JP3865658B2 - 無線通信端末およびそれを用いた無線アドホックネットワーク - Google Patents

無線通信端末およびそれを用いた無線アドホックネットワーク Download PDF

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【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は無線通信端末およびそれを用いた無線アドホックネットワークに関し、特にたとえば無線通信機能を有しアドホックモードで他の無線通信端末と直接通信できる、無線通信端末およびそれを用いた無線アドホックネットワークに関する。
【0002】
【従来の技術】
図13に示す従来のネットワーク1はアクセスポイントとしての基地局2を有するインフラストラクチャネットワークであり、当該基地局2を介して端末3aと端末3bとの間の無線通信が実行される。このとき、基地局2は、或る一定時間間隔で自身の位置情報を含んだパケットをブロードキャストする。このパケットを受信した端末3aや端末3b等は、そのパケットに自身の識別IDを書き込んで転送する。この操作を繰り返して、端末3aおよび端末3bを含む各端末は基地局2の位置と隣接する端末とついての情報を把握する。その情報から取得した基地局2からのホップ数をもとに、SOM(自己組織化マップ)を利用したネットワークトポロジの再現アルゴリズムに従って位置情報が推定される。これにより、基地局2と端末(3a,3b)との距離等を管理していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この従来技術は、基地局の存在しないアドホックネットワークには利用することができない。また、アドホックネットワークにおいて、ホップ数からネットワークトポロジを再現する方法もあるが、ホップ数と距離とは等しくないため、正確な距離を算出することはできないという問題があった。
【0004】
それゆえに、この発明の主たる目的は、アドホックモードでしかも距離感を比較的正確に把握できる、無線通信端末およびそれを用いた無線アドホックネットワークを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、無線アドホックネットワークに用いられる無線通信端末であって、少なくとも自身の第1識別情報を含む第1ハローパケットを他の無線通信端末に送信する第1送信手段、他の無線通信端末から送信される、かつ当該他の無線通信端末の第2識別情報を含む第2ハローパケットを受信する第1受信手段、第2ハローパケットを受信したときの第1受信電波強度を取得する取得手段、少なくとも、第1識別情報と、第1受信手段によって受信された第2ハローパケットに含まれる第2識別情報と、取得手段によって取得された第1受信電波強度とを含む第1ネットワーク情報パケットを他の無線通信端末に送信する第2送信手段、他の無線通信端末から送信される第2ネットワーク情報パケットを受信する第2受信手段、第1識別情報と、第1受信手段によって受信された第2ハローパケットに含まれる第2識別情報と、取得手段によって取得された第1受信電波強度とに基づいて、当該2つの識別情報が示す無線通信端末間の距離を算出するとともに、第2受信手段によって受信された第2ネットワーク情報パケットに含まれる、2つの識別情報と、第2受信電波強度とに基づいて、当該2つの識別情報が示す無線通信端末間の距離を算出する算出手段を備える、無線通信端末である。
【0006】
第2の発明は、無線アドホックネットワークに用いられる無線通信端末であって、少なくとも自身の第1識別情報を含む第1ハローパケットを他の無線通信端末に送信する第1送信ステップ、他の無線通信端末から送信される、かつ当該他の無線通信端末の第2識別情報を含む第2ハローパケットを受信する第1受信ステップ、第2ハローパケットを受信したときの第1受信電波強度を取得する取得ステップ、少なくとも、第1識別情報と、第1受信ステップによって受信された第2ハローパケットに含まれる第2識別情報と、取得ステップによって取得された第1受信電波強度とを含む第1ネットワーク情報パケットを他の無線通信端末に送信する第2送信ステップ、他の無線通信端末から送信される第2ネットワーク情報パケットを受信する第2受信ステップ、および第1識別情報と、第1受信ステップによって受信された第2ハローパケットに含まれる第2識別情報と、取得ステップによって取得された第1受信電波強度とに基づいて、当該2つの識別情報が示す無線通信端末間の距離を算出するとともに、第2受信ステップによって受信された第2ネットワーク情報パケットに含まれる、2つの識別情報と、第2受信電波強度とに基づいて、当該2つの識別情報が示す無線通信端末間の距離を算出する算出ステップを実行するようにプログラムされている、無線通信端末である。
