JP3850807B2 - 保険契約案内用紙 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、取引の代金の支払とは別に、取引者の申込の意思の明示を要する取引のための代金支払用払込用紙を有する保険契約案内用紙に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、取引の代金の支払とは別に、取引者の申込の意思の明示を要する取引としては、保険契約や不動産賃貸借契約を例示することができる。これらの契約では、単に申込者が代金を支払うだけではなく、申込者の申込の意思の明示の証拠として、申込者の捺印が押された申込用紙または契約書などを作成することが必須となっている。
【0003】
今、具体的に保険契約申込を例にとって説明する。従来、通信販売など通信による契約手続による保険契約として、保険会社または保険代理店が保険料払込票及び保険申込書を同封した保険契約案内を顧客へ送付(郵送)して、顧客との間での保険契約を締結する手続がある。この手続では、顧客が送付(郵送)された書類を見て、その保険に加入することを希望する場合には、保険料払込票を利用して払込取扱店舗で保険料を支払い、さらに申込書に捺印の上、該申込書を保険会社または保険代理店に送付する。保険会社または保険代理店では、捺印された申込書を、申込者の意思の明示を表す証拠として、大切に保管する。
【0004】
図7は、従来の保険契約案内用紙の一例である。切り取り線によって区切られて折り線が形成された1枚の用紙であり、用紙部分P1は顧客への送付(郵送)のための宛名部分となっており、他の用紙部分P2は保険プランの案内として、補償内容、保険金額、保険料が記載されており、さらに、他の用紙部分P3は保険申込書となっており、残りの用紙部分P4、P5は選択されたプランに対応してそれぞれ用意された保険料払込票である。保険料払込票には、すでに、その顧客の情報に基づき、必要部分が印刷されている。顧客は、自己が選択したプランに対応する保険料払込票の部分P4またはP5を切り取り、コンビニエンスストア等の払込取扱店舗で支払い、さらに、用紙部分P3を切り取り、保険申込書に必要事項を記入し且つ捺印をした後、投函する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような手続において、顧客は、申込の意思があっても、申込書の重要性を十分に認識していないことが多い。契約締結のためには保険料を支払うことは必須であることの認識は十分にされているために、保険料の払込は行っているにもかかわらず、申込書の送付を失念したり、紛失したりする保険申込者が少なくない。従来、このような事態を防止するべく、前記用紙の裏面には、図8に示すように、手続き方法を明示するなどして、保険会社または保険代理店側で最大限の努力が払われている。
【0006】
しかしながら、それにもかかわらず保険料の支払いのみがなされ申込書の送付がなされないケースが多く、そのような場合には、保険会社または保険代理店から顧客に対して連絡をとって、保険申込書を送付するように依頼したり、または、保険申込書を紛失した顧客に対しては、保険申込書の再送付を行っている。そのための作業に多大な労力を費やしているのが現状である。
【0007】
本発明はかかる課題に鑑みなされたもので、取引の代金の支払とは別に、取引者の申込の意思の明示を要する取引において、その明示された意思の確認を簡単に行うことができ、そのためのコストを低減することができる代金支払用払込用紙を提供することをその目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、払込取扱店舗において取引の代金の支払いを行うのに使用する代金支払用払込用紙を切り離し可能に有する保険契約案内用紙であって、前記代金支払用払込用紙以外の部分に保険契約の内容が印刷された保険契約案内部分を有し、前記代金支払用払込用紙には、払込取扱店舗において代金収納のために入力に使用される申込者または取引を識別する識別データ及び代金データを表すバーコードが印刷されており、前記代金支払用払込用紙の一部には、前記バーコードを覆うようにして脱離可能なシールが被覆されており、さらに、少なくとも前記保険契約案内部分に印刷された保険契約を申し込むことの同意事項に同意した上でシールをはがすことの注意書きが印刷された部分を有することを特徴とする。
【0009】
