JP3852067B2 - 通信システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信手順が簡単で効率的なデータ通信を実現することができ、例えばマルチポイントのデータセンシングシステムとして用いるに好適な簡易な構成の通信システムに関する。
【0002】
【関連する背景技術】
近時、複数箇所に設置されたセンサによるセンシング情報を集中管理部に収集して、その全体を統括管理するマルチポイントのデータセンシングシステムが種々の分野で用いられている。この種のセンシングシステムとして用いられる通信システムは、例えばRS485に代表されるシリアル通信のように、一般的にはマスタユニットにバスラインを介して接続された複数のスレーブユニットに対してアドレス指定しながら、アドレス指定されたスレーブユニットとマスタユニットとの間でのそれぞれデータ通信を行う如く構成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上述した通信システムにあっては、複数のスレーブユニットに対して予めアドレスを設定しておく必要があり、しかもアドレス指定によりスレーブユニットを特定すると言う通信手順を踏まえることが必要である。この為、各スレーブユニットとってはマスタユニットから指定されたアドレスを識別した上でデータ通信を制御することが必要なので、その処理負担が大きくなることが否めない。しかもマスタユニットにとっては、複数のスレーブユニットを順次指定しながら各スレーブユニットからのデータを順次個別に収集しなければならないので、データ収集効率が悪いと言う問題がある。
【0004】
またスレーブユニットを増設する毎に、そのスレーブユニットに対する新たなアドレス設定が必要である上、各スレーブユニットの接続位置を管理する必要があるので、システムの構築・管理コストが高く、種々の仕様に合わせて柔軟にシステムを構築(変更)していくことが困難である等の不具合もある。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、その目的は、通信手順が簡単で効率的なデータ通信を実現することのできる簡易な構成の通信システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するべく本発明に係る通信システムは、マスタユニットに対して複数のスレーブユニットを通信線を介して順にカスケード接続したものであって、特に各スレーブユニットに、カスケード接続された上位および下位のユニットとの間でそれぞれデータを通信する通信手段、および前記マスタユニットに通知すべきスレーブ情報が未送信のとき、該スレーブ情報を下位のスレーブユニットからの受信データに加えて上位のユニットに送信すると共に、前記スレーブ情報が送信済みの場合には下位のスレーブユニットからの受信データをそのまま送信データとして上位のユニットに送信する通信制御手段をそれぞれ設け、更に前記マスタユニットに対して最下位に位置付けられたスレーブユニット、および選択的に指定された中間位置のスレーブユニットにおける前記各通信制御手段には、前記マスタユニットからの通信要求に対して、前記マスタユニットに通知すべきスレーブ情報を最初の通信データとして同時に送信を開始する通信開始手段をそれぞれ設けたことを特徴としている。
【0006】
即ち、本発明はカスケード接続されて通信システムを構築する複数のスレーブユニットのそれぞれにおいて、下位のスレーブユニットからの受信データに自己のスレーブ情報を付加することで新たな通信データを生成し、これをその上位のユニットに送信するようにしたもので、これによって各スレーブユニットが持つスレーブ情報を当該スレーブユニットを介するデータ通信が行われる都度、その通信データに順次統合しながら、上位のスレーブユニットを順に介してマスタユニットに伝送するようにしたことを特徴としている。
【0007】
特に前記マスタユニットに対して最下位に位置付けられたスレーブユニット、および選択的に指定された中間位置のスレーブユニットにおける前記各通信制御手段においては、マスタユニットからの通信要求に対して該マスタユニットに通知すべきスレーブ情報を最初の通信データとしてそれぞれ送信を開始するように、その通信制御手段を構成することを特徴としている。
【0008】
つまり最下位に位置付けられたスレーブユニット、および選択的に指定された中間位置のスレーブユニットは、通信要求に対して自己のスレーブ情報を最初の通信データとして、換言すれば空データが受信されたと看做して当該空データに自己のスレーブ情報を付加することで自己のスレーブ情報だけからなる通信データを生成し、その送信を開始することを特徴としている。
