JP3859549B2 - Development processing method and development processing apparatus - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体デバイスの製造におけるフォトリソグラフィー工程において、半導体基板に対し現像処理を行う現像処理方法及び現像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体デバイス製造のフォトリソグラフィー工程では、半導体ウェハ(以下、「ウェハ」という。)の表面にフォトレジストを塗布し、レジスト上にマスクパターンを露光し、これを現像してウェハ表面にレジストパターンを形成している。
【0003】
このようなフォトリソグラフィー工程において、現像処理は例えばパドル式やディップ式等の方法により行っている。例えば、パドル式はウェハに現像液を供給し、一方、ディップ式は現像液中にウェハを浸漬させて現像処理を進行させ、その後はそれぞれ、純水等を用いた洗浄液としてのリンス液をウェハ上に供給して現像液を洗い流している。そして最後に、ウェハからリンス液を除去するために、エアブローやウェハの回転等を行うことにより乾燥処理を行っている。
【0004】
ところで、近年における半導体デバイスの微細化はより一層進行しており、微細かつ高アスペクト比のレジストパターンが出現している。このようなレジストパターンの微細及び高アスペクト比のため、例えば、上記乾燥処理においてリンス液が各パターン間から抜け出る際に、当該リンス液の表面張力によりパターン間に引力が生じることによる、いわゆる「パターン倒れ」の問題が発生している。かかる問題の対策としては、例えばリンス液中に界面活性剤を混入してリンス液の表面張力を低下させる手法がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように界面活性剤を用いる場合、リンス液中の界面活性剤の濃度が重要なパラメータとなってきている。例えば露光光源として、KrF(フッ化クリプトン)エキシマレーザ光源(波長:248nm)や、ArF(フッ化アルゴン)エキシマレーザ光源(波長:193nm)を用いたそれぞれのリソグラフィプロセスにあわせて、当該濃度を最適化する必要がある。すなわち、KrFを用いたリソグラフィプロセスとArFを用いたリソグラフィプロセスとでは、使用するレジスト材料の特性が大きく異なることから、リンス液中の界面活性剤濃度の最適化が必要となる。つまり、KrFを用いたリソグラフィプロセスで最適な界面活性剤の濃度を設定しても、ArFを用いたリソグラフィプロセスにおいてはその濃度は最適ではないため、パターン倒れを低減することはできない。
【0006】
また、使用するリンス液中の界面活性剤の濃度によっては、レジストを溶かしてしまうといった問題も生じることもある。
【0007】
さらに、リンス液の表面張力は接触する面(界面)に依存し、KrFを用いたリソグラフィプロセスとArFを用いたリソグラフィプロセスとでは、レジストの表面状態も異なることから、上記両プロセスでのリンス液の界面活性剤濃度の最適値が異なることがある。
【0008】
かかる事情に鑑み、本発明の目的は、界面活性剤の濃度を可変としプロセスに応じて最適な処理液の濃度で現像処理を行うことができる現像処理方法及び現像処理装置を提供することにある。
【0009】
また、従来では界面活性剤の濃度の測定には時間を要し、その装置が大がかりなものであるため、現像処理中にリアルタイムで濃度を所望の濃度に変えることは困難であった。
【0010】
かかる事情に鑑み、本発明のさらなる目的は、現像処理中にリアルタイムで処理液の濃度を可変できる現像処理方法及び現像処理装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の現像処理方法は、(a)第1の処理液とこの第1の処理液の表面張力を低下させる第2の処理液とを混合する工程と、(b)前記混合された混合液の温度を検出する工程と、(c)検出された温度に基づき、前記混合液中の第2の処理液の濃度を推定する工程と、(d)推定結果に基づき第1の処理液と第2の処理液とを混合する液量比を制御して所望の濃度のリンス液を作成する工程と、(e)作成されたリンス液を基板上に供給して該基板上の現像液を洗い流す工程とを具備する。
【0012】
本発明では、第1の処理液中に第2の処理液を混合して第1の処理液の表面張力を低下させ、この混合液中の前記第2の処理液の濃度を検出し、これをフィードバックして両液量の混合比を制御し所望の濃度のリンス液を作成しているので、処理プロセスごとに最適な濃度のリンス液により処理を行うことができる。これにより、例えばパターン倒れ等を防止できる。
【0013】
濃度の検出は、例えば所定の時間間隔で行うようにすればよい。あるいは現像後に形成されるパターンの種類ごとに行うようにすれば、例えばレジストパターンのアスペクト比の高低に応じて濃度を可変とするができる。これにより、例えばアスペクト比が低い場合においては、濃度を低くすることができ第2の処理液を節約できる。さらに、多種のプロセスにおける多種のレジストに最適な界面活性剤の濃度を有するリンス液で処理を行うことができるので、例えばそのレジストを溶かしてしまうといった問題を解消できる。
【0015】
このように、混合液の温度に基づきその濃度を推定することにより、比較的検出が難しい濃度を検出する代わりに温度を検出するのみで足りるので、処理工程や装置が簡単なものとなり現像処理の迅速化が図れる。従って、現像処理中でもリアルタイムで濃度を変更でき、処理プロセスに応じたリンス液の変更が容易となる。
【0016】
具体的には、前記工程(a)の前に、第1の温度及び液量を有する前記第1の処理液に、前記第1の温度とは異なる第2の温度を有する前記第2の処理液を段階的に液量を変えて混合する工程と、前記第1の処理液と第2の処理液との混合液の温度を前記各段階で計測するとともに、混合液中の第2の処理液の濃度を前記各段階で計測する工程と、計測された液量の各段階ごとに混合液の濃度と温度とを対応付けて温度−濃度関係を記憶する工程とを具備し、前記工程(c)は、前記記憶された温度−濃度関係に基づき当該濃度を推定する。このように、予め第2の処理液の各段階の液量ごとに混合液の濃度と温度とを対応付けて温度−濃度関係を記憶しておくことにより、比較的検出が容易な温度を検出するのみで容易にその混合液の濃度を特定できる。従って、一旦温度−濃度関係を作成しておけば、必ずしも濃度検出を行う必要がなく装置構成が簡易なものとなる。またこれにより、現像処理中でもリアルタイムで濃度を変更でき、処理プロセスに応じたリンス液の変更が容易となる。
【0018】
本発明の現像処理装置は、第1の処理液とこの第1の処理液の表面張力を低下させる第2の処理液とを混合する手段と、前記混合された混合液の温度を検出する手段と、検出された温度に基づき、前記混合液中の第2の処理液の濃度を推定する手段と、推定結果に基づき第1の処理液と第2の処理液とを混合する液量比を制御して所望の濃度のリンス液を作成する手段と、作成されたリンス液を現像液が供給された基板上に吐出するノズルとを具備する。
【0019】
本発明では、第1の処理液中に第2の処理液を混合して第1の処理液の表面張力を低下させ、この混合液中の前記第2の処理液の濃度を検出し、これをフィードバックして両液量の混合比を制御し所望の濃度のリンス液を作成しているので、ノズルにより当該所望の濃度のリンス液を吐出して、処理プロセスごとに最適な濃度のリンス液により処理を行うことができる。
【0020】
