JP3871539B2 - Edge-emitting light emitting diode array - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真式プリンタ等の光源として使用される端面発光型発光ダイオードアレイ(以下「端面発光型LEDアレイ」という。)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
LEDアレイには表面発光型のものと端面発光型のものがあるが、近年、装置の小型化の要求により、縦型の実装が可能という特性を生かすことができる端面発光型LEDアレイが脚光を浴びている。このような端面発光型LEDアレイとしては、例えば、特開平7−202267号公報や特開平7−193277号公報に開示されたものがある。これらの端面発光型LEDアレイにおいては、不純物拡散領域をエッチング溝によって分離して、凸状の発光領域を複数個形成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したような従来の端面発光型LEDアレイは、複数の発光領域を形成するためにエッチング工程を用いていたので製造プロセスが複雑になり、端面発光型LEDアレイが高価なものになるという問題があった。
【0004】
また、上記したような従来の端面発光型LEDアレイの表面には、エッチング溝による大きな起伏が存在し、表面が平坦ではないため、電極配線層の形成が困難であるという問題もあった。
【0005】
そこで、本発明は、上記したような従来技術の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、表面がほぼ平坦であり簡単なプロセスで製造できる端面発光型LEDアレイを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る端面発光型LEDアレイは、基板と、前記基板上に積層され、その最上層にコンタクト層を備えた半導体エピタキシャル層と、前記半導体エピタキシャル層に含まれる第1導電型の層に形成された複数個の第2導電型半導体領域と、前記複数個の第2導電型半導体領域のそれぞれに電気的に接続された複数個の第2導電側電極と、前記第1導電型の層に電気的に接続された第1導電側電極とを有し、前記第2導電型半導体領域の界面で発生した光を前記半導体エピタキシャル層の端面から放出させるものであって、前記複数個の第2導電型半導体領域が、前記半導体エピタキシャル層の主面の所定範囲から第2導電型不純物を拡散させて形成された領域であり、前記複数個の第2導電側電極の各々が、対応する前記複数個の第2導電型半導体領域の上面のほぼ全域を覆うように形成され、前記コンタクト層は、前記複数個の第2導電型半導体領域の各々の境界より内側に設けられた第2導電型の島部と、前記第2導電型半導体領域に接しない範囲に位置する第1導電型コンタクト部とに分離されて設けられ、前記複数個の第2導電側電極は、各々対応する前記第2導電型の島部を介して前記第2導電型半導体領域と電気的に接続されていることを特徴としている。
【0007】
また、本発明に係る端面発光型LEDアレイにおいては、前記第1導電型の層が、第1導電型の活性層と、前記活性層の上面及び下面の少なくとも一方の面に備えられた第1導電型のクラッド層とを含むように構成することができる。
【0008】
また、本発明に係る端面発光型LEDアレイにおいては、前記活性層が、AlyGa1−yAs層(0<y<1)であり、前記クラッド層が、AlxGa1−xAs層(0<x<1)であり、x>yであるように構成することができる。
【0009】
また、本発明に係る端面発光型LEDアレイにおいては、前記半導体エピタキシャル層が、GaInAsP化合物又はAlGaAsP化合物から構成されるようにしてもよい。
【0010】
また、本発明に係る端面発光型LEDアレイにおいては、前記基板が半絶縁性又は第2導電型の半導体基板であり、前記半導体エピタキシャル層が前記基板上に備えられた半絶縁性又は第2導電型のバッファ層を含むように構成してもよい。また、前記基板が第1導電型の半導体基板であって、該第1導電型の半導体基板と前記第1導電型の活性層の間に半絶縁性又は第2導電型の半導体層を設けてもよい。
【0011】
また、本発明に係る端面発光型LEDアレイにおいては、前記第2導電型半導体領域が前記半導体エピタキシャル層の端面に達しており、前記第2導電型半導体領域の端面を覆う保護膜を有するように構成してもよい。
【0012】
また、本発明に係る端面発光型LEDアレイにおいては、前記半導体エピタキシャル層が複数のブロックから構成され、前記複数のブロックのそれぞれが所定個数の前記第2導電型半導体領域を含むように前記半導体エピタキシャル層を分離する素子分離領域を有するように構成してもよい。
【0013】
また、本発明に係る端面発光型LEDアレイにおいては、前記半導体エピタキシャル層に拡散されている第1導電型不純物がSiであり、前記第2導電型半導体領域に拡散されている第2導電型不純物がZnであるように構成することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
第1の実施形態
図1は、本発明の第1の実施形態に係る端面発光型LEDアレイ100の一部を概略的に示す平面図である。また、図2は、図1をS2−S2線で切った面を概略的に示す断面図であり、図3は、図1をS3−S3線で切った面を概略的に示す断面図であり、図4は、図1をS4−S4線で切った面を概略的に示す断面図である。
【0016】
図2から図4までに示されるように、端面発光型LEDアレイ100は、半絶縁性の半導体基板101上に半導体エピタキシャル層を積層させて構成されたエピタキシャルウエハ(以下「エピウエハ」という。)102を有している。
【0017】
図2から図4までに示されるように、エピウエハ102は、半導体基板101上に形成された半絶縁性のバッファ層103と、このバッファ層103上に形成された第1導電型の下部クラッド層104と、この下部クラッド層104上に形成された第1導電型の活性層105と、この活性層105上に形成された第1導電型の上部クラッド層106と、この上部クラッド層106上に形成され、電極とのオーミックコンタクトを形成するための第1導電型のコンタクト層107とを有している。第1の実施形態においては、第1導電型はn型であり、第2導電型はp型である。
