JP3858969B2 - パチンコ機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリペイドカードなどによって玉貸しの清算を行なうパチンコ機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のパチンコ機として、パチンコ機の本体内に内蔵されて制御信号の授受に応じて必要数の遊技球を送り出す遊技球送り出し装置と、当該パチンコ機の本体側部に配設されてプリペイドカードの読み書きを行なうとともに貸玉ボタンの操作に応じて上記遊技球送り出し装置と制御信号を授受して遊技球の送り出しを指示するカード処理装置とを備えたものが知られている。
【0003】
かかる構成において、遊技者がカード処理装置にプリペイドカードを挿入して貸玉ボタンを操作すると、カード処理装置はプリペイドカードで清算可能な範囲で上記遊技球送り出し装置に遊技球の送り出しを指示する制御信号を出力する。すると、遊技球送り出し装置は同制御信号により指示された玉数だけパチンコ機の上皿に遊技球を送り出す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のパチンコ機においては、遊技球送り出し装置とカード処理装置とが互いに相手方装置と制御信号の授受を行なうことにより動作していたため、いずれか一方のみが故障した場合に正常な制御信号の授受ができなくなり、所定の動作を行なうことができなくなるとともに、いずれが故障したのかも不明となってしまうという課題があった。
【0005】
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、故障の発生時に故障した機器を明確にして対応の敏速化に貢献せしめることが可能なパチンコ機の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、貸玉ボタンの操作に基づいてカード処理手段から出力される玉貸要求信号を受信し、適宜玉貸可能信号の信号状態を制御し、さらに前記玉貸要求信号に応じて所定数の遊技球を送り出す遊技球送り出し処理を実行可能な遊技球送り出し手段と、前記遊技球送り出し手段から出力される前記玉貸可能信号を受信し、適宜前記玉貸要求信号の信号状態を制御し、さらにカード状記録媒体に記録されたデータを読み書きして更新する玉貸し処理を実行可能な前記カード処理手段とを具備するパチンコ機において、
前記遊技球送り出し手段は、前記遊技球送り出し手段自身が異常であるか否かを判定する第1異常判定手段と、前記カード処理手段から受信する前記玉貸要求信号の信号状態に基づいて前記カード処理手段が異常であるか否かを判定する第2異常判定手段と、前記第1異常判定手段の判定結果が異常である場合には、その旨を視認可能に表示する第1の表示手段と、前記第2異常判定手段の判定結果が異常である場合には、その旨を視認可能に表示する第2の表示手段とを備えるとともに、前記カード処理手段は、前記カード処理手段自身が異常であるか否かを判定する第3異常判定手段と、前記遊技球送り出し手段から受信する前記玉貸可能信号の信号状態に基づいて、前記遊技球送り出し手段が異常であるか否かを判定する第4異常判定手段と、前記第3異常判定手段の判定結果が異常である場合には、その旨を視認可能に表示する第3の表示手段と、前記第4異常判定手段の判定結果が異常である場合には、その旨を視認可能に表示する第4の表示手段とを備える構成としてある。
【0007】
上記のように構成した請求項1にかかる発明においては、遊技球送り出し手段にて所定の制御信号の授受に応じて所定数の遊技球を送り出す遊技球送り出し処理を実行する。そして、カード処理手段は、操作スイッチの操作に応じてこの遊技球送り出し手段と前記制御信号の授受を行ない、この制御信号により前記遊技球送り出し手段による遊技球の送り出しを要求するとともにカード状記録媒体に記録されたデータを読み書きして更新を行なう玉貸し処理を実行する。このとき、遊技球送り出し手段は、カード処理手段と信号の送信を互いに行いつつ前記遊技球送り出し処理を実行する。一方、カード処理手段は、遊技球送り出し手段と信号の送信を互いに行いつつ前記玉貸し処理を実行する。そして、遊技球送り出し手段は、前記遊技球送り出し手段自身が異常であるか否かを判定する第1異常判定手段と、前記カード処理手段から受信する前記玉貸要求信号の信号状態に基づいて前記カード処理手段が異常であるか否かを判定する第2異常判定手段とを有する。また、カード処理手段は、カード処理手段自身が異常であるか否かを判定する第3異常判定手段と、遊技球送り出し手段から受信する前記玉貸可能信号の信号状態に基づいて、前記遊技球送り出し手段が異常であるか否かを判定する第4異常判定手段とを有する。さらには、遊技球送り出し手段は、第1異常判定手段の判定結果が異常である場合には、第1の表示手段にて、その旨を視認可能に表示するとともに、第2異常判定手段の判定結果が異常である場合には、第2の表示手段にて、その旨を視認可能に表示する。また、カード処理手段は、前記第3異常判定手段の判定結果が異常である場合には、第3の表示手段にて、その旨を視認可能に表示し、第4異常判定手段の判定結果が異常である場合には、第4の表示手段にて、その旨を視認可能に表示する。