【0009】
ちなみに選択的に指定されて、前記マスタユニットからの通信要求に対して送信を開始する中間位置のスレーブユニットは、請求項2に記載するように各スレーブユニット間で通信されるデータのフレーム構成に応じて、最下位のスレーブユニットを基準として定めることを特徴としている。具体的には、例えば各スレーブユニットから通知されるスレーブ情報が1ビットのオン/オフ情報からなり、各スレーブユニット間で通信されるデータのフレーム構成が8ビットを1フレーム単位とするような場合、最下位のスレーブユニットから8ユニット分(8ビット/1フレーム分)、遡った位置のスレーブユニットを、最下位置のスレーブユニットと同時に送信を開始する中間位置のスレーブユニットとして定めることを特徴としている。そしてこれらの各スレーブユニットからの通信データの同時送信により、カスケード接続された複数のスレーブユニットを順に介して、所謂パイプライン的にデータ伝送を行うことを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の一実施形態に係る通信システムについて説明する。
図1はこの発明に係る通信システムの全体的な構成を示すもので、1はマスタユニット(MU)、2(2a,2b,2c,〜2n)は通信線3を介して前記マスタユニット1に順にカスケードに接続された複数(n台)のスレーブユニット(SU)である。これらの各スレーブユニット2(2a,2b,2c,〜2n)は、カスケード接続された順位に従ってマスタユニット1に近い上位のものから順に、例えば#0,#1,#2,〜#(n−1)として一義的にアドレス設定される。また上記通信線3は、例えば制御線3cやデータ線3d、更にはクロック信号線等からなる。
【0011】
尚、各スレーブユニット2は、例えば光電センサや磁歪式センサ等のセンシング素子を備えて、予め設定された計測(監視)対象部位での状態をそれぞれ検出し、その検出情報を、例えば1ビットのスレーブ情報として前記マスタユニット1に通知する役割を担う。これに対して前記マスタユニット1は、これらの各スレーブユニット2にてそれぞれ検出されたスレーブ情報を収集してその全体を統括管理する役割を担う(マルチセンシングシステム)。
【0012】
しかして各スレーブユニット2は、例えば図2に示すようにCPUからなる制御部21を主体として構成され、後述する通信制御手順に従って前記マスタユニット1とのデータ通信を実行する。またスレーブユニット2には、該スレーブユニット2が備えた図示しないセンシング素子により、例えば所定の周期毎に検出される検出情報を前記マスタユニット1に通知すべきスレーブ情報として格納するスレーブ情報格納部22が設けられると共に、該スレーブユニット2に対する初期設定データを格納する初期設定データ格納部23が設けられる。これらの格納部22,23は、電気的にその格納情報を消去可能な情報記憶媒体であるEEPROM等を用いて実現される。
【0013】
また各スレーブユニット2には、カスケードに接続された下位のスレーブユニットから送られてくる通信データを受信して前記制御部21に取り込むデータ受信部24、および制御部21の下で生成された通信データを、カスケードに接続された上位のユニット(上位のスレーブユニット2またはマスタユニット1)に対して送信するデータ送信部25が備えられる。これらのデータ受信部24およびデータ送信部25により、隣接するユニット間での通信データのシリアル通信が実現される。更にスレーブユニット2には、マスタユニット1から通知される制御信号を受信し、例えば通信要求としてのスタート信号(CLR信号)を検出するスタート信号受信部26が備えられる。
【0014】
制御部21は、基本的には上記スタート信号受信部26にてマスタユニット1からのスタート信号(通信要求)が受信されたとき、前記スレーブ情報格納部22に格納されているスレーブ情報を前記マスタユニット1に対して送信するべく動作する。この際、制御部21は前記初期設定データ格納部23に設定された初期設定データを参照して、当該スレーブユニット2が最初にデータ通信を開始するものとして設定されているか否かを判定する。具体的にはマスタユニット1に対して順にカスケード接続された最下位のスレーブユニットであるか否か、またマスタユニット1によって選択的に指定されるか、或いは後述する通信データのフレーム構成等に従って特定される中間位置のスレーブユニットであって、最下位のスレーブユニットと同時にデータ通信を開始するスレーブユニットであるか否かを判定する。
【0015】
