JP3860335B2 - Proanthocyanidin-containing nutrient solution and method for producing the same - Google Patents

Proanthocyanidin-containing nutrient solution and method for producing the same Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ヨーロッパ産由来の天然産生物ブドウの種子に含まれるプロアントシアニジンを含有する滋養液及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
赤ワインは、適量飲む事で種々の薬効があることで現在注目されている。佐藤充克:「ワインの色素と生理機能」,FOOD Style 21 ,第2巻,第56頁〜第61頁(1998)に開示されているように、この赤ワインの有効成分は、その種子に、最も多く含有するプロアントシアニンジンである。このプロアントシアニンジンの原料は、ヨーロッパ産の天然産生ブドウの種子より高純度に抽出したもので、純度は95%以上含有しており、含有量としては、最多量含有されてる原材料である。
【0003】
ところで、プロアントシアニジンは、抗酸化能力が極めて高く、ビタミンCの20〜50倍、ビタミンEの50倍といわれている。
【0004】
また、細谷 浩,有賀 充克:「健康食品素材としてのブドウ種子抽出物」,FOOD Style 21 ,第2巻,第66頁〜第70頁(1998)に示されているように、プロアントシアニジンは、バイオフラボノイド群に属し、植物界に広く分布する天然ポリフェノール系の物質である。当物質は様々な数のフラバノイドから構成され、酸性状態で加熱後、アントシアニジンを産生する。
【0005】
ブドウの種子から部分的に没食子酸でエステル化し、極く少量の単量体ポリフェノ一ル(カテキンとエピカテキン)を含有するオリゴマーfractionが分離されている。
【0006】
この高標準混合物は、15%のダイマー(フリー及びエステル化したプロアントシアニジンB1,B2,B3,B4),20%のトリマー,テトラマー及びエプタマー単位の分子量に相当するオリゴマーfractionによる含有を特長としている。
【0007】
ここで、ブドウの種子エキスは、欧米で、血管の生化学的物質を改善し、毛細管脆弱,末梢慢性不全や網膜の細小血管症といった各種の血管障害の治療に用いられている(Dartenuc J. Y., Marache P., Choussat H., Bordeaux Med. 13, 903(1980) ,テボー J.F., テボー P.,ヴァン ガズット メディカル 92, 96(1985);
【外1】

Figure 0003860335
,及びコルベ C.,ボアサン J.P.,シウ A.,J.Fr.オフタルマル 11, 453(1988) ;
【外2】
Figure 0003860335
,参照)。
【0008】
更に、他の抗酸化物質に比し、体内吸収率が高いこと、血管系に特に作用すること、フリーラジカルの発生源となるキサンチンオキシターゼの阻害、さらに、弾性繊維(コラーゲン・エラスチン)の成分に対する非特異的結合により、また、結果としてエラスターゼとコラーゲンの分解作用に対する抵抗性を高めることによって、毛細壁の抵抗性を高めるものである(Wegrowski J., Robert A. M., Moczar M., Biochem. Pharmacol. 33, 3491 (1984) 及びTixier J. M., Godeau G., Robert A. M., Hornebeck W., Biochem Pharmacol. 33, 3933 (1984) ,参照)。
【0009】
一方、プロアントシアニジンは、特有の酸化防止特性が、真核細胞内に於いて、核及びミトコンドリア自然変異と共に妨害する抗変異作用と行った別の顕著な生物学的作用を持つ。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、プロアントシアニジンの性格として、高親水性であるが、水溶化することにより、その効能が劣化するという事由により、海外では、プロアントシアニジンを含む製品は、錠剤もしくは粉末或いはカプセル剤或いは顆粒としてのみしか商品化されていなかった。また、例えば、食品として使用する場合に、渋みが強いために、その緩和を計る処方が必要となり、また、飲料として用いる場合には、飲み易さが必要になる。
【0011】
従って、本発明の技術的課題は、水溶液であっても、その効能が劣化しないプロアントシアニジンを含有する滋養液を提供することにある。
【0012】
また、本発明の他の技術的課題は、プロアントシアニジンを水溶液に溶解して用いてもその効能が劣化しないプロアントシアニジン含有滋養液の製造方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、抗酸化液剤であって、プロアントシアニジンからなる有効成分と、前記有効成分の増強及び効能安定効果を図るために含有するトレハロースからなる補助剤とを必須成分として含有し、前記プロアントシアニジンの水溶化による失活を防止かつ安定化した水溶液からなることを特徴とするプロアントシアニジン含有滋養液が得られる。
【0015】
また、本発明によれば、前記プロアントシアニジン含有滋養液において、前記プロアントシアニジンは、ブドウの種子から抽出精製されたオリゴマーからなることを特徴とするプロアントシアニジン含有滋養液が得られる。
【0016】
また、本発明によれば、前記プロアントシアニジン含有滋養液の製造方法であって、前記プロアントシアニジンと前記トレハロースとを水に溶解させることを特徴とするプロアントシアニジン含有滋養液の製造方法が得られる。
【0017】
また、本発明によれば、前記プロアントシアニジン含有滋養液の製造方法において、前記プロアントシアニジンとして、ブドウの種子から抽出精製されたプロアントシアニジンのオリゴマーを用いることを特徴とするプロアントシアニジン含有滋養液の製造方法が得られる。
【0021】
また、本発明の有効成分であるプロアントシアニジンは、原料製品の主成分が天然産生ブドウの種子由来の95%純精製されたプロアントシアニジンのオリゴマーからなるものである。
【0022】
さらに、本発明においては、補助剤として、更に、トレハロースの有効成分の増強及び効能安定効果を目的とし補助剤とし加える事により、水溶液中におけるSOD(Super Oxide Dismutase)活性の相乗増強を図るものである。また、トレハロースは、安定した2糖類で、且つ腸内細菌によってのみ2個のブドウ糖分子に分かれて吸収される。さらに、メイラード反応を起こさない特長とともに、前述したように、渋味を緩和させる作用を持つ天然産物である。これによって、本発明のプロアントシアニジン含有滋養液は、血中抗酸化作用をもたらし、これにより各種成人病及び眼精疲労の快復,肌の活性向上が期待される。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0024】
(第1の実施の形態)
本発明のプロアントシアニジン含有滋養液は、主成分のプロアントシアニジンと補助剤のトレハロースとを基本成分とする水溶液である。そこで、第1の実施の形態では、プロアントシアニジン含有滋養液の各基本成分について説明する。
【0025】
図1は基本成分であるブドウの種から抽出されたプロアントシアニジン群の分子構造を示している。図1に示すような分子構造を有するプロアントシアニジンは、別名ロイコアントシアニン,ピクノゲノルスとも呼ばれ、植物の活性フラボノイド類に属する天然ポリフェノール類である。
【0026】
構造式[I]に示されるものは、プロアントシアニジンの単量体であり、二量体となると構造式[II]示されるものとなる。本法により、抽出されるものは、この単量体及びオリゴマー複合物である。
【0027】
