JP3859696B2 - 乳頭腫ウイルスhpv39のゲノムから誘導されるdna配列、in vitro診断及び免疫原組成物の生成への前記配列の応用 - Google Patents

乳頭腫ウイルスhpv39のゲノムから誘導されるdna配列、in vitro診断及び免疫原組成物の生成への前記配列の応用 Download PDF

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Description

本発明は、乳頭腫ウイルスHPV39のゲノムから誘導される所定のDNA配列(ゲノム全体に相当する配列を含む)及び組換えDNA、特に前記DNA配列を含んでいるベクターに関する。本発明は更に、HPV39のゲノムから誘導される対応配列を対応タンパク質の形態で発現することのできる条件下において前記組換えDNAで形質転換した培養細胞に関する。本発明は最後に、これらの培養細胞から得られるようなそれ自体が精製されているタンパク質に関する。最後に、本発明はこのようなタンパク質又はタンパク質の断片を含んでいる免疫原組成物の生成に関する。
引き続き、以下のような添付図面を参照して説明を行う。
図1:mRNAと類似するHPV39のDNAストランドのヌクレオチド配列。HPV16,18とのアラインメントによって環状ゲノム上の1位を決定した。
図2:HPV39の2つのDNAストランドの3つの読取り枠内での開始コドン(上流の棒)及び終結コドン(下流の棒)の分布。(a)mRNAと類似するストランド。(b)相補的なストランド。他の型のHPVと比較して(a)内のORF(読取り枠)を同定した。番号付は図1の番号付と一致している。
図3:非コード領域の主要特性。NCRの次の配列単位をヌクレオチド7158からヌクレオチド106まで示す。 は乳頭腫ウイルスの12bp特異パリンドロームを示す(第2及び第3の単位は縮退している)。 はポリアデニル化部位を示す。 はTATAボックスを示す。 は推定されるプロモーター要素を示す。 はグルココルチコイド応答要素を示す。 は核(noyau)のエンハンサー(amplificatrice)配列を示す。 は核因子
Figure 0003859696
Iの考えられる結合部位を示す。 は活性化タンパク質1の推定される結合部位を示す。 は乳頭腫ウイルスのエンハンサーに関係する因子の結合部位を示す。
図4:HPV39の考えられるグルココルチコイド応答要素(GRE)と、HPV16,18のGRE及びGRE/PREコンセンサス配列との比較。コンセンサス配列と同一のヌクレオチドには下線を引く。
本発明は、HPV39内に存在する特定配列、即ちHPV39を独創的なものとし且つHPV39型乳頭腫ウイルスの特に精密な検出を可能とする配列の発見に基づいている。これらの配列又はこれらの配列の断片を、特に高感度のハイブリッド形成用プローブ、とりわけPCR法による分析を可能とするプライマーの構成のために使用できる。これらの配列又は配列断片について説明する前に、従来技術の状態について簡単に説明し、それからHPV39ゲノムについて詳しく説明する。
60種又はそれ以上の異なるヒト乳頭腫ウイルスの中で、生殖器の癌及び腫瘍に関与するものが幾つかある(1)。子宮頚管癌、外陰癌又は陰茎癌の生検の50%及び20%でHPV16及びHPV18のDNAが検出された(2,3)。このような病巣ではHPV31,33,35,39,45はそれほど検出されなかった(1,4)。HPV6のDNAを厳密度(ストリンジェント)の小さい条件下でハイブリッド形成用プローブとして使用して、HPV39をまず、エピソーム形態のウイルスDNAを含んでいる退形成陰茎丘疹の生検試料からクローン化した。これに対してウイルスDNAは、浸潤性癌の細胞ゲノム内部に組み込まれていた(5)。HPVに感染した患者365人について実施した最近の調査では、組織試料の3.9%でHPV39のDNAが検出された。
in vitroウイルス増殖用組織培養系がないために、HPVの生物学研究は足枷をはめられていた。若干数の乳頭腫ウイルスゲノムの配列分析(2,3,6-14)は、ゲノムの遺伝的体制及び調節の理解、個体遺伝子の発現、抗血清の生成並びに多数の型のHPVの中での系統分類関係の評価のための基礎を構成していた。