そして制御部21は、前記スタート信号に従ってデータ通信を開始するスレーブユニットである場合には、前記スレーブ情報格納部22に格納されているスレーブ情報を読み出して最初の通信データを作成し、これをデータ送信部25から上位のユニットに向けて送信する。また制御部21は、データ受信部24にて下位のスレーブユニットから送られてきた通信データをデータ受信部24にて受信したとき、当該受信データに前記スレーブ情報格納部22に格納されているスレーブ情報を付加して新たな通信データを作成し、これをデータ送信部25から上位のユニットに向けて送信する。尚、新たな通信データの作成は、スレーブ情報格納部22に格納されているスレーブ情報を既に送信したか否かを監視しながら行われる。そして既にスレーブ情報の送信を完了している場合には、制御部21は受信データをそのまま上位のユニットに対して送信するように、つまり単に通信データを中継するように通信動作制御する。
【0016】
各スレーブユニット2は、制御部21における上述した通信動作制御の下で下位のスレーブユニットから送られてきた通信データに自己のスレーブ情報を付け加えて上位のユニットに送信することで隣接するユニット間でのデータ通信を実行し、これによってカスケードに接続されたスレーブユニット2を介して前記マスタユニット1に対してスレーブ情報を伝送する。換言すればマスタユニット1に対してカスケードに接続された複数のスレーブユニット2(2a,2b,2c,〜2n)は、マスタユニット1からのスタート信号(通信要求)を受けたとき、所謂将棋倒し(ドミノ倒し)的に上位のスレーブユニット2を介して、しかも下位のユニットから送られてきた通信データに自己のスレーブ情報を加えながら伝送することで、簡易に、且つ効率的にマスタユニット1に対してデータ通信することになる。
【0017】
このように機能する通信システムについて更に詳しく説明すると、この通信システムは、例えば1ビットのオン/オフ情報からなるスレーブ情報を、8ビットを1フレーム単位とする構成の通信データとしてユニット間で伝送し、またマスタユニット1においては、16ビットのデータを一括処理する能力を有するものとすると、マスタユニット1に対して最大16台のスレーブユニット2がカスケード接続される。しかして図3に示すように11台のスレーブユニット2がカスケード接続されるものとすると、これらの各スレーブユニット2にはカスケード接続された順序に従って、その上位のものから順に#0,#1,#2,〜#10として一義的にアドレスが設定される。
【0018】
この場合、アドレス#10の最下位のスレーブユニット2は、その下位に次のスレーブユニットがカスケード接続されていないことから、スタート信号(通信要求)を受けたときに、通信データの送信を最初に開始するユニットであることが特定される。また最下位のスレーブユニット2(#10)から遡って8台目までのスレーブユニット2(#3)までが、8ビット/1フレーム構成の通信データとして各スレーブ情報をビット対応に付加しながら情報通信し得ることから、上位の(n−8)台目のスレーブユニット2(#2)に対しても、最下位のスレーブユニット2(#10)と同時に通信データの送信を最初に開始するユニットとして特定される。
【0019】
このような通信データの送信を最初に開始するユニットである旨の情報は、例えばマスタユニット1からの個別のアドレス指定により該当するスレーブユニット2における前記初期設定データ格納部23に記憶するようにすれば良い。或いはマスタユニット1から一斉通知されるスレーブユニットの接続台数の情報を受けて、各スレーブユニット2毎に通信データの送信を最初に開始するユニットであるか否かを判定して初期設定するようにしても良い。また或いは、複数のスレーブユニット2を順にカスケード接続して通信システムを構築していく際、各スレーブユニット2に組み込まれたディップスイッチ(図示せず)等を用いてマニュアル設定することも可能である。尚、各スレーブユニット2においては、その下位に次のスレーブユニット2が接続されているか否かをそれぞれ判定して、最下位のスレーブユニット2である旨を認識するようにしても良い。
【0020】
このようにして通信データの送信を最初に開始するユニットが特定された条件下において、マスタユニット1から制御線3cを介して各スレーブユニット2に対してスタート信号(CLR信号;通信要求)が発せられると、これを受けて各スレーブユニット2は自己のスレーブ情報S(S0,S1,S2,〜S10)をマスタユニット1に対してそれぞれ通知するべく動作し、図3に示すように隣接するユニット間で順次データ通信を実行してスレーブ情報Sを伝送する。
【0021】
