算式で求められる。したがって、A時点からB時点までの周波数安定度は、1.25ppmとなりシステムで要求される周波数安定度範囲内に入る。
同様に、B時点からC時点までの位相変動値はC−Bで求められ1000である。周波数安定度は、(1)式から2.5ppmとなりシステムに要求される周波数安定度範囲外となる。
また、C時点からD時点までの位相変動値はD−Cで求められ−500である。周波数安定度は、−1.25ppmとなりシステムで要求される周波数安定度範囲内に入る。
ここで、システムに求められている周波数安定度範囲が±2ppmと決まっているので、DSP24では位相変動値が以下の範囲内に入れば、システムに求められる周波数安定度範囲内で有ることが解る。
位相変動値が、+((2[ppm]×サンプリングクロック:200M[Hz]×T:250μ[s]×S:8000[回])÷1000000)から−((2[ppm]×サンプリングクロック:200M[Hz]×T:250μ[s]×S:8000[回])÷1000000)の範囲内、すなわち+800から−800の範囲内であるかを判断すれば良いことになる。
【0013】
発振器の特性によっては、周波数安定度は、時間的に一様収束するとは限らず、恒温槽付水晶発振器21の出力クロックの特性によっては、周波数安定度が0ppmを通過して、オ−バ−シュ−トまたは、アンダ−シュ−トして0ppmに収束していくタイプの発振特性を有する場合があるため、(T×S)秒間の位相変動値のみでなく、長期の位相変動値を求める必要がある。
これは、(T×S)秒間の位相変動値をメモリ25に蓄積し、一定時間U(U>T×S)秒毎に全ての位相変動値を加算しUで割ることによって、(T×S)秒間よりも長期の位相変動値を得ることができる。
この(T×S)秒間の位相変動値が、システムに要求される周波数安定度の範囲内に入った場合、長期の位相変動値の取得を開始する。一定時間U間に一度でも位相変動値がシステムに要求される周波数安定度の範囲から外れた場合は、積算した位相変動値をクリアする。一定時間U間にシステムに要求される周波数安定度の範囲内であった場合、積算結果をUで割ることで長期の位相変動値を取得する。この長期の位相変動値が、システムに要求される周波数安定度の範囲内に入った場合に、DSP24はウォ−ムアップ完了であることを認識し、バッファ26に出力許可制御を行い、無線送受信カ−ド(#1)4から無線送受信カ−ド(#10)13にOCXOCLK28が供給される。
【0014】
温度補償型水晶発振器22の周波数安定度は、恒温槽付水晶発振器21の周波数安定度に比べ悪く、移動体通信基地局システムに要求される周波数安定度範囲内に収まることは難しい。TCXOCLK27との位相変動値が瞬時的にゼロになる時点でウォ−ムアップ完了とすることでは、OCXOCLK28の周波数安定度を補償することができない。しかし以下の方法を用いることで、この問題を解消できる。
クロックカ−ド2を、工場出荷時にOCXOCLK28を十分に通電エ−ジングし、このときに温度補償型水晶発振器22との位相変動値をデ−タ採取する。このデ−タから、TCXOCLK27の周波数安定度がシステムに要求される周波数安定度の範囲と、どれだけ差が有るかが判断できる。
これにより、TCXOCLK27を1/N分周したクロック34と、OCXOCLK28を1/M分周したクロック35の位相変動値と、TCXOCLK27の周波数安定度の差分から、システムに要求される周波数安定度範囲であるかの判定を行えば良いことになる。
また、短時間の電源断が発生した場合も、本発明による周波数安定度検出によるウォ−ムアップ制御行う。
【0015】
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図7は、本発明の恒温槽付水晶発振器のウォームアップ制御方法の第2の実施形態を実施する移動体通信基地局装置内のクロックカードの構成を示すブロック図である。
