JP3853410B2 - 硝酸塩を含まない3−イソチアゾロンの臭素酸安定化 - Google Patents

硝酸塩を含まない3−イソチアゾロンの臭素酸安定化 Download PDF

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Description

【0001】
本発明は、3−イソチアゾロンの安定化に関する。
【0002】
1992年9月8日発行の米国特許5,145,501号は、金属硝酸塩を含まない殺生物的に活性な3−イソチアゾロン化合物の水溶液を分解に対し安定化させるための臭素酸塩の使用を開示している。かかる組成物は、通常の市販製品に含まれる3−イソチアゾロンが臭素化されてしまうため、商業的成功を収めていない。本発明者は、硝酸塩及び亜硝酸塩安定剤化合物を含まない、3−イソチアゾロン化合物の水溶液を安定化する方法であって、A)該3−イソチアゾロンを安定化するのに十分な量の臭素酸塩化合物を添加し、及び、B)該溶液のpHを4〜5.1の範囲で緩衝させる、ことを含む前記方法を提供することによってこの問題を解消することを見い出した。
【0003】
本発明に最適な3−イソチアゾロンは、5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン、2−メチル−3−イソチアゾロン、及び2−n−オクチル−3−イソチアゾロンである。
【0004】
本発明は、特に、5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン及び2−メチル−3−イソチアゾロンに対して適用可能であり、これらの単体又は混合物に対して適用可能である。混合物の場合、塩素化3−イソチアゾロンと非塩素化3−イソチアゾロンとの好ましい比は、約90:10〜2:98であり、特に好ましくは、比率3:1〜4:1である。ある種の対象、例えばラテックスや塗料における使用にとって特に適当な本発明の他の混合物としては、2−メチル−3−イソチアゾロンと2−n−オクチル−3−イソチアゾロンとが含まれる。
【0005】
本発明の組成物は殺生物剤として有用で、3−イソチアゾロン化合物、分解に対して該3−イソチアゾロンを安定化させるために十分な量で存在する臭素酸塩化合物、溶媒、及び該組成物のpHを4〜5.1の範囲で維持するために十分な緩衝剤、を含む。
【0006】
好ましい組成物は、約0.5〜約25重量%の1以上のイソチアゾロンと、約0.1〜約15重量%の範囲における安定化量の金属臭素酸塩を含む。
【0007】
イソチアゾロンを溶解するために使用される溶媒としては、水、又はイソチアゾロンを溶解する水混和性有機溶媒と水との混合物を挙げることができ、所望の最終用途において相溶性があり、3−イソチアゾロンを不安定にさせず、金属臭素酸塩を溶解し、金属臭素酸塩と反応して安定化作用を減ずるものではないものである。適当な水混和性有機溶媒には、グリコール、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール及びジプロピレングリコールが挙げられる。水が好ましい溶媒である。
【0008】
いかなる金属臭素酸塩も使用することができる。本発明にとって好ましい金属臭素酸塩としては、臭素酸リチウム、臭素酸ナトリウム、臭素酸カリウム、臭素酸マグネシウム、臭素酸カルシウム、臭素酸ストロンチウム、臭素酸コバルト、臭素酸亜鉛が挙げられる。本発明における使用に特に好ましいものは、臭素酸リチウム、臭素酸マグネシウム、臭素酸カリウム及び臭素酸ナトリウムである。使用される金属臭素酸塩の量は3−イソチアゾロンの濃度により変化する。濃度5.1〜25%の3−イソチアゾロンを安定化させるためには、約5〜15%の金属臭素酸塩が使用され、濃度0.5〜5%を安定化させるためには約0.1〜5%が使用される。
【0009】
緩衝剤は、所望のpHを維持するものであればいずれも適当である。好ましい緩衝剤としては、酢酸塩/酢酸、クエン酸塩/クエン酸、蟻酸塩/蟻酸、及び酪酸塩/酪酸が挙げられる。酢酸塩/酢酸が特に好ましい。
【0010】
