JP3850201B2

JP3850201B2 - Refrigerator door device

Info

Publication number: JP3850201B2
Application number: JP2000082094A
Authority: JP
Inventors: 武久岡本; 郁夫石橋; 義親石川
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 2000-03-23
Filing date: 2000-03-23
Publication date: 2006-11-29
Anticipated expiration: 2020-03-23
Also published as: JP2001263923A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば冷蔵室の開口部を開閉する扉と、この扉を開放させる電動開扉ユニットとを備えた冷蔵庫の扉装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、冷蔵庫においては、その大型化が顕著になっており、これに伴い冷蔵室の扉も大型化している。このような冷蔵庫用の扉は、その閉鎖状態をマグネットガスケットの吸着力により保持するように構成することが一般的である。そして、扉が大型化するとマグネットガスケットの総延長が長くなるため、扉を開放するのに必要な操作力が増大する傾向が出てくる。このように冷蔵庫用の扉を開放するために必要な操作力が大きくなった場合には、非力な人（女性や子供或いは老人）にとって大きな負担になるため、対策を施すことが望ましい。
【０００３】
このような対策の一つとして、例えば電磁ソレノイドのようなアクチュエータを利用して扉を開放させる開扉装置を設けるという電動アシスト方式が考えられる。そして、この電動アシスト方式の開扉装置の場合、ユーザーにより開扉用スイッチが操作されたときに、電動開扉ユニットの電磁ソレノイドを設定時間（例えば１秒間）だけ通電して扉を開放させる構成が比較的容易に考えられる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成の場合、電磁ソレノイドを通電すると、突き出し棒が突出して扉を開放方向へ押すように構成されている。ここで、扉を開放させるのに必要な力の大きさは、冷蔵庫の状態によって変動することがわかった。このため、扉を開放させるのに必要な力が小さいときには、電磁ソレノイドを設定時間だけ通電する構成の場合、扉が開いた後も、突き出し棒が突出したままの状態がしばらく続くことになる。このように、突き出し棒がしばらく突出したままであると、見た目が悪くなると共に、電磁ソレノイドを無駄に通電してしまい消費電力が多くなるという問題点があった。
【０００５】
これに対して、扉を開放させるのに必要な力が大きいときには、電磁ソレノイドを設定時間だけ通電する構成の場合、扉を開放できない事態が発生した。例えば、扉を開放している状態から扉を閉扉すると、冷蔵室内の空気が急激に冷却されることにより、冷蔵室内が負圧になり、この負圧によって、扉を開放させるのに必要な力が大きくなることがあった。この場合、冷蔵室内が負圧になることを防止する対策として、マグネットガスケットに小さな孔（例えば直径が１．５ｍｍ程度の孔を２個）を明け、この孔により冷蔵室内と外部とを連通させる対策が考えられる。しかし、上記対策の場合、マグネットガスケットに小さな孔を明ける作業が面倒であるという問題点がある。
【０００６】
また、例えば、夜間などにおいて扉の閉扉状態が長時間続いた場合、マグネットガスケットが冷蔵室の開口縁部に密着するため、扉を開放させるのに必要な力が大きくなる。従って、このような場合も、電磁ソレノイドを設定時間だけ通電する構成では、扉を開放できない事態が発生した。これを解消するためには、電磁ソレノイドを通電する時間を長く設定すれば良いが、通電時間を長くすると、最初に説明したように、扉を開放させるのに必要な力が小さいときには、突き出し棒が突出したままになる時間が長くなると共に、消費電力が大きくなってしまう。加えて、電磁ソレノイドの通電時間を長くすると、扉の開放及び閉塞を連続して繰り返したような場合に、電磁ソレノイドの温度が高くなってしまうという問題点もあった。
【０００７】
そこで、本発明の目的は、扉が開放されたときに、突き出し棒がしばらく突出したままになることを防止できると共に、消費電力を低減することができ、また、扉を開放させるのに必要な力が大きいときでも、扉を確実に開放することができる冷蔵庫の扉装置を提供するにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明の冷蔵庫の扉装置は、冷蔵庫本体に設けられた貯蔵室の開口部を開閉する扉と、電磁ソレノイド及びこの電磁ソレノイドにより前記扉が開く方向へ付勢される突き出し棒を有し、通電されたときに前記電磁ソレノイドの付勢動作により前記突き出し棒が突出して前記扉に対し開放方向の力を作用させることにより前記扉を開放させ、断電されたときに前記電磁ソレノイドの復帰動作により前記突き出し棒が突出しなくなる電動開扉ユニットと、使用者により操作されたときに開扉信号を出力する開扉用スイッチと、前記扉が開放されたときに開放信号を出力する扉スイッチと、前記扉が閉扉されている状態で前記開扉信号が入力されたときに前記電動開扉ユニットを通電し、この後、前記開放信号が入力されたときに前記電動開扉ユニットを断電するように制御する制御手段とを備えて成るところに特徴を有する。
【０００９】
上記構成によれば、扉が閉扉されている状態で開扉信号が入力されたときに電動開扉ユニットを通電し、この後、開放信号が入力されたときに電動開扉ユニットを断電するように制御した。このため、扉が開放されたときには、直ちに電動開扉ユニットが断電されるから、突き出し棒が突出しなくなり、外観性が向上する。そして、電動開扉ユニットの通電時間が最小で済むので、消費電力を低減できる。
【００１０】
また、扉が閉扉されている状態で開扉信号が入力されたときに電動開扉ユニットを設定時間だけ通電する制御手段を備え、この制御手段によって、前記電動開扉ユニットの通電中に、前記開放信号が入力されたときに前記電動開扉ユニットを断電するように制御しても良い。このように構成しても、上記した構成とほぼ同様な作用効果を得ることができる。
【００１１】
更に、扉が開放されている状態から扉が閉扉された直後に、開扉信号が入力されたときには、設定時間を通常の設定時間よりも長く設定して、電動開扉ユニットを通電するように構成することが好ましい。この構成によれば、扉を開放させるのに必要な力が大きいときでも、扉を確実に開放することができる。
