JP3855704B2 - インクカートリッジ及びインクカートリッジにおける大気開放弁の組付方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録装置用のヘッドにインクを供給するためのインクカートリッジ及びインクカートリッジにおける大気開放弁の組付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
インクジェット式記録装置は、一般にキャリッジ上に搭載されて記録用紙の幅方向に移動する記録ヘッドと、この記録ヘッドの移動方向と直交する方向に記録用紙を相対的に移動させる紙送り手段とを備えている。
このようなインクジェット式記録装置において、記録用紙に対する印刷は、印刷データに基づいて記録ヘッドからインク滴を吐出させることにより行われる。
そして、キャリッジ上に例えばブラック,イエロー,シアンおよびマゼンタの各インクを吐出可能な記録ヘッドを搭載し、ブラックインクによるテキスト印刷ばかりでなく、各インクの吐出割合を変えることにより、フルカラー印刷を可能としている。
【0003】
このため、記録ヘッドに各インクを供給するインクカートリッジが装置本体内に配設されている。
通常のインクジェット式記録装置にあっては、前記ブラック,イエロー,シアンおよびマゼンタのインクが貯留された各インクカートリッジがキャリッジ上に載置され、キャリッジと共に移動する。
【0004】
最近の記録装置においては、記録速度の向上を図る目的から、キャリッジの移動を高速で行うようになってきている。
このような記録装置においては、キャリッジの加減速に伴うインク供給チューブの伸張・屈曲によってその内部インクに圧力変動が生じてしまい、記録ヘッドからのインク滴の吐出を不安定にする。
【0005】
このため、大気側に開放される下方インク収容室(インクタンク室)と、この下方インク収容室にインク流路を介して接続するヘッド接続用の上方インク収容室(インクエンド室)とを備え、この上方インク収容室とヘッド供給口とを結ぶ経路途中に差圧弁を配置してなるインクカートリッジが提案されている。
【0006】
これによれば、負圧発生手段によってヘッド側に負圧が発生し、これに伴い差圧弁が開放して記録ヘッドにインクを供給するため、前記した圧力変動によるインクへの悪影響が少なくなり、記録ヘッドへのインクの供給を最適な水頭差で行うことができる。
【0007】
また、このようなインクカートリッジは、インク収容室と大気開放室とを連通させるための大気導通孔を開閉可能な弁体およびこの弁体を閉方向に押圧可能な弾性部材を有する大気開放弁とを備えている。
そして、記録装置に対するインクカートリッジの装着による大気開放弁の開弁によってインク収容室を大気側に連通させ、一方インクカートリッジの離脱による大気開放弁の閉弁によってインク収容室の大気側への連通を遮断するように構成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この種のインクカートリッジにおける大気開放弁の組付構造においては、弾性部材の一方端部を大気開放室内に単に固定することにより弁体を付勢するものであるため、設計時に弾性部材の固定位置などを十分に考慮してその付勢力を決定する必要があった。この結果、設計事項が嵩み、インクカートリッジの設計を煩雑にするという課題があった。
【0009】
本発明は、このような技術的課題を解決するためになされたもので、設計事項を削減することができ、もってインクカートリッジ設計の簡素化を図ることができるインクカートリッジならびにインクカートリッジにおける大気開放弁の組付構造および方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記した目的を達成するためになされた本発明に係るインクカートリッジは、インク収容室と大気開放室とを連通させるための大気導通孔を有するカートリッジ本体と、このカートリッジ本体の大気導通孔を開閉可能な弁体およびこの弁体を閉方向に押圧可能なく字状の屈曲片からなる弾性部材を有する大気開放弁とを備え、前記弾性部材は、一方端部が前記弁体を閉方向に押圧し、かつ他方端部が前記大気開放室内に固定されていることを特徴とする。
【0011】
