JP3851364B2 - 投影画像表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、三次元原画像の内視鏡的映像化を行う投影画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
X線CT画像を積み上げて三次元原画像を得、この三次元原画像を投影して二次元画面上に表現する分野がある。手術や診断のための支援画像として利用することが多い。
投影法には一般に平行投影法が利用される。平行投影法とは平行光源(又は線状視点)を与えて、投影面に平行投影像を投影する投影法である。投影面は、表示面と同一サイズの場合もあれば、表示面のサイズよりも2倍とか4倍とか大きい場合もある。表示面のサイズよりも大きい場合には、投影面から表示サイズの画面を切り出して表示することになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
平行投影法の他に、中心投影法がある。中心投影法は、点光源又は点視点を与えて、この点光源又は点視点から投影面に投影しようとするものである。投影面への投影はその点から放射状に拡がるような投影法となる。平行投影法と中心投影法とは表示の目的によって使い分ける。
【0004】
X線CT画像を積み上げての三次元原画像に対する平行投影法では、その原画像の外形表示、任意の切断面表示、その切断面の奥側の表示等に使われる。中心投影法は、小さい穴から穴の外側を大きく見ようとする如き画像、例えば内視鏡的な観察像をその三次元原画像から得ようとする際に使われる。
【0005】
また、いずれの投影法でも投影面への投影に際し、奥行きのある現実感の画像を得るようにしており、そのための方法として陰影化処理及び隠面化処理がされる。陰影化処理とは、投影面の画素値を、距離に応じて付与するものであり、遠い距離の画素位置に対しては投影画素値を小さく設定し、近い距離の画素位置に対しては投影画素値を大きく設定する処理を云う。一方、隠面化処理とは、1つの投影点に2つ以上の投影対象点からの投影がある場合、一番手前(又は一番奥側)の位置にある投影対象点のみを選ぶ処理を云う。かかる陰影化、隠面化処理で投影面に得られる画像は、擬次三次元画像と呼ばれる。
【0006】
本件出願人は、中心投影法を利用して三次元原画像の投影を行うと共に、視点(点視点のこと、以下同じ)を移動させ、この移動に伴う内視鏡的にみた動画像を表示させることを特徴とする特許出願を行った(特願平6−143496)。
しかし、視点は三次元画像の奥行き方向の位置であるため、二次元平面としての表示画面上で、感覚的に設定することは容易でなかった。更に、視点位置の更新に際しても、連続的な更新は困難であり、その結果、実際の内視鏡による観察像に比べて迫力に欠けるとの問題があった。
更に、視点位置の更新は前進のみでなく、後退の例もあり、こうした前進及び後退を自在に使い分けての動画像の作成も要求されてきている。
【0007】
本発明の目的は、中心投影法による内視鏡的な動画像で代表される動画像を得るに際し、視点位置の前進及び後退の切り分け及びそれによる前方、及び後方透映像を得ることを可能にする透視画像表示装置を提供するものである。
【0008】
本発明は、断層像を積み上げて形成する積み上げ三次元原画像の投影画像を表示する投影画像表示装置において、
前記影画像に対する視点を設定する手段と、
前記設定された視点よりも前方か視点よりも後方かを選択的に設定する設定手段と、
前方が選択されたときに、上記視点より前方にある対応する前方投影面上へ、視点と前方投影面との間にある積み上げ三次元原画像を投影して、前方投影画像を得、後方が選択されたときに、上記視点より後方にある後方投影面上へ、視点と後方投影面との間にある積み上げ三次元原画像を投影して、後方投影画像を得る処理手段と、
上記前方投影画像及び後方投影画像を表示面上に表示する表示手段と、を含む投影画像表示装置を開示する。
【0009】
更に本発明は、断層像を積み上げて形成する積み上げ三次元原画像の投影画像を表示する投影画像表示装置において、
前記影画像に対する視点を更新設定する手段と、
前記更新設定された視点よりも前方か視点よりも後方かを選択的に更新設定する設定手段と、
前方が選択されたときに、各更新毎の上記視点より前方にある対応する前方投影面上
へ、その更新時の視点と前方投影面との間にある積み上げ三次元原画像を投影して、前方投影画像を得、後方が選択されたときに、上記視点より後方にある対応する後方投影面上に、その更新時の視点と後方投影面との間にある積み上げ三次元原画像を投影して、後方投影画像を得る処理手段と、
