JP3865342B2 - 自然循環式蒸発器、排熱回収ボイラおよびその起動方法 - Google Patents

自然循環式蒸発器、排熱回収ボイラおよびその起動方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はコンバインドサイクル発電プラントの排熱回収ボイラの起動時間を短縮し、望ましい起動特性を得るようにした自然循環式蒸発器、排熱回収ボイラおよびその起動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
排熱回収ボイラはガスタービンの排ガスの保有する熱を回収して蒸気を発生させるコンバインドサイクル発電プラントのキーコンポーネントの1つである。この排熱回収ボイラには伝熱管から構成される幾つかの熱交換器が備えられ、これらは過熱器、蒸発器、節炭器と呼ばれている。
【0003】
図16に排熱回収ボイラに使用される水平に配置した伝熱管を有する自然循環式蒸発器の循環回路を示している。これは排熱回収ボイラのダクト15を縦型構造として管外流体10を下方から上方へ導く方式に適用される。この自然循環式蒸発器の循環回路は蒸気ドラム1→降水管2→水シール管3→入口ヘッダ4→伝熱管25→出口ヘッダ8→上昇管9→蒸気ドラム1で構成される。
【0004】
蒸気ドラム1に導かれた給水は降水管2を下降して逆流を防止するために設置される水シール管3を経由して入口ヘッダ4に流入する。入口ヘッダ4に流入した給水は水平に配置した伝熱管25に導かれ、管外流体10と熱交換しながら蒸発して気液二相流となり、出口ヘッダ8に流入する。出口ヘッダ8に流入した気液二相流は上昇管9を上昇して蒸気ドラム1に戻る。
【0005】
この自然循環式蒸発器の循環力は伝熱管が水平に配置されているため、伝熱管内流体の静水頭は零であるから、次式で表される。
【0006】
Figure 0003865342
すなわち、上昇管内流体が蒸発して気液二相流となると、(式1)の右辺第3項が小さくなり、自然循環力が発生して管内流体の循環が行われる。
【0007】
この自然循環式蒸発器を有する排熱回収ボイラの起動において、自然循環式蒸発器の管内流体の循環を開始させるには管外流体10との熱交換により伝熱管内流体が蒸発して気液二相流となり、蒸発による体積膨張を利用して上昇管9に気液二相流が流入し、管内流体の循環が開始する。
【0008】
図17は排熱回収ボイラのダクト幅を短くして交換熱量を増大するために伝熱管を鉛直上向きに折り返して管内流体をパス化した並流方式の管内2パス自然循環式蒸発器の循環回路を示している。これは排熱回収ボイラのダクト15を縦型構造として管外流体10を下方から上方へ導き、伝熱管5から流入して伝熱管7へ流出させる方式に適用される。
【0009】
この方式は管外流体10の高温側が管内流体の低温側から流入して管外流体10の低温側が管内流体の高温側へ流出するため並流方式と呼ばれている。この自然循環式蒸発器の循環回路は蒸気ドラム1→降水管2→水シール管3→入口ヘッダ4→伝熱管5(管内流体1パス)→ベント管6→伝熱管7(管内流体2パス)→出口ヘッダ8→上昇管9→蒸気ドラム1で構成される。
【0010】
この自然循環式蒸発器を有する排熱回収ボイラでは起動時、管外流体10との熱交換により、最初に、管外流体10の上流側である管内流体1パスが蒸発して気液二相流が生じる。次いで、管外流体10の下流側である管内流体2パスが蒸発して気液二相流が生じ、蒸発による体積膨張を利用して上昇管9に気液二相流が流入し、自然循環力が発生することで、管内流体の循環が開始する。
【0011】
すなわち、排熱回収ボイラの起動初期において、管外流体10の熱量は、まず管外流体10の上流側の管内流体1パスとの熱交換に多くが費やされるため時間がある程度経過しないと、上昇管9に近い管外流体10の下流側の管内流体2パスでは蒸発が起こらない。
【0012】
したがって、上昇管9に気液二相流が流入して自然循環力が発生することで、管内流体の循環が開始するまでの時間が上述した自然循環式蒸発器と比較して長くなる。