また、本発明に係るインクカートリッジは、インク収容室と大気開放室とを連通させるための大気導通孔を有するカートリッジ本体と、このカートリッジ本体の大気導通孔を開閉可能な弁体およびこの弁体を閉方向に押圧可能なく字状の屈曲片からなる弾性部材を有する大気開放弁とを備え、前記弁体を、前記大気導通孔の開口部を閉塞するような位置に配置し、前記弾性部材を展開させて前記大気開放室内に位置決めし、この弾性部材は、位置決め状態において一方端部が前記弁体を閉方向に押圧し、かつ他方端部が前記大気開放室内に固定されていることを特徴とする。
このような構造であるため、大気開放弁の組付時において弁体に対する弾性部材の付勢力が決定される。
したがって、設計時に弾性部材の固定位置などを従来のようには考慮する必要がないため、設計事項を削減することができ、インクカートリッジ設計の簡素化を図ることができる。
【0012】
ここで、前記大気開放室の室壁に、前記大気導通孔の軸線方向と平行な方向に突出する二つの凸部を設け、これら凸部を前記弾性部材に挿通させ、これら挿通端部のうち前記弁体に近い側の挿通端部によって前記弾性部材の一方端部が移動規制され、前記弁体に遠い側の挿通端部を圧潰して前記弾性部材の他方端部が固定されていることが望ましい。
このように構成されているため、大気開放弁の組み付けは、弁体によって大気導通孔を閉塞した後、弾性部材に二つの凸部を挿通させ、これら挿通端部のうち弁体に遠い側の挿通端部を圧潰して弾性部材を固定することにより行われる。
【0014】
一方、本発明に係るインクカートリッジにおける大気開放弁の組付方法は、インク収容室と大気開放室とを連通させるための大気導通孔を有するカートリッジ本体と、このカートリッジ本体の大気導通孔を開閉可能な弁体およびこの弁体を閉方向に押圧可能なく字状の屈曲片からなる弾性部材を有する大気開放弁とを備え、この大気開放弁を前記大気開放室内に組み付ける方法であって、前記大気開放弁を組み付けるにあたり、前記大気導通孔の開口部を閉塞するような位置に前記弁体を配置し、次に、この弁体を閉方向に押圧したまま前記弾性部材を展開させて前記大気開放室内に位置決めした後、この弾性部材の押圧側端部と反対側の端部を前記大気開放室内に固定することを特徴とする。
【0015】
このような方法によると、大気開放弁の組付時において弁体に対する弾性部材の付勢力が決定される。
したがって、設計時に弾性部材の固定位置などを従来のようには考慮する必要がないため、設計事項を削減することができ、設計が簡単なインクカートリッジを得ることができる。
【0016】
また、前記弾性部材を固定するにあたり、予め前記大気開放室の室壁に設けられた凸部を前記弾性部材に挿通させ、この挿通端部の一部を常温で圧潰することが望ましい。
このような方法によると、凸部に圧潰力を付与することにより弾性部材を大気開放室内に固定することができるため、弾性部材の変形発生を防止することができる。
さらに、前記屈曲部の頂点またはその近傍を押さえて前記弾性部材を展開させることが望ましい。
このような方法によると、大気開放弁を押さえるシール力が大きくなる。
ここで、前記弾性部材を水平になるように前記屈曲部の頂点またはその近傍を押さえることが望ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明が適用されたインクカートリッジならびにインクカートリッジにおける大気開放弁の組付構造および方法につき、図に示す実施の形態に基づいて説明する。
先ず、インクカートリッジおよびインクカートリッジにおける大気開放弁の組付構造につき、図1〜図11を用いて説明する。図1は、本発明の実施形態に係るインクカートリッジの全体を分解して示す斜視図である。図2(a)および(b)は、本発明の実施形態に係るインクカートリッジの外観を示す斜視図である。図3および図4は、本発明の実施形態に係るインクカートリッジの内部構造を斜め上方と斜め下方から見た斜視図である。図5および図6は、本発明の実施形態に係るインクカートリッジの内部構造を示す正面図と背面図である。図7および図8は、本発明の実施形態に係るインクカートリッジの負圧発生手段収容室とバルブ収容室(大気開放弁の組付構造)を拡大して示す断面図である。図9は、本発明の実施形態に係るインクカートリッジのカートリッジホルダに対する接続状態を示す正面図である。図10(a)および(b)は、本発明の実施形態に係るインクカートリッジにおける大気開放弁の組付構造を説明するために示す平面図と断面図である。
【0018】
図2(a)および(b)に示すインクカートリッジ1は、一方側に開口する平面ほぼ矩形状の容器本体(下ケース)2と、この容器本体2の開口部を封止する蓋体(上ケース)3とを有し、その内部がインク流路系および空気流路系(共に後述)から大略構成されている。