【0008】
すなわち、遊技球送り出し手段とカード処理手段は相互に信号の状態を基に異常を判定し合うとともに、自身の異常も判定している。これにより、遊技球送り出し手段にて異常が発生すれば、自身の第1異常判定手段、もしくはカード処理手段の第4異常判定手段にて、遊技球送り出し手段自身の異常を判定するとともに、第1の表示手段と、第4の表示手段にて異常を表示する。また、カード処理手段にて異常が発生すれば、自身の第3異常判定手段、もしくは遊技球送り出し手段の第2異常判定手段にて、カード処理手段自身の異常を表示するとともに、第2の表示手段と、第3の表示手段にてカード処理手段の異常を表示することができる。これにより、遊技球送り出し手段の玉送り出し処理と、カード処理手段の玉貸し処理中において、故障箇所の判定を明確に行うことが可能となる。
【0009】
異常を検出した場合の後処理の一例として、請求項2にかかる発明は、前記請求項1に記載のパチンコ機において、前記遊技球送り出し手段は、前記第1異常判定手段の判定結果が異常である場合には、前記遊技球送り出し処理を終了させるとともに、前記カード処理手段は、前記第3異常判定手段の判定結果が異常である場合には、前記玉貸し処理を終了させる構成としてある。
上記のように構成した請求項2にかかる発明においては、第1異常判定手段が遊技球送り出し手段自身の異常を判定した場合は、玉送り出し処理を終了させる。また、第3異常判定手段がカード処理手段自身の異常を判定した場合は、玉貸し処理を終了させる。
【0010】
前記遊技球送り出し手段は、前記第2異常判定手段の判定結果が異常である場合には、前記遊技球送り出し処理を終了させるとともに、前記カード処理手段は、前記第4異常判定手段の判定結果が異常である場合には、前記玉貸し処理を終了させてもよい。
また、前記遊技球送り出し手段は、前記遊技球送り出し手段自身が異常であるか否かを判定した後、判定結果が異常でない場合は、前記カード処理手段から受信する前記玉貸要求信号の信号状態に基づいて前記カード処理手段が異常であるか否かの判定を行い、前記カード処理手段は、前記カード処理手段自身が異常であるか否かを判定した後、判定結果が異常でない場合は、前記遊技球送り出し手段から受信する前記玉貸可能信号の信号状態に基づいて前記遊技球送り出し手段が異常であるか否かの判定を行う構成であってもよい。
さらに、前記遊技球送り出し手段は、送信される信号状態に基づく前記カード処理手段からの前期玉貸要求がない待機中では、前記第1異常判定手段にて前記遊技球送り出し手段自身が異常であるか否かの判定を繰返し行うとともに、前記カード処理手段は、前記貸玉ボタンの操作が行われていない待機中では、前記第3異常判定手段にて前記カード処理手段自身が異常であるか否かの判定を繰返し行う構成としてもよい。
【0011】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、共同して遊技球の送り出しを行なう遊技球送り出し手段とカード処理手段という二つの手段において、異常が生じたときに、異常が発生した手段を即時に判断することができるため、修理などを敏速に行なうことができ、復旧の敏速化を向上せしめることが可能であるとともに、異常を監視するために特別な処理を行わせる必要がないため構成を簡素化することが可能なパチンコ機を提供することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面にもとづいて本発明の実施例を説明する。
図1は本発明の一実施例にかかるパチンコ機のブロック図、図2はパチンコ機の外観を示す斜視図、図3はパチンコ機の背面図である。
図において、パチンコ機10は、プイペイドカードの読み書きなどを制御するカード処理ユニット(カード処理手段)20と、所定数だけ遊技球を送り出す玉送り出しユニット(遊技球送り出し手段)30とを備えている。
【0013】
