JP3855967B2 - 空気調和機の室外機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は空気調和機の室外機に関し、特に、低コスト化できる室外機の筐体の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来例1
従来、空気調和機の室外機の筐体は、底面を除く他の5面を、5枚のパネルにより構成したり、正面と側面のパネルをコ字状に形成したものが知られている。
【0003】
従来例2
また、室外機の把手は部品点数を減少させるために、天面パネルの内側に入り込む側面パネル上部を筐体内部側へ凹ませて形成し、把手そのものを別部材として必要としない構成のものが知られている(実開昭63−7724号公報)。
【0004】
従来例3
室外機内には電気品を集中させた電気品箱があり、特に、パワートランジスタの放熱を確保する必要があり、放熱フィン等が用いられていた。
【0005】
従来例4
空気調和機に用いられる冷媒を流通させる接続配管には、通常銅管等を用い、銅管同士を接続するために、該銅管を切断するなどの加工がなされる。この際、銅管を削ったカスが生じ、配管中の冷媒に混ざり運ばれると、圧縮機やキャピラリーチューブ等に付着する問題があるため、これを漉し取るために冷媒回路中には特にストレーナが設けられていた。図15はこの従来のストレーナ100を示す一部切欠側面図である。
【0006】
従来例5
室外機を傾斜した設置面に設置するための構成には、傾斜に対応して、室外機を支持する4本の脚の長さを予め前後で長短を揃えたものが知られている(特公平2−267437号公報)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来例1のものでは、5枚の各パネルにより組み立て構成した場合には部品点数が増え、コストがかかり、またコ字状のものでは、組み立ては容易となるが、保守点検の際に作業性が低下する問題があった。
【0008】
また、従来例2のものでは、部品点数を減少させることができるが、筐体内部へ凹んだ把手部分は、室外機内部の専有体積を減少させてしまう問題があった。
【0009】
また、従来例3のものでは、電気品箱内でのパワートランジスタの絶縁(漏れ電流対策)が必要であり、また、室外に設置される室外機においては水の浸入による絶縁性について特に問題となるものであった。
【0010】
従来例4のものでは、ストレーナは個別に形成されていたために、結局部品点数が増えてしまう問題があった。
【0011】
従来例5のものでは、4本の脚の長さは予め決定されているため、実際の設置場所で適切な長短の長さに対応することが困難であり、多数の長短のタイプの脚を予め用意すると、その保管、管理が煩雑になってしまうという問題があった。また、傾斜面での設置以外には利用が困難である。
【0012】
このために、この発明では、室外機の部品点数を減少させると共に、パネルの取り外しをより容易行える空気調和機の室外機を提供することを目的とする。
【0013】
また、室外機の把手部分についての部品点数を増加させず、また、室外機の専有体積を狭めることがない室外機を提供することを目的とする。
【0014
0015
0016
0017】
【課題を解決するための手段】
このために請求項1に係る発明では、圧縮機、熱交換器、ファン、電気品箱を覆う正面パネル及び側面パネルを一体に構成した空気調和機の室外機であって、上記正面パネルと側面パネルの何れかに天面パネルまたは背面パネルが一体に形成されていることを特徴とする。
【0018】
また、請求項2に係る発明では、正面パネルと側面パネル、正面パネルと天面パネル、側面パネルと天面パネル、側面パネルと背面パネルの何れかが、各パネル同士の位置を変化させる可動手段により接続されていることを特徴とする。
【0019
0020
0021
0022
0023
0024
0025
0026
0027
0028】
【発明の実施の形態】
実施の形態1
この実施の形態では、特に室外機の筐体について説明する。