【0007】
第3の発明は、第1の発明または第2の発明に記載の無線通信端末を2つ以上備える、無線アドホックネットワークである。
【0008】
【作用】
第1の発明の無線通信端末は、無線アドホックネットワークに用いられ、アドホックモードで他の無線通信端末と直接通信することができる。この無線通信端末では、第1送信手段が少なくとも自身の第1識別情報を含む第1ハローパケットをブロードキャストで送信する。一方、他の無線通信端末から送信される第2ハローパケットを第1受信手段が受信し、取得手段がその受信時の電波強度(第1受信電波強度)を取得する。そして、第2送信手段が、少なくとも第1受信電波強度を含むネットワーク情報パケットをブロードキャストで送信する。また、第2受信手段が、他の無線通信端末から送信される第2ネットワーク情報パケットを受信する。すると、算出手段が、第1受信電波強度および第2ネットワーク情報パケットに含まれる第2受信電波強度に基づいて、端末間の距離を算出する。
【0009】
たとえば、判断手段が、第1受信手段によって受信された第2ハローパケットに含まれる第2識別情報を登録済みかどうかを判断する。そして、当該第2識別情報を登録済みでない場合には、第1登録手段が当該識別情報を識別情報管理テーブルに登録する。逆に、当該第2識別情報を登録済みの場合には、たとえば、自身に装着されたPCカード(LANカード)のドライバから、当該第2ハローパケットの受信時における電波強度(受信電波強度)を取得する。このように、隣接する他の無線通信端末との間における受信電波強度を容易に取得することができる。
【0010】
また、変換手段が取得した第1受信電波強度および第2受信電波強度を距離情報(メトリック)に変換し、変換したすべてのメトリックを用いて、作成手段が方向性を有しない端末間の距離関係を示すグラフ(無向グラフ)を作成する。そして、端末間距離算出手段が、無向グラフにより端末間の距離を算出するので、比較的正確な距離感を把握することができる。
【0011】
さらに、第2判断手段が、受信した第2ネットワーク情報パケットに含まれる第2受信電波強度が受信電波強度管理テーブルに登録済みかどうかを判断する。第2判断手段によって、既に第2受信電波強度を登録済みと判断されると、破棄手段が当該第2ネットワーク情報パケットを破棄し、逆に、第2受信電波強度を登録済みでないと判断されると、当該第2ネットワーク情報パケットに含まれる第2受信電波強度を受信電波強度管理テーブルに登録する。つまり、ハローパケットの送信および受信では取得することができない、他の無線通信端末間における受信電波強度などを取得することもできる。
【0012】
第2の発明の無線通信端末は、無線アドホックネットワークに用いられ、アドホックモードで他の無線通信端末と直接通信することができる。この無線通信端末では、第1送信ステップで、少なくとも自身の第1識別情報を含む第1ハローパケットをブロードキャストで送信する。一方、他の無線通信端末から送信される第2ハローパケットを、第1受信ステップで受信し、取得ステップで受信処理時の電波強度(第1受信電波強度)を取得する。そして、第2送信ステップで、少なくとも第1受信電波強度を含むネットワーク情報パケットをブロードキャストで送信する。また、第2受信ステップで、他の無線通信端末から送信される第2ネットワーク情報パケットを受信する。その後、算出ステップで、第1受信電波強度および第2ネットワーク情報パケットに含まれる第2受信電波強度に基づいて、端末間の距離を算出する。
【0013】
第3の発明の無線アドホックネットワークは、第1の発明または第2の発明の無線通信端末を2つ以上備える。つまり、上述したような動作或いはステップを各無線通信端末が実行することにより、それぞれにおいて、端末間の距離を算出することができる。
【0014】
【発明の効果】
この発明によれば、隣接する無線通信端末との間の受信電波強度に基づいて端末間の距離を算出するので、基地局がなくても正確な距離感を算出することができる。
【0015】
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0016】
【実施例】
図1を参照して、この実施例の無線アドホックネットワーク(以下、単に「ネットワーク」という。)10は、いわゆるラップトップのように移動可能なコンピュータ(端末)12a〜12dを含む。ただし、端末12a〜12dは、ラップトップに限られず、PDAのような携帯型のコンピュータ、さらには、PHSや携帯電話機のような通話機能を有するものであってもよい。
