JP3852001B2 - ロール往復動型ブラッシング装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロール往復動型ブラッシング装置に関し、特に、ブラッシング処理の対象である長さ方向に走行する帯状の金属板(以下「金属ストリップ」と記す)の幅方向の端部を検出するための位置検出装置を備えたロール往復動型ブラッシング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
製綱所等の金属ストリップ製造ライン等において、ブラッシング装置によって金属ストリップのブラッシング処理が行なわれる。通常、金属ストリップの幅よりも長いブラシロールが使用され、金属ストリップの幅方向の端部(以下「左右端」と記す)を越えてはみ出した領域が摩擦せずに残るという形でブラシの磨耗が進み、より幅の広い金属ストリップ対しては使用することが困難となり、実質上ブラッシング可能な幅が徐々に短かいものになってしまう。
【0003】
この様なブラシロールの偏磨耗を防止するために、ブラシロールを金属ストリップの幅方向に一定のストロークで往復動させつつ、ブラッシングするブラシロール機が提案されている。さらに、金属ストリップはある程度蛇行しながら進行することから、一定のストロークでのブラッシングでは偏磨耗の発生を十分に抑えることが困難であり、金属ストリップの幅の範囲内でブラシロールを往復運動するブラッシング装置が、本願出願人によって開発されている(特開平5−208359号公報)。同装置は、部分的に幅の異なる金属ストリップに対応可能であり、ブラッシング処理が金属ストリップの長さ方向の末端領域に進んだときに、処理の効率化のために、その金属ストリップの末端に幅の異なる新たな金属ストリップが溶接接続されてブラッシング処理が継続される場合にも対応可能なブラッシング装置である。
【0004】
図8は、従来のブラッシング装置の平面図及び正面図であり、図9は、該ブラッシング装置に使用される金属ストリップの左右端の位置検出装置900を示している斜視図である。
【0005】
図8において、ブラシロールスタンド1は、金属ストリップPをブラッシングする2つのブラシロール2を備えており、ブラシロール2は2つのモータ5によって回転される。ブラシロールスタンド1の下には、移動を案内するガイドレール3、リニアベアリング4を備えている。ブラシロールスタンド1及びモーター5は、変速可能なサーボモーター6及び送りねじ、ボールねじ(いずれも図示せず)を備えた駆動機構部7によって、金属ストリップPの幅方向に往復動される。位置検出装置900の基部910はブラシロールスタンド1に固定されている。
【0006】
図9の(a)、(b)に示すように、位置検出装置900は、ストッパー901、アーム902、ロッド903、スリット板904、スイッチ固定手段905を備えて構成されており、スリット板904はスリット906を有し、スイッチ固定手段905には光電スイッチの送信部907、受信部908が対向して設置されている。光電スイッチの送信部907から送信される光は、広がりが小さいレーザーなどの指向性のある光が使用される。受信部908は、送信部907から送信される光を受信し、受信信号をケーブル(図示せず)を介してサーボモーター6を制御する制御装置(図示せず)に伝送する。
【0007】
アーム902は、軸909を中心として回転運動を行なうことができ、初期位置から外力を受けて移動した後、外力から開放されると初期位置に復帰するためのばねなどによる復帰手段(図示せず)を備えている。初期状態において、ストッパー901は、軸908よりも金属ストリップ側に突出した位置にあり、光電スイッチの発信部907から発せられた光の経路とスリット906が所定の距離だけ離れ、その光がスリット板904によって遮られるように配置されている。ブラッシング処理が開始されると、ブラシロールスタンド1が往復運動を開始することによって、ブラシロールが軸方向に往復運動を行ない、2つの位置検出装置900も同様に往復運動を行なう。
【0008】
ブラシロールの偏磨耗を軽減するために、位置検出装置900は、ストッパー901がブラシロールの端部に位置するように、ブラシロールスタンド1に取付けられている。ブラッシング処理において、ブラシロールスタンド1の往復運動及び金属ストリップPの蛇行によって、位置検出装置900のストッパー901と金属ストリップPの左右端が接触することとなる。このとき、ストッパー901が金属ストリップPによって押し込まれ、スリット板904が移動する。これに対して、スイッチ固定手段905は、ブラシロールスタンド1に対して固定されている。従って、ストッパー901が金属ストリップPによって所定の距離だけ押し込まれたとき、スリット906が移動して、光電スイッチの送信部907からの光はスリット906を通過することとなる。これによって、受信部908から制御装置に対して受信信号が出力され、制御装置は、金属ストリップPがストッパー901に接触したと判断し、ブラシロールスタンド1を、ストッパー901が押し込まれた方向に移動させる。このようにして、金属ストリップPの幅の範囲内で、ブラシロール2が往復運動する。
