JP3850547B2 - 真空炉における給電方式 - Google Patents
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【発明の属する技術分野】
本発明は、真空誘導溶解炉やコールドクルシブル溶解炉(コールドウォール溶解炉とも呼ぶ)など誘導加熱装置の交流電力給電方式に関し、さらに詳しくは真空槽または雰囲気槽中で電磁誘導加熱するための誘導加熱コイルに高周波、中周波などの交流電力を給電するための改良された給電方式の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
交流電流による電磁誘導加熱により金属または合金などを溶解する装置の代表例として、真空誘導溶解炉について従来の技術を説明する。
真空誘導溶解炉では、外気に対して気密にされた真空槽内に、銅管などの金属導体を螺旋状に巻回した誘導加熱コイルと、この誘導加熱コイルの内側に被溶解金属を収容する底付円筒形などのルツボを配置し、誘導加熱コイル内の中空部には冷却水を通水している。
誘導加熱コイルに高周波電流などの交流電流を通電すると交番磁界が生じ、特に磁束密度が大きいルツボの内側に装入された被溶解金属は誘導電流(渦電流)により発熱して溶解される。
真空槽の外部に配置された電源から真空槽内の誘導加熱コイルに交流電力を供給する給電手段としては種々の方法が採用されているが、特に真空槽内では導体や絶縁(被覆)材自体も温度が上昇しやすいため、一般には冷却水通路を備えた水冷ケーブルが使用されている。
以下に給電手段としての各種方式を説明する。
【0003】
(1)水冷ケーブル方式
図3は、ゴム管1を使用した水冷ケーブル3の真空槽(図示を省略)への引き込み構造を示すもので、同図(A)は水冷ケーブル3の軸線に沿って切断した正面断面図であり、同図(B)は同図(A)のA−A矢視側断面図である。
これらの図で、1はゴム管、2は銅製などの導体棒、3は水冷ケーブル、4、5は外形が円板状で、それぞれ貫通穴4a、5aを有する絶縁フランジ、6は開口部が円形である真空槽のフランジ、6aはOリング、6b、6cはそれぞれ絶縁フランジ4、5を真空槽のフランジ6に固定するボルトとナットであり、7は略中空円錐台形で前記水冷ケーブル3を貫入したゴムフランジである。
水冷ケーブル3の導体棒2とゴム管1との間の空間には冷却水が通水され、図示しない真空槽内の誘導加熱コイルの両端に継手を介して電気的に且つ通水路を兼ねて接続されている。
この方式では、水冷ケーブル3の外周側にゴム管1を配して絶縁性を確保し、且つボルト6bとナット6cとにより締め付けてゴムフランジ7とOリング6aの弾性力により真空槽内の気密を保持している。
【0004】
(2)銅管平行配置方式
図4は、銅製の導体管8とした水冷ケーブル9の真空槽(図示を省略)内への引き込み構造を示す断面図である。
同図において、8は電力を供給する銅製の導体管、9は水冷ケーブル、10、11は絶縁フランジ、12は銅フランジ、12aはOリングで、6、6a、6bおよび6cは、図3と同様にそれぞれフランジ、Oリング、ボルトおよびナットである。
2本の導体管8の内側には冷却水が通水される水冷ケーブル9とされ、図示しない真空槽内の誘導加熱コイルの両端に継手を介して電気的に且つ通水路を兼ねて接続されている。
この方式では、絶縁フランジ10、11により2本の水冷ケーブル9間および真空槽と電気的に絶縁され、且つボルト6bとナット6cとを締め付けてOリング6a、12aの弾性力により真空槽内の気密を保持している。
【0005】
(3)同心2重管方式
図5は、2本の導体管13、14が同心に2重に配置された水冷ケーブル15の要部を軸線に沿って切断した断面図である。
導体管13、14は、銅管製でそれぞれ直径が異なる管として形成され、同心に配置されている。外側の導体管14の一方(図で右側)の端部は絶縁キャップ16により封止され内側の導体管13と絶縁されている。
導体管14の一方(右側)の端部近くには、銅製の枝管14aがロウ付けなどの手段により分岐して接続されて導体管14の一部として構成され、導体管13、14のそれぞれ内径側には軸方向に向流し誘導加熱コイルを経由して往復する冷却水が通水されている。
真空槽内に配置される水冷ケーブル15の図示しない他方(左側)の端部も、上記と同様に構成され、導体管13、14は、それぞれ誘導加熱コイルの両端に電気的に且つ通水路を兼ねて接続されている。