【0013】
自然循環式蒸発器の管内流体の循環が開始して蒸気が発生するまで、排熱回収ボイラは昇圧することができず、管内流体の循環が始まるまでの時間が長くなると、排熱回収ボイラの起動時間も長くなる。
【0014】
また、長時間循環力が得られない状態で、管内流体1パスが蒸発すると、降水管2側へ気液二相流が逆流したり、流動状態が不安定になることがある。
【0015】
さらに、長時間循環力が得られない状態で、管内流体1パスが蒸発すると、管内の気液二相流のボイド率が増大してドライアウトするため、伝熱管5が許容温度以上に過熱されて損傷する可能性がある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した並流方式自然循環式蒸発器の難点を改善する次の対向流方式自然循環式蒸発器が提案されている。これは図18に示すように排熱回収ボイラのダクト15を縦型構造として管外流体10が下方から伝熱管7にかけて流れ、さらに伝熱管5に流動するように構成したものである。対向流方式と呼ぶのは管外流体10が管内流体の高温側から流入してより低温側へ流出することによるものである。
【0017】
この自然循環式蒸発器の循環回路は蒸気ドラム1→降水管2→水シール管3→入口ヘッダ4→伝熱管5(管内流体1パス)→ベント管6→伝熱管7(管内流体2パス)→出口ヘッダ8→上昇管9→蒸気ドラム1で構成される。
【0018】
この自然循環式蒸発器を有する排熱回収ボイラでは起動時、管外流体10との熱交換により、最初、管外流体10の上流側である管内流体2パスが蒸発して上昇管9に気液二相流が流入し、自然循環力が発生することにより管内流体の循環が開始する。すなわち、並流方式自然循環式蒸発器と比較して上昇管9に近い管内流体2パスが管内流体1パスよりも先に蒸発するため、上昇管9に気液二相流が流入する時間が早まり、管内流体の循環が開始するまでの時間が短くなり、排熱回収ボイラの起動時間も短縮することが可能である。
【0019】
また、短時間で循環力が得られるため、逆流および不安定流動あるいはドライアウトに起因する伝熱管の損傷が並流方式の自然循環式蒸発器と比較して起こりにくいという利点がある。
【0020】
しかしながら、この対向流方式自然循環式蒸発器には次のような問題がある。すなわち、この自然循環式蒸発器の循環力は次式で表すことができる。
Figure 0003865342
ベント管内流体が蒸発して気液二相流となると、循環力は(式2)の右辺第3項が小さくなり、逆流方向の力として働くため、循環力が小さくなってしまう。一般に、循環力が小さくなると、不安定流動およびドライアウトによる伝熱管の損傷が起こりやすい。また、ベント管6内の気液二相流が管内流体の循環を阻害して逆流や不安定流動になることがある。
【0021】
さらに、配管の引き回しでは上昇管9と伝熱管5、水シール管3および降水管2はお互いが干渉しないようにしなければならないが、現状のままでは構造が複雑になる難点がある。
【0022】
本発明の目的はベント管内の気液二相流によって循環力が小さくなるのを抑制し、逆流および不安定流動が起こるのを防ぎ、しかも配管の引き回しにおいて構造が複雑化するのを回避することのできる自然循環式蒸発器、排熱回収ボイラおよびその起動方法を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る自然循環式蒸発器は上流側の管内流体1パスおよび下流側の管内流体2パスを順に受け入れる伝熱管を備えてなる自然循環式蒸発器において、伝熱管は管内流体1パスと管内流体2パスをが同一水平面内において折り返して形成されるとともに、
前記管外流体が前記伝熱管の下方から上方へ流動し、さらに反転して上方から下方に流動する互いに仕切られた領域が形成され、かつ、
前記管内流体2パスが前記管内流体1パスよりも先に前記管外流体と熱交換するように配置されることを特徴とするものである。
【0024】
