JP3855254B2 - 変位センサ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、搬送ライン上を流れる検査対象物の形状検査等に好適な変位センサに係り、特に、センサヘッドと検査対象物との相対移動に連れて時系列的に得られる一連の変位データの中で、予め設定された計測対象範囲指定データで規定される計測対象範囲内にある変位データに対してのみ、予め設定されたホールド態様に基づく計測ホールド処理を実行し、これにより得られた計測ホールド結果を出力する機能を有する変位センサに関する。
【0002】
【従来の技術】
搬送ライン上を流れる検査対象物の形状検査等に好適な変位センサとしては、接触式、静電容量式、光学式等の様々な方式のものが知られている。
【0003】
この種の変位センサでは、センサヘッドと検査対象物との相対移動に連れて時系列的に得られる一連の変位データの中で、予め設定された計測対象範囲指定データで規定される計測対象範囲内にある変位データに対してのみ、予め設定されたホールド態様に基づく計測ホールド処理を実行し、これにより得られた計測ホールド結果を出力する機能を有する。ホールド態様として代表的なものとしては、検査対象物の頂部高さを計測するピークホールド態様や底部深さを計測するボトムホールド態様等が挙げられる。
【0004】
計測ホールド結果は、検査対象物の良否判定にも利用される。この場合、計測ホールド結果は良品相当の基準範囲と比較され、基準範囲に収まる場合には良品と、基準範囲から外れる場合には不良品と判定される。
【0005】
計測対象範囲の指定は、通常、時間的(例えば、特定時間帯に存在する変位データ)又は変位量的(例えば、特定の変位幅に収まる変位データ等)に行うことができる。
【0006】
例えば、次々と搬送路上を流れてくる検査対象物の特定部位を検査するような場合、個々の検査対象物の到来を外部の同期用センサで検出してトリガ信号をオンさせると共に、トリガ信号のオンタイミングを基準として一定時間後に計測開始、その後、一定時間後に計測終了すると言ったように、計測対象範囲を任意に設定することができる。また、計測期間中に得られる高さ相当のピークホールド値を基準値と比較することで、検査対象物の良否を判定することができる。
【0007】
なお、トリガ信号のオンオフ制御は、変位量データと基準値との大小比較によりセルフ方式にて行うことも可能である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
この種の変位センサにおける計測対象範囲の設定精度は、トリガ信号のオンタイミングの精度に大きく依存する。トリガ信号のオンオフ制御には、前述のように、同期用センサによる外部方式と変位量データと基準値との大小比較によるセルフ方式が存在するが、いずれの方式にあっても、検査対象物自身の形状誤差や同期用センサの検出誤差等に起因して、微妙な狂いの発生は避けがたい。
【0009】
トリガ信号のオンタイミングに大きなズレが生ずれば、計測対象範囲の設定にも狂いが生ずるため、計測対象物の意図しない部位に関して、計測ホールド処理が実行されて、計測ホールド結果が誤って異常値を示したり、その検査対象物が不良品と誤判定される虞もある。
【0010】
計測ホールド結果が異常値を示したり、或いは、検査対象物が不良品と判定されたときに、その原因が真に検査対象物の側にあるのか、或いは、計測ホールド処理が検査対象物の予定された部位に対して正しく実行されなかった結果であるのかが不明であれば非常に不便である。
【0011】
この発明は、上述の問題点に着目してなされたものであり、その目的とするところは、計測ホールド結果が異常値を示したり、或いは、検査対象物が不良品と判定されたときに、その原因が真に検査対象物の側にあるのか、或いは、計測ホールド処理が検査対象物の予定された部位に対して正しく実行されなかった結果であるのかを容易に判断できるようにした変位センサを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の変位センサは、センサヘッドと検査対象物との相対移動に連れて時系列的に得られる一連の変位データの中で、予め設定された計測対象範囲指定データで規定される計測対象範囲内にある変位データに対してのみ、予め設定されたホールド態様に基づく計測ホールド処理を実行し、これにより得られた計測ホールド結果を出力するものである。
【0013】
この変位センサには、時系列的に得られる一連の変位データと設定された計測対象範囲指定データとに基づいて、一連の変位データを示すトレンドグラフ上に、計測対象範囲を示す図形が重ねて描かれた、計測対象変位データ確認用の表示情報を編集して出力する表示情報編集手段が設けられる。
【0014】
好ましい実施の形態では、計測ホールド結果を予め設定された基準値と比較して良否判定処理を実行し、これにより得られた良否判定結果を出力するように構成してもよい。
【0015】
好ましい実施の形態では、計測対象となる変位データの時間的範囲は、同期用センサを介して外部生成されるトリガ信号、又は時系列的に得られる一連の変位データと基準値との比較に基づいて自己生成されるトリガ信号、を基準として決定するようにしてもよい。
【0016】
好ましい実施の形態では、計測対象変位データ確認用の表示情報により表示されるトレンドグラフにおいては、モニタ画面上の時間軸方向の表示基準位置とトリガ信号のオンタイミングとが常に整合するように、時間軸方向の画像シフト制御が行われるようにしてもよい。
【0017】
このような構成によれば、トレンドグラフ上の各変位データと計測対象範囲との関係を視覚的に観察することにより、計測対象物の予定された部位が正しく計測対象範囲に収まっているかを確認できるから、計測ホールド結果が異常値を示したり、或いは、検査対象物が不良品と判定されたときに、その原因が真に検査対象物の側にあるのか、或いは、計測ホールド処理が検査対象物の予定された部位に対して正しく実行されなかった結果であるのかを容易に判断することができる。
【0018】
好ましい実施の形態では、計測ホールド処理に採用されるホールド態様がサンプリングホールド態様であり、かつ一連の変位データを示すトレンドグラフ上に重ねられる計測対象範囲を示す図形が、時間軸上における計測開始位置に描かれたタイミング表示マークを含む、ようにしてもよい。
【0019】
ここで、『サンプリングホールド態様』とは、計測開始時の変位データの値をホールドするようにしたホールド態様のことである。
【0020】
上述のサンプリングホールド態様にあっては、タイミング表示マークを、時間軸上の計測開始位置を通りかつ変位軸に平行な直線としてもよい。
【0021】
このような構成によれば、検査対象物上の所定位置をサンプリングできているかを容易に確認することができる。
【0022】
好ましい実施の形態では、計測ホールド処理に採用されるホールド態様がピークホールド態様、ボトムホールド態様、ピークtoピークホールド態様、アベレージホールド態様のいずれかであり、かつ一連の変位データを示すトレンドグラフ上に重ねられる計測対象範囲を示す図形が、時間軸上における計測開始位置及び計測終了位置にそれぞれ描かれたタイミング表示マークを含む、ようにしてもよい。
【0023】
