JP3868311B2 - 大豆清浄方法および大豆清浄機 - Google Patents

大豆清浄方法および大豆清浄機 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、収穫後の大豆表面に付着している汚れを清浄にする方法および清浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、豆類の粒子表面に付着する汚れを除去する技術が提案されている。例えば、特公平7−98152は、加水手段を備えた多孔壁洗浄筒体を回転可能にし、この多孔壁洗浄筒体の一側端部に供給口を形成しこれに供給ホッパーの下端を臨ませ、他側端部には排出口を形成してこれを熱風送風室の上方に設けた振動乾燥室に連絡し、前記供給ホッパーの一部を多孔壁となし、この多孔壁には供給ホッパー内に熱風を通風するための風路を接続し、この風路を熱風発生機に連絡した豆類洗浄機を提案している。
【0003】
また、絶えず水で洗浄されている上下2段の回動スポンジベルトの間に大豆を供給し、前記スポンジベルトの間を大豆が転動する間にベルトに汚れが拭き取られる方式のものがソイビ−ンクリーナと称し、村井信仁著「農機開発戦略」(農径新報社、東京、平成5年12月発行)に記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述の各従来例は、水分により粒子表面の汚れ付着物を湿潤軟化し、研磨するものであり、洗浄は水洗を主体とするものである。ところが、大豆に水を加えることは、粒表面の水分により粒子表面が柔らかくなって膨れ、シワが生じたり、表皮が剥れて商品価値を低下させるおそれがある。本発明は、以上の点に鑑み、加水することなく汚粒大豆に籾殻を加え、これを回転羽根車と撹拌スクリューによって撹拌研磨することを繰返し、大豆表面の汚れを除去する大豆清浄方法及び大豆清浄機を提供することを、解決しようとする課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、籾殻がガラス質(ケイ酸)を含みこれが研磨材となることから、大豆を籾殻とともに撹拌することに着目したものである。
【0006】
すなわち、内部に回転羽根車及び複数の撹拌スクリューを回転自在に横架し、内部の底部に一方向送りスクリューを設け、上蓋を開閉固定自在にした撹拌研磨箱に、前記一方向送りスクリューの送り方向の一側に揚穀機を連通に設け、前記上蓋より大豆と籾殻を撹拌研磨箱に投入し、回転羽根車と複数の撹拌スクリューによって撹拌研磨しながら一方向送りスクリューにより揚穀機に供給し、揚穀機に接続した排出筒により撹拌研磨箱に還流させて撹拌研磨を繰返し、適当時間後に撹拌研磨箱から排出した大豆と籾殻を気流選別することを大豆清浄方法としたものである。
【0007】
また、内部に回転羽根車及び複数の撹拌スクリューを回転自在に横架し、内部の底部に一方向送りスクリューを設け、上蓋を開閉固定自在にした撹拌研磨箱と、前記一方向送りスクリューの送り方向側において前記撹拌研磨箱の一側に撹拌研磨箱と連通に立設し、頂部から下方に排出筒を設けた揚穀機とを備えて大豆清浄機とした。また、大豆清浄機を前記撹拌研磨箱が上蓋に吸引式の排塵装置を設けているものにした。
【0008】
また、大豆清浄機を、前記回転羽根車が筒体軸に等ピッチにフランジを併設し、この各フランジに先端右曲げと先端左曲げの羽根板の基部を円周四等分箇所に交互に固定するとともに、隣接するフランジの羽根板固定位置を所定角度だけ偏位させ、各先端右曲げ羽根板の先端部と中間部および先端左曲げ羽根板の先端部と中間部にそれぞれロッドを周設したものにした。
【0009】
また、大豆清浄機を、前記撹拌研磨箱内に設ける複数の撹拌スクリューのうち1本を、中間部から左右にスクリューねじれ方向を反対にているものにした。
【0010】
【実施例】