【0009】
ブラッシング処理の対象となる金属ストリップは、板厚が非常に薄くて端面が刃物のように鋭い場合や、板厚が厚くて端面が未処理のためにのこぎり状になっている場合がある。これらの場合、金属ストリップPが僅かに接触しただけでも位置検出装置900は損傷を受けたり、位置検出精度に影響するガタツキが発生する。従って、過度の接触を回避するために、かすかな接触を検知して速やかにストッパー901を退避させる引き込み機構(図示せず)も備えられている。受信部908からの信号を受信した制御装置は、ブラシロール2を反転させると同時に、引き込み機構を作動させて、ストッパー901の部分を金属ストリップから急速に引き離す。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記した金属ストリップの左右端の位置検出装置は、ブラッシング処理によって発生する金属紛及び金属ストリップに吹き付けられる洗浄水を避けて、電気回路部分を保護するために、光電スイッチ部分をストッパーから離れた場所に位置させる必要があり、機構が複雑であった。
【0011】
また、位置検出装置の機構部は、洗浄水と金属紛の影響を受けて動きの滑らかさが低下する、金属ストリップとの接触を受けて遊びが生じるなど、検出精度が低下し易い問題があった。
【0012】
また、金属ストリップとの接触による損傷を回避するための機構を設けなければならず、位置検出装置のストッパーを速やかに退避させるために高い検出精度が要求され、位置検出装置のメンテナンス作業も頻繁に必要であった。
【0013】
本発明は、上記の課題を解決すべく、ブラッシング処理するときの金属紛と洗浄水による影響を受け難く、金属ストリップとの接触による損傷を受ることがない金属ストリップの左右端の位置検出装置を備えたロール往復動型ブラッシング装置を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、以下の手段によって達成される。
【0015】
即ち、本発明に係るロール往復動型ブラッシング装置は、金属ストリップをブラッシングするブラシロールを装備したブラシロールスタンド、該ブラシロールスタンドを移動させる移動手段、及び制御手段を備え、前記ブラシロールスタンドが該制御手段によって制御されて前記金属ストリップの幅方向に往復移動するロール往復動型ブラッシング装置であって、前記ブラシロールスタンドに取付けられ、前記金属ストリップの幅方向の端部を検出する位置検出装置を備え、該位置検出装置が、前記ブラシロールの両端部の各々に該当する位置において水または空気を線状流として前記金属ストリップの表裏面の一方の側から他方の側に向けて射出する射出部と、前記金属ストリップに対して前記各射出部とは反対側に配置され、前記射出された水または空気の線状流を受け、該線状流の入射の有無に起因して検出信号を前記制御手段に出力する受容部とを備え、前記受容部は、一端に前記線状流を入射される開口部を有するケーシング及び該ケーシング内に収容された検出片を備え、該検出片は、前記ケーシング内で移動可能とされ、前記線状流の入射がないときに、重力又はばね力を受けて前記ケーシング内で前記一端側に位置し、前記線状流が入射したときに、前記重力又はばね力に抗して前記ケーシングの他端側へ移動し、前記ケーシングの前記開口部に対向する他端に、水または空気を排出するための孔が形成されている。
【0016】
また、前記ケーシングが筒状であり、前記検出片は、中央部が棒状であり、両端に、前記ケーシングの内壁にほぼ内接するフランジ部を有し、前記検出片の前記中央部と前記ケーシングの内壁との間に、水または空気が容易に移動可能な間隙が形成され、前記フランジは、水または空気が容易に通過する手段を有するものとすることができる。
【0017】
さらに、前記受容部は、スイッチを備え、該スイッチが、前記検出片の移動に起因して前記検出信号を前記制御手段に出力するものとすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施の形態を、添付した図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るロール往復動型ブラッシング装置の正面図であり、位置検出装置を取り付けた部分及びその付近を示している。
【0019】