ここで、『ピークホールド態様』とは、測定開始から終了までの最大値をホールドするようにしたホールド態様のことである。
【0024】
また、『ボトムホールド態様』とは、測定開始から終了までの最小値をホールドするようにしたホールド態様のことである。
【0025】
また、『ピークtoピークホールド態様』とは、測定開始から終了までの最大値と最小値との差をホールドするようにしたホールド態様のことである。
【0026】
さらに、『アベレージホールド態様』とは、測定開始から終了までの平均値をホールドするようにしたホールド態様のことである。
【0027】
上述のピークホールド態様、ボトムホールド態様、ピークtoピークホールド態様、アベレージホールド態様にあっては、タイミング表示マークを、時間軸上の計測開始位置及び計測終了位置をそれぞれ通りかつ変位軸に平行な2本の平行直線としてもよい。
【0028】
このような構成によれば、検査対象物上の所定位置をホールド期間に設定できているかを容易に確認することができる。
【0029】
好ましい実施の形態では、計測ホールド処理に採用されるホールド態様がレングスホールド態様、極大ホールド態様、極小ホールド態様のいずれかであり、かつ一連の変位データを示すトレンドグラフ上に重ねられる計測対象範囲を示す図形が、時間軸上における計測開始位置及び計測終了位置にそれぞれ描かれたタイミング表示マークと、変位軸上における計測対象変位下限位置及び計測対象変位上限位置にそれぞれ描かれた変位値表示マークを有する二次元領域特定図形を含む、ようにしてもよい。
【0030】
ここで、『レングスホールド態様』とは、測定範囲に入っている間の距離を出力するようにしたホールド態様のことである。
【0031】
また、『極大ホールド態様』とは、測定範囲内における最大の極大値をホールドするようにしたホールド態様のことである。
【0032】
さらに、『極小ホールド態様』とは、測定範囲内における最小の極小値をホールドするようにしたホールド態様のことである。
【0033】
上述のレングスホールド態様、極大ホールド態様、極小ホールド態様にあっては、二次元領域特定図形を、時間軸上の計測開始位置及び計測終了位置をそれぞれ通りかつ変位軸に平行な2本の平行線分と、変位軸上の計測対象変位下限位置をそれぞれ通りかつ時間軸に平行な2本の平行線分とからなる矩形図形としてもよい。
【0034】
このような構成によれば、検査対象物上の所定位置を計測対象領域で囲めているかを容易に確認することができる。
【0035】
好ましい実施の形態では、計測ホールド処理に採用されるホールド態様がエッジホールド態様又はピッチホールド態様であり、かつ一連の変位データを示すトレンドグラフ上に重ねられる計測対象範囲を示す図形が、時間軸上における計測開始位置及び計測終了位置にそれぞれ描かれたタイミング表示マークと、変位軸上におけるスレッシュ値位置に描かれた変位値表示マークとを含む、ようにしてもよい。
【0036】
ここで、『エッジホールド態様』とは、測定範囲内において、スレッシュ値を最初に越えた位置をホールドするようにしたホールド態様のことである。
【0037】
また、『ピッチホールド態様』とは、測定範囲内において、相隣接するエッジ中心間の距離をホールドするようにしたホールド態様のことであり、MAXピッチホールド態様とMINピッチホールド態様とを含む。ここで、MAXピッチホールド態様とは、相隣接するエッジ中心間の最大距離をホールドするホールド態様(例えばICのリードピッチの最大値のイメージ)を示し、また、MINピッチホールド態様とは、相隣接するエッジ中心間の最小距離をホールドするホールド態様(例えばICのリードピッチの最小値のイメージ)をそれぞれ示している。尚、エッジ中心は、‘(スレッシュ値を上回った位置+次に下回った位置)/2’で求められる。
【0038】
上述のエッジホールド態様、ピッチホールド態様にあっては、タイミング表示マークを、時間軸上の計測開始位置及び計測終了位置をそれぞれ通りかつ変位軸に平行な2本の平行直線であり、かつ変位値表示マークが変位軸上のスレッシュ値位置を通りかつ時間軸に平行な直線としてもよい。
【0039】
このような構成によれば、検査対象物上の所定位置がスレッシュ値として設定されているか、並びに、検査対象物上の所定位置を計測期間に設定できているかを容易に確認することができる。
【0040】
上述した本発明並びにその実施形態に係る変位センサは、好ましい実施の形態にあっては、
それぞれ撮像素子を内蔵しかつ光切断法により測定対象変位に対応するラインビーム画像を出力するセンサヘッドと、
センサヘッドが電気コードで接続される本体装置と、
本体装置に対する各種の指令を与えるための操作器と、
本体装置から得られるモニタ出力で駆動される画像モニタと、
を具備するものとして実現することができる。
【0041】
このような構成によれば、トレンドグラフ上の各変位データと計測対象範囲との関係を視覚的に観察することにより、計測対象物の予定された部位が正しく計測対象範囲に収まっているかを確認できるから、計測ホールド結果が異常値を示したり、或いは、検査対象物が不良品と判定されたときに、その原因が真に検査対象物の側にあるのか、或いは、計測ホールド処理が検査対象物の予定された部位に対して正しく実行されなかった結果であるのかを容易に判断することができる光学式の変位センサを実現することができる。
【0042】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明の好適な実施の一形態を添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0043】
先に説明したように、本発明の変位センサは、センサヘッドと検査対象物との相対移動につれて時系列的に得られる一連の変位データの中で、予め設定された計測対象範囲指定データで規定される計測対象範囲内にある変位データに対してのみ、予め設定されたホールド態様に基づく計測ホールド処理を実行し、これにより得られた計測ホールド結果を出力する変位センサであって、時系列的に得られる一連の変位データと設定された計測対象範囲指定データとに基づいて、一連の変位データを示すトレンドグラフ上に、計測対象範囲を示す図形が重ねて描かれた、計測対象変位データ確認用の表示情報を編集して出力する表示情報編集手段を有するものである。
【0044】
かかる本発明が適用された変位センサのシステム構成の一例を示すブロック図が図1に示されている。
【0045】
同図に示されるように、この変位センサ1は、本体装置10と、センサヘッド20と、画像モニタ30と、操作器40とを含んでいる。尚、符号50で示されるのは、PLC等の外部機器であり、符号60で示されるのは検査対象物の到来を検出する同期用センサである。
【0046】
本体装置10は、本変位センサの中枢をなすものであり、マイクロプロセッサを主体として構成されている。この本体装置10の内部には、後に図4を参照して説明するように、各種の処理機能がソフトウェア的に実現されている。
【0047】
センサヘッド20は、対象となる変位量を受光画面上の位置情報に変換して検出する装置である。センサヘッド20の一例が図2に示されている。同図に示されるように、センサヘッド20は、レーザ光を発光するレーザダイオード21と、レーザダイオード21の前面側に配置されたスリット板22と、スリット板22を通ったレーザ光を検査対象物(ワーク)W上に集束するレンズ系23と、検査対象物Wからの光を集束するレンズ系24と、レンズ系24を介して得られた光像が受光面に結ばれるように配置した撮像素子25とを含んでいる。
