JP3856766B2 - 連結構造及びそれを用いたマイクロホンホルダ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は2つの部材を連結する連結構造およびそれを用いたマイクロホンホルダに関し、特にマイクロホンを保持する部材とマイクロホンを他の物体へ装着する際の介助を行う部材とが上記連結構造により連結されたマイクロホンホルダに関する。
【0002】
【従来の技術】
音声認識技術が進歩するに伴って様々な機器を音声入力によって制御しようとする試みが行われ始めている。例えば、自動車内の運転席付近に設置されたカーナビゲーションシステムを運転者の音声入力によって操作しようとすることが行われている。他にも、コンピュータを使った文章作成をキーボードを使ったキー入力により行うのではなく、マイクロホンを使った音声入力により行うことも始められている。
【0003】
マイクロホンを使用した音声入力によりカーナビゲーションシステムやコンピュータなどの各種機器に対する制御を行う場合、操作者の発する音声指示がマイクロホンによって正確に受信されて認識される必要がある。特に、特定の方向から発せられた音声のみを選択的に受信するように構成された単一指向性マイクロホンを使用する場合、操作者の口の方向にマイクロホンが向いていなければ、音声指示を正確に受信できなくなるという問題が発生する。このような問題点に鑑みて、マイクロホンの向きを微調整できる機構を有するマイクロホンホルダに関する提案が行われている(例えば、特許文献1及び特許文献2を参照)。
【0004】
図7(a)及び図7(b)に例示するような特許文献1に記載のマイクロホンホルダ100は、クリップ部120で自動車内のサンバイザなどの他の物体を挟んで装着され、円弧状に形成されたマイクロホンホルダ100の保持部110の円周上にマイクロホン300のコードが嵌め込まれる複数の嵌合溝111を設けている。その結果、一旦、マイクロホン300のコードを嵌合溝111から取外し、その後、コードを別の嵌合溝111に嵌め込めば、マイクロホン300の向きを段階的に調整することができる。
【0005】
また、図8に例示するような特許文献2に記載のマイクロホンホルダ400は、一端にマイクロホン300が装着されたマイクロホン支持ロッド410の他端に球面体411を装着し、その球面体411が球面受け部412内で回動可能に且つ所望の角度で保持可能に嵌合されている。また、マイクロホンホルダ400は、クリップ部420によって自動車内のサンバイザなどの他の物体を挟んで装着されている。このように、マイクロホン支持ロッド410を動かせばマイクロホン300の向きを無段階で調整することができる。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−197169号公報
【0007】
【特許文献2】
実開平1−124792号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載のマイクロホンホルダでは、マイクロホンの向きは嵌合溝によって制限されるため、微調整が利かないという問題がある。また、マイクロホンの向きを調整するためにはマイクロホンを嵌合溝から取外し、その後、別の嵌合溝に嵌め込むという細かい作業が必要になるため、マイクロホンの向きの調整は片手で簡単に出来るものではなかった。
【0009】
また、特許文献2に記載のマイクロホンホルダは、マイクロホンの向きを無段階で調整でき、更に向きの調整を行う度にマイクロホンを取り外す必要が無いという利点を有するものの、マイクロホンホルダを構成する部品点数が多く且つ構成が複雑である。また、このマイクロホンホルダは実質的に複数の部品を機械的に組み合わせた構成となっているため、各部品を組み立てる際や各部品に分解する際に時間と手間とが多く必要になるという問題がある。