図7を参照するとクロックカ−ド2内には、高安定度のクロックを出力する恒温槽付水晶発振器21と、周囲温度変化に影響されず安定したクロックを出力可能な温度補償型水晶発振器22と、カウンタ30と、カウンタ30から出力されたカウント値29を積算し、積算結果をサンプル時間で割り平均値を算出するDSP24と、DSP24のデ−タ処理並びにデ−タ格納用のメモリ25と、移動体通信基地局装置1内に恒温槽付水晶発振器21が出力したクロックを供給許可または禁止の制御がDSP24によって制御可能なバッファ26が搭載されている。OCXOCLK28は、カウンタ30とバッファ26に入力される。TCXOCLK27は、カウンタ30に入力される。バッファ26は、DSP24と接続されている。
図8にカウンタ30の構成を示す。恒温槽付水晶発振器の出力クロック(OCXOCLK28)を分周し、その分周クロックの1クロック間をカウンタ回路36が温度補償型水晶発振器の出力クロック(TCXOCLK27)でサンプリングカウントして、カウント値29をDSP24に出力する。
図3に示した第1の実施形態との相異は、図3が、OCXOCLK28とTCXOCLK27のそれぞれを分周した分周クロック間の位相差をTCXOCLK27自身でサンプリングカウントするのに対して、図7ではOCXOCLK28のみを分周し、分周クロックの1クロック間をTCXOCLK27でサンプリングカウントすることにある。
【0016】
クロックカード2の動作を図9を参照して説明する。
図10を参照すると、移動体通信基地局装置1の電源投入後、クロックカ−ド2内のカウンタ30は、OCXOCLK28を1/M分周したクロックの1クロック間を、TCXOCLK27でサンプリングする。このサンプリングした値がT秒毎(分周したクロックの1周期時間)にDSP24へ通知される。
図9を参照すると、サンプリングする値は、OCXOCLK28を1/M分周したクロックの立ち上りエッジから次の立ち下りエッジまでが、TCXOCLK27でrクロック分であれば、カウント値はrである。よってDSP24へは、カウント値rと通知される。
ここでサンプリングの方法は、必ずしもOCXOCLK28の立ち上りエッジから次の立下がりエッジである必要は無く、OCXOCLK28の立ち下りエッジから次の立ち上りエッジ等に変更可能である。
DSP24は、通知されたカウント値29をS回積算する。ここで積算する回数Sは、多すぎると細かな周波数変動が見えなくなるため適切な値を設定しなければならない。OCXOCLK28を1/M分周したクロックの1周期時間TにS回掛けたT×S秒間積算し、積算したカウント値をSで割り(T×S)秒間の平均位相差デ−タを算出する。
DSP24は、周波数安定度を求めるために、平均位相差デ−タをメモリ25に入れ、次の平均位相差デ−タの算出を行う。最初の(T×S)秒後の平均位相差デ−タがR、次の(T×S)秒後の平均位相差デ−タがQであると、DSP24は(T×S)秒間の位相変動値をQ−Rとして得る。この位相変動値をメモリ25に入れる。
次の(T×S)秒後の平均位相差デ−タがWであると、DSP24は次の(T×S)秒間の位相変動値をW−Qとして得る。この位相変動値をメモリ25に入れる。
【0017】
図11を参照し、位相変動値がシステムで要求される周波数安定度の範囲内であるかの判定を行う方法の一例を説明する。
システムで要求される周波数安定度を±2[ppm]とする。
R時点の平均位相差デ−タを500、
Q時点の平均位相差デ−タを1000、
M時点の平均位相差デ−タを2000、
N時点の平均位相差デ−タを1500、
サンプリングクロックを200MHz、
T:分周したクロック1周期を250us(4KHz)、
S:積算回数を8000回、
R時点からQ時点までの位相変動値はQ−Rで求められ500となる。周波数安定度は、
Figure 0003871977
の計算式で求められ、R時点からQ時点までの周波数安定度は、1.25ppmとなり、システムで要求される周波数安定度範囲内に入る。
