JP3863614B2 - スイッチ装置 - Google Patents

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【0001】
【技術分野】
本発明は、スイッチ装置に関し、特にボタンスイッチがダイヤル部材の中央に配置されるタイプのスイッチ装置に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】
電子機器の小型化に伴い、機器内に設けるスイッチ装置は可能な限りコンパクトであることが望まれている。例えば、測光機能や自動焦点調節機能を備えたカメラの場合、該機能を作動させるスイッチ(以下、測光スイッチとする)は、シャッタ走行用のレリーズスイッチと共にひとつのスイッチ機構を構成しており、このスイッチ機構がカメラ本体に設けたレリーズボタン(ボタンスイッチ)によってオンオフされるようになっている。従って、レリーズボタンの2段押しによって各スイッチが順次オンされるように、この種のスイッチ機構は、タクトスイッチや複数枚の接片を有する別種の2段スイッチから構成されている。複数の接片はレリーズボタンのストローク方向へ順に配されるが、特にレリーズボタンに係合される第一の接片は、レリーズボタンの押し込みに応じる弾性変形性が必要であると同時に、自由状態では下方の接片と絶縁されるように配置しなければならず、スイッチ機構のコンパクト化の障害となっていた。また、ボタンスイッチの直線方向のストローク動作で接離されるように複数の接片を配置すると、スイッチ装置の構造が複雑で組立性が悪くなりがちである。
【0003】
また通常、カメラのモード設定やシャッタ速度設定等に用いられる操作ダイヤル部材とレリーズボタンは別の場所に位置させるものであるが、使用勝手やデザイン上の理由から、ダイヤル部材の中心にレリーズボタンを位置させることがある。このタイプのスイッチ装置では、ダイヤル部材の回転位置を検出する必要上、上記のようなスイッチ機構の回りにコード板及び導電ブラシを配して、これらの摺接位置の変化でダイヤル部材の回転位置を検出する。こうした構成であると、周縁部に回転部材等が配されるため、通常よりもスイッチ装置の設置空間が制限されてしまう。
【0004】
カメラに限らず、このようにダイヤル部材の中心に上下動可能なボタンスイッチを設けたスイッチ装置を有する機器においては、スイッチ装置は可及的にコンパクトに配置でき、かつ簡単に組み立てできることが望まれている。
【0005】
【発明の目的】
本発明は以上の問題点に鑑みてなされたものであり、ボタンスイッチがダイヤル部材の中央に配置されるスイッチ装置において、従来に比して狭いスペースに配設可能で、かつ組立性に優れるスイッチ装置を提供することを目的とする。
【0006】
【発明の概要】
本発明によるスイッチ装置は、スイッチ支持体に回転自在に支持されたダイヤル部材と、このダイヤル部材の中央部に上下動可能に支持されたボタンスイッチと、このボタンスイッチによって弾性的に押圧変位される弾性スイッチ接片と、この弾性スイッチ接片が接離するスイッチ接片とを備えたスイッチ装置において、
上記ダイヤル部材の裏面に、スイッチ支持体との共通電位部分を有するコード板を固定し、
上記弾性スイッチ接片の一端部を、上記コード板の共通電位部分に導電状態で固定し、その自由端部をボタンスイッチに係合させたことを特徴としている。
この形態では、スイッチ装置は1段スイッチであってもよいし、2段以上のスイッチであってもよい。
【0007】
上記の弾性スイッチ接片は、コード板に固定される一端部と自由端部とが自由状態において略一面をなす板ばね材料からなっていることが望ましい。このとき、弾性スイッチ接片の自由端部はダイヤル部材の回転中心軸上に位置しており、該弾性スイッチ接片は、該自由端部を中心とする螺旋状に形成されることが望ましい。この弾性スイッチの形状は、自由状態では薄く、かつボタンスイッチに押圧変位されるときには、所定のストローク長さを得るためのもので、平面方向に最小限の広がりで構成することができる。また、弾性スイッチ接片とコード板は一体に回動するので、弾性スイッチ接片とボタンスイッチ、及び弾性スイッチ接片とスイッチ接片は相対回転するが、各部材の接点をダイヤル部材の回転中心軸上に位置させると、接触位置がずれることがない。