HPV39のゲノムの完全なヌクレオチド配列を決定した。単一のEcoRI部位及び2つのBamHI部位を使用して、オリジナルクローンから単離したHPV39のDNA(5)をpUC18内で同様寸法の3つの断片にサブクローン化した。Henikoffの手順(15)に従ってエキソヌクレアーゼIIIを用いて一連の検出を行い、DNA鎖の配列決定に適したクローンを産生した。第1の鎖と相補的な合成オリゴヌクレオチドをプライマーとして使用して第2の鎖の配列を決定した。Sanger等のジデオキシチェインターミネーション法(16,17)を使用して、2本鎖プラスミドの配列を決定した。
HPV39のDNAは7833の塩基対(bp)を含み(図1)、40%のG/C含量を有する。DNAの消化によって配列の制限地図を確認した。制限地図は、HindII追加部位、PvuII追加部位及び4つのAvaII追加部位を除いて、Beaudenon等によって発表された制限地図(5)と一致している。(3592位の)AavII部位は、E.coliのdcmメチラーゼの認識配列と重なり合っているためにE.coli内でのクローニングの後に耐開裂性を有する。
HPV39は、今日までに配列決定された全てのHPVで保存されている読取り枠(ORF)全体を有する(図2a、表1)。早期であると推定されたタンパク質及びカプシドの成分をコードするORFは同一のDNAストランド上で位置付ける。これらのORFは782の塩基対(bp)の非コード領域(NCR)によって分離されている。HPV16,31,33について先に説明したように(2,4,12)、HPV39が他の生殖器乳頭腫ウイルスと共有するゲノム特性は、ORFのE1とE2、L2とL1とが重なり合い、E2内にE4が封入され、E1のすぐ上流にE7が位置付けられ(3)、E4内にATG開始コドンが存在しないことである。
今日までに配列決定された全てのゲノムの相補的なDNAストランドは、寸法が0.6〜0.8kbを越えるORFを含んでいない。このようなORFの機能的な意味は、検出可能調節配列が存在しないことによって否定された。更には、ORFが、HPVによって形質転換されたか又はBPVに冒された細胞内で転写されることは実証できなかった(7,9,18,19)。今日1.3kbの大きいORFを、ATGコドンと5'末端に近いスプライシング潜在受容部位(GCTGCTACAGG,ヌクレオチド1871-1861)とを含んでいるHPV39のこのDNAストランド(ヌクレオチド2050-776)上で検出した(図2b)。同じDNAストランドの更に上流では、小さいORF(ヌクレオチド4204-3875)の前に23bp離れたTATA配列(ヌクレオチド4227)と、核因子I用結合部位(ヌクレオチド4271)とが存在する(20,21)。1.3kbのORFの3'末端では、AATAAAポリアデニル化信号(ヌクレオチド411)が一次転写生成物の成熟のために機能し得る(22)。他の実験によって、このORFがin vivo転写されるかどうかを確認できねばならない。
HPV39非コード領域を、乳頭腫ウイルスのACCGNNNNCGGT特異パリンドローム(ヌクレオチド43,59,7456,7625,7798)の3種の完全な変形及び2種の退化した変形並びにE2依存性エンハンサーによって3つのセグメントに分割する(23,24)。これらのセグメントは、HPV16,18,33のゲノム内の同様寸法の部分に相当する(3)。非コード領域には2つのTATAボックス配列がある。その一方は、ORF E6の上流に位置付けられている。ORF E6は恐らく、12bpパリンドロームのタンデムに繰り返される配列の上流に置かれたAAAGGGAGTA保存プロモーターとの会合によって、プロモーターE6の一部分及び他の早期遺伝子を構成する(25-27)。遅いウイルス転写生成物について推定されるポリアデニル化部位を、終結コドンL1から約100塩基対だけ下流に位置する場所に位置付ける。ORF E5の下流に位置する他の要素AATAAAは、早期転写生成物のためのポリアデニル化信号として機能し得る(18)。