具体的には最下位のスレーブユニット2(#10)と、前述した如く特定された中間位置のスレーブユニット2(#2)は、通信データの送信を最初に開始するユニットとしてそれぞれ特定されていることから、自己のスレーブ情報S(S10,S2)をそれぞれ最初の通信データA1,B1として作成する。換言すれば下位のユニットから空パケット(空データ)の通信データが受信されたと看做して、当該空データの特定のビット位置に自己のスレーブ情報S(S10,S2)を付け加えることで最初の通信データA1,B1をそれぞれ作成し、これをその上位のユニットに送信する。
【0022】
しかしてスレーブユニット2(#10),2(#2)からの通信データA1,B1をそれぞれ受信するその上位のスレーブユニット2(#9),2(#1)は、これらの通信データA1,B1に自己のスレーブ情報S(S9,S1)をそれぞれ付け加えることで新たな通信データA2,B2を作成し、これをその上位のユニットに送信する。同様にしてその上位のスレーブユニット2(#8),2(#0)は、スレーブユニット2(#9),2(#1)からの受信データA2,B2に自己のスレーブ情報S(S9,S1)をそれぞれ付け加えることで新たな通信データA3,B3を作成し、これをその上位のユニットに送信する。この結果、マスタユニット1はスレーブユニット2(#0)からの通信データB3を受信し、該受信データB3に付加されて伝送されたスレーブユニット2(#2,#1,#0)からのスレーブ情報S(S2,S1,S0)を得ることになる。
【0023】
尚、通信データA3は、その後、上位のスレーブユニット2を介する都度、当該スレーブユニット2のスレーブ情報Sが付加されて更にその上位のスレーブユニット2に伝送される。そして最下位のスレーブユニット2(#10)から送信された通信データA1が8番目のスレーブユニット2(#3)を介して伝送される時点では、その通信データA8は1フレームを構成する情報ビットの全てに各スレーブユニット2(#10,#9,〜#3)からの各スレーブ情報S(S10,S9,〜S3)がそれぞれ埋め込まれたものとなる。
【0024】
しかしてこの通信データA8を受信するスレーブユニット2(#2)は既にそのスレーブ情報S2を通信した後の2回目のデータ通信でり、マスタユニット1に新たに通知すべきスレーブ情報を持たないことから、その受信データA8をそのままその上位のユニットに対して送信する。同様にしてその上位のスレーブユニット2(#1,#0)においても、既にそのスレーブ情報S(S1,S0)を送信していることら、上記通信データA8をそのままその上位のユニットに送信する。この結果、マスタユニット1はスレーブユニット2(#0)からの2回目の通信データA8を受信し、該受信データA8に付加されて伝送されたスレーブユニット2(#10,#9,〜#3)からの各スレーブ情報S(S10,S9,〜S3)を得ることになる。
【0025】
尚、前記各スレーブユニット2において実行される、通信データAに対するスレーブ情報Sの付加、つまりスレーブ情報Sの埋め込みについては、例えば図4にその概念を示すように、カスケード接続されたスレーブユニット2の総数と、各スレーブユニット2に対して一義的に定められるアドレスとに従って特定される通信データフレーム中の、個々のスレーブユニット2に該当する情報ビット位置にそのスレーブ情報Sを順に埋め込んでいくようにすれば良い。また或いは図5にその概念を示すように、所定のフレーム構成の通信データをビットシフトしながら、その最下位の情報ビット位置に各スレーブユニット2のスレーブ情報Sを順に埋め込んでいくようにしても良い。
【0026】
かくして上述した如く構成されて、各スレーブユニット2が持つスレーブ情報Sを、カスケード接続された上位のスレーブユニット2を次々と介してマスタユニット1に伝送していくこの発明に係る通信システムによれば、複数のスレーブユニット2をアドレス指定しながら、各スレーブユニット2との間で個々にデータ通信する必要がないので、その通信手順の大幅な簡素化を図ることができ、また通信効率の向上を図ることができる。特に各スレーブユニット2は、下位のスレーブユニット2から送られてきた通信データ(受信データ)に自己のスレーブ情報Sを付加することで、具体的には所定のフレーム構成の通信データ(受信データ)に自己のスレーブ情報Sを埋め込むことで新たな通信データを作成し、これを上位のユニットに送信するので、上述した例においては2回のデータ通信だけで極めて効率的に、各スレーブユニット2のスレーブ情報Sをマスタユニット1に伝送することができる。
【0027】
しかも上述した例においては最下位のスレーブユニット2と、中間位置のスレーブユニット2とから同時にデータ通信を開始するので、上記中間位置のスレーブユニット2において区分される上位側のスレーブユニット群と、下位側のスレーブユニット群からの各通信データをパイプライン的に伝送することができ、この点でもデータ伝送効率の向上を図ることができると言う効果が奏せられる。