【0019】
前記容器本体2の下方部には、記録ヘッド112のインク供給針72(共に図9に図示)に接続可能なインク供給口4およびこのインク供給口4の側方に並列する第一開口部(開放孔)85,第二開口部86(共に図4および図5に図示)が設けられている。前記インク供給口4は後述するインクエンド室(差圧弁収容室)に連通され、前記第一開口部85はインク収容室(インクタンク室)11に連通されている。
【0020】
前記インク供給口4内には、図1に示すように、ゴム等からなる略円柱状のシール部材200が装着されている。このシール部材200の中央部には、軸線方向に開口する貫通孔200aが設けられている。また、前記インク供給口4内には、前記インク供給針72の挿抜によって前記貫通孔200aを開閉するスプリング受け(弁体)201が配設され、さらにこのスプリング受け201を前記シール部材200に付勢する圧縮コイルスプリング202が弾装されている。
前記第二開口部86は、図10(a)および(b)に示すように、大気連通口86aを介してインク収容室11に連通され、またインク注入口86bを介してインクエンド室(バッファ室16,負圧発生手段収容室17等)に連通されている。
【0021】
前記容器本体2の上方側部にはカートリッジホルダに着脱可能な係止部材5,6が一体に設けられている。そして、図2(a)に示すように一方の係止部材5の下方部には回路基板(IC基板)7が配設され、他方の係止部材6の下方部には同図(a)および(b)に示すようにバルブ収容室8が配設されている。
なお、前記回路基板7は、インクに関する情報データ、例えば色種,顔料/染料系インクの種別,インク残量,シリアル番号,有効期限および対象機種等のデータを書き込み可能に保存した記憶素子を有している。
【0022】
前記バルブ収容室8は、図8に示すように、カートリッジ挿入側(下側)に開口する内部空間を有し、その内部空間中を前記インクカートリッジ1に適合する記録装置側の識別片73(図9に図示)およびバルブ作動杆70が進退する。そして前記内部空間の上部には、前記バルブ作動杆70の進退によって回動する識別用のブロック87の操作アーム66が収容されている。また前記内部空間の下部には、記録装置に対する適否を判断するための識別用凸部68が設けられている。そして、この識別用凸部68は、記録装置側のインク供給針72(図9に図示)をインク供給口4に連通させる以前(後述する大気開放弁が開弁する以前)において、カートリッジホルダ71(図9に図示)のバルブ作用杆70による判定を可能にする位置に配置されている。
【0023】
また、バルブ収容室8(大気開放室501)の室壁8aには、図8に示すように、大気開放弁601の開閉動作によって開閉する大気導通孔としての貫通孔60が設けられている。また、この室壁8aには、前記貫通孔60の軸線方向と平行な方向に突出する凸部63,64が一体に設けられている。前記貫通孔60の一方開口部側には前記操作アーム66が配置されており、他方開口部側には前記大気開放弁601が配置されている。前記操作アーム66は、加圧フィルム(伸縮性フィルム)61を押圧する操作部66bを有し、前記バルブ作動杆70の進路に斜め上方に突出して配置され、かつ回動支点66aを介して前記容器本体2に固定されている。
【0024】
前記加圧フィルム61は、前記貫通孔60を閉塞するように前記室壁8aに取り付けられており、全体がゴム等の弾性シール部材によって形成されている。そして、この加圧フィルム61と前記貫通孔60の開口周縁との間に形成された内部空間は、インク収容室(インクタンク室)11に連通する貫通孔67(共に図5に図示)に開口されている。
【0025】
前記大気開放弁601は、図8および図10(a),(b)に示すように、前記貫通孔60を開閉可能な弁体65およびこの弁体65を閉方向に押圧可能な弾性部材62を有している。前記弁体65は、前記貫通孔60を挿通する円柱部65aおよび前記貫通孔60の開口周縁に閉弁状態において押圧接触可能な弁部65bを有し、全体がエラストマー等の弾性材料によって形成されている。前記弾性部材62は、両端部に前記突起(凸部)63,64が挿通する切り欠き62aと貫通孔62bを有し、例えばステンレス等からなるく字状の屈曲片(屈曲部62c)を展開させて前記大気開放室501内に位置決め可能な板ばねによって形成されている。そして、前記弁体65に近い側の端部が前記突起64によって移動規制され、前記弾性部材62の位置決め状態において前記弁体65を押圧付勢している。また、前記弁体65に遠い側の端部が前記突起63の挿通端部(一部)を圧潰して固定されている。前記突起63の圧潰位置は、前記弾性部材62のばね力(押圧付勢力)を大きくし、前記貫通孔60に対する前記弁体65によるシール力を高くするために、前記弾性部材62のばね有効長を小さくするような位置とされている。
