JP3852855B2 - 放射線撮像装置及び核医学診断装置 - Google Patents
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Description
放射線計測ハンドブック第3版(日刊工業新聞社)、p.559
本明の目的は、半導体放射線検出器をより稠密に配置できる放射線撮像装置及び核医学診断装置を提供することにある。
本発明の実施形態である半導体放射線撮像装置の一例の単光放出型断層撮影装置(Single Photon Emission Computer Tomography)(以下、SPECT装置という)を、図1を用いて以下に説明する。SPECT装置51は核医学診断装置でもある。このSPECT装置51は、被検体である被検者Pを支持するベッドB、一対の半導体放射線検出装置(検出器ヘッド)30、回転支持台56、データ収集解析装置23、データ入力装置24及び表示装置25を備える。各半導体放射線検出装置30は、例えば周方向に180°ずれた位置で回転支持台56に設置され、回転支持台56から、ベッドBの長手方向に突出している。ベッドBは、対向する2つの半導体放射線検出装置30の間に挿入される。半導体放射線検出装置30は、回転支持台56に設置された支持部材6、計測回路ユニット8、放射線検出器ユニット11及びコリメータ54を備える。支持部材6は、回転支持台56の半径方向に移動可能に回転支持台56に取り付けられる。計測回路ユニット8、放射線検出器ユニット11及びコリメータ54は、支持部材6に取り付けられている。各放射線検出ユニット11はベッドB側を向いている。コリメータ54は放射線検出ユニット11とベッドBの間に配置され、放射線検出ユニット11の半導体放射線検出器(以下、検出器という)1からの視野角を制限する。放射線検出ユニット11、コリメータ54及び計測回路ユニット8は、支持部材6に取り付けられた遮光・電磁シールド7内に収納される。遮光・電磁シールド7は、患部Cから放出された放射線、すなわちγ線10以外の電磁波を遮断し、この電磁波が放射線検出ユニット11及び計測回路ユニット8に影響を与えることを防止している。半導体放射線検出装置30は、一対とは限らず、3個設けることも可能である。
放射線検出ユニット11は、第2支持基板である1枚のマザーボード31と、その表面に配置される、第1支持基板である複数(図では5枚)のドータボード32h(321,322…)と、各ドータボード32hに着脱可能に取り付けられる複数の検出器集合体40mn(図2b,図3参照)を備えている。ドータボード32hの幅は、後述する一つの回転操作部材(操作部材)36により開閉操作が可能な連結装置33jkの数で決定される。一つの回転操作部材36で半導体放射線検出装置30の端から端まで一括して操作できる場合には、ドータボード32hを用いずに、マザーボード31に連結装置33jkを、直接、取り付けてもよい。
検出器集合体40mnは、2つのサブ集合体45A,45B、導電部材(第1導電部材)41s(411,412,413,414,415,416,417,418)(S=1〜8)及び導電部材(第2導電部材)42n(421,422)を有する。各サブ集合体45A,45Bは、複数のアノード電極46A(A=1〜8)を、半導体母材(半導体部材)44の一面に分離した状態で所定の間隔をおいて設け、複数のカソード電極47C(c=1〜8)を、半導体母材44の向かい合う他面に分離した状態で所定の間隔をおいて設けている。アノード電極46A及びカソード電極47Cは、半導体母材44の表面に導電性の金属を蒸着して形成される。半導体母材44は、γ線10を入射すると電荷を生成するカドミウムテルライド(CdTe)等によって構成される。半導体母材44は、図中のY軸方向が長手となる平板形状を有する。各アノード電極46Aは、半導体母材44を間に挟んで該当するカソード電極47Cと向かい合っている。1つのアノード電極46A、このアノード電極46Aと向かい合うカソード電極47C、及びこれらの間に位置する半導体母材44の部分によって、1つの検出器1が構成される。