【0048】
尚、図2においては、センサヘッド20は固定されており、一方ワークWは搬送路に載せられて順次センサヘッド20の下を通過するように描かれている。
【0049】
スリット板22のスリットは、直線状となっているため、被検査対象物W上に照射される光線は、ラインビーム(断面が直線状のビーム)とされている。この例では、ラインビームの軸方向(ラインビームの光軸と垂直なビーム断面における長手方向)は紙面と直交する方向とされている。そのため、検査対象物Wの紙面に直交する方向が平坦であれば、検査対象物W上のラインビーム照射点26には、直線状の輝線が現れる。
【0050】
一方、撮像素子25は、この例では2次元CCD素子が採用されている。特にこの2次元CCD素子は、細長い長方形状の視野を有する。一例としては、このCCD素子の受光面上には、長辺方向1077個及びそれに直交する短辺方向68個のピクセルが配列されている。又、受光面上に結像されるラインビームの方向はCCD素子の受光面の長手方向と直交する方向となっている。
【0051】
図1に戻って、操作器40はハンディタイプのもので、その表面には図示を省略するが、エスケープキー「ESC」、トリガキー「TRG」、エンターキー「ENT」、上下左右の矢印キー、シフトキー「SHIFT」が設けられている。この操作器40は、所定の電気コードを介して本体装置10に接続される。
【0052】
画像モニタ30は、本体装置10から出力されるモニタ出力を受けて、対応する画像を画面上に表示するものである。この画像モニタ30としては、CRT表示器、液晶表示器などの任意の市販の表示器が採用可能となされている。
【0053】
外部機器50は、本体装置10から出力される変位量データ出力D1や判定出力D2を受け取るものであり、例えばプログラマブルコントローラ(PLC)などがこれに相当する。
【0054】
本体装置10は、本発明の要部をなすものであり、センサヘッド20から取得した画像に対して、ユーザ指定の計測アルゴリズムを用いて測定点座標を自動的に抽出し、この自動的に抽出された測定点座標から、例えば三角測量演算によって実際の変位量を算出し、また変位量の変動許容値(しきい値)が設定されている場合には、さらに、許容値判定処理を行い、対象製品の良否判定結果である二値信号を生成する。そして、これら生成された変位量データ出力D1並びに二値出力である判定出力D2を外部機器50に送出する。
【0055】
加えて、この実施の形態においては、後に詳細に説明するように、センサヘッド20と検査対象物Wとの相対移動につれて時系列的に得られる一連の変位データの中で、予め設定された計測対象範囲指定データで規定される計測対象範囲内にある変位データに対してのみ、予め設定されたホールド態様に基づく計測ホールド処理を実行し、これにより得られた計測ホールド結果を出力する機能が具備されている。
【0056】
この計測ホールド結果出力機能に関連して、更にこの実施の形態では、時系列的に得られる一連の変位データと設定された計測対象範囲指定データとに基づいて、一連の変位データを示すトレンドグラフ上に、計測対象範囲を示す図形が重ねて描かれた、計測対象変位データ確認用の表示情報を編集しこれをモニタ出力として画像モニタ30へと送出する表示情報編集手段が新たに設けられている。
【0057】
本体装置の内部機能構成を示すブロック図が図3に示されている。同図に示されるように、この本体装置10は、計測部110と制御部120とから概略構成されている。
【0058】
計測部110内には、センサヘッド用のインタフェース部111と、インタフェース部111を介してセンサヘッド20から取り込まれた画像データを処理する画像演算部112とが含まれている。
【0059】
一方、制御部120内には、画像モニタ30並びに操作器40とのインタフェースとして機能するGUI部121と、計測部110から送られてくる画像データに対して適当な処理を加えてGUI部121へと送り出す画像処理部122と、先ほど説明した変位量データ出力D1並びに判定出力D2を外部機器へと送り出すための外部出力インタフェース部124と、装置全体を統括制御するための制御処理部123とが含まれている。
【0060】
次に、同装置におけるデータの流れについて説明する。インタフェース部111に含まれるセンサヘッド制御部111Bは、センサヘッド20に内蔵されたCCDの受光量が適切となるようにレーザダイオード21の光量制御を行う。この状態で、センサヘッド20内のCCDが撮影した画像データD3は、画像取込部111Aの作用で、計測部110内に取り込まれる。
【0061】
こうして計測部110に取り込まれた画像データは、画像演算部112内の画像転送部112A並びに計測処理部112Bへと送られる。画像転送部112Aは、画像取込部111Aから到来する画像データD3を、制御部120内の画像処理部122へと送出する。又、計測処理部122Bでは、画像データD3に基づいて様々な計測処理を行う。この計測処理には、センサヘッド20から取り込まれた画像データD3に基づいて各時点の変位量を求める第1の計測処理と、時系列的に得られる一連の変位データの中で、予め設定された計測対象範囲指定データで規定される計測対象範囲内にある変位データに対してのみ、予め設定されたホールド態様に基づく計測ホールド処理を実行し、これにより得られた計測ホールド結果を出力する第2の計測処理が含まれている。
【0062】
尚、外部出力インタフェース部124から出力される変位量データD1には、上述した第1並びに第2の計測処理により得られた変位量データ並びに計測ホールド結果の双方が含まれている。
【0063】
更に、計測処理部112Bには、第1並びに第2の計測処理で得られた変位量データ又は計測ホールド結果を予め設定された基準値と比較して検査対象物Wの良否判定を行い、その判定結果を判定出力D2として出力する機能も含まれている。
【0064】
尚、以上説明した第1並びに第2の計測処理については、後に図4以下の図面を参照して詳細に説明することとする。
【0065】
制御部120内の制御処理部123は、計測処理部112Bから送られてきたデータD7に基づき、ライン方向測定点座標データD8を求め、これを画像処理部122へと送出する。画像処理部122は、画像データ並びにラインブライトを含むデータD4をGUI部121へと送出する。GUI部121は操作器40からの各種指令を受け付けると共に、表示用データを編集し、これをモニタ出力D5として画像モニタ30へと送出する。
【0066】
次に、以上説明した変位センサにおける変位量測定動作並びに計測ホールド処理動作の内容を図4のフローチャートを参照しながら詳細に説明する。
【0067】
同図において、まず最初のステップでは、先ほど説明した第1の計測処理に相当する変位量測定処理が実行される(ステップ401)。
【0068】
この変位量測定処理の詳細を示すフローチャートが図5に示されている。同図において、まず最初のステップでは、センサヘッド内のCCDで撮影された画像を装置本体へと取り込む(ステップ501)。
【0069】