次に、図面を参照して実施例を説明する。図1、図2において、1は撹拌研磨箱であり、前、後面、左右側面および底面からなる木製の四角形箱に形成し、上面に開閉上蓋7と固定上蓋8を設ける。開閉上蓋7は、撹拌研磨箱1の両側面に取付ける止め具9の符号省略の蝶ねじにより閉止、開放自在になっている。撹拌研磨箱1は、左右の前部脚76と後部脚77により床面等に前方傾斜に支持され、内部に収容する大豆および籾殻を前面側に寄せるようにしている。
【0011】
2は回転羽根車であり、撹拌研磨箱1の内部中央よりやや下方に回転自在に横架する。3は前部撹拌スクリューであり、撹拌研磨箱1の前部内側の中央よりもやや下方に回転自在に横架する。4は後部撹拌スクリューであり、撹拌研磨箱1の後部内側の上部に回転自在に横架する。5は底部撹拌スクリューであり、回転羽根車2の下方後方寄りに回転自在に横架する。6は側方送りスクリューであり、撹拌研磨箱1における底板の前側寄り部位に回転自在に横架する。側方送りスクリュー6は、送りが揚穀機10方向であり、撹拌研磨箱1内の大豆および籾殻を揚穀機10の基部に供給するようになっている。揚穀機10は、板金製の角形塔体である。
【0012】
図6も参照し、回転羽根車2を説明すると、回転羽根車2は、筒体軸15に10枚のフランジ16をピッチ17cmで併設固着し、各フランジ16に先端右曲げ羽根板17および先端左曲げ羽根板18を四等分箇所に交互に放射状に固定し、外径が45cmである。先端右曲げと左曲げの羽根板17、18は、回転方向(図2における矢印参照)に対し凸湾曲状に形成している。筒体軸15は、中心線上で両端末部に突設した羽根車端末軸82が、撹拌研磨箱1の左右側面板の外面に設けた羽根車軸受け84(図1参照)に軸支されるようになっている。
【0013】
また、隣接するフランジ16の羽根板は、フランジ16が10枚なので、一周360度の10分の1、すなわち36度ずつを所定角度にし回転方向に対し順次後退させて配設している。すなわち、回転羽根車2は、先端右曲げおよび左曲げ羽根板17および18がそれぞれ螺旋配置になっている。さらに、回転羽根車2には、先端右曲げ羽根板17の先端部に順次溶着して撹拌ロッド19を螺旋状に周設し、同様に先端左曲げ羽根板18の先端部に順次に溶着して撹拌ロッド20を螺旋状に周設している。また、先端右曲げ羽根板17の中間部に順次溶着して撹拌ロッド21を螺旋状に周設し、同様に先端左曲げ羽根板18にも撹拌ロッド22を螺旋状に周設している。
【0014】
図1において、23は後述の各モータに電力を供給するスイッチボックスである。14は、固定上蓋8の左端側に設け、撹拌研磨箱1に開口する吸塵装置である。79は、吸塵装置14の竪型モータであり、下方に突出するモータ軸に吸引フアンが直結されている。吸塵装置14の外周リングに図示省略のエルボ円筒を外嵌しこれに円筒が連接され、戸外に排塵するようにして使用する。
【0015】
図2において、24は底板上面板であり、撹拌研磨箱1の底板上に固定し、前述した側方送りスクリュー6の下周面と小間隙を介し側方送り丸溝部25を形成している。また、撹拌研磨箱1の前部裏面から傾斜板が側方送り丸溝部25の前縁部に接合している。底板上面板24は、側方送り丸溝部25によって側方送りスクリュー6の送り作用を助長するが、これを省略することもできる。
【0016】
26は穀物受け部であり、揚穀機10の基部に前方突設され、撹拌研磨箱1内から側方送りスクリュー6により送出される大豆と籾殻を受けるようになっている。11は排出筒、12は還流排出筒であり、それぞれ揚穀機10のエルボ頂部27下部の排出筒連結部28及び29に上端部が接続されている。排出筒11は、下端部に4個のフック90を設け、揚穀機10からの排出物を流下する布製円筒の上端部をフック90に結着し、布製円筒の下端から予め用意した容器に排出物を供給するするようになっている。還流排出筒12は、先端部に上下可動筒88を蝶ねジ89で取付け、その先端部を撹拌研磨箱1の固定上蓋8を貫通し、揚穀機10で上昇された大豆と籾殻を撹拌研磨箱1に流下するようになっている。
【0017】
また、排出筒11の先端部を撹拌研磨箱1に挿入して還流排出筒にし、大豆洗浄機の運転を停止し、排出筒11の先端部を撹拌研磨箱1から引き抜き、先端部に布製円筒を結着し、再び大豆清浄機を運転し撹拌研磨箱1から揚穀機10を経て排出筒11から排出される大豆と籾殻を容器に受けるようにし、排出筒を1本ニすることもできる。