サブ集合体45A,45Bは、それぞれ、実質的に8個の検出器1、具体的には検出器1A,1B,1C,1D,1E,1F,1G,1Hを有する。サブ集合体45Aのそれぞれのアノード電極46Aとサブ集合体45Bのそれぞれのアノード電極46Aは向かい合っている。複数の導電部材41s(411,412,413,414,415,416,417,418)は、サブ集合体45Aの8個のアノード電極46Aに1枚づつ導電性接着剤で取り付けられ、さらに、サブ集合体45Bの8個のアノード電極46Aに1枚づつ導電性接着剤で取り付けられる。このため、導電部材41sはサブ集合体45Aのアノード電極46Aとサブ集合体45Bのアノード電極46Aとの間に位置する。2枚の導電部材42n(421,422)が、サブ集合体45Bの8個のカソード電極47C、及びサブ集合体45Bの8個のカソード電極47Cに、別々に導電性接着剤にて取り付けられる。導電部材41s及び42nは、導電性の金属(例えば、銅)の板で構成される。
検出器集合体40mnにはお互いの万一の接触を防ぐため、表面に薄い絶縁コーティングなどをほどこしてもよい。
なお、以上の説明において、検出器保持部材38は、押圧接触部材37s及び回転操作部材36を協調させて動作させ、検出器集合体40mnを保持させる機能を発揮させることとした。しかしながら、連結装置33jkは、そのような構成に限ることなく、検出器1を無挿入力(摩擦力がゼロの状態)で着脱させることができる構造であればどのような構造でも使用が可能である。
このように、平面状に配置された複数の検出器1において、一方向に連なる複数の検出器1の各アノード電極3を1本の配線12で電気的に接続し、これに直交する方向に連なる複数の検出器1のカソード電極4を1本の配線14で電気的に接続する配線構造をマトリックス構造と呼ぶ。
データ収集解析装置23は、計測回路ユニット8の該当する信号処理装置から出力された、γ線を検出した検出器1の位置データに基づいて、被検者Pに対する断層像情報を作成する。
また、マトリックス構造の配線に用いる、検出器1と計測回路ユニット8の間に位置してこれら接続される容量素子(図示せず)、及び検出器1と高電圧電源(図示せず)間に位置してこれらに接続される抵抗素子(図示せず)は、ドータボード(第1支持基板)32hの裏面で出力端子33cjkの相互間(またはマザーボードの表面で入力端子31cjkの相互間)に設置される。
本実施の形態では、検出器1の各電極につながるそれぞれの端子(第1端子43s及び第2端子49n)を無挿入力コネクタ52に着脱可能に取り付けることができる。無挿入入力コネクタ52を用いることによって、検出器集合体40mn、すなわち検出器1を容易に交換することができる。使用中に異常になった検出器1、すなわち検出器集合体40mnは、交換することが望ましい。回転操作部材36を回転させて、無挿入力コネクタ52の押圧接触部材と接触部材との間隔を図8(b)に示すように広くすることにより、検出器集合体40mnを、例えば真空ピンセットを用いて無挿入力コネクタ52から簡単に引き抜くことができる。新しい検出器集合体40mnもそのコネクタ52に簡単に取り付けることができる。このような検出器集合体40mnの交換は、ドータボード32hをマザーボート31からはずした状態で行うとよい。
また、はんだ付けなどの熱プロセスを介さずに検出器1をドータボード32hに接続できるため、高温に弱い検出器1を稠密に実装することができる。
ある一つの方向(回転操作部材36の長手方向、半導体母材44の長手方向)に直列に配置された複数の検出器集合体40mnのそれぞれの第1端子43s及び第2端子49nが1つの無挿入力コネクタ52に取り付けられるため、無挿入力コネクタ52の個数が更に低減され、半導体放射線検出装置30の構造がより簡素化できる。
本実施の形態は、回転操作部材36の回転操作を行う頭部36aが、ドータボード32hの1つの端面側、すなわちハウジング48の一面で、その表面に露出している。このため、回転操作部材36の回転操作を行うときに脱着工具47による頭部36aへのアクセスを容易に行うことができる。