センサヘッド20内のCCDで撮像された画像の説明図が図7に示されている。同図に示されるように、センサヘッドに内蔵されたCCDは、細長い長方形状の視野71を有する。この視野の長辺に沿うX方向は変位方向とされており、また短辺に沿うY方向はラインビーム方向とされている。又、センサの視野71内には、この例ではジグザグ状の直線としてラインビームの像72が描かれている。又、変位方向において、図中左側がセンサヘッドに近い方向、逆に右側がセンサヘッドに遠い方向とされている。
【0070】
図5に戻って、次のステップとして、測定範囲内の特徴点抽出処理を実行する(ステップ502)。測定範囲内における測定点決定処理の説明図が図8に示されている。同図に示されるように、センサの視野71内には、図中左右方向へ延びる2本の互いに平行な点線74,75によって測定範囲73が示されている。そして、この特徴点抽出処理では、この測定範囲73内において、所定の特徴点抽出アルゴリズムを使用することにより、ピーク位置(Px,Py)並びにボトム位置(Bx,By)が抽出される。尚、後述するように、測定範囲73を特定する始点直線74及び終点直線75は予めユーザにより設定されたものである。
【0071】
図5に戻って、次のステップでは特徴点を含むラインのラインブライトを抽出する(ステップ503)。CCDによる撮像画像とラインブライト波形との関係を示す説明図が図9に示されている。同図に示されるように、このラインブライト抽出処理では、図中一点鎖線で示されるピーク位置を含むライン上において、各ピクセルの受光輝度が抽出され、これが変位方向に配列されることによって、図に示されるラインブライト波形76が生成される。図9に示されるように、このラインブライト波形76は、横軸を変位方向及び縦軸を階調とする直交座標上において描かれている。
【0072】
図5に戻って、次のステップでは、計測方式に従って、ラインブライト上の測定点座標が抽出される(ステップ504)。この測定点座標の抽出は、しきい値決定処理と測定点座標抽出処理を経て行われる。しきい値決定方法の一例を示す説明図が図10に示されている。同図に示されるように、しきい値THの決定はピーク値を示すピクセルPPの輝度Vpに対してa%として決定される。すなわち、TH=Vp×a%として自動的に決定される。又、測定点座標抽出処理の説明図が図11に示されている。測定点座標抽出方法には、この例では重心モードとエッジ中心モードと片側エッジモードとの3種類のモードが用意されている。重心モードにおいては、図9(a)に示されるように、図中ハッチングで示されるしきい値THを越える部分の濃淡重心として測定点が求められる。又、エッジ中心モードにおいては、ラインブライト波形としきい値THとの交点である2つのエッジの中心として測定点が求められる。更に、片側エッジモードにおいては、ラインブライト波形としきい値THとの片側エッジとして測定点が求められる。
【0073】
図5に戻って、次のステップでは、測定点座標から変位量が算出される(ステップ505)。この変位量算出処理は例えば光学系が三角測距である場合、変位量Z=A×B/(C×X)として求められる。ここで、Xは変位方向座標、A,B,Cはそれぞれ光学系により決定される定数である。
【0074】
図4に戻って、以上説明した変位量測定処理(ステップ401)は、所定のトリガ信号の内容がOFF状態からON状態へと反転するまでの間、繰り返し継続される(ステップ402NO)。
【0075】
ここで、トリガ信号について説明する。例えば、次々と搬送路上を流れてくる検査対象物の特定部位を検査するような場合、個々の検査対象物の到来を外部の同期用センサで検出してトリガ信号をONさせると共に、トリガ信号のONタイミングを基準として一定時間後に計測開始し、その後、一定時間後に計測終了するといったように、計測対象範囲を任意に設定することができる。又、トリガ信号のON/OFF制御は、変位量データと基準値との大小比較によりセルフ方式にて行うことも可能である。
【0076】
トリガ種別とその内容とを表にして示す図が図16に示されている。同図に示されるように、トリガ種類としては、『外部』方式と『セルフ』方式とが用意されている。『外部』方式は同期用センサ60を使用するときに選定されるもので、この『外部』方式を選定した場合、トリガ信号の内容は端子台のTRIGGER端子に供給される同期用センサのON/OFF出力に同期する。これに対して、『セルフ』方式を選定した場合、変位量測定値を基準にトリガONが決定される。すなわち、変位量測定値がトリガレベル以上(以下)になるとトリガONと認識される。この『セルフ』方式には、アップトリガとダウントリガが存在する。アップトリガの場合、変位量測定値がトリガレベル以上になるとトリガONと見なされる。ダウントリガの場合測定値がトリガレベル以下になるとトリガONと見なされる。
【0077】
図4に戻って、ステップ402で示されるトリガON判定処理では、上述の約束事に基づき、トリガONの判定を行う。
【0078】
この状態において、トリガONと判定されると(ステップ402YES)、その後トリガOFFと判定されるまでの間(ステップ405NO)、データ保持処理(ステップ403)及び変位量測定処理(ステップ404)が繰り返し実行される。その結果、図3に示される計測処理部112Bの内蔵メモリには、トリガONからトリガOFFまでの間に測定された変位量が時系列的に保持されることとなる。
【0079】
その後、トリガOFFと判定されると(ステップ405YES)、内蔵メモリに記憶保持された保持データに対して各種の計測ホールド処理が実行される(ステップ406)。尚、トリガOFFの生成についても、図示しないが、『外部』方式、『セルフ』方式、その他任意の方式が採用される。
【0080】
次に、各種の計測ホールド処理について説明する。この実施の形態における計測ホールド処理には、選択可能な複数のホールド態様が用意されている。すなわち、これらのホールド態様は、サンプリングホールド態様、ピークホールド態様、ボトムホールド態様、ピークtoピークホールド態様、アベレージホールド態様、レングスホールド態様、極大ホールド態様、極小ホールド態様、エッジホールド態様、ピッチホールド態様の10種類である。
【0081】
サンプリングホールド態様における計測ホールド処理の説明図が図12(a)に示されている。同図に示されるように、サンプリングホールド態様による計測ホールド処理が実行されると、測定開始時の値がホールドされる。尚、図中破線A1により示される計測開始タイミングは、トリガONタイミングと計測対象範囲指定データである時刻データt1とにより決定される。
【0082】
ピークホールド態様による計測ホールド処理の説明図が図12(b)に示されている。同図に示されるように、ピークホールド態様に基づく計測ホールド処理が実行されると、測定開始から終了までの最大値がホールドされる。尚、図中破線A1で示される測定開始タイミングは、トリガONタイミングと計測対象範囲指定データである時刻データt1とにより決定される。又、破線A2で示される測定終了タイミングは、トリガONタイミングと計測対象範囲指定データである時刻データt2とにより決定される。
【0083】