【0018】
次に第3図を参照し、本発明の大豆清浄機の伝動関係について説明する。40は羽根車駆動モータであり、撹拌研磨箱1の後面に固設した台板39上に固定され、モータ軸にプーリ41が固定されている。42は羽根車プーリであり、前述した回転羽根車2の羽根車端末軸82に固定され、プーリ41との間にVベルト
43が掛けられ、羽根車駆動モータ40で回転羽根車2が回転されるようになっている。44は、Vベルト43のテンションプーリである。
【0019】
45は後部撹拌スクリュープーリであり、羽根車駆動モータ40のプーリ41の内側プーリ部からVベルト46を介して回転され、後部撹拌スクリュー4を回転するようになっている。47はVベルト46のテンシヨンプーリである。48は底部撹拌スクリュープーリであり、羽根車プーリ42の内側プーリ部との間にテンションプーリ50を介在してVベルト49が巻き掛けられ、底部撹拌スクリュー5を回転するようになっている
【0020】
51は側方送りスクリューモータであり、撹拌研磨箱1の前面左側下部に横向きに固定され、モータ軸に固設したプーリ52と側方送りスクリュープーリ53との間にVベルト54が巻き掛けられ、側方送りスクリュー6を回転し、撹拌研磨箱1内の大豆と籾殻を右方向へ移送し、揚穀機10に供給するようになっている。55は前部撹拌スクリュープーリであり、側方送りスクリュープーリ53の内側プーリ部との間にテンションプーリ56を介在して巻き掛けたVベルト57により回転され、前部撹拌スクリュー3を回転するようになっている。
【0021】
次に、58は揚穀モータであり、撹拌研磨箱1の右側板に水平に固着した台板59の上面に固定され、モータ軸にプーリ60を前方側に向けて固定している。図4を参照して説明すると、撹拌研磨箱1の左側面に水平に固設した台板80上に方向変換ミッション63を固定し、方向変換ミッション63の前面に突出している回転軸にプーリ61を固定し、プーリ60とプーリ61にVベルト62を巻き掛けている。方向変換ミッション63は、揚穀モータ58の回転軸と直角に方向を変えて出力軸(符号省略)を右側に突出し、この出力軸にプーリ64を固設している。
【0022】
67は第1中間プーリであり穀物受部26の右側面に軸支され、プーリ64との間にテンションプーリ66を設けてVベルト65が巻き掛けられている。すなわち、揚穀モータ58の回転が、プーリ60、プーリ61を経て方向変換ミッシヨン63に伝わり、プーリ64とVベルト65により第1中間プーリ67が回転されるようになっている。
【0023】
70は第2中間プーリであり、揚穀機10の後面中間部に固設した符号省略のブラケット上に、撹拌研磨箱1の上面より高い位置に左右方向に固定した軸受け71の右側に軸支され、第1中間プーリ67との間にテンションプーリ69を介在させて巻き掛けたVベルト68で回転されるようになっている。
【0024】
図3において、72は前述の軸受71の左側に軸支された第3中間プーリであり、第2中間プーリ70と同軸で回転するようになっている。73は揚穀プーリ
であり、エルボ頂部27の左側面に軸支され、第3中間プーリ72との間にテンションプーリ75を介在させVベルト74を交叉掛けしている。
【0025】
すなわち、揚穀モータ58によるプーリ60の右回り回転が、Vベルト62、プーリ61、プーリ64、Vベルト65を介し第1中間プーリ67を右回りに回転している。そして第1中間プーリ67がVベルト68により第2中間プーリ70を右周りに回転し、さらに第2中間プーリ70と同軸回転する第3中間プーリ72を、第3図において外側下向きに回転する。第3中間プーリ72は、交叉掛けのVベルト74により揚穀プーリ73を矢印方向(右回り回転)に回転する。
【0026】