申込者は、この代金支払用払込用紙を受け取り、申込を希望する場合には、代金支払用払込用紙に施された手段によって、申込者の行為により払込を行うために必要不可欠な要素を使用不可の状態から使用可能の状態へと変化させる。これにより、この代金支払用払込用紙を用いて、払込取扱店舗で取引の代金の支払いを行うことができるようになる。申込者の前記行為が申込者の申込の意思を明示するものとみなすことができるために、結果として、申込者と契約を行う契約者は、代金の収納をもってして、申込者の申込の意思の明示の証拠とすることができる。申込者の行為を、申込者の申込の意思を明示するものとみなすために、代金支払用払込用紙の内外に、申込者の行為を申込者の申込の意思を明示するものとみなす旨の注意が記載されているとよい。
【0010】
前記変化させる手段は、払込を行うために必要不可欠な要素を被覆する脱離可能なシールとすることができる。シールが、払込を行うのに必要不可欠な要素を被覆しているために、そのままでは、払込することはできない。申込者が申込を希望する場合には、シールを離脱して、払込を行うために必要不可欠な要素を露出させて、払込を行う。よって、この申込者のシールを離脱する行為を、申込者の申込の意思の明示とすることができる。
【0011】
また、前記変化させる手段は、代金支払用払込用紙に設けられた剥離可能に接着された折畳み部であり、折畳み部内に払込を行うために必要不可欠な要素が隠匿されるものとすることができる。折畳み部が、必要不可欠な要素を隠匿しているために、そのままでは、払込することはできない。申込者が申込を希望する場合には、折畳み部を剥離して、払込を行うために必要不可欠な要素を露出させて、払込を行う。よって、この申込者の折畳み部を剥離する行為を、申込者の申込の意思の明示とすることができる。
【0012】
また、前記変化させる手段は、代金支払用払込用紙に設けられた自然環境変化以上の環境変化によって変化する性質を持つ材料であり、該材料によって必要不可欠な要素が消去・出現するものとすることができる。通常の自然環境下においては、その手段の性質上、必要不可欠な要素が消去されているために、そのままでは、払込することはできない。申込者が申込を希望する場合には、その環境(例えば、熱を加える、光を照射する等)を変化させて、払込を行うために必要不可欠な要素を出現させて、払込を行う。よって、この申込者の環境を変化させる行為を、申込者の申込の意思の明示とすることができる。
【0013】
前記払込を行うために必要不可欠な要素は払込取扱店舗において代金収納のために入力するべきデータとすることができる。これにより、払込を行うために必要不可欠な要素が露出または出現することにより、払込が可能となる。
【0014】
前記入力するべきデータは、申込者または取引を識別する識別及び代金データを含むことができる。これにより、代金の収納から、申込者または取引を特定することができる。また、前記取引は、保険契約とすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。尚、本発明は明細書内で説明する実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲内で種々の変形が可能である。
【0020】
本実施形態では、取引として保険契約を例にとり、さらに、保険契約締結を例にとるが、これに限るものではなく、現契約の変更承認請求(所謂、異動)に適用することもでき、または、不動産等の賃貸借契約などにも適用することができる。また、この例では、送付(郵送)による取引を例にとっており、そのような通信販売など通信による契約手続のような取引において本発明は特に好適であるが、これに限るものではなく、対面による取引においても、代金の支払いを金融機関、コンビニエンスストア等の払込取扱店舗で代金の支払いを行うものであれば、適用可能である。また、保険契約として、図示した火災保険に限らず、自動車、傷害等の任意の保険契約に適用可能である。また、通信による契約手続による取引としては、所謂、通常の送付(郵送)による通信販売の他に、インターネット販売も含む。インターネット販売では、契約締結を希望する顧客がインターネットを利用して保険会社または保険代理店が開設するウエブサイトへ接続し、そこで、自ら必要事項を入力し保険プランを設定して保険料を算出して登録を行うと、登録されたデータに基づき保険会社または保険代理店が以下で説明する代金支払用払込用紙を顧客へ送付(郵送)するというものである。
【0021】
図1は、本実施形態による代金支払用払込用紙の構成を表す平面図である。図において、この代金支払用払込用紙14は、送付(郵送)される保険契約案内用紙10の中の一部として、本体の用紙から切り離し可能に構成される。
【0022】
保険契約案内用紙10の一部分は、宛名部分11となっており、該宛名部分11には、本用紙が送付(郵送)される送付先及びその宛名人の氏名が印刷されている。
