JP3847698B2 - Quenching equipment - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、真空等の減圧条件下あるいは雰囲気ガス存在下で、金属等の被加熱材に対して焼入れ処理を行う焼入れ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、焼入れ装置としては、例えば、特許文献1、特許文献2および特許文献3等の公知文献に開示された構成がしられている。特に特許文献2は、真空加熱室と、この真空加熱室に隣接して設けられた真空焼入れ室と、この真空焼入れ室内で加熱された被加熱材を冷却する冷却用液槽と、上記真空加熱室および真空焼き入れ室とを真空にまで減圧する真空ポンプとを備えた構成を開示している。
【0003】
このような焼入れ装置は、製造段階で、大量の機械部品、工具、治具または金型等の被加熱材に対して焼入れ処理に適している。
【0004】
ところで、製造段階前に、特定の被加熱材の焼入れ処理に適したオイル等の焼入れ用液体を選定する試験を行う必要がある。
【0005】
【特許文献1】
特公平5−42482号公報
【特許文献2】
特許2811581号
【特許文献3】
特開平7−41848号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の焼入れ装置は上述のような構成を有しているので、上述の選定試験を上述の焼入れ装置で行う場合には、数種の液体について冷却用液槽に対して注入または排出を繰り返す作業を行わなければならず、使い勝手が悪いという課題があった。
【0007】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、特定の被加熱材の焼入れ処理に適したオイル等の焼入れ用液体を選定する試験を行うのに適した焼入れ装置を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る焼入れ装置は、被加熱材を収容する円筒状の減圧管と、該減圧管を加熱する加熱炉と、前記減圧管の下部を支持する貫通孔を有するフランジと、該フランジの下面のうち前記貫通孔を囲む部分に当接可能な開口部を有しかつ前記被加熱材の焼入れ用液体を収容する減圧容器と、該減圧容器を支持しかつ該減圧容器の開口部を前記フランジの下面に対して当接または離間させる第1の昇降手段と、前記減圧管の上部に支持された減圧ボックスと、該減圧ボックスに配設されかつ前記被加熱材を前記減圧管と前記減圧容器内の焼入れ用液体中との間で上下移動させる第2の昇降手段とを備えたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による焼入れ装置を示す正面図であり、図2は図1に示した焼入れ装置を示す側面図であり、図3は図1に示した焼入れ装置における回転手段を一部破断して示す平面図であり、図4は図1に示した焼入れ装置における要部を拡大して示す縦断面図であり、図5は図1に示した焼入れ装置における減圧ボックスおよび第2の昇降手段を拡大して示す縦断面図であり、図6は図1に示した焼入れ装置におけるフランジを拡大して示す平面図であり、図7は図6のVII−VII線断面図であり、図8は図6のVIII−VIII線断面図である。なお、図1、図4、図5および図7では図面に向かって手前側を前方とし奥側を後方とする。図2および図8では図面に向かって左側を前方とし右側を後方とする。図3および図6では図面に向かって下側を前方とし上側を後方とする。
【0010】
図において1は真空または減圧下で焼入れ処理を行うための焼入れ装置である。この焼入れ装置1は、試験片(被加熱材)Sを収容する円筒状の石英管(減圧管)2と、この石英管2を外側から赤外線の輻射で加熱する加熱炉3と、上記石英管2の下部を略円筒状の支持部材2aおよびOリング2bを介して支持する貫通孔4aを有するフランジ4と、このフランジ4の下面4bのうち上記貫通孔4aを囲む部分に当接可能な開口部5aを有しかつ試験片Sの試料液(焼入れ用液体)LAを所定の液量だけ収容するビーカB1を内部に保持する真空容器(減圧容器)5と、この真空容器5を支持しかつこの真空容器5を矢印A方向またはB方向に上下移動させて上記フランジ4の下面4bに対して当接または離間させるエアシリンダ(第1の昇降手段)6と、石英管2の上部に略円筒状の支持部材2aおよびOリング2bを介して支持された真空ボックス(減圧ボックス)7と、この真空ボックス7に配設されかつ試験片Sを石英管2と真空容器5内の試料液LA中との間で矢印A方向またはB方向に上下移動させる駆動機構(第2の昇降手段)8とから概略構成されている。
【0011】