【0008】
スイッチ支持体は所望の機器であってよい。例えば、スイッチ支持体をカメラとした場合、弾性スイッチ接片とスイッチ接片から、カメラの測光スイッチ(第1段スイッチ)を構成することができる。このスイッチ接片が、ボタンスイッチによって弾性変形する第2の弾性スイッチ接片で、さらにこの第2の弾性スイッチ接片が第3のスイッチ接片と接離するようにすると、第2の弾性スイッチ接片と第3のスイッチ接片とでシャッタレリーズスイッチ(第2段スイッチ)を構成できる。つまり、ボタンスイッチの1段押しで測光動作、2段押しでレリーズ動作を実行できる。
【0009】
上記コード板は、スイッチ支持体に導電状態で固定されたブラシと摺接して回転位置が検出される。このブラシを介して、コード板にスイッチ支持体との共通電位部分を形成することができる。
【0010】
本発明はまた、ボタンスイッチをあらかじめ2段押し式として構成することもできる。このスイッチ装置は、
スイッチ支持体に回転自在に支持されたダイヤル部材と、このダイヤル部材の中央部に上下動可能に支持されたボタンスイッチとを備えたスイッチ装置であって、
上記ダイヤル部材の裏面に固着されて一体に回転する、スイッチ支持体との共通電位部分を有するコード板;
このコード板のスイッチ支持体との共通電位部分に固定した取付端部と、上記ボタンスイッチに係合されて該ボタンスイッチのストローク方向へ弾性変形可能である自由端部とを備えた第1の弾性スイッチ接片;
この第1の弾性スイッチ接片の下方に設けられ、上記ボタンスイッチが所定量押し込まれたときに該弾性スイッチ接片の自由端部と導通する第2の弾性スイッチ接片;及び
この第2の弾性スイッチ接片がボタンスイッチにより第1の弾性スイッチ接片とともに下方へ弾性変形したときに、該第2の弾性スイッチ接片と導通する第3のスイッチ接片;
を有することを特徴としている。
【0011】
このスイッチ装置の構成では、スイッチ支持体をカメラとしたとき、第1の弾性スイッチ接片と第2の弾性スイッチ接片はカメラの測光スイッチを構成し、第2の弾性スイッチ接片と第3のスイッチ接片はシャッタレリーズスイッチを構成することができる。
【0012】
以上の構成において、ダイヤル部材は、例えばカメラの撮影モード設定用のダイヤルとすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明を説明する。図1はカメラのシャッタレリーズスイッチ及び撮影モード設定ダイヤルとして本発明を適用したスイッチ装置の平面図であり、図2はこのスイッチ装置をカメラボディの側面方向から見た断面図である。このスイッチ装置を備えるカメラは、図示しないが自動露出機能及び自動焦点調節機能を有するコンパクトカメラである。
【0014】
カメラボディ(スイッチ支持体)の上飾板11の所定箇所には略円形のダイヤル装着孔12が穿設され、このダイヤル装着孔12には、各種撮影モード選択用の撮影モード設定ダイヤル13(以下、ダイヤル13)が回転可能に支持されている。ダイヤル13は、ダイヤル装着孔12に回転可能に嵌め込まれる円筒状の中央軸部14と、該中央軸部14の周縁に延設されて上飾板11上へ操作可能に突出している円板状の回転操作部15とからなっている。中央軸部14には円筒状のボタンスイッチ孔14aが形成され、このボタンスイッチ孔14aの底面中央に貫通孔16が穿設されている。ボタンスイッチ孔14a及び貫通孔16の中心線は、ダイヤル13の回転軸と一致している。
【0015】