図2は、ブドウの種からの抽出された高純度化したポリフェノールの複合物の高速液体クロマトグラフィー(HPLC)によるプロフィールを示している。
【0028】
本発明に用いられるプロアントシアニジンの主成分は95%純精製されたプロアントシアニジンのオリゴマーである。
【0029】
ここで、本発明に用いられるプロアントシアニジン群の基本官能部分であるアントシアニンについて説明する。アントシアニンは、植物色素中に含まれる抗酸化剤として強力な効果をもつことが知られている。しかし、食品化学の中では、非栄養素として扱われてきた。また、アントシアニンは吸収が速く、しかも血液中に3日間存在することが確かめられている。また、ビタミンC,ビタミンEは血中にて急速に崩壊しはじめるが、アントシアニンを同時投与すれば血中持続できる。これは、ビタミンC,ビタミンEを破壊する酵素を阻害するためと考えられている。また、アントシアニンは、グルタチオンサイクルを活性化する。さらに、酸性で安定であり、中性で速やかに褪色するが、抗酸化効果は不変である。
【0030】
次に、本発明のプロアントシアニジン含有滋養液の主成分として用いられるプロアントシアニジンの具体的精製方法について述べる。
【0031】
まず、ステンレス製濾過器に抽出液であるアセトンとブドウ種子を移す。次に、上記の条件で摘出測定操作を繰り返す。次に、溶媒除去し、50℃より高温で真空の条件下で濃縮液が得られる。次に、0.45ミクロン・フィルタで濃縮液を濾過する。次に、ブタノールで濾過された濃縮液を抽出する。次に、純粋な濃縮抽出液は、ブタノールが検出しなくなるまで、アルコールと硬質物を除去した蒸留水を加え、45℃より高温で真空の条件下で得られる。得られた水溶液を気化する。製品を混和後濾過する。最終製品は精度管理の分析を行う。
【0032】
次に、本発明の実施の形態による滋養液の主成分であるトレハロースについて説明する。トレハロースは、ブドウ糖2分子がα,α−1・1結合した非還元性の糖質であり、高純度の含水結晶としてでんぷんより作られたものも入手し得る。そして、トレハロースは、野菜,果実,ハーブなどの植物類を食品素材化する際に、これらの植物類がもともと具備している活性酸素を消去する能力を失活することなく、有効な能力を発揮する。従来より、この様な機能を有する植物を加工食品とし利用するためには、ペースト状もしくは粉末状にせねば、その機能は失活するといわれており、水溶化は成しえなかった。
【0033】
しかし、トレハロースは、その分子中もしくは周辺にこれらの素材をかなりの比率で抱合(マスキング効果)するので、プロアントシアニジンも水溶化することができる。
【0034】
次に、本発明の滋養液とするための、トレハロースとプロアントシアニジンとの混合配合について述べる。
【0035】
まず、水剤化複合の処方について述べる。前記した如く、プロアントシアニジンの抗酸化作用を維持し、更にトレハロースの特質を生かすことにより、今般、水剤化を行い、その結果プロアントシアニジンの効能を失活することなく、簡便に飲用しうる健康飲料水の製造をなしえた。
【0036】
また、トレハロースの生物学的特性の中から、以下の▲1▼甘味度・甘味質,▲2▼非着色性,▲3▼耐熱性,▲4▼栄養性,▲5▼抗う蝕性,▲6▼たんぱく質変性防止,▲7▼渋味の軽減の点を重視した。すなわち、糖尿病,老年病,生活習慣病予防対策としても、また、特定保健用食品として用いうる可能性のある処方配合となりうると考える。まず、▲1▼甘味度・甘味質については、砂糖の45%で、低甘味として用いうることができる。▲2▼非着色性であり、アミノ酸,タンパク質との共存下で加熱しても褐変(メイラード)反応をおこさない。▲3▼耐熱性においては、酸,熱に対して安定、食品加工用途として利用できる。▲4▼栄養性については、小腸で消化、吸収され、エネルギー源となる。▲5▼抗う蝕性については、虫歯の一因である不溶性グルカンの生成が認められず、また砂糖から不溶性グルカンの付着を60%抑制する。▲6▼たんぱく質変性防止については、冷凍,冷蔵時あるいは乾燥時のたんぱく質変性防止に優れている。▲7▼渋味の軽減については、食品中の渋味,にがみを軽減させる。
【0037】
次に、本発明に用いたプロアントシアニジンの(I)生物学的作用,(II)血管系への作用機構,(III)抗変異作用,(IV) 認容性試験,及び(V)臨床応用と有効性について、更に具体的に説明する。
【0038】
(I)まず、生物学的作用について説明する。生物学的作用は(イ)抗酸化作用(Antioxidant effect),(ロ)抗酵素作用,(ハ)ビタミン効果の持続作用,及び(ニ)SOD活性を高めることに分類される。
【0039】
(イ)抗酸化作用(Antioxidant effect);
実験系(in vitro)において、Phosphatidylcholine liposomesにおける遊離ラジカル生成システムに対する作用として、鉄でプロモートされた過酸化脂質(チオバルビツール酸化反応)物質による評価と、超音波で誘導された過酸化脂質について試験した所、プロアントシアニジンはα−トコフェロールより効果が大きいことが判明している。
【0040】
また、OHラジカルに対するscaventing actionについて調査した所、電子スピンの(ESR)により、DMPG−OH adduct(付加物)のシグナル強度(entropping capacity)は、プロアントシアニジン40μMにより顕著に減少させることが判明している。
【0041】
(ロ)抗酵素作用(Anti−enzyme effect)について、コラゲナーゼ,エラスターゼ,グリコシダーゼ,ヒアルロニダーゼ,及びβ−グロクロニダーゼの阻害作用(IC50)を有している。この阻害作用は生物学的作用として、毛細管壁へのsealing effectを生ずるものと考えられ、毛細管保護作用を有すると推定される。
【0042】
(ハ)吸収されたビタミンC,ビタミンEの血中消失率をプロアントシアニジンは明らかに抑え、ビタミンC,ビタミンEの効果を持続させることができる。
【0043】
(ニ)プロアントシアニジンはSOD活性を高めることができる。
【0044】
(II) 次に、プロアントシアニジンの血管系への作用機序について説明する。
【0045】
図3に示すように、プロアントシアニジンの毛細血管防御作用機序として、多中心的機序(pluricentri−mechanism)が推定される。
【0046】
(III)次に抗変異作用について説明する。
【0047】
(ホ)ミトコンドリア抗変異性試験において、呼吸欠損(RD)変異体の産生の阻止を行う。
【0048】
(ヘ)核抗変異原性試験において、核遺伝的決定基のカナバニン感受性の変異数を92%減少させる。
【0049】
(IV)次に、認容性試験について説明する。
【0050】
(ト)認容性試験として、経口慢性毒性試験を行った。具体的には、イヌ12カ月、ラット6カ月に、60mg/kg投与でほとんど急性毒性、その他毒性が認められなかった。また、潜在的変異性、催奇形成作用は見られなかった。
【0051】
(チ)しかし、光線過敏性のため、活性の低下をみるために遮光を要することが判明した。
【0052】
(V)次に、臨床応用と有効性について述べる。
【0053】
(リ)臨床適応について、生物学的機能より、下記の異常の改善(病体への有効性)が考えられる。
【0054】
(i)脳,心臓の血液の微小循環不全(循環障害)、(ii) 末梢動・静脈循環の変化(修正)、(iii)リンパ浮腫,先端チアノ一ゼ,先端知覚異常,静脈瘤,毛細血管拡張,telangectosies、(iv)毛細管脆弱性と透過性の変化(糖尿病)、(iv) 血液変容と血小板凝集、(vi) 視覚機能の変容(異常)、▲1▼直接,間接的フリーラジカルのスカベンジャー作用(キサンチンオキシターゼ抑制);▲2▼抗酵素作用、エラスターゼ,コラゲナーゼ,ヒアロニターゼ,β−グルクロニダーゼの抑制(眼球細小血管循環の持続的安定化);及び▲3▼ロドプシン再生の促進、(vii) 内皮細胞とプロテオグリカン基質の変容{血管内被細胞の変成(動脈硬化)}、(viii)老化に伴う(加齢に関する)全身的変化;例えば、皮膚老化現象,しみ等,アトピー皮膚炎,紫外線皮膚炎の予防。