ブラッシング装置本体は、図8と同様の構造である。2つの位置検出装置100は、ブラシロールスタンド1に対して水平方向に取り付け位置を調節することができる取付位置調節手段110を介して、所定の間隔で支持手段120の端部該当位置に取り付けられている。位置検出装置100は、射出部101、受容部102、パイプ103を備えて構成されており、送水ポンプ(図示せず)によって加圧され、パイプ103を介して送られてくる水が、射出部101から受容部102に向けて、即ち下から上に向けて線状流として射出される。
【0020】
図2は、受容部102の断面図を示しており、(a)は射出部101からの射出水Wが入射している状態を示し、(b)は射出水Wが入射していない状態を示している。受容部102は、高周波誘導式の近接スイッチ201、下端が開放され上端部に逃し孔205が形成された筒体204、樹脂などの非導電物質から成る保持体とその内部の金属などの導電物質203を備えた検出片202、及び逃し孔205に接続されたU字管206を備えている。受容部102が射出部101からの射出水Wの入射を受けているときは、射出水Wによって検出片202が押し上げられ、導電物質203は近接スイッチ201から離れて位置している(図2の(a))。これに対し、受容部102が射出水Wの入射を受けていないときは、検出片202は筒体204の最下部に位置し、近接スイッチ201の近傍に検出片202の導電物質203が位置することとなる(図2の(b))。
【0021】
高周波誘導式の近接スイッチ201は、該スイッチ内部の発振器(図示せず)によって、近傍に高周波磁場を生成し、近傍に導電物質があれば高周波磁場が導電物質の表面に渦電流を発生させる。これによって生じるエネルギー損失による発振器の発振レベルの変化によって、導電物質の有無を検出することができる。従って、図2(a)、(b)に示すように、近接スイッチ201が、検出片202内部の導電物質203の位置の変化を検出することによって、受容部102に射出部101から射出された水が到達しているか否かを判断することができる。
【0022】
尚、逃し孔205は、射出水Wによって押し上げられて筒体204の奥に密着した検出片202が、射出水Wが入射しなくなった場合に、速やかに落下できるようにするためのものであり、U字管206は、ブラッシング時に散水される洗浄水が筒体204の内部に入らないようにするためのものである。また、検出片202は、筒体204内での上下動を滑らかにするために、上下部分にフランジを備えている。フランジは、筒体204と検出片202の隙間に溜まった水を速やかに排出するために、例えば、筒体204にフランジの全周が内接しない形状(図3の(a))や、水抜用の穴を設けた形状(図3の(b))などであることが望ましい。図3の(a)、(b)は、図2の(b)のIII−IIIにおける断面図である。
【0023】
次に、図1、2に示す位置検出装置100を使用した金属ストリップの左右端の検出処理に関して説明する。
【0024】
図4の(a)〜(c)は、ブラシロール2(下側のブラシロールは省略)、金属ストリップP、及び2つの位置検出装置100(射出部101及び受容部102)の位置関係を示している。図4の(a)はブラッシング処理を開始する前の初期状態を示しており、射出部101及び受容部102は、ブラシロール2の両端に対応する位置にセットされている。
【0025】
ブラッシング処理が開始されると、ブラシロールスタンド1は往復運動しながらブラッシングを行なう。このとき、射出部101から受容部102に水が射出され、検出片202は入射した水に押し上げられた状態を維持する。ここでは、ブラシロールスタンド1は、図4の(a)の状態から右に移動すると想定する。これによって、ブラシロールスタンド1に固定されているブラシロール2及び位置検出装置100も同様に右に移動し、図4の(b)に示すように、金属ストリップPの左端が左側の射出部101からの射出水Wを遮る位置にくる。これにより、射出水Wが受容部102に到達しなくなり、検出片202は落下し(図2の(b))、上記したように近接スイッチ201から、金属ストリップPの左端が所定の位置、即ちブラシロール2の左端に達したことを示す検出信号が出力される。制御装置(図示せず)は、信号ケーブル207を介して近接スイッチ201からの検出信号を受信して、ブラシロール2を左に移動すべく、ブラシロールスタンド1を左に移動させる。
【0026】
同様に、図4の(c)は、ブラシロールスタンド1が左に移動した結果、金属ストリップPの右端がブラシロール2の右端に達したことを検出した状態を示している。この場合、近接スイッチ201からの検出信号を受けた制御装置は、ブラシロールスタンド1を右に移動させる制御を行なう。
【0027】
このように、金属ストリップPより幅の広いブラシロール2の両端に該当する位置に位置検出装置100を取付け、金属ストリップPの端部がその位置に到達したことを検出したときに、ブラシロールスタンド1の移動方向を転換することによって、ブラシの偏磨耗を軽減することが可能となる。金属ストリップPの蛇行による左右の動きが加わっても、同様に金属ストリップPの端部を検出することができる。また、金属ストリップPの幅の変化にも対応可能である。
