JP3855713B2 - 車両のエアバッグ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ルーフサイドレールとその車室内側に設けられたトリム部材との間に配設されて乗員の頭部を保護するカーテンエアバッグのような頭部エアバッグを備えた車両のエアバッグ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、車両に対する乗員の乗降性を向上させるために、車両の側部に設けられたドア開口部をフリースタイルのフロントドアとリヤドアとで開閉するように構成したものが開発されている。
【0003】
上述のフロントドアはその前部がフロントドアヒンジを介して車体に開閉可能に支持され、上述のリヤドアはその後部がリヤドアヒンジを介して車体に開閉可能に支持されている。
【0004】
このようなフリースタイルドアにおいては車両のルーフパネルのサイド部に位置するルーフサイドレールにドアロック用のストライカが設けられる一方、ドア側にロック部材が設けられて、ドア閉時にはドア側のロック部材のラッチがストライカで係合され、ドアがロックされる。
【0005】
上述のルーフサイドレールの車室内側には内装部材としてのトリム部材が設けられ、乗員の頭部を保護する頭部エアバッグは、このトリム部材とルーフサイドレールとの間に配設されるが、ルーフサイドレールに設けられる上述のストライカの位置調整(いわゆる立付け調整)を行なうためにストライカとトリム部材との間には開口部が設けられており、ストライカの位置調整後において、この開口部をストライカベゼルで覆うように構成している。
【0006】
この場合、頭部エアバッグの作動時に、布製袋状のエアバッグ部材がストライカベゼル方向に入り込むと、エアバッグ部材が絡まって良好なエアバッグ部材の展開状態が阻害され、乗員の頭部保護が不充分となる問題点があった。
【0007】
一方、特開2001−106014号公報にはフロントピラーの車室側に設けられたピラーガーニッシュにガイドリブを設け、このガイドリブで頭部保護エアバッグ装置のエアバッグ部材を円滑に展開するように成した構造が開示されているが、この従来技術にはフリースタイルドア特有のストライカおよびストライカベゼルが存在しない以上、上述の技術的課題の発生はありえない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、車両のルーフパネルのサイド部に位置するルーフサイドレールにドアロック用のストライカが設けられた車両において、ストライカベゼル(ストライカとトリム部材との間の開口部を閉塞するカバー部材)に頭部エアバッグの作動時にエアバッグ部材の展開を案内するガイド手段を設けることで、このガイド手段によりエアバッグ部材が絡まるのを防止して、エアバッグ部材の良好な展開状態を確保し、乗員の充分な頭部保護が達成できるのは勿論、エアバッグ部材の展開方向を案内するガイド部材を新たに設定することなく、ストライカベゼルに形成するので、コストダウン、重量ダウンを図ることができる車両のエアバッグ装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明による車両のエアバッグ装置は、車両のルーフパネルのサイド部に位置するルーフサイドレールにドアロック用のストライカが設けられた車両において、上記ルーフサイドレールの車室側にはトリム部材が設けられ、上記トリム部材とルーフサイドレールとの間に乗員の頭部を保護する頭部エアバッグが配設され、上記ストライカの下側には、該ストライカと上記トリム部材との間の開口部を閉塞するカバー部材としてのストライカベゼルが設けられ、上記ストライカベゼルには頭部エアバッグの作動時にエアバッグ部材の展開を案内するガイド手段が設けられたものである。
【0010】
上記構成の頭部エアバッグは、カーテンエアバッグに設定することができる。
上記構成によれば、上述のガイド手段でエアバッグ部材の展開方向を規制するので、エアバッグ部材が絡まるのを防止して、このエアバッグ部材の良好な展開状態を確保して、乗員の充分な頭部保護が達成できる。
【0011】