予め配列決定された生殖器HPVの長い制御領域は、多数の転写因子のための結合部位を含み、またHPV6,11,16,18のための細胞型特異エンハンサーとして機能するものとして示されていた(28−30)。HPV39の調節領域は、核因子I(NFI)のための4つの可能結合部位(21,31)と、活性化タンパク質1(AP1)のための2つの部位(21,32)と、先程説明した“乳頭腫ウイルスエンハンサー関連因子:PVF”用結合単位(31)と、SV40及び他のウイルス内に保持された“核のエンハンサー配列”(33)とを含んでいる(図3)。グルココルチコイド応答潜在要素(GRE)は、同種のHPV型のNCR内に存在する要素と類似している(27)。他の型のHPVではORF内に十分保持されているGRE追加要素と同等のものはない(図4)。このGRE要素は、SV40及びBPVのエンハンサー内でも検出される結合部位AP2と重なり合っている(34)。このことは、NCRの上流に位置する領域のために調節機能が存在することを示している。HPV16のエンハンサーについてはNFIとAP1との協働作用及びNP1とグルココルチコイド受容体との協働作用はそれぞれ説明されている(30)。多数の因子とHPV39のNCR及びL1内の潜在結合部位との相互作用を更に解明せねばならない。スプライシング供与部位(ヌクレオチド233)及び受容体(ヌクレオチド408)はNCRの下流に位置付けられている。これらは、腫瘍遺伝子HPV型内でのE7 mRNAの生成に重要であると実証された(4,35)。
個々のORF配列を比較すると、HPV39がHPV18と最も相同であることが分かる。HPV39は他の生殖器乳頭腫ウイルスとは少し離れ、また皮膚HPV型要素HPV8とは更に離れている(表2)。従って、HPV39は、多くの潜在腫瘍ウイルス(例えばHPV18、HPV45(1))及びHPV16/31/33グループとは異なるME180癌の細胞系列から最近クローン化されたHPV39と極めて相同な新たな型を含む生殖器HPVグルームに属している。
ORF E6,E7は通常、子宮頚管癌及び癌腫の細胞系列内で転写される。それらの遺伝子の生成物を、一次上皮細胞及び線維芽細胞の不滅化(immortalisation)及び形質転換に関与させる。“亜鉛指”型構造の形成によってDNAの結合に関与し得る配列決定された全ての乳頭腫ウイルスのタンパク質E6内の4つのCys-X-X-Cys単位(38)が更にHPV39内に存在する。これに対して、十分に保存された2つの要素Cys-X-X-Cysのうち第1の要素をタンパク質E7内で検出することができる。第2の要素は、チロシンの代わりにシステインを有する。HPV16のORF E7の突然変異分析によって、亜鉛指が形質転換能力に対して十分であることを実証することができたので(39)、HPV39のタンパク質E7は恐らく絶えず機能的である。更には、HPV39のE7は、形質転換に関与する多数の遺伝子生成物(例えばSV40のT抗原、アデノウイルスのEIA、悪性生殖器HPV(但しHPV6及びHPV11は除く)のタンパク質myc及びタンパク質E7)に共通の“細胞分裂タンパク質(cd)”単位(4):asp/asn-x-x-cys-x-ser/thr/glu-x-(1-8)-asp/glu-asp/glu/ser/thr-asp/glu(HPV39のE7アミノ酸には下線を引く)を含んでいる。SV40の大きいT抗原とアデノウイルスのタンパク質との単位cdは、網膜芽腫の抗腫瘍遺伝子物質の結合を担うように思われる(40)。E7の形質転換活性は更に配列cdを介してのタンパク質−タンパク質の相互作用に寄与し得る。
本発明は特に、図1のヌクレオチド2050からヌクレオチド776まで延びている1.3kbの大きいORFに対応する配列、又はこの配列に含まれるか若しくはこの配列から誘導される断片に関する。この断片は少なくも15のヌクレオチドを含んでいる。
本発明は更に特に、ヌクレオチド4204からヌクレオチド3875まで、更にはヌクレオチド4227からヌクレオチド3875まで伸びている小さいORFに対応する配列又はこれらの配列から産生若しくは誘導される配列に関する。