ボトムホールド態様に基づく計測ホールド処理の説明図が図12(c)に示されている。同図に示されるように、ボトムホールド態様に基づく計測ホールド処理が実行されると、測定開始から終了までの最小値がホールドされる。尚、図中破線A1で示される測定開始タイミングは、トリガONタイミングと計測対象範囲指定データである時刻データt1とにより決定される。破線A2で示される測定終了タイミングは、トリガONタイミングと計測対象範囲指定データである時刻データt2とにより決定される。
【0084】
ピークtoピークホールド態様に基づく計測ホールド処理の説明図が図13(a)に示されている。同図に示されるように、ピークtoピークホールド態様に基づく計測ホールド処理が実行されると、測定開始から終了までの最大値と最小値との差がホールドされる。尚、図中破線A1で示される測定開始タイミングは、トリガONタイミングと計測対象範囲指定データである時刻データt1とに基づいて決定される。破線A2で示される計測終了タイミングは、トリガONタイミングと計測対象範囲指定データである時刻データt2とにより決定される。
【0085】
アベレージホールド態様に基づく計測ホールド処理の説明図が図13(b)に示されている。同図に示されるように、アベレージホールド態様に基づく計測ホールド処理が実行されると、測定開始から終了までの平均値がホールドされる。尚、図中破線A1で示される計測開始タイミングは、トリガONタイミングと計測対象範囲指定データである時刻データt1とにより決定される。破線A2で示される測定終了タイミングは、トリガONタイミングと計測対象範囲指定データである時刻データt2とにより決定される。
【0086】
レングスホールド態様に基づく計測ホールド処理の説明図が図13(c)に示されている。同図に示されるように、レングスホールド態様に基づく計測ホールド処理が実行されると、頂点abcdを有する矩形の測定範囲内において変位量が一定である時間長Lがホールドされる。尚、辺abで示される測定開始タイミングは、トリガONタイミングと計測対象範囲指定データである時刻データt1とにより決定される。辺dcで示される測定終了タイミングは、トリガONタイミングと計測対象範囲指定データである時刻データt2とにより決定される。辺bcで示される変位量下限値は、計測対象範囲指定データである変位量下限値データy1により決定される。辺adで示される変位量上限値は、計測対象範囲指定データである変位量上限値データy2により決定される。
【0087】
極大ホールド態様に基づく計測ホールド処理の説明図が図14(a)に示されている。同図に示されるように、極大ホールド態様に基づく計測ホールド処理が実行されると、頂点abcdで示される矩形の測定範囲内に存在する最大の極大値がホールドされる。尚、図において、辺abで示される測定開始タイミングは、トリガONタイミングと計測対象範囲指定データである時刻データt1とにより決定される。辺dcにより示される計測終了タイミングは、トリガONタイミングと計測対象範囲指定データである時刻データt2とにより決定される。辺bcで示される変位量最小値は、計測対象範囲指定データである変位量下限値データy1により決定される。辺adで示される変位量最大値は、計測対象範囲指定データである変位量最大値データy2により決定される。
【0088】
極小ホールド態様に基づく計測ホールド処理の説明図が図14(b)に示されている。同図に示されるように、極小ホールド態様に基づく計測ホールド処理が実行されると、頂点abcdで示される矩形の測定範囲内に存在する最小の極小値がホールドされる。尚、図において、辺abで示される測定開始タイミングは、トリガONタイミングと計測対象範囲指定データである時刻データt1とにより決定される。辺dcで示される測定終了タイミングは、トリガONタイミングと計測対象範囲指定データである時刻データt2とにより決定される。辺bcで示される変位量下限値は、計測対象範囲指定データである変位量下限値データy1により決定される。辺adで示される変位量上限値は、計測対象範囲指定データである変位量上限値データy2により決定される。
【0089】
エッジホールド態様に基づく計測ホールド処理の説明図が図15(a)に示されている。同図に示されるように、エッジホールド態様に基づく計測ホールド処理が実行されると、測定開始から終了までの時間において、最初にスレッシュ値THを越えた点Yのタイミングがホールドされる。尚、図中破線A1で示される測定開始タイミングは、トリガONタイミングと計測対象範囲指定データである時刻データt1とにより決定される。破線A2で示される測定終了タイミングは、トリガONタイミングと計測対象範囲指定データである時刻データt2により決定される。
【0090】
ピッチホールド態様に基づく計測ホールド処理の説明図が図15(b)に示されている。同図に示されるように、ピッチホールド態様に基づく計測ホールド処理が実行されると、測定開始から終了までの間において存在する相隣接する極大値の間の時間長がピッチPとして出力される。尚、図において破線A1で示される測定開始タイミングは、トリガONタイミングと計測対象範囲指定データである時刻データt1とにより決定される。破線A2で示される測定終了タイミングは、トリガONタイミングと計測対象範囲指定データである時刻データt2とにより決定される。
【0091】
以上説明したように、計測ホールド処理においては、センサヘッド20と検査対象物Wとの相対移動につれて時系列的に得られる一連の変位データの中で、予め設定された計測対象範囲指定データで規定される計測対象範囲内にある変位データに対してのみ、予め設定されたホールド態様に基づく計測ホールド処理が実行され、これにより得られた計測ホールド結果が出力される。
【0092】
図4に戻って、計測ホールド処理(ステップ406)が終了すると、続いて、判定処理(ステップ407)が実行される。この判定処理(ステップ407)では、計測ホールド処理(ステップ406)において得られた各種のホールド値を予め設定された基準値と比較することにより、当該検査対象物の良否を判定し、その判定結果を生成記憶する。すなわち、先の例によれば、サンプリング値、ピーク値、ボトム値、ピークtoピーク値、アベレージ値、レングス値、極大値、極小値、エッジポイント、ピッチがそれぞれ正常範囲に入っているか否かを判定するのである。
【0093】
判定処理(ステップ407)が終了すると、続いて出力処理が実行される(ステップ408)。この出力処理では、計測ホールド処理(ステップ406)で得られたホールド値及び判定処理(ステップ407)で得られた判定値を、それぞれ変位量データ出力D1並びに判定出力D2として、外部機器(PLCなど)50へと出力する処理が実行される。
【0094】
出力処理(ステップ408)が終了すると、続いて、画面表示処理が実行される(ステップ409)。この画面表示処理(ステップ409)においては、本体装置10と画像モニタ30との協動により、画像モニタ30の画面上に、後述するように、一連の変位データを示すトレンドグラフ上に計測対象範囲を示す図形が重ねて描かれた画像が表示される。
【0095】
画面表示処理の詳細を示すフローチャートが図6に示されている。同図において処理が開始されると、まず最初のステップでは、変位データ列をトレンドグラフに編集する処理(ステップ601)が実行される。この編集処理(ステップ601)では、計測処理部112Bの内部メモリに格納された一連の変位データ列を、横軸に時間を、縦軸に変位量をそれぞれとった直交座標上に時系列的に配列する処理が実行される。