この方式の水冷ケーブル15の真空槽内への引き込み構造は、図示を省略するが、図3(A)または図4と同じ方法を利用でき、同軸に構成されているため水冷ケーブルが1本である点だけが異なる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記の各方式による給電方式にはそれぞれ次に示すような欠点が生じている。
(1)水冷ケーブル方式
水冷ケーブルは外周側にゴム管を配置しているため、可とう性と絶縁性とを有しているが、真空槽内で高温および真空雰囲気に曝されるとゴムの内部からガスを放出する傾向が大きい。
このため、放出ガス量を10-3Pa・m3/s・m2より低く保つことが困難である(「真空ハンドブック」による)。
また有機化合物である絶縁フランジを使用した場合、同様に放出ガス量は10-4Pa・m3/s・m2(ほぼ10-7Torr)程度までにしか低くできない(同書による)。
上記のそれぞれの部材が、ともにガスを放出するため、真空槽内の真空度はさらに低下し、被溶解材料または溶湯をガスが汚染して高純度の金属や合金の溶解ができなくなっている。
【0007】
(2)銅管平行配置方式
一対の水冷ケーブル9(図4参照)が、それぞれの周囲に発生する漏れ磁束は水冷ケーブル中を流れる電流の方向が逆であるため、水冷ケーブルを近接すれば漏れ磁束の量を小さくできるが、近接寸法に限度がある上、原理的に漏れ磁束による電流損失を全くなくすことはできない。
例えば、銅管平行配置方式(図4)の場合、銅管外径φ31.8、銅管中心軸間隔70mmおよび銅管平行部の長さを0.8m(真空側0.567m、大気側0.233m)とし、また導通電流を3000A、10kHzとして抵抗損失を計算すると約4kWとなる(抵抗0.45mΩ)。
一方、平行配置の銅管のインダクタンスはL=0.47μHで同じく導通電流を3000Aとすると、銅管周囲に生ずる磁束は1.41mWbとなる。
後述する本発明のケーブルで使用すると考えられる大きさのステンレス製ノズルより真空槽内と大気側間を出入するものとして電力損失を算出する(ノズル内径φ203.3、長さ175mm)。
ケーブルより発生している磁束がノズル内表面におよぼす磁束密度は、最大800ガウス(0.08テスラ)、10kHzの交番磁束となるため誘導加熱される電力損失はノズル全体で37kWにもなる。そこで銅管平行配置方式をこのまま適用すると合計40kW以上もの損失となってしまう。
実用的には、前記ノズルを大口径のものとして使用せざるを得ないので大口径ノズルの製作コストの増大、および絶縁板の面積の増大に伴う放出ガス量の増大という欠点がある。
また、2本の銅管の外表面が真空槽内で露出しているため、後述するようにこれらの表面からのガス放出量が大きく真空槽内の真空度を低下(悪く)させる要因になり、高品質の製品が得られない。
【0008】
(3)同心2重管方式
図5の構成で導体管13、14間に電圧を負荷すると、電流の方向が相互に逆であるため漏れ磁束は互いに相殺されて誘導電流損失はなくなるが、冷却水を介して電気的に接続されているため、冷却水の電気抵抗による電力損失が発生する。この電力損失量Pは、図6に示す単純化した同心2重管の模式図の構成により、理論的に次の式(1)〜(3)により得られる。
なお、図6の17と18はそれぞれ管状の導体で、それらの間には冷却水が充填されている。
(S1+S2)/2=S (1)
R=ρ(M/S) (2)
P=V2/R (3)
S1:導体管18に対向する導体17の内表面積(mm2)
S2:導体管17に対向する導体18の外表面積(mm2)
R :導体管17、18間の電気抵抗値(Ω)
ρ :冷却水の比(電気)抵抗(Ωmm2/m)
M :導体管17、18の間隔(m)
P :電力損失量(kW)
V :導体管17、18間の電圧(V)
このように、導体管17、18の形状と水の比抵抗値に依存する量の電力損失が生じ、溶解のために使用する電力量が低減されて溶解効率が低下する。
上記のような従来技術における真空度の低下要因および電力損失をなくし、高真空度雰囲気において高い電力効率で高純度の製品を溶解できる給電方式を提供することを本発明の課題とした。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の真空炉における給電方式は、水冷ケーブルと電極組立体と絶縁キャップと固定部などから構成される。
水冷ケーブルは、共に銅管製で導体としての内管と中管と、ステンレス鋼管製の外管とを、半径方向内方から内管、中管、外管の順に同軸に且つ相互に半径方向に所定の間隔の空隙を有して同軸に配置したものである。
上記の内管と中管とは、両端側で絶縁キャップを介して電気的に絶縁され、内管の中空部および中管と外管との間の空隙には、軸方向に向流し往復する冷却水を通水し、絶縁キャップで両端を封止された内管と中管との間の空隙には空気が封入されている。