【0028】
図5は、本発明の別の実施形態に係る位置検出装置500を示す断面図であり、図1に示す位置検出装置100と同様に、射出部501、受容部502を備えているが、図1に示す射出部101と受容部102の取り付け位置を逆にした配置となっている。図6は、図5に示す位置検出装置500の受容部502の断面図であり、(a)は射出水Wが入射している状態を示しており、(b)は射出水Wが入射していない状態を示している。
【0029】
図6は、図5と同様に近接スイッチ601、筒体604、内部に導電物質603を備えている検出片602、及び水抜き穴605を備えており、さらにばね606を備えている。この構造によって、図6の(a)において、検出片602は、ばね606の反発力よりも強い射出水Wの力を受けて押し込まれており、導電物質603は、近接スイッチ601から離れて位置している。また、水が入射していない図6の(b)においては、ばね606が伸びて検出片602が筒体604の上部に位置し、導電物質603が近接スイッチ601の近傍に位置することとなる。
【0030】
また、図7は、本発明のさらなる別の実施形態に係る位置検出装置700を示す断面図である。図7は、図1に示す位置検出装置100と比較して、受容部102の構造が異なっている。図7の受容部702は、近接スイッチ711及び検出片712を備えており、検出片712は、射出水Wを受ける皿部713を備え、ピン714を中心として回転し得る構造となっている。ピン714は、検出片712及び皿部713を一体とした場合の重心が、ピン714の右側に位置するように配置されている。近接スイッチ711は、図1と同様に電磁誘導式のスイッチであり、検出片712は導電物質からなる。図7の(a)の状態においては、皿部713に射出水Wが当たって検知片714の右端が上がり、近接スイッチ711から離れて検出片712が位置している。これに対し、図7の(b)に示すように、射出水Wが皿部713に入射しなくなると、検知片714の左端が下がり、検出片712の左端が近接スイッチ711の近傍に位置することとなる。
【0031】
上記した図6、7に示している受容部502、702は、図1に示す位置検出装置100の受容部102と同様の働きをし、金属ストリップPの端部の検出に使用することが可能である。
【0032】
図4に基づく説明において、位置検出装置100は、ブラシロール2の両端に該当する位置に設置されると説明したが、検出片202の動きや制御の遅れを考慮して、金属ストリップPがブラシロール2の両端に到達するよりも少し早く、金属ストリップPの端部を検出できるように、ブラシロール2の両端に対応する位置よりも少し内側に位置するように、位置調節手段110によって調節されることが望ましく、「該当する位置」とはこのように制御上有利な或いは支障のない若干のずれがある場合も含む。
【0033】
図2、6においては、射出水Wが受容部102、502に到達していない場合に、導電物質203、603が近接スイッチ201、601に接近する構造となっているが、検出片202、602内部の導電物質の位置を変更し、導電物質203、603が、射出水Wが入射している場合に近接スイッチ201、601に接近し、射出水Wが入射していない場合に近接スイッチ201、601から離れる構造としても、同様に金属ストリップPの端部の位置を検出することが可能である。同様に、図7において、射出水Wが受容部702に入射していない場合に、導電物質からなる検出片712の一端が近接スイッチ711に接近する構造となっているが、射出水Wが入射している場合に、検出片712の一端が近接スイッチ711に接近する構造とすることも可能である。
【0034】
また、受容部の機構に関して、近接スイッチが検出片の変位を検出できる範囲内において、検出片の形状を変更すること、検出片の移動方向を変更すること、近接スイッチと検出片との位置関係を変更すること、重力やばね力以外の復元手段を備えた構造とすることなど、各種の変更が可能である。
【0035】
また、近接スイッチとして、高周波誘導式のスイッチを使用する場合を説明したが、L−C共振回路を備え、誘電物質の接近によるコンデンサ容量の変化による共振状態の変化として、物質を検知する静電容量方式の近接スイッチを使用することも可能である。その場合には、導電物質を使用せずに、誘電物質だけからなる検出片を使用することも可能である。これらの他、検出片の移動によって作動する種々の接触式又は非接触式のスイッチを使用可能である。
【0036】
また、受容部の検出片を、入射する水によって回転するプロペラや羽根車とし、その回転を検出する機構とすることや、受容部に入射した水の水圧を圧力センサーによって検出するようにすることも可能である。