本発明の一の形態は、前記混合手段は、前記ノズル内部に備えられている。これにより、リンス処理中にリアルタイムで濃度を変更させながらリンス液を吐出することができ、処理時間を短縮させることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1〜図3は本発明の一実施形態に係る塗布現像処理装置の全体構成を示す図であって、図1は平面図、図2及び図3は正面図及び背面図である。
【0022】
この塗布現像処理装置1は、半導体ウェハWをウェハカセットCRで複数枚たとえば25枚単位で外部から装置1に搬入し又は装置1から搬出したり、ウェハカセットCRに対してウェハWを搬入・搬出したりするためのカセットステーション10と、塗布現像工程の中で1枚ずつウェハWに所定の処理を施す枚葉式の各種処理ユニットを所定位置に多段配置してなる処理ステーション12と、この処理ステーション12と隣接して設けられる露光装置100との間でウェハWを受け渡しするためのインターフェース部14とを一体に接続した構成を有している。
【0023】
カセットステーション10では、図1に示すように、カセット載置台20上の突起20aの位置に複数、例えば5個のウェハカセットCRがそれぞれのウェハ出入口を処理ステーション12側に向けてX方向一列に載置され、カセット配列方向(X方向)およびウェハカセットCR内に収納されたウェハのウェハ配列方向(Z方向)に移動可能なウェハ搬送体22が各ウェハカセットCRに選択的にアクセスするようになっている。さらに、このウェハ搬送体22は、θ方向に回転可能に構成されており、図3に示すように後述する多段構成とされた第3の処理ユニット部G3に属する熱処理系ユニットにもアクセスできるようになっている。
【0024】
図1に示すように処理ステーション12は、装置背面側(図中上方)において、カセットステーション10側から第3の処理ユニット部G3、第4の処理ユニット部G4及び第5の処理ユニット部G5がそれぞれ配置され、これら第3の処理ユニット部G3と第4の処理ユニット部G4との間には、第1の主ウェハ搬送装置A1が設けられている。この第1の主ウェハ搬送装置A1は、この第1の主ウェハ搬送体16が第1の処理ユニット部G1、第3の処理ユニット部G3及び第4の処理ユニット部G4等に選択的にアクセスできるように設置されている。また、第4の処理ユニット部G4と第5の処理ユニット部G5との間には第2の主ウェハ搬送装置A2が設けられ、第2の主ウェハ搬送装置A2は、第1と同様に、第2の主ウェハ搬送体17が第2の処理ユニット部G2、第4の処理ユニット部G4及び第5の処理ユニット部G5等に選択的にアクセスできるように設置されている。
【0025】
また、第1の主ウェハ搬送装置A1の背面側には熱処理ユニットが設置されており、例えばウェハWを疎水化処理するためのアドヒージョンユニット(AD)110、ウェハWを加熱する加熱ユニット(HP)113が図3に示すように多段に重ねられている。なお、アドヒージョンユニット(AD)はウェハWを温調する機構を更に有する構成としてもよい。第2の主ウェハ搬送装置A2の背面側には、ウェハWのエッジ部のみを選択的に露光する周辺露光装置(WEE)120、ウェハWに塗布されたレジスト膜厚を検査する膜厚検査装置119及びレジストパターンの線幅を検査する線幅検査装置118が多段に設けられている。これら膜厚検査装置119及び線幅検査装置118は、このように塗布現像処理装置1内に設けなくても装置外に設けるようにしてよい。また、第2の主ウェハ搬送装置A2の背面側は、第1の主ウェハ搬送装置A1の背面側と同様に熱処理ユニット(HP)113が配置構成される場合もある。
【0026】
図3に示すように、第3の処理ユニット部G3では、ウェハWを載置台に載せて所定の処理を行うオーブン型の処理ユニット、例えばウェハWに所定の加熱処理を施す高温度加熱処理ユニット(BAKE)、ウェハWに精度の良い温度管理化で冷却処理を施す冷却処理ユニット(CPL)、ウェハ搬送体22から主ウェハ搬送体16へのウェハWの受け渡し部となるトランジションユニット(TRS)、上下2段にそれぞれ受け渡し部と冷却部とに分かれて配設された受け渡し・冷却処理ユニット(TCP)が上から順に例えば10段に重ねられている。なお、第3の処理ユニット部G3において、本実施形態では下から3段目はスペアの空間として設けられている。第4の処理ユニット部G4でも、例えばポストベーキングユニット(POST)、ウェハ受け渡し部となるトランジションユニット(TRS)、レジスト膜形成後のウェハWに加熱処理を施すプリベーキングユニット(PAB)、冷却処理ユニット(CPL)が上から順に例えば10段に重ねられている。更に第5の処理ユニット部G5でも、例えば、熱的処理手段として、露光後のウェハWに加熱処理を施すためのポストエクスポージャーベーキングユニット(PEB)、冷却処理ユニット(CPL)、ウェハWの受け渡し部となるトランジションユニット(TRS)が例えば上から順に10段に重ねられている。
【0027】
加熱処理系のユニットは、例えば図1の第4の処理ユニット部G4に示すように、ウェハWを温調するための温調プレートCが正面側に配置され、ウェハWを加熱するための加熱プレートHが背面側に配置されている。
【0028】
図1において処理ステーション12の装置正面側(図中下方)には、第1の処理ユニット部G1と第2の処理ユニット部G2とがY方向に併設されている。この第1の処理ユニット部G1とカセットステーション10との間及び第2の処理ユニット部G2とインターフェース部14との間には、各処理ユニット部G1及びG2で供給する処理液の温調に使用される液温調ポンプ24,25がそれぞれ設けられており、更に、この塗布現像処理装置1外に設けられた図示しない空調器からの清浄な空気を各処理ユニット部G1〜G5内部に供給するためのダクト31、32が設けられている。
【0029】
図2に示すように、第1の処理ユニット部G1では、カップCP内でウェハWをスピンチャックに載せて所定の処理を行う5台のスピナ型処理ユニット、例えば、レジスト膜形成部としてのレジスト塗布処理ユニット(COT)が3段及び露光時の光の反射を防止するために反射防止膜を形成するボトムコーティングユニット(BARC)が2段、下方から順に5段に重ねられている。また第2の処理ユニット部G2でも同様に、5台のスピナ型処理ユニット、例えば現像処理部としての現像処理ユニット(DEV)が5段に重ねられている。レジスト塗布処理ユニット(COT)ではレジスト液の排液が機構的にもメンテナンスの上でも面倒であることから、このように下段に配置するのが好ましい。しかし、必要に応じて上段に配置することも可能である。
【0030】
また、第1及び第2の処理ユニット部G1及びG2の最下段には、各処理ユニット部G1及びG2に上述した所定の処理液を供給するケミカル室(CHM)26,28がそれぞれ設けられている。
【0031】
インターフェース部14の正面部には可搬性のピックアップカセットCRと定置型のバッファカセットBRが2段に配置され、中央部にはウェハ搬送体27が設けられている。このウェハ搬送体27は、X,Z方向に移動して両カセットCR,BRにアクセスするようになっている。また、ウェハ搬送体27は、θ方向に回転可能に構成され、第5の処理ユニット部G5にもアクセスできるようになっている。更に、図3に示すようにインターフェース部14の背面部には、高精度冷却処理ユニット(CPL)が複数設けられ、例えば上下2段とされている。ウェハ搬送体27はこの冷却処理ユニット(CPL)にもアクセス可能になっている。
【0032】
次に、以上のように構成された塗布現像処理装置1における処理工程の一例について説明する。
【0033】