貫通孔16には、レリーズボタン(ボタンスイッチ)17のレリーズ軸18が上下動可能に嵌っている。このレリーズボタン17は、一対のフック状脚部17a(図1参照)が下方に延設されていて、該一対のフック状脚部17aの端部が、ダイヤル13の中央軸部14の裏面に係合することにより抜け留めされており、図2に示す位置より上方へは移動が規制されている。従って、レリーズボタン17の頂部がボタンスイッチ孔14aからわずかに突出している位置が、レリーズボタン17の非押し込み位置である。レリーズボタン17とボタンスイッチ孔14aとの間に設けられた付勢ばね24によって、レリーズボタン17は非押し込み位置側へ付勢されている。なお、以下の説明中での「上下方向」とはレリーズボタン17のストローク(上下動)方向、「横方向」とはダイヤル13の半径方向を指す。
【0016】
回転操作部15には、上飾板11と対向している裏面側に、ダイヤル13の目盛の段数に応じた複数のクリック孔20が形成されている。上飾板11には、このクリック孔20に対向する位置にボール進退孔21が穿設されている。ボール進退孔21には、これと略同径のクリックボール22が進退自在に嵌められていて、このクリックボール22は、ボール進退孔21内に設けたコイルばね23によってクリック孔20側に付勢されている。ダイヤル13の回転によってクリック孔20がボール進退孔21に対応する位置に至ると、クリックボール22がコイルばね23のばね力で押し出されてクリック孔20に嵌ってダイヤル13の回転が軽く係止される。さらにダイヤル13が回転されるとクリック孔20が離脱するため、クリックボール22は回転操作部15の裏面側に押し込まれてボール進退孔21内に戻る。このクリックストップ機構により、ダイヤル13は所望の目盛位置に係止される。
【0017】
ダイヤル13の各目盛位置で選択される撮影モードは任意である。例えば本実施形態では、自動(フラッシュ)撮影、フラッシュ強制発光、フラッシュオフ、赤目軽減用のプリ発光、バルブ撮影、無限遠撮影、+1.5露出補正の各撮影モードがダイヤル13の各目盛位置(クリック孔20に対応)で選択される。
【0018】
ダイヤル13の目盛位置、すなわちダイヤル13の回転位置を検出するため、上飾板11の裏面側にはコード板25が配される。コード板25は、ダイヤル13の中央軸部14の底面に一対のねじ部材26で固着された円板状部材であり、ダイヤル13と一体に回転される。コード板25は、ダイヤル13に裏側から固着されるため、ダイヤル13の抜け止め手段となっている。コード板25の略中心には、上記貫通孔16に一致する貫通孔30が設けられている。このコード板25の下面側には、導電材料からなるコード面25aが形成されている(図1にハッチングを付して表す部分)。コード板25の下方には、接片31a〜31dをコード面25aに接触させたブラシ31が設置されている。ブラシ31は、その根本部分がカメラボディにインサートモールドされており、不図示の固定ねじでカメラボディと導電状態でねじ止めされている。ダイヤル13の回転によってコード板25とブラシ31の摺接位置が変化すると、各接片31a〜31dに対するコード面25aの接触状態が変化し、ダイヤル13で選択した撮影モードの位置を表す電気信号として検出される。なお、ブラシ31の接片31aはコード板25の回動位置にかかわらず常にコード面25aと摺接状態にある。
【0019】
コード板25の下部には弾性及び導電性を有する板材からなる弾性スイッチ接片28(第1の弾性スイッチ接片)が固定される。コード面25aの内周部分には、貫通孔30方向へ向けて接続ランド27が延長されている。弾性スイッチ接片28は、上記一対のねじ部材26のうち一本によって一端部が接続ランド27に圧接されており、さらに自由端29がコード板25の貫通孔30の直下に位置するように平面的に巻回された螺旋状に形成されている。つまりレリーズ軸18は、貫通孔16、30内を上下動して弾性スイッチ接片28の自由端29に係脱することができる。弾性スイッチ接片28の螺旋状の形状は、小さな力でも自由端29を上下に弾性変形させるためのものであり、自由状態での弾性スイッチ接片28はコード板25と略平行な平面をなしているが(図3)、レリーズ軸18に押し込まれると自由端29が下方に押圧変位される(図4、図5)。