【0037】
また、水に代わる液体を射出することや、圧縮空気その他の圧縮ガスを使用することも可能である。
【0038】
【発明の効果】
本発明に係るロール往復動型ブラッシング装置は、水または空気を線状流として射出する射出部と、射出された水または空気の線状流を受け、該線状流の入射の有無に起因して検出信号を制御手段に出力する受容部とを備えた位置検出装置を、ブラシロールの両端部の各々に該当する位置においてブラシロールスタンドに取付けるという簡単な機構であることから、金属紛や洗浄水による影響を受けて位置検出精度が低下するということがなく、金属ストリップのブラッシングを精度よく行なうことが可能となる。
【0039】
また、金属ストリップとの接触による損傷を回避するための機構も不要であり、従来よりも少ないメンテナンス回数で、継続してブラッシング処理を行なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るロール往復動型ブラッシング装置の位置検出装置付近の正面図である。
【図2】 図1の位置検出装置の受容部の縦断面図であり、(a)は射出水が入射している状態であり、(b)は射出水が入射していない状態を示している。
【図3】 (a)、(b)は、検出片のフランジの形状を示す横断面図である。
【図4】 (a)〜(c)は、金属ストリップの左右端の検出処理を説明する説明図である。
【図5】 本発明の別の実施形態に係る位置検出装置を示す縦断面図である。
【図6】 図5の受容部を示す縦断面図であり、(a)は射出水が入射している状態であり、(b)は射出水が入射していない状態を示している。
【図7】 本発明のさらなる別の実施形態に係る位置検出装置を示す縦断面図であり、(a)は射出水が入射している状態であり、(b)は射出水が入射していない状態を示している。
【図8】 従来のロール往復動型ブラッシング装置を示す平面図及び正面図である。
【図9】 (a)は、従来の位置検出装置を示す斜視図であり、(b)は、光電スイッチとスリットとの位置関係を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ブラシロールスタンド
2 ブラシロール
P 金属ストリップ
W 射出水
100、500、700 位置検出装置
101 射出部
102、502、702 受容部
201、601、711 近接スイッチ
202、602、712 検出片
203、603 導電物質
204、604 筒体
205 逃し孔
206 U字管
605 水抜き孔
606 ばね
713 皿部
714 ピン

Claims (3)

  1. 金属ストリップをブラッシングするブラシロールを装備したブラシロールスタンド、該ブラシロールスタンドを移動させる移動手段、及び制御手段を備え、前記ブラシロールスタンドが該制御手段によって制御されて前記金属ストリップの幅方向に往復移動するロール往復動型ブラッシング装置であって、
    前記ブラシロールスタンドに取付けられ、前記金属ストリップの幅方向の端部を検出する位置検出装置を備え、
    該位置検出装置は、前記ブラシロールの両端部の各々に該当する位置において水または空気を線状流として前記金属ストリップの表裏面の一方の側から他方の側に向けて射出する射出部と、前記金属ストリップに対して前記各射出部とは反対側に配置され、前記射出された水または空気の線状流を受け、該線状流の入射の有無に起因して検出信号を前記制御手段に出力する受容部とを備え
    前記受容部は、一端に前記線状流を入射される開口部を有するケーシング及び該ケーシング内に収容された検出片を備え、
    該検出片は、前記ケーシング内で移動可能とされ、前記線状流の入射がないときに、重力又はばね力を受けて前記ケーシング内で前記一端側に位置し、前記線状流が入射したときに、前記重力又はばね力に抗して前記ケーシングの他端側へ移動し、
    前記ケーシングの前記開口部に対向する他端に、水または空気を排出するための孔が形成されていることを特徴とするロール往復動型ブラッシング装置。
  2. 前記ケーシングが筒状であり、
    前記検出片は、中央部が棒状であり、両端に、前記ケーシングの内壁にほぼ内接するフランジ部を有し、
    前記検出片の前記中央部と前記ケーシングの内壁との間に、水または空気が容易に移動可能な間隙が形成され、
    前記フランジは、水または空気が容易に通過する手段を有することを特徴とする請求項1に記載のロール往復動型ブラッシング装置。
  3. 前記受容部は、スイッチを備え、
    該スイッチは、前記検出片の移動に起因して前記検出信号を前記制御手段に出力することを特徴とする請求項2に記載のロール往復動型ブラッシング装置。
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