また、導電部材41sで2つの検出器1のカソード電極41s同士を接続し、また、行内の8個の検出器1のアノード電極46s同士を導電部材41sで接続し、配線の初期段階で上記した配線のマトリックス構造を採用することによって、その接続作業を容易に行うことができる。ドータボード32hでの、無挿入力コネクタ52のパッド37Aas,37cnに接続されるマトリックス構造の配線を短時間に完了することができる。
2,44A,44B 半導体素子
3、46A(A=1〜8) アノード電極
4、47C(c=1〜8) カソード電極
8 計測回路ユニット
11 放射線検出ユニット
12,14,96s,97n 配線
31 マザーボード(第2支持基板)
31cjk 入力端子
32h(321,322,323,324,325) ドータボード(第1支持基板)
33jk(3311,3321,…3312,3322,…3391,33101,33102) 連結装置
33cjk 出力端子
34mn(3411,3421,…3471,3481,3412,3422,…3472,3482) 端子挿入孔
36 回転操作部材
37 押圧部材
38 検出器保持部材
40mn 検出器集合体
41s(411,412,414,415,416,417,419,4110) 導電部材
42(423,428) 導電部材
43s 端子
431,432,434,435,436,437,439,4310 第1端子
433,438 第2端子
44 半導体母材(半導体部材)
45A,45B サブ集合体
50 検出器支持部材
51 SPECT装置(半導体放射線撮像装置)
Claims (26)
- 半導体部材、前記半導体部材の一つの面に取り付けられた第1電極、および前記第1電極との間に前記半導体部材を挟むように前記半導体部材の他の面に取り付けられた第2電極を有する複数の半導体放射線検出器と、支持基板と、前記支持基板に取り付けられた複数の無挿入力コネクタとを備え、
前記第1電極は、前記半導体部材より突出した第1端子を有し、
前記第2電極は、前記半導体部材より突出した第2端子を有し、前記第2端子が折り曲げられて構成され、
複数の前記第1端子と前記第2端子は配列をなし、前記第2端子の先端部分が複数の前記第1端子の配列と一致するように構成され、
複数の前記無挿入力コネクタは前記支持基板に並列に配置され、
前記配列において、前記第1端子とともに前記第2端子が前記並列に配置された無挿入力コネクタに着脱可能に取り付けられ、
前記第1電極が前記無挿入力コネクタを介して前記支持基板に設けられた第1配線に接続され、前記第2電極が前記無挿入力コネクタを介して前記支持基板に設けられた第2配線に接続されるように構成されたことを特徴とする放射線撮像装置。 - 複数の前記半導体放射線検出器のそれぞれの前記第2電極が一体化された請求項1記載の放射線撮像装置。
- 複数の前記半導体放射線検出器のそれぞれの前記第1電極毎に取り付けられた複数の第1導電部材と、これらの半導体放射線検出器のそれぞれの前記第2電極に取り付けられてこれらの第2電極を電気的に接続する第2導電部材とを備え、
前記第1導電部材は前記第1端子を含み、前記第2導電部材は前記第2端子を含む請求項1記載の放射線撮像装置。 - 2つのサブ集合体を有する複数の検出器集合体を備え、
それぞれの前記サブ集合体は、半導体部材、前記半導体部材の一つの面に取り付けられた第1電極、および前記第1電極との間に前記半導体部材を挟むように前記半導体部材の他の面に取り付けられた第2電極を有し、ある一方向に複数個配置される半導体放射線検出器と、複数の前記半導体放射線検出器のそれぞれの前記第2電極を電気的に接続する第2導電部材とを有し、
それぞれの前記検出器集合体は、
一方の前記サブ集合体に含まれる複数の前記半導体放射線検出器と他方の前記サブ集合体に含まれる複数の前記半導体放射線検出器を、それぞれの前記第1電極同士を向い合わせて配置し、向い合った前記第1電極同士を電気的に別々に接続する第1導電部材を複数個有した請求項1記載の放射線撮像装置。 - 各々の前記半導体放射線検出器は、前記無挿入力コネクタと前記半導体放射線検出器との間に配置された検出器支持部材によって保持されている請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の放射線撮像装置。