【0023】
また、保険契約案内用紙10の他の部分は、保険契約案内部分12となっており、保険契約案内部分12には、保険契約の内容が印刷されている。保険契約案内部分12には、その宛名人である顧客に適切なプランが、複数個、印刷されることができ、顧客がそれら提案されたプランのうちのいずれか適当なプランを選択できるようにすることもできる。保険契約の記載内容は、従来の「保険契約申込書の記載事項」を満足するようになっており、重要事項説明書も裏面等に併せて印刷されている。
【0024】
さらに、保険契約案内用紙10のさらに他の部分は、代金支払用払込用紙14となっており、代金支払用払込用紙14は、提案された複数のプランの保険料がそれぞれ異なる場合には、各保険料に併せて用意される。
【0025】
図2に示すように、各代金支払用払込用紙14は、本部提出用14a、店舗控14b及び払込受領書14cが互いに切り離し可能に連結されたものからなる。それぞれの本部提出用14a、店舗控14b及び払込受領書14cには、払込人の住所氏名として保険申込人である送付先の顧客の氏名が、金額はその保険料が印刷されている。
【0026】
また、払込受領書14cには、お客様番号として、顧客を識別する申込者識別コードが印刷されている。この番号は、後述のように、証券番号と等しくなっている。
【0027】
また、本部提出用14aには、幾つかのバーコード15が印刷されており、これらのバーコード15は、代行会社識別番号、受取人識別番号、支払期限、申込者識別コード、保険料の金額のデータに対応している。
【0028】
尚、上記の申込者識別コードについては、申込者識別コードに加えて、または申込者識別コードに代えて、取引を識別する取引識別コードとすることも可能である。
【0029】
そして、これらのバーコード15を被覆するように、申込確認シール16が貼付されている。申込確認シール16の上面には、同意事項が印刷されていると共に、注意書きとして、同意事項に同意した上で申込確認シール16をはがすことが記載されている。同意事項とは、保険契約案内部分12の記載事項に相違ないことを確認し、所定の保険料を払い込み、保険を申込むこと、及び重要事項説明書を受領し、その内容を承諾したうえで契約を申し込むこと、である。言い換えれば、申込確認シール16がはがされたということは、顧客が保険申込の意思を明示したことを意味する。
【0030】
図3に示すように、申込確認シール16は、透明フィルム16aと、不透明シール16bの2層構造となっているとよく、透明フィルム16aの裏面は粘着面、表面は剥離処理面となっており、不透明シール16bの裏面は粘着面となっている。そして、透明フィルム16aが、バーコード15が印刷された代金支払用払込用紙14の上に貼付されてバーコード15を保護しており、その透明フィルム16aの上に不透明シール16bが剥離可能に貼付されている。
【0031】
図4は上記代金支払用払込用紙14を用いて、取引の管理を行う取引管理システムを含む全体構成を表す説明図、図5は図4のブロック図である。図において、符号50は、既存の取引である契約データが格納される契約データベースDB0及び申込者との間でこれから行おうとする取引対象データが格納される取引対象データベースDB1を記憶する記憶装置を備えるサーバであり、符号60は、該サーバ50にネットワークによって接続可能となった保険会社または代理店端末であり、符号70は、保険申込者がその保険料を払い込むコンビニエンスストアまたは銀行、郵便局、信用組合、信用金庫等の金融機関等の払込取扱店舗における収納端末、符号80は、収納端末70からの収納データを受け取る本部サーバ、符号90は、本部サーバ80からの収納データを受け取る収納代行サーバである。
【0032】
図4では、1つのみ表示するが、保険代理店及び払込取扱店舗は多数存在する。さらに、本部は統括的な唯一の本部のみが存在することも可能であるが、複数存在することができ、例えば、払込取扱店舗の系列毎にそれぞれ統括の本部が存在することも可能である。
【0033】
上記サーバ50、80、90または端末60、70は、コンピュータで構成することができ、データの入出力の制御を行う入出力制御回路、CPU、ROM、RAM等を有し、データの転送、演算、一時的なデータの格納、メインプログラムの格納を行う制御回路、データベースまたはプログラムを記憶する記憶装置、及び通信ネットワークを介してデータの送受信を行うための通信装置を備えている。
【0034】