【0018】
半導体基板101は、例えば、半絶縁性のn型GaAs基板であり、バッファ層103は、例えば、半絶縁性GaAsエピタキシャル層(以下「GaAsバッファ層」という。)である。ただし、半導体基板101を、p型GaAs基板とし、バッファ層103を、p型GaAsエピタキシャル層とすることもできる。また、前記半導体基板がn型GaAs基板で、該半導体基板と前記n型の活性層の間に半絶縁性又はp型半導体層を設けることもできる。
【0019】
下部クラッド層104は、例えば、n型AlxGa1−xAsエピタキシャル層(以下「n型AlxGa1−xAsクラッド層」という。)であり、活性層105は、例えば、n型AlyGa1−yAsエピタキシャル層(以下「n型AlyGa1−yAs活性層」という。)である。また、上部クラッド層106は、例えば、n型AlzGa1−zAsエピタキシャル層(以下「n型AlzGa1−zAsクラッド層」という。)であり、コンタクト層107は、例えば、n型GaAsエピタキシャル層である。ここで、0<x<1、0<y<1、0<z<1であり、y<x、y<zである。また、x=zである場合と、x≠zである場合とがある。第1導電型不純物は、例えば、Siである。また、各半導体エピタキシャル層は、MOCVD(有機金属化学気相蒸着)法により形成することができる。
【0020】
また、図2又は図3に示されるように、エピウエハ102は、半導体エピタキシャル層の主面の所定範囲(第2導電型半導体領域108が形成される領域の上部)から第2導電型不純物を拡散させて形成された領域であって、少なくとも活性層105に達するように形成された複数個(図2には1個、図3には2個を示す。)の第2導電型半導体領域108を有している。第2導電型半導体領域108のフロント面108aは、活性層105内にある。ここで、第2導電型不純物は、例えば、Znである。
【0021】
また、図4に示されるように、エピウエハ102は、半導体エピタキシャル層の主面の所定範囲(素子分離領域109が形成される領域の上部)から第2導電型不純物を拡散させて形成された素子分離領域109を有している。素子分離領域109は、半導体エピタキシャル層が電気的に絶縁された複数のブロック(図1における120)から構成され、複数のブロック120のそれぞれが所定個数の第2導電型半導体領域108(図1における発光部108bに相当する。)を含むように半導体エピタキシャル層を分離している。ここで、第2導電型不純物は、例えば、Zn又は炭素である。素子分離領域109は、少なくとも第2導電型半導体領域108より深く形成されている。図4においては、素子分離領域109は、半導体基板101の上面に達する深さに形成されている。ただし、素子分離領域109をバッファ層103の上面に達する深さに形成してもよい。また、素子分離領域109はエッチング溝で形成することもできる。
【0022】
また、図2から図4までに示されるように、端面発光型LEDアレイ100は、コンタクト層107上に形成された第1導電側電極110と、第1導電側電極110、コンタクト層107、及び上部クラッド層106の表面を覆う層間絶縁膜111と、第2導電型半導体領域108上に形成された第2導電型のコンタクト層の島112と、層間絶縁膜111及びコンタクト層の島112の上に形成された第2導電側電極113とを有している。図2及び図3に示されるように、コンタクト層の島112は、コンタクト層107がエッチング除去された領域(エッチング領域)107aによって、第1導電型のコンタクト層107と離間している。コンタクト層の島112は、第2導電型不純物のドーピングによって第2導電型に構成されている。また、図1に示されるように、第2導電側電極113の各々は幅広に形成されており、少なくとも対応する複数個の第2導電型半導体領域108の上面のほぼ全域を覆うように形成されている。これは、第2導電型半導体領域108で発生した光を第2導電側電極113で反射して、エピウエハ102の端面から光LOUTを放出させるためである。
【0023】
また、図1に示されるように、端面発光型LEDアレイ100の各ブロック120は、複数(図1においては8個)の発光部108b(第2導電型半導体領域108)を含んでいる。図1に示されるように、端面発光型LEDアレイ100の各ブロック120には、第1導電側電極110と、この第1導電側電極110に接続された第1導電側の電極線110aと、この電極線110aに接続されたワイヤボンディング用の電極パッド110bが備えられている。また、図1に示されるように、端面発光型LEDアレイ100には、複数のブロック120に共通する複数本(図1においては8本)の共通配線114と、発光部108b及び共通配線114に接続された第2導電側の電極線113aと、この電極線113aに接続されたワイヤボンディング用の電極パッド113bが備えられている。なお、図1には、層間絶縁膜111を描いていないが、共通配線114と電極線113aとを接続するための層間絶縁膜111の開口部111aは描いている。
【0024】
図5は、本発明の第1の実施形態に係る端面発光型LEDアレイ100の第2導電型半導体領域108の形成工程を示す断面図である。図5は、図1をS2―S2線で切る面に対応する。したがって、図5において、図2の構成要素と同一の構成要素には同じ符号を付す。
【0025】
図5に示されるように、第2導電型半導体領域108の形成に際しては、エピウエハ102を用いる。半導体エピタキシャル層のコンタクト層107の上面にマスク201を形成する。マスク201は、第2導電型半導体領域108が形成される部分(コンタクト層の島112が形成される部分)に開口部201aを有する。マスク201は、例えば、酸化膜又は窒化膜等の誘電体膜である。
【0026】
次に、マスク201が形成された半導体エピタキシャル層上に第2導電型不純物を含む拡散源膜202を形成する。拡散源膜202は、例えば、ZnSiO2等のようなZnを含む膜である。
【0027】
次に、拡散源膜202上にアニールキャップ膜203を形成する。アニールキャップ膜203は、例えば、酸化膜又は窒化膜等の誘電体膜である。
【0028】