Q時点からW時点までの位相変動値はW−Qで求められ1000である。周波数安定度は、(2)式の計算式で求められ、2.5ppmとなりシステムに要求される周波数安定度範囲外となる。
W時点からG時点までの位相変動値はG−Wで求められ−500である。周波数安定度は、−1.25ppmとなりシステムで要求される周波数安定度範囲内に入る。
ここで、システムに求められている周波数安定度範囲が決まっているので、DSP24では以下の範囲内に位相変動値が入ればシステムに求められる周波数安定度範囲内であることが解る。
位相変動値が、+((2[ppm]×サンプリングクロック:200M[Hz]×T:250u[s]×S:8000)÷1000000)から−((2[ppm]×サンプリングクロック:200M[Hz]×T:250u[s]×S:8000)÷1000000)の範囲内、すなわち+800から−800であるかを判断すれば良いことになる。
ここで、恒温槽付水晶発振器21の出力クロックの特性により、周波数が0ppmを通過して、オ−バ−シュ−トまたは、アンダ−シュ−トして0ppmに収束していくモノが有るため、(T×S)秒間の位相変動値のみでなく、長期の位相変動値を求める必要がある。
これは、(T×S)秒間の位相変動値をメモリ(25)に蓄積し、一定時間U(U>T×S)秒毎に全ての位相変動値を加算しUで割ることで、(T×S)秒間よりも長期の位相変動値を得ることができる。
この(T×S)秒間の位相変動値が、システムに要求される周波数安定度の範囲内に入った場合、長期の位相変動値の取得を開始する。一定時間U間に一度でも位相変動値がシステムに要求される周波数安定度の範囲から外れた場合は、積算した位相変動値をクリアする。一定時間U間にシステムに要求される周波数安定度の範囲内であった場合、積算結果をUで割ることで長期の位相変動値を取得する。この長期の位相変動値が、システムに要求される周波数安定度の範囲内に入った場合に、DSP24はウォ−ムアップ完了であることを認識し、バッファ26に出力許可制御を行い、無線送受信カ−ド(#1)4〜無線送受信カ−ド(#10)13にOCXOCLK28が供給される。
また、温度補償型水晶発振器22の周波数安定度は、恒温槽付水晶発振器21の周波数安定度に比べ悪く、システムに要求される周波数安定度範囲内に収まることは難しい。このため、TCXOCLK27との位相変動値がゼロになるところでウォ−ムアップ完了とすることは、OCXOCLK28の周波数安定度を補償することができない。
しかし以下の方法を用いることで、この問題を解消できる。すなわちクロックカ−ド2を、工場出荷時にOCXOCLK28を十分に通電エ−ジングし、このときに温度補償型水晶発振器22との位相変動値をデ−タ採取する。このデ−タから、TCXOCLK27の周波数安定度がシステムに要求される周波数安定度の範囲と、どれだけ差が有るかが判断できる。これにより、OCXOCLK28を1/M分周したクロックの位相変動値と、TCXOCLK27の周波数安定度の差分から、システムに要求される周波数安定度範囲であるかの判定を行えば良いことになる。
また、短時間の電源断が発生した場合も、本発明による周波数安定度検出によるウォ−ムアップ制御行う。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の恒温槽付水晶発振器のウォームアップ制御方法は、以下のような効果を奏する。
第1の効果は、恒温槽付水晶発振器個々の特性に合わせたウォームアップ時間になることである、すなわちウォームアップ時間を長く取りすぎたり、または短すぎたりことが無いことである。
その理由は、ウォームアップ時間を一定の時間とせず、出力クロックの周波数安定度の確認を行うことで、ウォームアップ完了とするからである。
第2の効果は、恒温槽付水晶発振器の出力クロックの特性により、周波数が0ppmを通過して、オ−バ−シュ−トまたは、アンダ−シュ−トして0ppmに収束していく場合も、0ppmに収束した時点でウォームアップ完了とすることができることである。
