JP3868289B2 - 殺鼠剤用容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、鼠の毒餌剤容器に関し、特に喫食性を向上させた殺鼠剤用容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、毒餌剤容器としては種々のものが知られていたが、そのほとんどがゴキブリ用であった。ゴキブリ用以外では、アリ用等が若干あるが、いずれにしても小さな害虫をターゲットとしていた。
【0003】
従来の殺鼠剤は数日間食べ続けさせて体内に有効成分を蓄積させ、その結果、致死させるものであった。したがって、毒性が低く誤食の問題が少ないため、開放型の容器が使用可能であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、殺鼠剤においても、ゴキブリ用毒餌剤のように一回の喫食で効果が現れるような製剤も開発されており、誤食を防止できる殺鼠剤用容器の開発が望まれている。従来の殺鼠剤用容器は開放型であったため、誤食防止機能が十分とはいえなかった。
また、従来の殺鼠剤用容器では、鼠の喫食性が十分とはいえなかった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、幼児などの誤食防止ができ、かつ、鼠の喫食性を向上させた殺鼠剤用容器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、下記構成により達成される。
(1) 殺鼠剤を内部に収容するための殺鼠剤用容器であって、鼠が当該容器に進入するための入口と、殺鼠剤を収容するための殺鼠剤収容室と、前記殺鼠剤収容室に進入するための開口部と、前記入口から前記開口部に鼠を導く通路と、を有し、前記殺鼠剤収容室の空間は、前記開口部を除いて、天板と底板と側壁とで囲まれており、前記入口及び開口部には側壁が存在せず、前記通路は、前記入口から直進したときに突き当る進路変更用側壁を備え、 前記開口部は、前記進路変更用側壁に沿って進行した位置にあって、当該開口部から進入した後、前記殺鼠剤に向かうためには、進行方向を変えなければならない向きに開口しており、前記殺鼠剤が前記殺鼠剤収容室に収容されると、前記入口から、前記開口部を通して前記殺鼠剤を目視できる隙間を有することを特徴とする殺鼠剤容器。
(2) 前記通路は、奥に向かうほど暗くなるように外部から遮光されることを特徴とする(1)に記載の殺鼠剤用容器。
【0006】
上記構成の殺鼠剤用容器によれば、鼠は、入口から、内部に収容された殺鼠剤に辿り着くまでの間に、少なくとも体の向きを2回変えながら殺鼠剤へと向かう。このような構成により、鼠の警戒心が薄らぐためか、鼠の喫食性が増加する。また、入口から角を曲がらなければ殺鼠剤に辿り着けないようにすることで、幼児などの誤食防止効果を奏する。また、通路の奥に向かうほど暗くなるように外部から遮光されている場合、鼠のもつ暗い場所を好む習性からか、鼠の喫食性を顕著に増加させることができる。
【0007】
殺鼠剤の形態は、ゲル、ペースト、ゼリー、液体など、どのような形態であってもよい。また、殺鼠剤の効能は、速効性であっても、遅効性であってもよい。殺鼠剤が速効性である場合には、その殺鼠剤を食した鼠はその周囲で死に至る。殺鼠剤が遅効性である場合には、鼠がその殺鼠剤を巣に持ち帰れば、その持ち帰った殺鼠剤を食した他の鼠も防除することができる。
【0008】
殺鼠剤としては、例えば、穀物をパラフィンで固めてかじりやすくしたものに、有効成分として、単回摂食型のジフェチアロンを加えたものが挙げられる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。図1に、本発明の第1実施形態の殺鼠剤用容器10を示す。殺鼠剤用容器10は、入口から殺鼠剤までの通路に、通路を通過する鼠に体の向きを変えせしめる角を2個有している。殺鼠剤用容器10は、主として、殺鼠剤収容部11と、エントランス部12とから構成される。殺鼠剤用容器10は、例えば、厚さ寸法が1mm〜2mm程度の一枚の厚紙に適宜切り込みを入れ、それを折り畳むことによって簡単に形成される。
【0010】
殺鼠剤収容部11は、天板13、底板14、第一側板15、第二側板16、後板17、第一進路変更用板23、第二進路変更用板24によって外部から遮光された暗い空間になっている。
エントランス部12は、天板延長部18、前板19、底板延長部20、第一側板延長部21、第二側板延長部22、第一進路変更用板23、第二進路変更用板24、第一開口部25、第二開口部26(図2に示される)を備えている。
【0011】