まず、カセットステーション10において、ウェハ搬送体22がカセット載置台20上の処理前のウェハWを収容しているカセットCRにアクセスして、そのカセットCRから1枚のウェハWを取り出す。ウェハWは受け渡し・冷却処理ユニット(TCP)を介して第1の主搬送装置A1に受け渡され、例えばアドヒージョンユニット(AD)110に搬入され疎水化処理が行われる。次に、例えばボトムコーティングユニット(BARC)へ搬送され、ここで露光時においてウェハからの露光光の反射を防止するために反射防止膜が形成される場合もある。
【0034】
次に、ウェハWは、そしてウェハWは、レジスト塗布処理ユニット(COT)に搬入され、レジスト膜が形成される。レジスト膜が形成されると、第1の主搬送装置A1によりウェハWはプリベーキングユニット(PAB)に搬送される。ここでは先ず、温調プレートCにウェハWが載置され、ウェハWは温調されながら加熱プレートH側へ移動され、加熱プレートHに載置されて加熱処理される。加熱処理が行われた後、ウェハWは再び温調プレートCを介して第1の主搬送装置A1に受け渡される。その後ウェハWは冷却処理ユニット(CPL)で所定の温度で冷却処理される。
【0035】
次に、ウェハWは第2の主搬送装置A2により取り出され、膜厚検査装置119へ搬送されレジスト膜厚の測定が行われる場合もある。そしてウェハWは、第5の処理ユニット部G5におけるトランジションユニット(TRS)及びインターフェース部14を介して露光装置100に受け渡されここで露光処理される。露光処理が終了すると、ウェハWはインターフェース部14及び第5の処理ユニット部G5におけるトランジションユニット(TRS)を介して第2の主搬送装置A2に受け渡された後、ポストエクスポージャーベーキングユニット(PEB)に搬送され、温調及び加熱処理が行われる。露光処理終了後、ウェハWはインターフェース部14において一旦バッファカセットBRに収容される場合もある。
【0036】
そしてウェハWは現像処理ユニット(DEV)に搬送され現像処理が行われる。この現像処理後は、所定の加熱処理(ポストベーキング)が行われることもある。現像処理終了後、ウェハWはクーリングユニット(COL)で所定の冷却処理が行われ、エクステンションユニット(EXT)を介してカセットCRに戻される。
【0037】
次に、本発明に係る現像処理ユニット(DEV)について詳細に説明する。図4及び図5は、本発明の一実施形態に係る現像処理ユニット(DEV)を示す平面図及び断面図である。
【0038】
このユニットでは、筐体41の上方に清浄空気を筐体41内に供給するためのファン・フィルタユニットFが取り付けられている。そして下方においては筐体41のY方向の幅より小さいユニット底板51の中央付近に環状のカップCPが配設され、その内側にスピンチャック42が配置されている。このスピンチャック42は真空吸着によってウェハWを固定保持した状態で、モータ43の回転駆動力で回転するように構成されている。
【0039】
カップCPの中には、ウェハWを受け渡しする際のピン48がエアシリンダ等の駆動装置47により昇降可能に設けられている。これにより、開閉可能に設けられたシャッタ52が開いている間に、開口部41aを介して主ウェハ搬送体17との間でウェハの受け渡しが可能となる。またカップCP底部には、廃液用のドレイン口45が設けられている。このドレイン口45に廃液管33が接続され、この廃液管33はユニット底板51と筐体41との間の空間Nを利用して下方の図示しない廃液口へ通じている。
【0040】
ウェハWの表面に現像液を供給するための現像液ノズル53は、例えばウェハWの直径とほぼ同一の長さの長尺状に形成されており、供給管34を介してケミカル室(CHM)28(図2)内の現像液タンク(図示せず)に接続されている。現像液ノズル53は、ノズルスキャンアーム36のノズル保持部材60に着脱自在とされている。ノズルスキャンアーム36は、ユニット底板51の上に一方向(Y方向)に敷設されたガイドレール44上で水平移動可能な垂直支持部材49の上端部に取り付けられており、例えばベルト駆動機構によって垂直支持部材49と一体にY方向に移動するようになっている。これにより、現像液ノズル53は現像液の供給時以外はカップCPの外側に配設された現像液ノズルバス46で待機するようになっており、現像液の供給時にはウェハW上まで移送されるようになっている。なお、現像液ノズル53は、その下端部に例えば複数の吐出孔(図示せず)が形成されており、これら複数の吐出孔から現像液が吐出されるようになっている。
【0041】
さらにカップCPの側方には、例えば上記ガイドレール44と平行してリンスノズル用のガイドレール144が敷設されている。このガイドレール144には垂直支持体149が例えばベルト駆動機構によりY方向に移動可能に設置されている。この垂直支持体149の上部にはモータ78が取り付けられており、例えばボールネジ機構によりリンスノズルアーム136がX方向に移動可能に取り付けられている。そしてリンスノズルアーム136にはノズル保持部材160を介してリンスノズル153が取り付けられている。
【0042】
また、リンスノズルアーム136は例えばエアシリンダ機構を有している垂直支持体149により上下方向(Z方向)に例えば移動可能に構成されており、これによりリンスノズル153の高さが調節されるようになっている。具体的には、スピンチャック42により保持されたウェハWに対する高さが調節できるようになっている。以上のリンスノズル153を移動させるX−Y−Z移動機構は、移動機構コントローラ40によりその移動が制御されるようになっており、これによりリンスノズル153が待機するリンスノズルバス146とカップCP内に収容されたウェハWとの間で移動できるようになっている。そしてこのリンスノズル153からウェハ上にリンス液を吐出することでウェハ上の現像液を洗い流すようになっている。なお、図5ではリンスノズル153を省略している。
【0043】
図6はリンス液を供給するための供給機構の概略的な構成図である。
【0044】
純水が貯留されている純水タンク37には第1供給配管61が接続されており、また、純水の表面張力を低下させる例えば界面活性剤が貯留されている界面活性剤タンク38には第2供給配管62が接続されている。本実施形態では界面活性剤として、例えばイオン性界面活性剤を用いている。供給配管61及び62は、例えばスタティックミキサ56に接続され、スタティックミキサ56は供給管63を介して上記リンスノズル153に接続されている。第1供給配管61には、純水タンク37とスタティックミキサ56との間に第1のポンプ54が接続されており、この第1のポンプ54の作動により所望の量の純水がスタティックミキサ56へ供給されるようになっている。また、第2供給配管62には、界面活性剤タンク38とスタティックミキサ56との間に第2のポンプ55が接続されており、この第2のポンプ55の作動により所望の量の界面活性剤がスタティックミキサ56へ供給されるようになっている。そして、スタティックミキサ56により純水と界面活性剤とが混合されることで当該純水の表面張力より低い表面張力を有するリンス液が作成されるようになっている。
【0045】
リンスノズル153とスタティックミキサ56との間には、混合された混合液の濃度を検出する濃度検出装置70が切替バルブ68及び配管67を介して接続されている。この濃度検出装置70はスタティックミキサ56で混合された純水中の界面活性剤の濃度を検出するものである。切替バルブ68は配管67と供給管63との接続を切替えるようになっている。例えば配管67には、スタティックミキサ56で混合された混合液を収容する容器72が接続されており、配管67から容器72に形成された抽出口72aを介して混合液が供給されるようになっている。
【0046】