上記前方投影画像及び後方投影画像を表示画面上に表示する表示手段と、を含む投影画像表示装置を開示する。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は視点更新処理を含む動画表示の処理フローである。各ステップを説明する。
ステップ1では、初期画面を設定し、これを画面に表示する。図2は初期画面の説明図である。CT断層像を平行に積み上げておき、初期視点eの前方に設定した前方投影面aに、初期視点eから中心投影した前方投影画像を、及び初期視点eの後方に設定した後方投影面bに、初期視点eから中心投影した後方投影画像を作成する。前方投影面aと後方投影面bとは互いに平行で、且つ視点eから同一距離にある。CT断層像の対象部位は、例えば気管支壁や胃、腸の内壁である。視点eからみての前方画像及び後方画像は、いわゆる擬次三次元画像であり、先願たる特願平6−143496に記載したやり方によって作成した画像である。この画像の作成方法は、三次元原画像に対して視点とこの視点からの視線方向と投影面とを対にして、その三次元原画像の奥行き方向に向い且つ投影面がその視点からの視線方向に対して垂直になるように更新し、その視点位置及び視線方向から投影面に中心投影して画像を形成する方法である。尚、実施例では投影面aと投影面bは平行で、視点eからの視線方向は互いに逆方向になっているが、これはあくまで代表的な例であり、考え方としては、平行でなくともよい。
【0012】
図3は、初期画面の表示内容を示す。画面内に前方画像、後方画像の両者を表示させておくと共に、視点更新アイコン群Cを併せて表示させておく。視点更新アイコン群cは、視点更新具体アイコンd、前進・後退アイコンf、キー入力アイコンg、視点軌跡表示アイコンh、終了アイコンiより成る。視点更新具体アイコンdが視点更新の具体的な例を指示し、前進・後退アイコンfが視点位置の前進か後退かを指示する。
【0013】
ステップ2では前進か後退かのモード選択を行う。この詳細が図4のステップ21〜26による前進・後退のモード選択処理である。
ステップ21では、マウスで前進・後退アイコンfがクリックされたかを判断する。
ステップ22では、クリックされたアイコンfが前方であるか判断する。前方であればステップ23に、それ以外であればステップ24に移る。
ステップ23では、前方画面上で指定された点だけを有効とするように設定し、ステップ3に移る。
ステップ24では、クリックされたアイコンfが後方であるか判断する。後方であればステップ25に、それ以外であればステップ26に移る。
ステップ25では、後方画面上で指定された点だけを有効とするように設定し、ステップ3に移る。
ステップ26では、クリックされたアイコンfが終了であるか判断する。終了であればプログラムを終了し、それ以外であればステップ21に戻る。
【0014】
ステップ3では視点更新処理を行う。この視点更新処理の詳細図が図5〜図12である。図5は視点更新処理の全体の流れである。
視点更新は、図3のアイコンdに示すように、その時点の視点をマウスによって指定した位置に平行に移動する「視点平行移動」、指定した位置に視点を移動してさらに対象に近づく「視点前進移動」、投影面の角度をかえる「角度変化」、移動する視点の座標値をキーボードから入力する「キー入力」の各アイコンを指示することで行う。
ステップ31では、クリックされたアイコンが具体アイコンdの「視点平行移動」であるか判断する。「視点平行移動」であればステップ32に移り、それ以外であればステップ33に移る。
ステップ32では、「視点平行移動」処理を行う。図6は、視点位置算出のための断層像、投影面、視点、指定点の位置関係である。ここで、マウスによる指定点をA(XA、YA)、Aに投影された断層像上の位置をA0(xA0、yA0、zA 0)、視点位置をe(x0、y0、z0)、移動後の新視点位置をe′(xe、ye、ze)、視点eから投影面に下ろした垂線と投影面との交点の三次元空間上の位置をC(cx、cy、cz)、断層像に平行で視点eを通る平面をQ、eCに平行でA0を通る直線をRとする。指定点Aは、現視点から平行移動した新視点を得るために使う。
【0015】
ここで図6による平行移動例について説明する。
マウスで指定するAは表示画面(投影面)上の一点である。この指定点Aは、現視点eからの中心投影法による投影点であり、視点eが他の新視点に平行移動して得られた時の中心投影法による投影点ではない。そこで、現視点eから指定点Aまでを結ぶ投影線LとCT断層像Sとの交点A0を求め、現視点eと投影面直交点C(直交点Cは、視点eと投影面Tとが定まれば一義的に定まる)とを結ぶ直線Rに平行で且つ交点A0を通る直線R′を求める。直線R′と視点eの平行移動面Qとの交点をe′とすると、この交点e′が、投影面上でのマウス指定点Aに対応する、平行移動した時の新視点となる。そして、視点e′に移しての中心投影法による投影像は、特願平6−143496によって得る。かかる視点e′が次の新しい更新対象視点となる。