【0055】
(ヌ)応用処方については、次のものが考えられる。
【0056】
▲1▼組織SOD活性の保護,促進のために、トレハロースとの併用が有効である。▲2▼抗酸化作用を高めるためビタミンC,ビタミンEなどの補助活性物質の混合が有益と考えられる。▲3▼トレハロースはプロアントシアニジンの渋みをおさえる (pH3.0〜3.8)ことができる。▲4▼トレハロースは小腸下部にて、腸内酵素によって2分子のブドウ糖に分解されて吸収される。▲5▼製品としては、栄養補助食品として、ドリンク用と、寒天ゼリーとして用いることができる。▲6▼ゼリーカプセルは、欧米では不可とのこと(ゼラチン使用の為)。
【0057】
次に、本発明の基本成分であるプロアントシアニジンの臨床試験例について説明する。
【0058】
(例1)
例1として、糖尿病性神経障害におけるプロアントシアニジンの電気生理学的評価(臨床試験)について説明する。糖尿病性神経障害の治療の評価に、末梢神経伝導検査などの電気生理学的評価は欠かせないものである。
【0059】
アルドース還元酵素阻害薬(エパルレスタット)投与後のF波の有意潜時の短縮が梶ら(京都大学)によって証明されているので、例1による試験においても脛骨神経F波最小潜時測定を指標とした。
【0060】
まず、対象として、糖尿病性神経障害、とくに足のしびれ感を強く訴える3名について検査を実施した。プロアントシアニジンを1日300mg分2、朝夕服用した。投与期間は3週間、FCV(F波伝導速度:F peripheralmotor nerve conduction velocity),MCV(運動神経伝導速度:peripheral motor nerve conduction velocity), and SCV(知覚神経伝導速度:peripheral sensor nerve conduction velocity)を測定した。その結果を下記表1に示した。
【0061】
【表1】
Figure 0003860335
【0062】
表1に示すように、神経障害が強い症例には無効であったが、改善のみられた症例では、FCVの明らかな改善が認められた。
【0063】
(例2)
例1において述べたもの以外の疾患における臨床試験について説明する。
【0064】
プロアントシアニジン(300mg,分2/日)投与し、3週間を1クールとして、自他覚症状並びに臨床検査成績を比較した。15症例には、臨床的に何らかの適応性のあると考えられる患者を選び、同意を得て試験飲用させた。
【0065】
従って、その内訳は、糖尿病,高血圧,高脂血症,アトピー皮膚炎,脳梗塞後のリハビリ中,視力低下の患者のほか,コンピューター事務職などを選定した。
【0066】
上記15例中3例は、無効であったが、他は何らかの臨床症状の改善(肩凝りの軽減,眼精疲労の改善,四肢浮腫の改善など)がみられたので、症例を増やし、更に検討中である。とくに、5例の糖尿病治療に対する影響を2ケ月以上にわたって観察したが、血糖コントロールに対してプロアントシアニジン(200〜300mg/日)の影響を認めず、治療を継続している。
【0067】
(第2の実施の形態)
アントシアニン系色素としての性格を確認するため、抗酸化作用としての、配合組成について検討した。また、トレハロースとポリフェノ一ルとの混合配合についての検討を行った。色,透明度,硬度など、各種のドリンク試験品を作り、任意試験によって、嗜好性の高いものを選定した。具体的には、次の通りである。
【0068】
本発明の滋養液の主成分として用いられるプロアントシアニジン(純度95%)含有飲料のSOD様活性の安定性試験の報告によるプロアントシアニジン含有飲料のSOD様活性,pH,濁度及び着色度に関しての測定結果を示す。
【0069】
下記表2に示すように、飲料鋼製を配合調整した。
【0070】
【表2】
Figure 0003860335
【0071】
瓶詰めは、60ml容褐色瓶に飲料60m1充填し、殺菌は、ねじ口蓋をしっかり締めて、80℃で30分間加温した。
【0072】
保存温度は、(あ)40℃,(い)4℃の2種類とした。
【0073】
測定項目は、▲1▼SOD様活性として、NTB還元法,▲2▼pHはpHメーターによって測定した。▲3▼濁度は、1cmセルで吸光度測定;濁度=OD720nm、▲4▼着色度は、1cmセルで吸光度測定;着色度=OD480nm−OD720nmとして求めた。
【0074】
その結果、下記表3乃至表9及び図4,図5に示すように、(あ)40℃保存のものについては、プロアントシアニジン含有飲料の40℃保存におけるSOD様活性の残存率は、4週間でいずれも60〜70%に低下した。さらに、pHはやや低下,濁度はやや増加,着色度は4週間で約3倍に上昇した。
【0075】
また、上記したものとは別に、更に、糖分を含む場合のSOD様活性の安定性について調べたところ、トレハロース+マルチトール添加とスクロース添加とで、大きな差はなく、また、これらは無添加の場合とほぼ同様の傾向が見られた。
【0076】
また、デキシパールβ−100添加によりSOD様活性の安定性がやや悪くなる傾向がみられた。また、pHの変化の程度は、いずれの糖質でも同じで、無添加の場合と同様であつた。
【0077】
また、(い)4℃保存のものについては、SOD様活性の安定性は、40℃保存と同程度で、4週間でいずれも70%前後の残存率であった。また、pH,濁度,着色度の大きな変化はみられなかった。
【0078】
【表3】
Figure 0003860335
【0079】
【表4】
Figure 0003860335
【0080】
【表5】
Figure 0003860335
【0081】
【表6】
Figure 0003860335
【0082】
【表7】
Figure 0003860335
【0083】
【表8】
Figure 0003860335
【0084】
【表9】
Figure 0003860335
【0085】
【表10】
Figure 0003860335
【0086】
更に、上記プロアントシアニジン(純度95%)含有飲料のSOD様活性の安定性試験の報告において、プロアントシアニジン含有飲料のSOD様活性,pH,濁度及び着色度に関して、原材料の配合Dにおいて、プロアントシアニジンを変化させた場合の測定結果を示す。
【0087】
下記表11に示すように、飲料鋼製を配合調整した。
【0088】
【表11】
Figure 0003860335
【0089】
瓶詰めは、上記同様 60ml容褐色瓶に飲料60m1充填し、殺菌は、ねじ口蓋をしっかり締めて、80℃で30分間加温した。保存温度は、上記同様(あ)40℃,(い)4℃の2種類とした。測定項目は、▲1▼SOD様活性として、NTB還元法,▲2▼pHはpHメーターによって測定した。▲3▼濁度は、1cmセルで吸光度測定;濁度=OD720nm、▲4▼着色度は、1cmセルで吸光度測定;着色度=OD480nm−OD720nmとして求めた。
【0090】
その結果、(あ)40℃保存のものについては、プロアントシアニジン含有飲料の40℃保存におけるSOD様活性の残存率は、4週間でいずれも60〜70%に低下した。また、別に糖分添加によるSOD様活性の安定性について、調べたところ、トレハロース+マルチトール添加とスクロース添加とで大きな差はなく、無添加のものとほぼ同様な傾向が見られた。
【0091】
まず、プロアントシアニジン含有滋養液(本品)の試用について、次のような報告があった。
【0092】
(例4)
53歳の男性で、高血圧で通院はしておらず、医師より高血圧治療を試用後指示された件である。
【0093】
試用は、本品を20日間朝及び晩に飲用した。
【0094】
その試用前後におけるデータを下記表12に示す。
【0095】
【表12】
Figure 0003860335
【0096】
また、試用所感としては、右手小指下位のイボが塗布により小さくなった。また、強度の近視(裸眼右0.05左0.08;矯正で0.8)であったが、老眼が進んだように感じられるとのことであった。
【0097】
(例5)