契約データベースDB0には、既存の契約データが格納されており、詳細には、証券番号、保険種別、保険申込者名、保険申込者住所、被保険者名、被保険者住所、始期、満期、保険期間、保険料等の各種データが格納されている。一方、取引対象データベースDB1は、申込者との間でこれから行おうとする取引のデータ、即ち、保険契約案内用紙が送付(郵送)された宛名人及び案内契約に関する取引対象データが格納されており、詳細には、証券番号、保険種別、プラン番号、保険申込者名、保険申込者住所、被保険者名、被保険者住所、始期、満期、保険期間、保険料、収納日時等の各種データが格納されている。ここで、保険申込者名は宛名人即ち顧客名と同じであり、証券番号は代金支払用払込用紙14に記載される申込者識別コードと同じになっている。また、前述のように、一人の顧客に対して、複数のプランを案内することがあるため、プラン番号または保険料で各プランを識別する。尚、データベースDB1は、データベースDB0で兼ねることも可能である。
【0035】
サーバ50または端末60には、取引管理システムを実現させるためにその記憶装置にプログラムが格納されており、該プログラムは、サーバ50または端末60を、保険契約案内及び代金支払用払込用紙作成手段110として機能させる。また、サーバ50の記憶装置に格納されたプログラムは、サーバ50を、収納代行サーバ90からの収納データを受信する受信部520と、収納データと取引対象データベースDB1との照合を行い、対応する収納日時のデータを入力する照合部524と、して機能させる。
【0036】
払込取扱店舗の収納端末70は、払込取扱店舗がコンビニエンスストアのような店舗である場合には、収納端末70はPOSレジ端末であり、その端末70には、代金支払用払込用紙14に印刷されたバーコード15を読み込むためのバーコードリーダ74が備え付けられており、さらに、端末70は、本部サーバ80と通信ネットワークを介してデータの送受信を行うための通信部76を備えており、通信部76は、前記バーコードリーダ74によって読み取られた読み取りデータを本部サーバ80へと送信する。
【0037】
また、本部サーバ80の記憶装置に格納されたプログラムは、該本部サーバ80を、払込取扱店舗の収納端末70からの読み取りデータを収納データとして受信して、収納データベースDB2に登録する受信部820と、収納データを収納代行サーバ90に送信する送信部824と、して機能させる。
【0038】
同様に、収納代行サーバ90の記憶装置に格納されたプログラムは、該収納代行サーバ90を、本部サーバ80からの収納データを受信して、それを収納データとして収納データベースDB3に登録する受信部920と、収納データをサーバ50に送信する送信部924と、して機能させる。
【0039】
以上のように構成される代金支払用払込用紙14及び該代金支払用払込用紙14を用いる取引管理システムにおいて、次のような手順で取引が行われる。
【0040】
まず、保険会社または代理店端末60において、その保険契約案内及び代金支払用払込用紙作成手段110によって、図1に示す代金支払用払込用紙14付きの保険契約案内用紙10が作成される。はじめに、保険契約案内及び代金支払用払込用紙作成手段110は、契約データベースDB0から満期が所定期間内に入る契約データ、言い換えれば、保険契約がまもなく終了するものを抽出する。そして、その契約データの証券番号、保険申込者名、保険申込者住所、被保険者名、被保険者住所の各データを抽出し、さらに、その保険種別から決まるプラン、支払い期限、保険料を決定し、これらのデータから、取引対象データを作成すると共に、その内容を図1の様式でプリンタで印刷させる。宛名及び宛先は保険申込者名及び保険申込者住所に基づき印刷され、バーコード15の中の、申込者識別コード(証券番号)、保険料は、この作成された取引対象データに基づいて印刷される。さらに、印刷されたバーコード15の上に申込確認シール16が貼付された後、保険契約案内用紙10は送付(郵送)される。
【0041】
顧客である保険申込者は、送付(郵送)された保険契約案内用紙10に基づき、保険締結を希望する場合には、対応するプランの保険料に対応する代金支払用払込用紙14を切り取り、その申込確認シール16をはがして、コンビニエンスストアといった払込取扱店舗へと出向き、保険料を支払う。ここで、この例の場合には、コンビニエンスストアのようなバーコード15をバーコードリーダ74によって読み込むことによりのみ、代金を支払うことができる払込取扱店舗での支払いに適用される。そのような払込取扱店舗で支払う場合には、申込確認シール16をはがして、バーコード15を露出させなければ、代金を支払うことができない。よって、保険締結の意思がある場合には、当然に、申込確認シール16の注意書きに従って、申込確認シール16をはがすことになる。
【0042】