【0096】
次のステップでは、計測・判定結果を表示用データに編集する処理(ステップ602)が実行される。この編集処理(ステップ602)では、先に説明した計測ホールド処理(ステップ406)で得られたホールド値(変位量データや時間長データなど)を該当する数字に変換したり、判定処理(ステップ407)で得られた判定結果を文字や記号に変換する処理が実行される。例えば、変位量についてはmm単位で表示され、時間長についてはms単位で表示される。
【0097】
これらの編集処理(ステップ601,602)が実行されると、後に画面表示例により詳細に説明するように、画像モニタ30の画面上には、トレンドグラフと、計測・判定結果とが表示されることとなる。
【0098】
尚、画像モニタ30を構成するCRT表示器や液晶表示器に任意の図形や曲線並びに数字や文字などを表示するための画像処理については、ビデオRAMやCRTコントローラなどを制御して通常通りに行うものであり、当業者においては周知であるから詳細説明は省略する。
【0099】
次のステップでは、計測ホールド処理で採用されたホールド態様の種別が判定される(ステップ603)。この実施の形態においては、先に説明した10種類のホールド態様は4つの区分に分類される。すなわち、第1の区分には、サンプリングホールド態様が含まれる。第2の区分には、ピークホールド態様、ボトムホールド態様、ピークtoピークホールド態様、アベレージホールド態様が含まれる。第3の区分には、レングスホールド態様、極大ホールド態様、極小ホールド態様が含まれる。第4の区分には、エッジホールド態様とピッチホールド態様とが含まれる。
【0100】
ホールド態様の種別が第1の区分と判定されると(ステップ603A)、トレンドグラフ上のサンプリング位置にはグラフィックの線が表示される(ステップ604)。
【0101】
ホールド態様(サンプリング)における画面表示例が図20に示されている。同図において、201はトレンドグラフ表示領域、202はトリガ信号表示領域、203はサンプリング時間表示、204はX軸(時間軸)の刻み幅表示、205はY軸(変位軸)の刻み幅表示、206は変位軸、207は時間軸、208はトレンドグラフ曲線、209は判定結果表示、210は出力番号表示、211はサンプリングホールド結果表示、212は判定値上限変更ボタン、213は判定値下限変更ボタン、Z1はサンプリングタイミングを示す直線状表示(グラフィック線)である。
【0102】
同図に示されるように、この画面表示例においては、変位軸206と時間軸207とで構成される直交座標上において、時系列的に得られる一連の変位データを時間軸207に沿って並べることにより、トレンドグラフ曲線208が描かれている。そして、このトレンドグラフ上において、サンプリングタイミングに相当する位置には、サンプリングタイミングを示す直線状表示Z1が重ねて描かれている。そのため、このようなトレンドグラフによれば、オペレータは、サンプリングホールドモードを実行させつつ、直線状表示Z1の位置に基づいて、トレンドグラフ曲線208上のどのタイミングのデータがサンプリングホールドされたかを確認することができる。これにより、サンプリングホールドされた値が異常値を示したり、あるいは判定結果が不良品とされたような場合、その原因が、真に検査対象物の側にあるのか、あるいは計測ホールド処理が検査対象物の予定された部位に対して正しく実行されなかった結果であるかを容易に判断することができる。
【0103】
図6に戻って、ホールド態様の種別が第2の区分に属するものと判定されると(ステップ603B)、トレンドグラフ上において、ホールド期間の開始と終了のタイミングにグラフィックの線を表示する処理が実行される(ステップ605)。
【0104】
ホールド態様(ピーク、ボトム、ピークtoピーク、アベレージ)における画面表示例が図21に示されている。同図において、201はトレンドグラフ表示領域、202はトリガ信号表示領域、203はサンプリング時間表示、204はX軸(時間軸)の刻み幅表示、205はY軸(変位軸)の刻み幅表示、206は変位軸、207は時間軸、208はトレンドグラフ曲線、209は判定結果表示、210は出力番号表示、211はピーク、ボトム、ピークtoピーク、又はアベレージホールド結果表示、212は判定値上限変更ボタン、213は判定値下限変更ボタンである。
【0105】
同図から明らかなように、画像モニタの画面上には、変位軸206と時間軸207とで構成される直交座標上に、時間軸207に沿って変位データを配列することにより、トレンドグラフ曲線208が描かれている。そして、このトレンドグラフにおける測定開始タイミングに相当する位置には、直線状の測定開始タイミング表示Z2(グラフィック線)が、また終了タイミングに相当する位置には直線状の終了タイミング表示Z3(グラフィック線)がそれぞれ描かれている。そのため、このようなモニタ表示によれば、オペレータは、ピーク、ボトム、ピークtoピーク、アベレージホールド態様における計測ホールド処理を実行させながら、その対象となる計測期間を、直線状表示Z2とZ3とに基づいて、視覚的に確認することができる。
【0106】
従って、この実施形態においても、トレンドグラフ上の各変位データと直線状表示Z2,Z3とで特定される計測対象範囲との関係を視覚的に観察することにより、計測対象物の予定された部位が正しく計測対象範囲に収まっているかを確認できるから、計測ホールド結果が異常値を示したり、あるいは検査対象物が不良品と判定されたときに、その原因が真に検査対象物の側にあるのか、あるいは、計測ホールド結果処理が検査対象物の予定された部位に対して正しく実行されなかった結果であるのかを容易に判断することができる。
【0107】
図6に戻って、ホールド態様の種別が、第3の区分に属すると判定された場合には(ステップ603C)、トレンドグラフ上における計測対象領域をグラフィックの矩形で囲む処理が実行される(ステップ606)。
【0108】
ホールド態様(レングス、極大、極小)における画面表示例が図22に示されている。同図において、201はトレンドグラフ表示領域、202はトリガ信号表示領域、203はサンプリング時間表示、204はX軸(時間軸)の刻み幅表示、205はY軸(変位軸)の刻み幅表示、206は変位軸、207は時間軸、208はトレンドグラフ曲線、209は判定結果表示、210は出力番号表示、211はレングス、極大、又は極小ホールド結果表示、212は判定値上限変更ボタン、213は判定値下限変更ボタン、Z4は計測対象領域を示す矩形状表示(グラフィック)である。
【0109】
同図から明らかなように、ホールド態様(レングス、極大、極小)に基づく計測ホールド処理を実行させた場合、画像モニタの画面上には、変位軸206と時間軸207とからなる直交座標上に、時間軸207に沿って変位データを配列することにより、トレンドグラフ曲線208が描かれる。そして、このトレンドグラフ上において、計測対象領域に相当する部分には、矩形状表示Z4が重ねて描かれる。そのため、このようなモニタ画面によれば、矩形状表示Z4とトレンドグラフ曲線208との関係に基づき、計測ホールド処理が、トレンドグラフ上のどの部分について実施されたかを視覚的に確認することができる。
【0110】