26才の男性に対して、本品試用を行った。この男性は、15年来、アトピー性皮膚炎(患部;顔,上半身,両腕,両手)にて皮膚科に通院しており、タブレット服用中(薬剤名確認中)で、近視(両眼とも0.1)であった。
【0098】
30日以上朝,晩各1本飲用した。また、その試用所感としては、アトピー性皮膚炎に関しては若干、改善された。その為、飲用継続指示。また、左目の視力が若干、上がったように思われる。
【0099】
(例6)
次に、52歳の男性で、軽度腰痛及び左手腕痺れ有。血圧降下剤服用(ラシタレートL101錠/日)しており、腰痛等は日によって変化有という者に、21日間,午前8時,午後4時に本品を各1本試用し、後20日間同様に試用した。
【0100】
その試用終了日の午前8時空腹時血糖測定をした。その時のデータを下記表13に示す。
【0101】
【表13】
Figure 0003860335
【0102】
試用所感として、21日間試用したが、左手腕痺れ軽減。試用中止後、左手腕痺れが試用前と同様に戻った。又、降圧剤服用を試用3週間目に服用中止をしてみたが、血圧については降圧剤服用時と変わらず。試用前、毎晩飲酒をしていたが、試用中は飲酒欲求が発生せず、酒量はかなり落ちたということである。
【0103】
以上の実験結果に基づき、次の表14に示される組成を決定した。
【0104】
【表14】
Figure 0003860335
【0105】
その栄養成分は、下記表15に示されている。
【0106】
【表15】
Figure 0003860335
【0107】
図6は本発明の実施の形態によるプロアントシアニジンを含有するドリンクの製造工程を示す図である。
【0108】
図6に示すように、原料を調合タンクに投入し、混合溶解(ステップS1)させ、次に糖度調整を行い(ステップS2)、品質確認をした(ステップS3)後、100メッシュ以上のフィルターで第1回目のろ過する(第1濾過、ステップS4)。次に、プレートヒータで95℃、17秒間加熱殺菌し(ステップS5)、第1濾過と同様に100メッシュ以上のフィルターで第2回目のろ過(第2濾過、ステップS6)した後、瓶に充填し封をする(ステップS7)。尚、後工程の殺菌,ラベル等の張付け,抜き取り等による品質検査,箱詰め等は、図では省略されている。
【0109】
(第3の実施の形態)
第2の実施の形態と同様に滋養液を用いてゼリー(寒天ゼリー)を作製した。
【0110】
図7は寒天ゼリーの製造工程を示す図である。図7を参照すると、まず原料を受け入れ(ステップSA1)、続いて水を供給して抽出を行う(ステップSA2)。ここで、抽出には、処理水をイオン交換し、MF・UV処理し、加熱した水を用いた。次に、冷却し(ステップSA3)、遠心分離し(ステップSA4)、ストレーテタンクに貯え(ステップSA5)、調合し(ステップSA6)、80℃30分加熱し(ステップSA7)、缶に充填し、蓋をした(ステップSA8)。尚、後工程の内容量検査等は図では省略されている。缶はテパレイザー,リンザーを経て供給され、缶蓋は、供給装置から供給される。
【0111】
製造された寒天ゼリーの成分の組成を下記表16に示した。また、その栄養成分について、下記表17に示した。
【0112】
【表16】
Figure 0003860335
【0113】
【表17】
Figure 0003860335
【0114】
ここで、本発明の第3の実施の形態において、寒天を用いた理由は、次の通りである。一般に、ゼリー化にはゼラチンが主流として用いられている。しかし、寒天は紅藻類を原料につくられた植物性多糖類であるのに対し、ゼラチンは牛の骨などを原料とし動物性のタンパク質である。ブリオン(狂牛病)の問題、またカロリーの問題から、寒天の特性を有効利用すべくこれを用いた。
【0115】
上記組成に基づき用途別配合とし、プロアントシアニジンの含有量を増減させることにより、その効能を効率的に引き出しうる事が判った。
【0116】
更に、多種多様の嗜好性を満足させるためには、香料を変える事により簡便に成しえる。
【0117】
上記実施の形態に示したような実験結果に基づき、プロアントシアニジンとトレハロースの複合処方はプロアントシアニジンの水溶化に成功した。この事により、基本は二種の組み合わせ処方である。
【0118】
以上説明したように、本発明の実施の形態によるプロアントシアニジン含有滋養液によれば、動物実験,臨床実験によってその作用は抗酸化作用として体の結合組織,コラーゲンの網状細胞の分解の防止及び強化を図り、皮膚,血管及び関節の結合組織に取り込まれるとともに、副用もなく、従って臨床的には血液の微小循環の改善,リンパ性浮腫,シミ,毛細血管拡張,血小板凝集能の抑制,視力の改善,更に老化防止作用がある。
【0119】
また、本発明の実施の形態によるプロアントシアニジン含有滋養液は、例えば、脳・心血管系の微小循環障害,末梢動静脈循環の修正,リンパ浮腫・先端チアノーゼ・先端知覚異常・静脈瘤・telangectosies,毛細血管のぜい弱と透過性の変化(糖尿病),視野機能の異常,プロテオグリカンマトリックス・血管内皮細胞の変性,加齢に関与する全身性変化等の臨床にも応用できうる。
【0120】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、抗酸化作用等種々の効能を備えたプロアントシアニジンを、今まで困難であった失活させることなく水溶化を図ることによって、人体の栄養に役立つ飲食物に用いることができるプロアントシアニジン含有滋養液を提供することができる。
【0121】
また、本発明によれば、プロアントシアニジンを水溶液に溶解して用いてもその効能が劣化しないプロアントシアニジン含有滋養液の製造方法とを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプロアントシアニジン含有滋養液の原料の説明に供せられる図である。
【図2】図1の原料の抽出物のHPLCによるプロフィルを示す図である。
【図3】プロアントシアニジンの血管系への作用機序の説明図である。
【図4】プロアントシアニジン含有飲料の40℃保存におけるSOD様活性を示す図である。
【図5】プロアントシアニジン含有飲料の4℃保存におけるSOD様活性を示す図である。
【図6】プロアントシアニジン含有飲料の製造工程を示す図である。
【図7】プロアントシアニジン含有寒天ゼリーの製造工程を示す図である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a nourishing liquid containing proanthocyanidins contained in seeds of natural product grapes derived from Europe and a method for producing the same.
[0002]
[Prior art]
Red wine is currently attracting attention due to its various medicinal effects when taken in appropriate amounts. Mitsukatsu Sato: As disclosed in “Color and Physiological Function of Wine”, FOOD Style 21, Vol. 2, pp. 56-61 (1998), the active ingredient of this red wine is added to its seeds. It is the most proanthocyanin carrot. This raw material of proanthocyanin carrot is extracted with high purity from seeds of naturally produced grapes produced in Europe, has a purity of 95% or more, and is the raw material contained in the largest amount.