上記構成からなる自然循環式蒸発器においては管内流体が気液二相流となたときも循環力は小さくならず、管内流体の流動は安定に保たれる。これにより逆流および不安定流動が生じにくくなる。また配管の引き回しでは構造を簡素にすることができる。そして、管内流体2パスが管内流体1パスよりも先に蒸発することから、排熱回収ボイラの起動時間を短縮することができる。
【0025】
さらに、本発明の請求項2に係る自然循環式蒸発器は、上流側の管内流体1パスおよび下流側の管内流体2パスを順に受け入れる伝熱管を備えてなる自然循環式蒸発器において、前記伝熱管は前記管内流体1パスと管内流体2パスが同一水平面内において折り返して形成されるとともに、当該管内流体1パスと管内流体2パスがそれぞれ個別に状態量又は流量が異なる管外流体が流動する互いに仕切られた領域にて熱交換するように配置され、かつ、管内流体2パスが管内流体1パス側よりも大きい状態量又は流量の前記管内流体と熱交換するように配置されることを特徴とするものである。
【0026】
上記構成からなる自然循環式蒸発器においてはそれぞれの領域で異なる状態量または流量の管外流体を用いて交換熱量を調節するので、管内流体2パスが管内流体1パスよりも先に蒸発、排熱回収ボイラの起動時間を短縮することができる。また逆流および不安定流動が生じにくくなる。
【0027】
また、本発明の請求項3、請求項4に係る排熱回収ボイラはそれぞれ、ダクト内に請求項1、請求項2記載の自然循環式蒸発器を備えてなるものである。
【0028】
上記構成からなる排熱回収ボイラにおいては、ダクト内に備えられた自然循環式蒸発器において管内流体2パスが管内流体1パスよりも先に蒸発することから、排熱回収ボイラの起動時間を短縮することができる。
【0029】
さらに、本発明の請求項5に係る排熱回収ボイラは、ダクト内に水平に並ぶ複数個のゾーンを有し、ゾーンにそれぞれ請求項1または2記載の自然循環式蒸発器を備えてなるものである。
【0030】
上記構成からなる排熱回収ボイラにおいては各ゾーンの蒸発器で管内流体が気液二相流となったときも、循環力が小さくならず、管内流体の流動が安定に保たれる。これにより逆流及び不安定流動が生じにくくなる。また、配管内の引き回しでは構造を簡素にすることができる。
【0031】
また、本発明の請求項に係る排熱回収ボイラの起動方法は、上流側の管内流体1パスおよび下流側の管内流体2パスを順に受け入れる伝熱管を備えた自然循環式蒸発器を有する排熱回収ボイラの起動方法において、伝熱管は管内流体1パスと管内流体2パスが同一水平面内において折り返して形成されて管内流体の各パスが管外流体と熱交換するように配置し、しかして、排熱回収ボイラの起動にあたり、管内流体2パス側が管内流体1パス側と比較して管外流体の流量を大きく保って起動するようにしたことを特徴とするものとである。
【0032】
上記構成からなる排熱回収ボイラの起動方法においては、それぞれの管外流体の流量に差をつけて起動するので、管外流体2パスが管外流体1パスよりも先に蒸発し、排熱回収ボイラの起動時間を短縮することができる。また、逆流及び不安定流動が生じにくくなる。
【0033】
さらに、本発明の請求項7に係る自然循環式蒸発器は、伝熱管がフィン付き伝熱管からなり、管内流体2パスを受け入れる伝熱管が管内流体1パスを受け入れる伝熱管と比較してフィンピッチを高密度に形成されることを特徴とするものである。
【0034】
上記構成からなる自然循環式蒸発器においては管内流体2パスを受け入れる伝熱管が管内流体1パスを受け入れる伝熱管よりも大きい伝熱面積をそなえるので、管愛流体2パスが管内流体1パスよりも先に蒸発し、排熱回収ボイラの起動時間を短縮することができる。
【0035】
また、本発明の請求項8に係る自然循環式蒸発器は管内流体1パスを受け入れる伝熱管と管内流体2パスを受け入れる伝熱管とを管内流体を反転させる直線状の中間ヘッダによってれんつうさせるようにしたことを特徴とするものである。
【0036】
上記構成からなる自然循環式蒸発器においては直線状の中間ヘッダを用いることにより単純な構造で管内流体のパス化を実現することができる。