【００１２】
更にまた、扉が閉扉されている状態が所定時間（例えば数時間以上という比較的長い時間）続いた後に、開扉信号が入力されたときには、設定時間を通常の設定時間よりも長く設定して、電動開扉ユニットを通電するように構成することが好ましい。この構成によれば、扉を開放させるのに必要な力が大きいときでも、扉を確実に開放することができる。
【００１３】
一方、扉が開放されている状態から扉が閉扉された直後に、開扉信号が入力されたときには、電動開扉ユニットを通電すると共に、その開放力が通常よりも強くなるような電力を供給するように構成することも良い構成である。また、扉が閉扉されている状態が所定時間続いた後に、開扉信号が入力されたときには、電動開扉ユニットを通電すると共に、その開放力が通常よりも強くなるような電力を供給するように構成することも一層好ましい構成である。
【００１４】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を家庭用冷蔵庫に適用した一実施例について、図面を参照しながら説明する。まず、図５及び図６には、本実施例に係る冷蔵庫の正面図及び冷蔵室用扉を開放した状態での概略的な斜視図が示されている。これら図５及び図６において、周知構造の断熱箱体として構成された冷蔵庫本体１内には、冷蔵室２、野菜室３、製氷室４、内部温度を複数段階に切替可能な切替室５、冷凍室６が上から順に設けられている。尚、製氷室４及び切替室５は、左右に並ぶように設けられている。また、切替室５は、その内部温度の切替に応じて、冷凍室、チルド室、冷蔵室、野菜室などの多様な態様で使用可能なように構成されている。
【００１５】
上記冷蔵室２の前面にはヒンジ開閉式の扉２ａが設けられ、野菜室３、製氷室４、切替室５及び冷凍室６の各前面には、それぞれの貯蔵容器（図示せず）に連結された引出式の扉３ａ、４ａ、５ａ及び６ａが設けられている。冷蔵室２用の扉２ａの裏面側の周縁部には、マグネットガスケット２ｂが取り付けられている。この扉２ａは、マグネットガスケット２ｂが冷蔵庫本体１側（即ち、冷蔵室２の開口縁部）に吸着することにより閉鎖状態に保持される構成となっている。また、図示しないが、他の扉３ａ、４ａ、５ａ及び６ａの裏面側の周縁部にもマグネットガスケットが取り付けられている。
【００１６】
さて、冷蔵庫本体１の上面部には、冷蔵室２用の扉２ａに開放方向への力を作用させるための電動開扉ユニット７が取り付けられている。この電動開扉ユニット７は、冷蔵庫の上部の断面構造を示す図７に示すように、冷蔵庫本体１の上面部に形成された凹部１ａ内に半埋め込み状態で設置されており、内部に直流駆動される電磁ソレノイド８を有する。
【００１７】
この電磁ソレノイド８は、円筒状に形成されたコイルを樹脂モールドしたコイルユニット８ａと、このコイルユニット８ａ内にこれを貫通した状態で設けられたプランジャ８ｂと、このプランジャ８ｂに対し同軸状に固定されたプッシュロッド（突き出し棒）８ｃとを主たる構成要素としたものである。上記電磁ソレノイド８は、その通電状態（コイルユニット８ａのコイルに通電される状態）でプランジャ８ｂ及びプッシュロッド８ｃを扉２ａ方向（図７中の矢印Ａ方向）へ付勢するように構成されている。
【００１８】
この構成の場合、プランジャ８ａの一端部（矢印Ａと反対方向の端部）には、矢印Ａ方向への抜外れを防止するための例えばＣリングよりなる鍔部８ｄが設けられている。そして、プランジャ８ａの周りには、圧縮コイルばねより成る復帰用スプリング８ｅが設けられており、この復帰用スプリング８ｅは、上記鍔部８ｄ及びコイルユニット８ａ間で伸長力を作用させるように構成されている。
【００１９】
また、冷蔵室２用の扉２ａの上縁部には、前記プッシュロッド８ｃの先端部が当接する受け具２ｃが一体的に設けられている。この構成の場合、前記電磁ソレノイド８に通電されてプランジャ８ｂ及びプッシュロッド８ｃが矢印Ａ方向へ付勢されると、上記受け具２ｃがプッシュロッド８ｃによって押圧され、これに応じて扉２ａがマグネットガスケット２ｂの吸着力に抗して開放される構成となっている。
【００２０】
更に、電動開扉ユニット７内には、捩じりコイルばねより成る補助スプリング８ｆが設けられており、この補助スプリング８ｆは、プランジャ８ｂの鍔部８ｄ側の端面を前記復帰用スプリング８ｅに抗して矢印Ａ方向に付勢するように構成されている。そして、扉２ａが閉鎖された定常状態では、プッシュロッド８ｃの先端が補助スプリング８ｆの付勢力によって受け具２ｃに当接する構成となっている。尚、上記補助スプリング８ｆの付勢力は、当然のことながらマグネットガスケット２ｂの吸着力より小さいレベルに設定されている。
【００２１】
また、冷蔵室２用の扉２ａの前面部には、表示パネル９及びハンドル１０が上下に並んだ状態で設けられている（図５参照）。この場合、具体的に図示しないが、表示パネル９には、冷蔵室２及び冷凍室６内の温度や切替室５の切替態様などを表示する表示器、冷蔵室２、切替室５、冷凍室６の設定温度を個別に切り換えるための操作スイッチ群などが設けられている。また、ハンドル１０には、その裏面に使用者の手指が入り込む空間部が設けられている。このハンドル１０には、使用者により該ハンドル１０が引張り操作されたとき並びに押圧操作されたときにオンされる常開型のハンドルスイッチ（本発明の開扉用スイッチに相当：図４に符号１１を付して示す）が内蔵されている。尚、このハンドルスイッチ１１は、マイクロスイッチなどの機械的スイッチにより構成されている。また、ハンドルスイッチ１１を、フォトインタラプタを利用した光学的なスイッチ或いは磁気的なスイッチなどにより構成しても良い。
【００２２】
図４には、本実施例の冷蔵庫の電気的構成のうち、前記電動開扉ユニット８に関係した回路構成が示されており、以下これについて説明する。図４において、電動開扉ユニット７内の電磁ソレノイド８は、全波整流回路１２の出力により直流駆動される構成となっている。この場合、全波整流回路１２の一対の出力端子間には、平滑コンデンサ１３及び放電抵抗１４の並列回路が接続されている。
【００２３】
上記全波整流回路１２にあっては、一方の交流入力端子が、電磁ソレノイド８の温度を感知するように設けられた温度ヒューズ１５、突入電流抑制用の保護抵抗１６、常開型のリレー接点１７ａを介して商用交流電源１８の一方の端子に接続され、他方の交流入力端子が電流ヒューズ１９を介して商用交流電源１８の他方の端子に接続されている。
【００２４】