【0028】
尚、実際的には各スレーブユニット2を、例えば図6に示すようにCPU21を主体とし、このCPU21にEEPROM23やセンサ部をなすアナログ回路22をそれぞれ接続すると共に、受信アンプ24を介してCPU21に通信データ(DATA,CLK)を取り込み、また送信アンプ25を介してCPU21からの通信データ(DATA,CLK)を送信するように構成すればよい。またマスタユニット1からのスタート信号(CLR;通信要求)については、中継アンプ26aを介してCPU21取り込むと共に、その出力をそのまま下位のユニットに対して位送出する如く構成するようにすればよい。
【0029】
更にカスケード接続された最下位のスレーブユニットの検出については、抵抗27aを介してプルアップされて下位のスレーブユニットが接続される検出端子(E−CHK)27bを設けると共に、予め接地されて上位のスレーブユニットにおける上記検出端子27bに接続される制御端子(E−CHK)27cを設けておき、前記検出端子27bが接地されるか否かにより、その下位にスレーブユニットがカスケード接続されたか否かを自己判定するようにすれば良い。
【0030】
またここではマスタユニット1から通知されて各ユニット間で相互通信される制御信号の通信制御手段として、上位のユニットから通知される制御信号に応じて動作制御されるゲート回路28aおよびセレクタ回路28bが設けられている。そしてゲート回路28aおよびセレクタ回路28bの選択的な動作により、該ユニットから発する制御信号を下位または上位のユニットに択一的に送信し、また上位のユニットに上記制御信号を送信しない場合には、上記セレクタ回路28bを介して下位のユニットから通知される制御信号をそのまま上位に送信するように構成されている。
【0031】
このように構成された通信制御手段によれば、例えばマスタユニット1からのアドレス指定の下で各スレーブユニット2における初期設定を行うような場合、アドレス指定されたスレーブユニット2においては、ゲート回路28aを閉じることでその下位のスレーブユニットに対する初期設定情報の伝達を禁止し、セレクタ回路28bを介して上位のユニットに対してだけ、その応答を返すことが可能となる。また自己がアドレス指定されていない場合には、ゲート回路28aを開けることで期設定情報を下位のスレーブユニット2に通知し、また同時にセレクタ回路28bを切り替えることで、下位のスレーブユニット2から通知される応答をそのまま上位のユニットに伝達することが可能となる。従って初期設定情報の通信を効率的に行うことが可能となる。
【0032】
ちなみに図6に示す如く構成されたスレーブユニット2のCPU21においては、例えば図7および図8にそれぞれ示すような処理手順の下でユニット間のデータ通信を制御するようにすれば良い。具体的には、マスタユニット1から通信要求(CLR信号)が発せられたとき、図7に示すようにスレーブユニット2のCPU21においては上記通信要求の受信をユニット間通信(マスタユニット1によるスレーブユニット2からのスレーブ情報の収集)の割り込みとして検出し[ステップS1]、所定の割り込み処理を起動する[ステップS2]。そして先ずCLR信号のアサートを確認し[ステップS3]、アサートが確認されたときにマスタユニット1に対して通知すべきデータを、例えば前述したセンサによる検出信号としてラッチする[ステップS4]。尚、CLR信号のアサートが確認できなかった場合には、直ちに割り込み処理を終了して元のメインルーチン(スレーブユニット2における固有の処理)に戻る。
【0033】
しかして各スレーブユニット2においては、前述した如くラッチした検出データに基づいてマスタユニットに通知すべき送信データ(スレーブ情報)を準備する[ステップS5]。このスレーブ情報の準備は、例えば自己に割り当てられたアドレスと、カスケード接続により構築されたシステムの全体に対する接続位置とのORパターンを予め準備されたテーブルを参照して求めることで、ユニット間で通信されるデータの1フレーム中における自己に割り当てられたビット位置を求め、当該ビット位置に前記検出データを埋め込むことによってなされる。しかる後、送信データ(スレーブ情報)の送信を管理する送信済フラグFをクリアして[ステップS6]、上記送信データ(スレーブ情報)の送信に待機する。
【0034】
次いで自己のアドレスが、データ通信を最初に開始するスレーブユニット2を特定する送信開始アドレスであるか否かを判定し[ステップS7]、送信開始アドレスでない場合にはデータ受信部24に対して受信割り込みを許可し、下位のスレーブユニット2からの通信データの順に待機する[ステップS8]。これに対して自己のアドレスが送信開始アドレスであるならば[ステップS7]、上記送信データ(スレーブ情報)をデータ送信部25に出力し[ステップS9]、該データ送信部25に送信開始要求を与えて該送信データ(スレーブ情報)を上位のユニットに対して送信する[ステップS10]。
