JP3868308B2 - 電子メールシステム、メールサーバ及びプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークを介してある特定の相手とメッセージをやり取りするための電子メールシステム、メールサーバ及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
電子メールシステム、とりわけ、インターネット上の電子メールシステムは、相手がインターネットに接続可能な電子メールアカウントを持ってさえいれば、どんな遠隔地であっても、あるいはどんな企業または組織に属していようとも、その相手と電子メールを送受信することができる。このため、今日においては、公私の別なく、また、老若男女を問わず、多数の人々に利用されているところである。
【0003】
一般に電子メールの利用者は、インターネットサービスプロバイダ(ISP:インターネット接続業者)や所属組織または所属企業などから電子メールアカウントの提供を受ける。このアカウントには、送信サーバのアドレス(いわゆるSMTPサーバアドレス)、受信サーバのアドレス(いわゆるPOPサーバアドレス)、及び、利用者個人のアドレス(いわゆるメールアドレス)、並びに、POPサーバ認証用のパスワードなどが含まれる。なお、SMTPとはSimple Mail Transfer Protocolの略、POPとはPost Office Protocolの略である。
【0004】
図3は、電子メールシステムの概念図である。インターネット上の電子メールシステムを利用するうえで、一般的にメールクライアントとメールサーバ(SMTPサーバとPOPサーバ)の二つの要素が必要である。メールクライアントは主に▲1▼エディタ機能などで編集した文面を電子メールとして送信する、▲3▼電子メールを受信して読みやすい形式で表示する、といった二つの機能を備える。メールクライアントはパーソナルコンピュータや携帯情報端末あるいは携帯電話機などの端末上で動作するアプリケーションソフトの形で提供されることが多く、こうしたソフトウェアはMUA(Mail User Agent)と呼ばれる。
【0005】
一方、メールサーバは、▲2▼自身が管轄している宛先(自ドメインのメールアドレス)への電子メールを受け取った場合は適切なメールボックスに保存する、▲4▼自身が管轄していない宛先(他ドメインのメールアドレス)への電子メールを受け取った場合はその宛先を参照して他のメールサーバへ電子メールを転送する、という二つの機能(SMTPサーバの機能である)を備えるほか、さらに、自ドメインのメールボックスを管理し、MUAからのメールボックス参照要求を受け付けると認証を行い、その利用者への受信メールがメールボックスに届いていた場合に要求元のMUAに電子メールを送信するという機能(▲3▼の補助機能であり、POPサーバの機能である)を備える。
【0006】
メールサーバは、現実の郵便システムにおける郵便局に相当し、MTA(Mail Transport Agent)と呼ばれる。なお、電子メールシステムの規模によっては、SMTPサーバとPOPサーバを別々のサーバとして運用することもあるが、図示の例では簡単化のために、1台のMTAでSMTPサーバとPOPサーバを兼用しているものとして図解している。
【0007】
さて、このような電子メールシステムにおいて、一の利用者(便宜的に「利用者A」という)から二の利用者(便宜的に「利用者B」という)への電子メール送信の手順を説明する。
【0008】
まず、利用者AはMUAを操作して利用者B宛の電子メールを作成する。電子メールの構造は、エンベロープ部、メールヘッダ部及びメッセージボディ部の三つからなる。エンベロープ部は現実の郵便における封筒にあたる部分であり、通常は利用者に意識されない部分である。メールヘッダ部は各種の制御情報などが指定される部分であり、この部分に差出人のメールアドレス(以下「送信元アドレス」)や受取人のメールアドレス(以下「送信先アドレス」)及びメールの標題などが格納される。メッセージボディ部は電子メールの本文を格納する部分である。
【0009】