【0017】
なお、この実施例では、端末12a〜12dによってネットワーク10が構成されるようにしているが、端末は少なくとも2つ以上であればよい。
【0018】
端末12a〜12dのそれぞれには、図示は省略.するが、たとえばIEEE802.11b(IEEE802.11aでもよい。)に準拠したPCカード(LANカード)が装着される。これにより、無線通信機能が付加され、アドホックモードで直接通信(ピア・ツー・ピア)することができる。
【0019】
なお、PCカードは、同じ種類(メーカ)のものが使用される。これは、メーカの相違により、取り扱うデータやパケットのフォーマット或いは仕様が異なるためである。
【0020】
このようなネットワーク10では、或る端末は電波の届く範囲内に存在する他の端末との間で直接通信することができる。無線通信では、一般的に、端末同士の距離が近く、壁などの通信の障害となるものが少ない方が、通信エラーを少なくすることができ、通信時間を短くすることもできる。また、チャットや簡易メールのような機能を使用することもできるが、端末同士の距離が近い場合には、直接会話したり、直接メッセージ(伝言)を伝えたりした方が早い(簡単な)場合もある。したがって、この実施例では、アドホックネットワークにおける端末間の距離を計算し、端末間の距離感を取得するようにしてある。
【0021】
一般的に、電波強度PR は、距離dのn乗に反比例することが知られており、数1のように表すことができる。
【0022】
【数1】
R =γd-n
ただし、γは定数であり、たとえば電波強度の測定環境によって決定される値である。
【0023】
これを用いて、端末(ノード)間のエッジの長さ(距離)Lは数2で算出することができる。
【0024】
【数2】
Figure 0003865658
【0025】
ただし、α(この実施例では、100)は正規化定数であり、経験的に得られる値である。また、後述する実験結果に基づいてnは2(n=2)とした。
【0026】
このような距離を算出し、端末間の距離感を得るために、図1に示した端末12a〜12dは、それぞれ、ユーザの指示に従って以下に示すような処理を実行する。ただし、ハローパケット送信処理(図2参照)およびハローパケット受信処理(図4参照)では、分かり易く説明するために、端末12aをハローパケットの送信端末とし、他の端末12b〜12dをハローパケットの受信端末として説明することにする。
【0027】
図2に示すように、端末12aは、ユーザの指示に従ってハローパケット送信処理を開始し、ステップS1で自身のMACアドレス(Media Access Control address)を取得する。つまり、自身に装着されているPCカード固有のMACアドレスを読み出す。
【0028】
続くステップS3では、取得したMACアドレスを用いて、図3(A)に示すようなハローパケットを生成し、そのハローパケットをステップS5でブロードキャストで送信する。このハローパケットは、パケットの種類を示すヘッダ部およびステップS1で取得した自身のMACアドレス(自MACアドレス)によって構成される。
【0029】
そして、ステップS7で一定時間(この実施例では、5秒)待機し、ステップS9で終了かどうかを判断する。つまり、ステップS9では、ユーザによって終了の指示が入力されたかどうかを判断する。ステップS9で“NO”であれば、つまり終了の指示がなければ、ハローパケット送信処理の終了でないと判断し、そのままステップS5に戻ってハローパケットを再度送信する。一方、ステップS9で“YES”であれば、つまり終了の指示が入力されれば、ハローパケット送信処理の終了であると判断し、そのまま処理を終了する。
【0030】
なお、ステップS7において、一定時間待機するのは、ブロードキャストによる送信では、膨大なデータがネットワーク10に流れるとともに、ハローパケットを受ける端末(端末12b〜12d)が移動するためである。厳密に言えば、この一定時間は、端末12b〜12d(以下、「他の端末」と呼ぶことがある。)の移動速度に応じて決定する必要がある。
【0031】
このようにしてハローパケット送信処理が実行され、端末12aと通信可能に配置される(隣接する)他の端末は、図4に示すようなハローパケット受信処理を実行する。ユーザの指示に従ってハローパケット受信処理を開始すると、他の端末は、ステップS21で、ハローパケットを受信する。このとき、他のパケットがネットワーク10に流れている場合であっても、ヘッダ部でパケットの種類を識別することができる。
【0032】