電極組立体には誘導加熱コイルの両端に電気的に且つ通水路として接続される第1電極と第2電極とを相互に絶縁して備え、第1電極と第2電極にはそれぞれ外周側が導電性材料にされた通水路が接続されている。
前記の内管と中管とは、それぞれ誘導加熱コイルの両端に、通水路と第1電極または通水路と第2電極を介し、電気的に且つ通水路を兼ねて接続されている。
水冷ケーブルは、固定部としての真空槽のフランジとケーブルフランジを介して真空槽内を気密に保持し、且つ真空槽とは電気的に絶縁されて固定される。
さらに、真空槽内の雰囲気に曝される水冷ケーブルの外管として、少なくとも外周面が電解研磨処理など超高真空に対応する処理が施されたステンレス鋼管を使用することができる。
本発明の真空炉の給電方式は、上記の構成により従来の技術による給電方式で生じていた課題を解決することができる。
【0010】
上記のように、2つの導体である内管と中管とを同軸に配置し、且つ相互間に空気を配置し、また、これらの外周側にステンレス鋼製の外管を配置したことにより次に示すような各種の改善が達成された。
1)2つの導体管からの漏れ磁束が相殺され誘導電流損失が生じない。
2)2つの導体管の間が空気により絶縁され冷却水の電気抵抗による電力損失が生じ ない。
3)外周側のステンレス鋼は真空および高温雰囲気中での発生ガス量が少ないため、真空槽内の真空度を高くすることができる。
4)ステンレス鋼は銅より強度が大きいため水冷ケーブルの使用中の変形などが生じにくい。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態を図1と図2を参照して要部のみについて説明する。
図1は、本発明の真空炉における給電方式を示す部分断面正面図であり、図2は図1のA部の誘導加熱コイル21内にルツボ37を配置した側断面図である。
本発明の真空炉における給電方式は、3本の同軸管による水冷ケーブル19の一方(図で右側)の端部が、電極組立体20を介して誘導加熱コイル21に、他方の端部が図示しない電源および給排水系に接続されたものである。
水冷ケーブル19は、銅管製で導体としての内管22と中管23と、ステンレス鋼管製の外管24とが、半径方向内方から内管22、中管23、外管24の順にそれぞれ所定の間隔の空隙25、26を有して同軸に配置されているもので、内管22と中管23とは両端側で絶縁キャップ27、28を介して電気的に絶縁され、且つ内管22と中管23との間の空隙25が封止されているものである。
電極組立体20には、相互に絶縁された第1電極29と第2電極30と、これらの電極に接続された導電性材料内に形成された通水路31、32が備えられている。
水冷ケーブル19を、真空槽の外部から内部に向かって気密に、且つ絶縁性を保って引き込むための固定構造は従来の技術による種々の手段を利用できるが、この例では、真空槽のノズル33のフランジ34に、水冷ケーブル19の外周側の外套部材38に必要により絶縁して取り付けたケーブルフランジ35を、図示しないOリング等を介して固定している。
なお、図2の37はルツボである。
【0012】
上記の構成により、図示しない外部電源から内管22、通水路31の周壁31a、第1電極29、誘導加熱コイル21、第2電極30、通水路32の周壁32a、中管23を経由して外部電源に戻る電路が接続され、交流電力が誘導加熱コイルに給電される。
また、内管22の中空部36と前記の空隙26には軸方向に対向して流れる冷却水が通水され、冷却水が中空部36、通水路31、誘導加熱コイル21の中空部、通水路32、空隙26の順に流れ排水される。
内管22と中管23との間の空隙25には空気が封入されて加熱用交流電力の導体である内管22と中管23とを絶縁している。
上記の構成による本発明の真空炉の給電方式は、次のような特徴を有する。
1)水冷ケーブルの2つの導体が同心に配置されているため漏れ磁束が相殺され誘導電流損失がほとんど生じない。例えば、同軸内管φ40、中管φ100、同軸ケーブルの長さ0.75m(真空側0.4m、大気側0.35m)として導通電流3000A、10kHzとして抵抗損失を計算すると約2kWとなる。よって銅管平行配置方式に比べて、ほぼ半減する。
一方、同軸ケーブルのインダクタンスは0.14μHで同じく導通電流3000Aとすると、発生磁束は0.42mWbとなる。しかし、この磁束はほとんど同軸ケーブルの内管と中管の間に存在し、同軸ケーブル外周囲にはない。よって外部金属、例えば前述の真空槽内外を出入りするためのステンレス製ノズルを誘導加熱するようなことがない。