【0016】
図7は視点の算出処理の流れである。各ステップを説明する。
ステップ321では、画面上がマウスで視点平行移動アイコンがクリックされるのを待つ。クリックされたらステップ322へ移る。
ステップ322では、表示中の初期画面中の前方画像aか後方画像bかのいずれかが有効画面としてクリックされたかを判断する。図3のアイコンfで前方アイコンか後方アイコンかをクリックすることで定まる。有効画面のクリックがされた場合はステップ323に移る。それ以外の時はステップ327に移る。
ステップ323では、クリックされた画面上の位置座標(XA、YA)から断層像上の位置A0(xA0、yA0、zA0)を求める。これは、二次元座標系の投影面から三次元座標系の断層面Sへの座標変換式によって求める。ここで、(XA、YA)は、三次元空間上に位置する二次元投影面上での位置であり、(xA0、yA 0、zA0)は三次元空間上の位置を表す。A0(xA0、yA0、zA0)の値は、画像の再構成処理(投影処理)の中で投影面上の(X、Y)に対応する(x、y、z)を記憶してあるので、(XA、YA)の値からすぐ得られる。
ステップ324では、断層像に平行で視点eを含む平面Qを求める。断層像は、三次元空間上にx−z面に平行に配置されているので、断層像に平行で視点eを含む平面Qはy座標で規定できる。例えばy=y0となる。
【0017】
ステップ325では、A0を通りeCと平行な直線Rを求める。方向ベクトルは、(cx−x0、cy−y0、cz−z0)であり、A0(xA0、yA0、zA0)を通ることから、
【数1】
Figure 0003851364
となる。
ステップ326では、平面Qと直線Rの交点を求める。交点のy座標はy0であるから、
【数2】
(x−xA0)/(cx−x0)=(y0−yA0)/(cy−y0)
(z−zA0)/(cz−z0)=(y0−yA0)/(cy−y0)
であり、数2より求められるx、zが交点の座標である。座標が得られたら、ステップ4へ移る。
ステップ327では、終了アイコンがクリックされたかの判断をする。終了アイコンがクリックされた場合はプログラムを終了し、それ以外の時はステップ321に戻る。
【0018】
ステップ33では、クリックされた具体アイコンが「視点前進移動」であるか判断する。「視点前進移動」であればステップ3に移り、それ以外であればステップ35に移る。
ステップ34では、「視点前進移動」処理を行う。図8は、この視点前進移動による視点位置再構成のための断層像、投影面、視点、指定点の位置関係である。ここで、マウスによる指定点をA(XA、YA)、Aに投影された断層像上の位置をA0(xA0、yA0、zA0)、視点位置をe(x0、y0、z0)、移動する視点位置をe′(xe、ye、ze)、視点eから投影面に下ろした垂線と投影面との交点の三次元空間上の位置をC(cx、cy、cz)、断層像に平行で視点eを通る平面をQ、eCに平行でA0を通る直線R、平面Qと直線Rとの交点P(xr、yr、zr)とする。
この視点前進移動の考え方は、図6と同じくマウス指定点Aに対応する平行移動視点Pを求め、この平行移動視点Pから直線R′上にある距離だけ前進した位置e′を、前進移動による新視点とするものである。ここで、直線R′上に沿って平行移動視点Pから前進するある距離とは、直線CA上のマウス指示点Mの位置によって定める。
【0019】
図9は視点前進移動での視点の算出処理の流れである。各ステップを説明する。
ステップ341では、画面上がマウスで図3の「前進」アイコンがクリックされるのを待つ。クリックされたらステップ342へ移る。
ステップ342では、図3のアイコンfによる前方か後方かのマウス指示による有効画面がクリックされたのかを判断する。有効画面がクリックされた場合はステップ343に移る。それ以外の時はステップ352に移る。
ステップ343では、上記ステップ323と同様に、クリックされた画面上の位置座標(XA、YA)から断層像上の位置A0(xA0、yA0、zA0)を求める。ステップ344では、断層像に平行で視点eを含む平面Qを求める。上記ステップ324と同様に、y=y0である。
ステップ345では、A0を通りeCと平行な直線Rを求める。直線Rは、ステップ325と同様に数1で表される。