【0035】
しかる後、自己のアドレスから、該通信システムにおける自局(スレーブユニット2)の位置が、前述したスレーブユニット2(#0,#1,#2)ように1回の通信要求に対して2回に亘ってデータ通信を行う位置であるか否かを判定する[ステップS11]。そして自己アドレスが上述した2回目のデータ通信に対応する必要のあるスレーブユニット2であることを示す場合には、前述したようにデータ受信部24に対して受信割り込みを許可し、下位のスレーブユニット2からの通信データの受信に待機する[ステップS8]。これに対して自己アドレスが、前述したスレーブユニット2(#3,〜#9,#10)のように2回目のデータ通信に対応する必要がない場合には、前述した送信済フラグFをセットし[ステップS12]、データ送信部25に対する受信割り込みを禁止する[ステップS13]。
【0036】
一方、前述した如くデータ送信部25に対する受信割り込みを発生させた場合には、図8に記す処理手順に従ってデータ通信を制御する。この場合には、主審割り込み処理を起動し[ステップS21]、先ず受信データにオーバーランが発生したか否かをチェックする[ステップS22]。オーバーランが生じた場合には、当然のことながら正常なデータ通信を行い得ないので、異常処理を起動して通信異常に対処する[ステップS23]。
【0037】
しかして受信データにオーバーランが発生することなく、その通信データが正常に受信されたならば、次に自己のアドレスから、該通信システムにおける自局(スレーブユニット2)の位置が、前述したように2回に亘ってデータ通信を行う位置であるか否かを判定する[ステップS24]。そしてスレーブユニット2(#3,〜#9,#10)のように1回のデータ通信を行うだけでよい場合には、その受信データに自己のデータ(スレーブ情報)を加えて送信データを生成してデータ送信部25に出力し[ステップS25]、該データ送信部25に送信開始要求を与えて該送信データ(スレーブ情報)を上位のユニットに対して送信する[ステップS26]。その後、前述した送信済フラグFをセットし[ステップS27]、データ送信部25に対する受信割り込みを禁止して受信割り込み処理を終了する[ステップS28]。
【0038】
これに対して自己のアドレスが2回に亘ってデータ通信を行う必要のあるスレーブユニット2であることを示す場合には[ステップS24]、次に前述した送信済フラグFがセットされているか否かを判定する[ステップS29]。そして送信済フラグFがリセットされている(送信済みフラグがセットされていない)場合には、自局のスレーブ情報の送信が行われていないことが示されるので、受信データに自己のデータ(スレーブ情報)を加えて送信データを生成してデータ送信部25に出力し[ステップS30]、該データ送信部25に送信開始要求を与えて該送信データ(スレーブ情報)を上位のユニットに対して送信する[ステップS31]。その後、前述した送信済フラグFをセットする[ステップS32]。しかしこの場合には、2回目のデータ通信に対処する必要があるので、再度、データ送信部25に対する受信割り込みを許可して次のデータ受信に待機して[ステップS33]、前述した受信割り込み処理[ステップS21]からの処理手順を繰り返し実行する。
【0039】
しかしてこの2回目の受信割り込み処理においては、既に自己のスレーブ情報の送信を終了していることから、送信済フラグFはセットされた状態にある。するとこの2回目の受信割り込み処理においては、ステップS29において送信済フラグFのセットが確認されることから、CPU21はデータ受信部24にて受信された下位のスレーブユニット2からの受信データをそのまま送信データとしてデータ送信部25にセットし[ステップS34]、該データ送信部25に送信開始要求を与えて上記送信データ(受信データ)を上位のユニットに対して送信する[ステップS35]。その後、データ送信部25に対する受信割り込みを禁止して受信割り込み処理を終了する[ステップS36]。
【0040】
このような図7および図8に示す一連の通信制御を前記各スレーブユニット2においてそれぞれ実行することで、各スレーブユニット2からマスタユニット1に対して通知すべきスレーブ情報が、カスケード接続された上位のスレーブユニット2を次々と介して、所謂将棋倒し(ドミノ倒し)的に効率良く、しかも高速にデータ通信されてマスタユニット1に収集される。また各スレーブユニット2にとっては、送信すべきスレーブ情報を持つ場合、受信データに自己のスレーブ情報を付け加えて上位のユニットに対する送信データとし、またスレーブ情報を既に送信している場合には、受信データをそのまま上位のユニットに送信するだけでよいので、その制御が非常に簡単であり、通信効率を妨げる虞もない等の効果が奏せられる。