こうして、払込取扱店舗において、バーコードリーダ74でバーコード15を読み取り、代金の支払いが行われると、バーコードの読み取りデータに加えて、収納日時、収納店舗データを含む収納データが通信部76により本部サーバ80へと送信される。また、代金支払用払込用紙14の中の払込受領書14cは、店舗の収納印が押印されて、保険申込者に返還される。
【0043】
本部サーバ80の受信部820では、前記収納データを収納データベースDB2に登録する。また、収納データベースDB2に登録された収納データは、送信部824により収納代行会社の要求によりまたは自動的に、その登録データに含まれる代行会社識別番号に対応する収納代行会社の収納代行サーバ90に送信される。収納代行サーバ90の受信部920では、前記収納データを受信して、収納データベースDB3に登録し、収納データベースDB3に登録された収納データの少なくとも一部は、送信部924により保険会社の要求によりまたは自動的に、その収納データに含まれる受取人識別番号に対応するサーバ50に送信される。サーバ50の受信部520では、前記収納データの少なくとも一部、即ち、元々バーコードデータに含まれていたデータのうちの少なくとも申込者識別コード及び保険料データ並びに収納日時データを受信し、照合部524が取引対象データベースDB1との照合を行い、対応するデータの収納日時のデータを取引対象データベースDB1に登録する。
【0044】
こうして、保険料が収納されたことが確認されると、同時に、顧客により申込確認シール16がはがされたことが確認される。この申込確認シール16をはがす行為が顧客の申込の意思の明示である。申込確認シール16をはがさないと保険料の払込はできないから、サーバ50を管理する側で、保険料が収納されたことをもってして、顧客の保険締結の意思の証拠とすることができる。サーバ50は、さらに、収納が照合された取引対象データを契約データベースDB0に転送すると共に、その取引対象データに基づき、保険証券を作成する。作成された保険証券は、データ内の保険申込者住所に宛てて送付(郵送)される。
【0045】
以上の処理により、保険申込者に対して、別途の捺印付きの申込書の作成を省略することができ、保険申込者は保険料の支払いのみを行えばよく、また、保険会社または代理店は、申込書を保険申込者から受け取るために従来費やしていた労力を不要とすることができる。
【0046】
尚、以上の処理においては、保険申込者、その住所、及びその他のデータが変更なく、契約データベースDB0に格納されたデータが使えるものとしていたが、変更があった場合には、従来と同様に申込書または変更書を受け付けて、変更データを取得することができる。
【0047】
以上の実施形態では、バーコード15の上に貼付された申込確認シール16を保険申込者がはがす行為により、代金支払用払込用紙14を使用不可の状態から使用可能の状態に変化させる手段としていた。このような保険申込者が行うシールの脱離行為としては、はがす方式のみならず、スクラッチ(削る、こすり消す)等の方式も可能である。
【0048】
さらには、申込確認シール16が被覆する部分としては、バーコード15以外の代金支払用払込用紙の他の任意の部分とすることも可能であり、例えば、代金支払用払込用紙を他の用紙から分離するための切り取り線上とすることも可能である。申込確認シール16が被覆する部分としては、代金支払用払込用紙の一部とすることも可能であるが、代金支払用払込用紙全体とすることも可能である。
【0049】
また、代金支払用払込用紙14を使用不可の状態から使用可能の状態に変化させる手段の別の例としては、代金支払用払込用紙の全体または一部に設けられた、剥離可能に接着された折畳み部16’とすることができる。この折畳み部16’としては、例えば、特許第2736838号または実用新案登録第2549216号に記載のものとすることができる。図6に示すように、この折畳み部16’内に、バーコード等のコードを隠匿することができる。
【0050】
また、代金支払用払込用紙14を使用不可の状態から使用可能の状態に変化させる手段の別の例としては、代金支払用払込用紙に設けられた自然の周囲環境変化以上の環境変化によって変化する性質を持つ材料とすることもできる。該材料が、温度・光量等の環境変化以上の変化に感応する性質を利用して、自然の環境下では、コードが消去されており、自然の周囲環境変化以上の環境変化によって、インキ等の色が変化する等して、コードが出現するようにすることができる。
【0051】