利用者B宛の電子メールを作成すると、この電子メールの送信元アドレスには利用者Aのメールアドレスがセットされ、送信先アドレスには利用者Bのメールアドレスがセットされる。さらに、標題と本文には、それぞれ利用者Aによって入力された任意の文字列(添付ファイルがある場合はそのバイナリデータを含む)がセットされる。
【0010】
利用者Aは、MUAを操作して、作成された電子メールを選択し、送信ボタンを押すと、MUAはあらかじめ設定されたSMTPサーバ(MTA)にその電子メールを送信する。MTAは電子メールを受け取り、そのメールヘッダ部の情報に基づいて、自身が管轄するドメイン(自ドメイン)宛のメールであるか否かを判定し、自ドメイン宛のメールであれば、適切なメールボックス(この場合は、利用者Bのメールボックス)に受け取った電子メールを格納する。または、他ドメイン宛の電子メールであれば、適切なSMTPサーバ(MTA)に転送する。
【0011】
一方、利用者Bは、適当な時点で、MUAを操作して認証を行った後、自分のメールボックスにアクセスし、電子メールが届いている場合はその電子メールを読み込み、内容を確認する。
【0012】
以上が、一般的な電子メールの送受信手順の流れである。
【0013】
ところで、かかる手順からも明らかなように、ある特定の相手に電子メールを確実に届けるためには、その相手のメールアドレスを事前に知っていなければならない。このため、通常は、名刺に自分のメールアドレスを印刷したり口頭で伝えたりして、メールアドレスの告知を図るが、メールアドレスは終生不変のものではなく、たとえば、迷惑メールなどの被害を避けるために、度々変更されることがある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
メールアドレスを変更した場合の不都合な点は、その変更を全ての相手に伝える確実な方法がないことである。すなわち、変更を知らなかった者は、変更前のメールアドレスを使って電子メールを送信することとなり、この場合は、当然のことながら電子メールを届けることができない(不達メールになる)。
【0015】
このような問題点は、とりわけ、携帯電話を利用した電子メールシステム(特にiメール(R))において顕在化する。iメール(R)は、パケット通信従量制のシステムであり、電子メールの受信料を受信者が負担しなければならないからである。このため、iメール(R)を利用した迷惑メールは、送信者(広告メール等の送り付け業者)にとってきわめて都合がよく、無作為に大量に配布される結果、多くのユーザが被害を受けており、社会問題ともなっている。しかしながら、こうした迷惑メールを受け取らないようにするための根本的な解決策は、メールアドレスの変更しかないのが現状であり、アドレス変更に伴う上記の不都合(不達メールの発生)を甘んじて受けなければならないという問題点がある。
【0016】
したがって、本発明が解決しようとする課題は、メールアドレスを変更した場合に、その変更をいちいち相手に伝える必要がなく、もって、いつでも好きなときにメールアドレスの変更を行うことができ、とりわけ迷惑メール対策に効果を発揮する電子メールシステムを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明は、メールクライアントとメールサーバとを含む電子メールシステムでり、メールクライアント及びメールサーバは、それぞれ以下の手段を備える。
【0018】
すなわち、
前記メールクライアントは、
そのメールクライアントを利用する利用者のメールアドレスと前記電子メールシステム内で唯一無二の識別情報とを保持する第一保持手段と、
電子メールの送信相手のメールアドレスとその送信相手の識別情報とを関連づけて保持する第二保持手段と、
電子メールの作成手段と、
前記作成手段によって作成された電子メールのメールヘッダ部に、前記第一保持手段から読み出されたメールアドレスと識別情報とを送信元情報としてセットする第一セット手段と、
前記作成手段によって作成された電子メールのメールヘッダ部に、前記第二保持手段から読み出されたメールアドレスと識別情報とを送信先情報としてセットする第二セット手段と、
前記第一及び第二セット手段によってメールヘッダ部に所要の情報がセットされた電子メールをメールサーバに送信する送信手段とを備える。
【0019】
さらに、
前記メールサーバは、
前記電子メールシステムを利用する全ての利用者のメールアドレスと識別情報とを関連づけて保持する第三保持手段と、