本発明の組成物は、イソチアゾロン、臭素酸塩、溶媒、及び緩衝剤を適宜の順序で混合することによって調製される。
【0011】
殺微生物剤には、殺バクテリア剤、殺菌剤及び殺藻剤が含まれる。殺微生物活性又は殺生物活性とは、バクテリア、菌類及び藻類などの微生物の成長を抑制することと禁止することの両者を含む意味である。
【0012】
これらの安定化された殺微生物剤は、典型的には、バクテリア、菌類、酵母又は藻類の汚染を受けるいかなる対象にも使用される。典型的な対象は、冷却水系、洗濯すすぎ水などの水系、切削油、潤滑油、油田などの油系におけるものであり、微生物を殺す必要があるか、又はその成長を制御する必要のあるものである。しかしながら、これらの安定化された殺微生物剤は、公知の殺微生物組成物が有用な全ての用途において使用することもでき;本発明の組成物に好ましい用途は、木材、ラテックス、接着剤、グルー(glue)、紙、布地、皮革、プラスチック、厚紙、化粧品、コーキング材、及び飼料の保護である。
【0013】
イソチアゾロンは殺微生物剤として大きな活性を有し、安定化のためには低量の金属臭素酸塩を必要とするだけであるため、処理される系中の金属臭素酸塩の量が非常に少なくなり、その結果、保護を必要とする系中の他の成分又は保護された系が適用される系を害することがない。
【0014】
殺微生物剤の性能が、1以上の他の殺微生物剤と組み合わせることによって向上する場合があることは、当該技術分野において公知である。従って、他の公知の殺微生物剤を本発明の組成物と組み合わせることもできる。
本発明には以下の態様が包含される。
1)硝酸塩及び亜硝酸塩安定剤化合物を含まない、3−イソチアゾロン化合物の水溶液を安定化する方法であって、
A)該3−イソチアゾロンを安定化するのに十分な量の臭素酸塩化合物を添加し、及び、
B)該溶液のpHを4〜5.1の範囲で緩衝させることを含む前記方法。
2)前記臭素酸塩化合物が、臭素酸ナトリウム、臭素酸リチウム、臭素酸カリウム、臭素酸マグネシウム、臭素酸カルシウム、臭素酸ストロンチウム、臭素酸コバルト、及び臭素酸亜鉛からなる群から選ばれる1)記載の方法。
3)前記緩衝剤が、酢酸塩/酢酸、クエン酸塩/クエン酸、蟻酸塩/蟻酸、及び酪酸塩/酪酸からなる群から選ばれる1)記載の方法。
4)3−イソチアゾロン化合物、分解に対して該3−イソチアゾロンを安定化させるために十分な量で存在する臭素酸塩化合物、溶媒、及びpHを4〜5.1の範囲で維持するために十分な緩衝剤、を含む殺生物剤として有用な組成物。
5)前記臭素酸塩化合物が、臭素酸ナトリウム、臭素酸リチウム、臭素酸カリウム、臭素酸マグネシウム、臭素酸カルシウム、臭素酸ストロンチウム、臭素酸コバルト、及び臭素酸亜鉛からなる群から選ばれる4)記載の組成物。
6)前記3−イソチアゾロンが、5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン及び2−メチル−3−イソチアゾロンのうちの1以上のものである4)記載の組成物。
7)前記3−イソチアゾロン化合物が、該溶液を基準として、0.5〜5重量%の濃度で存在する4)記載の組成物。
8)前記3−イソチアゾロンが、重量比3:1〜4:1の5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン及び2−メチル−3−イソチアゾロンの混合物であり、前記臭素酸塩が臭素酸ナトリウムであり、前記緩衝剤が酢酸塩/酢酸であり、 前記溶媒が水であり、前記溶液中の3−イソチアゾロンが0.5〜5重量%であり、及び前記pHが4〜5.1の範囲である4)記載の組成物。
9)バクテリア、菌類、酵母、又は藻類による汚染を受ける対象において、バクテリア、菌類、酵母、又は藻類の成長を抑制する方法であって、該対象中又は対象上に、4)記載の組成物を、バクテリア、菌類、酵母、又は藻類の成長に悪影響を与えるのに有効な量で添加することを含む前記方法。
10)前記対象が、化粧品又はラテックスである9)記載の方法。
【0015】
以下の実施例において、試料は、55℃で4週間の保存後、混合物中、5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン及び2−メチル−3−イソチアゾロンのそれぞれが少なくとも75%残存している場合を合格とみなした。