同様に本発明は更に、少なくとも15のヌクレオチドを含み、十分に保存されたGRE要素を備え、またヌクレオチド6367のレベルで十分に保存されたこのGRE要素内に特に図4に示すGACA配列を含んでいる、HPV39の全配列から産生又は誘導される少なくとも15のヌクレオチドの配列に関する。最後に本発明は特に、以下のように同定された3つのヌクレオチド配列:
コンセンサス:GGTACANNNTGTTCT
HPV39(NCR):TCTACATTTTATACT
HPV39(L1):GGGACAGTATGTTCT
に関する。
本発明は更に、寸法が先に定義した断片の寸法を越えない全ての断片に関する。後者の断片は、苛酷な条件(温度が−20℃)下で、特に以下の条件下で処理するときに前者の断片とハイブリッド形成することを特徴とする。
50mMリン酸ナトリウム緩衝液pH=6.5と、5xSSC(1xxSSC=0.15M NaCl,0.015Mクエン酸ナトリウム)と、50%ホルムアミドと、200ug/mlの酵母転移RNAと、0.02%Denhart溶液とを含んでいる溶液中、42℃でハイブリッド形成する。
とりわけ先に定義した断片との交差
Figure 0003859696
ハイブリッド形成の比率が50%を越えることを特徴とする同一型に属する断片も本発明に含まれる。
先に示した配列のいずれか又はこれらの配列を含んでいる核酸の使用は、生物学試料中でHPV39に近い乳頭腫ウイルスDNAを検出できるハイブリッド形成用プローブを製造するのに特に適している。
従って、本発明は一般に、前述したDNA-HPV又はこのDNA-HPVの断片を含んでいる組換えDNA、特にこれらの組換えDNAから形成され、HPV39への感染又はこの乳頭腫ウイルスの変形又は亜種の検出に特に適したハイブリッド形成用プローブに関する。これらのプローブは、特にプローブを異なるマーカーと直接的又は間接的に共役するために、それ自体がマーキングされているか又は幾つかのヌクレオチドのレベルで修飾され得る。これらのプローブ内では、乳頭腫ウイルスのDNAに対応し、通常クローニングベクターから得られるヌクレオチド配列とは関係のない部分が、任意のDNA含量について試験した対応する乳頭腫ウイルス又はその変形の一種の試料中に場合によって含まれる他の核酸と厳密な条件下でハイブリッド形成する危険性がないことは言うまでもない。
従って、生殖器の腫瘍、特に子宮頚管癌、外陰癌又は陰茎癌を引き起こし得るか又は引き起こした乳頭腫ウイルス感染を、通常ヒトの患者から得た被試験生物試料でin vitro診断するための本発明方法は、前述したようなプローブを、好ましくは厳密(ストリンジェント)なハイブリッド形成条件下で、場合によっては予めプローブがアクセスできるようにした試料の核酸と接触させ、試料中に存在し得る探求するウイルスDNAとプローブの間に形成されたハイブリッドを検出することを特徴とする。
本発明の各プローブ又はこのプローブを含んでいる混合物を特に以下のように使用することができる。当然、説明する診断試験は、これらのプローブ又はプローブ混合物が実際に使用され得る使用条件を制限するものではない。
考察する実施例では、例えば生検、病巣をかき取って得られた細胞又はCarnoy混合物(エタノール、クロロホルム、酢酸6:3:1)で固定し、パラフィン内に封入した生検の切片でHPVを同定する。試験では、本発明のHPV又はこのHPVを含んでいるDNA若しくはHPVの混合物から製造した放射性プローブ(32p又は35Sでマーキング)を用いて厳密な又はあまり厳密でない条件下で実施する分子ハイブリッド形成実験によるDNAの分析を問題とする公知の原理からなる方法に従って、DNAを試料から予め抽出する必要がある。