【0026】
なお、図1において、符号88は前記容器本体2の上面部に前記ブロック87に対応して貼付される識別用のラベル、89は前記インク供給口4(貫通孔200a)を封止するためのフィルム、90は前記第一開口部85,第二開口部86を封止するためのフィルムである。また、91はインク充填済みのインクカートリッジ1を包むための減圧パックである。
【0027】
次に、前記した容器本体2内の「インク流路系」と「空気流路系」につき、図1〜図9を用いて説明する。
「インク流路系」
前記インクカートリッジ1には、図1に示すように、前記容器本体2の正面側に内フィルム(遮気性フィルム)56,502を介して前記蓋体3を接合することにより、また前記容器本体2の背面側に外フィルム(遮気性フィルム)57を介して保護ラベル83を接合することにより内部空間が形成されている。この内部空間は、図3〜図5に示すように、前記記録ヘッド112(図9に図示)に対するインク供給口側が若干下方となるように延在する仕切壁10によって上下に分割形成されている。この内部空間の下部領域は、前記記録ヘッド112の接続状態において大気中に開放するインク収容室11とされている。
【0028】
前記インク収容室11には、各高さ位置が互いに異なる二つの中間壁300,301が配設されている。一方の中間壁300は、前記インク収容室11の片側側面部と所定の間隔をもって配置されている。他方の中間壁301は、前記インク収容室11の底面部に対向し、前記中間壁300のインク供給口側に配置されている。この中間壁301は、インク注入方向(上下)に並列する二つの空間部11a,11bに前記インクタンク室11を隔成している。また、この中間壁301には、前記第一開口部85の軸線と同一の軸線をもつ貫通孔301aが設けられている。
【0029】
一方、前記内部空間の上部領域は、前記仕切壁10を底面部とする枠部14によって区画されている。前記枠部14の内部空間は、前記記録ヘッド112に接続するインクエンド室(一部)を構成し、このインクエンド室の正面側が連通口15aを有する垂直壁15によって左右に分割形成されている。この分割形成された内部空間の一方側領域はバッファ室(インク収容室)16とされ、また他方側領域は負圧発生手段収容室(インク収容室)17とされている。
【0030】
前記バッファ室16には、前記インク収容室11に連通する連通流路18が接続されている。この連通流路18は、上下位置に連通口18a,18bを有している。そして、この連通流路18は、前記容器本体2の背面に開口して上下方向に延在する凹部18c(図6に図示)およびこの凹部18cの開口を閉塞して封止する遮気性フィルム(外フィルム57)によって形成されている。また、この連通流路18の上流側には、前記インク収容室11内に連通する上下二つの連通口19a,19bを有する隔壁19が設けられている。一方の連通口19aは、前記インク収容室11内の下方領域にに開口する位置に配置されている。他方の連通口19bは、前記インク収容室11内の上方領域に開口する位置に配置されている。
【0031】
一方、前記負圧発生手段収容室17には、横長の仕切壁22および環状の仕切壁24によって、図7に示す差圧弁52(膜弁)を収容する差圧弁収容室33(図6に図示)と、同じく図7に示すフィルタ55(不織布フィルタ)を収容するフィルタ室34(図5に図示)とが形成されている。前記仕切壁25には、前記フィルタ55を通過したインクを前記フィルタ室34から前記差圧弁収容室33に導く貫通孔25aが設けられている。
【0032】
前記仕切壁24の下部には前記仕切壁10との間に連通口26aを有する仕切壁26が、またその側方には前記枠部14との間に連通口27aを有する仕切壁27が設けられている。そして、前記仕切壁27と前記枠部14との間には、前記連通口27aに連通し、かつ上下方向に延在する連通路28が設けられている。この連通路28の上方部には、前記フィルタ室34に前記連通口24aおよび領域31を介して連通する貫通孔29が連設されている。
【0033】