図4において、85は揚穀上部軸受け、86は軸受支持枠である。軸受支持枠86は、揚穀機10の角筒中心線上に長手方向の中心線を一致させエルボ頂部27の右側面に固定している。揚穀上部軸受85は、軸受支持枠86内に上下動自在に支持され、エルボ頂部27の基部に取付けた軸受高低調節ねじ87によって高低が調節できるようになっている。図3の揚穀プーリ73の取付軸は、揚穀上部軸受け85に回転自在に支持され、この取付軸には図5に示す揚穀上部チエーンスプロヶット83が固定され、軸受高低調節ねじ87によって位置調節がきるようになっている。
【0027】
図4、図5において、30は流穀板であり、揚穀バケット36が下降転向し排出する揚上物を受けて流下するように、エルボ頂部27の内側を横断して固設されている。揚穀バケット36は、揚穀上部チェーンスプロケット83に巻き掛けられた昇降チェーン37に等間隔で配設されている。図示を省略したが、揚穀機10の基部には揚穀上部チェーンスプロケット83に対向して従動チェーンスプロケットが設けられ、前記昇降チェーン37が巻き掛けられている。
【0028】
図4において、揚穀バケット36で上昇された大豆と籾殻は、揚穀機10の頂部で下向反転して大豆と籾殻をa矢印方向に排出する。排出された大豆と籾殻は、流下方向制御板13(鎖線表示参照)に当り、矢印b方向に落下し還流排出筒12内を落下し、撹拌研磨箱1内に還流される。図5において、a矢印方向に排出された大豆と籾殻は、後方側に回転し位置を変えた流下方向制御板13に当りc矢印方向に落下し、排出筒11から筒外に排出される。
【0029】
前述の流下方向制御板13は、エルボ頂部27の右側に設けた流下方向切換えレバー31の中心部に直交に固着した方向切換えレバー軸81が、エルボ頂部27内を横断して左右側板に軸支され、この方向切換えレバー81に下端縁が固着されている。そして、流下方向切換えレバー31の下面中央部にアーム32が直交に一端が固着され、エルボ頂部7の右側面に固定したスプリング止め片34と
前記アーム32の端末部との間にコイルスプリング33を張り渡している。図4の場合は、流下方向制御板13が前方斜めに倒れた状態であり、揚穀機10の上昇物を排出筒12に流下させるようになっている。流下方向切換えレバー31は、両端にそれぞれ引きロープ35を結着し、引きロープ35の下端部にロープ止め球38を取付けている。
【0030】
図5に示すように、流下方向切換えレバー31の後方側(図5では右側)をコイルスプリング33の弾力に抗し引きロープ35で下方に引くと、流下方向制御板13が後方旋回(図5では右旋回)する。この旋回状態は、コイルスプリング33の縮小と流下方向制御板13が流穀板30に接して保持される。
【0031】
図1において、78は側方送り円筒であり、側方送りスクリュー6の中心線上に中心線を一致させ、撹拌研磨箱1の右側面と穀物受け部26との間に固設し、撹拌研磨箱1と揚穀機10とを連通に接続している。
【0032】
以上の構成からなる大豆清浄機に籾殻と処理する大豆を容量で約3対7の割合(大豆の汚れが多い場合、籾殻の割合を増やす)で開閉上蓋7を開いて投入し、開閉上蓋7を閉止し、引きロープ35を操作して流下方向切換えレバー31を図4の状態にする。次に、スイッチボックス23によって羽根車駆動モータ40、側方送りスクリューモータ51および揚穀モータ58を回転させる。各モータの回転により回転研磨箱1内の大豆と籾殻が回転羽根車2と前、後部撹拌スクリュー3、4および底部撹拌スクリュー5の回転によって撹拌されるとともに、大豆が籾殻によって研磨される。研磨された大豆と籾殻は側方送りスクリュー6によって揚穀機10に送られ、揚穀機10の上部から還流排出筒12を流下し撹拌研磨箱1に還流し、再び撹拌研磨作用を受ける。
【0033】
適当時間の間、上述のようにして撹拌研磨作用を行い、ついで引きロープ35を操作し流下切換えレバー31を図5の状態にすると、揚穀機10の上部から大豆と籾殻が排出筒11を流下し機外に排出される。機外に排出された大豆と籾殻を気流選別(例えば、唐箕を使用する)し研磨された大豆を回収する。
【0034】
本発明において、大豆と籾殻を回転羽根車2だけで撹拌研磨すると、籾殻が大豆の下に潜るようになるが、前、後部および底部の撹拌スクリュー3、4および5によって大豆と籾殻を混合させるのである。また、揚穀機10により大豆と籾殻を撹拌研磨箱1に還流することによって、十分な混合と撹拌研磨作用の継続が可能になったのである。