図1は室外機の分解斜視図であり、図において1は室外機の筐体であり、正面パネル2、右側面パネル3、左側面パネル4、天面パネル5、背面パネル6からなり、その内部には、底板7に設置された圧縮機8、熱交換器9、送風機(ファンを含む)10を備え、仕切板11により、機械室12と送風機室13とに区画されている。機械室12の上部には各構成に係る電気品を集中した電気品箱14が設置されている。
【0029】
図1において、正面パネル2、左右側面パネル4、3、背面パネル6を1枚の板金をプレスにより成形してあり、別体の天面パネル5を左右側面パネル4、3にネジ止めするようにしてある。よって筐体1は2ピース構成からなる。図2は図1の筐体1を抽出した拡大図である。15、16、17は、筐体角部に波状に凹凸が生じるように形成され、正面パネル2と左右側面パネル4、3とが、また、右側面パネル3と背面パネル6とがそれぞれ位置を変化させる可動手段としての波状部である。波状部15〜17の凹及び凸の本数は2〜3が適当であるが、パネルの厚さや強度により適宜設定すればよい。
【0030】
以上の構成からなる空気調和器の室外機によれば、各パネルを組み立てる際には部品点数が減少し、その使用時には、各パネル間に継ぎ目の数が激減するため、雨水等の浸入をより防止し易くでき、更に、室外機を保守点検する際には、波状部15〜17により、筐体は各パネル自体を取り外すことなく折り返すことにより容易にパネルを剥がすことができ、保守点検が容易となる。
【0031】
なお図3は、筐体1を、天面パネル5、正面パネル2、左右側面パネル4、3を1ピースとしたものに、背面パネル6を別体で構成した例を表している。18は波状部15〜17と同様の波状部である。さらに、全パネルを全て1ピース構成とし、筐体1を1枚の板金から構成するようにしてもよい。
【0032】
実施の形態2
図4空気調和機の室外機を表す一部切欠斜視図であり、図において20は室外機の天面パネルを示し、側面パネル21に嵌合してネジ止めされている。22は把手であり、矩形の天面パネル20の対向する短辺23側にそれぞれ設けられている。把手22は天面パネル20の短辺23をプレス成形して、その縁部24が室外機の外方へ突出されるように構成されている。図5は把手22の部分断面図であり、25は縁部24が側面パネル21側へ入り込むように形成されたカーリングであり、縁部24のうち側面パネルよりも外方へ突出する部分全てに渡って形成されている。
【0033】
以上の構成によれば、手を掛ける把手を形成するために特別の部材を必要とせず、しかも側面パネル21を室外機内側へ凹ませる必要もなく、従って室外機の専有体積を減少させることもない。また、カーリング25が円弧を形成するように縁部24が丸められているため、手を傷めることなく把持し易くできる。
【0034】
実施の形態3
図6は図1に示されるような空気調和機の室外機に設置される電気品箱の分解斜視図である。図において電気品箱30は各電気品を収納し、電気品箱30の一部を構成する壁面31に切欠32を有している。33は配線基板であり、パワートランジスタ34を備ている。パワートランジスタ34には、その熱を放出するためのアルミ製の放熱フィン35が取り付けてあり、放熱フィン35とパワートランジスタ34は共に配線基板33にネジ止めしてあり、放熱フィン35は樹脂製の固定具36により切欠32に固定されるようにしてある。従って固定具36により、電気品箱30の壁面31に配線基板33、放熱フィン35、パワートランジスタ34が固定される。
【0035】
固定具36は放熱フィン35の外周を包囲する周縁部37を有し、この周縁部37に放熱フィン35が嵌合することにより固定する。固定具はさらに壁面31の切欠32を縁取る縁37に係合するため係合手段38を備えている。図6のものでは嵌合する手段を備えているが、係合の態様はいかようであってもよい。従ってネジ係合のためのネジ穴を有することによっても実現できる。
【0036】