しかも、エアバッグ部材の展開方向を案内するガイド部材を別途新設することなく、ストライカベゼル(ストライカとトリム部材との間の開口部を閉塞するカバー部材)にガイド手段を形成するので、コストダウン、重量ダウンを図ることができると共に、車両に対する組付け工数の削減を図ることができる。
【0012】
この発明の一実施態様においては、上記ドアロック用のストライカは、リヤドアがその後部をヒンジで支持されたフリースタイルドアのドアロック用に設定されたものである。
上記構成によれば、上記ガイド手段をフリースタイルドア特有の部材(ストライカベゼル)に設けることができる。
【0013】
この発明の一実施態様においては、上記ストライカベゼルは車体側部材に取付けられたものである。
上記構成の車体側部材は、ルーフサイドレールインナまたは該ルーフサイドレールインナに取付けられた補強部材に設定することができる。
【0014】
上記構成によれば、ストライカベゼルが車体側部材に固定されるので、このストライカベゼルの支持剛性が高く、エアバッグ部材の展開時におけるガイド機能が安定する。
【0015】
この発明の一実施態様においては、上記ガイド手段はストライカベゼルに一体形成されたものである。
上記構成によれば、ストライカベゼルとガイド手段との一体化構造により、その部品点数および組付け工数の削減を図ることができる。
【0016】
この発明の一実施態様においては、上記ガイド手段はストライカベゼルに一体形成されたガイドリブにより構成されたものである。
上記構成によれば、ストライカベゼルとガイドリブとの一体化構造により、その部品点数および組付け工数の削減を図ることができるのは勿論、上述のガイドリブによりストライカベゼルの補強を兼ねることができる。
【0017】
【実施例】
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面はエアバッグ装置を備えた車両の構造を示し、図1は車両の全体斜視図、図2は車両の全体側面図、図3はフロントドアとリヤドアとを取外した状態の車両の全体側面図である。
車両1の車体側面には、図1、図2に示すようにフロントドア2とリヤドア3とで構成されるサイドドアが設けられ、フロントドア2の前端部とリヤドア3の後端部とに、それぞれヒンジ部としてのフロントドアヒンジ4とリヤドアヒンジ5とが設けられてフリースタイル構造のサイドドアが構成されている。
【0018】
これらサイドドアを構成するフロントドア2およびリヤドア3は、それぞれ、ドアパネル6,7と、ドアサッシュ8,9と、ウインドガラス10,11とを備え、上述のドアパネル6,7の内部には車両の前後方向に延びるサイドインパクトバー(図示せず)が設けられている。
【0019】
さらに、フロントドア2には、車外から該フロントドア2の開閉操作を行うドアアウタハンドル12と、車両後方を視認するドアミラー13とが設けられている。
【0020】
この実施例のフリースタイル構造のドアはフロントドア2が優先して開放され、リヤドア3はフロントドア2の開放後において、その開成が許容されるように構成している。
【0021】
上述の各ドア2,3はドア開口部14(図1、図3参照)を開閉可能に覆うもので、図2に示すようにフロントドア2の後端部にはロック部材15を設け、このロック部材15がリヤドア3の前端部に設けられたストライカでロックされ、リヤドア3の前端部上下にはロック部材16,17を設け、これら各ロック部材16,17はドア開口部14の上辺部に設けたボディ側のストライカ18(図4参照)および開口部14の下辺部に設けたボディ側のストライカ(図示せず)それぞれロックされるように構成している。
【0022】
図4は上述のストライカ18が取付けられたルーフ部の断面構造を示し、ルーフパネル19のサイド部には車両の前後方向に延びるルーフサイドレール20を設けている。
【0023】
このルーフサイドレール20はルーフサイドレールアウタ21とルーフサイドレールインナ22とを接合して、車両の前後方向に延びる閉断面23が形成された車体剛性部材であって、このルーフサイドレール20の上側の接合部20aにはルーフパネル19の車両方向端部を接合する一方、下側の接合部20bにはドアとの間をシールするシール部材としてのウエザストリップ24を嵌着している。
【0024】