そして、上記リレー接点１７ａを動作させるためのリレーコイル１７ｂは、一端が電源端子＋Ｖccに接続され、他端がｎｐｎ型トランジスタ２０のコレクタ・エミッタ間を介してグランド端子に接続されている。そして、リレーコイル１７ｂの両端には、保護用ダイオード２１が図示極性状態で接続されている。尚、上記電源端子＋Ｖccは、商用交流電源１８の出力を降圧整流する制御用電源回路（図示せず）の出力端子に相当するものである。
【００２５】
また、制御回路ユニット２２（本発明の制御手段に相当）は、マイコン等で構成されており、前記ハンドルスイッチ１１からのスイッチング信号並びに冷蔵室２用の扉２ａの開閉に連動して動作する扉スイッチ２３からのスイッチング信号を入力するように構成されている。上記扉スイッチ２３は、扉２ａが開くとオンし、閉じるとオフするように構成されている。
【００２６】
この構成の場合、常開型のハンドルスイッチ１１は、その一端が電源端子＋Ｖccに接続されると共に、他端がプルダウン抵抗２４を介してグランド端子に接続されている。これにより、ハンドルスイッチ１１にあっては、非操作状態にある常時においてローレベル信号（グランド電位レベルの信号）を出力し、使用者によりオン操作されたときにハイレベル信号（電源端子＋Ｖccの電位レベルの信号）を出力することになる。尚、このハイレベル信号が本発明でいう開扉信号に相当するものである。
【００２７】
また、扉スイッチ２３は、その一端がプルアップ抵抗２５を介して電源端子＋Ｖccに接続されると共に、他端がグランド端子に接続されている。これにより、扉スイッチ２３にあっては、扉２ａが閉鎖状態にある常時（オフ時）においてハイレベル信号を出力し、扉２ａが開放されたとき（オン時）にローレベル信号を出力することになる。尚、このローレベル信号が本発明でいう開放信号に相当するものである。
【００２８】
一方、制御回路ユニット２２は、前記トランジスタ２０のオンオフ制御を、出力抵抗２６を通じて行い得るように構成されている。即ち、制御回路ユニット２２は、駆動信号Ｓｄ（ハイレベル信号）を出力抵抗２６を介してトランジスタ２０のベースに与えることにより、該トランジスタ２０をオンして、リレーコイル１７ｂを通電するように構成されている。
【００２９】
次に、上記構成の作用、即ち、制御回路ユニット２２による電動開扉ユニット７の通電制御について、図１ないし図３も参照して説明する。図１ないし図３に示す各フローチャートは、制御回路ユニット２２による制御の内容を示している。この場合、図１のフローチャートは、電動開扉ユニット７の電磁ソレノイド８の通電制御の内容を示している。図２のフローチャートは、電磁ソレノイド８を設定時間だけ通電する際に用いる設定時間を通常よりも長くしたり、通常に戻したりする第１の制御の内容を示している。また、図３のフローチャートは、上記設定時間を通常よりも長くしたり、通常に戻したりする第２の制御の内容を示している。
【００３０】
そして、制御回路ユニット２２においては、例えば周知の割り込み制御によって、上記図１ない図３に示す３つの制御がほぼパラレルに実行されるように構成されている。以下、各制御について具体的に説明する。
【００３１】
まず、図１のフローチャート、即ち、電磁ソレノイド８の通電制御について説明する。最初に、図１のステップＳ１０において、開扉用スイッチであるハンドルスイッチ１１がオン（操作）されたか否かを判断する。ここで、ハンドルスイッチ１１がオンされたときは、ステップＳ１０にて「ＹＥＳ」へ進み、制御回路ユニット２２は、トランジスタ２０をオンしてリレーコイル１７ｂを通電し、リレー接点１７ａをオンすることにより、電磁ソレノイド８を通電する（ステップＳ２０）。
【００３２】
これにより、電磁ソレノイド８のプランジャ８ｂ及びプッシュロッド８ｃが扉２ａ方向へ付勢され、プッシュロッド８ｃが扉２ａの受け具２ｃを押圧するようになる。この結果、扉２ａがマグネットガスケット２ｂの吸着力に孔して開放されるようになる。
【００３３】
そして、ステップＳ３０へ進み、制御回路ユニット２２は、扉スイッチ２３がオンしたか否かを判断する。ここで、扉スイッチ２３がオンしたとき、即ち、扉２ａが開放されたときには、ステップＳ３０にて「ＹＥＳ」へ進み、制御回路ユニット２２は、トランジスタ２０をオフしてリレーコイル１７ｂを断電し、リレー接点１７ａをオフすることにより、電磁ソレノイド８を断電する（ステップＳ４０）。
【００３４】
一方、上記ステップＳ３０において、扉スイッチ２３がオフのとき、即ち、扉２ａが閉塞されているときには、「ＮＯ」へ進み、制御回路ユニット２２は、電磁ソレノイド８を通電開始してから設定時間が経過したか否かを判断する（ステップＳ５０）。この場合、設定時間は、予め決められた時間であり、通常の場合、例えば１秒間（通常の設定時間）である。尚、この通常の設定時間は、冷蔵庫の大きさや電磁ソレノイド８の能力等に応じて、上記１秒間と異なる時間に適宜設定しても良い。
【００３５】
そして、上記ステップＳ５０において、設定時間が経過していないときには、「ＮＯ」へ進み、ステップＳ３０へ戻って、扉スイッチ２３がオンしたか否かの判断を実行するように構成されている。これに対して、上記ステップＳ５０において、設定時間が経過したときには、「ＹＥＳ」へ進み、ステップＳ４０へ移行して、電磁ソレノイド８を断電するようになっている。
【００３６】
次に、図２のフローチャートに示す設定時間を調整する第１の制御では、扉２ａが開放されている状態から該扉２ａが閉扉された直後に、開扉信号が入力されたとき（ハンドルスイッチ１１がオンされたとき）には、上記設定時間を通常の設定時間よりも長く設定するように構成されている。
【００３７】
具体的には、図２のステップＳ１１０において、まず制御回路ユニット２２は、扉スイッチ２３がオフしているか否かを判断する。ここで、扉スイッチ２３がオフのとき、即ち、扉２ａが閉塞されているときには、ステップＳ１１０にて「ＹＥＳ」へ進み、制御回路ユニット２２は、扉２ａが閉塞されてから負圧防止用の時間が経過したか否かを判断する（ステップＳ１２０）。この負圧防止用の時間は、予め決められた時間であり、例えば３０分程度の時間である。尚、この負圧防止用の時間は、冷蔵庫の大きさや電磁ソレノイド８の能力や冷蔵庫に冷却能力等に応じて、上記３０分と異なる時間に適宜設定しても良い。
【００３８】
そして、上記ステップＳ１２０において、負圧防止用の時間が経過していないときには、「ＮＯ」へ進み、設定時間を通常の設定時間よりも長く設定する、具体的には、設定時間を例えば２秒間に設定するように構成されている（ステップＳ１４０）。尚、この長くする設定時間は、冷蔵庫の大きさや電磁ソレノイド８の能力等に応じて、上記２秒間と異なる時間に適宜設定しても良い。
【００３９】