前記貫通孔29は、前記仕切壁27に連続する仕切壁(環状壁)30によって形成されている。
前記領域31は、前記仕切壁22,24,30および仕切壁30a(図6に図示)によって形成されている。この領域31は、前記容器本体2の一方端部(前記貫通孔29に連通する部分)が深く、他方端部(前記フィルタ室34に連通する部分)が浅く形成されている。
【0034】
前記差圧弁収容室33には、図7に示すように、エラストマー等の弾性変形可能な差圧弁としての膜弁52が収容されている。この膜弁52は、貫通孔52cを有し、圧縮コイルスプリング50によってフィルタ室側に付勢され、かつその外周縁が環状の厚肉部52aを介して容器本体2に超音波溶着によって固定されている。前記圧縮コイルスプリング50は、一方端部が前記膜弁52のスプリング受け52bに、他方端部が前記差圧弁収容室33内のスプリング受け203に支持されている。この圧縮コイルスプリング50と前記膜弁52の位置精度は、この差圧弁で差圧を制御する場合に重要な要素であり、図7に示すように、曲がりや位置ずれ等がなく、圧縮コイルスプリング50で膜弁52の凸部を配置する必要がある。
なお、図中符号54は、前記膜弁52の厚肉部52aに一体に成形された枠部を示す。
【0035】
前記フィルタ室34には、図7に示すように、インクを通過させ、かつ塵埃等を捕捉する前記フィルタ55が配置されている。このフィルタ室34の開口部は前記内フィルム56によって、また前記差圧弁収容室33の開口部は前記外フィルム57によって封止されている。そして、インク供給口4内の圧力が低下すると、膜弁52が圧縮コイルスプリング50の付勢力に抗して弁座部25bから離れる(貫通孔52cが開口する)ため、フィルタ55を通過したインクは貫通孔52cを通過し、凹部35によって形成された流路を経てインク供給口4に流れ込むように構成されている。また、インク供給口4内のインク圧力が所定の値に上昇すると、膜弁52が圧縮コイルスプリング50の付勢力によって弁座部25bに着座し、インクの流通を遮断するように構成されている。このような動作を繰り返すことにより、一定の負圧を維持しながらインクがインク供給口4に供給される。
【0036】
「空気流路系」
前記容器本体2の背面部には、図6に示すように、流路抵抗を高くする蛇行溝36および大気中に開口する幅広な凹溝37(斜線部)が、さらには前記インク収容室11(図5に図示)に至る平面ほぼ矩形状の凹部38(空間部)が設けられている。前記凹部38内には枠部39およびリブ40が設けられ、これらに通気性フィルム84を張設して大気通気室が形成されている。また、前記凹部38の底面部(壁部)には貫通孔41が設けられ、前記バッファ室16の仕切壁42(図5に図示)によって区画された細長い領域43に連通されている。この領域43は貫通孔44を有し、仕切壁603によって区画された連通溝45およびこの連通溝45に開口する貫通孔46を介して大気開放室501(図8に図示)に連通されている。この大気開放室501の開口部は、図1に示す前記内フィルム(遮気性フィルム)502によって封止されている。
【0037】
以上の構成により、図9に示すようにカートリッジホルダ71にインクカートリッジ1が装着されると、カートリッジホルダ71のバルブ作動杆70が図8に示す操作アーム66に当接して凸部66b(加圧フィルム61)を弁体側に移動させる。これにより、弁体65が貫通孔60の開口周縁から弾性部材62の弾撥力に抗しながら、かつ凸部64に案内されながら離間し、図5に示すインク収容室11が貫通孔67,貫通孔60,貫通孔46,溝45,貫通孔44,領域43および貫通孔41等を介して図6に示す凹部38(大気中)に開放する。また、インク供給口4内の弁体201がインク供給針72の挿入によって開弁する。
【0038】
そして、インク供給口4内の弁体201が開弁し、記録ヘッド112によってインクが消費されると、インク供給口4の圧力が規定値以下に低下するため、図7に示す差圧弁収容室33内の膜弁52が開弁し(インク供給口4の圧力が規定値以上に上昇すると、膜弁52が閉弁する)、差圧弁収容室33内のインクがインク供給口4を介して記録ヘッド112に流れ込む。
さらに、記録ヘッド112でのインクの消費が進行すると、インク収容室11のインクが図4に示す連通流路18を介してバッファ室16に流れ込む。
【0039】