【0055】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態−第1の実施の形態−を図面を参照して説明する。図1において、自然循環式蒸発器は蒸気ドラム1、降水管2、水シール管3、入口ヘッダ4、伝熱管5、ベント管6、伝熱管7、出口ヘッダ8、上昇管9から構成されている。この蒸発器においては伝熱管5が上流側の管内流体1パスを受け入れ、伝熱管7が下流側の管内流体2パスを受け入れる。管内流体1パスおよび管内流体2パスは共に同一水平面内に配置され、たとえば鉛直方向に流動する管外流体と同一水平面内において熱交換するように構成されている。
【0056】
本実施の形態は上記構成からなり、蒸気ドラム1に導かれた給水は降水管2を下降して水シール管3を経由し、入口ヘッダ4に流入する。入口ヘッダ4に流入した給水は水平に配置される伝熱管5に導かれ、ベント管6を経由し、伝熱管5と同一水平面内に置かれる伝熱管7に流入する。この間、伝熱管5、7で管内流体1パスおよび管内流体2パスが管外流体と熱交換して気液二相流となる。この後、気液二相流は出口ヘッダ8に流入し、上昇管9を上昇して蒸気ドラム1に戻る。
【0057】
この自然循環式蒸発器の循環力は伝熱管5、7およびベント管6が同一水平面内にあるため、この箇所での管内流体の静水頭が零となり、次式で表される。
【0058】
Figure 0003865342
すなわち、上昇管内流体が蒸発して気液二相流になると、(式3)の右辺第3項が小さくなり、自然循環力が発生して管内流体の循環が行われる。
【0059】
この自然循環式蒸発器においてはベント管6が同一水平面内にあるため、ベント管内流体が蒸発して気液二相流になっても、ベント管6内の静水頭は零のままであり、(式3)の循環力に影響せず、循環力は小さくならない。一般に、循環力が小さくなると、逆流および不安定流動さらにはドライアウトによる伝熱管の損傷が起こり易いが、本実施の形態の自然循環式蒸発器は管内流体の流動が安定に保たれ、逆流および不安定流動が起こりにくく、ドライアウトによる伝熱管の損傷が起こるのを防ぐことができる。
【0060】
さらに、配管の引き回しでは上昇管9と伝熱管5、水シール管3、降水管2が干渉することがなく、従来の対向流方式の管内2パス自然循環式蒸発器よりも構造を簡素にすることができる。
【0061】
さらに、本発明の他の実施の形態−第2の実施の形態−を説明する。図2において、自然循環式蒸発器は蒸気ドラム1、降水管2、水シール管3、入口ヘッダ4、伝熱管5、ベント管6、伝熱管7、出口ヘッダ8、上昇管9から構成されている。この蒸発器においては伝熱管5が上流側の管内流体1パスを受け入れ、伝熱管7が下流側の管内流体2パスを受け入れる。管内流体1パスおよび管内流体2パスは共に同一水平面内に配置され、水平方向に流れる管外流体10と同一水平面内において熱交換するように構成されている。
【0062】
本実施の形態は上記構成からなり、蒸気ドラム1に導かれた給水は降水管2を下降して水シール管3を経由し、入口ヘッダ4に流入する。入口ヘッダ4に流入した給水は水平に配置される伝熱管5に導かれ、ベント管6を経由し、伝熱管5と同一水平面内に置かれる伝熱管7に流入する。この間、伝熱管5、7で管内流体1パスおよび管内流体2パスが管外流体と熱交換して気液二相流となる。この後、気液二相流は出口ヘッダ8に流入し、上昇管9を上昇して蒸気ドラム1に戻る。
【0063】
この対向流方式の管内2パス自然循環式蒸発器においては排熱回収ボイラの起動時、上昇管9に近い管内流体2パスが管内流体1パスよりも先に蒸発するので、上昇管9に気液二相流が流入する時間が早まり、管内流体の循環が開始されるまでの時間が短くなり、排熱回収ボイラの起動時間を短縮することができる。
【0064】
また、上記実施の形態のものと同様に短時間で循環力が得られるため、逆流および不安定流動が起こりにくくなり、ドライアウトに起因する伝熱管の損傷が起こるのを防ぐことが可能になる。