容器72の側壁には、例えばレーザー光を発生する発光素子75及びこのレーザー光を受ける受光素子74が取り付けられている。発光素子75はこの受光素子74で受光された光を電気変換し、その信号が制御部65に送られその光の強度がこの制御部65により算出されるようになっている。また発色剤を供給する発色剤供給部73は、例えば容器72の側壁に設けられた供給口72bを介して当該発色剤を容器72内に供給するようになっている。発色剤としては、界面活性剤に化学的に反応するものを用いることができる。例えばイオン性界面活性剤に反応する物質としてメチレンブルーを用いることができる。また、非イオン界面活性剤の定量としてはドラゲンドルフ試薬やチアン酸コバルトを用いることができる。なお、71はドレインである。
【0047】
また、切替バルブ68の切替え動作、発色剤供給部73による発色剤の供給、第1及び第2のポンプ54及び55の動作量は、制御部65により統括的に制御されるようになっている。
【0048】
濃度検出装置70の動作については、例えば所定量の純水と所定量の界面活性剤との混合液79が容器72に収容されると、発色剤供給部73から発色剤が容器72内の混合液に混入され混合液79が発色する。ここで、発光素子75からレーザー光が発せられ、その強度が測定されることにより混合液79の吸光度が測定される。この吸光度から混合液79の濃度が求められる。
【0049】
ここで吸光度とは、物質が光を吸収する度合いAを透過率I/I0の常用対数の逆数で表した数値であり、
A=−log(I/I0)=εdc
という式で表される。ここで本実施形態に関しては、I0は発光素子75が発する光の強度、Iは受光素子74が受ける光の強度、εは化学物質固有が持つ定数、dは光が透過する距離(cm)すなわち発光素子75と受光素子74との間の距離、cは混合液79の濃度(mol/dm3)(=モル濃度mol/l)である。
【0050】
このような濃度検出装置70による濃度測定を界面活性剤の量(mol)を段階的に変えて行うことにより、例えば図7に示すように、混合液79の吸光度Aと濃度cとの比例関係が求められる。このような濃度cと吸光度Aとの関係を初期段階で予め記憶しておくことで、容易に混合液79の濃度cを推定することができる。そして、このようにして求められた濃度に基づき、リンス液供給機構は、所望の濃度の混合液となるように、上記所定量の純水と、所望の濃度となる液量の界面活性剤とを混合し実際にウェハ上に供給するためのリンス液を作成する。
【0051】
現像処理ユニット(DEV)の動作については、まず、図8(a),(b)に示すように、現像液ノズル53が静止したウェハW上を矢印Aで示す方向に移動しながら現像液を吐出し、ウェハW上に現像液が盛られる。そして、現像液がウェハ全面に盛られた状態のまま所定の時間例えば60秒間の現像処理が行われる。次に、リンスノズルアーム57が回動することでリンスノズル153がウェハWの中心上に配置される。そして、プロセスごとに最適な回転数、例えばウェハWを500rpm以下で回転させながら、上記したように所望の界面活性剤の濃度に調整されたリンス液をウェハW上に吐出して現像液を洗い流し、ウェハを乾燥させる。
【0052】
以上のように本実施形態では、純水と界面活性剤との混合液の濃度を検出し、これをフィードバックして両液量の混合比を制御し所望の濃度のリンス液を作成しているので、処理プロセスごとに最適な濃度のリンス液により処理を行うことができる。具体的には、露光処理でKrFを用いたリソグラフィプロセスと、ArFを用いたリソグラフィプロセスとで、使用するレジスト材料の特性が大きく異なる場合であっても、本実施形態によれば、プロセスに応じた所望の界面活性剤の濃度を有するリンス液により処理でき、例えばパターン倒れ等を防止できる。
【0053】
また、本実施形態では濃度−吸光度関係を予め記憶しこの関係に基づき界面活性剤の濃度を推定することにより、迅速に所望の濃度のリンス液を作成することができるようになる。従って、現像処理中でもリアルタイムで濃度を変更でき、処理プロセスに応じたリンス液の変更が容易となる。
【0054】
また、界面活性剤の濃度の変更は所定の時間間隔で行うことができる。例えば、一日に所定の回数行ったり、基板の所定枚数ごとに行ったりしてもよい。また、本実施形態のように濃度−吸光度関係を予め記憶しておくことで迅速な濃度変更が可能となるため、1枚の基板の処理ごとに行うようにすることもできる。また、あるいはパターンの種類ごとに行うようにすれば、例えばレジストパターンのアスペクト比の高低に応じて濃度を可変とするができる。これにより、例えばアスペクト比が低い場合においては、リンス液の濃度を低くすることができ界面活性剤を節約できる。
【0055】
なお、本実施形態では濃度検出装置70内にて界面活性剤に化学的に反応する発色剤を供給し、吸光度から混合液79の濃度を求め、測定に使用した混合液79はドレイン71より廃液する構成とした。しかし、このような構成には限られない。例えば、界面活性剤の基本化学構造に界面活性剤の特性を死活させずに特殊な化学構造を付加することができる(タグをつけることができる)物質を界面活性剤に添加して用いる。そして濃度検出装置として、例えば紫外光、レーザー等のある波長領域を用いた光学系の測定装置を使用して当該付加された特殊な化学構造を測定することで、純水と混合された界面活性剤の濃度を求めることができる。これにより、その濃度測定後の界面活性剤を含んだリンス液をそのままリンス液として使用でき、界面活性剤濃度の信頼性が向上するとともに、測定で使用したリンス液を廃液することがなくなる。
【0056】
図9は、リンス液供給機構の他の実施形態を示す構成図である。本実施形態では、図6に示したリンス液供給機構においてスタティックミキサ56に温度センサを加え、さらに2つのバルブ81及び82の間に接続された循環管83を、切替バルブ68とノズル153との間に第3のポンプ85を加えたものである。この温度センサ59はスタティックミキサ56で混合された混合液の温度を計測するものである。また、本実施形態では供給管63にバッファタンク82を介挿している。このバッファタンク82はスタティックミキサ56で混合された混合液を一時的に貯留するようになっている。
【0057】
第3のポンプ85は、所望の濃度のリンス液が作成された後にそのリンス液をリンスノズル153から吐出させるためのポンプである。制御部65は、その温度の計測結果に基づきその混合液の濃度を推定し、さらにこの推定結果に基づいて各のポンプ54及び55の作動量を制御するようになっている。循環管83は、リンス処理時以外に混合液が所望の温度になるまで循環させるために使用し、例えばバルブ81及び82をそれぞれ開き、バルブ68を閉じて使用する。これらのバルブ68,81及び82は制御部65で制御すればよい。
【0058】
本実施形態では、具体的には図10に示すように、所定の液量及び所定の温度に設定された純水に、段階的に液量(mol)を変えて界面活性剤を混合した場合の、その各段階における界面活性剤の濃度(mol/dm3)に対応する各混合液の温度(リンス液の温度)をそれぞれ計測する。このようにして完成した関係テーブル80を予め例えば制御部65の図示しない記憶部に記憶しておく。
【0059】
本実施形態では、例えば、液量1リットル、温度24.0℃の純水を用意し、これにa(mol)〜i(mol)まで複数の段階的に液量を変えて温度が15.0℃に設定された界面活性剤を混合し、これらの濃度A〜Iを計測する。この濃度計測は濃度検出装置70を用いて行うことができる。さらに、各段階でリンス液の温度を温度センサ59により計測しこれらを対応付けて記憶しておく。
【0060】