さらに、前記手段が被覆、隠匿または消去するものは、取引者識別データまたは取引識別データ、及び/または代金データ等を表すバーコードの他、他のOCR読み取り用コードとすることも可能である。例えば、払込取扱店舗が郵便局などの場合には、OCRでOCR読み取り用コードを読み取るため、そのOCR読み取り用コード部分とすることができる。OCR読み取り用コードには、口座番号、取引者識別データまたは取引識別データ、及び/または代金データを含めることができる。または、前記手段が被覆、隠匿または消去するものは、口座番号、取引者識別データまたは取引識別データ、及び/または代金データを表す数字または文字自体とすることもできる。
【0052】
例えば、払込取扱店舗が銀行の場合には、振込先の銀行口座の部分が被覆、隠匿または消去されているとよい。払込取扱店舗が銀行の場合を例にとると、振込先の銀行口座が分かれば、代金支払用払込用紙を銀行で提示しなくともATM等の端末から振込が可能となる。しかしながら、その場合であっても、被覆、隠匿または消去されていた銀行口座への振込の際に、顧客識別コード等の識別コードを一緒に入力させるようにするか、または、銀行口座を予め各取引または各顧客1:1に対応づけることにより、銀行口座が顧客または取引識別データを兼用するようになっているとよい。または、前記手段によって、銀行口座以外にまたは銀行口座の代わりに、受取人識別番号、顧客または取引識別コードが被覆、隠匿または消去されているとよい。受取人識別番号、顧客または取引識別コードが露出された後、これらの番号、コードをATMにおいて、打ち込むことにより、ATMから代金の支払いが可能になる。このように、本発明の代金支払用払込用紙は、払込取扱店舗において取引の代金の支払いを行う際に、提示または受け渡す用紙である必要はない。尚、払込取扱店舗とは、ATM端末設置ブースも含む意味である。または、払込取扱店舗がコンビニエンスストアのような場合に、前記手段が被覆、隠匿または消去するものとして、店員または顧客自身がPOS端末または払込取扱店舗に設置された情報端末で打ち込むべき取引識別データとすることもできる。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、代金支払用払込用紙に施された手段によって、申込者の行為により払込を行うために必要不可欠な要素を、使用不可の状態から使用可能の状態へと変化させる。これにより、この代金支払用払込用紙を用いて、払込取扱店舗で取引の代金の支払いを行うことができるようになる。申込者の前記行為が申込者の申込の意思を明示するものとみなすことができるために、結果として、申込者と契約を行う契約者は、代金の収納をもってして、申込者の申込の意思の明示の証拠とすることができる。これにより、申込者の捺印が押された契約書や申込書などの証拠を申込者から得る必要はなく、そのためのコストを大幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代金支払用払込用紙の平面図である。
【図2】図1の代金支払用払込用紙の申込確認シールをはがす途中の図である。
【図3】図2の3−3線に沿って見た断面図である。
【図4】本発明の代金支払用払込用紙を用いた取引管理システムの全体構成を表す説明図である。
【図5】図4のブロック図である。
【図6】代金支払用払込用紙の他の例を表す図である。
【図7】従来の保険契約案内用紙を表す平面図である。
【図8】従来の保険契約案内用紙を表す底面図である。
【符号の説明】
14 代金支払用払込用紙
15 バーコード
16 申込確認シール
16’ 折畳み部
110 保険契約案内及び代金支払用払込用紙作成手段
520 受信部
524 照合部
DB0 契約データベース
DB1 取引対象データベース

Claims (1)

  1. 払込取扱店舗において取引の代金の支払いを行うのに使用する代金支払用払込用紙を切り離し可能に有する保険契約案内用紙であって、
    前記代金支払用払込用紙以外の部分に保険契約の内容が印刷された保険契約案内部分を有し、
    前記代金支払用払込用紙には、払込取扱店舗において代金収納のために入力に使用される申込者または取引を識別する識別データ及び代金データを表すバーコードが印刷されており、
    前記代金支払用払込用紙の一部には、前記バーコードを覆うようにして脱離可能なシールが被覆されており、
    さらに、少なくとも前記保険契約案内部分に印刷された保険契約を申し込むことの同意事項に同意した上でシールをはがすことの注意書きが印刷された部分を有する
    ことを特徴とする保険契約案内用紙。
JP2003081288A 2003-03-24 2003-03-24 保険契約案内用紙 Expired - Lifetime JP3850807B2 (ja)

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