前記メールクライアントから電子メールを受け取ると、そのメールヘッダ部にセットされている識別情報に対応するメールアドレスを前記第三保持手段から取り出し、取り出したメールアドレスとメールヘッダ部にセットされているメールアドレスとの一致/不一致を判定する判定手段と、
前記判定手段により、一致が判定された場合には送信元及び送信先のメールアドレスをそのままにし、または、送信元のメールアドレスの不一致が判定された場合にはメールヘッダ部にセットされているメールアドレスで前記第三保持手段のメールアドレスを置き換え、若しくは、送信先のメールアドレスの不一致が判定された場合には前記第三保持手段から取り出したメールアドレスでメールヘッダ部にセットされているメールアドレスを置き換える置換手段と、
前記置換手段による処理を受けた後の電子メールを送信先のメールアドレス宛に送信する送信手段とを備える。
【0020】
この発明の作用を説明する。
まず、この発明におけるメールアドレスの変更は、第一保持手段に保持されているメールアドレスを書き換えることによって行われる。すなわち、メールクライアントの利用者は必要に応じ、所定の形式に従って、第一保持手段に保持されているメールアドレスの書き換えを行う。所定の形式とは、たとえば、インターネット電子メールのメールアドレス形式である。この形式ではドメイン以外(アットマーク“@”よりも前の文字列)の変更が認められている(ただし、同一ドメイン内で未使用の文字列)。ここでは、変更前のメールアドレスを“yamada@xxx.com”、変更後のメールアドレスを“taro@xxx.com”と仮定する。
【0021】
本発明の電子メールシステムは、各利用者ごとに唯一無二の識別情報(以下「ID」という)を発行する。このIDは利用者ごとに固有の値を持ち、その値はシステム内で重複することはない。
【0022】
この発明のメールクライアントは、電子メールを作成する際、そのメールヘッダ部に送信元アドレスと送信先アドレスをセットする点で従来のメールクライアントと共通し、そのメールヘッダ部に、さらに、メール作成者のIDと相手先のIDをセットする点で相違する。メール作成者のIDは第一保持手段から読み出されたもの、相手先のIDは第二保持手段から読み出されたものである。
【0023】
ここで、第一保持手段に保持されているメールアドレスを“taro@xxx.com”(変更後のもの)、IDを“1234”とし、第二保持手段に保持されているメールアドレスを“hana@xxx.com”、IDを“5678”と仮定する。
【0024】
この場合、メールクライアントによって作成された電子メールのメールヘッダ部には、
送信元アドレス:taro@xxx.com(変更後のもの)
送信元ID:1234
送信先アドレス:hana@xxx.com
送信先ID:5678
がセットされる。
【0025】
かかる電子メールがこの発明のメールサーバで受け取られると、このメールサーバは、第三の保持手段からID“1234”に対応するメールアドレスと、ID“5678”に対応するメールアドレスを取り出す。
【0026】
今、取り出されたメールアドレスをそれぞれ“yamada@xxx.com”、“hana@xxx.com”とする。“yamada@xxx.com”は変更前のメールアドレスである。
【0027】
メールサーバは、電子メールのメールヘッダ部にセットされているメールアドレスと、第三保持手段から取り出したメールアドレスと一致/不一致を判定する。
【0028】
判定結果は、以下の三つのケースに分かれる。
<一致>
送信元アドレスも送信先アドレスも一致しているケースである。この場合は、正しいメールアドレスであるため、そのまま、送信しても差し支えない。
【0029】
<送信元アドレスの不一致>
この場合、送信者のメールクライアントでメールアドレスが変更(“yamada@xxx.com”→“taro@xxx.com”)されているため、第三保持手段に保持されているメールアドレスを正しいメールアドレスに置き換える(“yamada@xxx.com”→“taro@xxx.com”)。メールヘッダ部は変更しない。
【0030】
<送信先アドレスの不一致>
この場合、メールヘッダ部を変更する必要があるため、第三保持手段に保持されている正しいメールアドレスで、メールヘッダ部の送信先アドレスを置き換える。