その理由は、長期の位相変動値を使用することで、短期の周波数安定度を無視できるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】移動体通信基地局装置の構成図。
【図2】移動体通信基地局装置内のクロックカ−ド構成を示す図である。
【図3】本発明の恒温槽付水晶発振器のウォームアップ制御方法の第1の実施形態を実施する移動体通信基地局装置内のクロックカ−ド内の位相比較回路構成を示す図である。
【図4】本発明の恒温槽付水晶発振器のウォームアップ制御方法の第1の実施形態の移動体通信基地局装置電源投入後のウォ−ムアップ完了までの動作フローを示す。
【図5】本発明の恒温槽付水晶発振器のウォームアップ制御方法の第1の実施形態における、OCXOCLK28とを1/M分周したクロック35をTCXOCLK27でサンプリングするタイミングを示す図である。
【図6】本発明の恒温槽付水晶発振器のウォームアップ制御方法の第1の実施形態における、平均位相差データから周波数安定度を算出するまでの一例を説明する図である。
【図7】本発明の恒温槽付水晶発振器のウォームアップ制御方法の第2の実施形態を実施する移動体通信基地局装置内のクロックカ−ド内の位相比較回路構成を示す図である。
【図8】本発明の恒温槽付水晶発振器のウォームアップ制御方法の第2の実施形態を実施する移動体通信基地局装置内のクロックカ−ド内のカウンタの構成を示す図である。
【図9】本発明の恒温槽付水晶発振器のウォームアップ制御方法の第2の実施形態における、移動体通信基地局装置の電源投入後のウォ−ムアップ完了までの動作フローを示す。
【図10】本発明の恒温槽付水晶発振器のウォームアップ制御方法の第2の実施形態における、OCXOCLK28を1/M分周したクロックをサンプリングするタイミングを表す図である。
【図11】本発明の恒温槽付水晶発振器のウォームアップ制御方法の第2の実施形態における、位相差データから周波数安定度を算出するまでの一例を説明する図である。
【図12】従来の恒温槽付水晶発振器のウォームアップ制御方法を説明する図である。
【符号の説明】
1 移動体通信基地局装置
2 クロックカード
3 マスタカード
4 無線送受信カード(#1)
13 無線送受信カード(#10)
14 電源カード
15 電源供給線
16 システムバス
21 恒温槽付水晶発振器
22 温度補償型水晶発振器
23 位相比較回路
24 DSP
25 メモリ
26 バッファ
27 TCXOCLK
28 OCXOCLK
29 カウント値
30 カウンタ
31 分周器A
32 分周器B
33 位相比較器
34 TCXOCLK27の1/N分周したクロック
35 OCXOCLK28の1/M分周したクロック
36 カウンタ回路

Claims (9)

  1. 発振器の備える水晶振動子を含む複数の回路部品のうち、少なくとも前記水晶振動子の環境温度をウォームアップし、所定の温度に保つことによって発振周波数安定化したクロックを生成する恒温槽付水晶発振器のウォ−ムアップ制御方法であって、
    前記クロックの周波数が所定の安定度に達しない間は、前記恒温槽のウォ−ムアップが完了していないと判定して前記恒温槽付水晶発振器の前記クロックを出力せず、
    前記クロックの周波数が所定の安定度に達したとき、前記恒温槽のウォ−ムアップが完了したと判定し、前記恒温槽付水晶発振器の前記クロックを出力する方法であり、
    前記恒温槽付水晶発振器の出力と、温度補償付水晶発振器の出力との比較をS(Sは2以上の整数)回行い、この比較結果を示す数値のS回の平均値を求め、前記平均値の変化量が所定の値よりも小さくなったとき、前記恒温槽付水晶発振器の出力が所定の周波数安定度に達したと判定することにより前記ウォームアップ完了の判定を行うことを特徴とする恒温槽付水晶発振器のウォ−ムアップ制御方法。