なお、純水、界面活性剤の温度を24.0℃、15.0℃としたのは、両液が混合された後のリンス液の温度が可及的に例えば23℃と一定になるようにするためのである。この23℃という温度は、クリーンルーム内の温度であってウェハの温度でもあるので、可及的に23℃に近い温度に調整されたリンス液をウェハ上に供給するためである。
【0061】
実際の現像処理では、リンス処理前に例えばバルブ68を閉じ、バルブ81及び82を開いた状態で、液量1リットル、温度24.0℃の純水に温度15.0℃の界面活性剤を混合する。ここで混合する界面活性剤の液量は正確でなくてもよい。リンス液の温度を温度センサ59で計測し、リンス液が所望の温度つまり所望の濃度になるようポンプ54及び55の作動量を調整すればよいからである。所望の温度のリンス液が作成されればバルブ81及び82を閉じ、バルブ68を開き、リンス液をバッファタンク82に一時的に貯留する。さらに第3のポンプ85を作動させて所望の温度のリンス液をバッファタンク83から吸い上げ、リンス液をノズル153から吐出させる。
【0062】
なお、バッファタンク82や供給管63に温調機能を設け、所望の温度のリンス液に調整するようにしてもよい。
【0063】
このように本実施形態では、温度センサ59により純水と界面活性剤との混合液の温度を計測するのみで、予め記憶された一対一の関係にある温度−濃度関係(テーブル80)を基に混合液の濃度を推定することができる。従って容易かつ迅速に所望の濃度のリンス液を作成することができ、現像処理中でもリアルタイムで処理プロセスに応じたリンス液の変更が容易となる。特に、一旦テーブル80を作成しておけば、必ずしも濃度検出装置70を設ける必要がなくリンス液供給機構の装置構成が簡易なものとなる。
【0064】
なお、テーブル80で示した温度数値はほんの一例を示している。従って、さらに高精度に濃度管理をするために純水の温度が24.0℃だけでなく、複数の異なる温度に対応したリンス液の濃度を管理するようにしてもよい。界面活性剤についても同様に15.0℃に限られないし、純水の液量も1リットルに限られない。
【0065】
図11は、リンス液供給機構のさらに別の実施形態を示す構成図である。なお、図11において、図6における構成要素と同一のものについては同一の符号を付すものとし、その説明を省略する。
【0066】
このリンス液供給機構は、純水タンク37とリンスノズル90との間及び界面活性剤タンク38とリンスノズルとの間にはそれぞれ独立した供給配管101及び102が接続されている。リンスノズル90は断面図で表しており、リンス液を一旦貯留するバッファ95の下部に、リンス液を吐出する例えば複数の吐出孔97が形成されている。バッファ95の上部には、供給配管101及び102からそれぞれ純水及び界面活性剤を導入するための導入口96が設けられている。バッファ95内部には上部空間と下部空間を仕切る仕切板92が取り付け固定されており、導入口96から導入された純水と界面活性剤は、この上部の空間で複数の攪拌板94を通って攪拌され混合されるようになっている。仕切板92には、例えば複数の開口部99が設けられこれらの開口部はバルブ91により開閉可能とされている。これらのバルブ91が開くことにより上部空間で混合されたリンス液が通路98を通り下部の空間に供給されウェハWに対してリンス液が吐出されるようになっている。
【0067】
上部の空間には開口93が形成されており、この開口93には濃度検出装置70に通じる配管103が接続されている。これにより、上部空間で混合された混合液の濃度が検出されるようになっている。
【0068】
バルブ91、68は制御部65によりその開閉が制御されるようになっている。これにより、上部空間で混合された混合液の濃度を検出するときはバルブ91が閉じ、バルブ68が開くようになっている。そして所望の濃度のリンス液が作成されると、バルブ68が閉じバルブ91が開くようになっている。
【0069】
所望の濃度のリンス液の作成方法については、前述したような吸光度と濃度との関係を基に行うことができ、また、配管103に温度センサを設けて図10に示したような関係テーブルを利用することも可能である。
【0070】
また、バルブ91を設けなくてもよい。この場合、リンス処理中にリアルタイムで濃度を変更させながらリンス液を吐出することができ、処理時間を短縮させることができる。
【0071】
本発明は以上説明した実施形態には限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
【0072】
例えば、上記実施形態ではイオン性界面活性剤を用いたが、これに限らず、非イオン性界面活性剤またはフッ素系界面活性剤を用いてもよい。この場合、上記発色剤としてはこれらの界面活性剤に反応するものを用いることが好ましい。
【0073】
また、上記実施形態では基板として半導体ウェハを用いたが、これに限らず液晶デバイスに使用されるガラス基板であってもよい。
【0074】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、界面活性剤の濃度を可変としプロセスに応じて最適な処理液の濃度で現像処理を行うことができる。また、現像処理中にリアルタイムで処理液の濃度を可変できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される塗布現像処理装置の平面図である。
【図2】図1に示す塗布現像処理装置の正面図である。
【図3】図1に示す塗布現像処理装置の背面図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る現像処理ユニットの平面図である。
【図5】図5に示す現像処理ユニットの断面図である。
【図6】一実施形態に係るリンス液供給機構の構成図である。
【図7】吸光度と濃度との関係を示すグラフである。
【図8】現像処理において現像液を供給する際の動作を示す図である。
【図9】他の実施形態に係るリンス液供給機構の構成図である。
【図10】リンス液の濃度と温度との関係を示す関係テーブルである。
【図11】さらに別の実施形態に係るリンス液供給機構の構成図である。
【符号の説明】
W...半導体ウェハ
A〜I…濃度
37…純水タンク
38…界面活性剤タンク
40…移動機構コントローラ
54,55…第1のポンプ,第2のポンプ
56…スタティックミキサ
59…温度センサ
65…制御部
70…濃度検出装置
80…関係テーブル
90,153…リンスノズル[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a development processing method and a development processing apparatus for performing development processing on a semiconductor substrate in a photolithography process in manufacturing a semiconductor device.
[0002]
[Prior art]
In the photolithography process of semiconductor device manufacturing, a photoresist is applied to the surface of a semiconductor wafer (hereinafter referred to as “wafer”), a mask pattern is exposed on the resist, and this is developed to form a resist pattern on the wafer surface. is doing.