【0041】
尚、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。例えば実施形態においては8ビットを1フレームとする通信フォーマットでユニット間のデータ通信を行うものとして説明したが、16ビットを1フレームとすることも勿論可能である。またデータ通信は必ずしもクロックに同期させて行う必要はなく(同期通信)、スタートビット情報等を付加しながら非同期で行うこともを勿論可能である。またカスケード接続するスレーブユニット2の数も特に限定されず、マスタユニット1における処理能力や、スレーブ情報のビット数等のシステム仕様に応じて定めるようにすれば良い。
【0042】
更にはこの例では、カスケード接続された複数のスレーブユニット2を2つのブロック(グループ)に分け、1回の通信要求に対して2回のデータ通信を実行するものとして説明したが、グループ分けすることなくデータ通信を1回だけ行うようにしても良い。逆に複数のスレーブユニットを更に多くグループ分けして3回以上に亘ってデータ通信するようにしても良い。その他、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、カスケードに接続された複数のスレーブユニットが下位のユニットからの受信データにスレーブ情報を付け加えながら上位のユニットに送信するので、各スレーブユニットの情報を上位のユニットを順に介して効率的に介して伝送することができる。
【0044】
特に複数のスレーブユニットとの間でアドレス指定しながら個別にデータ通信することなく、所謂将棋倒し(ドミノ倒し)的に、更にはパイプライン的にデータ通信を行い得るので、簡単なシステム構成の下で、簡易に、且つ効率的に情報伝送を行い得うことができ、マルチポイントのデータセンシングシステムに公的である等の実用上多大なる効果が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る通信システムの全体的な構成を示す図。
【図2】図1に示す通信システムにおけるスレーブユニットの概略的な構成を示す図。
【図3】図1に示す通信システムのデータ通信形態の概念を模式的に示す図。
【図4】各スレーブユニットにおいて実行される受信データに対するスレーブ情報の付加処理の概念を示す図。
【図5】各スレーブユニットにおいて実行される受信データに対するスレーブ情報の付加処理の他の例を示す図。
【図6】スレーブユニットの具体的な構成例を示す図。
【図7】スレーブユニットにおいて実行されるデータ送信開始制御の処理手順の例を示す図。
【図8】スレーブユニットにおいて実行されるデータの受信とデータの送信制御の手順を示す図。
【符号の説明】
1 マスタユニット
2 スレーブユニット
3 通信線
21 制御部(CPU)
22 スレーブ情報格納部(アナログ回路,EEPROM)
23 初期設定データ格納部(EEPROM)
24 データ受信部
25 データ送信部
26 スタート信号受信部

Claims (2)

  1. マスタユニットと、このマスタユニットに通信線を介して順にカスケード接続された複数のスレーブユニットとからなり、
    上記各スレーブユニットは、カスケード接続された上位および下位のユニットとの間でそれぞれデータを通信する通信手段と、前記マスタユニットに通知すべきスレーブ情報が未送信のとき、該スレーブ情報を下位のスレーブユニットからの受信データに加えて上位のユニットに送信すると共に、前記スレーブ情報が送信済みの場合には下位のスレーブユニットからの受信データをそのまま送信データとして上位のユニットに送信する通信制御手段とをそれぞれ備え、
    更に前記マスタユニットに対して最下位に位置付けられたスレーブユニット、および選択的に指定された中間位置のスレーブユニットにおける前記各通信制御手段は、前記マスタユニットからの通信要求に対して、前記マスタユニットに通知すべきスレーブ情報を最初の通信データとして同時に送信を開始する通信開始手段をそれぞれ備えることを特徴とする通信システム。
  2. 前記マスタユニットからの通信要求に対して送信を開始する中間位置のスレーブユニットは、ユニット間で通信されるデータのフレーム構成に応じて、最下位のスレーブユニットを基準として定められる請求項1に記載の通信システム。
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