幾つかのハイブリッド形成方法を使用することができる。例えば、スポット(sur tache)ハイブリッド形成方法を使用することができる。この方法は、DNAの変性後に、多量のDNAのアリコートを(ニトロセルロース、即ち“Genescreenplus”)膜上に付着させ、通常の条件下で各膜をプローブ混合物とハイブリッド形成し、膜をレントゲンフィルムと接触させて放射性ハイブリッドを検出することからなる。複製(sur replique)ハイブリッド形成方法を使用することもできる。この方法は、DNAを制限酵素で処理した後に産生したDNA断片を電気泳動によってアガロースゲル上で分離し、アルカリ変性後に断片を(ニトロセルロース“Genescreenplus”)膜状に移動させ、これらの断片を通常の条件下で適切なプローブ混合物とハイブリッド形成することからなる。放射性ハイブリッドの形成は、膜をレントゲンフィルムと接触させた後に検出する。
放射性プローブは、ニックトランスレーション法によってマーキングしたHPVのDNAから、又は例えばSP6型のベクター内に挿入されたウイルスDNAの転写によって製造したRNAからなっている。放射性プローブの使用は、高感度であるという利点を有するが、これは、非放射性プローブ、例えばそれ自体がマーキングされるか又は酵素マーカー、蛍光マーカー等を担持する抗体によって認識される抗体によって認識され得るビオチニル化
Figure 0003859696
プローブの使用を排除しない。
本発明は更に、前述した型の組換えDNA、特にHPV39のDNAに対応するヌクレオチド配列又はDNA配列が細胞培養内でこのヌクレオチドの転写調節要素の制御下に置かれているDNAで形質転換したコンピテント細胞培養に関する。
従って、本発明は更に、対応するコンピテント細胞宿主内での前記組換えDNAの発現物質及びこれらの発現物質に対する物質になり得る対応抗体に関する。
例えば本発明は、特にDNA-HPV39の遺伝子E1,E2,E4,E6,E7,L1,L2の各発現から得られるポリペプチドに関する。
従って、本発明に基づくこれらのポリペプチドの製造方法は、前述したタンパク質の一種に対応するヌクレオチド配列がこの細胞宿主内で発現され得るように、コンピテント細胞培養をHPV39から産生した対応ヌクレオチド配列を含む組換えDNAで形質転換し、コンピテント細胞宿主で合成した物質からこれらのポリペプチドを回収し、(例えば細胞培養又は細胞培養が展開された培地から予め抽出した発現物質を、このようなポリペプチドに対して予め形成した抗体と接触させて)精製することからなる。
しかしながら、本発明に基づく乳頭腫ウイルスの各ゲノムの配列L2の発現物質は、とりわけ問題となる種の調製物が予め固定されたときに、HPV39型又はその変形の乳頭腫ウイルスの生物学試料中で遺伝子L2の発現物質を認識し得る抗体をin vivo産生するために使用され得るという点で特に重要である。
本発明は更に、それぞれがHPV39から誘導された前記ポリペプチド、例えば他のポリペプチド配列がタンパク質L2の免疫原特性を本質的に変えない限り、これらのポリペプチド配列に融合されるタンパク質L2を含んでいるハイブリッドポリペプチドに関する。このような他のポリペプチド断片の存在は特に、例えば遺伝子的特性によるこれらのハイブリッドポリペプチドの製造方法の使用に起因する。例えばこれらのハイブリッドポリペプチドは、β−ガラクトシダーゼから誘導された配列を含んでいる。特に、オペロン−ラクトースの全て又は一部分によって修飾され、更にはHPV39から産生した遺伝子L2から誘導されたヌクレオチド配列がオペロン−ラクトースプロモーター(又は他の適切なプロモーター、例えばλファージ)の下流に挿入されている適切なベクター(ファージ又はプラスミド)でE.coliを形質転換してこのような物質を製造することができる。オペロン−ラクトースのβ−ガラクトシダーゼの遺伝子の少なくとも一部分を含んでいるこの型のプラスミド又はファージを使用するのが有利である。
本発明のポリペプチドは更に、精製すれば、特にこれらのポリペプチドによって免疫感作した動物血清からのポリペプチドに対応する抗体の精製技術で使用することができる。特にこれらのポリペプチドをアフィニティーカラム上で固定することができる。抗体の精製処理は、抗体を含んでいる血清を前記ポリペプチドを担持するアフィニティーカラムに通すことからなる。次に、適切なイオン強度を有する適切な緩衝液、例えば酢酸アンモニウムのような塩の水溶液を用いて抗原抗体複合物を解離して、これらのカラム上で選択的に固定された抗体を回収することができる。酸性化溶液を使用することもできる。