【0031】
<一致>のケースでは、従来と同様に、メールサーバで電子メールを送信することができる。また、<送信元アドレスの不一致>のケースでは、メールサーバの第三保持手段内の情報を更新することができ、あるいは、<送信元アドレスの不一致>のケースでは、電子メールのメールヘッダ部の情報を、第三保持手段の情報で置換することができる。
【0032】
したがって、各利用者の最新のメールアドレスをメールサーバの第三保持手段で保持することができ、仮に、変更前の古いメールアドレス(“yamada@xxx.com”)を送信先アドレスに間違ってセットした場合であっても、メールサーバで新しいメールアドレス(“taro@xxx.com”)に置き換えて送信できるから、電子メールの不達を回避できるという格別のメリットが得られる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、以下の説明における様々な細部の特定ないし実例および数値や文字列その他の記号の例示は、本発明の思想を明瞭にするための、あくまでも参考であって、それらのすべてまたは一部によって本発明の思想が限定されないことは明らかである。また、周知の手法、周知の手順、周知のアーキテクチャおよび周知の回路構成等(以下「周知事項」)についてはその細部にわたる説明を避けるが、これも説明を簡潔にするためであって、これら周知事項のすべてまたは一部を意図的に排除するものではない。かかる周知事項は本発明の出願時点で当業者の知り得るところであるので、以下の説明に当然含まれている。
【0034】
図1は、本実施の形態における電子メールシステムの概念図である。この図において、電子メールシステム10は、メールクライアント11(作成手段、第一セット手段、第二セット手段、送信手段)とメールサーバ12(判定手段)とを含む。メールクライアント11は、従来技術におけるMUAに相当し、メールサーバ12は従来技術におけるMTAに相当し、メールクライアント11とメールサーバ12の間は、インターネット等のネットワーク(以下、単に「ネットワーク」という)を介して相互に通信可能に接続されている。
【0035】
メールクライアント11の実体は、ネットワークに接続可能なパーソナルコンピュータや携帯情報端末または携帯電話機等の各種ハードウェア上で動作するメールクライアントソフトである。また、メールサーバ12の実体は、ネットワークに接続可能なサーバ専用コンピュータやパーソナルコンピュータ等の各種ハードウェア上で動作するメールサーバソフトである。いずれも、コンピュータ等のハードウェアリソースとソフトウェアリソースとの有機的結合によって、メールクライアントやメールサーバとして必要な機能を実現する点で共通する。
【0036】
これらのメールクライアント11及びメールサーバ12は、以下の機能を有する。
<メールクライアント11>
メールクライアント11は、そのメールクライアント11を利用する者(利用者)のメールアカウント(電子メールシステム10のアカウント)を保持する第一保持手段13を有する。この第一保持手段13は、電子メールシステム10から割り当てられた識別情報(システム内で唯一無二の情報;以下「ID」)を格納するための自IDフィールド13aと、当該利用者のメールアドレスを格納するための自アドレスフィールド13bとを少なくとも備える。
【0037】
また、メールクライアント11は、電子メール送信相手のアドレス情報を保持する第二保持手段14を有する。この第二保持手段14は、いわゆる「アドレス帳」として利用されるものであり、複数のデータレコードで構成される。各レコードは、送信相手のIDを格納するためのIDフィールド14aと、送信相手のメールアドレスを格納するためのアドレスフィールド14bとを少なくとも備える。
【0038】
メールクライアント11は、通常のメールクライアントソフトと同様に、電子メールの「編集」(または作成)、「送信」、「受信」及び「表示」の各機能を有する。すなわち、RFC(Request For Comment)822形式の電子メールを編集し、それをメールサーバ12に送信し、また、自分宛の電子メールをメールボックスから受信し、それを表示する機能を有する。
【0039】