そのため、この実施形態においても、トレンドグラフ上のトレンドグラフ曲線208と矩形状表示Z4との関係を視覚的に観察することにより、計測対象物の予定された部位が正しく計測対象範囲に収まっているかを確認できるから、計測ホールド結果が異常値を示したり、あるいは、検査対象物が不良品と判定されたときに、その原因が真に検査対象物の側にあるのか、あるいは、計測ホールド処理が検査対象物の予定された部位に対して正しく実行されなかった結果であるのかを容易に判断することができる。
【0111】
図6に戻って、ホールド態様の種別が第4の区分に属すると判定されると(ステップ603D)、トレンドグラフ上において、スレッシュTHと計測期間の開始と終了タイミングとにそれぞれグラフィックの線を表示する処理が実行される(ステップ607)。
【0112】
ホールド態様(エッジ、ピッチ)における画面表示例が図23に示されている。同図において、201はトレンドグラフ表示領域、202はトリガ信号表示領域、203はサンプリング時間表示、206は変位軸、207は時間軸、208はトレンドグラフ曲線、209は判定結果表示、210は出力番号表示、211はエッジ又はピッチホールド結果表示、212は判定値上限変更ボタン、213は判定値下限変更ボタン、Z5は計測開始タイミングを示す直線状表示(グラフィック線)、Z6は計測終了タイミングを示す直線状表示(グラフィック線)、Z7はスレッシュ値を示す直線状表示(グラフィック線)である。
【0113】
尚、同図には、ピッチホールド結果表示(相隣接するエッジ中心間距離)として、‘000.5012’なる数値が示されている。当該エッジ中心間距離は、‘レングス時間(s)×移動速度(mm/s)’で求められる。この例では、レングス時間=0.05s、移動速度=10.024mm/sが求められ、エッジ中心間距離=000.5012が算出されている。
【0114】
同図から明らかなように、ホールド態様(エッジ、ピッチ)における画面表示例によれば、トレンドグラフに重ねるようにして、計測開始タイミングを示す直線状表示Z5、計測終了タイミングを示す直線状表示Z6、スレッシュ値THを示す直線状表示Z7とがそれぞれ描かれる。そのため、これらの表示Z5〜Z7とトレンドグラフ曲線208との関係を視覚的に観察することにより、エッジホールド態様並びにピッチホールド態様が、トレンドグラフ上におけるどの期間に対して実施されているかを確認することができる。
【0115】
そのため、この実施の形態においても、トレンドグラフ上の各変位データを示すトレンドグラフ曲線208と計測対象範囲を示す直線状表示Z5,Z6,Z7との関係を視覚的に観察することにより、計測対象物の予定された部位が正しく計測対象範囲に収まっているかを確認できるから、計測ホールド結果が異常値を示したり、あるいは、検査対象物が不良品と判定されたときに、その原因が真に検査対象物の側にあるのか、あるいは、計測ホールド処理が検査対象物の予定された部位に対して正しく実行されなかった結果であるのかを容易に判断することができる。特にこの実施形態においては、時間的な計測範囲のみならず、スレッシュ値THが適切に設定されているかまでをも確実に判定できるから、エッジホールド態様並びにピッチホールド態様においては一層好ましい結果がもたらされる。
【0116】
以上説明したように、本発明の変位センサにおいては、一連の変位データを示すトレンドグラフ上に計測対象範囲を示す図形が重ねて描かれるため、計測ホールド結果が異常値を示したり、あるいは、検査対象物が不良品と判定されたときに、その原因が真に検査対象物の側にあるのか、あるいは、計測ホールド処理が検査対象物の予定された部位に対して正しく実行されなかった結果であるのかを容易に判断することができる。
【0117】
尚、以上のモニタ画像においては、計測対象範囲を示す図形は常に表示画面上の一定位置に固定されて表示される。そのため、トリガONタイミングに狂いが生じて、変位データが計測対象範囲内に収まらないような場合には、計測対象範囲を示す図形は固定されたまま、トレンドグラフ曲線208の方が左右へとずれて表示される結果となり、このような計測対象範囲からのずれを明瞭に理解させることができる。
【0118】
このような計測対象範囲図形の固定は、表示基準位置の設定とトリガON位置との整合制御により実現される。すなわち、図17に示されるように、この実施形態の変位センサにおいては、表示基準位置設定操作を通じて、トレンドグラフ上の特定位置を、希望する表示位置に表示させることができる。すなわち、図18(a)に示されるように、表示基準位置を画面中央とした場合、トリガON前後の波形を容易に確認することができ、同図(b)に示されるように、表示基準位置を画面左端とした場合には、トリガON後の波形を重点的に観察することができる。
【0119】
図6に示される画面表示処理においては、図19に示す4枚の画像メモリ(0)〜(3)を用いることにより、図20〜図23に示した画面表示を実現することができる。この場合、画像メモリ(0)にはトレンドグラフが、画像メモリ(1)には画面枠判定値などの固定描画部品が、画像メモリ(2)には計測判定結果が、画像メモリ(3)には計測対象範囲表示図形(Z1〜Z7)が書き込まれる。そして、これらの画像メモリ(0)〜(3)の格納データは、公知のCRTコントローラの作用により、順次並列に読み出されて合成された後、画像モニタ30へ送られて表示されることとなる。
【0120】
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、トレンドグラフ上の各変位データと計測対象範囲との関係を視覚的に観察することにより、計測対象物の予定された部位が正しく計測対象範囲に収まっているかを確認できるから、計測ホールド結果が異常値を示したり、あるいは、検査対象物が不良品と判定されたときに、その原因が真に検査対象物の側にあるのか、あるいは、計測ホールド処理が検査対象物の予定された部位に対して正しく実行されなかった結果であるのかを容易に判断することができる。
【0121】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、トレンドグラフ上の各変位データと計測対象範囲との関係を視覚的に観察することにより、計測対象物の予定された部位が正しく計測対象範囲に収まっているかを確認できるから、計測ホールド結果が異常値を示したり、或いは、検査対象物が不良品と判定されたときに、その原因が真に検査対象物の側にあるのか、或いは、計測ホールド処理が検査対象物の予定された部位に対して正しく実行されなかった結果であるのかを容易に判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された変位センサのシステム構成の一例を示すブロック図である。
【図2】センサヘッドの内部構成を概略的に示す説明図である。
【図3】本体装置の内部機能構成を示すブロック図である。
【図4】変位センサの処理の全体を示すフローチャートである。
【図5】変位量測定処理の詳細を示すフローチャートである。
【図6】画面表示処理の詳細を示すフローチャートである。
【図7】センサヘッド内のCCDで撮像された画像の説明図である。
【図8】測定範囲内における測定点決定処理の説明図である。
【図9】CCDによる撮像画像とラインブライト波形との関係を示す説明図である。
【図10】しきい値決定方法の説明図である。