[0003]
By the way, proanthocyanidins have extremely high antioxidant ability, and are said to be 20 to 50 times that of vitamin C and 50 times that of vitamin E.
[0004]
In addition, as shown in Hiroshi Hosoya and Mitsatsu Ariga: “Grape Seed Extract as a Health Food Material”, FOOD Style 21, Volume 2, pages 66-70 (1998), proanthocyanidins are It is a natural polyphenolic substance that belongs to the bioflavonoid group and is widely distributed in the plant kingdom. The substance is composed of various numbers of flavonoids and produces anthocyanidins after heating in an acidic state.
[0005]
Oligomer fractions that have been partially esterified with gallic acid from grape seeds and containing very small amounts of monomeric polyphenols (catechin and epicatechin) have been isolated.
[0006]
This high standard mixture is characterized by inclusion by oligomer fraction corresponding to the molecular weight of 15% dimer (free and esterified proanthocyanidins B1, B2, B3, B4), 20% trimer, tetramer and aptamer units.
[0007]
Here, grape seed extract improves the biochemical substances of blood vessels in Europe and the United States, and is used to treat various vascular disorders such as capillary fragility, peripheral chronic insufficiency and microvascular angiopathy of the retina (Dartenuc JY, Marache P., Choussat H., Bordeaux Med. 13, 903 (1980), Tebor J.F., Tebor P., Van Gazut Medical 92, 96 (1985);
[Outside 1]
Figure 0003860335
, And Kolbe C.I. Boasan J. P. , Shiu A. , J .; Fr. Ophthalmal 11, 453 (1988);
[Outside 2]
Figure 0003860335
,reference).
[0008]
Furthermore, it has a higher absorption rate in the body than other antioxidants, it acts particularly on the vascular system, inhibits xanthine oxidase, which is a source of free radicals, and it also has an effect on elastic fiber (collagen / elastin) components. Increases the resistance of the capillary wall by non-specific binding and, consequently, increases the resistance to the degradation action of elastase and collagen (Wegrowski J., Robert AM, Moczar M., Biochem. Pharmacol. 33, 3491 (1984) and Tixier JM, Godeau G., Robert AM, Hornebeck W., Biochem Pharmacol. 33, 3933 (1984)).
[0009]
Proanthocyanidins, on the other hand, have another remarkable biological effect that is unique anti-oxidant properties, in the eukaryotic cells, performed with antimutant action that interferes with natural nuclear and mitochondrial mutations.
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
However, proanthocyanidins are highly hydrophilic, but due to the fact that their effectiveness deteriorates due to water solubilization, products containing proanthocyanidins are only available as tablets, powders, capsules or granules overseas. However, it was only commercialized. In addition, for example, when used as a food, since astringency is strong, a prescription for measuring the relaxation is required, and when used as a beverage, ease of drinking is required.
[0011]
Therefore, the technical problem of the present invention is to provide a nourishing solution containing proanthocyanidins whose effectiveness is not deteriorated even in an aqueous solution.
[0012]
Another technical problem of the present invention is to provide a method for producing a proanthocyanidin-containing nutrient solution that does not deteriorate its efficacy even when proanthocyanidins are dissolved in an aqueous solution and used.
[0014]
[Means for Solving the Problems]
According to the present invention Anti An oxidizing liquid agent, proanthocyanidins Consist of Active ingredients, Containing as an essential ingredient an adjuvant composed of trehalose contained for the purpose of enhancing the active ingredient and stabilizing the efficacy; Prevents inactivation due to water solubilization of proanthocyanidins Shi And stabilized Consisting of an aqueous solution Thus, a nutrient solution containing proanthocyanidins can be obtained.
[0015]
Moreover, according to the present invention, In the nutrient solution containing proanthocyanidins, the proanthocyanidins are composed of oligomers extracted and purified from grape seeds. Thus, a nutrient solution containing proanthocyanidins can be obtained.
[0016]
Moreover, according to the present invention, A method for producing a nutrient solution containing proanthocyanidins, With proanthocyanidins Said A method for producing a proanthocyanidin-containing nutrient solution characterized by dissolving trehalose in water is obtained.
[0017]
Moreover, according to the present invention, In the method for producing a nutrient solution containing proanthocyanidins, an oligomer of proanthocyanidins extracted and purified from grape seeds is used as the proanthocyanidins. It is characterized by Proanthocyanidin-containing nutrient solution manufacturing method Is obtained.
[0021]
Proanthocyanidins, which are the active ingredients of the present invention, are composed of 95% pure purified oligomers of proanthocyanidins derived from naturally produced grape seeds as the main component of the raw material product.
[0022]
Furthermore, in the present invention, as an auxiliary agent, the addition of an additional agent for the purpose of enhancing the active ingredient of trehalose and stabilizing the effect is intended to synergistically enhance the SOD (Super Oxide Dismutase) activity in an aqueous solution. is there. Trehalose is a stable disaccharide and is absorbed into two glucose molecules only by intestinal bacteria. Furthermore, as mentioned above, it is a natural product that has the effect of alleviating astringency as well as the feature that does not cause the Maillard reaction. As a result, the proanthocyanidin-containing nourishing solution of the present invention brings about blood antioxidant activity, which is expected to improve various adult diseases and eye strain and improve skin activity.
[0023]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0024]
(First embodiment)
The proanthocyanidin-containing nourishing solution of the present invention is an aqueous solution containing, as basic components, proanthocyanidins as main components and trehalose as an adjuvant. Therefore, in the first embodiment, each basic component of the proanthocyanidin-containing nutrient solution will be described.
[0025]
FIG. 1 shows the molecular structure of a group of proanthocyanidins extracted from grape seeds which are basic components. Proanthocyanidins having the molecular structure shown in FIG. 1 are also called leucoanthocyanins and pycnogenols, and are natural polyphenols belonging to the active flavonoids of plants.
[0026]
What is represented by Structural Formula [I] is a monomer of proanthocyanidins, and when it is a dimer, it is represented by Structural Formula [II]. It is this monomer and oligomer composite that is extracted by this method.
[0027]
FIG. 2 shows a high performance liquid chromatography (HPLC) profile of a complex of extracted and purified polyphenols from grape seeds.
[0028]
The main component of proanthocyanidins used in the present invention is a 95% pure purified proanthocyanidin oligomer.
[0029]
Here, anthocyanins, which are basic functional parts of the proanthocyanidins group used in the present invention, will be described. Anthocyanins are known to have a powerful effect as antioxidants contained in plant pigments. However, it has been treated as a non-nutrient in food chemistry. It has been confirmed that anthocyanins are rapidly absorbed and exist in the blood for 3 days. Vitamin C and vitamin E begin to disintegrate rapidly in the blood, but can be sustained in the blood by simultaneous administration of anthocyanins. This is considered to inhibit an enzyme that destroys vitamin C and vitamin E. Anthocyanins also activate the glutathione cycle. Furthermore, it is acidic and stable, neutral and quickly fades, but its antioxidant effect is unchanged.
[0030]
Next, a specific method for purifying proanthocyanidins used as the main component of the nutrient solution containing proanthocyanidins of the present invention will be described.