フランジ4は、架台9の矩形上面9aの後半分の四隅に立設された支柱10の上部に固設された略矩形状の支持板11の下面にその貫通孔11aと同軸に配設されている。なお、架台9の下側の四隅には、図1および図2に示すように架台9を移動するためのキャスタ14がそれぞれ配設されている。
【0012】
フランジ4内には、図1に示す真空ポンプ(減圧手段)15の接続管15aに接続する開口端(一端)16aとフランジ4の下面4bに真空容器5の開口部5a内に向けて開口する開口端(他端)16bとを有する断面L字状の吸引路16が形成されている。また、フランジ4内には、図6および図7に示すように貫通孔4aを挟んで吸引路16と対向する位置に断面L字状の真空値測定用通路(減圧値測定用通路)17が形成されており、この真空値測定用通路17には測定装置(図示せず)との接続を行うコネクタ18が配設されている。なお、フランジ4内には、真空値測定用通路17の近傍位置にスペアポート19が形成されている。
【0013】
フランジ4の貫通孔4aの近傍位置には、図6に示すように断面矩形状の貫通孔4cが形成されており、この貫通孔4c内には真空容器5内の試料液LA中へ浸けられる略L字形に折り曲げられた下端部20aを有する、いわゆる投込みヒータとしてのシーズヒータ(加熱手段)20が装着されている。なお、20bはシーズヒータ20の配線部である。また、フランジ4の貫通孔4c内には、シーズヒータ20の近傍位置に、試料液LAの温度を測定するための熱電対21が貫通して配設されている。この熱電対21の下端部21aは試料液LA中にビーカB1の底部から所定の距離まで浸かるように設定されている。
【0014】
フランジ4のシーズヒータ20の近傍位置には、図6および図8に示すようにフランジ4を冷却するための冷却水路(第1の冷却手段)22が形成されている。なお、22aは冷却水入口であり、22bは冷却水出口である。
【0015】
このようなフランジ4の下面4bには、エアシリンダ6による上方移動により、Oリング23を介して上記真空容器5の開口部5aが当接可能である。真空容器5は透明強化ガラス製のフラスコであり、この真空容器5の外側には、図4に示すようにフランジ4の下面4bに固定された函状の保護カバー24が配設されている。真空容器5内のビーカB1は真空容器5の底部に配置された固定皿25上に載置されている。保護カバー24の底部にはエアシリンダ6の上部に水平に保持テーブル26が固定されている。エアシリンダ6の下部は、架台9の上部に配設されたターンテーブル27上の回転軸(図示せず)から離れた位置に支持されている。ターンテーブル27は、架台9内に配設された駆動モータ(図示せず)により、上記エアシリンダ6により真空容器5の開口部5aがフランジ4の下面4bから所定距離だけ離間している場合に、フランジ4の外側に位置する回転軸(図示せず)を中心として、90°ずつ回転可能である。また、ターンテーブル27上には、図3に示すように、上記エアシリンダ6の他に、エアシリンダ6から矢印R2方向に90°離れた位置に配置されかつ試験片Sを洗浄する洗浄器28を昇降自在に支持するエアシリンダ29と、エアシリンダ6から矢印R1方向に90°離れた位置に配置されかつ洗浄器28により洗浄された試験片Sの表面にエアを吹き付けてこれを乾燥する乾燥機30を昇降自在に支持するエアシリンダ31とが搭載されており、またエアシリンダ6から180℃の位置に常圧試験用の標準液LBを収容するビーカB2を保持する保持テーブル32を昇降自在に支持するエアシリンダ33が搭載されている。なお、架台9上の支持板11の下面には、駆動機構(図示せず)により真空容器5の開口部5aを開閉する液受けシャッタ34が水平方向移動可能に配設されている。
【0016】
一方、石英管2の外側には、上述のようなフランジ4と加熱炉3との間にフランジ4に対する加熱炉3からの熱的影響を遮断する冷却水路(第2の冷却手段)35が設けられており、加熱炉3と真空ボックス7との間には真空ボックス7に対する加熱炉3からの熱的影響を遮断する冷却水路(第3の冷却手段)36が設けられている。
【0017】
真空ボックス7内の駆動機構8は、図5に示すように、真空ボックス7の壁面7aに回転可能に配設された駆動軸37aを有するサーボモータ37と、このサーボモータ37の駆動軸37aから矢印B方向に離れかつ真空ボックス7の壁面7aに駆動軸37aと平行に回転可能に配設された従動軸38と、真空ボックス7の内側であってサーボモータ37の駆動軸37aの先端に固定されたタイミングプーリ39と、真空ボックス7の内側であって従動軸38の一端に固定されたタイミングプーリ40と、2つのタイミングプーリ39、40間に配設された第1のタイミングベルト41と、この第1のタイミングベルト41に支持されて矢印A方向またはB方向に上下移動可能な移動体42と、この移動体42に支持されかつ下端部43aで試験片Sを保持する支持棒43と、上記サーボモータ37の駆動軸37aの基部に固定されたタイミングプーリ44と、上記従動軸38の他端に固定されたタイミングプーリ45と、2つのタイミングプーリ44、45間に配設された第2のタイミングベルト46とから概略構成されている。支持棒43の下端部43aは、サーボモータ37の駆動力により石英管2内の所定位置と真空容器5内の試料液LA中との間で上下移動可能である。