【0010】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、マイクロホンの向きの調整を簡単に行うことができる簡単な構成のマイクロホンホルダを提供する点にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明に係る連結構造の特徴構成は、第1嵌合部及び前記第1嵌合部から延出する第1延出部を有する第1部材と第2嵌合部を有する第2部材とを、前記第1嵌合部と前記第2嵌合部とを嵌合させて連結する連結構造であって、弾性変形可能な面状材料が折り曲げられた略U字形状の前記第2嵌合部が、その弾性力により前記第1嵌合部の表面を挟持して、前記第1嵌合部を部分的に取り囲んだ状態で前記第1嵌合部と嵌合し、前記第1延出部が、前記第1嵌合部を貫く所定の回転軸を中心として、前記第1嵌合部を取り囲んでいない前記第2嵌合部の開放空間内を回転移動可能である点にある。
【0012】
上記特徴構成により、弾性変形可能な材料(第2部材)で第1部材を挟持するという物理的な力による第1部材と第2部材との連結(嵌合)が行われるので、両部材を連結するための特別な部品は不要であり、この連結構造を構築するための部品点数を少なくすることができる。また、両部材の連結が、一方が他方を弾性力によって挟持するという状態であるため、第1部材と第2部材との組み立てや分解を容易に行うことができる。更に、第1部材が第2部材に対して回転可能に構成されることで、第1部材と第2部材との連結角度を自在に調整することができる。
【0013】
上記課題を解決するための本発明に係る連結構造の別の特徴構成は、前記第2嵌合部に対する前記第1嵌合部の回転を阻害する回転阻害手段が、前記第1嵌合部の表面及び前記第1嵌合部に接する前記第2嵌合部の表面のそれぞれに形成されている点にある。
【0014】
上記特徴構成により、第1嵌合部と第2嵌合部とが嵌合した状態で相対的な動きが阻害されるので、第1部材と第2部材とを一定の連結角度で維持することができる。
【0015】
上記課題を解決するための本発明に係る連結構造の更に別の特徴構成は、前記回転阻害手段が、前記第1嵌合部の回転方向に交互に表れる凹部及び凸部の一方又は双方を有する凹凸構造である点にある。
【0016】
上記特徴構成により、凹凸構造をした第1嵌合部の表面及び第1嵌合部に接し、凹凸構造をした第2嵌合部の表面が互いの凹凸構造によって噛み合うため、第1嵌合部と第2嵌合部とが嵌合した状態で上記回転方向の相対的な動きが阻害され、第1部材と第2部材とを一定の連結角度で維持することができる。
【0017】
上記課題を解決するための本発明に係る連結構造の更に別の特徴構成は、前記第1嵌合部が円柱形状であり、前記第1延出部が前記円柱の軸である前記回転軸に対して交差するように前記第1嵌合部から延出する点にある。
【0018】
上記特徴構成により、第1嵌合部の円柱の軸を回転軸として回転するように構成されているので、その第1嵌合部の側面の上記回転軸に交差するように設けられた第1延出部が円柱の側面をなぞるような動きで第1嵌合部と共に回転するように構成することができる。
【0019】
上記課題を解決するための本発明に係るマイクロホンホルダの特徴構成は、請求項1から請求項4の何れか1項に記載の連結構造を備え、前記第1部材がマイクロホンを保持するための保持部を有し、前記第2部材が前記マイクロホンを他の物体へ装着する際の介助を行う装着介助部を有する点にある。
【0020】
上記特徴構成により、第1部材に保持されるマイクロホンの向きを上記連結構造によって微調整することができるので、マイクロホンが音源の方向に向くことが確保される。また、第1嵌合部及び第2嵌合部に上記回転阻害手段が形成されている場合、マイクロホンが音源の方向を向いた状態で連結構造を固定することができるので、長時間に渡ってマイクロホンが音源の方向に向くことが確保される。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して本発明に係る連結構造及びそれを用いたマイクロホンホルダについて説明する。
図1に例示するのは、第1部材10及び第2部材20が連結されて構成されたマイクロホンホルダがマイクロホン30を保持している状態の斜視図である。このマイクロホンホルダは、第2部材20の装着介助部22によって他の物体に装着され(図1には図示していないが、図8に例示したように他の物体を挟むことができる)、その結果、マイクロホン30が上記他の物体に装着されることになる。そして、マイクロホン30を直接保持している第1部材10は後述するように第1嵌合部11の回転軸15を中心として回転可能であるため、上記他の物体に固定された状態でマイクロホン30の向きの微調整が容易にできる構成になっている。
【0022】