【0035】
【発明の効果】
請求項1及び請求項2の発明によれば、大豆の清浄に水を使用しないので、水分による表皮の縮みや皺の発生がなく、大豆の汚れを落とすことができ、研磨材に廃材である籾殻を用いるので、研磨材の費用をきわめて安価にすることができる。また、撹拌研磨機を撹拌研磨箱の内部に回転羽根車と複数の撹拌スクリューを回転自在に横架したので、大豆と籾殻を満遍なく撹拌研磨することができ、大豆表面の汚れを完全に落とし、光沢があり商品価値の高い大豆を得ることができる。また、撹拌研磨箱の内部に設けた一方向送りスクリューにより大豆と籾殻を撹拌研磨箱の一側に立設した揚穀機に供給し、揚穀機上部から排出筒により撹拌研磨箱に還流するものにしたので、大豆と籾殻を繰返し撹拌研磨することができ、一人作業で大豆の汚れを完全に落とすまで撹拌研磨することができる。
【0036】
請求項3の発明によれば、撹拌研磨箱内に発生する塵埃を箱外に排除することができるので、衛生的な大豆の清浄作用を得ることができる。請求項4の発明によれば、回転羽根車の外周に周設した撹拌ロッドが回転羽根車の撹拌研磨作用を助長するので、回転羽根車の撹拌研磨効果を高めることができる。また、請求項5の発明によれば、スクリューのねじれ方向を中間部から左右に反対にした一本の撹拌スクリューが、撹拌研磨箱内の大豆と籾殻を左右に移動するので、大豆と籾殻の混合が良くなり、大豆表面の汚れを効果的に落とすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の大豆清浄機の前面を破断した正面図である。
【図2】A−A線矢視の要部断面図である。
【図3】図1の左側面図である。
【図4】同じく一部破断の右側面図である。
【図5】同じく一部を破断した要部の拡大右側面図ある。
【図6】一部品の斜視図である。
【符号の説明】
1 撹拌研磨箱
2 回転羽根車
3 前部撹拌スクリュー
4 後部撹拌スクリュー
5 底部撹拌スクリュー
6 側方送りスクリュー
7 開閉上蓋
8 固定上蓋
10 揚穀機
11 排出筒
12 還流排出筒
14 排塵装置
15 筒体軸
16 フランジ
17 先端右曲げ羽根板
18 先端左曲げ羽根車
19、20、21、22 撹拌ロッド
79 竪型モータ
82 羽根車端末軸

Claims (5)

  1. 内部に回転羽根車及び複数の撹拌スクリューを回転自在に横架し、内部の底部に一方向送りスクリューを設け、上蓋を開閉固定自在にした撹拌研磨箱に、前記一方向送りスクリューの送り方向の一側に揚穀機を連通に設け、前記上蓋より大豆と籾殻を撹拌研磨箱に投入し、回転羽根車と複数の撹拌スクリューによって撹拌研磨しながら一方向送りスクリューにより揚穀機に供給し、揚穀機に接続した排出筒により撹拌研磨箱に還流させて撹拌研磨を繰返し、適当時間後に撹拌研磨箱から排出した大豆と籾殻を気流選別する大豆清浄方法。
  2. 内部に回転羽根車及び複数の撹拌スクリューを回転自在に横架し、内部の底部に一方向送りスクリューを設け、上蓋を開閉固定自在にした撹拌研磨箱と、前記一方向送りスクリューの送り方向側において前記撹拌研磨箱の一側に撹拌研磨箱と連通に立設し、頂部から下方に排出筒を設けた揚穀機とを備えた大豆清浄機。
  3. 前記撹拌研磨箱が、上蓋に吸引式の排塵装置を設けている請求項2記載の大豆清浄機。
  4. 前記回転羽根車が、筒体軸に等ピッチにフランジを固着に併設し、この各フランジに先端右曲げと先端左曲げの羽根板の基部を円周四等分箇所に交互に固定するとともに、隣接するフランジの羽根板固定位置を所定角度だけ偏位させ、各先端右曲げ羽根板の先端部と中間部および先端左曲げ羽根板の先端部と中間部にそれぞれ撹拌ロッドを周設したものである請求項2記載の大豆清浄機。
  5. 前記複数の撹拌スクリューのうち1本が、中間部から左右にスクリューねじれ方向を反対にしている請求項2記載の大豆清浄機。
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