次にステップS23では、ハローパケットに含まれる自MACアドレスを取得する。つまり、他の端末は、送信元(端末12a)のMACアドレスを取得することができる。続いて、ステップS25で、取得したMACアドレスを、図3(C)に示すような隣接端末情報テーブルに登録済みかどうかを判断する。
【0033】
図3(C)に示すように、隣接端末情報テーブルは、隣接端末情報すなわち登録時間,相手IPアドレス(Internet Protocol address) ,相手MACアドレス(識別情報)および受信電波強度を含み、各端末12a〜12dによって管理される。つまり、各端末12a〜12dは、自身に隣接する端末すなわち通信可能な端末についての隣接端末情報をテーブル管理し、当該通信可能な端末を識別(認識)している。
【0034】
たとえば、端末12aで作成される隣接端末情報テーブルについて考えると、この実施例では、他の端末12b〜12dのIPアドレスおよびMACアドレスが記述されるとともに、当該他の端末12b〜12dから送信されたハローパケットを受信した際の端末12aの受信電波強度がそれぞれ記述される。また、このような他の端末12b〜12dのIPアドレス、MACアドレスおよび受信電波強度が隣接端末情報テーブルに登録された時間が登録時間に記述される。
【0035】
ステップS25で“YES”であれば、つまり端末12aのMACアドレスを登録していれば、ステップS27で当該MACアドレスの受信電波強度をドライバ(PCカードのドライバ)から取得する。そして、ステップS29で、取得した受信電波強度を上述した隣接端末情報テーブルに書き込み、ステップS35に進む。つまり、ステップS29では、今回取得した受信電波強度に更新する。これにより、他の端末についての隣接端末情報を更新することができる。
【0036】
一方、ステップS25で“NO”であれば、つまり端末12aのMACアドレスを登録していなければ、ステップS31で隣接端末情報テーブルに新しいエントリを作成する。具体的には、隣接端末情報テーブルに、端末12aについての隣接端末情報の欄が確保され(設けられ)、相手MACアドレスの欄に当該端末12aのMACアドレスが記述される。続くステップS33では、当該MACアドレスをドライバに登録してから、ステップS35に進む。
【0037】
ステップS35では、ハローパケット受信処理の終了かどうかを判断する。つまり、ユーザによってハローパケット受信処理の終了指示が入力されたかどうかを判断する。ステップS35で“NO”であれば、つまり終了指示が入力されなければ、ハローパケット受信処理を終了しないと判断し、そのままステップS21に戻る。一方、ステップS35で“YES”であれば、つまり終了指示が入力されれば、ハローパケット受信処理を終了すると判断して、そのまま処理を終了する。
【0038】
このようなハローパケットの送信および受信により、ネットワーク10を構成する端末12a〜12dの存在が、それぞれの端末12a〜12dで認識(識別)される。また、ハローパケットを受信した他の端末は、端末12aを認識した後では、その後にハローパケットを受信するときの受信電波強度を知ることができる。このとき、送信端末が端末12aで受信端末が他の端末である。
【0039】
なお、他の端末を送信端末とし、端末12aを受信端末とすると、端末12aは他の端末を認識した後では、当該他の端末との間における受信電波強度を知ることができる。
【0040】
図5はネットワーク情報パケット送信処理を示すフロー図であって、この図を参照して、端末12a〜12dはまた、それぞれ、ユーザの指示に従ってネットワーク情報パケット送信処理を実行する。このネットワーク情報パケット送信処理を開始すると、端末12a〜12dは、ステップS41でシーケンス番号kを初期化(k=1)する。続くステップS43では、隣接端末情報テーブルから隣接端末情報を取得し、ステップS45で、取得した隣接端末情報に基づいて図3(B)に示すようなネットワーク情報パケットを生成する。
【0041】
ここで、シーケンス番号k(kは1以上の自然数)は、図3(D)に示すようなシーケンス番号テーブルに含まれる。このシーケンス番号テーブルは、隣接する端末のIPアドレスがシーケンス番号kに対応して記述される。また、シーケンス番号テーブルにIPアドレスが登録された時間が登録時間の欄に記述される。たとえば、端末12aについて考えると、この実施例では、端末12a以外の端末12b〜12dのIPアドレス(端末アドレス)がシーケンス番号kに対応して記述される。このようなシーケンス番号テーブルは、たとえば、隣接端末情報テーブルを作成したとき、或いは、その後、後述するネットワーク情報パケットの受信処理を開始する前に作成される。
【0042】
また、ネットワーク情報パケットは、パケットの種類を示すヘッダ部,TLL(Time to Live),送信端末アドレス(IPアドレス),受信端末アドレス(IPアドレス)および受信電波強度を含む。