[0031]
First, the acetone and grape seeds that are the extract are transferred to a stainless steel filter. Next, the extraction measurement operation is repeated under the above conditions. Next, the solvent is removed, and a concentrated solution is obtained under vacuum conditions at a temperature higher than 50 ° C. The concentrate is then filtered through a 0.45 micron filter. Next, the concentrated solution filtered with butanol is extracted. Next, a pure concentrated extract is obtained under vacuum under a temperature higher than 45 ° C. by adding distilled water from which alcohol and hard substances have been removed until no butanol is detected. The resulting aqueous solution is vaporized. Filter after mixing the product. The final product is analyzed for quality control.
[0032]
Next, trehalose, which is the main component of the nutrient solution according to the embodiment of the present invention, will be described. Trehalose is a non-reducing saccharide in which two molecules of glucose are linked by α, α-1 · 1, and those made from starch as high-purity water-containing crystals are also available. And trehalose demonstrates effective ability without deactivating the ability to erase the active oxygen that these plants originally have when making vegetables such as vegetables, fruits and herbs into food materials. To do. Conventionally, in order to use a plant having such a function as a processed food, it is said that the function is deactivated unless it is made into a paste or powder, and water-solubilization cannot be achieved.
[0033]
However, trehalose conjugated (masking effect) these materials in a large proportion in or around the molecule, so that proanthocyanidins can also be water-solubilized.
[0034]
Next, the blending of trehalose and proanthocyanidins for making the nutrient solution of the present invention will be described.
[0035]
First, the prescription of the liquid medicine compound is described. As mentioned above, by maintaining the antioxidant action of proanthocyanidins and taking advantage of the characteristics of trehalose, it is now a solution that can be easily consumed without inactivating the effects of proanthocyanidins. Made drinking water.
[0036]
From the biological characteristics of trehalose, the following (1) sweetness and sweetness, (2) non-coloring, (3) heat resistance, (4) nutrition, (5) anti-cariogenic, 6) Emphasis was placed on preventing protein denaturation and (7) reducing astringency. In other words, it may be a prescription formulation that can be used as a preventive measure for diabetes, geriatric diseases, lifestyle-related diseases, and as a food for specified health use. First, (1) sweetness and sweetness are 45% of sugar and can be used as low sweetness. (2) It is non-coloring and does not cause browning (Maillard) reaction even when heated in the presence of amino acids and proteins. (3) The heat resistance is stable against acid and heat and can be used for food processing. (4) About nutrition, it is digested and absorbed in the small intestine and becomes a source of energy. (5) Regarding anti-cariogenicity, the formation of insoluble glucan that contributes to caries is not observed, and adhesion of insoluble glucan from sugar is suppressed by 60%. (6) For preventing protein denaturation, it is excellent for preventing protein denaturation during freezing, refrigeration or drying. (7) For reducing astringency, reduce astringency and bitterness in food.
[0037]
Next, (I) biological action, (II) mechanism of action on vasculature, (III) antimutagenic action, (IV) tolerability test, and (V) clinical application of proanthocyanidins used in the present invention The effectiveness will be described more specifically.
[0038]
(I) First, biological effects will be described. Biological actions are classified into (a) antioxidant effect, (b) anti-enzyme action, (c) sustained action of vitamin effect, and (d) increasing SOD activity.
[0039]
(A) Antioxidant effect;
In an in vitro test, the evaluation of iron-promoted lipid peroxide (thiobarbitur oxidation reaction) substances and the ultrasonically induced lipid peroxide as an effect on the free radical generation system in Phosphatidylcholine liposomes As a result, proanthocyanidins have been found to be more effective than α-tocopherol.
[0040]
In addition, as a result of investigating the scavenging action for OH radicals, it was found that the signal intensity (entroping capacity) of DMPG-OH add (adduct) was remarkably reduced by proanthocyanidin 40 μM by electron spin (ESR). Yes.
[0041]
(B) Anti-enzyme effect has an inhibitory action (IC50) of collagenase, elastase, glycosidase, hyaluronidase, and β-gloclonidase. This inhibitory action is considered to cause a sealing effect on the capillary wall as a biological action, and is presumed to have a capillary protective action.
[0042]
(C) Proanthocyanidins can clearly suppress the disappearance rate of absorbed vitamin C and vitamin E in the blood, and the effects of vitamin C and vitamin E can be sustained.
[0043]
(D) Proanthocyanidins can increase SOD activity.
[0044]
(II) Next, the mechanism of action of proanthocyanidins on the vascular system will be described.
[0045]
As shown in FIG. 3, a multicentric mechanism is presumed as a capillary protective action mechanism of proanthocyanidins.
[0046]
(III) Next, the antimutagenic action will be described.
[0047]
(E) In the mitochondrial antimutagenicity test, the production of respiratory deficiency (RD) mutant is blocked.
[0048]
(F) In the nuclear antimutagenicity test, the number of mutations sensitive to canavanine in the nuclear genetic determinant is reduced by 92%.
[0049]
(IV) Next, the tolerance test will be described.
[0050]
(G) An oral chronic toxicity test was conducted as a tolerability test. Specifically, almost no acute toxicity or other toxicity was observed at a dose of 60 mg / kg in dogs 12 months and rats 6 months. Moreover, there was no potential variability or teratogenic effect.
[0051]
(H) However, it has been found that due to photosensitivity, it is necessary to block light in order to see a decrease in activity.
[0052]
(V) Next, clinical application and effectiveness will be described.
[0053]
(I) Regarding clinical indications, the following abnormalities can be improved (effectiveness for disease) from biological functions.
[0054]
(I) Microcirculatory insufficiency of blood in the brain and heart (circulatory disturbance), (ii) Changes in peripheral movement and venous circulation (correction), (iii) Lymphedema, tip cyanosis, tip sensory abnormalities, varicose veins, capillaries Vasodilation, telangectosis, (iv) changes in capillary fragility and permeability (diabetes), (iv) blood changes and platelet aggregation, (vi) changes in visual function (abnormality), (1) direct and indirect free radicals Scavenger action (xanthine oxidase inhibition); (2) anti-enzyme action, elastase, collagenase, hyaronitase, β-glucuronidase inhibition (sustained stabilization of ocular microvascular circulation); and (3) promotion of rhodopsin regeneration, (vii) Changes in endothelial cells and proteoglycan matrix {degeneration of endovascular enveloped cells (arteriosclerosis)}, (viii) systemic changes associated with aging (for example, skin aging, stains, etc.) Prevention of atopic dermatitis and ultraviolet dermatitis.
[0055]
(Nu) The following can be considered as applied prescriptions.
[0056]
(1) Use together with trehalose is effective for protecting and promoting tissue SOD activity. (2) It is considered beneficial to mix supplementary active substances such as vitamin C and vitamin E in order to enhance the antioxidant action. (3) Trehalose can reduce the astringency of proanthocyanidins (pH 3.0 to 3.8). (4) Trehalose is decomposed and absorbed into two molecules of glucose by intestinal enzymes in the lower part of the small intestine. (5) The product can be used as a dietary supplement, for drinks, and as agar jelly. (6) Jelly capsules cannot be used in Europe and America (because gelatin is used).
[0057]
Next, clinical test examples of proanthocyanidins, which are basic components of the present invention, will be described.
[0058]
(Example 1)
As Example 1, the electrophysiological evaluation (clinical trial) of proanthocyanidins in diabetic neuropathy will be described. Electrophysiological evaluations such as peripheral nerve conduction tests are indispensable for evaluating the treatment of diabetic neuropathy.