そこで、本発明による水冷ケーブルの損失は約2kWとなる。
2)水冷ケーブルの2つの導体管の間が空気により絶縁されるため従来のような冷却水の電気抵抗による電力損失が生じない。
3)水冷ケーブルの外周側にステンレス鋼が採用されているため真空および高温雰囲気中に曝しても発生ガス量が少なく、真空槽内の真空度を高くすることができる。
例えば、機械研磨した銅の場合は4.7×10-6Pa・m3/s・m2までの放出ガス量を達成できるが、機械研磨したステンレス鋼の場合は
2.8×10-6Pa・m3/s・m2にまで放出ガス量を低くできる。(いずれも、「真空ハンドブック」による)。
さらに、外管として電解研磨したステンレス鋼を使用すると、放出ガス量を、10-8Pa・m3/s・m2まで大幅に低くすることが可能である。
4)水冷ケーブルの外周側に、銅より強度が大きいステンレス鋼が支持部材として使用されているため、使用中の変形などが生じにくい。
【0013】
【発明の効果】
上記の構成による本発明の真空炉の給電装置は、誘導加熱コイルに供給する電力の誘導電流損失や冷却水の電気抵抗による損失をなくし、また、真空槽内の真空度を低下させないため、高真空中での溶解を可能にすると共に、水冷ケーブルの剛性を大きくして構造的に安定させるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の真空炉における給電方式の一実施の形態を示す部分断面正面図である。
【図2】図1中のA部の誘導加熱コイル内にルツボを配置した側断面図である。
【図3】従来技術によるゴム管を使用した水冷ケーブルとその真空槽内への引き込み構造を示すもので、同図(A)は水冷ケーブルの軸線に沿って切断した断面正面図であり、同図(B)は同図(A)のA−A矢視断面図である。
【図4】別の従来技術による銅管を導体とした水冷ケーブルと、その真空槽内への引き込み構造を示す断面図である。
【図5】従来の技術による更に別の2本の導体管が同心に配置された水冷ケーブルの要部を軸に沿って切断した断面図である。
【図6】図5を単純化した2重同軸管の模式図である。
【符号の説明】
19:水冷ケーブル
20:電極組立体
21:誘導加熱コイル
22:内管
23:中管
24:外管
25、26:空隙
27、28:絶縁キャップ
29:第1電極
30:第2電極
31、32:通水路
33:ノズル
34:フランジ
35:ケーブルフランジ
36:中空部
37:ルツボ
Claims (4)
- 真空槽内のルツボ(37)中に装入された被溶解金属または合金を加熱して溶解するため、前記ルツボ(37)の外周に配置された誘導加熱コイル(21)に外部電源からの高周波など交流電流を給電するための給電方式として、
半径方向内方から内管、中管、外管の順にそれぞれ所定の間隔の空隙(25)と(26)を有して同軸に配置され、銅または鋼管製で導体としての内管(22)および中管(23)と、外管(24)とを有し、前記内管(22)と中管(23)とは両端側で絶縁キャップ(27、28)を介して電気的に絶縁され、前記内管(22)と中管(23)との間の空隙(25)が封止されている水冷ケーブル(19)と、
相互に絶縁された第1電極(29)と第2電極(30)と、これらの電極にそれぞれ接続された導電性部材内に形成された通水路(31、32)とを備えた電極組立体(20)と、
を含んで成り、
前記水冷ケーブル(19)は、外套の外周側に絶縁して取り付けたケーブルフランジ(35)が真空槽のノズル(33)のフランジ(34)に気密手段を介して真空槽に固定され、
前記内管(22)と中管(23)とは、それぞれ通水路(31、32)に、前記第1電極(29)と第2電極(30)とは、それぞれ前記誘導加熱コイル(21)の両端に接続され、外部電源からの交流電力が前記誘導加熱コイル(21)に給電されることを特徴とする真空炉における給電方式。 - 前記内管(22)の中空部(36)と前記空隙(26)とには軸方向に向流され前記誘導加熱コイル(21)内を経由する冷却水が通水されて、前記空隙(25)には空気が封入され、前記内管(22)と中管(23)とが絶縁されていることを特徴とする請求項1記載の真空炉における給電方式。
- 前記外管(24)がステンレス鋼製で、少なくともその外周面が電解研磨処理などの放出ガスを少なくする表面処理が施工されていることを特徴とする請求項1記載の真空炉における給電方式。
- 前記真空槽内の圧力を10-7Torr未満に保持可能であることを特徴とする請求項1記載の真空炉における給電方式。
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