JP3871093B2 - 面光源装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、導光板を用いた面光源装置に関し、特に、導光板からの出射光の輝度分布を調整する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、照明等に主に用いられる面光源装置として、LED等の光源からの光を導光板に入射させ、面状に広げて出射させる構成のものがあり、各種電気機器等の液晶表示画面のバックライト光源装置として広く用いられている。この種の導光型の面光源装置を図1の斜視図及び図2の断面図により示す。この面光源装置100は、光を閉じ込めるための導光板2と、発光部3(以下、光源という)と、反射板4とから構成されている。導光板2は、ポリカーボネイト樹脂やメタクリル樹脂等の透明で屈折率の大きな樹脂により形成されており、導光板2の下面には凹凸加工や拡散反射インクのドット印刷等によって拡散パターン5が形成されている。光源3は、回路基板3a上に複数のLEDなどのいわゆる点光源3bを実装したものであって、導光板2の側面(光入射面7)に対向している。反射板4は、反射率の高い、例えば、白色樹脂シートによって形成されており、その両側部は、両面テープ8によって導光板2の下面に貼り付けられている。
【0003】
しかして、図2に示すように、光源3から出射されて光入射面7から導光板2の内部に導かれた光fは、導光板2内部で全反射することによって導光板2内部に閉じ込められる。導光板2内部の光fは、拡散パターン5に入射すると、拡散反射され、光出射面6へ向けて全反射の臨界角よりも小さな角度で反射された光fが、光出射面6から外部へ取り出される。また、導光板2下面の拡散パターン5の存在しない箇所を透過した光fは、反射板4によって反射されて、再び導光板2内部へ戻るので、導光板2下面からの光量損失を防止することができる。
【0004】
ところで、上述したように、LEDを光源とした導光型のバックライト面光源装置においては、LEDの出射光を導光板に結合しなければならず、また、導光板に結合させた光を拡散パターンにより面状に広げているため、制御性が必ずしも良くなく、高効率、高均一性に限界があり、また、設計が容易でない。従来では、照明等インコヒーレント光を導光板に結合するための構成として、いわゆるベクター(方向)放射結合型のものが知られている。
【0005】
ベクター放射結合型のバックライトの構成を図3(a)(b)に示す。LEDから成る光源3は導光板2の端面の一点に局在化されており、それを中心に導光板2の下面には、凸凹パターン5が同心円上に配列されている。光源3から導光板2に光結合部3cを経て結合された光は放射状に広がり、拡散パターン5によって出射される。導光板2の下方には反射板4が設けられている。光は光源3を中心に導光板2の中を直線的に導光させる。これにより、出射光は、導光量と放射損失係数との積で表すことができる。放射損失係数を導光量低下を補うように増加させることで、均一な出射光量を得るようにする。拡散パターン5は、導光方向に対して垂直な方向に一様な形状にする。これにより、パターンに当たった光で出射されなかった光も、導光方向が変わることなく直線的な導光が得られる。
【0006】
ここに、光が直線的に導光することから、光源3の指向性制御を行う必要があり、光結合部3cの形状を制御する。図4に本バックライト構成の理想的な光源の指向性を示す。光源3から導光板2の出射領域の端までの距離の2乗にほぼ比例する。このため、図示の対角θa方向に相対強度のピークが現れ、光源指向性の補正が必要となる。そこで、図3(b)に示すように、光源結合部3cのレンズ作用を用いて、対角θa方向に光を屈折させ補正している。また、実際には、理想的な指向性と完全に一致させることは不可能であって、光源3からの出射方向に依存する輝度むらが発生するので、輝度の強い方向のパターン密度を下げ、低い方向へ合わせることにより、均一性が得られるようにする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したようなベクター放射結合方式の面光源装置において、均一な照射を実現するためには、図5のグラフの実線で示すような入射光の指向性分布が必要である。この分布形状は、光源から導光板への光の取り込み口の形状で制御するが、実際には、完全に実現できるわけではなく、破線で示すような形状になってしまう。このずれは、各方向ごとの輝度ばらつきを生じる原因であり、導光型面光源における大きな課題である。
【0008】
さらには、理想的な指向性分布からのずれは、光源が理想的な点光源でないために生じる。指向性分布のずれを図6(a)に示し、光源の大きさによる出射光のずれを図6(b)に示している。光源が完全な点光源であれば、図7の実線で示すような理想的な分布が、光取り込み形状を制御することによりできる。しかし、実際の光源は幅を持っているため、破線で示すように、理想的な光から少しづつずれた光も生じる。出射光は全ての光の合成であるから、指向性分布は、図7に示すように、なまった分布形状となる。光源が大きさを持つことは避けられないことから、このずれは本質的な問題である。
【0009】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、簡単な構成により、光源から導光板に入射された光の指向性分布の輝度のばらつきを改善することができ、均一な照明が可能な面光源装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1の発明は、平板状の導光板と、上記導光板の一端面中央部に光が入射するように設置された、導光板の幅に比べて幅の狭い光源と、上記導光板の非出射面側に設けられた反射板とからなり、上記導光板の一端面中央部を凹状に窪ませて形成され、上記光源の出射光を屈折させて上記導光板内へ導入する光結合部を有する面光源装置において、上記導光板の出射光の有効エリアより光源側で、光源から導光板方向に垂直に伸ばした直線上及びその近傍と、光源から導光板の対角へ伸ばした直線の外側に、上記導光板内を導光する光を反射して上記導光板の外部へ取り出すパターンが設置されているものである。
【0011】