- 前記無挿入力コネクタに取り付けられた前記第2端子の前記折り曲げられている部位を回避する切欠が、前記検出器支持部材に設けられたことを特徴とする請求項5記載の放射線撮像装置。
- それぞれの前記無挿入力コネクタは、前記第1端子が間に挿入される複数対の第1接触部材、前記第2端子が間に挿入される対になった第2接触部材、及び操作部材を有し、
前記操作部材が第1状態になっているとき、一対の前記第1接触部材が前記第1端子に、一対の前記第2接触部材が前記第2端子と接触し、前記操作部材が前記第1の状態とは異なる第2状態になっているとき、前記第1接触部材が前記第1端子と非接触に、前記第2接触部材が前記第2端子と非接触になる請求項2ないし請求項6のいずれかに記載の放射線撮像装置。 - 前記操作部材が回転操作部材であり、この回転操作部材は、前記支持基板に設置されて複数の前記無挿入力コネクタを含む連結装置の操作部材支持部に回転可能に取り付けられる請求項7記載の放射線撮像装置。
- 前記回転操作部材の回転操作を行う、前記複数の無挿入力コネクタのそれぞれの前記回転操作部材の操作端が、前記支持基板の1つの端面側で、前記操作部材支持部の表面に露出している請求項8記載の放射線撮像装置。
- 半導体部材、前記半導体部材の一つの面に取り付けられた第1電極、および前記第1電極との間に前記半導体部材を挟むように前記半導体部材の他の面に取り付けられた第2電極を有する複数の半導体放射線検出器と、支持基板と、前記支持基板に取り付けられ、前記半導体放射線検出器の前記電極につながる端子が着脱自在に取り付けられる複数のコネクタとを備え、
前記端子は、前記第1電極につながる第1端子と前記第2電極につながる第2端子で構成され、
前記第2端子が折り曲げられて構成され、
複数の前記第1端子と前記第2端子は配列をなし、前記第2端子の先端部分が複数の前記第1端子の配列と一致するように構成され、
複数の前記コネクタは前記支持基板に並列に配置され、
前記コネクタは、前記端子が間に挿入される複数対の接触部材と、操作部材とを有し、
一対の前記接触部材の間に挿入された前記端子は、前記操作部材を第1の状態にすることによって、前記一対の接触部材と接触した状態となって前記一対の接触部材で保持され、一対の前記接触部材の間に挿入された前記端子は、前記操作部材を第2の状態にすることによって、前記接触部材と接触しなくなることを特徴とする放射線撮像装置。 - 半導体部材、前記半導体部材の一つの面に取り付けられた第1電極、および前記第1電極との間に前記半導体部材を挟むように前記半導体部材の他の面に取り付けられた第2電極を有する複数の半導体放射線検出器と、支持基板と、前記支持基板に取り付けられ、前前記第1電極につながる第1端子及び前記第2電極につながる第2端子が着脱自在に取り付けられる複数のコネクタとを備え、
前記第2端子は折り曲げられて構成されるとともに、その先端部分が複数の前記第1端子の配列と一致するように構成され、
複数の前記コネクタは前記支持基板に並列に配置され、
前記コネクタは、前記第1端子が間に挿入される複数対の第1接触部材、前記第2端子が間に挿入される対になった第2接触部材、及び操作部材を有し、
前記操作部材が第1状態になっているとき、一対の前記第1接触部材が前記第1端子に、一対の前記第2接触部材が前記第2端子にそれぞれ接触し、前記操作部材が前記第1の状態とは異なる第2状態になっているとき、前記第1接触部材が前記第1端子と非接触に、前記第2接触部材が前記第2端子と非接触になることを特徴とする放射線撮像装置。 - 半導体部材、前記半導体部材の一つの面に取り付けられた第1電極、および前記第1電極との間に前記半導体部材を挟むように前記半導体部材の他の面に取り付けられた第2電極を有する複数の半導体放射線検出器と、支持基板と、前記支持基板に取り付けられ、前前記第1電極につながる第1端子及び前記第2電極につながる第2端子が着脱自在に取り付けられる複数のコネクタとを備え、
前記第2端子は折り曲げられて構成されるとともに、その先端部分が複数の前記第1端子の配列と一致するように構成され、
複数の前記コネクタは前記支持基板に並列に配置され、