以上の構成による電気品箱を備えた室外機では、配線基板3は樹脂製の固定具36により電気品箱30の壁面31に固定されることになり、配線基板3の絶縁が確保され、電気品箱30が導電性の材質であっても差し支えないこととなり、漏れ電流対策が可能となる。さらに係合手段38が嵌合により行われるため、電気品箱30内に水が容易には入り込み難くなり絶縁性をより確実にできる。
【0037】
実施の形態4
この実施の形態では、ストレーナを単独で設けずに部品点数を減少させる空気調和機を説明する。まず前提となる図7の空気調和機の暖房時の冷媒回路を説明する。低温低圧のガス冷媒は、圧縮機40で高温高圧のガス冷媒に圧縮され四方弁41に導かれる。高温高圧のガス冷媒は室内熱交換器42へ導かれ、ここでガス冷媒は液化し、この時凝縮熱を室内に放出する。こうして室内に温風を送り暖房する。さらに液化した高圧の冷媒は毛細管43により、より低温低圧の気液二相冷媒になり、室外熱交換器44へ導かれる。ここで、戸外の空気から熱を吸収した冷媒は蒸発し低温低圧のガス冷媒となる。その後四方弁41を通り圧縮機40へ冷媒を送り込み、暖房循環運転が行われる。
【0038】
図8は四方弁41を回転させて流路を変えて逆に冷房時の運転を表す冷媒回路を示している。低温低圧のガス冷媒は、圧縮機40で高温高圧のガス冷媒に圧縮され四方弁41に導かれる。高温高圧のガス冷媒は室外熱交換機44へ導かれ、ここでガス冷媒は液化し、この時凝縮熱を室外に放出する。液化した高圧の冷媒は毛細管43により低温低圧の気液二相冷媒になり室内熱交換器42へ導かれる。ここで、室内の空気から熱を吸収し冷媒は蒸発し低温低圧のガス冷媒となる。室内空気から熱を吸収することにより冷房が行われる。その後、四方弁41を通り圧縮機40へ冷媒を送り込み冷凍サイクル運転が行われる。
【0039】
図7、8において45、47はストップバルブを示し、室外機に設けられる。空気調和機を実際に設置する場合には、冷媒は室外機内の冷媒回路46中に封じられており、この冷媒が漏れ出さないようにストップバルブ45、47が封止している。
【0040】
図9は空気調和機の使用時のストップバルブ45、47の断面図であり、封鎖時用のバルブは省略してあり、暖房時の冷媒の流れが矢印により示されている。ストップバルブ45、47の流路48を形成する管状部49には流路48の径が狭まる凸部50が形成されている。この凸部50近傍には管状部49が縮径した縮径部51が形成され、凸部50と縮径部51とでストレーナ52を収容する収容部53が構成される。なお、ストレーナ52は、管状部49が未だ縮径成形されない状態で収容部50に予め収容しておき、その後縮径成形することによりストップバルブ45、47中に挿入することができる。但し、ストレーナ52の収容状態はストレーナが固定され、動かないことが好ましいが、若干ぐらつく程度でもよい。ストレーナ52は、半円球状で多数の空間を有する金網58の端縁を環状で冷媒が通過しない(穴がない)ホルダー57に取り付けたものでよい。
【0041】
空気調和機を設置する際に冷媒回路を構成する冷媒配管を切断・接続する際に管の切り屑等が生じ、実際の運転中に冷媒中に含有され易い。この場合特に、毛細管43に切り屑等が入ると詰まりを起こし易い。しかし、上記のような構成からなる空気調和機では、暖房運転をした際に室内熱交換器42からストップバルブ45を通過する冷媒中に含まれる切り屑等はストレーナ52の金網に漉されて冷媒回路46中を循環することが減少し、特に毛細管43で詰まりを起こすことも防止できる。しかも、本例では、ストレーナ52を単独で構成せず、ストップバルブ45に直接簡易に組み込むため、必要な部品点数が減少し、空気調和機のコストを減少させ、簡易な組み立て工程により実現することが可能となる。
【0042】
また、ストレーナ52は、冷媒を通過させないホルダーが金網を保持するようにしているため、流路48内の冷媒は全て金網を通過し、濾過作用を十分に行うことができる。
【0043】
なお、冷房運転を行い、冷媒の経路が冷媒回路中で逆になり(図7及び図8参照ストレーナ52の金網に捕捉された切り屑等が逆流することが想定される。しかし、逆流した切り屑等は圧縮機40の液溜40a内に沈殿し滞留するため、逆流した切り屑等が毛細管43に還流することはない。