本発明は更に、前述したポリペプチド、特にHPV39の遺伝子E6、E7又は好ましくはL2の発現物質に対する抗体の産生方法に関する。本方法は、適切なリビング宿主を前述したポリペプチドで免疫感作し、特に免疫感作した宿主の血清を精製状態の対応ポリペプチドと接触させ、生成された抗原抗体複合物から抗体を回収することによってこの血清から形成した抗体を回収することからなる。
特に本発明は、適切な医薬ビヒクルとの会合によって予め精製させた抗体に関する。この組成物は、病人から得た組織学的又は細胞学的試料でのin vitro診断試験後に所定の疾患が臨床学的に診断されるとすぐにこの疾患の治療に使用され得る。(特に血清形態の)この組成物は好ましくは腸管外経路によって投与することができる。この血清は、HPV39型乳頭腫ウイルスによって引き起こされた感染の退行を引き起こし得る。
これらの抗体は特に、感染したヒトから得た組織学的切片が更に幾つかの構造遺伝子、特にL2の発現物質を含み得る限り、HPV39又は同種の乳頭腫ウイルス(又はこの乳頭腫ウイルスの変形)への感染の診断試験で使用することができる。
従って、本発明は更に、特に子宮頚管癌、外陰癌又は陰茎癌の生殖器腫瘍のin vitro診断方法に関し、本方法は、抗原抗体複合物の生成を可能とする条件下で、関係するヒトが患った病巣から得た組織病理学的切片を接触させ、この抗原抗体複合物を検出することからなる。解離条件下おいて、例えば前述したCARNOYの培地又は混合物(L.LISONの著書“Histochimie et cytochimie animales”にも記載されている)で予め固定した調製物上で検出するのが有利である。
場合によって固定された抗L2抗体は、この抗体に対して形成された他の抗体によって認識され得る。これらの他の抗体は、好ましくは非放射性の適切なマーカーを担持する。これらのマーカーは例えば酵素型又は蛍光型である。
従って、このように選択した抗体は、この抗体に対応する先に定義したハイブリッド形成用プローブと同様に、対応する疾患の型のin vitro診断に使用することができる。
最後に本発明は、選択した投与法、特に腸管外経路による投与法に適した医薬的に許容し得るビヒクルとの会合によって、一種又は好ましくは他の複数のタンパク質L2を含んでいる対応する予防接種用組成物に関する。HPV39又はその対応型の乳頭腫ウイルスに感染する危険性の高いヒトを保護するためにこれらの組成物を使用することができる。
Figure 0003859696
Figure 0003859696
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Figure 0003859696
Figure 0003859696

Claims (5)

  1. 以下の配列:
    TCTACATTTTATACT及び
    GGGACAGTATGTTCTからなる群より選択されることを特徴とする単離DNA配列。
  2. 請求項に記載のDNA配列を含むプローブ。
  3. テストすべき生物試料に対して行われるHPV39タイプの乳頭腫ウイルスによる感染をインビトロで検出する方法であって、
    a) 請求項に記載のプローブをテストすべき生物試料の核酸とストリンジェントなハイブリッド形成条件下で接触させ、
    b) 試料中に存在する標的ウイルスDNA及びプローブによって構成されるハイブリッドを検出することを特徴とする方法。
  4. 前記方法により生殖器の腫瘍を検出することを特徴とする請求項に記載の方法。
  5. 生殖器の腫瘍が子宮頚癌、外陰癌又は陰茎癌であることを特徴とする請求項に記載の方法。
JP50307192A 1990-12-20 1991-12-20 乳頭腫ウイルスhpv39のゲノムから誘導されるdna配列、in vitro診断及び免疫原組成物の生成への前記配列の応用 Expired - Lifetime JP3859696B2 (ja)

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