例えば、自動車内に搭載されたカーナビゲーションシステムの音声受信装置としてこのマイクロホン30を利用する場合、弾性変形可能な面状部材が折り曲げられて少なくとも一部の領域で対向する形状の装着介助部22で自動車内の運転席上方に備え付けられているサンバイザを挟持し、凸構造の滑り止め部26によってマイクロホンホルダがサンバイザからずれ落ちるのを防止して、このマイクロホンホルダ及びマイクロホン30を運転席上方に装着することができる。尚、溝状のコード止め部27にマイクロホン30のコードを嵌め込むことができるので、マイクロホン30が取り付けられていない方に伸びるコードが引っ張られたとしても、その張力がコード止め部27で吸収され、マイクロホン30には張力が伝わらない(つまり、マイクロホン30が動かない)ようにしている。また、以下に説明するように、本発明に係る連結構造を用いたマイクロホンホルダは、第1部材10と第2部材20との連結角度(例えば、単一指向性マイクロホン30の向き)を微調整することができるので、マイクロホン30によって運転者のみの音声を確実に受信して、カーナビゲーションシステムに対してその音声に従った動作をさせるといった用途が可能となる。尚、連結構造を用いたマイクロホンホルダの応用例としては、携帯電話等の情報端末、コンピュータ端末、無線機などのマイクを保持するためのマイクロホンホルダなどがあり、自動車内に装着する用途には限定されない。
【0023】
図2に例示するのはそれぞれ一体成形された第1部材10と第2部材20との構成を説明する斜視図であり、図3(a)及び図3(b)に例示するのは、第1部材10と第2部材20とが組み立てられた状態の断面図である。第1部材10と第2部材20との連結構造(両者の嵌合構造)は、弾性変形可能な面状材料が折り曲げられた形状の第2嵌合部21が、その弾性力により第1嵌合部11の表面を挟持して、その第1嵌合部11を部分的に取り囲んだ状態で第1嵌合部11と嵌合するように構成されている。
【0024】
また、第1嵌合部11から延出する第1延出部12が、第1嵌合部11及び第2嵌合部21が嵌合した状態を維持しつつ、第1嵌合部11を取り囲んでいない第2嵌合部21の開放空間23内を移動可能(回転軸15を中心として回転可能)であるように構成されている。具体的には、開放空間23は、弾性変形可能な面状材料が略U字型に折り曲げられることにより取り囲まれる空間の開放部分と、第2部材20に形成された切り欠き部25とを含む。そして、第1延出部12は第1嵌合部11を貫く所定の回転軸15を中心として、切り欠き部25に沿って回転移動可能である。
【0025】
そして、図1から図3に示す第1部材10及び第2部材20の連結構造では、回転軸15を中心とした第1嵌合部11及び第1延出部12の回転を阻害するように、第1嵌合部11の表面には第1回転阻害手段14が形成され、且つ第1嵌合部11と接する第2嵌合部21の表面には第2回転阻害手段24が形成されている。その結果、第1嵌合部11が第2嵌合部21の弾性力によって挟持された状態において第1回転阻害手段14と第2回転阻害手段24とが噛み合っているため、第1嵌合部11の回転が阻害され、自由に回転できない状態が形成されている。
【0026】
図1から図3に示す具体例では、第1嵌合部11は円柱形状であり、第1延出部12はその円柱の軸である回転軸15に対して交差するように第1嵌合部11から延出している。そして、第1回転阻害手段14は第1嵌合部11の回転方向に交互に表れる凹部及び凸部の一方又は双方を有する凹凸構造により形成されている。例えば、円柱形状の第1嵌合部11の母線(軸)に対して平行な、又はその母線に対して一定の角度を有する凸条又は凹溝が所定間隔で形成された凹凸構造が形成されている。尚、凸条又は凹溝は1つでも構わない。
【0027】
また、第1嵌合部11に接する第2嵌合部21の表面には第2回転阻害手段24が形成されている。この第2回転阻害手段24は第1嵌合部11の回転方向に交互に表れる凹部及び凸部の一方又は双方を有する凸条又は凹溝が所定間隔で形成された凹凸構造により形成されており、その凸条又は凹溝は1つでも構わない。尚、第1回転阻害手段14の凹凸構造と第2回転阻害手段24の凹凸構造とは互いに平行な凹凸構造で形成されていることが好ましい。その場合には、それらの凹凸構造が良好に噛み合うため、第2嵌合部21に対する第1嵌合部11の回転が阻害され、自由に回転できない状態(第1部材10と第2部材20とが一定の連結角度で維持される状態)が形成されている。