前記コネクタは、前記第1端子が間に挿入される複数対の第1接触部材、前記第2端子が間に挿入される対になった第2接触部材、及び操作部材を有し、
前記操作部材が第1状態になっているとき、一対の前記第1接触部材が前記第1端子に、一対の前記第2接触部材が前記第2端子にそれぞれ押し付け力を付与し、前記操作部材が前記第1の状態とは異なる第2状態になっているとき、前記第1接触部材及び前記第2接触部材のそれぞれによる前記押し付け力の付与が解除されることを特徴とする放射線撮像装置。 - 前記支持基板である複数の第1支持基板が取り付けられた第2支持基板を備えた請求項1ないし請求項12のいずれかに記載の放射線撮像装置。
- 回転支持台と、前記回転支持台に取り付けられた放射線検出装置とを備え、
前記放射線検出装置は、前記回転支持台に取り付けられた支持部材と、前記支持部材に設置された支持基板と、前記支持基板に取り付けられ、ある一方向に複数個配置された複数の無挿入力コネクタと、前記無挿入力コネクタに着脱自在に取り付けられた複数の半導体放射線検出器とを有し、
前記複数の半導体放射線検出器は、半導体部材、前記半導体部材の一つの面に取り付けられた第1電極、及び前記第1電極との間に前記半導体部材を挟むように前記半導体部材の他の面に取り付けられた第2電極を有し、前記一方向に複数の第1配列、その一方向と交差する他の方向に複数の第2配列を形成するように配置され、
前記第2配列に含まれる複数の前記半導体放射線検出器のそれぞれの前記第1電極毎に取り付けられた複数の第1導電部材と、これらの半導体放射線検出器のそれぞれの前記第2電極に取り付けられてこれらの第2電極を電気的に接続する第2導電部材とを備え、
それぞれの前記第1導電部材に含まれて前記半導体部材より突出した各第1端子、及び前記第2導電部材に含まれて前記半導体部材より突出した第2端子を有し、
前記第2端子は折り曲げられて構成されるとともに、その先端部分が複数の前記第1端子の配列と一致するように構成され、
前記配列において、前記第1端子とともに前記第2端子が1つの前記無挿入力コネクタに着脱可能に取り付けられたことを特徴とする核医学診断装置。 - 前記第2配列毎に設けられ、前記第2配列内の各前記半導体放射線検出器に別々に取り付けられた各前記第1導電部材の前記第1端子に前記無挿入力コネクタを介して接続される複数の第1配線、及び前記複数の第1配列毎に設けられ、前記第1配列内の複数の前記半導体放射線検出器に取り付けられた前記第2導電部材の前記第2端子に前記無挿入力コネクタを介して接続される複数の第2配線が、前記支持基板に設置されている請求項14記載の核医学診断装置。
- 回転支持台と、前記回転支持台に取り付けられた放射線検出装置とを備え、
前記放射線検出装置は、前記回転支持台に取り付けられた支持部材と、前記支持部材に設置された支持基板と、前記支持基板に取り付けられ、ある一方向に複数個配置された複数の無挿入力コネクタと、前記複数の無挿入力コネクタ毎に着脱自在に取り付けられた検出器集合体とを有し、
前記検出器集合体は、前記一方向と交差する他の方向に延びて複数の半導体放射線検出器をそれぞれ含む第1検出器配列及び第2検出器配列を有し、
前記半導体放射線検出器は、半導体部材、前記半導体部材の一つの面に取り付けられた第1電極、及び前記第1電極との間に前記半導体部材を挟むように前記半導体部材の他の面に取り付けられた第2電極を有し、
前記第1検出器配列に含まれた複数の前記半導体放射線検出器と前記第2検出器配列に含まれた複数の半導体放射性検出器は、それぞれの前記第1電極同士を向い合わせて配置され、向い合った前記第1電極同士が第1導電部材によって電気的に接続され、
前記第1検出器配列に含まれた複数の前記半導体放射線検出器のそれぞれの前記第2電極、及び前記第2検出器配列に含まれた複数の前記半導体放射線検出器のそれぞれの前記第2電極が、別々の第2導電部材によって、それぞれ電気的に接続され、
それぞれの前記第1導電部材に含まれて前記半導体部材より突出した各第1端子、及びそれぞれの前記第2導電部材に含まれて前記半導体部材より突出した各第2端子を有し、
前記第2端子は折り曲げられて構成されるとともに、その先端部分が複数の前記第1端子の配列と一致するように構成され、