上記構成においては、導光板上に設けられたパターンが、入射光の指向性分布が理想的なものより高くなっている角度位置にあり、その角度方向の光が外へ取り出されるので、パターンのある角度方向の輝度が低下する。従って、導光板から出射される光の指向性分布の輝度ばらつきが調整され、その結果、導光板から均一な照射が可能となる。
【0012】
また、上記反射板は、上記パターンの上には設置されていないことが望ましい。これにより、輝度ばらつき調整のための光は確実に外に出るようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面を参照して説明する。
図8は本実施形態による面光源装置の外観図である。この面光源装置は、各種電気機器等の液晶表示画面のバックライトとして使用される。面光源装置11は、光を閉じ込めて導光させる矩形平板状の透明媒体である導光板12と、この導光板12の端面から光が入射するように設置された光源13と、導光板12の非出射面側(図では下面)の平板上に設けられたシート又は薄板状の反射板14と、導光板12の平板上の一面に設けられた光出射用のパターン15と、導光板12内を導光する光を外部へ取り出す輝度調整用光取り出しパターン150(請求項でいうパターン)から構成される。光源13としては、導光板12の幅寸法に比べて十分に幅の狭いLEDモジュール等を用いる。
【0014】
光源13は、導光板12の横幅方向寸法に比べて十分に幅の狭い点光源であり、導光板12との結合方式も従来技術で説明したようなベクター結合である。導光板12から光を出射する機構は、基本的には上述の従来技術で説明したものと同等であり、光源13から導光板12内に導入された光は、導光板12内で全反射され、混ぜ合わされて出射用のパターン15により外部へ出射される。光出射用のパターン15は、凹凸状のものや拡散面で構成される。なお、導光板12の厚みは、1mm程度のものを用いる。
【0015】
上記輝度調整のための光取り出し用のパターン150は、導光板12表面の光源13に比較的近い位置で、導光板12に入射された光の指向性分布の輝度の高い角度方向に設置される。具体的には、このパターン150は、出射光の有効エリアより光源13側(有効エリア外)で、光源13から導光板12方向に垂直に伸ばした直線上及びその近傍と、光源13から導光板12の対角へ伸ばした直線の外側に設置され、輝度の高い方向の光を出射させる。光取り出しパターン150としては、図9(a)(b)(c)に示すように、凹凸パターンや、反射面151や、拡散インク152等で構成でき、有効エリア120(図10)に光照射しないものとすることが望ましい。この輝度むら調整のための光取り出し部分には、反射板14は設置されていない方が望ましい。
【0016】
図10に、輝度調整用の光取り出しパターン150の設置状態を示す。パターン150は、上述した通り、有効エリア120の外であって、実際の入射光の指向性分布が理想的な指光性分布より高くなっている角度位置に設置する。これにより、パターン150が設置された角度方向は輝度が低下する。図11は指向性分布の変化状況を示す図である。矢印はパターン150によって輝度調整される向きを示す。パターン150が設置されることで、実際の分布(破線で示す)が、理想的な分布(実線で示す)に近付き、輝度ムラも減少する。
【0017】
なお、本発明は上記実施形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、輝度調整用の光取り出しパターン150による指向性分布の調整について述べたが、導光板12の平板上に設けられた光出射用のパターン15自体を指向性分布の調整に寄与し得るように分布させ、これらを併用することも可能である。また、本面光源装置は、室内照明用の光源としても適用可能である。
【0018】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、輝度調整のための光取り出しパターンによって、輝度の指向性分布の高い角度方向の光が外へ取り出されるので、その角度方向の輝度が低下する。このため、導光板から出射される光の指向性分布の輝度ばらつきが調整され、導光板から出射される光は均一なものとなり、均一な照明が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の面光源装置の斜視図である。
【図2】同装置の断面図である。
【図3】(a)はベクター放射結合型のバックライト構成の斜視図、(b)は光源からの光結合部を示し、(a)のA部の拡大図である。
【図4】バックライト構成の理想的な光源の指向性を示す特性図である。
【図5】ベクター放射結合方式の面光源装置における入射光の指向性分布を示す図である。
【図6】(a)は指向性分布のずれを示す図、(b)は光源の大きさによる出射光のずれを示す図である。
【図7】指向性分布がなまっている状況を示す図である。
【図8】本実施形態による面光源装置の外観図である。
【図9】(a)(b)(c)はそれぞれ同面光源装置の側断面面である。
【図10】輝度調整用光取り出しパターンの配置を示す図である。
【図11】本実施形態による指向性分布の変化を示す図である。
【符号の説明】
11 面光源装置
12 導光板
13 光源
14 反射板
150 輝度調整用光取り出しパターン(パターン)
151 反射面(パターン)
152 拡散インク(パターン)

Claims (2)

  1. 平板状の導光板と
    上記導光板の一端面中央部に光が入射するように設置された、導光板の幅に比べて幅の狭い光源と、
    上記導光板の非出射面側に設けられた反射板とからなり、
    上記導光板の一端面中央部を凹状に窪ませて形成され、上記光源の出射光を屈折させて上記導光板内へ導入する光結合部を有する面光源装置において、
    上記導光板の出射光の有効エリアより光源側で、光源から導光板方向に垂直に伸ばした直線上及びその近傍と、光源から導光板の対角へ伸ばした直線の外側に、上記導光板内を導光する光を反射して上記導光板の外部へ取り出すパターンが設置されていることを特徴とする面光源装置。
  2. 上記反射板は、上記パターンの上には設置されていないことを特徴とする請求項1に記載の面光源装置。
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