天板延長部18は、天板13の前端部における中央部から四角形の屋根状に突出して形成されている。前板19は、後板17に対向するように、天板延長部18の前端部に連設されている。前板19は、上部の長さ寸法(幅寸法)が下部の長さ寸法よりも大きく形成されている。
底板延長部20は、底板14の前端部から延長して形成されている。底板延長部20の中央部には、前板19の下端部が連設されている。第一側板延長部21は、第一側板15の前端部から延長して形成されている。第二側板延長部22は、第一側板延長部21に対向するように、第二側板16の前端部から延長して形成されている。
【0012】
第一進路変更用板23は、天板13の前端部における第一側板15側において後板17に対向するように、天板13及び底板延長部20に連設されている。第一進路変更用板23は、前板19から後板17側に引っ込んで配置されている。
第二進路変更用板24は、天板13の前端部における第二側板16側において後板17に対向するように、天板13及び底板延長部20に連設されている。第二進路変更用板24は、前板19から後板17側に引っ込んで配置されている。
【0013】
第一開口部25は、エントランス部12の第一側板延長部21側において、天板延長部18、前板19、底板延長部20、第一進路変更用板23によって囲まれた四角形状の開口として形成されている。第一開口部25は、殺鼠剤収容部11内に連通されている。
エントランス部12には、前板19、底板延長部20、第一側板延長部21によって囲まれた第一入口28が形成されている。第一入口28の上方部は開放されている。
【0014】
第二開口部26は、エントランス部12の第二側板延長部22側において、天板延長部18、前板19、底板延長部20、第二進路変更用板24によって囲まれた四角形状の開口として形成されている。第二開口部26は、第一開口部25と同様に、殺鼠剤収容部11内に連通されている。
エントランス部12には、前板19、底板延長部20、第二側板延長部22によって囲まれた第二入口29が形成されている。第二入口29の上方部は開放されている。
こうして、エントランス部12の、前板19の一方側(図では右側)に第一入口28が配置され、前板19の他方側(図では左側)に第二入口29が配置されている。
【0015】
図2に示すように、殺鼠剤収容部11の中央部には、殺鼠剤80が置かれた皿27が配置されている。殺鼠剤80は、周囲を囲まれた殺鼠剤収容部11に置かれるので、第一入口28、第二入口29を通じてユーザーが直接見れないようになっている。
【0016】
第一入口28の殺鼠剤収容部11側には、第一進路変更用板23が配置されているため、鼠は第一入口28から殺鼠剤収容部11に向けて直線的に進行できず、第一進路変更用板23に突き当たって、第一開口部25がある左を向く。すなわち鼠は、略90°体の向きを変える。そして鼠は、第一開口部25内において、第一進路変更用板23と第二進路変更用板24との間を通って殺鼠剤へと向かうべく、右を向く。すなわち鼠は、再び略90°体の向きを変える。図2に想像線で示すように、このときの鼠の第一入口28から殺鼠剤収容部11へ至る進入通路R1には、角a1、角a2がある。第一入口28から第一開口部25を通じて殺鼠剤収容部11に向かうほど、外部から遮光されて暗くなる。
第二入口29は、第一入口28と対称に形成されている。第二入口29からの進入通路R2にも、第一入口28と同様に、角a1、角a2がある。
【0017】
図3に示すように、前板19の上部の長さ寸法(幅寸法)は下部の長さ寸法よりも大きい。これにより、前板19の前方から見た場合に(鼠の視線で見た場合に)、前板19と第一進路変更用板23との間、及び、前板19と第二進路変更用板24との間に隙間部29,29がそれぞれ形成され、それら隙間部29,29を介して殺鼠剤収容部11内の殺鼠剤80をわずかながら目視できる。これは、鼠の好奇心を向上させて喫食性を高める機能をもつ。
【0018】
以上のような構成の殺鼠剤用容器10によれば、前板19の両側に配置された第一入口28、第二入口29のいずれか一方から進入した鼠は、2箇所で体の向きを変えながら殺鼠剤へと向かう。それにより、鼠は警戒心が薄れて喫食性が増加した状態でもって殺鼠剤80を食する。
なお、後板17に、スリットや透明窓を設けて、鼠の警戒心を一層和らげるようにしてもよい。
【0019】
図4に、第1実施形態の殺鼠剤用容器10を上下反対に置いた場合を示す。殺鼠剤用容器10は、底板14、底板延長部20によって、上方部の全体が覆われている。これにより、底板14及び底板延長部20が遮光板として機能するため、エントランス部12における第一入口28、第二入口29のそれぞれが更に暗くされる。
【0020】
図5に、本発明の第2実施形態の殺鼠剤用容器40を示す。なお、以下に示す実施形態において、既に説明した部材等と同様な構成・作用を有する部材等については、図中に同一符号又は相当符号を付することにより、説明を簡略化或いは省略する。