【0043】
TLLは、ネットワーク情報パケットがネットワーク10内を巡回し続けるのを制限するための生存期限を示す数値(回数)情報であり、この実施例では、10に固定的に設定される。
【0044】
また、送信端末アドレスは、他の端末(送信端末)のPCカードに割り当てられるIPアドレスであり、これは、隣接端末情報から取得される。また、受信端末アドレスは、自身の端末(受信端末)のPCカードに割り当てられるIPアドレスである。
【0045】
さらに、受信電波強度は、他の端末(送信端末)と自身の端末(受信端末)との間における電波強度すなわち受信端末の受信電波強度であり、これも隣接端末情報テーブルから取得される。
【0046】
このようなネットワーク情報パケットを生成すると、続くステップS47で、生成したネットワーク情報パケットをブロードキャストで送信する。そして、ステップS49でシーケンス番号kを1加算(インクリメント)し、ステップS51で一定時間待機した後、ステップS53でネットワーク情報パケット送信処理の終了かどうかを判断する。つまり、ユーザからネットワーク情報パケット送信処理の終了指示があるかどうかを判断する。
【0047】
ステップS53で“NO”であれば、つまり終了指示がなければ、ネットワーク情報パケット送信処理を終了しないと判断し、そのままステップS43に戻る。一方、ステップS53で“YES”であれば、つまり終了指示があれば、ネットワーク情報パケット送信処理を終了すると判断し、そのまま処理を終了する。
【0048】
なお、ステップS51において、一定時間待機するようにしているのは、図2を用いて先に説明したステップS7の処理と同様の理由によるものである。
【0049】
図6に示すように、端末12a〜12dは、ユーザの指示に従ってネットワーク情報パケット受信処理を開始し、ステップS61でネットワーク情報パケットを受信する。続くステップS63では、シーケンス番号kがあるかどうかを判断する。具体的には、端末12a〜12dが管理するシーケンス番号テーブルの端末アドレスに、受信したネットワーク情報パケットに含まれる受信端末アドレスと一致するアドレスが存在するかどうかを調べて、既に当該ネットワーク情報を取得しているかどうかを判断する。
【0050】
ステップS63で“YES”であれば、つまり受信端末アドレスに一致する端末アドレスが存在すれば、既にシーケンス番号kがあると判断して、ステップS65で当該ネットワーク情報パケットを破棄してからステップS61に戻る。一方、ステップS63で“NO”であれば、つまり受信端末アドレスに一致する端末アドレスが存在しなければ、シーケンス番号kがないと判断し、当該ネットワーク情報パケットをシーケンス番号テーブルに登録する。
【0051】
なお、この実施例では、既にシーケンス番号kがある場合には、受信したネットワーク情報パケットを破棄するようにしているが、登録時間が一定時間(たとえば、1分)経過している場合には、シーケンス番号テーブルを上書き(更新)するようにしてもよい。これにより、移動可能な端末12a〜12dについての情報を更新することができる。
【0052】
続いて、ステップS69では、当該ネットワーク情報パケットに含まれるTLLの数値が1以上かどうかを判断する。ステップS69で“NO”であれば、つまりTLLが0であれば、当該パケットの生存期間が終了したと判断し、そのままステップS75に進む。一方、ステップS69で“YES”であれば、つまりTLLが1以上であれば、当該パケットの生存期間が終了していないと判断し、ステップS71でTLLを1減算し、ステップS73で当該ネットワーク情報パケットを転送してからステップS75に進む。
【0053】
この実施例のネットワーク10は、フラッディングを用いるため、マルチホップ無線ネットワークを構成することができる。つまり、たとえば端末12a→端末12b→端末12c→端末12d→…といったデータの転送を行うことができる。これにより、電波の届かない端末同士であっても、その間に存在する少なくとも1つの端末がデータを転送することによって通信可能となるのである。
【0054】
ステップS75では、当該ネットワーク情報パケットが示すネットワーク情報が図3(D)に示すようなネットワーク情報テーブルに登録(エントリ)されているかどうかを判断する。ステップS75で“NO”であれば、つまりエントリされていなければ、ステップS77で当該ネットワーク情報についてのエントリを追加してからステップS79に進む。一方、ステップS75で“YES”であれば、つまりエントリされていれば、そのままステップS79に進む。
【0055】