また上述のルーフサイドレールインナ22にはストライカ取付け座25を車室26側に向けて一体に膨出形成し、このストライカ取付け座25の略水平状の下面部には、図5に示すように取付け板27、ボルト28、ナット29等の取付け部材を用いて、ストライカ18の平板状の取付け部18aを固定している。なお、このストライカ18は図2で示したロック部材16のラッチを係合するものである。
【0025】
一方、ルーフサイドレールインナ22の車室26側には内装部材としてのトリム部材30が設けられ、このトリム部材30とルーフサイドレールインナ22との間には乗員の頭部を保護する頭部エアバッグ31が配設されるが、上述のストライカ18とトリム部材30との間には、立付け調整用の開口部が設けられ、ストライカ18の取付け位置調整後において上述の開口部を閉塞するストライカベゼル32が該ストライカ18の下側に設けられている。
【0026】
このストライカベゼル32は図4、図5、図6に示すように構成されている。
すなわち、このストライカベゼル32はベース部33と、このベース部33の上部において車両の前後方向に離間形成されて上方へ膨出する角筒状の取付け部34,34と、車両の前後方向に延びて前後の取付け部34,34相互間を結ぶ中間リブ35と、この中間リブ35にほぼ連続するように前部の取付け部34の前面からベース部33の前端部に湾曲状に延びる前部リブ36と、上述の後部の取付け部34の後面からベース部33の後端部に湾曲状に延びる後部リブ37と、これらの各リブ35,36,37に対して略直交するように形成された複数のガイドリブ38と、これらのガイドリブ38の車室26側面において頭部エアバッグ31のエアバッグ部材の展開方向を規制し、このエアバッグ部材が図4に矢印aで示す正規の方向へ展開されるように案内するガイド面38aとを備えている。
【0027】
そして、上述の各要素34〜38,38aがベース部33に対して合成樹脂等により一体形成されたものである。なお、ベース部33の中央部分にはストライカ18に対応する凹部39が形成されている。
【0028】
このように形成されたストライカベゼル32は図4、図5に示すように、スペーサ40およびタッピングスクリュ41などの取付け部材を用いてルーフサイドレールインナ22のストライカ取付け座25に固定されている。
【0029】
ところで、上述の頭部エアバッグ31(カーテンエアバッグ)は図4、図7に示すように車両のルーフパネル19の側方においてルーフサイド部を構成するルーフサイドレール20に沿って車両前後方向に延設される布製袋状のエアバッグ部材42(但し、図7ではその展開状態を仮想線てせ示す)と、ルーフサイドレール20に沿った形状で前端部が車両のフロントピラー43に沿って湾曲し、かつ後端部がリヤピラー44に沿って曲折し、ルーフサイドレール20に沿ったケース本体部分に上述のエアバッグ部材42を折り畳み状態で収納し、このエアバッグ部材42を所定膨張圧力で展開させるケース45と、このケース45の後端部に接続され、所定の衝撃力が加わった時にガスを発生し噴出するインフレータ46と、噴出されたガスをエアバッグ部材42に導くようにケース45の内部に延設されたチューブ47との一体ユニットとして構成されたもので、ケース45の前端湾曲部には、この湾曲部の先端に一端が固定され他端がエアバッグ部材42の前端部に固定されたエアバッグテザー48(但し、図7においてその展開時の状態を仮想線で示す)が収納されている。
【0030】
ここで、上述のケース45の前端部はフロントピラートリムで覆われ、ケース45の後端部およびインフレータ46はリヤピラートリムで覆われ、ケース45の本体部分はトップシーリングとしての前述のトリム部材30で覆われる。
【0031】
このトリム部材30の所定部にはエアバッグ展開時に該トリム部材30を図4の仮想線b方向へ変位させるために、脆弱部30aが形成されている。
【0032】
また、上述のケース45は下方が開口する樋状の硬質枠体で形成され、その下方開口部が中央にスリットをもった合成樹脂製のリッド49で閉塞されていて、通常時(非衝突時)はその中にエアバッグ部材42を収容し、車両側方から所定の衝撃力を受けて、インフレータ46からガスが噴出した時、そのガスによって膨らむエアバッグ部材42がリッド49のスリットを押し開いて破断し、車両のウインドガラス10,11に沿って図7に示すようにカーテン状に展開すべく構成されたものである。
【0033】