【0044】
図10はストップバルブ45、47を他の構成により実現した例を表し、54は流路48の径が広がる拡大部を示し、この拡大部54には接続配管55が挿入される。接続配管55の先端56と拡大部54との間にはストレーナ52のホルダー57が位置し、ホルダー57は金網58を流路48のほぼ中央に保持している。本例の場合拡大部54は流路48の径が広がった部分を意味する。
【0045】
この例によれば、接続配管55の先端56と拡大部54との間でストレーナ52を保持するから、接続配管55をストップバルブ45、47に接続するだけでストレーナ52を組み付ける作業が完了し、ストレーナ52をストップバルブ45、47に組み込む作業が極めて容易であり、ストレーナ52を単独に構成する従来のものに比べて製造コストを低減でき、製造作業性も向上する。また、ストップバルブ45、47自体には、ストレーナ52を組み込んだ後の成形作業が不要である利点も有する。
【0046】
図11はさらに他の構成からなるストップバルブを示し、ストレーナ52は拡大部54の内径輪郭に相似の輪郭を有するフレア52aを有し、ホルダーを使用していない。このフレア52aが接続配管55の先端56と拡大部54との間に位置している。但し、フレア52aの接続配管55側にはストレーナ52を押さえるためのリング59を設けてある。リング59の材質は冷媒に化学反応しない材質であれば何でもよい。また、接続配管55とストップバルブ45、47との境界部にはロー付け60が施され、両者の接続状態をより強固としてある。この例によれば、上記の例と同様に簡易にストレーナ52をストップバルブ45、47に組み込むことができる。
【0047】
実施の形態5
本例は空気調和機の室外機を載置する脚の斜視図を表し、特に、室外機を吊り下げ、平面への設置、傾斜面への設置等を可能とする多用途の脚である。
図12は平面への設置状態のための外観斜視図であり、図において60はL字状の枠部材を矩形に組み合わせた基部であり、各角部にはL字状の脚体61をネジ止めにより接続してある。基部60の矩形の平行する2本の短辺にはそれぞれ長穴の上辺に凹部62を複数形成した調節部63が平行に設けられている。脚体61には一定間隔をおいてネジ穴69を長手方向に多数、L字状の2面それぞれで並ぶように穿設してある。脚体61には前脚体61aと後脚体61bとがあり、後脚体61bにはネジ穴を有する補強部64が前脚体61a側に構成されている。その他65は連結具、66は防振用ゴムであり、脚体61にネジにより着脱可能に取付られている。
【0048】
図13は、本例に係る脚が、傾斜面に用いられる場合に取られる形態を示す外観斜視図であり、図12に示した脚を別に組み替えたものである。前脚体61aは一旦基部60から外されL字が外側を向くようにして再度基部60へ固定される(この際一旦、仮り止めをし、傾斜角度が決定された後本固定すればよい)。連結具65を一旦基部60から取り外し、連結具65の先端の凸部65aを調節部63の凹部へ挿入し、他端65bを前脚体61aの下端側のネジ穴69の適宜位置とネジにより連結する。前脚体61aの傾斜角度は、複数の凹部62へ凸部65aを試し挿入することにより最適の状態を見いだすことができる。前脚体61aの傾斜角度が決定したら、ネジ67を本固定すればよい。前脚体61aは左右に2組あるが両方共同様に組み付ければよい。なお、図13の脚では、後脚体61bは不要となる。図13の脚では、基部60の短辺、連結具65、前脚体61aとが3角形を形成しているため、室外機の固定のための強度は容易に得られる。なお、防振用ゴム66も一旦各脚体から外され、再度脚体のL字面の適宜位置にネジ固定される。
【0049】
図14は、室外機を宙づりにする際(例えば集合住宅のベランダ等の壁面に室外機を設置する場合)に、図12、13に示した脚を別に組み替えた外観斜視図である。図14では後脚体61bを付加した点以外は図13と同様の構成であるので説明は省略する。但し、前脚体61aと基部60の短辺とが構成する角度はこの場合に厳密に規定されない。後脚体61bは補強部64を連結具65にネジにより係合70され、補強部64の近傍のネジ穴ともネジ係合70される。そして後脚体61bの上部は吊り具となる。よって、室外機を載置する基部60は前脚体61a、連結具65、後脚体61bとにより吊り固定される。