一方、上記ステップＳ１２０において、負圧防止用の時間が経過しているときには、「ＹＥＳ」へ進み、設定時間を通常の設定時間（例えば１秒間）に設定するように構成されている（ステップＳ１３０）。これにより、設定時間を調整する第１の制御が完了するようになっている。
【００４０】
次に、図３のフローチャートに示す設定時間を調整する第２の制御では、扉２ａが閉扉されている状態が所定時間続いた後に、開扉信号が入力されたとき（ハンドルスイッチ１１がオンされたとき）には、上記設定時間を通常の設定時間よりも長く設定するように構成されている。
【００４１】
具体的には、図３のステップＳ２１０において、まず制御回路ユニット２２は、扉２ａの閉扉状態、即ち、扉スイッチ２３がオフしている状態が所定時間以上続いたか否かを判断する。ここで、所定時間は、予め決められた時間であり、例えば３時間程度の時間である。尚、この所定時間は、冷蔵庫の大きさや電磁ソレノイド８の能力等に応じて、上記３時間と異なる時間に適宜設定しても良い。
【００４２】
そして、上記ステップＳ２１０において、扉２ａの閉扉状態、即ち、扉スイッチ２３がオフしている状態が所定時間以上続いたときには、「ＹＥＳ」へ進み、制御回路ユニット２２は、上記設定時間を通常よりも長く設定する、具体的には、設定時間を例えば２秒間に設定するように構成されている（ステップＳ２２０）。一方、ステップＳ２１０において、扉２ａの閉扉状態、即ち、扉スイッチ２３がオフしている状態が所定時間以上続いていないときには、「ＮＯ」へ進み、設定時間を通常の設定時間（例えば１秒間）に設定する（戻す）ように構成されている（ステップＳ２３０）。これにより、設定時間を調整する第２の制御が完了するようになっている。
【００４３】
このような構成の本実施例によれば、電動開扉ユニット７は、ハンドルスイッチ１１のオン操作（開扉信号）に応じて設定時間だけ通電されて扉２ａに開放方向の力を作用させるものであり、これにより、扉２ａをマグネットガスケット２ｂの吸着力に抗して開放させることができる。
【００４４】
そして、本実施例の場合、電動開扉ユニット７を通電した後、扉スイッチ２３がオンされたときに（即ち、開放信号が入力されたときに）、上記電動開扉ユニット７を断電するように制御した。これにより、扉２ａが開放されたときには、直ちに電動開扉ユニット７の電磁ソレノイド８が断電されるから、プッシュロッド（突き出し棒）８ｃが突出しなくなり、外観性が向上する。そして、電磁ソレノイド８（電動開扉ユニット７）の通電時間が最小で済むので、消費電力を低減することができる。
【００４５】
また、上記実施例では、扉２ａが開放されている状態から該扉２ａが閉扉された直後に、開扉信号が入力されたとき（ハンドルスイッチ１１がオンされたとき）には、設定時間を通常の設定時間よりも長く、例えば２秒間に設定して、電動開扉ユニット７を通電するように構成した。この構成によれば、冷蔵室２内が急激に冷却されて冷蔵室２内に負圧が発生することにより、扉２ａを開放させるのに必要な力が大きい場合に、電動開扉ユニット７を通電する設定時間が長くなるから、扉２ａを確実に開放することができる。そして、この構成によれば、従来構成とは異なり、負圧対策用の孔をマグネットガスケット２ｂに形成する必要が無くなるので、製造性が向上する。
【００４６】
更にまた、上記実施例では、扉２ａが閉扉されている状態が所定時間（例えば３時間）以上続いた後に、開扉信号が入力されたときには、設定時間を通常の設定時間よりも長く、例えば２秒間に設定して、電動開扉ユニット７を通電するように構成した。この構成によれば、例えば、夜間などにおいて扉２ａの閉扉状態が長時間続いたために、マグネットガスケット２ｂが冷蔵室２の開口縁部に密着して、扉２ａを開放させるのに必要な力が大きくなったときでも、電動開扉ユニット７を通電する設定時間が長くなるから、扉２ａをほぼ確実に開放することができる。
【００４７】
尚、上記実施例では、電動開扉ユニット７を通電する設定時間を上述したように通常よりも長く設定した場合においても、扉２ａが短時間で開放されたときには、直ちに電動開扉ユニット７が断電されるから、プッシュロッド８ｃが突出しなくなり、外観性が向上すると共に、消費電力を低減することができる。
【００４８】
また、上記実施例では、電動開扉ユニット７を通電する設定時間を通常よりも長くすることにより、電動開扉ユニット７の扉２ａを開放する力を大きくするように構成したが、これに限られるものではなく、例えば、電動開扉ユニット７に供給する電力（例えば電圧や電流）を大きくすることにより、電動開扉ユニット７の開放力を大きくするように構成しても良い。この構成の場合、電動開扉ユニット７の電磁ソレノイド８に印加する電圧の大きさを調整する電圧調整装置を設けるように構成することが好ましい。
【００４９】
【発明の効果】
本発明は、以上の説明から明らかなように、扉が閉扉されている状態で開扉信号が入力されたときに電動開扉ユニットを通電し、この後、開放信号が入力されたときに電動開扉ユニットを断電するように制御したので、扉が開放されたときには、直ちに電動開扉ユニットが断電されるから、突き出し棒が突出しなくなり、外観性が向上すると共に、電動開扉ユニットの通電時間が最小で済むので、消費電力を低減できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例を示すものであり、電磁ソレノイドの通電制御の内容を示すフローチャート
【図２】設定時間を調整する第１の制御の内容を示すフローチャート
【図３】設定時間を調整する第２の制御の内容を示すフローチャート
【図４】電気回路図
【図５】冷蔵庫の正面図
【図６】冷蔵室用の扉を開いた冷蔵庫の斜視図
【図７】電動開扉ユニット周辺の縦断面図
【符号の説明】
１は冷蔵庫本体、２は冷蔵室、２ａは扉、２ｂはマグネットガスケット、２ｃは受け具、７は電動開扉ユニット、８は電磁ソレノイド、８ａはコイルユニット、８ｂはプランジャ、８ｃはプッシュロッド（突き出し棒）、８ｅは復帰用スプリング、８ｆは補助スプリング、９は表示パネル、１０はハンドル、１１はハンドルスイッチ（開扉用スイッチ）、１７ａはリレー接点、１７ｂはリレーコイル、２２は制御回路ユニット（制御手段）、２３は扉スイッチを示す。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a door device for a refrigerator that includes, for example, a door that opens and closes an opening of a refrigerator compartment and an electric door opening unit that opens the door.