その後、マスク201、拡散源膜202、及びアニールキャップ膜203を備えたエピウエハ102をアニールし、拡散源膜202に含まれる第2導電型不純物(例えば、Zn)をマスク201の開口部201aを通して半導体エピタキシャル層に拡散させて第2導電型半導体領域108(図2に示される)を形成する。
【0029】
図6は、本発明の第1の実施形態に係る端面発光型LEDアレイ100の素子分離領域109の形成工程を示す断面図である。図6は、図1をS4―S4線で切る面に対応する。したがって、図6において、図4の構成要素と同一の構成要素には同じ符号を付す。
【0030】
図6に示されるように、素子分離領域109の形成工程は、第2導電型不純物の拡散深さ及び拡散領域を除いて、第2導電型半導体領域108の形成工程と同様に行われる。なお、素子分離領域109の形成は、第2導電型半導体領域108の形成と別の工程で行うことができる。ただし、素子分離領域109の形成を、第2導電型半導体領域108の形成と同じ工程で行うこともできる。この場合には、第2導電型半導体領域108の形成領域と素子分離領域109の形成領域の両方に開口部201a及び201bを有するマスク201を用い、かつ、拡散領域の浅い第2導電型半導体領域108の形成領域に拡散制限膜(図示せず)を設け、その上に拡散源膜201を形成してアニール工程を施せばよい。
【0031】
また、エピウエハ102は、下部クラッド層104のエネルギーバンドギャップをEg(104)とし、活性層105のエネルギーバンドギャップをEg(105)とし、上部クラッド層106のエネルギーバンドギャップをEg(106)としたときに、
Eg(104)>Eg(105) …(1)
Eg(106)>Eg(105) …(2)
の条件を満たすように構成されている。AlGaAs半導体エピタキシャル層のエネルギーバンドギャップはAlの組成比に応じて変化するので、Alの組成比を調整することによって条件(1)及び(2)を満足させることができる。
【0032】
また、エピウエハ102は、下部クラッド層104内における第2導電型不純物の拡散速度をV(104)とし、上部クラッド層106における第2導電型不純物の拡散速度をV(106)としたときに、
V(106)<V(104) …(3)
の条件を満たすように構成されている。AlGaAs半導体エピタキシャル層を使用し、第2導電型不純物としZnを使用する場合には、Alの組成比が大きいほどZn拡散速度が大きい。このため、上部クラッド層106であるn型AlzGa1−zAsクラッド層におけるZnの拡散速度をVZn(106)とし、下部クラッド層104であるn型AlxGa1−xAsクラッド層におけるZnの拡散速度をVZn(104)としたときに、
VZn(106)<VZn(104) …(4)
の条件を満たすためには、z<xの条件を満足させればよい。このような条件(3)又は(4)を満足させて下部クラッド層104における拡散速度を早くした場合には、上部クラッド層106及び活性層105を通して進入した不純物を下部クラッド層104において容易に拡散させることができるので素子分離領域109の深さを容易に深くすることができる。
【0033】
エネルギーバンドギャップに関する条件(1)及び(2)並びに拡散速度に関する条件(3)又は(4)を満たす組成としては、例えば、x=0.6、y=0.15、z=0.4がある。すなわち、下部クラッド層(n型AlxGa1−xAsクラッド層)104をn型Al0.6Ga0.4As層とし、活性層(n型AlyGa1−yAs活性層105)をn型Al0.15Ga0.85As層とし、上部クラッド層(n型AlzGa1−zAsクラッド層)106をn型Al0.4Ga0.6As層とすることによって、条件(1)及び(2)を満たすことができる。ただし、必ずしもx=zである必要はない。
【0034】
図7は、第1の実施形態に係る端面発光型LEDアレイ100の回路図である。図7において、109は素子分離領域、110bは第1導電側の電極パッド、113bは第2導電側の電極パッド、114は共通配線、120(BL1〜BL8)はブロック、d1〜d8はLED(図1の発光部108b)を示す。図4には、8個のブロックBL1〜BL8、及び、各ブロック毎の8個のLEDd1〜d8が示されているが、ブロック数及び各ブロック毎のLED数は8個に限定されない。
【0035】
図7においてブロックBL1にあるLEDd1を点灯させる場合には、ブロックBL1にあるp側の電極113bからブロックBL1にあるn側の電極パッド110bに電流を流す。また、ブロックBL1にあるLEDd2を点灯させる場合には、ブロックBL2にあるp側電極113bからブロックBL1にあるn側の電極パッド110bに電流を流す。このように、各ブロックBL1〜BL8のLEDd1〜d8の点灯・非点灯をマトリクス駆動させることができる。
【0036】
各n型領域のブロック120は素子分離領域109によって電気的に絶縁された分離構造となっているので、複数のLEDが結線されているp側の電極パッド113bを選択してもn側の電極パッド110bが選択されたn型領域ブロック内にあるLEDのみを点灯させることができる。n側の電極パッド110bとp側の電極パッド113bとの間に順方向電圧を印加すると、第2導電型半導体領域108とn型領域との間のpn接合を介して、p側領域であるZn拡散領域(第2導電型半導体領域108)に少数キャリアとしての電子が注入され、n側領域に少数キャリアとしての正孔が注入される。GaAsコンタクト層107にはエッチング領域107aによりpn接合が存在しない。GaAsのエネルギーバンドギャップはAlyGa1−yAsのエネルギーバンドギャップよりも小さいので、GaAs層内にpn接合が形成されている場合には、GaAs層内に形成されているpn接合を介してキャリアの注入が起こる。この場合には、発光はGaAs層での発光が主となってしまうので、AlyGa1−yAsのエネルギーバンドギャップに相当した発光波長の光が得られなくなる。第1の実施形態のエピウエハ102を用いた端面発光型LEDアレイ100においては、エッチング領域107aを設けたことにより、表面のGaAs層へのキャリアの注入はない。
【0037】