【0021】
図5に示す殺鼠剤用容器40は、エントランス部12の中央部に単一の入口41が形成されている。入口41の幅寸法は、第1実施形態の第一又は第二入口28,29と比べて大きくなっている。入口41の両側には、第一前板42、第二前板43がそれぞれ配置されている。入口41の奥には、単一の進路変更用板44が配置されている。そして、第一前板42と進路変更用板44との間に第一開口部45が形成され、第二前板43と進路変更用板44との間に第二開口部46が形成されている。
本実施形態では、第一開口部45、第二開口部46への入口として、入口41が共用される。
【0022】
第一前板42、第二前板43は、上部の長さ寸法(幅寸法)が下部の長さ寸法よりも大きい。そのため、第一前板42及び第二前板43の前方から、鼠の視線で殺鼠剤用容器40を見た際に、それら板42,43と進路変更用板44との間に一対の三角形の隙間が生ずる。これにより、隙間を介して鼠が殺鼠剤収容部11内の殺鼠剤をわずかながら目視できるようになっている。これは、鼠の喫食性を高める機能をもつ。そして、入口41の幅寸法が第1実施形態のものと比べて大きくされていることから、逃げ道の確保が確実なものとなって、鼠の警戒心を更に和らげるものとなる。
【0023】
第2実施形態の殺鼠剤用容器40では、入口41から進入した鼠は、進路変更用板44に突き当たって、第一開口部45がある右か、第二開口部46がある左を向く。すなわち鼠は、略90°体の向きを変える。そして鼠は、第一開口部45内又は第二開口部46内において、再び略90°体の向きを変えて、殺鼠剤収容部11に置かれた殺鼠剤へと向かう。このときの鼠の進入通路R1、R2には、角a1、角a2があり、鼠は警戒心が薄れて喫食性が増加した状態でもって殺鼠剤80を食する。
【0024】
図6に、本発明の第3実施形態の殺鼠剤用容器50を示す。殺鼠剤用容器50は、殺鼠剤収容部11とエントランス部12とが単一の隔離板51によってほぼ隔離されている。前板19の第一側板15側には、単一の入口52が隔離板51と第一側板15との間に形成されている。隔離板51の後端部には、殺鼠剤へと向かうための開口部53が形成されている。すなわち、前板19から後板17に向かって第一側板15と平行に延びた隔離板51は、後板17に至る手前で終端しており、後板17と隔離板51との間に開口部53が形成されている。
【0025】
第3実施形態の殺鼠剤用容器50では、入口52の奥に配置された後板17が進路変更用板の機能をもつ。そのため、入口52から殺鼠剤収容部11に向けた直線的な通路は形成されず、入口52から進入した鼠は、後板17に突き当たって左を向き、殺鼠剤収容部11へと向かう。入口52から殺鼠剤収容部11へ至る進入通路R1には、角a1がある。
【0026】
図7に、本発明の第4実施形態の殺鼠剤用容器60を示す。殺鼠剤用容器60は、第2実施形態のものと同様なエントランス部が前方及び後方にそれぞれ配置されている。すなわち、殺鼠剤用容器60は、殺鼠剤収容部11の前方に配置されて第一入口61をもつ第一エントランス部62と、殺鼠剤収容部11の後方に配置されて第二入口63をもつ第二エントランス部64とを有している。
【0027】
第一エントランス部62と第二エントランス部64とは、殺鼠剤収容部11を挟んで前後に一対にして形成されている。第一エントランス部62の両側には、第一前板65と進路変更用板66との間に第一開口部(図8に示される)67が形成され、第二前板68と進路変更用板66との間に第二開口部69が形成されている。第二エントランス部64の両側には、第一エントランス部64と同様に、第一開口部、第二開口部(図示せず)がそれぞれ形成されている。
【0028】
本実施形態では、第一エントランス部62からの進入通路R1,R2にそれぞれ、角a1、角a2がある。また、第二エントランス部64からの2個の進入通路にも、第一エントランス部62と同様に、2個の角がある。
【0029】
図8に示されるように、第4実施形態の殺鼠剤用容器60の第一エントランス部62において、第一前板65、第二前板68は、上部の長さ寸法(幅寸法)が下部の長さ寸法よりも大きい。そのため、第一前板65及び第二前板68の前方から鼠の視線で殺鼠剤用容器60を見た際に、進路変更用板66との間に一対の三角形の隙間70,71がそれぞれ生ずる。そして、これら隙間70、71は、第二エントランス部64にも対称に形成されていて、前方から後方が透視できるようになっている。これにより、鼠が前方または後方から見た場合に、殺鼠剤収容部11内の殺鼠剤80が隙間70、71を介してわずかながら目視できることにより喫食性が高められるとともに、前方から後方側が透視できることにより鼠の警戒心を和らげるように機能する。そして、第一入口61、第二入口63の幅寸法が第1実施形態のものと比べて大きくされていることから、逃げ道の確保が確実なものとなって、鼠の警戒心を更に和らげるものとなる。