[0003]
In such a photolithography process, development processing is performed by a method such as a paddle method or a dip method. For example, in the paddle type, the developer is supplied to the wafer, while in the dip type, the wafer is immersed in the developer to proceed with the development process, and thereafter the rinse liquid as a cleaning liquid using pure water or the like is used for the wafer. The developer is washed away by supplying it above. Finally, in order to remove the rinsing liquid from the wafer, a drying process is performed by air blowing, rotating the wafer, or the like.
[0004]
Incidentally, miniaturization of semiconductor devices in recent years has further progressed, and fine and high aspect ratio resist patterns have appeared. Due to the fineness and high aspect ratio of the resist pattern, for example, when the rinsing liquid comes out between the patterns in the drying process, an attractive force is generated between the patterns due to the surface tension of the rinsing liquid. The problem of “falling” has occurred. As a countermeasure for such a problem, for example, there is a method of reducing the surface tension of the rinse liquid by mixing a surfactant in the rinse liquid.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
Thus, when using a surfactant, the concentration of the surfactant in the rinse liquid has become an important parameter. For example, the KrF (krypton fluoride) excimer laser light source (wavelength: 248 nm) or ArF (argon fluoride) excimer laser light source (wavelength: 193 nm) is used as the exposure light source, and the concentration is optimized. It is necessary to make it. That is, since the characteristics of the resist material to be used are greatly different between the lithography process using KrF and the lithography process using ArF, it is necessary to optimize the surfactant concentration in the rinse liquid. In other words, even if the optimum surfactant concentration is set in the lithography process using KrF, the concentration of the surfactant is not optimal in the lithography process using ArF, and therefore pattern collapse cannot be reduced.
[0006]
Further, depending on the concentration of the surfactant in the rinse liquid to be used, there may be a problem that the resist is dissolved.
[0007]
Furthermore, the surface tension of the rinsing liquid depends on the contact surface (interface), and the lithographic process using KrF and the lithographic process using ArF have different resist surface states. The optimum surfactant concentration may vary.
[0008]
In view of such circumstances, an object of the present invention is to provide a development processing method and a development processing apparatus capable of varying the concentration of a surfactant and performing development processing at an optimal processing liquid concentration according to the process. .
[0009]
Conventionally, it takes time to measure the concentration of the surfactant, and the apparatus is large, so it has been difficult to change the concentration to a desired concentration in real time during the development process.
[0010]
In view of such circumstances, a further object of the present invention is to provide a development processing method and a development processing apparatus capable of changing the concentration of the processing solution in real time during the development processing.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
To achieve the above objective, The development processing method of the present invention comprises: (A) a step of mixing the first treatment liquid and a second treatment liquid for reducing the surface tension of the first treatment liquid; and (b). Detecting the temperature of the mixed liquid, (c) estimating the concentration of the second treatment liquid in the liquid mixture based on the detected temperature, and (d) performing a first step based on the estimation result. A step of creating a rinse liquid having a desired concentration by controlling a liquid volume ratio of mixing the first processing liquid and the second processing liquid; and (e). Supplying the prepared rinse solution onto the substrate and washing away the developer on the substrate.
[0012]
In the present invention, the second treatment liquid is mixed in the first treatment liquid to reduce the surface tension of the first treatment liquid, and the concentration of the second treatment liquid in the mixture liquid is detected. Since the rinsing liquid having a desired concentration is created by controlling the mixing ratio of the two liquid amounts, the processing can be performed with the rinsing liquid having the optimum concentration for each processing process. Thereby, for example, pattern collapse can be prevented.
[0013]
The concentration may be detected at a predetermined time interval, for example. Alternatively, if it is performed for each type of pattern formed after development, for example, the density can be made variable according to the aspect ratio of the resist pattern. Thereby, for example, when the aspect ratio is low, the concentration can be lowered and the second processing liquid can be saved. Furthermore, since the treatment can be performed with a rinsing solution having an optimum surfactant concentration for various resists in various processes, for example, the problem of dissolving the resist can be solved.
[0015]
This As described above, by estimating the concentration based on the temperature of the mixed solution, it is only necessary to detect the temperature instead of detecting a concentration that is relatively difficult to detect. Speed up can be achieved. Therefore, the density can be changed in real time even during the development process, and the change of the rinsing liquid according to the processing process becomes easy.
[0016]
Specifically, before the step (a), the second treatment having a second temperature different from the first temperature is applied to the first treatment liquid having the first temperature and the liquid amount. A step of mixing the liquid in stages, and the temperature of the mixed liquid of the first processing liquid and the second processing liquid is measured in each of the stages, and the second processing in the mixed liquid A step of measuring the concentration of the liquid at each step, and a step of storing a temperature-concentration relationship by associating the concentration and temperature of the mixed solution for each step of the measured liquid amount, (C) Estimates the concentration based on the stored temperature-concentration relationship. Thus, by storing the temperature-concentration relationship in advance by associating the concentration and temperature of the liquid mixture for each liquid amount of each stage of the second treatment liquid, a temperature that is relatively easy to detect is detected. The concentration of the mixed solution can be easily specified simply by doing. Therefore, once the temperature-concentration relationship is created, it is not always necessary to detect the concentration, and the apparatus configuration is simplified. This also makes it possible to change the density in real time even during the development process, and it is easy to change the rinse solution according to the processing process.
[0018]
The development processing apparatus of the present invention comprises a means for mixing the first processing liquid and the second processing liquid for reducing the surface tension of the first processing liquid, Means for detecting the temperature of the mixed liquid mixture, means for estimating the concentration of the second treatment liquid in the liquid mixture based on the detected temperature, and an estimation result And a means for producing a rinse liquid having a desired concentration by controlling a liquid volume ratio for mixing the first treatment liquid and the second treatment liquid on the substrate supplied with the developer. And a nozzle for discharging.
[0019]
In the present invention, the second treatment liquid is mixed in the first treatment liquid to reduce the surface tension of the first treatment liquid, and the concentration of the second treatment liquid in the mixture liquid is detected. The rinsing liquid having a desired concentration is prepared by controlling the mixing ratio of the two liquid amounts, and the rinsing liquid having the desired concentration is discharged from the nozzle, and the rinsing liquid having the optimum concentration for each processing process. Can be processed.
[0020]
In one embodiment of the present invention, the mixing means is provided inside the nozzle. Thereby, the rinse liquid can be discharged while changing the concentration in real time during the rinsing process, and the processing time can be shortened.
[0021]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
1 to 3 are views showing an overall configuration of a coating and developing treatment apparatus according to an embodiment of the present invention. FIG. 1 is a plan view, and FIGS. 2 and 3 are a front view and a rear view.