一方、インク消費に伴い、大気と連通した貫通孔67(図5に図示)から空気が流入し、インク収容室11のインク液面が下がる。さらに、インクが消費され、インク液面が連通口19aに達すると、バッファ室16内にインク収容室11(インク供給時に貫通孔67を介して大気中に開放)からのインクが連通流路18を経由して空気と共に流れ込む。そして、気泡が浮力によって上昇するため、インクだけが垂直壁15下部の連通口15aを経て負圧発生手段収容室17に流れ込み、この負圧発生手段収容室17から仕切壁26の連通口26aを通過して連通路28を上昇し、連通路28から領域31および連通口24aを介してフィルタ室34の上部に流れ込む。
【0040】
この後、フィルタ室34内のインクが図7に示すフィルタ55を通過して貫通孔25aから差圧弁収容室33に流れ込み、さらに弁座部25bから離間する膜弁52の貫通孔52cを通過してから、図6に示す凹部35内を下降してインク供給口4に流れ込む。
このようにして、インクカートリッジ1から記録ヘッド112にインクが供給される。
【0041】
なお、異種のインクカートリッジ1がカートリッジホルダ71に装着される場合には、インク供給口4がインク供給針72に到達する以前に、識別用凸部68(図7に示す)がカートリッジホルダ71の識別片73(図9に図示)に当接し、バルブ作用杆70の進入が阻止される。したがって、異種インクカートリッジの装着による不具合の発生を防止することができる。また、この状態では、バルブ作動杆70が操作アーム66にも到達しないため、弁体65が閉弁状態を維持して、放置によるインク収容室11内のインク溶媒の蒸発が防止される。
【0042】
一方、インクカートリッジ1がカートリッジホルダ71の装着位置から引き抜かれた場合には、操作アーム66が作動杆70による支持を失って弾性復帰し、これに伴い弁体65が弾性復帰して貫通孔60を閉塞するため、凹部38とインク収容室11との連通が遮断される。
【0043】
次に、本実施形態に係るインクカートリッジにおける大気開放弁の組付方法につき、図12(a)および(b)を用いて説明する。
先ず、図12(a)および(b)に示すように、貫通孔60に円柱部65aを挿通させるとともに、弁部65bを貫通孔60の開口周縁に接触させることにより、弁体65を大気開放室501内に配置する。
【0044】
次に、同図(a)および(b)に二点鎖線で示すように、弾性部材62の切り欠き62aに突起63を、また貫通孔62bに突起64をそれぞれ挿通させ、バルブ収容室8(大気開放室501)の室壁8aと弁体65に弾性部材62をく字状に屈曲させて保持する。
そして、同図(b)に二点鎖線で示す弾性部材62の屈曲部62cに押圧力Pを付与することにより、同図(b)に実線で示すように弁体65を閉方向に押圧したまま弾性部材62を平面状態(水平になるよう)に展開させて突起63,64に位置決めしてから、このうち突起63の一部を常温で圧潰して弾性部材62を大気開放室501内に固定する。この際、屈曲部62cの頂点を押さえて突起63の圧潰を行うと、弾性部材62から大きな弾撥力が大気開放弁601に作用し、大気開放弁601による貫通孔60のシール力を大きくすることができる。尚、屈曲部62cの頂点に対する押圧力を所定の押圧力(100g以上)とするとともに、弾性部材62が水平になるまで押さえることが好ましい。尚、上記説明にあっては屈曲部62cの頂点を押圧する場合について説明したが、屈曲部62cの頂点の近傍(所定の範囲)を押圧しても良い。
【0045】
このような方法によると、大気開放弁601の組付時において弁体65に対する弾性部材62の付勢力が決定される。
したがって、本実施形態においては、設計時に弾性部材の固定位置などを従来のようには考慮する必要がないため、設計事項を削減することができ、設計が簡単なインクカートリッジ1を得ることができる。
また、本実施形態においては、弾性部材62を固定するにあたり、突子63を切り欠き62aに挿通させ、この挿通端部の一部を常温で圧潰したため、弾性部材62の変形発生を防止することができる。
【0046】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明に係るインクカートリッジ及びインクカートリッジにおける大気開放弁の組付方法によると、設計事項を削減することができるため、インクカートリッジ設計の簡素化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るインクカートリッジの全体を分解して示す斜視図である。