【0050】
以上のように、本例の脚によれば、基部60、前脚体61a、後脚体61b、連結具65により室外機を平坦面にも傾斜面にも宙づり状態にも設置できるため従来のように各設置状態に応じた脚を個別にそれぞれ製造、保管、管理する必要をなくすことができ、多様な設置状態に対応可能な脚を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態に係る室外機の分解斜視図である。
【図2】 この発明の実施の形態に係る室外機筐体の斜視図である。
【図3】 この発明の実施の形態に係る室外機筐体の斜視図である。
【図4】 この発明の実施の形態に係る室外機筐体の要部斜視図である。
【図5】 この発明の実施の形態に係る室外機筐体の要部断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態に係る電気品箱の分解斜視図である。
【図7】 この発明の実施の形態に係る空気調和機の暖房時の冷媒回路図である。
【図8】 この発明の実施の形態に係る空気調和機の冷房時の冷媒回路図である。
【図9】 この発明の実施の形態に係るストップバルブの断面図である。
【図10】 この発明の実施の形態に係るストップバルブの断面図である。
【図11】 この発明の実施の形態に係るストップバルブの断面図である。
【図12】 この発明の実施の形態に係る室外機の脚の外観斜視図である。
【図13】 この発明の実施の形態に係る室外機の脚の外観斜視図である。
【図14】 この発明の実施の形態に係る室外機の脚の外観斜視図である。
【図15】 従来のストレーナを示す一部切欠側面図である。
【符号の説明】
1は筐体、2は正面パネル、3は右側面パネル、4は左側面パネル、5は天面パネル、6は背面パネル、7は底板、8は圧縮機、9は熱交換器、10は送風機、11は仕切板、12は機械室、13は送風機室、14は電気品箱、15、16、17、18は波状部、20は天面パネル、21は側面パネル、22は把手、23は短辺、24は縁部、25はカーリング、30は電気品箱、31は壁面、32は切欠部、33は配線基板、34はパワートランジスタ、35は放熱フィン、36は固定具、37は縁部、38は嵌合手段、40は圧縮機、41は四方弁、42は室内熱交換器、43は毛細管、44は室外熱交換器、45はストップバルブ、46は冷媒回路、47はストップバルブ、48は流路、49は管状部、50は凸部、51は縮径部、52はストレーナ、53は収容部、54は拡大部、55は接続配管、56は先端、57はホルダー、58は金網、59はリング、60は基部、61は脚体、62は凹部、63は調節部、64は補強部、65連結具、66は防振用ゴム、67はネジ、68はネジ、69はネジ穴である。

Claims (2)

  1. 圧縮機、熱交換器、ファン、電気品箱を覆う正面パネル及び側面パネルを一体に構成した空気調和機の室外機であって、上記正面パネルと側面パネルの何れかに天面パネルまたは背面パネルが一体に形成されており、天面パネルを縁取る縁部には、この天面パネル自体を室外機の外方へ突出されて形成された把手が設けられ、
    前記把手の縁部は前記天面パネルの縁部の高さと同等であり、前記把手が設けられた側面パネルの上部には、前記把手の近傍の天面パネルと接するフランジ部が設けられ、前記把手の両外側端部には、前記天面パネルの縁部と前記側面パネルとを固定するネジが設けられ、前記把手の縁部が円弧を形成するように丸められていることを特徴とする空気調和機の室外機。
  2. 正面パネルと側面パネル、正面パネルと天面パネル、側面パネルと天面パネル、側面パネルと背面パネルの何れかが、各パネル同士の位置を変化させる可動手段により接続されていることを特徴とする請求項1記載の空気調和機の室外機。
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