ステップ346では、平面Qと直線Rの交点P(xr、yr、zr)を求める。ステップ326と同様に、yr=y0であり、数2より求められるx、zが交点の座標xr、yrである。
ステップ347では、有効画面(前方画像を有効画面とした)上の左側に視点移動を指定するためのカーソルを表示する。
【0020】
図10に画面表示例を示す。指定された点Aと画面中心に当たる点Cを結ぶ線分を表示し、線分AC上にカーソルMを表示する。カーソルMは、マウスでドラッグすることで線分AC上を移動するようにする。
ステップ348では、操作者によるカーソル位置の決定を待つ。
ステップ349では、ステップ348で決定されたMの位置を用いて、線分AMと線分MCの長さを求める。
ステップ350では、線分AMの長さをs、線分MCの長さtとして線分A0Pをs:tに分割する点を以下の式で求める。
【数3】
x=(s・xr+t・xA0)/(s+t)
y=(s・yr+t・YA0)/(s+t)
z=(s・zr+t・zA0)/(s+t)
求めたx、y、zを次の視点e′(xe、ye、ze)とする。座標が得られたら、ステップ69へ移る。
ステップ351では、終了アイコンがクリックされたのかを判断する。終了アイコンがクリックされた場合はプログラムを終了し、それ以外の時はステップ341に戻る。
【0021】
ステップ35では、クリックされた具体アイコンdが「角度変化」(図3では「角度(マウス)」と表示)であるか判断する。「角度変化」であればステップ36に移り、それ以外であればステップ37に移る。
ステップ36では、「角度変化」処理を行う。投影面の角度変化とは、表示画像の中心点を真上からみている状態から少しずれてみたい場合に、マウスによってどの方向から中心点をみたいのかを指定し、投影面の角度を変える処理である。図11に処理の流れを示す。
ステップ361では、画面上がマウスで角度変化アイコンがクリックされるのを待つ。クリックされたらステップ362へ移る。
ステップ362では、アイコンfで前方か後方かのいずれか一方のアイコンをクリックし、有効画面がクリックされたかを判断する。有効画面がクリックされた場合はステップ363に移る。それ以外の時はステップ365に移る。
ステップ363では、表示画像の中心点から指定された点への変位αX、αYを求める。
ステップ364では、ステップ363で求めた変位αX、αYから角度変化を算出するプログラムを用いて、角度を算出して再構成のための角度のパラメータを更新する。
ステップ365では、終了アイコンがクリックされたかの判断をする。終了アイコンがクリックされた場合はプログラムを終了し、それ以外の時はステップ361に戻る。
【0022】
ステップ37では、クリックされたアイコンが「キー入力」アイコンgの1つであるか判断する。ここで、キー入力アイコンとは、具体アイコンdが画面上でマウスで位置、大きさ等を指定して各種処理を行うのに対して、マウス指定の代わりにキーボード上のキーによって位置、大きさ等を指定入力するようにしたものである。「キー入力」であればステップ38に移り、それ以外であればステップ39に移る。
【0023】
ステップ38では、「キー入力」処理を行う。図12にその処理の流れを示す。図12では、図3に示す如きキー入力アイコンによるキー入力できるパラメータを、視点(POINT)のほかに投影面の角度(ANGLE)、しきい値(THRE)、視点と投影面との距離(DIST)とした流れを示す。
ステップ381〜ステップ385では、どのパラメータ入力かを判断する。
ステップ386では、指定されたパラメータの入力待ちプロンプトを画面上に表示し入力を待つ。
ステップ387では、キー入力が終了したかを判断し、終了したならばステップ4へ移り、未終了ならばステップ386に戻る。
ステップ37では、クリックされたアイコンが終了であるか判断する。終了であればプログラムを終了し、それ以外であればステップ31に戻る。
【0024】
ステップ4では、視点位置の保存を行う。
ステップ5では、更新した視点を用いて画像の再構成を行う。再構成方法はステップ1と同様である。再構成した画像は記憶媒体に記録する。
ステップ6では、ステップ5にて再構成された画像をモニタ上に表示する。
ステップ7では、視点更新を終了するかを判断する。終了であればステップ8へ移り、続けるならばステップ2へ戻る。
ステップ8では視点の補間処理を行うかの判断を行う。視点の補間処理を行う場合はステップ9へ移り、行わない場合はステップ10へ移る。
【0025】
ステップ9では、視点の補間処理を行う。図13は、対象内の視点の移動を表した図である。ここで、E1、E2、E3、E4は上記ステップ3にて指定される視点更新位置である。滑らかな視点移動を行うためには、図13に示すようにE1、E2、E3、E4の間を補う視点位置eijを算出すればよい。図14は視点の補間処理の流れである。各ステップを説明する。