[0002]
[Prior art]
In recent years, the size of refrigerators has increased significantly, and accordingly, the doors of refrigerator compartments have also increased in size. Such a door for a refrigerator is generally configured to hold the closed state by the attractive force of a magnet gasket. And when a door enlarges, since the total extension of a magnet gasket will become long, the tendency for the operating force required to open a door will come out will increase. Thus, when the operation force required to open the door for the refrigerator becomes large, it becomes a heavy burden for a weak person (a woman, a child, or an elderly person), so it is desirable to take measures.
[0003]
As one of such countermeasures, for example, an electric assist system in which an opening device that opens a door using an actuator such as an electromagnetic solenoid is provided. In the case of this electric assist type door opening device, when the user operates the door opening switch, the electromagnetic solenoid of the electric door opening unit is energized for a set time (for example, 1 second) to open the door. Can be considered relatively easily.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In the case of the above configuration, when the electromagnetic solenoid is energized, the protruding rod protrudes and pushes the door in the opening direction. Here, it was found that the magnitude of the force required to open the door varies depending on the state of the refrigerator. For this reason, when the force required to open the door is small, in a configuration in which the electromagnetic solenoid is energized only for a set time, the state where the protruding rod protrudes continues for a while after the door is opened. As described above, if the protruding rod is protruded for a while, the appearance is deteriorated, and the electromagnetic solenoid is unnecessarily energized to increase power consumption.
[0005]
On the other hand, when the force required to open the door is large, there is a situation in which the door cannot be opened in the configuration in which the electromagnetic solenoid is energized for a set time. For example, if the door is closed while the door is open, the air in the refrigeration room is rapidly cooled, resulting in a negative pressure in the refrigeration room. This negative pressure causes the force required to open the door. Sometimes increased. In this case, as a measure for preventing negative pressure in the refrigerating chamber, a small hole (for example, two holes having a diameter of about 1.5 mm) is made in the magnet gasket, and the refrigerating chamber is communicated with the outside through this hole. Possible countermeasures. However, in the case of the above measures, there is a problem that the work of making a small hole in the magnet gasket is troublesome.
[0006]
In addition, for example, when the door is closed for a long time at night or the like, the magnet gasket is in close contact with the opening edge of the refrigerator compartment, so that the force required to open the door is increased. Therefore, even in such a case, the door cannot be opened with the configuration in which the electromagnetic solenoid is energized for a set time. In order to solve this problem, it is sufficient to set the energizing time of the electromagnetic solenoid longer. However, if the energizing time is lengthened, as explained at the beginning, when the force required to open the door is small, the stick As the time during which the protrusion remains protruding becomes longer, the power consumption becomes larger. In addition, if the energization time of the electromagnetic solenoid is lengthened, there is a problem that the temperature of the electromagnetic solenoid becomes high when the door is repeatedly opened and closed repeatedly.
[0007]
Therefore, an object of the present invention is to prevent the protruding rod from protruding for a while when the door is opened, to reduce power consumption, and to open the door. It is in providing the door device of the refrigerator which can open a door reliably, even when force is large.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The refrigerator door device of the present invention includes a door that opens and closes an opening of a storage chamber provided in the refrigerator body, an electromagnetic solenoid, and the electromagnetic solenoid. The door is urged to open When the electromagnetic solenoid has a stick and is energized The pushing rod protrudes by the urging action of The door is opened by applying a force in the opening direction to the door. When the power is cut off, the protruding rod does not protrude due to the return operation of the electromagnetic solenoid. An electric door opening unit, a door opening switch that outputs a door opening signal when operated by a user, a door switch that outputs an opening signal when the door is opened, and the door is closed. Control means for controlling the electric door opening unit to energize the electric door opening unit when the door opening signal is input in a state, and then disconnecting the electric door opening unit when the opening signal is input. It is characterized by the provision.
[0009]
According to the above configuration, the electric door opening unit is energized when a door opening signal is input while the door is closed, and then the electric door opening unit is disconnected when an opening signal is input. Was controlled as follows. For this reason, when the door is opened, the electric door opening unit is immediately cut off, so that the protruding rod does not protrude and the appearance is improved. And since the energization time of an electric door opening unit can be minimized, power consumption can be reduced.
[0010]
In addition, when the door opening signal is input in the state that the door is closed, the electric opening unit is provided with a control means for energizing for a set time, by the control means during the energization of the electric door opening unit, The electric door opening unit may be controlled to be disconnected when an open signal is input. Even if comprised in this way, the effect similar to an above-described structure can be acquired.
[0011]
Furthermore, when the door opening signal is input immediately after the door is closed from the state where the door is opened, the set time is set longer than the normal setting time so that the electric door opening unit is energized. It is preferable to configure. According to this configuration, the door can be reliably opened even when the force required to open the door is large.
[0012]
Furthermore, when the door opening signal is input after the door is closed for a predetermined time (for example, a relatively long time of several hours or more), the set time is set longer than the normal set time. The electric door opening unit is preferably configured to be energized. According to this configuration, the door can be reliably opened even when the force required to open the door is large.
[0013]
On the other hand, when the door opening signal is input immediately after the door is closed from the state where the door is open, the electric door opening unit is energized and power is supplied so that the opening force is stronger than usual. It is also a good configuration to be configured. Also, when a door opening signal is input after the door has been closed for a predetermined time, the electric door opening unit is energized and supplied with electric power so that the opening force is stronger than usual. It is also a more preferable configuration to configure.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment in which the present invention is applied to a household refrigerator will be described with reference to the drawings. First, FIG.5 and FIG.6 shows the schematic perspective view in the state which opened the front view of the refrigerator which concerns on a present Example, and the door for refrigerator compartments. In these refrigerator main body 1 comprised as a heat insulation box of a well-known structure in these FIG.5 and FIG.6, the refrigerating room 2, the vegetable compartment 3, the ice making room 4, the switching room 5 which can switch internal temperature in several steps, The freezer compartment 6 is provided in order from the top. The ice making chamber 4 and the switching chamber 5 are provided so as to be lined up on the left and right. Further, the switching chamber 5 is configured to be usable in various modes such as a freezing chamber, a chilled chamber, a refrigerated chamber, and a vegetable chamber according to switching of the internal temperature.