カード処理ユニット20は、パチンコ機10の側面に並設された幅狭の筺体内に組み込まれ、当該筺体の前面にプリペイドカードの挿入されるスリット21aを有するカード読み書き部21と、パチンコ機10の上皿に組み込まれてプリペイドカードの残高を表示する表示部22と、この表示部22の近傍に配設されて玉貸しと返却とを指示する操作部23と、内蔵するマイコン24aによってこれらのカード読み書き部21と表示部22と操作部23とを制御することによりプリペイドカードによる玉貸しの清算を行なったり残高を表示せしめたりするカード制御部24とを備えている。
【0014】
ここで、表示部22は三桁のデジタル表示器22aを備えて百円単位でプリペイドカードの残高を表示し、操作部23は貸玉ボタン(操作スイッチ)23aと返却ボタン23bとを備えてそれぞれを押下することにより玉貸しと返却の指示とを行なう。また、当該カード処理ユニット20は、上記カード制御部24による制御のもとで自機の故障や玉送り出しユニット30の故障の表示を行なうカード機側故障表示器25と、同じくカード制御部24による制御のもとでフォトカプラ40を介して玉送り出しユニット30と制御信号の授受を行なうカード機側通信部26とを備えている。同カード機側故障表示器25は自機の故障の表示を行なう第一のLED25aと玉送り出しユニット30の故障の表示を行なう第二のLED25bとを備えており、カード制御部24が図4に示す玉貸し処理の実行して故障を検出したときにそれぞれを点滅せしめる。
【0015】
なお、上記カード制御部24とカード機側故障表示器25とカード機側通信部26とによりカード処理ユニット側の異常検出表示手段を構成している。一方、玉送り出しユニット30は、フォトカプラ40を介してカード処理ユニット20との制御信号の授受を行なう玉送り出し機側通信部31と、制御信号に応じた所定数の遊技球を上皿に送り出す玉送り出し機構32と、内蔵するマイコン33aにより上記玉送り出し機側通信部31を制御して上記カード処理ユニット20との通信を行なうとともに上記玉送り出し機構32による遊技球の送り出しを制御する玉送り出し制御部33とを備えている。
【0016】
また、当該玉送り出しユニット30は、上記玉送り出し制御部33による制御のもとで自機の故障やカード処理ユニット20の故障の表示を行なう玉送り出し機側故障表示器34を備えており、玉送り出し機側故障表示器34は自機の故障の表示を行なう第三のLED34aとカード処理ユニット20の故障の表示を行なう第四のLED34bとを備えており、玉送り出し制御部33が図5に示す玉送り出し処理の実行して故障を検出したときにそれぞれを点滅せしめる。
【0017】
従って、この場合においては、上記玉送り出し機側通信部31と玉送り出し制御部33と玉送り出し機側故障表示器34とにより玉送り出しユニット側の異常検出表示手段を構成している。なお、カード処理ユニット20と玉送り出しユニット30とを接続するフォトカプラ40は、カード機側通信部26と玉送り出し機側通信部31との間で玉貸要求信号と玉貸可能信号とを授受するための二回線を備えている。
【0018】
次に、上記構成からなる本実施例の動作を説明する。
電源が投入されると、カード処理ユニット20と玉送り出しユニット30とにおいてそれぞれのカード制御部24と玉送り出し制御部33のマイコン24a,33aが図4及び図5に示す制御処理の実行を開始する。カード処理ユニット20においては、マイコン24aは図4に示すステップ100にて玉貸要求信号をハイレベルとすることにより玉貸非要求の状態を表し、ステップ110にて自機に故障が生じていないかを診断する。
【0019】
いま、カード処理ユニット20と玉送り出しユニット30のいずれにおいても故障が生じていないとすると、マイコン24aはステップ110にて自機に故障が生じていないと判断し、ステップ130にて貸玉ボタン23aが操作されていないか判断する。電源を投入した直後においては遊技中ではないのが普通であるから、マイコン24aは同貸玉ボタン23aが操作されていないと判断して再度ステップ110に戻り、以上の判断を繰り返す。
【0020】
一方、玉送り出しユニット30においては、マイコン33aは図5に示すステップ200にて玉貸可能信号をハイレベルとすることにより玉貸可能状態を表し、ステップ210にて自機に故障が生じていないか判断する。しかし、いまは自機に故障が生じていないのでマイコン33aはステップ230にて玉貸要求があるか否かを判断する。上述したように、カード処理ユニット20においては玉貸非要求状態となっているので、マイコン33aは玉貸要求がないと判断してステップ210に戻り、以上のループを繰り返して待機する。
【0021】