このように図1〜図7で示した実施例の車両のエアバッグ装置は、車両1のルーフパネル19のサイド部に位置するルーフサイドレール20にドアロック用のストライカ18が設けられた車両において、上記ルーフサイドレール20の車室側にはトリム部材30が設けられ、上記トリム部材30とルーフサイドレール20との間に乗員の頭部を保護する頭部エアバッグ31が配設され、上記ストライカ18の下側にはストライカベゼル32が設けられ、上記ストライカベゼル32には頭部エアバッグ31の作動時にエアバッグ部材42の展開を案内するガイド手段(ガイドリブ38参照)が設けられたものである。
【0034】
この構成によれば、上述のガイド手段(ガイドリブ38参照)でエアバッグ部材42の展開方向を規制するので、エアバッグ部材42が絡まるのを防止して、このエアバッグ部材42の良好な展開状態を確保して、乗員の充分な頭部保護が達成できる。
【0035】
しかも、エアバッグ部材42の展開方向を案内するガイド部材を別途新設することなく、ストライカベゼル32にガイド手段(ガイドリブ38参照)を形成するので、コストダウン、重量ダウンを図ることができると共に、車両1に対する組付け工数の削減を図ることができる。
【0036】
また、上記ドアロック用のストライカ18は、リヤドア3がその後部をヒンジ(リヤドアヒンジ5参照)で支持されたフリースタイルドアのドアロック用に設定されたものである。
この構成によれば、上記ガイド手段(ガイドリブ38参照)をフリースタイルドア特有の部材(ストライカベゼル32)に設けることができる。
【0037】
さらに、上記ストライカベゼル32は車体側部材(ルーフサイドレールインナ22参照)に取付けられたものである。
この構成によれば、ストライカベゼル32が車体側部材(ルーフサイドレールインナ22参照)に固定されるので、このストライカベゼル32の支持剛性が高く、エアバッグ部材42の展開時におけるガイド機能が安定する。
【0038】
加えて、上記ガイド手段(ガイドリブ38参照)はストライカベゼル32に一体形成されたものである。
この構成によれば、ストライカベゼル32とガイド手段(ガイドリブ38参照)との一体化構造により、その部品点数および組付け工数の削減を図ることができる。
【0039】
しかも、上記ガイド手段はストライカベゼル32に一体形成されたガイドリブ38により構成されたものである。
この構成によれば、ストライカベゼル32とガイドリブ38との一体化構造により、その部品点数および組付け工数の削減を図ることができるのは勿論、上述のガイドリブ38によりストライカベゼル32の補強を兼ねることができる。
【0040】
図8は車両のエアバッグ装置の他の実施例を示し、ルーフパネル19の下面には車幅方向に延びるルーフレインフォースメント50を接合して、これら両者19,50間に車幅方向に延びる閉断面51を形成する一方、ルーフサイドレールインナ22の車室内方側への上部延長部22aと、ルーフサイドレール20の下側の接合部20bとの間に車体側部材としての補強部材52を接合固定し、この補強部材52の下面水平部に前述のボルト28、ナット29および取付け板27等の取付け部材を用いてストライカ18を固定すると共に、該ストライカ18とトリム部材30との間を覆うように、スペーサ40およびタッピングスクリュ41等の取付け部材を用いて上述の補強部材52にストライカベゼル32を固定したものである。
【0041】
また、この実施例では、フロントドア2とリヤドア3とで開閉されるドア開口部14に沿って環状のドア開口メンバ53を設けている。
【0042】
このドア開口メンバ53はサイドアウタパネルとしてのルーフサイドレールアウタ、フロントピラーアウタ、ヒンジピラーアウタ、サイドシルアウタ、リヤピラーアウタと、サイドインナパネルとしてのルーフサイドレールインナ、フロントピラーインナ、ヒンジピラーインナ、サイドシルインナ、リヤピラーインナとによって構成される。
【0043】
上述のドア開口メンバ53の閉断面内にはドア開口部14に沿って一体的に連続して環状に延びる環状レインフォースメント54が設けられ、この環状レインフォースメント54により車体剛性、車体のねじり剛性の向上を図るように構成している。
【0044】