[0015]
A hinged door 2a is provided on the front face of the refrigerator compartment 2, and the front of each of the vegetable compartment 3, the ice making compartment 4, the switching compartment 5 and the freezer compartment 6 is connected to a respective storage container (not shown). Draw-out type doors 3a, 4a, 5a and 6a are provided. A magnet gasket 2b is attached to the peripheral portion on the back side of the door 2a for the refrigerator compartment 2. The door 2a is configured to be held in a closed state by the magnet gasket 2b adsorbing to the refrigerator main body 1 side (that is, the opening edge of the refrigerator compartment 2). Moreover, although not shown in figure, the magnet gasket is attached also to the peripheral part of the back surface side of the other doors 3a, 4a, 5a, and 6a.
[0016]
Now, an electric door opening unit 7 for applying a force in the opening direction to the door 2a for the refrigerator compartment 2 is attached to the upper surface of the refrigerator body 1. As shown in FIG. 7 which shows a cross-sectional structure of the upper part of the refrigerator, this electric door opening unit 7 is installed in a semi-embedded state in a recess 1a formed on the upper surface of the refrigerator body 1, and is DC-driven inside. The electromagnetic solenoid 8 is provided.
[0017]
The electromagnetic solenoid 8 includes a coil unit 8a in which a coil formed in a cylindrical shape is resin-molded, a plunger 8b provided in a state of passing through the coil unit 8a, and a coaxial unit fixed to the plunger 8b. The formed push rod (protruding rod) 8c is a main component. The electromagnetic solenoid 8 is configured to urge the plunger 8b and the push rod 8c in the direction of the door 2a (the direction of arrow A in FIG. 7) in the energized state (a state in which the coil of the coil unit 8a is energized). Yes.
[0018]
In the case of this configuration, a flange 8d made of, for example, a C ring is provided at one end of the plunger 8a (the end opposite to the arrow A) to prevent the plunger 8a from coming off in the direction of the arrow A. A return spring 8e made of a compression coil spring is provided around the plunger 8a. The return spring 8e is configured to apply an extension force between the flange 8d and the coil unit 8a. ing.
[0019]
In addition, a receiving member 2c with which the tip of the push rod 8c abuts is integrally provided at the upper edge of the door 2a for the refrigerator compartment 2. In this configuration, when the electromagnetic solenoid 8 is energized and the plunger 8b and the push rod 8c are urged in the direction of arrow A, the receiving member 2c is pressed by the push rod 8c, and the door 2a is magnetized accordingly. The gasket 2b is opened against the adsorption force of the gasket 2b.
[0020]
Further, an auxiliary spring 8f made of a torsion coil spring is provided in the electric door opening unit 7, and this auxiliary spring 8f has an end face on the flange 8d side of the plunger 8b that resists the return spring 8e. Thus, it is configured to be urged in the direction of arrow A. In the steady state in which the door 2a is closed, the push rod 8c is configured such that the tip of the push rod 8c abuts on the receiving member 2c by the urging force of the auxiliary spring 8f. The urging force of the auxiliary spring 8f is naturally set to a level smaller than the attracting force of the magnet gasket 2b.
[0021]
Moreover, the display panel 9 and the handle 10 are provided in a state of being vertically arranged on the front surface of the door 2a for the refrigerator compartment 2 (see FIG. 5). In this case, although not specifically shown, the display panel 9 has a display for displaying the temperature in the refrigerator compartment 2 and the freezer compartment 6, the switching mode of the switching compartment 5, the refrigerator compartment 2, the switching compartment 5, the freezer compartment. An operation switch group for individually switching the set temperature of 6 is provided. In addition, the handle 10 is provided with a space portion on the back surface thereof for the user's fingers to enter. The handle 10 is a normally open handle switch that is turned on when the handle 10 is pulled and pressed by the user (corresponding to the door opening switch of the present invention: reference numeral 11 in FIG. 4). Is shown). The handle switch 11 is constituted by a mechanical switch such as a micro switch. The handle switch 11 may be configured by an optical switch using a photo interrupter or a magnetic switch.
[0022]
FIG. 4 shows a circuit configuration related to the electric door opening unit 8 among the electrical configurations of the refrigerator of the present embodiment, which will be described below. In FIG. 4, the electromagnetic solenoid 8 in the electric door opening unit 7 is configured to be DC driven by the output of the full-wave rectifier circuit 12. In this case, a parallel circuit of the smoothing capacitor 13 and the discharge resistor 14 is connected between the pair of output terminals of the full-wave rectifier circuit 12.
[0023]
In the full-wave rectifier circuit 12, one AC input terminal has a thermal fuse 15 provided so as to sense the temperature of the electromagnetic solenoid 8, a protective resistor 16 for suppressing inrush current, and a normally open relay contact. The other AC input terminal is connected to the other terminal of the commercial AC power supply 18 via the current fuse 19 through the current fuse 19.
[0024]
The relay coil 17b for operating the relay contact 17a has one end connected to the power supply terminal + Vcc and the other end connected to the ground terminal via the collector-emitter of the npn transistor 20. A protective diode 21 is connected to both ends of the relay coil 17b in the illustrated polarity state. The power supply terminal + Vcc corresponds to an output terminal of a control power supply circuit (not shown) for stepping down the output of the commercial AC power supply 18.
[0025]
The control circuit unit 22 (corresponding to the control means of the present invention) is constituted by a microcomputer or the like, and is a door that operates in conjunction with the switching signal from the handle switch 11 and the opening / closing of the door 2a for the refrigerator compartment 2. A switching signal from the switch 23 is input. The door switch 23 is turned on when the door 2a is opened and turned off when the door 2a is closed.
[0026]
In the case of this configuration, the normally open handle switch 11 has one end connected to the power supply terminal + Vcc and the other end connected to the ground terminal via the pull-down resistor 24. As a result, the handle switch 11 outputs a low level signal (ground potential level signal) in a non-operating state at all times, and a high level signal (power supply terminal + Vcc potential) when turned on by the user. Level signal). This high level signal corresponds to the opening signal in the present invention.