  2. 前記数値は、前記恒温槽付水晶発振器の出力を分周した第1の分周クロックと、前記温度補償型水晶発振器の出力を分周した第2の分周クロックとの位相差を、前記温度補償型水晶発振器の出力によってカウントしたカウント値であり、
    前記平均値の変化量は、第1回目の前記平均値と、第2回目の前記平均値との差であることを特徴とする請求項1に記載の恒温槽付水晶発振器のウォ−ムアップ制御方法。
  3. 前記数値は、前記恒温槽付水晶発振器の出力を分周した分周クロックパルスが一方の値となる期間を、前記温度補償型水晶発振器の出力によってカウントしたカウント値であり、
    前記平均値の変化量は、第1回目の前記平均値と、第2回目の前記平均値との差であることを特徴とする請求項1に記載の恒温槽付水晶発振器のウォ−ムアップ制御方法。
  4. 前記平均値をU回(Uは正整数)取得し、このU個の平均値の平均値が予め定められた範囲内となったとき、前記恒温槽付水晶発振器の出力が所定の周波数安定度に達したと判定することを特徴とする請求項1に記載の恒温槽付水晶発振器のウォ−ムアップ制御方法。
  5. 水晶振動子の環境温度をウォームアップし、所定の温度に保つことによって周波数の安定化した第1のクロックを生成する恒温槽付水晶発振器と、
    第2のクロックを生成する温度補償型水晶発振器と、
    前記第1のクロックの周波数安定度を判定し、前記第1のクロックの周波数が所定の安定度に達しない間は、前記第1のクロックを出力禁止の信号を出力し、前記第1のクロックの周波数が所定の安定度に達したとき前記第1のクロックを出力許可の信号を出力する判定回路と、
    前記判定回路からの出力許可または出力禁止信号によって、前記第1のクロックの出力または非出力を制御する制御手段、とを備え、
    前記判定回路は、前記第1のクロックと前記第2のクロックの比較をS(Sは2以上の整数)回行い、この比較結果を示す数値のS回の平均値を求め、この平均値の変化量が所定の値よりも小さくなったとき、前記恒温槽付水晶発振器の出力が所定の周波数安定度に達したと判定し前記出力許可の信号を出力することを特徴とするクロック生成回路。
  6. 前記判定回路は、
    前記第1のクロックを分周して第1の分周クロックを出力する第1の分周器と、
    前記第2のクロックを分周して第2の分周クロックを出力する第2の分周器と、
    前記第1の分周クロックと前記第2の分周クロックとの位相差を、前記第2のクロックによってサンプリングした位相差データを前記数値として出力する位相比較回路とをさらに備え、
    前記平均値の変化量は、第1回目の前記平均値と、第2回目の前記平均値との差であることを特徴とする請求項5に記載のクロック生成回路。
  7. 前記判定回路は、
    前記恒温槽付水晶発振器のクロックを分周して分周クロックを出力する分周器と、
    前記分周クロックパルスが一方の値となる期間を、前記温度補償型水晶発振器の出力によってカウントしたカウント値を前記数値として出力する位相比較回路とをさらに備え、
    前記平均値の変化量は、第1回目の前記平均値と、第2回目の前記平均値との差であることを特徴とする請求項5に記載のクロック生成回路。
  8. 前記平均値をU回(Uは正整数)取得し、前記各々のカウント値のS回の平均値のU回の平均値が予め定められた範囲内となったとき、前記恒温槽付水晶発振器の出力が所定の周波数安定度に達したと判定することを特徴とする前記請求項5に記載のクロック生成回路。
  9. 前記請求項5乃至8記載のクロック生成回路を備える装置であって、
    前記クロック生成回路が、前記装置内の基準となるクロックを供給し、
    前記所定の周波数安定度が、移動体通信基地局で要求される周波数安定度であることを特徴とする移動体通信基地局装置。
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