[0022]
The coating and developing treatment apparatus 1 carries a plurality of semiconductor wafers W in the wafer cassette CR, for example, in units of 25, from the outside to the apparatus 1 or unloads from the apparatus 1, or carries in / out the wafer W from / to the wafer cassette CR. A
[0023]
In the
[0024]
As shown in FIG. 1, the
[0025]
Further, a heat treatment unit is installed on the back side of the first main wafer transfer apparatus A1, and for example, an adhesion unit (AD) 110 for hydrophobizing the wafer W, a heating unit (for heating the wafer W) ( HP) 113 are stacked in multiple stages as shown in FIG. The adhesion unit (AD) may further include a mechanism for adjusting the temperature of the wafer W. On the back side of the second main wafer transfer device A2, a peripheral exposure device (WEE) 120 that selectively exposes only the edge portion of the wafer W, and a film thickness inspection device that inspects the resist film thickness applied to the
[0026]
As shown in FIG. 3, in the third processing unit G3, an oven-type processing unit that performs a predetermined process by placing the wafer W on a mounting table, for example, a high-temperature heat processing unit that performs a predetermined heat process on the wafer W (BAKE), a cooling processing unit (CPL) that cools the wafer W with accurate temperature control, a transition unit (TRS) that serves as a transfer unit of the wafer W from the
[0027]
For example, as shown in the fourth processing unit part G4 of FIG. 1, the heating processing unit includes a temperature control plate C for controlling the temperature of the wafer W on the front side, and heating for heating the wafer W. A plate H is disposed on the back side.
[0028]
In FIG. 1, a first processing unit part G1 and a second processing unit part G2 are provided side by side in the Y direction on the apparatus front side of the processing station 12 (downward in the figure). Between the first processing unit part G1 and the
[0029]
As shown in FIG. 2, in the first processing unit G1, five spinner type processing units that perform predetermined processing by placing the wafer W on a spin chuck in a cup CP, for example, resist as a resist film forming unit. The coating processing unit (COT) has three stages, and a bottom coating unit (BARC) for forming an antireflection film for preventing reflection of light during exposure is superposed in two stages and five stages in order from the bottom. Similarly, in the second processing unit G2, five spinner type processing units, for example, development processing units (DEV) as development processing units are stacked in five stages. In the resist coating processing unit (COT), the drainage of the resist solution is troublesome both in terms of mechanism and maintenance, and thus is preferably arranged in the lower stage. However, it can be arranged in the upper stage as required.
[0030]
In addition, chemical chambers (CHM) 26 and 28 for supplying the above-described predetermined processing liquid to the respective processing unit units G1 and G2 are provided at the lowermost stages of the first and second processing unit units G1 and G2, respectively. Yes.
[0031]
A portable pickup cassette CR and a stationary buffer cassette BR are arranged in two stages on the front surface of the
[0032]
Next, an example of processing steps in the coating and developing treatment apparatus 1 configured as described above will be described.
[0033]
First, in the
[0034]
Next, the wafer W and the wafer W are carried into a resist coating unit (COT) to form a resist film. When the resist film is formed, the wafer W is transferred to the pre-baking unit (PAB) by the first main transfer device A1. Here, first, the wafer W is placed on the temperature control plate C, the wafer W is moved to the heating plate H side while being temperature controlled, and is placed on the heating plate H and subjected to heat treatment. After the heat treatment is performed, the wafer W is transferred again to the first main transfer device A1 via the temperature control plate C. Thereafter, the wafer W is cooled at a predetermined temperature in a cooling processing unit (CPL).
[0035]
Next, the wafer W may be taken out by the second main transfer device A2 and transferred to the film
[0036]
Then, the wafer W is conveyed to a development processing unit (DEV) and subjected to development processing. After this development processing, a predetermined heat treatment (post-baking) may be performed. After the development process is completed, the wafer W is subjected to a predetermined cooling process in the cooling unit (COL) and returned to the cassette CR through the extension unit (EXT).
[0037]
Next, the development processing unit (DEV) according to the present invention will be described in detail. 4 and 5 are a plan view and a cross-sectional view showing a development processing unit (DEV) according to an embodiment of the present invention.
[0038]
In this unit, a fan / filter unit F for supplying clean air into the
[0039]
In the cup CP, pins 48 for transferring the wafer W are provided so as to be moved up and down by a driving
[0040]
The developing
[0041]
Further, a
[0042]
In addition, the rinse
[0043]
FIG. 6 is a schematic configuration diagram of a supply mechanism for supplying the rinse liquid.
[0044]
A
[0045]
A
[0046]
On the side wall of the
[0047]
In addition, the switching operation of the switching
[0048]
Regarding the operation of the
[0049]
Here, the absorbance is the degree of absorption A of the substance by the transmittance I / I. 0 Is the numerical value expressed as the reciprocal of the common logarithm of
A = -log (I / I 0 ) = Εdc
It is expressed by the formula. Here, regarding this embodiment, I 0 Is the intensity of light emitted by the
[0050]
By performing concentration measurement with such a
[0051]
As for the operation of the development processing unit (DEV), first, as shown in FIGS. 8A and 8B, the
[0052]
As described above, in the present embodiment, the concentration of the mixed liquid of pure water and surfactant is detected, and this is fed back to control the mixing ratio of both liquid amounts to create a rinse liquid having a desired concentration. Therefore, it is possible to perform the treatment with the rinsing liquid having the optimum concentration for each treatment process. Specifically, even when the lithography process using KrF in the exposure process and the lithography process using ArF have greatly different characteristics of the resist material used, according to the present embodiment, Further, it can be treated with a rinsing liquid having a desired surfactant concentration, for example, pattern collapse can be prevented.
[0053]
In this embodiment, the concentration-absorbance relationship is stored in advance, and the concentration of the surfactant is estimated based on this relationship, so that a rinsing liquid having a desired concentration can be quickly created. Therefore, the density can be changed in real time even during the development process, and the change of the rinsing liquid according to the processing process becomes easy.
[0054]
The surfactant concentration can be changed at predetermined time intervals. For example, it may be performed a predetermined number of times a day or every predetermined number of substrates. Further, since the concentration-absorbance relationship is stored in advance as in the present embodiment, the concentration can be changed quickly, so that it can be performed every time one substrate is processed. Alternatively, if it is performed for each type of pattern, for example, the density can be made variable according to the aspect ratio of the resist pattern. Thereby, for example, when the aspect ratio is low, the concentration of the rinsing liquid can be lowered and the surfactant can be saved.
[0055]
In this embodiment, a color former that chemically reacts with the surfactant is supplied in the
[0056]
FIG. 9 is a configuration diagram showing another embodiment of the rinse liquid supply mechanism. In the present embodiment, a temperature sensor is added to the
[0057]
The
[0058]
In the present embodiment, specifically, as shown in FIG. 10, when a surfactant is mixed with pure water set at a predetermined liquid amount and a predetermined temperature while changing the liquid amount (mol) stepwise. Surfactant concentration at each stage (mol / dm Three ), The temperature of each liquid mixture corresponding to (the temperature of the rinse liquid) is measured. The relationship table 80 thus completed is stored in advance in a storage unit (not shown) of the
[0059]
In the present embodiment, for example, pure water having a liquid volume of 1 liter and a temperature of 24.0 ° C. is prepared, and the liquid volume is changed in a plurality of steps from a (mol) to i (mol). A surfactant set at 0 ° C. is mixed, and these concentrations A to I are measured. This concentration measurement can be performed using the
[0060]
In addition, the temperature of the pure water and the surfactant was set to 24.0 ° C. and 15.0 ° C. so that the temperature of the rinsing liquid after mixing both liquids becomes as constant as possible, for example, 23 ° C. It is for making. This temperature of 23 ° C. is the temperature in the clean room and also the temperature of the wafer, so that the rinse liquid adjusted to a temperature as close to 23 ° C. as possible is supplied onto the wafer.