【0016】
実施例1
以下の実施例で使用される緩衝剤は、次のようにして調製した。
水酸化ナトリウム及び/又は酢酸は、pH調整のために使用した。
pH3の緩衝剤は、0.05gの蟻酸、及び9.95gの脱イオン(DI)水を30mlのねじ蓋付きガラス瓶に添加し、pHを3に調整することによって調製した。pH4.5の緩衝剤は、0.07gの酢酸、及び9.93gのDI水を30mlのねじ蓋付きガラス瓶に添加し、pHを4.5に調整することによって調製した。pH6の緩衝剤は、0.15gの一塩基酸の第三燐酸カリウム、及び9.85gのDI水を30mlのねじ蓋付きガラス瓶に添加し、pHを6に調整することによって調製した。
【0017】
実施例2
30mlのねじ蓋付きガラス瓶においてそれぞれ、臭素酸ナトリウム0.025g(0.25%)、実施例1の緩衝剤9.815g、及び重量比3:1の5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン(CMI)及び2−メチル−3−イソチアゾロン(MI) 0.16g(1.5%)を混合することによって、4個の試料を調製した。試料2−1はpH3で、試料2−2はpH4.5で、及び試料2−3はpH6で緩衝された。一つの試料はいずれの緩衝剤も含ませなかった。これらの試料を、オーブン中、55℃で保存し、イソチアゾロンについて、UV検出のHPLCによって分析した。結果は次の通りである。
【0018】
Figure 0003853410
【0019】
これらのデータは、4週間後に、初期pH4.5の試料だけが合格したことを示している。
【0020】
実施例3
緩衝剤を含まない試料(3−2)を、0.10gの臭素酸ナトリウム、19.59gのDI水、及び比率3:1のCMIとMI 0.31gを30mlのねじ蓋付きガラス瓶中で混合することによって調製した。pH調整された試料(pH4.5)を、0.05gの臭素酸ナトリウム、9.79gの実施例1に従って調製されたpH4.5の緩衝剤、及び比率3:1のCMIとMI 0.16gを混合することによって調製した。いずれの試料も、0.5%の臭素酸ナトリウムと1.5%の3−イソチアゾロンを含む。試料を両方とも、55℃で保存し、UV検出のHPLCによって1、2、3及び4週保存後分析した。結果は次の通りである。
【0021】
Figure 0003853410
【0022】
これらのデータから、緩衝剤を含まない試料は、2週で不合格となり、pHが緩衝された試料が4週間安定していたことが分かる。
【0023】
実施例4
60mlのねじ蓋付きガラス瓶中、0.21gの酢酸と29.79gのDI水を添加することによって、緩衝剤を調製した。溶液を振盪し、それぞれ、30mlのねじ蓋付きガラス瓶中、10gの試料3つに分けて入れた。試料のpHを、水酸化ナトリウム及び酢酸を用いて、4.0、4.5及び5.0に調整した。pH5.5の緩衝剤を、0.14gの酢酸及び19.86gのDI水を添加し、水酸化ナトリウムでpHを5.5に調整することによって調製した。
【0024】
本実施例で使用されたイソチアゾロンは、比率3:1のCMI及びMIであった。試料を、1オンスのガラス瓶中、次のように調製した:
4−1 臭素酸ナトリウム 0.05g、pH4.0の緩衝剤 9.79g、イソチアゾロン 0.16g
4−2 臭素酸ナトリウム 0.05g、pH4.5の緩衝剤 9.79g、イソチアゾロン 0.16g
4−3 臭素酸ナトリウム 0.05g、pH5.0の緩衝剤 9.79g、イソチアゾロン 0.16g
4−4 臭素酸ナトリウム 0.05g、pH5.5の緩衝剤 9.79g、イソチアゾロン 0.16g
4−5(比較例) 臭素酸ナトリウム 0.05g、DI水 9.79g、イソチアゾロン 0.16g
【0025】
全ての試料は、0.5%の臭素酸ナトリウムと1.5%のイソチアゾロンを含む。試料4−5(比較例)は緩衝剤を全く含んでいなかった。試料に蓋をし、振盪し、pH測定し、55℃で保存した。試料の分析は、UV検出のHPLCによって、1、2、3及び4週間保存後行った。また、各サンプリング時点でpHを測定した。これらの結果を以下に報告する。