【0065】
さらに、本発明の他の実施の形態−第3の実施の形態−を説明する。図3において、自然循環式蒸発器は上記実施の形態(図1参照)のものと同様に構成されている。管内流体1パスおよび管内流体2パスは共に同一水平面内に配置され、それぞれパス化されている管外流体と熱交換するようになっている。すなわち、下流側の管内流体2は管外流体1パス11と熱交換し、上流側の管内流体1は管外流体2パス12と熱交換する。
【0066】
本実施の形態は上記構成からなり、排熱回収ボイラの起動時、伝熱管7で管内流体2パスが管外流体1パス11と熱交換し、また、伝熱管5で管内流体1パスが管外流体2パス12と熱交換して気液二相流となる。この気液二相流は出口ヘッダ8に流入し、上昇管9を上昇して管内流体の循環が開始される。
【0067】
この起動過程においては上昇管9に近い管内流体2パスが管内流体1パスよりも先に蒸発するため、上昇管9に気液二相流が流入する時間が早まり、管内流体の環境が開始されるまでの時間が短くなり、排熱回収ボイラの起動時間を短縮することができる。
【0068】
また、上記実施の形態のものと同様に短時間で循環力が得られるため、逆流および不安定流動が起こりにくくなり、ドライアウトに起因する伝熱管の損傷が起こるのを防ぐことができる。
【0069】
さらに、本発明の他の実施の形態−第4の実施の形態−を説明する。図4において、自然循環式蒸発器は上記実施の形態(図1参照)のものと同様に構成されている。管内流体1パスおよび管内流体2パスは共に同一水平面内に配置され、それぞれ区分される領域を流動する管外流体と熱交換するように構成されている。すなわち、管内流体1パスは一方の領域を流れる管内流体13と熱交換し、管内流体2パスは他方の領域を流れる管内流体14と熱交換する。
【0070】
本実施の形態は上記構成からなり、排熱回収ボイラの起動時、伝熱管5で管内流体1パスが管外流体13と熱交換し、また伝熱管7で管内流体2パスが管外流体14と熱交換して気液二相流となる。この気液二相流は出口ヘッダ8に流入し、上昇管9を上昇して管内流体の循環が開始される。
【0071】
この起動過程では領域を隔てられた管外流体13と管外流体14との間には状態量に幾分かの差があり、状態量がより大きい管外流体14と熱交換する管内流体2パスが管内流体1パスよりも先に蒸発する。これにより上昇管9に気液二相流が流入する時間が早まり、管内流体の循環が開始されるまでの時間が短くなり、排熱回収ボイラの起動時間を短縮することが可能になる。
【0072】
また、上記実施の形態のものと同様に短時間で循環力が得られるため、逆流および不安定流動が起こりにくくなり、ドライアウトに起因する伝熱管の損傷が起こるのを防ぐことができる。
【0073】
さらに、本発明の他の実施の形態−第5の実施の形態−を説明する。図5において、排熱回収ボイラは縦型構造のダクト15内に同一水平面内に管内流体1パスを受け入れる伝熱管5および管内流体2パスを受け入れる伝熱管7を配置している自然循環式蒸発器(図1参照)を備えている。この管内流体1パスおよび管内流体2パスは鉛直方向に流動する管外流体10と同一水平面内において熱交換するように構成されている。
【0074】
本実施の形態は上記構成からなるもので、本発明による自然循環式蒸発器を排熱回収ボイラに組み込むことにより、上述した第1の実施の形態のものと同様な効果を得ることができる。
【0075】
さらに、本発明の他の実施の形態−第6の実施の形態−を説明する。図6において、排熱回収ボイラに横型構造のダクト15内に同一水平面内に管内流体1パスを受け入れる伝熱管5および管内流体2パスを受け入れる伝熱管7を配置している自然循環式蒸発器(図2参照)を備えている。この管内流体1パスおよび管内流体2パスは水平方向に流れる管外流体10と同一水平面内において熱交換するように構成されている。
【0076】
本実施の形態は上記構成からなるもので、本発明による自然循環式蒸発器を排熱回収ボイラに組み込むことにより上述した第2の実施の形態のものと同様な効果を得ることができる。