【図11】測定点座標抽出処理の説明図である。
【図12】ホールド態様の例を示す図(その1)である。
【図13】ホールド態様の例を示す図(その2)である。
【図14】ホールド態様の例を示す図(その3)である。
【図15】ホールド態様の例を示す図(その4)である。
【図16】トリガ種別とその内容とを表にして示す図である。
【図17】表示基準位置設定操作の説明図である。
【図18】表示基準位置とトリガON位置との関係を示す説明図である。
【図19】モニタ画面生成方法の説明図である。
【図20】ホールド態様(サンプリング)における画像表示例を示す図である。
【図21】ホールド態様(ピーク、ボトム、ピークtoピーク、アベレージ)における画面表示例を示す図である。
【図22】ホールド態様(レングス、極大、極小)における画面表示例を示す図である。
【図23】ホールド態様(エッジ、ピッチ)における画面表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 変位センサ
10 本体装置
20 センサヘッド
30 画像モニタ
40 操作器
50 外部機器
60 同期用センサ
71 センサの視野
72 ラインビームの像
73 測定範囲
74 測定範囲の始点
75 測定範囲の終点
76 ラインブライト波形
110 計測部
111 センサヘッド用インタフェース
111A 画像取込部
111B センサヘッド制御部
112 画像演算処理部
112A 画像転送部
112B 計測処理部
120 制御部
121 GUI部
122 画像処理部
123 制御処理部
124 外部出力インタフェース部
21 レーザダイオード
22 スリット板
23 投光レンズ系
24 受光レンズ系
25 撮像素子(2次元CCD)
26 レーザビームの照射点
D1 変位量データ出力
D2 判定出力
t1,t2 計測対象範囲指定データを構成する時刻データ
y1,y2 計測対象範囲指定データを構成する変位量データ
Z1 サンプリングタイミングを示す直線状表示
Z2 計測開始タイミングを示す直線状表示
Z3 計測終了タイミングを示す直線状表示
Z4 計測対象範囲を示す矩形状表示
Z5 計測対象範囲を示す直線状表示
Z6 計測終了タイミングを示す直線状表示
Z7 スレッシュ値(TH)を示す直線状表示
201 トレンドグラフ表示領域
202 トリガ信号表示領域
203 サンプリング時間表示
204 X軸(時間軸)の刻み幅表示
205 Y軸(変位軸)の刻み幅表示
206 変位軸
207 時間軸
208 トレンドグラフ曲線
209 判定結果表示
210 出力番号表示
211 レングス、極大、又は極小ホールド結果表示
212 判定値上限変更ボタン
213 判定値下限変更ボタン

Claims (13)

  1. センサヘッドと検査対象物との相対移動に連れて時系列的に得られる一連の変位データの中で、予め設定された計測対象範囲指定データで規定される計測対象範囲内にある変位データに対してのみ、予め設定されたホールド態様に基づく計測ホールド処理を実行し、これにより得られた計測ホールド結果を出力する変位センサであって、
    時系列的に得られる一連の変位データと設定された計測対象範囲指定データとに基づいて、一連の変位データを示すトレンドグラフ上に、計測対象範囲を示す図形が重ねて描かれた、計測対象変位データ確認用の表示情報を編集して出力する表示情報編集手段を有する、変位センサ。
  2. 計測ホールド結果を予め設定された基準値と比較して良否判定処理を実行し、これにより得られた良否判定結果を出力する、請求項1に記載の変位センサ。
  3. 計測対象となる変位データの時間的範囲は、同期用センサを介して外部生成されるトリガ信号、又は時系列的に得られる一連の変位データと基準値との比較に基づいて自己生成されるトリガ信号、を基準として決定される、請求項1又は2に記載の変位センサ。
  4. 計測対象変位データ確認用の表示情報により表示されるトレンドグラフにおいては、モニタ画面上の時間軸方向の表示基準位置とトリガ信号のオンタイミングとが常に整合するように、時間軸方向の画像シフト制御が行われる、請求項1〜3のいずれかに記載の変位センサ。
  5. 計測ホールド処理に採用されるホールド態様がサンプリングホールド態様であり、かつ一連の変位データを示すトレンドグラフ上に重ねられる計測対象範囲を示す図形が、時間軸上における計測開始位置に描かれたタイミング表示マークを含む、請求項1〜4のいずれかに記載の変位センサ。
  6. タイミング表示マークが、時間軸上の計測開始位置を通りかつ変位軸に平行な直線である、請求項5に記載の変位センサ。
  7. 計測ホールド処理に採用されるホールド態様がピークホールド態様、ボトムホールド態様、ピークtoピークホールド態様、アベレージホールド態様のいずれかであり、かつ一連の変位データを示すトレンドグラフ上に重ねられる計測対象範囲を示す図形が、時間軸上における計測開始位置及び計測終了位置にそれぞれ描かれたタイミング表示マークを含む、請求項1〜4のいずれかに記載の変位センサ。
  8. タイミング表示マークが、時間軸上の計測開始位置及び計測終了位置をそれぞれ通りかつ変位軸に平行な2本の平行直線である、請求項7に記載の変位センサ。
  9. 計測ホールド処理に採用されるホールド態様がレングスホールド態様、極大ホールド態様、極小ホールド態様のいずれかであり、かつ一連の変位データを示すトレンドグラフ上に重ねられる計測対象範囲を示す図形が、時間軸上における計測開始位置及び計測終了位置にそれぞれ描かれたタイミング表示マークと、変位軸上における計測対象変位下限位置及び計測対象変位上限位置にそれぞれ描かれた変位値表示マークを有する二次元領域特定図形を含む、請求項1〜4のいずれかに記載の変位センサ。
  10. 二次元領域特定図形が、時間軸上の計測開始位置及び計測終了位置をそれぞれ通りかつ変位軸に平行な2本の平行線分と、変位軸上の計測対象変位下限位置をそれぞれ通りかつ時間軸に平行な2本の平行線分とからなる矩形図形である、請求項9に記載の変位センサ。
  11. 計測ホールド処理に採用されるホールド態様がエッジホールド態様又はピッチホールド態様であり、かつ一連の変位データを示すトレンドグラフ上に重ねられる計測対象範囲を示す図形が、時間軸上における計測開始位置及び計測終了位置にそれぞれ描かれたタイミング表示マークと、変位軸上におけるスレッシュ値位置に描かれた変位値表示マークとを含む、請求項1〜4のいずれかに記載の変位センサ。
  12. タイミング表示マークが、時間軸上の計測開始位置及び計測終了位置をそれぞれ通りかつ変位軸に平行な2本の平行直線であり、かつ変位値表示マークが変位軸上のスレッシュ値位置を通りかつ時間軸に平行な直線である、請求項11に記載の変位センサ。
  13. 請求項1〜12のいずれかに記載の変位センサであって、
    それぞれ撮像素子を内蔵しかつ光切断法により測定対象変位に対応するラインビーム画像を出力するセンサヘッドと、
    センサヘッドが電気コードで接続される本体装置と、
    本体装置に対する各種の指令を与えるための操作器と、
    本体装置から得られるモニタ出力で駆動される画像モニタと、
    を具備する変位センサ。
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