【図2】(a)および(b)は、本発明の実施形態に係るインクカートリッジの外観を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施形態に係るインクカートリッジの内部構造を斜め上方から見た斜視図である。
【図4】本発明の実施形態に係るインクカートリッジの内部構造を斜め下方から見た斜視図である。
【図5】本発明の実施形態に係るインクカートリッジの内部構造を示す正面図である。
【図6】本発明の実施形態に係るインクカートリッジの内部構造を示す背面図である。
【図7】本発明の実施形態に係るインクカートリッジの負圧発生手段収容室を拡大して示す断面図である。
【図8】本発明の実施形態に係るインクカートリッジのバルブ収容室を拡大して示す断面図である。
【図9】本発明の実施形態に係るインクカートリッジのカートリッジホルダに対する接続状態を示す正面図である。
【図10】(a)および(b)は、本実施形態に係るインクカートリッジにおける大気開放弁の組付構造(方法)を説明するために示す平面図と断面図である。
【符号の説明】
1 インクカートリッジ
2 容器本体
3 蓋体
4 インク供給口
8 バルブ収容室
11 インク収容室
15 垂直壁
15a 連通口
16 バッファ室
17 負圧発生手段収容室
18 連通流路
18a,18b 連通口
18c 凹部
19 隔壁
19a,19b 連通口
25 仕切壁
25a 貫通孔
25b 弁座部
26 仕切壁
26a 連通口
28 連通路
29 貫通孔
31 領域
33 差圧弁収容室
34 フィルタ室
35,38 凹部
52 膜弁
51 貫通孔
55 フィルタ
56 内フィルム
57 外フィルム
62 弾性部材
62a,62b 貫通孔
62c 屈曲部
63,64 突起
65 弁体
65a 円柱部
65b 弁部
501 大気開放室
601 大気開放弁

Claims (5)

  1. インク収容室と大気開放室とを連通させるための大気導通孔を有するカートリッジ本体と、
    このカートリッジ本体の大気導通孔を開閉可能な弁体およびこの弁体を閉方向に押圧可能なく字状の屈曲片からなる弾性部材を有する大気開放弁とを備え、
    前記弁体を、前記大気導通孔の開口部を閉塞するような位置に配置し、
    前記弾性部材を展開させて前記大気開放室内に位置決めし、
    この弾性部材は、位置決め状態において一方端部が前記弁体を閉方向に押圧し、かつ他方端部が前記大気開放室内に固定されており、
    前記大気開放室の室壁に、前記大気導通孔の軸線方向と平行な方向に突出する二つの凸部を設け、
    これら凸部を前記弾性部材に挿通させ、
    これら挿通端部のうち前記弁体に近い側の挿通端部によって前記弾性部材の一方端部が移動規制され、
    前記弁体に遠い側の挿通端部を圧潰して前記弾性部材の他方端部が固定されている
    ことを特徴とするインクカートリッジ。
  2. インク収容室と大気開放室とを連通させるための大気導通孔を有するカートリッジ本体と、
    このカートリッジ本体の大気導通孔を開閉可能な弁体およびこの弁体を閉方向に押圧可能なく字状の屈曲片からなる弾性部材を有する大気開放弁とを備え、
    前記弁体と前記弾性部材とは別体に構成されており、
    この大気開放弁を前記大気開放室内に組み付ける方法であって、
    前記大気開放弁を組み付けるにあたり、前記大気導通孔の開口部を閉塞するような位置に前記弁体を配置し、
    次に、この弁体を閉方向に押圧したまま前記弾性部材を展開させて前記大気開放室内に位置決めした後、
    この弾性部材の押圧側端部と反対側の端部を前記大気開放室内に固定する
    ことを特徴とするインクカートリッジにおける大気開放弁の組付方法。
  3. 前記弾性部材を固定するにあたり、予め前記大気開放室の室壁に設けられた凸部を前記弾性部材に挿通させ、この挿通端部の一部を常温で圧潰することを特徴とする請求項2に記載されたインクカートリッジにおける大気開放弁の組付方法。
  4. 前記屈曲部の頂点またはその近傍を押さえて前記弾性部材を展開させることを特徴とする請求項2または請求項3に記載されたインクカートリッジにおける大気開放弁の組付方法。
  5. 前記弾性部材を水平になるように前記屈曲部の頂点またはその近傍を押さえることを特徴とする請求項4に記載されたインクカートリッジにおける大気開放弁の組付方法。
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