図8において、ルーフサイドレールアウタ21と、このルーフサイドレールアウタ21の車室内側に接合されたルーフサイドレールインナ22とで車両の前後方向に延びる閉断面23を形成し、この閉断面23内においてルーフサイドレールアウタ21とルーフサイドレールインナ22との間に接合されるように上述の環状レインフォースメント54を配設している。
【0045】
また環状レインフォースメント54とルーフサイドレールインナ22との間には、ドア開閉荷重に対する車体耐力の向上を図る目的で、節型のストライカレイン55を設けている。このストライカレイン55はストライカ18の取付け部位と対応するように設けられる。
【0046】
このようにストライカベゼル32が取付けられる車体側部材はルーフサイドレールインナ22に代えて補強部材52であってもよく、この図8の実施例においてもストライカベゼル32それ自体の構成は先の実施例と同等であるから、この図8の実施例においても前述と同様の作用、効果を奏する。
なお、図8において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0047】
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の構成と、実施例のガイドリブ38に対応し、
以下同様に、
車体側部材は、ルーフサイドレールインナ22または、ドア開口部14とルーフパネル19との間を接続する補強手段としての補強部材52に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0048】
【発明の効果】
この発明によれば、車両のルーフパネルのサイド部に位置するルーフサイドレールにドアロック用のストライカが設けられた車両において、ストライカベゼルに頭部エアバッグの作動時にエアバッグ部材の展開を案内するガイド手段を設けたので、このガイド手段によりエアバッグ部材が絡まるのを防止して、エアバッグ部材の良好な展開状態を確保し、乗員の充分な頭部保護が達成できるのは勿論、エアバッグ部材の展開方向を規制および案内するガイド部材を新たに設けることなく、上記ガイド手段をストライカベゼルに形成したので、コストダウン、重量ダウンを図ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のエアバッグ装置を備えた車両の斜視図。
【図2】 車両の側面図。
【図3】 フロントドア、リヤドアを取外した状態で示す車両の側面図。
【図4】 ルーフサイド部の断面図。
【図5】 図4のA−A線矢視断面図。
【図6】 ストライカベゼルの平面図。
【図7】 エアバッグ装置のレイアウトを示す説明図。
【図8】 本発明の車両のエアバッグ装置の他の実施例を示す断面図。
【符号の説明】
3…リヤドア
5…ヒンジ
18…ストライカ
19…ルーフパネル
20…ルーフサイドレール
22…ルーフサイドレールインナ(車体側部材)
26…車室
30…トリム部材
31…頭部エアバッグ
32…ストライカベゼル
38…ガイドリブ(ガイド手段)
42…エアバッグ
52…補強部材(車体側部材)
Claims (5)
- 車両のルーフパネルのサイド部に位置するルーフサイドレールにドアロック用のストライカが設けられた車両において、
上記ルーフサイドレールの車室側にはトリム部材が設けられ、
上記トリム部材とルーフサイドレールとの間に乗員の頭部を保護する頭部エアバッグが配設され、
上記ストライカの下側には、該ストライカと上記トリム部材との間の開口部を閉塞するカバー部材としてのストライカベゼルが設けられ、
上記ストライカベゼルには頭部エアバッグの作動時にエアバッグ部材の展開を案内するガイド手段が設けられた
車両のエアバッグ装置。 - 上記ドアロック用のストライカは、リヤドアがその後部をヒンジで支持されたフリースタイルドアのドアロック用に設定された
請求項1記載の車両のエアバッグ装置。 - 上記ストライカベゼルは車体側部材に取付けられた
請求項1または2記載の車両のエアバッグ装置。 - 上記ガイド手段はストライカベゼルに一体形成された
請求項1,2または3記載の車両のエアバッグ装置。 - 上記ガイド手段はストライカベゼルに一体形成されたガイドリブにより構成された
請求項1,2または3記載の車両のエアバッグ装置。
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