一方、上部クラッド層106のエネルギーバンドギャップEg(106)は活性層105のエネルギーバンドギャップEg(105)よりも大きくしてあるため、少数キャリアは活性層105内のpn接合を介してのみ注入される。また、活性層内のpn接合を介して注入された正孔及び電子は、下部クラッド層104と活性層105の界面に存在するエネルギー障壁及び上部クラッド層106と活性層105の界面に存在するエネルギー障壁によって下部クラッド層104及び上部クラッド層106へは拡散できない。すなわち、注入キャリアは活性層105内に閉じ込められ、発光効率が高くなる。また、光の発光波長は活性層105のAl組成で決まるエネルギーバンドギャップに相当する発光波長となる。
【0038】
以上に説明したように、第1の実施形態に係る端面発光型LEDアレイ100においては、複数の第2導電型半導体領域108が半導体エピタキシャル層の主面の所定範囲から第2導電型不純物を拡散させて形成された領域であるので、複数の第2導電型半導体領域108の形成にエッチング工程が不要となり、製造プロセスの簡素化、ひいては製造コストの削減を図ることができる。
【0039】
また、第1の実施形態に係る端面発光型LEDアレイ100においては、第2導電型半導体領域108の上面を幅広く第2導電側電極113で被覆しているので、第2導電側電極で反射した光を端面から取り出すことができる。
【0040】
また、第1の実施形態の端面発光型LEDアレイ100においては、発光領域108b上面を幅広く第2導電側電極113で被覆しているため、活性層105内の接合部全面に電流が広がる。そのため、Zn拡散領域である第2導電型半導体領域108の深さを浅くすることができ、活性層105の厚さを非常に薄くできる。例えば、Zn拡散深さを0.2μm、活性層の厚さを0.4μmと非常に薄くできる。上面方向へ放出された光の薄い活性層105内における吸収は少ないため、上面方向に放射され第2導電側電極113で反射した光を効率よく端面から取り出すことができる。また、半導体エピタキシャル層の厚さを非常に薄くすることにより、半導体ウエハの低コスト化も実現できる。さらに、Zn拡散がほぼ単一組成の半導体層への拡散となるため非常に高精度な拡散制御が可能となり、0.2μmのような非常に浅い拡散の場合でもばらつきを小さく制御することができる。
【0041】
また、第1の実施形態の端面発光型LEDアレイ100においては、LEDアレイチップの端面から光を取り出す構造としたので、即ち、光取り出し領域を電極によって被覆されない端面としたので、電極加工ばらつきに起因する発光強度の変動が生じない。さらに、電極コンタクトの面積を大きくとれるため、LEDを高密度に集積してLEDのサイズが小さくなった場合でも良好な電極コンタクトを形成できる。
【0042】
なお、上記説明においては、下部クラッド層104が第1導電型である場合について説明したが、下部クラッド層104を半絶縁性又はノンドープ又は第2導電型としてもよい。また、上記説明においては、半導体材料として、AltGa1−tAs(t≧0)を用いた場合について述べたが、発光素子を形成できる半導体材料であれば、GaInAsP又はAlGaAsP等のような他の半導体材料を用いてもよい。
【0043】
第2の実施形態
図8は、本発明の第2の実施形態に係る端面発光型LEDアレイ200を概略的に示す断面図である。図8は、図1をS2−S2線で切った面に相当する。図8において、図2と同一又は対応する構成には、同一の符号を付す。
【0044】
第2の実施形態に係る端面発光型LEDアレイ200は、第2導電型半導体領域108が半導体エピタキシャル層の端面(図8における側面)に達しており、第2導電型半導体領域108である半導体エピタキシャル層の端面を覆う保護膜130を有する点のみが、上記第1の実施形態に係る端面発光型LEDアレイ100と相違する。保護膜130としては、ガラス膜、窒化珪素膜、又は、樹脂膜等が用いられる。保護膜130を設けた場合には、第2導電型不純物拡散層108を発光端面まで延在させた形状とすることができるので、発光した光が活性層105に再吸収されにくくなり、発光強度を向上させることができる。なお、第2の実施形態において、上記以外の点は、上記第1の実施形態と同じである。
【0045】
第3の実施形態
図9は、本発明の第3の実施形態に係る端面発光型LEDアレイ300を概略的に示す断面図である。図9は、図1をS3−S3線で切った面に相当する。図9において、図3と同一又は対応する構成には、同一の符号を付す。
【0046】
第3の実施形態に係る端面発光型LEDアレイ300は、図3における上部クラッド層106を備えていない点のみが、上記第1又は第2の実施形態に係る端面発光型LEDアレイ100又は200と相違する。第3の実施形態においては、半導体エピタキシャル層の厚さを薄くすることができ、Zn拡散領域の活性層内の深さを浅くすることが容易なため、Zn拡散領域へ注入される少数キャリアである電子の密度を高くすることができる。したがって、より一層発光効率を高くできる。なお、第3の実施形態において、上記以外の点は、上記第1又は第2の実施形態と同じである。
【0047】
第4の実施形態
図10は、本発明の第4の実施形態に係る端面発光型LEDアレイ400を概略的に示す断面図である。図10は、図1をS3−S3線で切った面に相当する。図10において、図3と同一又は対応する構成には、同一の符号を付す。
【0048】
第4の実施形態に係る端面発光型LEDアレイ400は、図3における下部クラッド層104を備えていない点のみが、上記第1又は第2の実施形態に係る端面発光型LEDアレイ100又は200と相違する。なお、第4の実施形態において、上記以外の点は、上記第1又は第2の実施形態と同じである。
【0049】
第5の実施形態
図11は、本発明の第5の実施形態に係る端面発光型LEDアレイ500を概略的に示す断面図である。図11は、図1をS2−S2線で切った面に相当する。図11において、図2と同一又は対応する構成には、同一の符号を付す。
【0050】
第5の実施形態に係る端面発光型LEDアレイ500は、第2導電型半導体領域108のフロント面108aが下部クラッド層103の中にまで達している点のみが、上記第1又は第2の実施形態に係る端面発光型LEDアレイ100又は200と相違する。なお、第5の実施形態において、上記以外の点は、上記第1又は第2の実施形態と同じである。