このような待機中に、遊技者が遊技を開始するためにプリペイドカードをカード読み書き部21のスリット21aに挿入すると、マイコン24aは図示しない割り込み処理を実行してカード読み書き部21にて同プリペイドカードの残高を読み取り、表示部22に表示せしめる。遊技者は表示された残高を見て貸玉ボタン23aを押下すると、マイコン24aはステップ130にて貸玉ボタン23aが操作されたと判断し、ステップ140にて玉貸可能信号の状態を検出して玉貸可能であるか否かを判断する。
【0022】
玉送り出しユニット30においてはステップ200にて玉貸可能状態としているので、マイコン24aはステップ140にて玉貸可能であると判断し、ステップ170にて玉貸要求信号をローレベルとして玉貸要求状態を表す。玉貸要求信号がローレベルとなると、玉送り出しユニット30のマイコン33aはステップ230にて玉貸要求があったものと判断し、ステップ240にて玉貸可能信号をローレベルとすることにより玉貸不可能状態を表した後、ステップ250にて玉送り出し機構32を制御して遊技球を送り出す。
【0023】
マイコン33aは玉送り出し機構32に対して遊技球の送り出しを指示した後、ステップ260にて同玉送り出し機構32から送り出しが終了した通知を待ち続けており、終了の通知があるとステップ270にて玉貸可能信号をハイレベルに戻して玉貸可能状態を表す。上述したように、玉貸要求を表すと玉送り出しユニット30の側が玉貸不可能を表示するため、カード処理ユニット20におけるマイコン24aはステップ170にて玉貸要求を表した後、ステップ180にて玉貸可能信号がハイレベルに復帰されていないか検出することにより、玉貸可能状態となっていないか判断する。
【0024】
通常の玉送り出し作業は開始から終了まで10秒以内で完了するはずであり、マイコン24aはステップ190にて玉貸要求を表してから10秒が経過していないか判断し、10秒以内であれば再度ステップ180にて玉貸可能に戻っていないか判断する。玉の送り出しが終了して玉貸可能信号がハイレベルとなると、マイコン24aはステップ195にて玉貸要求信号をハイレベルに戻すことにより、玉貸非要求状態を表し、ステップ110に戻って自機の故障の判断と貸玉ボタンの操作の検出を繰り返す。
【0025】
また、玉送り出しユニット30においてはマイコン33aはステップ280にて玉貸要求信号がハイレベルに戻ったか否かを判断し、ハイレベルに戻っていない場合はステップ290にて玉貸可能を表してから0.5秒が経過していないか判断する。0.5秒間内は再度ステップ280に戻って玉貸要求信号が回復したかを判断し、同玉貸要求信号がハイレベルとなったときにマイコン33aはステップ210に戻って自機の故障の判断と玉貸要求があるか否かの検出を繰り返す。なお、このようにして玉の送り出しを完了した後、図示しない割り込み処理などによってマイコン24aはカード読み書き部21を制御し、貸玉に対する清算を行なうとともに清算後の残高を表示部22に表示せしめる。
【0026】
図6は貸玉ボタンを操作した場合における玉貸要求信号と玉貸可能信号の変化状態を表しており、図6(I)は時刻t0にて貸玉ボタンを押下して玉貸しが行なわれた状態を示している。これに対し、図6(II)に示すように玉送り出しユニット30が玉の送り出しを行なっているときに、時刻t0にて貸玉ボタン23aを押下したとすると、貸玉ボタン23aを押下したときには玉貸不可能状態となっており、マイコン24aはステップ140にて玉貸不可能であると判断し、ステップ150にて貸玉ボタン23aの操作から10秒が経過していないか判断する。
【0027】
正常に作動しているときは玉の送り出しに10秒以上を要しないので、貸玉ボタン23aの操作から10秒以内に玉の送り出し作業が終了して玉貸可能信号はハイレベルに復帰され、ステップ150にて10秒が経過すると判断される前に玉の送り出しが開始される。これに対し、貸玉ボタン23aの操作に応じて玉の送り出しが開始された後、玉送り出しユニット30に故障が生じたとする。
【0028】
この場合、玉送り出しユニット30のマイコン33aはステップ250にて玉送り出し機構32に玉の送り出しを指示した後、ステップ260にて玉の送り出しの終了の通知を待ち続けているが、このときに当該通知が表れないので玉貸可能信号がローレベルのままとなる。玉の送り出しが開始されると、カード処理ユニット20におけるマイコン24aはステップ180とステップ190にて10秒以内に玉貸可能信号がハイレベルに復帰するのを待機しているが、上述したようにして玉貸可能信号がローレベルのままとなると図6(III )に示すようにして10秒が経過してしまう。
【0029】