ここで、RFC822形式の電子メールは、先に説明したとおり、エンベロープ部、メールヘッダ部及びメッセージボディ部の三つからなるが、本実施の形態における電子メールは、そのうちのメールヘッダ部に、以下の二つの特定用途フィールド(「拡張フィールド」または「利用者定義フィールド」ともいう)を追加した点に特徴がある。
【0040】
図において、メールクライアント11によって編集された電子メールのメールヘッダ部15には、少なくとも、送信元アドレス、送信先アドレス、送信元ID及び送信先IDの各フィールドが設けられている。RFC822の規定に従えば、送信元アドレスは「From」フィールドであり、送信先アドレスは「To」フィールドである。また、送信元IDと送信先IDは、特定用途フィールド(いわゆるX−ヘッダ)であり、本実施の形態における電子メールシステム10に特有のものである。X−ヘッダの命名は他の電子メールシステムで使用されていない名前であれば自由である。以下、送信元IDフィールドのX−ヘッダ名を“X−himitsu−sender−id”とし、送信先IDフィールドのX−ヘッダ名を“X−himitsu−recipient−id”とする。
【0041】
ここで、“X−”は特定用途フィールドであることを示す接頭記号、“himitsu−”は特定の電子メールシステム(電子メールシステム10)を示す文字列、“sender−id”と“recipient−id”はそれぞれ送信元ID及び送信先IDを示す文字列である。なお、“フィールド”を“タグ”ということもある。
【0042】
メールクライアント11は、電子メールを編集する際、その電子メールのメールヘッダ部15の各フィールドに第一保持手段13及び第二保持手段14の保持情報をセットする。
【0043】
すなわち、送信元アドレス(From)に第一保持手段13の自アドレスフィールド13bの情報(“yamada@xxx.com”)をセットし、送信元ID(X−himitsu−sender−id)に第一保持手段13の自アドレスフィールド13bの情報(“1234”)をセットすると共に、送信先アドレス(To)に第二保持手段14の選択アドレスフィールド14bの情報(後述)をセットし、送信先ID(X−himitsu−recipient−id)に第二保持手段14の選択IDフィールド14aの情報(後述)をセットする。
【0044】
ここに、選択IDフィールド14a及び選択アドレスフィールド14bとは、電子メールを編集する際に、利用者によって選択された第二保持手段14の送信先選択レコードのことである。たとえば、図示の例において、波線で囲まれた第二レコードを選択レコードとすると、このレコードのIDフィールド14aの保持情報(“5678”)がメールヘッダ部15の送信先ID(X−himitsu−recipient−id)にセットされ、同レコードのアドレスフィールド14bの保持情報(“hana@xxx.com”)がメールヘッダ部15の送信先アドレス(To)にセットされる。
【0045】
<メールサーバ12>
一方、メールサーバ12は、電子メールシステム10の全ての利用者のメールアカウントを保持する第三保持手段(以下「テーブル」ということもある)16を有する。この第三保持手段16は、各利用者のIDを格納するためのIDフィールド16aと、各利用者のメールアドレスを格納するためのアドレスフィールド16bとを少なくとも備え、それぞれの利用者のIDとメールアドレスとを関連づけて保持する。たとえば、図示の例では、ID“1234”の利用者について、そのメールアドレスとして“yamada@xxx.com”が保持されており、また、ID“5678”の利用者について、そのメールアドレスとして“hana@xxx.com”が保持されている。
【0046】
メールサーバ12は、従来のメールサーバ(図3のMTA)と同様に、メールクライアント11から送信された電子メールを受け取り、その電子メールのメールヘッダ部15の送信先アドレス(To)にセットされた情報に従って電子メールを転送(メールボックスへの配信または他のMTAへの中継)するが、本実施の形態のメールサーバ12は、その転送処理において、以下の特徴的なプロセスを実行する。
【0047】