【0051】
第6の実施形態
図12は、本発明の第6の実施形態に係る端面発光型LEDアレイ600を概略的に示す断面図である。図12は、図1をS3−S3線で切った面に相当する。また、図13は、本発明の第6の実施形態に係る端面発光型LEDアレイ600を概略的に示す平面である。図12において、図3と同一又は対応する構成には、同一の符号を付す。
【0052】
第6の実施形態に係る端面発光型LEDアレイ600は、第1導電側電極110を第1導電型半導体基板601の下面に備えた点が、上記第1又は第2の実施形態に係る端面発光型LEDアレイ100又は200と相違する。この場合には、LEDアレイチップの上面に第1導電側電極をなくすることができるので、例えば、図13に示されるように、第2導電側の電極パッド113bを発光領域毎に形成することが可能になる。なお、第6の実施形態において、上記以外の点は、上記第1又は第2の実施形態と同じである。また、他の実施形態のLEDアレイに、図12に示されるような、基板601下面の第1導電側電極を設けることもできる。
【0053】
第7の実施形態
図14は、本発明の第7の実施形態に係る端面発光型LEDアレイ700を概略的に示す断面図である。図14は、図1をS3−S3線で切った面に相当する。図14において、図3と同一又は対応する構成には、同一の符号を付す。
【0054】
第7の実施形態に係る端面発光型LEDアレイ700は、図3におけるバッファ層103と下部クラッド層104との間に半導体層121を備えている点のみが、上記第1又は第2の実施形態に係る端面発光型LEDアレイ100又は200と相違する。
【0055】
また、図15は、本発明の第7の実施形態に係る端面発光型LEDアレイの変形例701を概略的に示す断面図である。図15は、図1をS3−S3線で切った面に相当する。図15において、図14と同一又は対応する構成には、同一の符号を付す。端面発光型LEDアレイ701は、図3における上部クラッド層106とコンタクト層107との間に半導体層122を備えている点のみが、図14の端面発光型LEDアレイ700と相違する。
【0056】
半導体層121又は122は、第1導電型領域或いは第2導電型領域の導通層としての機能、又は、層間の絶縁層としての機能を持たせることができる。なお、第7の実施形態において、上記以外の点は、上記第1又は第2の実施形態と同じである。
【0057】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明の端面発光型LEDアレイによれば、複数の第2導電型半導体領域が半導体エピタキシャル層の主面の所定範囲から第2導電型不純物を拡散させて形成された領域であるので、複数の第2導電型半導体領域の形成にエッチング工程が不要となり、製造プロセスの簡素化、ひいては製造コストの削減を図ることができるという効果がある。
【0058】
また、本発明の端面発光型LEDアレイにおいては、第2導電型半導体領域の上面を幅広く第2導電側電極で被覆しているので、第2導電側電極で反射した光を効率よく端面から取り出すことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る端面発光型LEDアレイの一部を概略的に示す平面図である。
【図2】 図1をS2−S2線で切った面を概略的に示す断面図である。
【図3】 図1をS3−S3線で切った面を概略的に示す断面図である。
【図4】 図1をS4−S4線で切った面を概略的に示す断面図である。
【図5】 本発明の第1の実施形態に係る端面発光型LEDアレイの第2導電型半導体領域の形成工程を示す断面図である。
【図6】 本発明の第1の実施形態に係る端面発光型LEDアレイの素子分離領域の形成工程を示す断面図である。
【図7】 本発明の第1の実施形態に係る端面発光型LEDアレイの回路図である。
【図8】 本発明の第2の実施形態に係る端面発光型LEDアレイを概略的に示す断面図である。
【図9】 本発明の第3の実施形態に係る端面発光型LEDアレイを概略的に示す断面図である。
【図10】 本発明の第4の実施形態に係る端面発光型LEDアレイを概略的に示す断面図である。
【図11】 本発明の第5の実施形態に係る端面発光型LEDアレイを概略的に示す断面図である。
【図12】 本発明の第6の実施形態に係る端面発光型LEDアレイを概略的に示す断面図である。
【図13】 本発明の第6の実施形態に係る端面発光型LEDアレイの一部を概略的に示す平面図である。
【図14】 本発明の第7の実施形態に係る端面発光型LEDアレイを概略的に示す断面図である。
【図15】 本発明の第7の実施形態に係る端面発光型LEDアレイの変形例を概略的に示す断面図である。
【符号の説明】
100,200,300,400,500,600,700,701 端面発光型LEDアレイ、 101,601 半導体基板、 102 エピタキシャルウエハ(エピウエハ)、 103 バッファ層、 104 下部クラッド層、 105 活性層、 106 上部クラッド層、 107 コンタクト層、 107a エッチング領域、 108 第2導電型半導体領域、 108a 拡散領域のフロント面、 108b 発光部、 109 素子分離領域、 109a 素子分離領域が形成される領域、 110 第1導電側電極、 110a 第1導電側の電極線、 110b 第1導電側の電極パッド、 111 層間絶縁膜、 111a 層間絶縁膜の開口部、 112 第2導電型コンタクト層の島、113 第2導電側電極、 113a 第2導電側の電極線、 113b 第2導電側の電極パッド、 114 共通配線、 120(BL1〜BL8) ブロック、 130 保護膜、 201 マスク、 201a,201b マスクの開口部、 202 拡散源膜、 203 アニールキャップ膜。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an edge-emitting light-emitting diode array (hereinafter referred to as “edge-emitting LED array”) used as a light source for an electrophotographic printer or the like.