ここで、ネットワーク情報テーブルは、送信端末および受信端末のIPアドレス、その受信端末の受信電波強度およびネット情報テーブルへの登録時間を含む。つまり、送信端末と受信端末との間における受信電波強度を管理するテーブルであると言える。
【0056】
たとえば、端末12aについて考えると、上述したようなハローパケット受信処理において作成された隣接端末情報テーブルを用いてネットワーク情報テーブルを作成することができる。つまり、受信端末を端末12aとし、送信端末を端末12b〜12dとすると、受信端末と送信端末との間における受信端末すなわち端末12aの受信電波強度を取得することができる。この場合、送信端末アドレスには、送信端末すなわち端末12b〜12dのIPアドレスが記述され、それに対応して受信端末すなわち端末12aのIPアドレスが記述される。そして、端末12aにおける受信電波強度が記述される。
【0057】
また、他の端末12b〜12dから送信されるネットワーク情報パケットを取得(受信)することにより、ネットワーク情報が追加(更新)される。したがって、送信端末を端末12aとし、受信端末を端末12b〜12dとした場合のそれぞれのIPアドレスおよび受信電波強度を取得し、ネットワーク情報テーブルに追加することができる。さらに、端末12a以外の端末間の受信電波強度も取得される。具体的には、(1)送信端末を端末12bとし、受信端末を端末12c、端末12dとした場合の受信電波強度、(2)送信端末を端末12cとし、受信端末を端末12b、端末12dとした場合の受信電波強度、そして、(3)送信端末を端末12dとし、受信端末を端末12b、端末12cとした場合の受信電波強度が得られる。
【0058】
すなわち、ネットワーク情報パケットを送信および受信することにより、自身以外の端末間の受信電波強度を取得することができるのである。
【0059】
なお、上述したように、ネットワーク情報テーブルにおいては、送信端末および受信端末の欄には、端末12a〜12dのそれぞれに割り当てられるIPアドレスが記述される。
【0060】
つまり、ステップS79では、今回取得したネットワーク情報を書き込んで(追加して)、ネットワーク情報テーブルを更新する。そして、ステップS81で後述する距離計算処理を実行し、ステップS83でネットワーク情報パケット受信処理の終了かどうかを判断する。つまり、ユーザからネットワーク情報パケット受信処理の終了指示があるかどうかを判断する。
【0061】
ステップS83で“NO”であれば、つまり終了指示がなければ、ネットワーク情報パケット受信処理を終了しないと判断して、そのままステップS61に戻る。一方、ステップS83で“YES”であれば、つまり終了指示があれば、ネットワーク情報パケット受信処理を終了すると判断して、そのまま処理を終了する。
【0062】
図7に示すように、図6のステップS81に示した距離計算処理が開始されると、端末12a〜12dは、ステップS91で、現在のエントリを先頭にセットする。たとえば、登録時間が一番遅いネットワーク情報をネットワーク情報テーブルから選択する。続くステップS93では、最後のエントリかどうかを判断する。つまり、登録時間が一番早いネットワーク情報かどうかを判断する。
【0063】
ステップS93で“YES”であれば、つまり最後のエントリであれば、ステップS101に進む。一方、ステップS93で“NO”であれば、つまり最後のエントリでなければ、ステップS95でネットワーク情報テーブルから受信電波強度を取得する。つまり、当該エントリのネットワーク情報に含まれる受信電波強度を読み出す。
【0064】
続くステップS97では、読み出した受信電波強度を数3に従ってメトリック(距離情報)に変換し、ステップS99では、現在のエントリを次のエントリに更新する。つまり、次に遅い登録時間のネットワーク情報をネットワーク情報テーブルから選択する。このようにして、すべてのネットワーク情報に含まれるすなわち隣接する各端末についての受信電波強度がメトリックに変換される。
【0065】
ただし、この実施例では、2つの端末間では、受信端末と送信端末とが互いに逆になる場合についての2つの受信電波強度がネットワーク情報テーブルに存在するため、これら2つの受信電波強度を用いて、メトリックに変換するようにしてある。つまり、2つのリンク(辺)として、2つの受信電波強度を取り込んでいる。
【0066】
【数3】
Figure 0003865658
【0067】
また、ステップS101では、変換したメトリックを用いて無向グラフを作成(描画)し、ステップS103で無向グラフの各端末(ノード)の位置情報から各ノード間の距離を算出して、処理を終了する。
【0068】