前記配列において、前記第1端子とともに前記第2端子が1つの前記無挿入力コネクタに着脱可能に取り付けられたことを特徴とする核医学診断装置。 - 前記一方向に配置された複数の前記検出器集合体に含まれた複数の前記半導体放射線検出器によって、前記一方向に複数の前記第1検出器配列及び複数の前記第2検出器配列が形成され、及び前記他の方向に複数の検出器配列を形成するように配置され、
前記他の方向における複数の前記検出器配列毎に設けられ、この検出器配列内の各前記半導体放射線検出器に別々に取り付けられた前記第1導電部材の前記第1端子に前記無挿入力コネクタを介して接続される複数の第1配線、複数の前記第1検出器配列毎に設けられ、前記第1検出器配列内の複数の前記半導体放射線検出器に取り付けられた1つの前記第2導電部材の前記第2端子に前記無挿入力コネクタを介して接続される複数の第2配線、及び複数の前記第2検出器配列毎に設けられ、前記第2検出器配列内の複数の前記半導体放射線検出器に取り付けられた他の前記第2導電部材の前記第2端子に前記無挿入力コネクタを介して接続される複数の第3配線が、前記支持基板に設置されている請求項16記載の核医学診断装置。 - 各々の前記半導体放射線検出器は、前記無挿入力コネクタと前記半導体放射線検出器との間に配置された検出器支持部材によって保持されている請求項14ないし請求項17のいずれかに記載の核医学診断装置。
- それぞれの前記無挿入力コネクタは、前記第1端子が間に挿入される複数対の第1接触部材、前記第2端子が間に挿入される対になった第2接触部材、及び操作部材を有し、
前記操作部材が第1状態になっているとき、一対の前記第1接触部材が前記第1端子に、一対の前記第2接触部材が前記第2端子と接触し、前記操作部材が前記第1の状態とは異なる第2状態になっているとき、前記第1接触部材が前記第1端子と非接触に、前記第2接触部材が前記第2端子と非接触になる請求項14ないし請求項17のいずれかに記載の核医学診断装置。 - 対になった前記第1接触部材、及び対になった前記第2接触部材を、対になった状態で、前記無挿入力コネクタの長手方向に一列に配置した請求項19記載の放射線撮像装置。
- 前記操作部材が回転操作部材であり、前記回転操作部材は、前記支持基板に設置されて複数の前記無挿入力コネクタが内部に配置されるハウジングの側壁に回転可能に取り付けられる請求項19記載の核医学診断装置。
- 前記支持基板である複数の第1支持基板が取り付けられた第2支持基板を備えた請求項14ないし請求項17のいずれかに記載の核医学診断装置。
- 前記第1検出器配列に含まれた複数の前記半導体放射線検出器のそれぞれの前記半導体部材が一体化され、前記第2検出器配列に含まれた複数の半導体放射性検出器のそれぞれの前記半導体部材も一体化されている請求項16記載の核医学診断装置。
- 前記第1配線と前記第2配線は、マトリックス構造で前記支持基板に配置されている
請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の放射線撮像装置。 - 前記支持基板に設置され、複数の前記無挿入力コネクタを含む連結装置の操作部材支持部に回転可能に取り付けられ、前記第1電極及び前記第1配線並びに前記第2電極及び前記第2配線を電気的に導通させる回転操作部材を有する請求項1記載の放射線撮像装置。
- 前記支持基板に設置され、複数の前記無挿入力コネクタを含む連結装置の操作部材支持部に取り付けられ、前記第1電極及び前記第1配線並びに前記第2電極及び前記第2配線を電気的に導通させる操作部材を有し、
前記操作部材の操作端が、前記支持基板の1つの端面側で、前記操作部材支持部の表面に露出している請求項1記載の放射線撮像装置。
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JP2005146630A JP3852855B2 (ja) | 2005-05-19 | 2005-05-19 | 放射線撮像装置及び核医学診断装置 |
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