【0077】
さらに、本発明の他の実施の形態−第7の実施の形態−を説明する。図7において、排熱回収ボイラは縦型構造のダクト15内に同一水平面内に管内流体1パスを受け入れる伝熱管5および管内流体2パスを受け入れる伝熱管7を配置している自然循環式蒸発器(図3参照)を備えている。ダクト15内は管外流体のパス化のために仕切板16によって複数個の流路に仕切られている。管内流体1パスおよび管内流体2パスはそれぞれ仕切られた流体流路に置かれ、管外流体12および管外流体11と各々熱交換するようになっている。
【0078】
本実施の形態は上記構成からなるもので、本発明による自然循環式蒸発器を排熱回収ボイラに組み込むことにより上述した第3の実施の形態のものと同様な効果を得ることができる。
【0079】
さらに、本発明の他の実施の形態−第8の実施の形態−を説明する。図8において、排熱回収ボイラは縦型構造のダクト15内に同一水平面内に管内流体1パスを受け入れる伝熱管5および管内流体2パスを受け入れる伝熱管7を配置している自然循環式蒸発器(図4参照)を備えている。ダクト15内は異なる状態量の管外流体を流動させるために仕切板16によって流路が互いに仕切られている。管内流体1パスおよび管内流体2パスはこの仕切られた流体流路に置かれ、管外流体13および管外流体14と各々熱交換するように構成されている。
【0080】
本実施の形態は上記構成からなるもので、本発明による自然循環式蒸発器を排熱回収ボイラに組み込むことにより上述した第4の実施の形態のものと同様な効果を得ることができる。
【0081】
さらに、本発明の他の実施の形態−第9の実施の形態−を説明する。図9において、排熱回収ボイラは縦型構造のダクト15内に同一水平面内に管内流体1パスおよび管内流体2パスを配置している自然循環式蒸発器(図4参照)を備えている。ダクト15内は管内流体2パス側により多量の管外流体14が流動するように管外流体流路入口を拡大させている仕切板16によって複数個の流路に仕切られている。管内流体1パスおよび管内流体2パスはこの仕切られた管外流体流路に置かれ、管外流体13および管外流体14と各々熱交換するようになっている。
【0082】
本実施の形態は上記構成からなり、排熱回収ボイラの起動時、伝熱管5で管内流体1パスが管外流体13と熱交換し、また伝熱管7で管内流体2パスが熱交換して気液二相流となる。この気液二相流は出口ヘッダ8に流入し、上昇管9を上昇して管内流体の循環が開始される。
【0083】
この起動過程では入口を拡大させている管外流体14が管外流体13よりも多量に流れるために上昇管9に近い管内流体2パスが管内流体1パスよりも先に蒸発する。これにより上昇管9に気液二相流が流入する時間が早まり、管内流体の循環が開始されるまでの時間が短くなり、排熱回収ボイラの起動時間を短縮することができる。
【0084】
また、短時間のうちに循環力が得られるため、逆流および不安定流動が生じにくくなり、ドライアウトに起因する伝熱管の損傷が起こるのを防ぐことが可能になる。
【0085】
さらに、本発明の他の実施の形態を説明する。図10において、排熱回収ボイラは縦型構造のダクト15内に水平に並ぶ複数個のゾーンを有し、この各ゾーンに同一水平面内に管外流体1パスおよび管外流体2パスを配置している自然循環式蒸発器(図1参照)を備えている。この蒸発器のすべての管内流体1パスおよび管内流体2パスは鉛直方向に流動する管外流体と同一水平面内で熱交換するように構成されている。
【0086】
本実施の形態は上記構成からなり、排熱回収ボイラの起動時、それぞれの伝熱管5で管内流体1パスが管外流体10と熱交換し、また伝熱管7で管内流体2パスが熱交換して気液二相流となる。この気液二相流はそれぞれの出口ヘッダ8に流入し、さらにそれぞれの上昇管9を上昇して管内流体の循環が開始される。
【0087】