ステップ91では、ステップ4で記憶された視点の更新位置(Ei)の座標を得る。
ステップ92では、ステップ91で得た視点間の座標をスプライン補間により求める。他の補間法も採用可能である。
ステップ93では、ステップ92にて算出した視点位置(eij)を用いて3D画像を再構成し、記憶する。
ステップ94では、ステップ5で記憶した3D像とステップ93にて記憶した3D画像を読み出して動画表示する。
【0026】
ステップ10では、ステップ5で記憶した3D像を読み出して動画表示する。また、処理の途中で視点移動の遷移を知りたい場合、軌跡表示アイコンhを指示することで、図15に示すような座標軸とその時点までの視点の遷移を示す軌跡及び移動距離(ni)がモニタ上の画像の脇に表示できるようにする。ここで図15(イ)は三次元座標系による(x1、y1、z1)→(x6、y6、z6)への遷移軌跡例、図15(ロ)はyx平面上での(x1、y1)→(x6、y6)への遷移軌跡例、図15(ハ)はxz平面上での(x6、z6)→(x1、z1)への遷移軌跡例を示す。図16には三次元座標系による遷移軌跡画像Wの表示例を示す。
【0027】
図17にその処理の流れを示す。
ステップ100では、モニタ上に視点遷移図表示のアイコンhを表示する。
ステップ101では、遷移フラグを初期設定する。ここでは、初期設定はこのフラグをOFF(“0”)にするものとする。
ステップ102では、視点遷移図表示のアイコンhが選択(クリック)されたかを判断する。アイコンhが選択されないときは、プログラム全体が終了するか、アイコンhが選択されるまで待ち状態となる。アイコンhが選択された場合は、ステップ103へ移る。
ステップ103では、フラグのON、OFFを判断する。フラグがOFFの場合はステップ104に移り、フラグがONの場合はステップ105に移る。
ステップ104では、フラグをONにする。
ステップ105では、フラグをOFFにする。
ステップ106では、フラグのON、OFFを判断する。フラグがOFFの場合はステップ107に移り、フラグがONの場合はステップ108に移る。
ステップ107では、視点遷移図をモニタ上から消去する。
ステップ108では、視点遷移図表示処理を行う。図18は視点遷移図表示処理の流れである。
ステップ110では、ステップ4で記憶された視点の更新位置(Ei)の座標を得る。
ステップ111では、視点間の距離を求める。
ステップ112では、モニタ上に座標軸と視点を表示し、視点間を結ぶ。
ステップ113では、モニタ上の視点位置に座標値、線分上に距離を表示する。
尚、視点遷移図表示の処理は、ステップ3の視点更新処理の中で、必要に応じて使用する。
上記実施例では、視点位置を補間によって求めたが、補間により求められた視点位置でのその他のパラメータ(例えば、しきい値など)も同様に補間により求めてもよい。
【0028】
図19は、表示画面上に表示される前方像と後方像についての説明図である。前方像は視点位置から視線方向に投影された像であり、後方像は視線方向とは反対の向き(180度正反対とは限らない)に投影された像である。前進・後退処理により視点が変化した場合は、前方、後方画像双方を再構成(投影処理)する。後方投影面上の後方像は、視点方向とは反対の向きに投影された像を左右逆に表示した、バックミラーに移ったような後方の像である。このためには、後方投影面メモリのメモリアドレスは、前方投影面メモリのメモリアドレスと左右を逆にすればよい。ここで、視点位置は前方と後方とで同一にする必要はなく、例えば図のミラー視点のように少しずれた位置を視点として後方鏡投影面に投影するようにしてもよい。ただし、上述したように前進・後退処理により視点が変化した場合は、当然に前方、後方鏡画像双方を再構成(投影処理)する。後方像の角度を変える(バックミラーの角度を変える)こともできる。後方画像を表示するか、後方鏡画像を表示するかは操作者の意図により選択できるようにする。
【0029】
図20は、本発明が適用可能なハードウエア構成例を示すブロック図である。この図18において、120はCPU、121は主メモリ、122は磁気ディスク、123は表示メモリ、125はマウスコントローラで、これらは共通バス127に接続されている。磁気ディスク122には、複数の断層像及び座標変換や視点補間のためのプログラムなどが格納されている。
【0030】