【0026】
Figure 0003853410
【0027】
これらのデータは、4週間連続してイソチアゾロンの安定性を維持するためには、試料のpHが少なくとも4でなければならないことを示している。
【0028】
実施例5
実施例4の試料4−1、4−2、4−3及び4−5について、4週間後の臭素化イソチアゾロンの生成をモニターした。結果は、臭素化イソチアゾロンに対応するクロマトグラフィーのピーク面積で報告する。これらの数値は定量的ではないが、各試料の分析量とその後の希釈度とが同じであるため、ピーク面積は、生成された臭素化イソチアゾロンの量の相対的な測定値である。
【0029】
Figure 0003853410
【0030】
これらのデータは、pH4から5.1までで緩衝される試料が、生成される臭素化イソチアゾロンの量を大きく減少させていることが分かる。
【0031】
実施例6
種々の濃度で、臭素酸塩の安定化性能における緩衝剤処理の効果を測定した。本実施例で使用したイソチアゾロンは比率3:1のCMIとMIであった。試料を、1オンスのガラス瓶中、次のように調製した:
6−1 臭素酸ナトリウム 0.20g、DI水 19.49g
イソチアゾロン 0.31g
6−2 臭素酸ナトリウム 0.10g、DI水 19.59g
イソチアゾロン 0.31g
6−3 臭素酸ナトリウム 0.05g、DI水 19.64g
イソチアゾロン 0.31g
6−4 臭素酸ナトリウム 0.20g、pH4.5の緩衝剤 19.49g
イソチアゾロン 0.31g
6−5 臭素酸ナトリウム 0.10g、pH4.5の緩衝剤 19.59g
イソチアゾロン 0.31g
【0032】
全ての試料は、1.5%のイソチアゾロンと、1%、0.5%、又は0.25%の臭素酸ナトリウムを含む。試料6−1、6−2及び6−3(比較例)は緩衝剤で調整しなかった。試料に蓋をし、振盪し、55℃で4週間保存した。保存後、試料を、残存イソチアゾロン及び生成臭素化イソチアゾロンについて、UV検出のHPLCによって分析した。臭素化イソチアゾロンの量は、実施例5で説明したようにピーク面積で報告する。これらの結果は以下の通りである。
【0033】
Figure 0003853410
【0034】
これらのデータは、試料の緩衝剤処理が、臭素酸塩安定剤の種々の濃度で、臭素化イソチアゾロンの生成の減少に有効であることを示している。

Claims (5)

  1. 硝酸塩及び亜硝酸塩安定剤化合物を含まない水溶液中で5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン及び2−メチル−3−イソチアゾロンのうちの1以上のものである3−イソチアゾロン化合物安定化する方法であって、
    A)該3−イソチアゾロンを安定化するのに十分な量の臭素酸塩化合物を添加し、及び、
    B)該溶液のpHを4〜5.1の範囲で緩衝させる、
    ことを含む前記方法。
  2. 5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン及び2−メチル−3−イソチアゾロンのうちの1以上のものである3−イソチアゾロン化合物、分解に対して該3−イソチアゾロンを安定化させるために十分な量で存在する臭素酸塩化合物、溶媒、及び組成物のpHを4〜5.1の範囲で維持するために十分な緩衝剤、を含む殺生物剤として有用な組成物。
  3. 前記3−イソチアゾロン化合物が、該溶液を基準として、0.5〜5重量%の濃度で存在する請求項2記載の組成物。
  4. バクテリア、菌類、酵母、又は藻類による汚染を受ける対象において、バクテリア、菌類、酵母、又は藻類の成長を抑制する方法であって、該対象中又は対象上に、請求項2記載の組成物を、バクテリア、菌類、酵母、又は藻類の成長に悪影響を与えるのに有効な量で添加することを含む前記方法。
  5. 前記対象が、化粧品又はラテックスである請求項記載の方法。
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