すなわち、まず、メールヘッダ部15の送信元ID(X−himitsu−recipient−id)フィールドと送信先ID(X−himitsu−recipient−id)フィールドの情報(図示の例では“1234”と“5678”)を取り出し、それらの情報を用いて第三保持手段16のレコードを検索する(ステップS1)。次いで、ID一致のレコードを検索すると、そのレコードのアドレスフィールド16bからアドレスを取り出し、メールヘッダ部15の送信元アドレス(From)フィールドと送信先アドレス(To)フィールドの情報と照合する(ステップS2)。
【0048】
次に、照合結果に応じた処理を実行するが、照合結果は、次の三つのケースに分かれる。
<一致>・・・・(イ)
送信元アドレスと送信先アドレスが共に一致するケースである。このケースでは、メールクライアント11から受け取った電子メールをそのまま送信する(ステップS3:送信手段)。
【0049】
今、第三保持手段16から取り出されたアドレスを“yamada@xxx.com”と“hana@xxx.com”とすると、この場合、メールヘッダ部15の送信元アドレス(From)フィールドの情報が“yamada@xxx.com”であり、且つ、送信先アドレス(To)フィールドの情報が“hana@xxx.com”であるから、このケース(イ)に該当し、メールサーバ12は、メールクライアント11から受け取った電子メールをそのまま送信する(ステップS3:送信手段)。
【0050】
<送信元アドレス不一致>・・・・(ロ)
送信元アドレスが一致しない(第一保持手段13の情報と第三保持手段の情報が一致しない)ケースである。このケースは、メールクライアント11の利用者によって自己のメールアドレス(第一保持手段13の自アドレスフィールド13bの情報)が変更され、その変更後、初めてメールサーバ12で当該メールクライアント11からの電子メールが受け取られたときに発生する。この受け取り時点において、メールサーバ12の第三保持手段16に保持されている当該利用者のメールアドレスは変更前の旧アドレスである。
【0051】
図2は、このケース(ロ)における特異プロセスの抽出図である。
今、第三保持手段16から取り出されたアドレスを“yamada@xxx.com”とすると、この場合、メールヘッダ部15の送信元アドレス(From)フィールドの情報が不一致になる。このケースでは、送信元アドレスが“yamada@xxx.com”から“taro@xxx.com”に変更されており、メールクライアント11から受け取った電子メールをそのまま送信する(ステップS3:送信手段)と、不達メールにはならないものの、次の不都合を招く。
【0052】
すなわち、その電子メールを受け取った利用者がメールヘッダ部15の送信元アドレス(From)フィールドに注目すれば、メールアドレスの変更を知ることができ、自分のアドレス帳(第二保持手段14)のアドレスを修正できるが、多くの利用者はメールヘッダ部15を子細に眺めないため、メールアドレスの変更を見落としてしまう。その結果、変更前のメールアドレス(“yamada@xxx.com”)を使用して返信メール等を送信することとなり、結局、変更後のメールアドレス(“taro@xxx.com”)にメールを届けることができなくなるから、その段階で不達メールが発生するという不都合を招く。
【0053】
そこで、本実施の形態におけるメールサーバ12は、かかるケース(ロ:送信元アドレス不一致)の場合、第三保持手段(テーブル)16の該当アドレス(“yamada@xxx.com”)を送信元アドレス(To)フィールドの情報、すなわち、変更後のメールアドレス(“taro@xxx.com”)で置き換えるという処理を実行する(ステップS4:置換手段)。
【0054】
こうすることにより、次のケース(ハ)の処理と相まって、上記の不都合を解消できる。
<送信先アドレス不一致>・・・・(ハ)
メールクライアント11から受け取った電子メールの送信先アドレス(To)に、変更前のアドレス(“yamada@xxx.com”)が使用されていたケースである。このケースでは、メールサーバ12は、第三保持手段(テーブル)16の該当アドレスで送信元アドレス(To)フィールドの情報を置き換えるという処理を実行する(ステップS5:置換手段)。
【0055】