【0028】
また、図1から図3に示すように、第1嵌合部11が円柱形状であり、第1嵌合部11の回転軸15と平行に第1回転阻害手段14の凹凸構造及び第2回転阻害手段24の凹凸構造が形成されている場合、互いに平行な第1回転阻害手段14の凹凸構造と第2回転阻害手段24の凹凸構造が、第1部材10及び第2部材20を連結するべく、図2に矢印で示すように第1嵌合部11を第2嵌合部21に挿入して嵌め込む際のガイド構造の役割を果たすため、第1嵌合部11と第2嵌合部21との嵌合がスムーズに行われるという利点がある。
【0029】
尚、装着介助部22の下面に接着剤や両面テープなどを設けて他の物体に貼り付け固定することも可能である。本実施形態のマイクロホンホルダでは、図示するように装着介助部22の下面に両面テープを設けるための凹状部を形成している。
【0030】
以上のような連結構造の構成により、第1部材10と第2部材とが嵌合して連結された状態において、第1部材10(第1嵌合部11、第1延出部12及び保持部13)は円柱形状の第1嵌合部11の中心軸15を中心として回転可能であり、第1延出部12は、第1嵌合部11を取り囲んでいない第2嵌合部21の開放空間23を移動可能である。尚、回転軸15を中心とした第1延出部12の回転移動可能領域は第2部材20によって制限され、特に、第1嵌合部11の回転軸15に対して直交する方向に開放された第2部材20の切り欠き部25に沿って回転移動可能に構成されている。
【0031】
以上のように、図1から図3に例示したマイクロホンホルダは第1部材10及び第2部材20という2つの部材を嵌合させる連結構造を用いた簡単な部品構成で作成することができるので、その組み立てや分解を容易に行うことができる。更に、第2部材20に対する第1部材10の連結角度を自在に調整することができるという利点を有している。
【0032】
<別実施形態>
<1>
上述の実施形態では第1嵌合部が円柱形状である場合の第1部材10と第2部材20との連結構造について説明したが、本発明に係る第1部材と第2部材との連結構造において第1嵌合部の形状は円柱形状に限定されない。例えば図4及び図5に示すように球状の第1嵌合部41であっても構わない。
図4を参照して具体的に説明すると、第1部材40及び第2部材50が連結されて構成されたマイクロホンホルダがマイクロホン30を保持している。このマイクロホンホルダは、第2部材50の装着介助部52によって他の物体(例えば、自動車内のサンバイザなど)に装着され、その結果、マイクロホン30が上記他の物体に装着されることになる。そして、マイクロホン30を直接保持している第1部材40は、第1嵌合部41の球体の中心を通る所定の回転軸45を中心として回転可能であるため、上記他の物体に固定された状態でマイクロホン30の向きの微調整が容易にできる構成になっている。
【0033】
図5に例示するのは、それぞれ一体成形された第1部材40と第2部材50とで構成されるマイクロホンホルダの斜視図である。第1部材40と第2部材50との連結構造は、弾性変形可能な面状材料が折り曲げられた形状の第2嵌合部51が、その弾性力により第1嵌合部41の表面を挟持して、その第1嵌合部41を部分的に取り囲んだ状態で第1嵌合部41と嵌合するように構成されている。具体的には、略U字型に折り曲げられた面状材料の互いに対向する面に環状の孔(図4及び図5に示す孔54と切り欠き部55)が形成されており、その環状の孔が球状の第1嵌合部41を挟持するように構成されている。
【0034】
また、第1嵌合部41から延出する第1延出部42が、第1嵌合部41及び第2嵌合部51が嵌合した状態を維持しつつ、第1嵌合部41を取り囲んでいない第2嵌合部21の開放空間53内を移動可能であるように構成されている。更に、開放空間53の一部としての切り欠き部55が第2部材50に形成されており、第1嵌合部41の中心を通る所定の回転軸45を中心として、第1延出部42が切り欠き部55に沿って回転移動可能である。
【0035】