[0027]
The door switch 23 has one end connected to the power supply terminal + Vcc via the pull-up resistor 25 and the other end connected to the ground terminal. Thereby, in the door switch 23, a high level signal is output when the door 2a is in a closed state (when it is off), and a low level signal is output when the door 2a is opened (when it is on). become. This low level signal corresponds to the open signal in the present invention.
[0028]
On the other hand, the control circuit unit 22 is configured to perform on / off control of the transistor 20 through the output resistor 26. That is, the control circuit unit 22 is configured to apply the drive signal Sd (high level signal) to the base of the transistor 20 via the output resistor 26, thereby turning on the transistor 20 and energizing the relay coil 17b. ing.
[0029]
Next, the operation of the above configuration, that is, the energization control of the electric door opening unit 7 by the control circuit unit 22 will be described with reference to FIGS. Each flowchart shown in FIGS. 1 to 3 shows the contents of control by the control circuit unit 22. In this case, the flowchart of FIG. 1 shows the contents of energization control of the electromagnetic solenoid 8 of the electric door opening unit 7. The flowchart of FIG. 2 shows the content of the first control for making the set time used when the electromagnetic solenoid 8 is energized for the set time longer than normal or returning it to normal. The flowchart of FIG. 3 shows the content of the second control for making the set time longer than normal or returning it to normal.
[0030]
The control circuit unit 22 is configured such that, for example, the three controls shown in FIG. 3 and FIG. Hereinafter, each control will be specifically described.
[0031]
First, the flowchart of FIG. 1, that is, energization control of the electromagnetic solenoid 8 will be described. First, in step S10 in FIG. 1, it is determined whether or not the handle switch 11 serving as a door opening switch is turned on (operated). When the handle switch 11 is turned on, the process proceeds to “YES” in step S10, and the control circuit unit 22 turns on the transistor 20 to energize the relay coil 17b and turns on the relay contact 17a. Then, the electromagnetic solenoid 8 is energized (step S20).
[0032]
Thereby, the plunger 8b and the push rod 8c of the electromagnetic solenoid 8 are urged toward the door 2a, and the push rod 8c presses the receiving member 2c of the door 2a. As a result, the door 2a is opened due to the attractive force of the magnet gasket 2b.
[0033]
And it progresses to step S30 and the control circuit unit 22 judges whether the door switch 23 was turned on. Here, when the door switch 23 is turned on, that is, when the door 2a is opened, the process proceeds to “YES” in step S30, and the control circuit unit 22 turns off the transistor 20 and disconnects the relay coil 17b. Then, the electromagnetic contact 8 is cut off by turning off the relay contact 17a (step S40).
[0034]
On the other hand, when the door switch 23 is off in step S30, that is, when the door 2a is closed, the process proceeds to “NO”, and the control circuit unit 22 starts the energization of the electromagnetic solenoid 8 for a set time. It is determined whether or not it has elapsed (step S50). In this case, the set time is a predetermined time, and is usually 1 second (normal set time) in a normal case. In addition, you may set this normal setting time suitably in time different from said 1 second according to the magnitude | size of a refrigerator, the capability of the electromagnetic solenoid 8, etc. FIG.
[0035]
In step S50, when the set time has not elapsed, the process proceeds to "NO" and returns to step S30 to determine whether or not the door switch 23 is turned on. On the other hand, when the set time has elapsed in step S50, the process proceeds to "YES", and the process proceeds to step S40 to disconnect the electromagnetic solenoid 8.
[0036]
Next, in the first control for adjusting the set time shown in the flowchart of FIG. 2, when the door opening signal is input immediately after the door 2a is closed from the state in which the door 2a is opened (the handle switch 11 is turned on), the set time is set longer than the normal set time.
[0037]
Specifically, in step S110 of FIG. 2, first, the control circuit unit 22 determines whether or not the door switch 23 is turned off. Here, when the door switch 23 is off, that is, when the door 2a is closed, the process proceeds to “YES” in step S110, and the control circuit unit 22 prevents negative pressure after the door 2a is closed. It is determined whether time has elapsed (step S120). This time for preventing negative pressure is a predetermined time, for example, about 30 minutes. The time for preventing the negative pressure may be appropriately set to a time different from the above 30 minutes depending on the size of the refrigerator, the capacity of the electromagnetic solenoid 8, the cooling capacity of the refrigerator, and the like.
[0038]
In step S120, when the negative pressure prevention time has not elapsed, the process proceeds to “NO”, and the set time is set longer than the normal set time. Specifically, the set time is set to 2 seconds, for example. (Step S140). In addition, you may set suitably the set time to lengthen in the time different from said 2 second according to the magnitude | size of a refrigerator, the capability of the electromagnetic solenoid 8, etc.
[0039]
On the other hand, in step S120, when the negative pressure prevention time has elapsed, the process proceeds to “YES”, and the set time is set to a normal set time (for example, 1 second) (step S130). ). Thus, the first control for adjusting the set time is completed.
[0040]
Next, in the second control for adjusting the set time shown in the flowchart of FIG. 3, when the door opening signal is input after the door 2a is closed for a predetermined time (the handle switch 11 is turned on). The set time is set longer than the normal set time.
[0041]
Specifically, in step S210 of FIG. 3, first, the control circuit unit 22 determines whether or not the door 2a is closed, that is, whether or not the door switch 23 is turned off for a predetermined time or longer. Here, the predetermined time is a predetermined time, for example, about 3 hours. The predetermined time may be appropriately set to a time different from the above three hours according to the size of the refrigerator, the capability of the electromagnetic solenoid 8, and the like.
[0042]
In step S210, when the door 2a is closed, that is, when the door switch 23 is turned off for a predetermined time or longer, the process proceeds to "YES", and the control circuit unit 22 sets the set time to the normal time. The set time is set to, for example, 2 seconds (step S220). On the other hand, in step S210, when the door 2a is closed, that is, when the door switch 23 is not turned on for a predetermined time or longer, the process proceeds to "NO" and the set time is set to a normal set time (for example, 1 second). Is set (returned) to (step S230). Thereby, the second control for adjusting the set time is completed.
[0043]
According to the present embodiment having such a configuration, the electric door opening unit 7 is energized only for a set time in response to an ON operation (door opening signal) of the handle switch 11 and applies a force in the opening direction to the door 2a. Thus, the door 2a can be opened against the attractive force of the magnet gasket 2b.