ここで、前記のケース(ロ:送信元アドレス不一致)において、第三保持手段16の該当アドレスが“yamada@xxx.com”から“taro@xxx.com”に置換されているとすると、この送信先アドレス不一致のケース(ハ)では、第三保持手段(テーブル)16の該当アドレス(“taro@xxx.com”)で送信元アドレス(To)フィールドの情報(“yamada@xxx.com”)が置き換えられるため、結局、メール送信処理(ステップS3:送信手段)は、変更後のメールアドレス(“taro@xxx.com”)に対して行われることになる。
【0056】
したがって、利用者ID“1234”のメールアドレスが“yamada@xxx.com”から“taro@xxx.com”に変更された場合、その変更を知らない他の利用者(たとえば、ID“5678”を持つ利用者)から変更前のメールアドレス(“yamada@xxx.com”)で出された電子メールであっても、送信先アドレス(To)を正しいメールアドレス(“taro@xxx.com”)に置き換えて送信することができ、電子メールの不達問題を回避することができるという格別の効果が得られる。
【0057】
なお、上記の送信先アドレス不一致のケース(ハ)において、ステップS5を実行する際に、電子メール送信元のメールクライアント11に対して、送信先アドレスの置換を行った旨と、その置換後のメールアドレスの情報(及びそのID)を通知する(ステップS6)ようにすると、電子メール送信元のメールクライアント11の第二保持手段14の該当アドレスを、手動または自動で変更することが可能になるから好ましい。
【0058】
本実施の形態の主要な機能は、マイクロコンピュータを含むハードウェア資産と、オペレーティングシステムや各種プログラムなどのソフトウェア資産との有機的結合によって機能的に実現されるものであるが、ハードウェア資産およびオペレーティングシステムは汎用のものを利用できるから、本発明にとって欠くことのできない必須の事項は、実質的に、前記のメールクライアント11及びメールサーバ12を実現するためのプログラムに集約されているということがいえる。したがって、本発明は、かかるプログラムそれ自体、またはそのプログラムのすべて若しくはその要部を格納した、フレキシブルディスク、光ディスク、磁気ディスク、ハードディスク、半導体メモリなどの記録媒体(それ自体が流通経路に乗るものはもちろん、ネットワーク上にあって記録内容だけを提供するものも含む)を包含するものである。
【0059】
【発明の効果】
本発明によれば、各利用者の最新のメールアドレスをメールサーバの第三保持手段で保持することができ、仮に、変更前の古いメールアドレス(“yamada@xxx.com”)を送信先アドレスに間違ってセットした場合であっても、メールサーバで新しいメールアドレス(“taro@xxx.com”)に置き換えて送信できるから、電子メールの不達を回避できるという格別のメリットが得られる。
【0060】
したがって、メールアドレスを変更した場合に、その変更をいちいち相手に伝える必要がなく、もって、いつでも好きなときにメールアドレスの変更を行うことができ、とりわけ迷惑メール対策に効果を発揮する電子メールシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態における電子メールシステムの概念図である。
【図2】送信元アドレス不一致のケース(ロ)における特異プロセスの抽出図である。
【図3】電子メールシステムの概念図である。
【符号の説明】
10 電子メールシステム
11 メールクライアント(作成手段、第一セット手段、第二セット手段、送信手段)
12 メールサーバ(判定手段)
13 第一保持手段
14 第二保持手段
15 メールヘッダ部
16 第三保持手段
S3 ステップ(送信手段)
S4 ステップ(置換手段)
S5 ステップ(置換手段)
Claims (4)
- メールクライアントとメールサーバとを含む電子メールシステムにおいて、
前記メールクライアントは、
そのメールクライアントを利用する利用者のメールアドレスと前記電子メールシステム内で唯一無二の識別情報とを保持する第一保持手段と、
電子メールの送信相手のメールアドレスとその送信相手の識別情報とを関連づけて保持する第二保持手段と、
電子メールの作成手段と、