[0002]
[Prior art]
There are two types of LED arrays: surface-emitting type and edge-emitting type. In recent years, edge-emitting type LED arrays that can take advantage of the feature of being vertically mountable due to the demand for downsizing of devices have attracted attention. I'm bathing. Examples of such edge-emitting LED arrays include those disclosed in JP-A-7-202267 and JP-A-7-193277. In these edge-emitting LED arrays, the impurity diffusion regions are separated by etching grooves to form a plurality of convex light emitting regions.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, since the conventional edge-emitting LED array as described above uses an etching process to form a plurality of light-emitting regions, the manufacturing process becomes complicated, and the edge-emitting LED array becomes expensive. There was a problem.
[0004]
In addition, since the surface of the conventional edge-emitting LED array as described above has large undulations due to the etching grooves and the surface is not flat, it is difficult to form an electrode wiring layer.
[0005]
Accordingly, the present invention has been made to solve the above-described problems of the prior art, and an object of the present invention is to provide an edge-emitting LED array that has a substantially flat surface and can be manufactured by a simple process. It is to provide.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
An edge-emitting LED array according to the present invention is laminated on a substrate and the substrate. With a contact layer on the top layer A semiconductor epitaxial layer, a plurality of second conductivity type semiconductor regions formed in a first conductivity type layer included in the semiconductor epitaxial layer, and electrically connected to each of the plurality of second conductivity type semiconductor regions A plurality of second conductive side electrodes and a first conductive side electrode electrically connected to the first conductive type layer, and generating light generated at an interface of the second conductive type semiconductor region. A region which is emitted from an end face of the semiconductor epitaxial layer, and wherein the plurality of second conductivity type semiconductor regions are formed by diffusing second conductivity type impurities from a predetermined range of the main surface of the semiconductor epitaxial layer. Each of the plurality of second conductive side electrodes is formed to cover substantially the entire upper surface of the corresponding plurality of second conductive type semiconductor regions, The contact layer is located in a region not in contact with the second conductivity type semiconductor region and a second conductivity type island portion provided inside each boundary of the plurality of second conductivity type semiconductor regions. The plurality of second conductive side electrodes are provided separately from the conductive type contact portions, and each of the plurality of second conductive side electrodes is electrically connected to the second conductive type semiconductor region via the corresponding second conductive type island portion. The It is characterized by being.
[0007]
In the edge-emitting LED array according to the present invention, the first conductivity type layer is provided on the first conductivity type active layer and at least one of the upper surface and the lower surface of the active layer. And a conductive type cladding layer.
[0008]
In the edge-emitting LED array according to the present invention, the active layer is made of Al. y Ga 1-y As layer (0 <y <1), and the cladding layer is made of Al x Ga 1-x As layer (0 <x <1) and x> y can be configured.
[0009]
In the edge-emitting LED array according to the present invention, the semiconductor epitaxial layer may be composed of a GaInAsP compound or an AlGaAsP compound.
[0010]
In the edge-emitting LED array according to the present invention, the substrate is a semi-insulating or second conductivity type semiconductor substrate, and the semiconductor epitaxial layer is provided on the substrate. It may be configured to include a type buffer layer. The substrate is a first conductivity type semiconductor substrate, and a semi-insulating or second conductivity type semiconductor layer is provided between the first conductivity type semiconductor substrate and the first conductivity type active layer. Also good.
[0011]
In the edge-emitting LED array according to the present invention, the second conductivity type semiconductor region reaches the end surface of the semiconductor epitaxial layer, and has a protective film covering the end surface of the second conductivity type semiconductor region. It may be configured.
[0012]
In the edge-emitting LED array according to the present invention, the semiconductor epitaxial layer includes a plurality of blocks, and each of the plurality of blocks includes a predetermined number of the second conductivity type semiconductor regions. An element isolation region that separates layers may be provided.