図4及び図5に例示するように第1嵌合部41が球状である場合、第1嵌合部41の球体の中心を通る回転軸45は複数存在する。つまり、図1から図3に例示した第1嵌合部11は円柱形状であったため、第1嵌合部11及び第1延出部12は1つの回転軸15を中心とした回転移動しかできなかったが、球状である第1嵌合部41には複数の回転軸45が存在するように、つまり複数の方向に回転できるように構成されている。更に、切り欠き部55が図1から図3に例示したような直線形状ではなく、円形であるため、第1延出部42はその円形に沿った範囲を移動することができる。その結果、図1から図3に例示した連結構造を採用したマイクロホンホルダの場合、保持されたマイクロホン30は1つの回転軸15と直交する1つの平面上を2次元的に往復移動することしか出来なかったが、図4及び図5に例示した連結構造を採用したマイクロホンホルダの場合、保持されたマイクロホン30は球体の中心を軸として3次元的な移動が許容されている。
【0036】
尚、図4及び図5には図示していないが、第1嵌合部41の表面に、第2嵌合部51に対する第1嵌合部41の回転を阻害するための回転阻害手段(例えば、凸状の突起や、両者の間の摩擦係数が高くなるような表面処理など、)を設け、第1部材40と第2部材50とを一定の連結角度で維持可能に構成することもできる。
【0037】
<2>
図1から図5に示した例では、弾性変形可能な面状材料が折り曲げられた形状の装着介助部22、52によって、マイクロホンホルダを他の物体に装着することを説明したが、装着介助部22、52の形状は図1から図5に例示したものに限定されない。例えば図6に示すように、第1部材10(図1から図3に例示したものと同様)と第2部材60とで構成されるマイクロホンホルダにおいて、平板状の装着介助部62に接着剤63を塗布して(又は両面テープを貼り付けて)、装着介助部62を他の物体に装着するような改変も可能である。尚、図6において、第2嵌合部61は図1から図3に例示した第2嵌合部21と同様の形状であり、第2回転阻害手段64も備えている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマイクロホンホルダの図である。
【図2】図1に示すマイクロホンホルダを分解した図である。
【図3】(a)及び(b)は、第1部材と第2部材とが組み立てられた状態の断面図である。
【図4】マイクロホンホルダの図である。
【図5】図4に示すマイクロホンホルダを分解した図である。
【図6】本発明に係るマイクロホンホルダの図である。
【図7】従来のマイクロホンホルダの図である。
【図8】従来のマイクロホンホルダの図である。
【符号の説明】
10 第1部材
11 第1嵌合部
12 第1延出部
13 保持部
14 第1回転阻害手段
20 第2部材
21 第2嵌合部
22 装着介助部
23 開放空間
24 第2回転阻害手段
25 切り欠き部
26 滑り止め部
27 コード止め部

Claims (5)

  1. 第1嵌合部及び前記第1嵌合部から延出する第1延出部を有する第1部材と第2嵌合部を有する第2部材とを、前記第1嵌合部と前記第2嵌合部とを嵌合させて連結する連結構造であって、
    弾性変形可能な面状材料が折り曲げられた略U字形状の前記第2嵌合部が、その弾性力により前記第1嵌合部の表面を挟持して、前記第1嵌合部を部分的に取り囲んだ状態で前記第1嵌合部と嵌合し、
    前記第1延出部が、前記第1嵌合部を貫く所定の回転軸を中心として、前記第1嵌合部を取り囲んでいない前記第2嵌合部の開放空間内を回転移動可能である連結構造。
  2. 前記第2嵌合部に対する前記第1嵌合部の回転を阻害する回転阻害手段が、前記第1嵌合部の表面及び前記第1嵌合部に接する前記第2嵌合部の表面のそれぞれに形成されている請求項1に記載の連結構造。
  3. 前記回転阻害手段が、前記第1嵌合部の回転方向に交互に表れる凹部及び凸部の一方又は双方を有する凹凸構造である請求項2に記載の連結構造。
  4. 前記第1嵌合部が円柱形状であり、前記第1延出部が前記円柱の軸である前記回転軸に対して交差するように前記第1嵌合部から延出する請求項1から請求項3の何れか1項に記載の連結構造。
  5. 請求項1から請求項4の何れか1項に記載の連結構造を備え、前記第1部材がマイクロホンを保持するための保持部を有し、前記第2部材が前記マイクロホンを他の物体へ装着する際の介助を行う装着介助部を有するマイクロホンホルダ。
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