[0059]
Since a significant decrease in the F wave latency after administration of an aldose reductase inhibitor (epalrestat) has been proved by us (Kyoto University), the tibial nerve F wave minimum latency measurement was used as an index in the test of Example 1 as well. did.
[0060]
First, three subjects who strongly complained of diabetic neuropathy, particularly numbness in the foot, were examined. Proanthocyanidins were taken at 300 mg daily for 2 mornings and evenings. Administration period is 3 weeks, FCV (F-wave conduction velocity), MCV (peripheral motor velocity velocity), and cerv sensation. did. The results are shown in Table 1 below.
[0061]
[Table 1]
Figure 0003860335
[0062]
As shown in Table 1, it was ineffective in cases with strong neuropathy, but a clear improvement in FCV was observed in cases with improvement.
[0063]
(Example 2)
Clinical trials in diseases other than those described in Example 1 will be described.
[0064]
Proanthocyanidins (300 mg, min 2 / day) were administered, and 3 weeks were taken as 1 course, and the subjective and objective symptoms and clinical test results were compared. For 15 cases, patients who were considered to have some clinical applicability were selected and allowed to take the test with consent.
[0065]
Therefore, the breakdown was selected from patients with diabetes, hypertension, hyperlipidemia, atopic dermatitis, rehabilitation after cerebral infarction, and vision loss, as well as computer office workers.
[0066]
3 of the 15 cases were ineffective, but others had some improvement in clinical symptoms (reduction in shoulder stiffness, improvement in eye strain, improvement in limb edema, etc.). Under consideration. In particular, the effect of 5 cases on diabetes treatment was observed over 2 months, but no effect of proanthocyanidins (200 to 300 mg / day) was observed on blood glucose control, and treatment was continued.
[0067]
(Second Embodiment)
In order to confirm the character as an anthocyanin-type pigment | dye, the compounding composition as an antioxidant action was examined. In addition, a study was made on the blending of trehalose and polyphenol. Various drink test items such as color, transparency, hardness, etc. were made, and those with high palatability were selected by an arbitrary test. Specifically, it is as follows.
[0068]
Measurement of SOD-like activity, pH, turbidity and color of proanthocyanidin-containing beverages by reporting the stability test of SOD-like activity of beverages containing proanthocyanidins (purity 95%) used as the main ingredient of the nutrient solution of the present invention Results are shown.
[0069]
As shown in Table 2 below, blended steel was prepared and adjusted.
[0070]
[Table 2]
Figure 0003860335
[0071]
For bottling, a 60 ml brown bottle was filled with 60 ml of beverage, and for sterilization, the screw cap was firmly tightened and heated at 80 ° C. for 30 minutes.
[0072]
There were two storage temperatures: (A) 40 ° C and (I) 4 ° C.
[0073]
The measurement items were (1) SOD-like activity, NTB reduction method, and (2) pH was measured with a pH meter. (3) Turbidity was measured by measuring absorbance in a 1 cm cell; turbidity = OD720 nm, and (4) coloring was measured by measuring absorbance in a 1 cm cell; coloring degree = OD480 nm-OD720 nm.
[0074]
As a result, as shown in the following Tables 3 to 9 and FIG. 4 and FIG. 5, (a) For those stored at 40 ° C., the residual rate of SOD-like activity in the proanthocyanidin-containing beverage at 40 ° C. was 4 weeks. In either case, it decreased to 60-70%. Furthermore, the pH decreased slightly, the turbidity increased slightly, and the coloring increased about 3 times in 4 weeks.
[0075]
In addition to the above, the stability of the SOD-like activity in the case of containing a sugar was further investigated. As a result, there was no significant difference between the addition of trehalose + maltitol and the addition of sucrose, and these were not added. A similar trend was observed.
[0076]
Moreover, there was a tendency that the stability of the SOD-like activity was slightly deteriorated by the addition of dexpearl β-100. Further, the degree of change in pH was the same for all saccharides and was the same as in the case of no addition.
[0077]
In addition, (i) those stored at 4 ° C. had the same stability of SOD-like activity as that stored at 40 ° C., and the residual rate was around 70% in 4 weeks. In addition, no significant changes in pH, turbidity, and coloring were observed.
[0078]
[Table 3]
Figure 0003860335
[0079]
[Table 4]
Figure 0003860335
[0080]
[Table 5]
Figure 0003860335
[0081]
[Table 6]
Figure 0003860335
[0082]
[Table 7]
Figure 0003860335
[0083]
[Table 8]
Figure 0003860335
[0084]
[Table 9]
Figure 0003860335
[0085]
[Table 10]
Figure 0003860335
[0086]
Furthermore, in the report of the stability test of the SOD-like activity of the beverage containing proanthocyanidins (purity 95%), in terms of the SOD-like activity, pH, turbidity and color of the beverage containing proanthocyanidins, The measurement result when changing is shown.
[0087]
As shown in Table 11 below, blended steel was prepared and adjusted.
[0088]
[Table 11]
Figure 0003860335
[0089]
For bottling, a 60 ml brown bottle was filled with 60 ml of beverage in the same manner as described above, and sterilization was performed by heating at 80 ° C. for 30 minutes with the screw cap firmly tightened. The storage temperature was set to two types: (a) 40 ° C. and (ii) 4 ° C. as described above. The measurement items were (1) SOD-like activity, NTB reduction method, and (2) pH was measured with a pH meter. (3) Turbidity was measured by measuring absorbance in a 1 cm cell; turbidity = OD720 nm, and (4) coloring was measured by measuring absorbance in a 1 cm cell; coloring degree = OD480 nm-OD720 nm.
[0090]
As a result, for (a) those stored at 40 ° C., the residual rate of SOD-like activity of the proanthocyanidin-containing beverage at 40 ° C. decreased to 60-70% in 4 weeks. In addition, when the stability of SOD-like activity by addition of sugar was examined separately, there was no significant difference between trehalose + maltitol addition and sucrose addition, and a tendency similar to that without addition was observed.
[0091]
First, there was the following report about trial use of the proanthocyanidin-containing nutrient solution (this product).
[0092]
(Example 4)
This is a 53-year-old man who did not go to the hospital because of high blood pressure and was instructed by a doctor after trial for hypertension.
[0093]
For trial use, this product was drunk in the morning and evening for 20 days.
[0094]
The data before and after the trial is shown in Table 12 below.
[0095]
[Table 12]
Figure 0003860335
[0096]
In addition, as a trial place feeling, warts below the right little finger were reduced by application. In addition, although myopia was high (naked eye right 0.05 left 0.08; correction 0.8), it was felt that presbyopia was advanced.
[0097]
(Example 5)
This product was tested for a 26-year-old man. This man has been in dermatology for 15 years since atopic dermatitis (affected area; face, upper body, both arms, both hands), taking tablets (drug name confirmation), and myopia (both eyes 0) 1).
[0098]
Drinked one bottle each morning and evening for 30 days or more. In addition, the trial feeling was slightly improved with respect to atopic dermatitis. Therefore, continue drinking instructions. It also seems that the left eyesight has increased slightly.
[0099]
(Example 6)
Next, a 52-year-old man with mild back pain and left arm numbness. For those who are taking antihypertensive drugs (Lacitalate L101 tablets / day) and back pain etc. may vary from day to day, try this product for 21 days, 8 am and 4 pm, and 20 days later Tried.