【0030】
図9に、図6に示した第3実施形態の変形例を示す。殺鼠剤用容器50aは、殺鼠剤収容部11を挟むように、一対の隔離板51、51を備えている。前板19の第一側板15側には、入口52が隔離板51と第一側板15との間に形成され、前板19の第二側板16側には、入口52が隔離板51と第二側板16との間に形成されている。隔離板51、51の後端部には、殺鼠剤へと向かうための開口部53がそれぞれ形成されている。
本例でも、入口52の奥に配置された後板17が進路変更用板の機能をもつ。そのため、入口52から殺鼠剤収容部11に向けた直線的な通路は形成されず、入口52から進入した鼠は、後板17に突き当たって左又は右を向き、殺鼠剤収容部11へと向かう。入口52から殺鼠剤収容部11へ至る進入通路R1、R2には、角a1がある。
【0031】
【実施例】
次に、実施例に基づいて本発明の効果を説明する。先ず、上述した、第3実施形態(図6)、第1実施形態(図1)、第2実施形態(図5)と同様な形態であって、入口の広さ及び外形寸法を同等にした殺鼠剤用容器を用意した。また、図10に示すような殺鼠剤用容器90も用意した。この殺鼠剤用容器90には、2個の入口91、92から殺鼠剤(餌)80が置かれた皿27までの間に直線的な通路R0、R0がそれぞれ形成されている。
各殺鼠剤用容器の、殺鼠剤収容部内の皿に、20グラムの無害餌を置いた。そして、それら殺鼠剤用容器を、広さが約2.5畳あり、25匹が放し飼いで飼育されているクマネズミ用飼育ケージに3日間同時に放置した。その後、各殺鼠剤用容器内の餌の減った量(喫食量)及び糞の数を観察した。結果を表1に示す。
【0032】
【表1】
【0033】
図6に示した殺鼠剤用容器の場合、喫食量は6.59グラムであり、糞の数は3個であった。図10に示したタイプと比べて、喫食量が約5倍になった。
図1に示した殺鼠剤用容器の場合、喫食量は10.68グラムであり、糞の数は4個であった。角の数が1個から2個になることにより、喫食量及び糞の数が増加した。
図5に示した殺鼠剤用容器の場合、喫食量は13.4グラムであり、糞の数は8個であった。
【0034】
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜な変形、改良等が可能である。
例えば、鼠が好む色で殺鼠剤収容部11内を塗装したり、その色に染めた皿27を用いたりしてもよい。また、材質は紙に限らず、鼠にかじられても形状が変わらないような材料で成形するのもよい。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、誤食防止ができ、かつ、鼠の喫食性が高い毒餌剤容器となる殺鼠剤用容器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す外観斜視図である。
【図2】第1実施形態の一部破断平面図である。
【図3】第1実施形態の正面図である。
【図4】第1実施形態の上下を反対にして用いた状態の外観斜視図である。
【図5】本発明の第2実施形態を示す外観斜視図である。
【図6】本発明の第3実施形態の一部破断平面図である。
【図7】本発明の第4実施形態の外観斜視図である。
【図8】第4実施形態の正面図である。
【図9】変形例を示す一部破断平面図である。
【図10】比較例の一部破断平面図である。
【符号の説明】
10,40,50,60 殺鼠剤用容器
28 第一入口(入口)
29 第二入口(入口)
80 殺鼠剤
a1,a2 角
R1 進入通路(通路)
R2 進入通路(通路)
Claims (2)
- 殺鼠剤を内部に収容するための殺鼠剤用容器であって、
鼠が当該容器に進入するための入口と、
殺鼠剤を収容するための殺鼠剤収容室と、
前記殺鼠剤収容室に進入するための開口部と、
前記入口から前記開口部に鼠を導く通路と、を有し、
前記殺鼠剤収容室の空間は、前記開口部を除いて、天板と底板と側壁とで囲まれており、
前記入口及び開口部には側壁が存在せず、
前記通路は、前記入口から直進したときに突き当る進路変更用側壁を備え、
前記開口部は、前記進路変更用側壁に沿って進行した位置にあって、当該開口部から進入した後、前記殺鼠剤に向かうためには、進行方向を変えなければならない向きに開口しており、
前記殺鼠剤が前記殺鼠剤収容室に収容されると、前記入口から、前記開口部を通して前記殺鼠剤を目視できる隙間を有することを特徴とする殺鼠剤容器。 - 前記通路は、奥に向かうほど暗くなるように外部から遮光されることを特徴とする請求項1に記載の殺鼠剤用容器。
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