CPU120は、これら複数の断層像及び座標変換や視点補間のためのプログラムを読み出し、主メモリ121を用いて三次元画像を再構成し、その結果を表示メモリ123に送り、CRTモニタ124に表示させる。マウスコントローラ125に接続されたマウス126は、表示された三次元画像に対し、視点位置の再指定に用いる。再指定された視点位置は磁気ディスク122に格納され、必要に応じて補間処理に用いられる。再構成で得られた画像は、磁気ディスク122に格納される。動画表示をする場合にCPU120が磁気ディスク122から三次元画像を読み出し、表示メモリ123に送り、CRTモニタ124に表示させる。
【0031】
尚、投影法は中心投影法で説明したが平行投影法での視点更新例にも適用できる。更に、CT画像例としたがMRIの如きボリューム画像での適用もある。
【0032】
【発明の効果】
本発明によれば、視点移動の遷移を確認しながら視点を前後に移動させることができ、さらに視点移動を少しずつ滑らかにできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を含む視点更新処理の流れを表すフローチャートである。
【図2】視点と前方投影面、後方投影の位置関係を表した図である。
【図3】画面表示例図である。
【図4】本発明の前進・後退処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】視点の更新処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】視点の更新処理のうち、視点の平行移動の場合の位置関係を表す図である。
【図7】視点の平行移動処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】視点の更新処理のうち、視点の前進移動の場合の位置関係を表す図である。
【図9】視点の前進移動処理の流れを示すフローチャートである。
【図10】視点の更新処理を行うための画面再構成図である。
【図11】角度変化処理の流れを示すフローチャートである。
【図12】キー入力処理の流れを示すフローチャートである。
【図13】対象内の視点の移動を表した図である。
【図14】本発明の視点位置の補間処理の流れを示すフローチャートである。
【図15】視点の移動の遷移を表す図の一例である。
【図16】視点の移動の遷移図を表示した画面構成の一例である。
【図17】視点の移動の遷移図を表示・消去する際の流れを示すフローチャートである。
【図18】視点遷移図表示処理の流れを示すフローチャートである。
【図19】前方、後方画像の他の例を示す図である。
【図20】本発明が適用可能なハードウエア構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
a 前方投影面
b 後方投影面
e 視点
e′ 更新視点
A 画像上の指定点
0 Aに投影された断層像上の点
M カーソル
Q 平面
R 直線
S 断層像
T 投影面
W 遷移図画面
120 CPU
121 主メモリ
122 磁気ディスク
124 CRT
126 マウス

Claims (2)

  1. 断層像を積み上げて形成する積み上げ三次元原画像の投影画像を表示する投影画像表示装置において、
    前記影画像に対する視点を設定する手段と、
    前記設定された視点よりも前方か視点よりも後方かを選択的に設定する設定手段と、
    前方が選択されたときに、上記視点より前方にある対応する前方投影面上へ、視点と前方投影面との間にある積み上げ三次元原画像を投影して、前方投影画像を得、後方が選択されたときに、上記視点より後方にある後方投影面上へ、視点と後方投影面との間にある積み上げ三次元原画像を投影して、後方投影画像を得る処理手段と、
    上記前方投影画像及び後方投影画像を表示面上に表示する表示手段と、を含む投影画像表示装置。
  2. 断層像を積み上げて形成する積み上げ三次元原画像の投影画像を表示する投影画像表示装置において、
    前記影画像に対する視点を更新設定する手段と、
    前記更新設定された視点よりも前方か視点よりも後方かを選択的に更新設定する設定手段と、
    前方が選択されたときに、各更新毎の上記視点より前方にある対応する前方投影面上
    へ、その更新時の視点と前方投影面との間にある積み上げ三次元原画像を投影して、前方投影画像を得、後方が選択されたときに、上記視点より後方にある対応する後方投影面上に、その更新時の視点と後方投影面との間にある積み上げ三次元原画像を投影して、後方投影画像を得る処理手段と、
    上記前方投影画像及び後方投影画像を表示画面上に表示する表示手段と、を含む投影画像表示装置。
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