すると、マイコン24aはステップ190にて10秒経過と判断し、ステップ160にてカード機側故障表示器25を制御して玉送り出しユニット30の故障を表示するために第二のLED25bを点滅せしめ、そのまま玉貸し処理を終了してしまう。むろん、この場合に図示しない制御線にてマイコン24aはホールのコンピュータなどに故障が生じたことを通知しておく。この場合、担当者がカード処理ユニット20の下方に配設された第二のLED25bの点滅を確認することにより、故障が玉送り出しユニット30の側に生じていることが分かる。
【0030】
また、貸玉ボタン23aを押下したときにマイコン24aはステップ140にて玉貸可能状態であるか否かを判断するが、このときに既に玉貸不可能な状態となっていて図6(IV)に示すようにしてそのまま10秒が経過してしまったときにも、マイコン24aはステップ160にて玉送り出しユニット30の故障を表示するために第二のLED25bを点滅せしめて玉貸し処理を終了する。
【0031】
上述した例においては、玉送り出しユニット30の側に故障が生じた場合について説明した。ところで、貸玉ボタン23aを押下して玉の送り出しが開始され、正常に所定数の玉を送り出すと玉貸可能信号はステップ270にてハイレベルに復帰され、マイコン33aはステップ280にて玉貸要求信号がハイレベルに復帰されたか否かを検出する。
【0032】
このときにカード処理ユニット20において故障が生じると、第6図(V)に示すように玉貸要求信号がハイレベルに復帰されず、そのまま0.5秒が経過する。すると、マイコン33aはステップ300にて玉送り出し機側故障表示器34を制御してカード処理ユニット20の故障を表示するために第四のLED34bを点滅せしめ、そのまま玉送り出し処理を終了してしまう。むろん、この場合にもマイコン33aはホールのコンピュータなどに故障が生じたことを通知しておく。
【0033】
この場合、担当者がパチンコ機10の背面をチェックすると玉送り出しユニット30のケースに配設された第四のLED34bが点滅しており、カード処理ユニット20の側に故障が生じていることを認識できる。
【0034】
また、カード処理ユニット20と玉送り出しユニット30のそれぞれにおいてマイコン24aとマイコン33aは自機の故障を検出しており、マイコン24aがステップ110にてカード処理ユニット20の故障を検出すると、ステップ120にてカード機側故障表示器25を制御して第一のLED25aを点滅せしめ、自己の故障を表示して玉貸し処理を終了する。一方、マイコン33aにおいてもこれと同様にしてステップ210にて自機に故障が生じていないかを検出しており、故障が生じている場合にはステップ220にて玉送り出し機側故障表示器34を制御して第三のLED34aを点滅せしめて玉送り出し処理を終了する。かかる場合に、担当者は故障の生じたパチンコ機10をチェックすることによりカード処理ユニット20に配設された第一のLED25aや玉送り出しユニット30に配設された第三のLED24aが点滅していることを確認して故障の生じた機器をすばやく認識することができる。
【0035】
なお、上述した実施例においては、カード処理ユニットと玉送り出しユニットの相互間で行なわれる玉貸要求などの制御信号の授受によって相手側の故障を検出しているが、それぞれにおいて各所の異常を表す制御信号線を配設し、互いにかかる制御信号線をモニターして異常を検出するような構成としても良い。また、異常を表示するにあたり、独自の表示素子を配設するのではなく一つのLEDで点滅方法を変えて異常を表示しても良いし、表示素子についてもLEDに限らず他の表示素子、例えば残高表示のデジタル表示器やパチンコ機10に配設されたデジタル表示器などを共用するようにしても良い。
【0036】
このように、カード処理ユニット20のマイコン24aがステップ190にて10秒経過と判断すると、ステップ160にてカード機側故障表示器25を制御して玉送り出しユニット30の故障を表示するために第二のLED25bを点滅させ、そのまま玉貸し処理を終了するとともに、玉送り出しユニット30のマイコン33aがステップ300にて玉送り出し機側故障表示器34を制御してカード処理ユニット20の故障を表示するために第四のLED34bを点滅させ、そのまま玉送り出し処理を終了することにより、第二のLED25bあるいは第四のLED34bの状態に基づいて故障しているユニットを簡単に特定することが可能になるとともに、各処理を終了することによっても故障しているユニットを特定することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるパチンコ機のブロック図である。
【図2】パチンコ機の外観を示す斜視図である。