レリーズ軸18の押し込みが解除されると、弾性スイッチ接片28は、自身のばね性によって自由状態に復帰する。前述したごとく、ブラシ31は固定ねじを介してカメラボディに導電状態で固定され、またブラシ31の接片31aはコード面25aと常に摺接状態にあるため、コード板25のコード面25aはカメラ本体と共通電位を有している。よって、接続ランド27を介して導電状態でコード面25aに接続される弾性スイッチ接片28は該コード面25aと共通に接地されている。
【0020】
上飾板11の下方にはスイッチ基板33が位置している。スイッチ基板33中央付近の表面には導電性のレリーズスイッチ接片40(第3のスイッチ接片)が設けられ、このレリーズスイッチ接片40はスルホールメッキ41を介してスイッチ基板33裏面のレリーズスイッチランド42と電気的に連通している。スイッチ基板33にはさらに、レリーズスイッチ接片40を覆うドーム形状の測光スイッチ接片36(第2の弾性スイッチ接片)が配置されている。測光スイッチ接片36は、上飾板11方向への復元力を有するドーム状の弾性導電体からなり、自由状態にあるときはレリーズスイッチ接片40とは離間している。この測光スイッチ接片36はスイッチ基板33表面のランド37に導通し、さらにスルホールメッキ38を介してスイッチ基板33裏面の測光スイッチランド39に導通している。
【0021】
スイッチ基板33が上飾板11下方の所定位置に固定された状態において、弾性スイッチ接片28の自由端29に設けた接点28xは、測光スイッチ接片36の中央上方に位置しており、またレリーズスイッチ接片40の接点40xは、この測光スイッチ接片36の中央部の直下に位置される(図3参照)。弾性スイッチ接片28の自由端29は軽い力で弾性的に変形されるので、レリーズボタン17を軽く押し込むと接点28xが測光スイッチ接片36に接触する。これがレリーズボタン17の一段押し、あるいは半押しと呼ばれる状態(図4)である。さらにレリーズボタン17を押し込むと、測光スイッチ接片36が接点28xと接触したまま一体に押し下げられ、測光スイッチ接片36が弾性変形してその下面が接点40xに接触する。これをレリーズボタン17の2段押し、あるいは全押しと呼ぶ(図5)。2段押しのときは測光スイッチ接片36が弾性変形する際に一定の抵抗があるので不用意なレリーズ動作をしてしまうおそれが少ない。弾性スイッチ接片28はカメラ本体に接地されているので、レリーズボタン17を一段押しすると弾性スイッチ接片28と測光スイッチ接片36が通電して測光スイッチPHSW(図6)がオンされ、レリーズボタン17を2段押しすると測光スイッチ接片36を介して弾性スイッチ接片28とレリーズスイッチ接片40が通電してレリーズスイッチRLSsw(図6)がオンされる。
【0022】
図6は、制御回路50、レリーズスイッチRLSsw、測光スイッチPHSWなどで構成される本実施形態のスイッチ装置の回路図である。測光スイッチランド39は、制御回路50内の測光・合焦制御部51に、レリーズスイッチランド42は、制御回路50内のレリーズ制御部52にそれぞれ接続されている。測光・合焦制御部51は、測光スイッチPHSWのオンを受けると測光装置53及び自動焦点装置54に露出値設定動作及び合焦動作を行わせ、レリーズ制御部52は、レリーズスイッチRLSswのオンを受けるとレリーズ装置55にシャッタレリーズ動作を行わせる。
【0023】