[0044]
In the case of the present embodiment, after the electric door opening unit 7 is energized, the electric door opening unit 7 is cut off when the door switch 23 is turned on (that is, when an opening signal is input). Was controlled as follows. As a result, when the door 2a is opened, the electromagnetic solenoid 8 of the electric door opening unit 7 is immediately cut off, so that the push rod (protruding rod) 8c does not protrude and the appearance is improved. And since the energization time of the electromagnetic solenoid 8 (electric door opening unit 7) can be minimized, the power consumption can be reduced.
[0045]
In the above embodiment, when the door opening signal is input immediately after the door 2a is closed from the state in which the door 2a is opened (when the handle switch 11 is turned on), the set time is set. The electric door opening unit 7 is configured to be energized by setting it to be longer than the normal setting time, for example, 2 seconds. According to this configuration, when the inside of the refrigerator compartment 2 is rapidly cooled and a negative pressure is generated in the refrigerator compartment 2, the electric door opening unit 7 is installed when a large force is required to open the door 2a. Since the set time for energization becomes longer, the door 2a can be opened reliably. And according to this structure, unlike the conventional structure, since it is not necessary to form the hole for a negative pressure countermeasure in the magnet gasket 2b, manufacturability improves.
[0046]
Furthermore, in the above embodiment, when the door opening signal is input after the door 2a is closed for a predetermined time (for example, 3 hours) or longer, the set time is longer than the normal set time, for example, The electric door opening unit 7 was configured to be energized by setting for 2 seconds. According to this configuration, for example, since the door 2a is closed for a long time at night or the like, the magnet gasket 2b is in close contact with the opening edge of the refrigerator compartment 2, and the force necessary to open the door 2a is obtained. Even when it becomes larger, the set time for energizing the electric door opening unit 7 becomes longer, so the door 2a can be opened almost certainly.
[0047]
In the above embodiment, even when the set time for energizing the electric door opening unit 7 is set longer than usual as described above, when the door 2a is opened in a short time, the electric door opening unit 7 is immediately Since the power is cut off, the push rod 8c does not protrude, the appearance is improved, and the power consumption can be reduced.
[0048]
Moreover, in the said Example, although it comprised so that the force which opens the door 2a of the electric door opening unit 7 could be enlarged by making the setting time which supplies electricity to the electric door opening unit 7 longer than usual, it was limited to this. For example, the opening force of the electric door opening unit 7 may be increased by increasing the power (for example, voltage or current) supplied to the electric door opening unit 7. In the case of this configuration, it is preferable to provide a voltage adjusting device that adjusts the magnitude of the voltage applied to the electromagnetic solenoid 8 of the electric door opening unit 7.
[0049]
【The invention's effect】
As is clear from the above description, the present invention energizes the electric door opening unit when a door opening signal is input in a state where the door is closed. Since the door opening unit is controlled to cut off electricity, the electric door opening unit is immediately turned off when the door is opened, so the protruding rod does not protrude and the appearance is improved. Since the energization time can be minimized, the power consumption can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1, showing an embodiment of the present invention, is a flowchart showing the contents of energization control of an electromagnetic solenoid.
FIG. 2 is a flowchart showing the contents of first control for adjusting a set time.
FIG. 3 is a flowchart showing the contents of second control for adjusting the set time.
[Fig. 4] Electrical circuit diagram
FIG. 5 is a front view of the refrigerator.
FIG. 6 is a perspective view of a refrigerator with a refrigerator door opened.
FIG. 7 is a vertical sectional view around the electric door opening unit.
[Explanation of symbols]
1 is a refrigerator body, 2 is a refrigerator compartment, 2a is a door, 2b is a magnet gasket, 2c is a receptacle, 7 is an electric door opening unit, 8 is an electromagnetic solenoid, 8a is a coil unit, 8b is a plunger, 8c is a push rod ( 8e is a return spring, 8f is an auxiliary spring, 9 is a display panel, 10 is a handle, 11 is a handle switch (opening switch), 17a is a relay contact, 17b is a relay coil, and 22 is a control circuit unit. (Control means), 23 indicates a door switch.

Claims

A door that opens and closes an opening of a storage room provided in the refrigerator body;
An electromagnetic solenoid and a protruding bar that is biased in the direction in which the door is opened by the electromagnetic solenoid, and when the power is energized, the protruding bar protrudes by the biasing operation of the electromagnetic solenoid , and the force in the opening direction is applied to the door. An electric door opening unit that opens the door by acting and prevents the protruding rod from protruding by a return operation of the electromagnetic solenoid when the power is cut off ;
A door opening switch that outputs a door opening signal when operated by a user;
A door switch that outputs an opening signal when the door is opened;
The electric door opening unit is energized when the door opening signal is input in a state where the door is closed, and then the electric door opening unit is disconnected when the door opening signal is input. And a refrigerator door device.

A door that opens and closes an opening of a storage room provided in the refrigerator body;
An electromagnetic solenoid and a protruding bar that is biased in the direction in which the door is opened by the electromagnetic solenoid, and when the power is energized, the protruding bar protrudes by the biasing operation of the electromagnetic solenoid , and the force in the opening direction is applied to the door. An electric door opening unit that opens the door by acting and prevents the protruding rod from protruding by a return operation of the electromagnetic solenoid when the power is cut off ;
A door opening switch that outputs a door opening signal when operated by a user;
A door switch that outputs an opening signal when the door is opened;
Control means for energizing the electric door opening unit for a set time when the door opening signal is input in a state where the door is closed;
The control device controls the electric door opening unit to be disconnected when the opening signal is input while the electric door opening unit is energized.

The control means sets the set time longer than a normal set time when the door opening signal is input immediately after the door is closed from a state where the door is open, The refrigerator door device according to claim 2, wherein the door opening unit is configured to be energized.

The control means sets the set time longer than a normal set time when the door opening signal is input after the door is closed for a predetermined time, and the electric door opening unit The refrigerator door device according to claim 2, wherein the door device of the refrigerator is configured to energize the battery.

The control means energizes the electric door opening unit when the door opening signal is input immediately after the door is closed from the state where the door is open, and the opening force is higher than usual. The refrigerator door device according to claim 2, wherein the refrigerator door device is configured to supply power that is strong.

The control means energizes the electric door opening unit when the door opening signal is input after the door has been closed for a predetermined time, so that the opening force is stronger than usual. The refrigerator door device according to claim 2, wherein the refrigerator door device is configured to supply electric power.