[0013]
In the edge-emitting LED array according to the present invention, the first conductivity type impurity diffused in the semiconductor epitaxial layer is Si and the second conductivity type impurity diffused in the second conductivity type semiconductor region. Can be configured to be Zn.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
First embodiment
FIG. 1 is a plan view schematically showing a part of an edge-emitting
[0016]
As shown in FIGS. 2 to 4, the edge-emitting
[0017]
As shown in FIGS. 2 to 4, the epi-
[0018]
The
[0019]
The
[0020]
As shown in FIG. 2 or FIG. 3, the epi-
[0021]
In addition, as shown in FIG. 4, the epi-
[0022]
2 to 4, the edge-emitting
[0023]
Further, as shown in FIG. 1, each
[0024]
FIG. 5 is a cross-sectional view showing a process of forming the second
[0025]
As shown in FIG. 5, the epi-
[0026]
Next, a
[0027]
Next, an
[0028]
Thereafter, the epi-
[0029]
FIG. 6 is a cross-sectional view showing a process of forming the
[0030]
As shown in FIG. 6, the formation process of the
[0031]
In the
Eg (104)> Eg (105) (1)
Eg (106)> Eg (105) (2)
It is configured to satisfy the following conditions. Since the energy band gap of the AlGaAs semiconductor epitaxial layer changes according to the Al composition ratio, the conditions (1) and (2) can be satisfied by adjusting the Al composition ratio.
[0032]
The epi-
V (106) <V (104) (3)
It is configured to satisfy the following conditions. When an AlGaAs semiconductor epitaxial layer is used and Zn is used as the second conductivity type impurity, the Zn diffusion rate increases as the Al composition ratio increases. Therefore, the n-type Al that is the
V Zn (106) <V Zn (104) ... (4)
In order to satisfy this condition, the condition of z <x may be satisfied. When such a condition (3) or (4) is satisfied and the diffusion rate in the
[0033]
Examples of compositions that satisfy the conditions (1) and (2) regarding the energy band gap and the conditions (3) or (4) regarding the diffusion rate include x = 0.6, y = 0.15, and z = 0.4. is there. That is, the lower cladding layer (n-type Al x Ga 1-x As clad layer) 104 is n-type Al 0.6 Ga 0.4 As layer, active layer (n-type Al y Ga 1-y As active layer 105) is n-type Al. 0.15 Ga 0.85 As layer, upper clad layer (n-type Al z Ga 1-z As clad layer) 106 with n-type Al 0.4 Ga 0.6 By using the As layer, the conditions (1) and (2) can be satisfied. However, it is not always necessary that x = z.
[0034]
FIG. 7 is a circuit diagram of the edge-emitting
[0035]
In FIG. 7, block BL 1 LEDd in 1 When lighting up, block BL 1 From the p-
[0036]
Each
[0037]
On the other hand, since the energy band gap Eg (106) of the upper clad
[0038]
As described above, in the edge-emitting
[0039]
Further, in the edge-emitting
[0040]
Further, in the edge-emitting
[0041]
Further, in the edge-emitting
[0042]
In the above description, the case where the
[0043]
Second embodiment
FIG. 8 is a cross-sectional view schematically showing an edge-emitting
[0044]
In the edge-emitting
[0045]
Third embodiment
FIG. 9 is a cross-sectional view schematically showing an edge-emitting
[0046]
The edge-emitting
[0047]
Fourth embodiment
FIG. 10 is a cross-sectional view schematically showing an edge-emitting
[0048]
The edge-emitting
[0049]
Fifth embodiment
FIG. 11 is a cross-sectional view schematically showing an edge-emitting
[0050]
In the edge-emitting
[0051]
Sixth embodiment
FIG. 12 is a cross-sectional view schematically showing an edge-emitting
[0052]
The edge-emitting
[0053]
Seventh embodiment
FIG. 14 is a cross-sectional view schematically showing an edge-emitting
[0054]
The edge-emitting
[0055]
FIG. 15 is a sectional view schematically showing a
[0056]
The
[0057]
【The invention's effect】
As described above, according to the edge-emitting LED array of the present invention, the plurality of second conductivity type semiconductor regions are formed by diffusing the second conductivity type impurities from a predetermined range of the main surface of the semiconductor epitaxial layer. Since it is a region, an etching step is not required for forming the plurality of second conductivity type semiconductor regions, and there is an effect that the manufacturing process can be simplified and the manufacturing cost can be reduced.
[0058]
In the edge-emitting LED array of the present invention, since the upper surface of the second conductivity type semiconductor region is widely covered with the second conductivity side electrode, the light reflected by the second conductivity side electrode is efficiently extracted from the end surface. There is an effect that can be.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view schematically showing a part of an edge-emitting LED array according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 shows S in FIG. 2 -S 2 It is sectional drawing which shows the surface cut | disconnected by the line roughly.
FIG. 3 shows S in FIG. 3 -S 3 It is sectional drawing which shows the surface cut | disconnected by the line roughly.
FIG. 4 shows S in FIG. 4 -S 4 It is sectional drawing which shows the surface cut | disconnected by the line roughly.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing a process of forming a second conductivity type semiconductor region of the edge-emitting LED array according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a cross-sectional view showing a process for forming an element isolation region of the edge-emitting LED array according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a circuit diagram of the edge-emitting LED array according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a cross-sectional view schematically showing an edge-emitting LED array according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a cross-sectional view schematically showing an edge-emitting LED array according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a cross-sectional view schematically showing an edge-emitting LED array according to a fourth embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a cross-sectional view schematically showing an edge-emitting LED array according to a fifth embodiment of the present invention.