[0100]
At 8 am, fasting blood glucose was measured on the trial end date. The data at that time is shown in Table 13 below.
[0101]
[Table 13]
Figure 0003860335
[0102]
As a trial place feeling, it tried for 21 days, but left arm numbness was reduced. After stopping the trial, left hand numbness returned as before. In addition, I tried to stop taking antihypertensive drugs in the third week of trial, but the blood pressure was the same as when taking antihypertensive drugs. Before the trial, he had drunk every night, but during the trial, he did not have a desire to drink and the amount of alcohol had dropped considerably.
[0103]
Based on the above experimental results, the composition shown in the following Table 14 was determined.
[0104]
[Table 14]
Figure 0003860335
[0105]
The nutritional components are shown in Table 15 below.
[0106]
[Table 15]
Figure 0003860335
[0107]
FIG. 6 is a diagram showing a process for producing a drink containing proanthocyanidins according to an embodiment of the present invention.
[0108]
As shown in FIG. 6, the raw materials are put into a mixing tank, mixed and dissolved (step S1), then the sugar content is adjusted (step S2), the quality is confirmed (step S3), and then a filter of 100 mesh or more is used. The first filtration is performed (first filtration, step S4). Next, sterilize by heating at 95 ° C for 17 seconds with a plate heater (step S5), and after the second filtration (second filtration, step S6) with a filter of 100 mesh or more as in the first filtration, the bottle is filled. Sealing is performed (step S7). Note that post-process sterilization, labeling, etc., quality inspection by extraction, boxing, etc. are omitted in the figure.
[0109]
(Third embodiment)
Similar to the second embodiment, a jelly (agar jelly) was prepared using a nutrient solution.
[0110]
FIG. 7 is a diagram showing a manufacturing process of agar jelly. Referring to FIG. 7, first, raw materials are received (step SA1), and then extraction is performed by supplying water (step SA2). Here, for the extraction, treated water was ion-exchanged, treated with MF / UV, and heated. Next, it is cooled (step SA3), centrifuged (step SA4), stored in a straight tank (step SA5), blended (step SA6), heated at 80 ° C. for 30 minutes (step SA7), and filled into cans. The lid was put on (step SA8). Note that the internal volume inspection and the like in the subsequent process are omitted in the figure. The can is supplied through a teprayizer and a rinser, and the can lid is supplied from a supply device.
[0111]
The composition of the components of the produced agar jelly is shown in Table 16 below. The nutritional components are shown in Table 17 below.
[0112]
[Table 16]
Figure 0003860335
[0113]
[Table 17]
Figure 0003860335
[0114]
Here, the reason why agar is used in the third embodiment of the present invention is as follows. Generally, gelatin is mainly used for jelly formation. However, agar is a plant polysaccharide made from red algae, whereas gelatin is an animal protein made from bovine bone. This was used in order to make effective use of the characteristics of agar due to the problem of bullion (mad cow disease) and the problem of calories.
[0115]
Based on the above composition, it has been found that the efficacy can be efficiently extracted by changing the content of proanthocyanidins by increasing or decreasing the content of proanthocyanidins.
[0116]
Furthermore, in order to satisfy a wide variety of palatability, it can be simply achieved by changing the fragrance.
[0117]
Based on the experimental results as shown in the above embodiment, the combined formulation of proanthocyanidins and trehalose succeeded in solubilizing proanthocyanidins. Because of this, the basics are two types of combination recipes.
[0118]
As described above, according to the proanthocyanidin-containing nutrient solution according to the embodiment of the present invention, the action is an antioxidative action that prevents and enhances the degradation of the connective tissue of the body and the reticulocytes of collagen. Incorporated into the connective tissue of skin, blood vessels, and joints, and has no secondary use. Therefore, clinically improved blood microcirculation, lymphedema, spots, capillary dilation, suppression of platelet aggregation, visual acuity Has the effect of improving aging and preventing aging.
[0119]
In addition, the proanthocyanidin-containing nutrient solution according to the embodiment of the present invention includes, for example, cerebral / cardiovascular microcirculation disorder, correction of peripheral arteriovenous circulation, lymphedema, tip cyanosis, tip perception abnormality, varices, telangectosies, Capillary weakness and permeability changes (diabetes), abnormal visual field function, proteoglycan matrix / vascular endothelial cell degeneration, systemic changes related to aging, etc.
[0120]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, food and drink useful for human nutrition can be obtained by water-solubilizing proanthocyanidins having various effects such as antioxidative effects without deactivation. It is possible to provide a nutrient solution containing proanthocyanidins that can be used in products.
[0121]
In addition, according to the present invention, it is possible to provide a method for producing a proanthocyanidin-containing nutrient solution that does not deteriorate its efficacy even when proanthocyanidins are dissolved in an aqueous solution and used.
[Brief description of the drawings]
BRIEF DESCRIPTION OF DRAWINGS FIG. 1 is a diagram for explaining raw materials for a proanthocyanidin-containing nutrient solution of the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing a HPLC profile of the raw material extract of FIG. 1;
FIG. 3 is an explanatory diagram of the mechanism of action of proanthocyanidins on the vasculature.
FIG. 4 is a graph showing SOD-like activity of a proanthocyanidin-containing beverage at 40 ° C. storage.
FIG. 5 is a graph showing SOD-like activity of a proanthocyanidin-containing beverage at 4 ° C. storage.
FIG. 6 is a diagram showing a production process of a proanthocyanidin-containing beverage.
FIG. 7 is a diagram showing a production process of proanthocyanidin-containing agar jelly.

Claims (4)

酸化液剤であって、プロアントシアニジンからなる有効成分と、前記有効成分の増強及び効能安定効果を図るために含有するトレハロースからなる補助剤とを必須成分として含有し、前記プロアントシアニジンの水溶化による失活を防止かつ安定化した水溶液からなることを特徴とするプロアントシアニジン含有滋養液。A antioxidant solution, containing the active ingredient consisting of proanthocyanidins and an auxiliary agent consisting of trehalose contained in order to enhance and efficacy stabilizing effect of the active ingredient as an essential component, by water of the proanthocyanidin proanthocyanidin-containing nourishing liquid, characterized in that it consists of preventing the deactivated and solution stabilized. 請求項1に記載のプロアントシアニジン含有滋養液において、前記プロアントシアニジンは、ブドウの種子から抽出精製されたオリゴマーからなることを特徴とするプロアントシアニジン含有滋養液。 The proanthocyanidin-containing nutrient solution according to claim 1, wherein the proanthocyanidin comprises an oligomer extracted and purified from grape seeds . 請求項1に記載のプロアントシアニジン含有滋養液の製造方法であって、前記プロアントシアニジンと前記トレハロースとを水に溶解させることを特徴とするプロアントシアニジン含有滋養液の製造方法。 A method of manufacturing a proanthocyanidin-containing nourishing solution according to claim 1, method for producing a proanthocyanidin-containing nourishing liquid, characterized in that dissolving said trehalose and said proanthocyanidin in water. 請求項1に記載のプロアントシアニジン含有滋養液の製造方法において、前記プロアントシアニジンとして、ブドウの種子から抽出精製されたプロアントシアニジンのオリゴマーを用いることを特徴とするプロアントシアニジン含有滋養液の製造方法 2. The method for producing a proanthocyanidin-containing nutrient solution according to claim 1, wherein an oligomer of proanthocyanidins extracted and purified from grape seeds is used as the proanthocyanidins .
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