【図3】パチンコ機の背面の概略を示す背面図である。
【図4】カード処理ユニットにおける玉貸し処理を表すフローチャートである。
【図5】玉送り出しユニットにおける玉送り出し処理を表すフローチャートである。
【図6】制御信号のタイミングを表すタイミングチャートである。
【符号の説明】
10…パチンコ機
20…カード処理ユニット
21…カード読み書き部
23…操作部
23a…貸玉ボタン
24…カード制御部
24a…マイコン
25…カード機側故障表示器
25a…第一のLED
25b…第二のLED
30…玉送り出しユニット
32…玉送り出し機構
33…玉送り出し制御部
33a…マイコン
34…玉送り出し機側故障表示器
34a…第三のLED
34b…第四のLED
Claims (5)
- 貸玉ボタンの操作に基づいてカード処理手段から出力される玉貸要求信号を受信し、適宜玉貸可能信号の信号状態を制御し、さらに前記玉貸要求信号に応じて所定数の遊技球を送り出す遊技球送り出し処理を実行可能な遊技球送り出し手段と、
前記遊技球送り出し手段から出力される前記玉貸可能信号を受信し、適宜前記玉貸要求信号の信号状態を制御し、さらにカード状記録媒体に記録されたデータを読み書きして更新する玉貸し処理を実行可能な前記カード処理手段とを具備するパチンコ機において、
前記遊技球送り出し手段は、
前記遊技球送り出し手段自身が異常であるか否かを判定する第1異常判定手段と、
前記カード処理手段から受信する前記玉貸要求信号の信号状態に基づいて前記カード処理手段が異常であるか否かを判定する第2異常判定手段と、
前記第1異常判定手段の判定結果が異常である場合には、その旨を視認可能に表示する第1の表示手段と、
前記第2異常判定手段の判定結果が異常である場合には、その旨を視認可能に表示する第2の表示手段とを備えるとともに、
前記カード処理手段は、
前記カード処理手段自身が異常であるか否かを判定する第3異常判定手段と、
前記遊技球送り出し手段から受信する前記玉貸可能信号の信号状態に基づいて、前記遊技球送り出し手段が異常であるか否かを判定する第4異常判定手段と、
前記第3異常判定手段の判定結果が異常である場合には、その旨を視認可能に表示する第3の表示手段と、
前記第4異常判定手段の判定結果が異常である場合には、その旨を視認可能に表示する第4の表示手段とを備えることを特徴とするパチンコ機。 - 前記請求項1に記載のパチンコ機において、
前記遊技球送り出し手段は、
前記第1異常判定手段の判定結果が異常である場合には、前記遊技球送り出し処理を終了させるとともに、
前記カード処理手段は、
前記第3異常判定手段の判定結果が異常である場合には、前記玉貸し処理を終了させることを特徴とするパチンコ機。 - 前記請求項1または請求項2のいずれかに記載のパチンコ機において、
前記遊技球送り出し手段は、
前記第2異常判定手段の判定結果が異常である場合には、前記遊技球送り出し処理を終了させるとともに、
前記カード処理手段は、
前記第4異常判定手段の判定結果が異常である場合には、前記玉貸し処理を終了させることを特徴とするパチンコ機。 - 前記請求項1〜請求項3のいずれかに記載のパチンコ機において、
前記遊技球送り出し手段は、前記遊技球送り出し手段自身が異常であるか否かを判定した後、判定結果が異常でない場合は、前記カード処理手段から受信する前記玉貸要求信号の信号状態に基づいて前記カード処理手段が異常であるか否かの判定を行い、
前記カード処理手段は、前記カード処理手段自身が異常であるか否かを判定した後、判定結果が異常でない場合は、前記遊技球送り出し手段から受信する前記玉貸可能信号の信号状態に基づいて前記遊技球送り出し手段が異常であるか否かの判定を行うことを特徴とするパチンコ機。 - 前記請求項1〜請求項4のいずれかに記載のパチンコ機において、
前記遊技球送り出し手段は、送信される信号状態に基づく前記カード処理手段からの前期玉貸要求がない待機中では、前記第1異常判定手段にて前記遊技球送り出し手段自身が異常であるか否かの判定を繰返し行うとともに、
前記カード処理手段は、前記貸玉ボタンの操作が行われていない待機中では、前記第3異常判定手段にて前記カード処理手段自身が異常であるか否かの判定を繰返し行うことを特徴とするパチンコ機。
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2001
- 2001-03-30 JP JP2001099566A patent/JP3858969B2/ja not_active Expired - Lifetime
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