FIG. 12 is a cross-sectional view schematically showing an edge-emitting LED array according to a sixth embodiment of the present invention.
FIG. 13 is a plan view schematically showing a part of an edge-emitting LED array according to a sixth embodiment of the present invention.
FIG. 14 is a cross-sectional view schematically showing an edge-emitting LED array according to a seventh embodiment of the present invention.
FIG. 15 is a cross-sectional view schematically showing a modification of the edge-emitting LED array according to the seventh embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
100, 200, 300, 400, 500, 600, 700, 701 Edge-emitting LED array, 101, 601 Semiconductor substrate, 102 Epitaxial wafer (epi wafer), 103 Buffer layer, 104 Lower clad layer, 105 Active layer, 106 Upper clad Layer, 107 contact layer, 107a etching region, 108 second conductivity type semiconductor region, 108a front surface of diffusion region, 108b light emitting part, 109 element isolation region, 109a region where element isolation region is formed, 110 first
Claims (9)
前記基板上に積層され、その最上層にコンタクト層を備えた半導体エピタキシャル層と、
前記半導体エピタキシャル層に含まれる第1導電型の層に形成された複数個の第2導電型半導体領域と、
前記複数個の第2導電型半導体領域のそれぞれに電気的に接続された複数個の第2導電側電極と、
前記第1導電型の層に電気的に接続された第1導電側電極とを有し、
前記第2導電型半導体領域の界面で発生した光を前記半導体エピタキシャル層の端面から放出させる端面発光型発光ダイオードアレイにおいて、
前記複数個の第2導電型半導体領域が、前記半導体エピタキシャル層の主面の所定範囲から第2導電型不純物を拡散させて形成された領域であり、
前記複数個の第2導電側電極の各々が、対応する前記複数個の第2導電型半導体領域の上面のほぼ全域を覆うように形成され、
前記コンタクト層は、前記複数個の第2導電型半導体領域の各々の境界より内側に設けられた第2導電型の島部と、前記第2導電型半導体領域に接しない範囲に位置する第1導電型コンタクト部とに分離されて設けられ、
前記複数個の第2導電側電極は、各々対応する前記第2導電型の島部を介して前記第2導電型半導体領域と電気的に接続されている
ことを特徴とする端面発光型発光ダイオードアレイ。A substrate,
A semiconductor epitaxial layer stacked on the substrate and having a contact layer on the top layer;
A plurality of second conductivity type semiconductor regions formed in a first conductivity type layer included in the semiconductor epitaxial layer;
A plurality of second conductive side electrodes electrically connected to each of the plurality of second conductive type semiconductor regions;
A first conductive side electrode electrically connected to the first conductivity type layer;
In the edge-emitting light emitting diode array for emitting light generated at the interface of the second conductivity type semiconductor region from the end face of the semiconductor epitaxial layer,
The plurality of second conductivity type semiconductor regions are regions formed by diffusing second conductivity type impurities from a predetermined range of a main surface of the semiconductor epitaxial layer;
Each of the plurality of second conductive side electrodes is formed to cover substantially the entire upper surface of the corresponding plurality of second conductive type semiconductor regions,
The contact layer is located in a region not in contact with the second conductivity type semiconductor region and a second conductivity type island portion provided inside each boundary of the plurality of second conductivity type semiconductor regions. Provided separately from the conductive contact part,
The plurality of second conductive side electrodes are electrically connected to the second conductive type semiconductor region through the corresponding second conductive type islands, respectively, array.
第1導電型の活性層と、
前記活性層の上面及び下面の少なくとも一方の面に備えられた第1導電型のクラッド層と
を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の端面発光型発光ダイオードアレイ。The layer of the first conductivity type is
An active layer of a first conductivity type;
The edge-emitting light emitting diode array according to claim 1, further comprising: a first conductivity type cladding layer provided on at least one of an upper surface and a lower surface of the active layer.
前記クラッド層が、AlxGa1−xAs層(0<x<1)であり、
x>yである
ことを特徴とする請求項2に記載の端面発光型発光ダイオードアレイ。The active layer is an Al y Ga 1-y As layer (0 <y <1);
The cladding layer is an Al x Ga 1-x As layer (0 <x <1);
The edge-emitting light-emitting diode array according to claim 2, wherein x> y.
前記半導体エピタキシャル層が前記基板上に備えられた半絶縁性又は第2導電型のバッファ層を含む
ことを特徴とする請求項1から4までのいずれかに記載の端面発光型発光ダイオードアレイ。The substrate is a semi-insulating or second conductivity type semiconductor substrate;
The edge-emitting light emitting diode array according to any one of claims 1 to 4, wherein the semiconductor epitaxial layer includes a semi-insulating or second conductivity type buffer layer provided on the substrate.
前記第2導電型半導体領域の端面を覆う保護膜を有する
ことを特徴とする請求項1から6までのいずれかに記載の端面発光型発光ダイオードアレイ。The second conductivity type semiconductor region reaches an end face of the semiconductor epitaxial layer;
7. The edge-emitting light-emitting diode array according to claim 1, further comprising a protective film covering an end face of the second conductivity type semiconductor region.
前記第2導電型半導体領域に拡散されている第2導電型不純物がZnである
ことを特徴とする請求項1から8までのいずれかに記載の端面発光型発光ダイオードアレイ。The first conductivity type impurity diffused in the semiconductor epitaxial layer is Si,
The edge-emitting light-emitting diode array according to any one of claims 1 to 8, wherein the second conductivity type impurity diffused in the second conductivity type semiconductor region is Zn.
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