[0061]
In the actual development process, for example, the
[0062]
Note that a temperature control function may be provided in the
[0063]
As described above, in the present embodiment, the
[0064]
Note that the temperature values shown in the table 80 are only an example. Therefore, in order to manage the concentration with higher accuracy, the concentration of the rinsing liquid corresponding to a plurality of different temperatures may be managed in addition to the pure water temperature of 24.0 ° C. Similarly, the surfactant is not limited to 15.0 ° C., and the amount of pure water is not limited to 1 liter.
[0065]
FIG. 11 is a configuration diagram showing still another embodiment of the rinsing liquid supply mechanism. In FIG. 11, the same components as those in FIG. 6 are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted.
[0066]
In this rinse liquid supply mechanism,
[0067]
An
[0068]
The
[0069]
The method for creating a rinse solution having a desired concentration can be performed based on the relationship between the absorbance and the concentration as described above, and a temperature sensor is provided in the
[0070]
Further, the
[0071]
The present invention is not limited to the embodiments described above, and various modifications are possible.
[0072]
For example, although the ionic surfactant is used in the above embodiment, the present invention is not limited to this, and a nonionic surfactant or a fluorosurfactant may be used. In this case, it is preferable to use the color former that reacts with these surfactants.
[0073]
Moreover, although the semiconductor wafer was used as a board | substrate in the said embodiment, not only this but the glass substrate used for a liquid crystal device may be sufficient.
[0074]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the concentration of the surfactant can be made variable, and the development processing can be performed with the optimum concentration of the processing solution according to the process. Further, the concentration of the processing solution can be varied in real time during the development processing.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view of a coating and developing treatment apparatus to which the present invention is applied.
FIG. 2 is a front view of the coating and developing treatment apparatus shown in FIG.
FIG. 3 is a rear view of the coating and developing treatment apparatus shown in FIG.
FIG. 4 is a plan view of a development processing unit according to an embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a cross-sectional view of the development processing unit shown in FIG.
FIG. 6 is a configuration diagram of a rinse liquid supply mechanism according to an embodiment.
FIG. 7 is a graph showing the relationship between absorbance and concentration.
FIG. 8 is a diagram illustrating an operation when supplying a developing solution in a developing process.
FIG. 9 is a configuration diagram of a rinse liquid supply mechanism according to another embodiment.
FIG. 10 is a relationship table showing the relationship between the concentration of rinse solution and temperature.
FIG. 11 is a configuration diagram of a rinse liquid supply mechanism according to still another embodiment.
[Explanation of symbols]
W ... Semiconductor wafer
A to I: Concentration
37 ... Pure water tank
38 ... Surfactant tank
40 ... Movement mechanism controller
54, 55 ... 1st pump, 2nd pump
56 ... Static mixer
59 ... Temperature sensor
65 ... Control unit
70: Concentration detector
80 ... Relationship table
90, 153 ... rinse nozzle
Claims (5)
(b)前記混合された混合液の温度を検出する工程と、
(c)検出された温度に基づき、前記混合液中の第2の処理液の濃度を推定する工程と、
(d)推定結果に基づき第1の処理液と第2の処理液とを混合する液量比を制御して所望の濃度のリンス液を作成する工程と、
(e)作成されたリンス液を基板上に供給して該基板上の現像液を洗い流す工程と
を具備することを特徴とする現像処理方法。(A) mixing a first treatment liquid and a second treatment liquid that lowers the surface tension of the first treatment liquid;
(B) detecting the temperature of the mixed liquid mixture;
(C) estimating the concentration of the second treatment liquid in the mixed liquid based on the detected temperature;
(D) controlling a liquid volume ratio for mixing the first treatment liquid and the second treatment liquid based on the estimation result to create a rinse liquid having a desired concentration;
(E) supplying the prepared rinse solution onto the substrate and washing away the developer on the substrate.
前記工程(a)の前に、
第1の温度及び液量を有する前記第1の処理液に、前記第1の温度とは異なる第2の温度を有する前記第2の処理液を段階的に液量を変えて混合する工程と、
前記第1の処理液と第2の処理液との混合液の温度を前記各段階で計測するとともに、混合液中の第2の処理液の濃度を前記各段階で計測する工程と、
計測された液量の各段階ごとに混合液の濃度と温度とを対応付けて温度−濃度関係を記憶する工程とを具備し、
前記工程(c)は、前記記憶された温度−濃度関係に基づき当該濃度を推定する
ことを特徴とする現像処理方法。The development processing method according to claim 1 ,
Before the step (a),
Mixing the second treatment liquid having a second temperature different from the first temperature into the first treatment liquid having the first temperature and the liquid amount in stages with different liquid amounts; ,
Measuring the temperature of the liquid mixture of the first treatment liquid and the second treatment liquid at each stage, and measuring the concentration of the second treatment liquid in the liquid mixture at each stage;
Storing the temperature-concentration relationship by associating the concentration and temperature of the liquid mixture for each stage of the measured liquid volume,
The step (c) estimates the density based on the stored temperature-density relationship.
前記混合された混合液の温度を検出する手段と、
検出された温度に基づき、前記混合液中の第2の処理液の濃度を推定する手段と、
推定結果に基づき第1の処理液と第2の処理液とを混合する液量比を制御して所望の濃度のリンス液を作成する手段と、
作成されたリンス液を現像液が供給された基板上に吐出するノズルと
を具備することを特徴とする現像処理装置。Means for mixing the first treatment liquid and the second treatment liquid for reducing the surface tension of the first treatment liquid;
Means for detecting the temperature of the mixed liquid mixture;
Means for estimating the concentration of the second treatment liquid in the liquid mixture based on the detected temperature;
Means for controlling a liquid volume ratio for mixing the first treatment liquid and the second treatment liquid based on the estimation result to create a rinse liquid having a desired concentration;
A development processing apparatus comprising: a nozzle that discharges the prepared rinse liquid onto a substrate supplied with the development liquid.
第1の温度及び液量を有する前記第1の処理液に対する第2の処理液の段階的な液量に応じた濃度と、これら各濃度に対応する前記混合液の温度とを対応付けて温度−濃度関係を記憶する手段をさらに具備し、
前記濃度の推定手段は、前記温度−濃度関係に基づき該濃度を推定する
ことを特徴とする現像処理装置。The development processing apparatus according to claim 3 ,
The temperature corresponding to the stepwise liquid amount of the second processing liquid with respect to the first processing liquid having the first temperature and the liquid amount and the temperature of the mixed liquid corresponding to each of these concentrations -Further comprising means for storing the concentration relationship;
The development processing apparatus, wherein the density estimation means estimates the density based on the temperature-density relationship.
前記混合手段は、前記ノズル内部に備えられている
ことを特徴とする現像処理装置。The development processing apparatus according to claim 3 ,
The development processing apparatus, wherein the mixing unit is provided in the nozzle.
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