ここで、無向グラフとは、方向性を持たないグラフをいい、各端末(ノード)間の距離のみの関係を表現している。この実施例では、メトリックのグラフ化(無向グラフの描画)には、「NEATO」が採用され、この描画方法は、インターネット上に開示されている(「Drawing graphs with NEATO 」;Stephen C.North氏著書)。
【0069】
なお、図7を用いて説明したように、この実施例では、ネットワーク情報の登録時間を参照して、選択するネットワーク情報を決定するようにしたが、これに限定される必要はない。つまり、ネットワーク情報テーブルから1つずつネットワーク情報を選択すればよいのであって、たとえば、テーブルの上から順に選択するようにしてもよい。
【0070】
この実施例についての検証を行うため、本願発明者は以下に説明するような実験を行った。たとえば、図8に示すように、多数の部屋を有する建物内において、7つの端末▲1▼〜▲7▼を配置して、ネットワーク10が構成される場合を考えてみる。端末▲1▼〜▲7▼にはPDAが用いられ、このPDAには図2,図4〜図7に示したようなフロー図を処理するためのプログラム(ソフト)が実装(記憶)される。また、すべての端末▲1▼〜▲7▼には、IEEE802.11bに準拠した同じ種類のPCカードが使用(装着)され、その通信レートは11Mbpsに設定される。
【0071】
このような環境で実験した結果では、数2において、n=1,2,4,6とした場合の無向グラフは、それぞれ、図9(A),図9(B),図10(A)および図10(B)に示すように描画される。ただし、図9および図10に示す無向グラフは、端末(ノード)▲3▼を基準に描画したグラフである。
【0072】
実際に端末▲1▼〜▲7▼を配置した配置図(図8)と4つの無向グラフ(図9,図10)とをそれぞれ対比すると、n=2以上で実際の距離感に近くなるのが分かる。また、n=4,6の場合には、端末▲2▼と端末▲3▼、または端末▲5▼と端末▲7▼のように、見通しのよい環境下では距離が短くなり過ぎてしまう。したがって、この実験結果に基づいて、n=2とした場合が、実際の距離感に最も近いと考えることができる。
【0073】
さらに、端末▲3▼および端末▲5▼を基準にした場合の端末▲1▼〜▲7▼についての距離関係は、図11および図12のような折れ線グラフで示すことができる。この折れ線グラフでは、基準となる端末(▲3▼,▲5▼)との距離が一番遠い端末との端末間の距離を1とした場合に、基準となる端末(▲3▼,▲5▼)との距離を各端末について相対的に示したものであり、それを線で結んである。
【0074】
この図11および図12からも分かるように、n=2以上では、実測値(実値)に比較的近似していることが分かる。また、上述したように、端末▲5▼と端末▲7▼とは見通しのよい環境下に配置されるため、図12のように、算出される距離が少し短くなってしまう様子が分かる。
【0075】
この実施例によれば、受信電波強度に基づいて距離を算出するようにしたので、基地局を有しないアドホックネットワークであっても、比較的正確な距離感を算出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の構成を示す図解図である。
【図2】図1実施例に示す各端末のハローパケット送信処理を示すフロー図である。
【図3】図1実施例のネットワークで送受信されるパケットのフォーマットおよび各端末で管理されるテーブルを示す図解図である。
【図4】図1実施例に示す各端末のハローパケット受信処理を示すフロー図である。
【図5】図1実施例に示す各端末のネットワーク情報パケット送信処理を示すフロー図である。
【図6】図1実施例に示す各端末のネットワーク情報パケット受信処理を示すフロー図である。
【図7】図1実施例に示す各端末の距離計算処理を示すフロー図である。
【図8】この実施例の距離算出方法を検証するための実験環境を示す図解図である。
【図9】図8における実験環境下において、端末3を中心に距離算出した場合の無向グラフの一例を示す図解図である。
【図10】図8における実験環境下において、端末3を中心に距離算出した場合の無向グラフの他の一例を示す図解図である。
【図11】図8における実験環境下において、端末3を中心にして算出した距離関係および実値を示す折れ線グラフである。
【図12】図8における実験環境下において、端末5を中心にして算出した距離関係および実値を示す折れ線グラフである。
【図13】従来技術のインフラストラクチャネットワークを示す構成図である。
【符号の説明】
10 …ネットワーク
12a,12b,12c,12d …端末(ノード)

Claims (6)

  1. 無線アドホックネットワークに用いられる無線通信端末であって、