各ゾーンのベント管6はいずれも同一水平面内にあり、管内流体が気液二相流になったときも、循環力は小さくならず、管内流体の流動が安定に保たれる。これにより、逆流および不安定流動が生じにくくなり、ドライアウトによる伝熱管の損傷が起こるのを防ぐことが可能になる。
【0088】
さらに、配管の引き回しではそれぞれのゾーンにおいて上昇管9と伝熱管5、水シール管3、降水管2が干渉することがなく、構造を簡素にすることが可能になる。
【0089】
また、上記した実施の形態の排熱回収ボイラは次の起動方法によって最も効果的に利用することが可能になる。
【0090】
第1の起動方法は伝熱面の交換熱量に差をつけて起動する方法であり、これは図11に示すように、一定時間、管内流体1パス17側の交換熱量と比較して管内流体2パス18側の交換熱量が大きく保たれる。
【0091】
さらに、第2の起動方法は管外流体の流量に差をつけて起動する方法で、これは図12に示すように、一定時間、管内流体1パス19側と比較して管内流体2パス20側の管外流体の流量が大きく保たれる。ちなみに、この起動方法は既に述べた第4の実施の形態の蒸発器を組み込む排熱回収ボイラにおいて容易に実現させることが可能である。
【0092】
また、第3の起動方法は管外流体の温度に差をつけて起動する方法で、これは図13に示すように、一定時間、管内流体1パス21側と比較して管内流体2パス22側の管外流体の温度が高く保たれる。この起動方法を実現できるのは既に述べた第2および第3の実施の形態の蒸発器を使用するもので、これに代えて、たとえば別に燃料を投入して管外流体を助燃するようにしてもよい。
【0093】
さらに、本発明の他の実施の形態を説明する。図14において、伝熱管5、7は管内流体1パスを受け入れる伝熱管5のフィン23のピッチL1と、管内流体2パスを受け入れる伝熱管7のフィン23のピッチL2とは交換熱量に差をつけるために伝熱管7のピッチL2が伝熱管5のピッチL1と比較して高密度に形成されている。より大きい伝熱面積を有する伝熱管7は伝熱管5よりも優れた伝熱特性を有する。
【0094】
この伝熱管5、7を用いた自然循環式蒸発器においては上昇管9に近い管内流体2パスが管内流体1パスよりも先に蒸発するため、上昇管9に気液二相流が流入する時間が早まり、管内流量の循環が開始されるまでの時間が短くなり、排熱回収ボイラの起動時間を短縮することができる。また、短時間で循環力が得られるため、逆流および不安定流動が起こりにくくなり、ドライアウトに起因する伝熱管の損傷が起こるのを防ぐことが可能になる。
【0095】
本実施の形態はフィン23のピッチを変えるのに代えて、伝熱管同士の間でフィン高さ、フィン形状、フィン材質を変える方法が可能であり、あるいは伝熱管自身の材質を変えるようにしてもよい。
【0096】
さらに、本発明の他の実施の形態を説明する。図15(a)(b)において、伝熱管5はそれの入口に入口ヘッダ4を備えている。また、伝熱管7はそれの出口に出口ヘッダ8を備えている。この伝熱管5、7は一方から他方に管内流体を反転させる直線状の中間ヘッダ24を備えている。これは本発明に係る蒸発器に組み込まれたとき、伝熱管5が上流側の管内流体1パスを受け入れ、伝熱管7が下流側の管内流体2パスを受け入れるように使用される。
【0097】
本実施の形態においてはベント管6に代えて直線状の中間ヘッダ24を用いることにより単純な構造で管内流体のパス化を実現することが可能になる。
【0098】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は管内流体が気液二相流となったときも、循環力が小さくならないで管内流体の流動が安定に保たれる。したがって、本発明によれば、逆流および不安定流動が起こるのを防ぐことができ、また配管の引き回しにおいて構造が複雑化するのを回避することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自然循環式蒸発器の実施の形態を示す系統図。
【図2】本発明の他の実施の形態を示す系統図。
【図3】本発明の他の実施の形態を示す系統図。