以上の構成のスイッチ装置は、次のように使用される。撮影者は、必要に応じてダイヤル13を回転させて撮影モードを設定する。続いて付勢ばね24のばね性に抗してレリーズボタン17を一段押しすると測光スイッチPHSWがオンになり、被写体の明るさが検知されて露出値が設定されると共に自動的に合焦される。レリーズボタン17を2段押しするとレリーズスイッチRLSswがオンになってシャッタが切られる。このとき、先に設定した撮影モードの効果で撮影が行われる。一段押しあるいは2段押しの状態からレリーズボタン17を開放すれば、付勢ばね24のばね力によってレリーズボタン17は図3の非押込位置に戻る。レリーズ軸18の押圧がなくなると、弾性スイッチ接片28(及び測光スイッチ接片36)が弾性変形前の形状に復帰して通電解除されるので、測光スイッチPHSW(及びレリーズスイッチRLSsw)が開いてオフになる。
【0024】
なお、ダイヤル13を回転させると、コード板25と共に弾性スイッチ接片28も回転する。しかし、弾性スイッチ接片28の自由端29は、このダイヤル13の回転中心に配置されているので、測光スイッチ接片36(及びレリーズスイッチ接片40)に対して接点28xは常に一定の接触位置を保つことができる。またレリーズボタン17はダイヤル13の回転には連動しないが、同様の理由から、弾性スイッチ接片28が回転したときにレリーズ軸18と自由端29との押し込み位置の関係がズレることもない。
【0025】
このように本発明においては、弾性スイッチ接片28をコード板25のコード面25aに導電状態で接続させたので、弾性スイッチ接片28の構造をシンプルにすることができる。また、扁平な弾性スイッチ接片28を螺旋状に構成したため、平面方向へ最低限の面積で必要な弾性変形量を得ることができる。これにより、上下方向(レリーズボタン17のストローク方向)に短く、かつコード板25の半径方向に張り出す部材を要しない、従来に比して狭いスペースに配設可能なスイッチ装置を構成することができる。また、弾性スイッチ接片28をダイヤル13側に、測光スイッチ接片36及びレリーズスイッチ接片40をスイッチ基板33にそれぞれ振り分けて固定し、別ユニットとして組み立てることができるので組立性もよい。
【0026】
以上、本発明によるスイッチ装置をカメラに適用した実施形態に則して説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、異なる機器においても適用が可能である。例えば、以上のスイッチ装置をヘッドフォンステレオの操作スイッチとして構成し、ダイヤル部材は早送り、巻戻し等の機能選択用、中央のボタンスイッチは再生ボタン用とすることができる。また、カメラに適用した場合においても異なる形態が可能である。例えば、レリーズボタンを中央に配するダイヤル部材は、撮影モード設定用に限らず、シャッタスピード設定用、露出量補正用のダイヤル等であってもよいし、コンパクトカメラ以外のカメラに適用することも可能である。
要は、ダイヤル部材の中央にボタンスイッチを配したスイッチ装置において、スイッチ支持体と共通電位部分を有するダイヤル側のコード板に、弾性スイッチの一接片を導電状態で取り付ければよいのである。従って、スイッチ基板側の接片がひとつである一段スイッチにも本発明は適用可能である。
【0027】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、ボタンスイッチがダイヤル部材の中央に配置されるスイッチ装置において、従来に比して狭いスペースに配設可能で、かつ組立性に優れるスイッチ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カメラのレリーズスイッチとして適用した本発明のスイッチ装置を部分的に透視して示す平面図である。
【図2】図1のII−II線に沿って示す断面図である。
【図3】レリーズスイッチが解放されているときのスイッチ装置付近を拡大した断面図である。
【図4】レリーズスイッチを半押ししたときのスイッチ装置付近を拡大した断面図である。
【図5】レリーズスイッチを全押ししたときのスイッチ装置付近を拡大した断面図である。
【図6】本発明を適用したスイッチ装置の回路例を示す図である。
【符号の説明】
11 上飾板(カメラボディ(スイッチ支持体))
13 撮影モード設定ダイヤル
14 中央軸部
15 回転操作部