    少なくとも自身の第1識別情報を含む第1ハローパケットを他の無線通信端末に送信する第1送信手段、
    前記他の無線通信端末から送信される、かつ当該他の無線通信端末の第2識別情報を含む第2ハローパケットを受信する第1受信手段、
    前記第2ハローパケットを受信したときの第1受信電波強度を取得する取得手段、
    少なくとも、前記第1識別情報と、前記第1受信手段によって受信された第2ハローパケットに含まれる第2識別情報と、前記取得手段によって取得された第1受信電波強度とを含む第1ネットワーク情報パケットを前記他の無線通信端末に送信する第2送信手段、
    前記他の無線通信端末から送信される第2ネットワーク情報パケットを受信する第2受信手段、
    前記第1識別情報と、前記第1受信手段によって受信された第2ハローパケットに含まれる第2識別情報と、前記取得手段によって取得された第1受信電波強度とに基づいて、当該2つの識別情報が示す無線通信端末間の距離を算出するとともに、前記第2受信手段によって受信された前記第2ネットワーク情報パケットに含まれる、2つの識別情報と、第2受信電波強度とに基づいて、当該2つの識別情報が示す無線通信端末間の距離を算出する算出手段を備える、無線通信端末。
  2. 前記第2識別情報を管理する識別情報管理テーブル、
    前記第2ハローパケットを受信したとき、前記第2ハローパケットに含まれる第2識別情報を前記識別情報管理テーブルに登録済みかどうかを判断する第1判断手段、および
    前記第1判断手段によって登録済みでないと判断されたとき、前記第2識別情報を前記識別情報管理テーブルに登録する第1登録手段をさらに備え、
    前記取得手段は、前記第1判断手段によって登録済みであると判断されたとき、前記第1受信電波強度を取得する、請求項1記載の無線通信端末。
  3. 前記算出手段は、前記第1受信電波強度および第2受信電波強度を距離情報に変換する変換手段、前記距離情報を用いて無向グラフを作成する作成手段、および前記作成手段によって作成された前記無向グラフから前記距離を算出する端末間距離算出手段を含む、請求項1または2記載の無線通信端末。
  4. 少なくとも前記第2受信電波強度を管理する受信電波強度管理テーブル、
    前記受信した第2ネットワーク情報パケットに含まれる前記第2受信電波強度が前記受信電波強度管理テーブルに登録済みかどうかを判断する第2判断手段、
    前記判断手段によって前記第2受信電波強度が登録済みであると判断されたとき当該第2ネットワーク情報パケットを破棄する破棄手段、および
    前記判断手段によって前記第2受信電波強度が登録済みでないと判断されたとき当該第2ネットワーク情報パケットに含まれる前記第2受信電波強度を前記第2受信電波強度管理テーブルに登録する第2登録手段をさらに備える、請求項1ないし3のいずれかに記載の無線通信端末。
  5. 無線アドホックネットワークに用いられる無線通信端末であって、
    少なくとも自身の第1識別情報を含む第1ハローパケットを他の無線通信端末に送信する第1送信ステップ、
    前記他の無線通信端末から送信される、かつ当該他の無線通信端末の第2識別情報を含む第2ハローパケットを受信する第1受信ステップ、
    前記第2ハローパケットを受信したときの第1受信電波強度を取得する取得ステップ、
    少なくとも、前記第1識別情報と、前記第1受信ステップによって受信された第2ハロ ーパケットに含まれる第2識別情報と、前記取得ステップによって取得された第1受信電波強度とを含む第1ネットワーク情報パケットを前記他の無線通信端末に送信する第2送信ステップ、
    前記他の無線通信端末から送信される第2ネットワーク情報パケットを受信する第2受信ステップ、および
    前記第1識別情報と、前記第1受信ステップによって受信された第2ハローパケットに含まれる第2識別情報と、前記取得ステップによって取得された第1受信電波強度とに基づいて、当該2つの識別情報が示す無線通信端末間の距離を算出するとともに、前記第2受信ステップによって受信された前記第2ネットワーク情報パケットに含まれる、2つの識別情報と、第2受信電波強度とに基づいて、当該2つの識別情報が示す無線通信端末間の距離を算出する算出ステップを実行するようにプログラムされている、無線通信端末。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の無線通信端末を少なくとも2つ以上備える、無線アドホックネットワーク。
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