【図4】本発明の他の実施の形態を示す系統図。
【図5】本発明による排熱回収ボイラを示す構成図。
【図6】本発明の他の実施の形態を示す構成図。
【図7】本発明の他の実施の形態を示す構成図。
【図8】本発明の他の実施の形態を示す構成図。
【図9】本発明の他の実施の形態を示す構成図。
【図10】本発明の他の実施の形態を示す構成図。
【図11】本発明の起動方法における交換熱量の推移を示す特性図、
【図12】本発明の起動方法における管外流体の流量の推移を示す特性図、
【図13】本発明の起動方法における管外流体の温度の推移を示す特性図。
【図14】本発明の他の実施の形態を示す構成図。
【図15】本発明の他の実施の形態を示す構成図。
【図16】従来の自然循環式蒸発器を示す系統図。
【図17】従来の並流方式の管内2パス自然循環式蒸発器を示す系統図。
【図18】従来の対向流方式の管内2パス自然循環式蒸発器を示す系統図。
【符号の説明】
1 蒸気ドラム
2 降水管
3 水シール管
4 入口ヘッダ
5、7 伝熱管
6 ベント管
8 出口ヘッダ
9 上昇管
15 ダクト
16 仕切板

Claims (8)

  1. 上流側の管内流体1パスおよび下流側の管内流体2パスを順に受け入れる伝熱管を備えてなる自然循環式蒸発器において、
    前記伝熱管は前記管内流体1パスと管内流体2パスが同一水平面内において折り返して形成されるとともに、
    管外流体が前記伝熱管の下方から上方へ流動し、さらに反転して上方から下方に流動する互いに仕切られた領域が形成され、前記管内流体の各パスが前記管外流体とそれぞれの領域において熱交換し、かつ、
    前記管内流体2パスが前記管内流体1パスよりも先に前記管外流体と熱交換するように配置されることを特徴とする自然循環式蒸発器。
  2. 上流側の管内流体1パスおよび下流側の管内流体2パスを順に受け入れる伝熱管を備えてなる自然循環式蒸発器において、
    前記伝熱管は前記管内流体1パスと管内流体2パスが同一水平面内において折り返して形成されるとともに、当該管内流体1パスと管内流体2パスがそれぞれ個別に状態量又は流量が異なる管外流体が流動する互いに仕切られた領域にて熱交換するように配置され、かつ、
    前記管内流体2パスが前記管内流体1パス側よりも大きい状態量又は流量の前記管内流体と熱交換するように配置されることを特徴とする自然循環式蒸発器。
  3. ダクト内に請求項1記載の自然循環式蒸発器を備えてなる排熱回収ボイラ。
  4. ダクト内に請求項2記載の自然循環式蒸発器を備えてなる排熱回収ボイラ。
  5. ダクト内に水平に並ぶ複数個のゾーンを有し、前記ゾーンにそれぞれ請求項1または2のいずれかに記載の自然循環式蒸発器を備えてなる排熱回収ボイラ。
  6. 上流側の管内流体1パスおよび下流側の管内流体2パスを順に受け入れる伝熱管を備えた自然循環式蒸発器を備えた排熱回収ボイラの起動方法において、前記伝熱管は管内流体1パスと管内流体2パスが同一水平面内において折り返して形成されて前記管内流体の各パスが管外流体と熱交換するように配置し、しかして、該排熱回収ボイラの起動にあたり、前記管内流体2パス側が前記管内流体1パス側と比較して管外流体の流量を大きく保って起動するようにしたことを特徴とする排熱回収ボイラの起動方法。
  7. 前記伝熱管がフィン付き伝熱管からなり、前記管内流体2パスを受け入れる前記伝熱管が前記管内流体1パスを受け入れる前記伝熱管と比較してフィンピッチを高密度に形成されることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の自然循環式蒸発器。
  8. 前記管内流体1パスを受け入れる該伝熱管と前記管内流体2パスを受け入れる該伝熱管とを管内流体を反転させる直線状の中間ヘッダによって連通させるようにしたことを特徴とする請求項1,2または7のいずれかに1項記載の自然循環式蒸発器。
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