17 レリーズボタン
18 レリーズ軸
25 コード板
25a コード面
28 弾性スイッチ接片
31 モード検出ブラシ
33 スイッチ基板
36 測光スイッチ接片
39 測光スイッチランド
40 レリーズスイッチ接片
42 レリーズスイッチランド
50 制御回路
51 測光・合焦制御部
52 レリーズ制御部

Claims (10)

  1. スイッチ支持体に回転自在に支持されたダイヤル部材と、このダイヤル部材の中央部に上下動可能に支持されたボタンスイッチと、このボタンスイッチによって弾性的に押圧変位される弾性スイッチ接片と、この弾性スイッチ接片が接離するスイッチ接片とを備えたスイッチ装置において、
    上記ダイヤル部材の裏面に、スイッチ支持体との共通電位部分を有するコード板を固定し、
    上記弾性スイッチ接片の一端部を、上記コード板の共通電位部分に導電状態で固定し、その自由端部をボタンスイッチに係合させたことを特徴とするスイッチ装置。
  2. 請求項1記載のスイッチ装置において、弾性スイッチ接片は、コード板に固定される一端部と自由端部とが自由状態において略一面をなす板ばね材料からなっているスイッチ装置。
  3. 請求項2記載のスイッチ装置において、弾性スイッチ接片の自由端部はダイヤル部材の回転中心軸上に位置しており、該弾性スイッチ接片は、該自由端部を中心とする螺旋状に形成されているスイッチ装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項記載のスイッチ装置において、上記弾性スイッチ接片とスイッチ接片が第1段のスイッチを構成するスイッチ装置。
  5. 請求項4記載のスイッチ装置において、上記スイッチ接片は、ボタンスイッチによって弾性変形する第2の弾性スイッチ接片であり、この第2の弾性スイッチ接片は、第3のスイッチ接片と接離し、第2段のスイッチを構成するスイッチ装置。
  6. 請求項4および5記載のスイッチ装置において、スイッチ支持体はカメラであって、
    第1段のスイッチは、カメラの測光スイッチを構成し、
    第2段のスイッチは、シャッタレリーズスイッチを構成するスイッチ装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項記載のスイッチ装置において、上記コード板は、スイッチ支持体に導電状態で固定されたブラシに摺接するスイッチ装置。
  8. スイッチ支持体に回転自在に支持されたダイヤル部材と、このダイヤル部材の中央部に上下動可能に支持されたボタンスイッチとを備えたスイッチ装置において、
    上記ダイヤル部材の裏面に固着されて一体に回転する、スイッチ支持体との共通電位部分を有するコード板;
    このコード板のスイッチ支持体との共通電位部分に固定した取付端部と、上記ボタンスイッチに係合されて該ボタンスイッチのストローク方向へ弾性変形可能である自由端部とを備えた第1の弾性スイッチ接片;
    この第1の弾性スイッチ接片の下方に設けられ、上記ボタンスイッチが所定量押し込まれたときに該弾性スイッチ接片の自由端部と導通する第2の弾性スイッチ接片;及び
    この第2の弾性スイッチ接片がボタンスイッチにより第1の弾性スイッチ接片とともに下方へ弾性変形したときに、該第2の弾性スイッチ接片と導通する第3のスイッチ接片;
    を有することを特徴とするスイッチ装置。
  9. 請求項8記載のスイッチ装置において、スイッチ支持体はカメラであり、
    第1の弾性スイッチ接片と第2の弾性スイッチ接片はカメラの測光スイッチを構成し、
    第2の弾性スイッチ接片と第3のスイッチ接片はシャッタレリーズスイッチを構成しているスイッチ装置。
  10. 請求項1ないし9いずれか1項記載のスイッチ装置において、ダイヤル部材は、カメラの撮影モード設定用ダイヤルであるスイッチ装置。
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