前記作成手段によって作成された電子メールのメールヘッダ部に、前記第一保持手段から読み出されたメールアドレスと識別情報とを送信元情報としてセットする第一セット手段と、
前記作成手段によって作成された電子メールのメールヘッダ部に、前記第二保持手段から読み出されたメールアドレスと識別情報とを送信先情報としてセットする第二セット手段と、
前記第一及び第二セット手段によってメールヘッダ部に所要の情報がセットされた電子メールをメールサーバに送信する送信手段とを備え、
前記メールサーバは、
前記電子メールシステムを利用する全ての利用者のメールアドレスと識別情報とを関連づけて保持する第三保持手段と、
前記メールクライアントから電子メールを受け取ると、そのメールヘッダ部にセットされている識別情報に対応するメールアドレスを前記第三保持手段から取り出し、取り出したメールアドレスとメールヘッダ部にセットされているメールアドレスとの一致/不一致を判定する判定手段と、
前記判定手段により、一致が判定された場合には送信元及び送信先のメールアドレスをそのままにし、または、送信元のメールアドレスの不一致が判定された場合にはメールヘッダ部にセットされているメールアドレスで前記第三保持手段のメールアドレスを置き換え、若しくは、送信先のメールアドレスの不一致が判定された場合には前記第三保持手段から取り出したメールアドレスでメールヘッダ部にセットされているメールアドレスを置き換える置換手段と、
前記置換手段による処理を受けた後の電子メールを送信先のメールアドレス宛に送信する送信手段とを備える
ことを特徴とする電子メールシステム。 - メールクライアントとメールサーバとを含む電子メールシステムに用いられるメールサーバであって、
前記メールサーバは、
前記電子メールシステムを利用する全ての利用者のメールアドレスと識別情報とを関連づけて保持する第三保持手段と、
前記メールクライアントから電子メールを受け取ると、そのメールヘッダ部にセットされている識別情報に対応するメールアドレスを前記第三保持手段から取り出し、取り出したメールアドレスとメールヘッダ部にセットされているメールアドレスとの一致/不一致を判定する判定手段と、
前記判定手段により、一致が判定された場合には送信元及び送信先のメールアドレスをそのままにし、または、送信元のメールアドレスの不一致が判定された場合にはメールヘッダ部にセットされているメールアドレスで前記第三保持手段のメールアドレスを置き換え、若しくは、送信先のメールアドレスの不一致が判定された場合には前記第三保持手段から取り出したメールアドレスでメールヘッダ部にセットされているメールアドレスを置き換える置換手段と、
前記置換手段による処理を受けた後の電子メールを送信先のメールアドレス宛に送信する送信手段とを備える
ことを特徴とするメールサーバ。 - コンピュータにメールサーバとしての処理機能を実行させるためのプログラムであって、
前記処理機能は、
前記電子メールシステムを利用する全ての利用者のメールアドレスと識別情報とを関連づけて保持する第三保持手段と、
前記メールクライアントから電子メールを受け取ると、そのメールヘッダ部にセットされている識別情報に対応するメールアドレスを前記第三保持手段から取り出し、取り出したメールアドレスとメールヘッダ部にセットされているメールアドレスとの一致/不一致を判定する判定手段と、
前記判定手段により、一致が判定された場合には送信元及び送信先のメールアドレスをそのままにし、または、送信元のメールアドレスの不一致が判定された場合にはメールヘッダ部にセットされているメールアドレスで前記第三保持手段のメールアドレスを置き換え、若しくは、送信先のメールアドレスの不一致が判定された場合には前記第三保持手段から取り出したメールアドレスでメールヘッダ部にセットされているメールアドレスを置き換える置換手段と、
前記置換手段による処理を受けた後の電子メールを送信先のメールアドレス宛に送信する送信手段と
を含むことを特徴とするプログラム。 - 前記メールサーバは、前記置換手段によって、メールアドレスが置き換えられた際に、少なくとも置換後のメールアドレスとそのメールアドレスの識別情報とを当該電子メールの送信元に通知することを特徴とする請求項2記載のメールサーバ。
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