【0018】
真空ボックス7の壁面7aの内側には第1のタイミングベルト41の回転駆動を案内するガイド47が設けられており、壁面7aの外側には第2のタイミングベルト46の回転駆動を案内するガイド48が設けられている。また、第2のタイミングベルト46の外側には、第1のタイミングベルト41と同期回転する第2のタイミングベルト46の移動距離を測定する試験片上限検知センサ49、試験片下限検知センサ50、加熱炉原点検知センサ51および液体位置検知センサ52が配設されている。
【0019】
真空ボックス7の壁面7bには、支持棒43の下端部43aまで延在して試験片Sの表面に当接する熱電対54の測定温度を取出すための取出口55と、真空ボックス7内へN2ガス(以下、窒素ガスという)等の不活性ガスを導入するための導入口(不活性ガス導入口)56とが形成されている。
【0020】
このような真空ボックス7および上記加熱炉3は、上記支持板11上に立設された側板57に固定されている。側板57および架台9の後部には、一連の焼入れ処理を制御する制御部(図示せず)を収納した制御ボックス58が設けられている。この制御ボックス58内には、上述の不活性ガス等の雰囲気ガス存在下で行う焼入れ処理後において真空容器5内から雰囲気ガスを排気するための排気ブロア59および排気口60が設けられている。
【0021】
次に動作について説明する。
まず、駆動機構8のサーボモータ37を駆動することにより移動体42を矢印B方向に下げ、支持棒43の下端部43aをフランジ4の貫通孔4a内を通過して試験片下限位置まで下げる。この状態で焼入れ試験の対象となる試験片Sを下端部43aに取り付けた後、サーボモータ37を逆回転させて移動体42を矢印A方向に上げ、支持棒43の下端部43aを再び貫通孔4a内を通過して試験片上限位置まで上げる。なお、試験片下限位置は試験片下限検知センサ50により検知され、試験片上限位置は試験片上限検知センサ49により検知される。
【0022】
次に、上記試験片Sの焼入れ処理に適すると予想される試料液LAを容れたビーカB1を、エアシリンダ6により最下位置に下降した保持テーブル26上の真空容器5内の固定皿25上に載置する。ここで、最下位置はフランジ4の下面4bから矢印B方向に延びるシーズヒータ20の下端部20aおよび熱電対21の下端部21aが真空容器5の開口部5aから抜け出る位置を基準に決められる。次に、エアシリンダ6により真空容器5をその開口部5aがフランジ4の下面4bに当接するまで上昇させ、ビーカB1内の試料液LA中にシーズヒータ20および熱電対21を浸ける。ここで、シーズヒータ20により試料液LAが所定の温度まで加温され、その温度は熱電対21により常に検知される。
【0023】
次に、真空ポンプ15を駆動することにより、フランジ4に設けられた吸引路26を通じて真空容器5、石英管2および真空ボックス7内を1つの減圧空間として所望の真空値まで減圧すると共に、石英管2を加熱炉3により所定の加熱温度で加熱する。ここで、減圧空間の真空値はフランジ4の真空値測定用通路17を通じて測定装置(図示せず)により常に測定される。また、試験片Sに対する加熱温度は熱電対54により常に測定される。
【0024】
次に、試験片Sに対する焼成が終了すると、サーボモータ37を駆動することにより試験片Sを試験片下限位置まで下げて試料液LAに浸ける。このとき、試験片Sの温度変化が冷却曲線として熱電対54により測定される。なお、試料液LAがオイルである場合において、焼成された試験片Sをオイルに浸ける際にオイルが引火したときには、真空ボックス7の導入口56から窒素ガス等の不活性ガスを減圧空間内に導入することにより、真空ボックス7から見て吸引路16を有するフランジ4の下側にある火災に対して効率よく不活性ガスを照射して迅速に消火することが可能である。
【0025】
次に、真空ポンプ15および加熱炉3を停止して上記減圧空間を常温常圧に戻した後に、エアシリンダ6によりフランジ4の下面4bから真空容器5の開口部5aを離間させ、上記最下位置まで真空容器5を下げる。次に、ターンテーブル27を矢印R1方向に90°回転させて試験片Sの下側に洗浄器28を配置し、エアシリンダ29により洗浄器28を上昇させて試験片Sを洗浄する。次に、エアシリンダ29により洗浄器28を下降させた後、ターンテーブル27を矢印R2方向に180°回転させて試験片Sの下側に乾燥機30を配置し、エアシリンダ31により乾燥機30を上昇させて洗浄器28により洗浄された試験片Sの表面にエアを吹き付けてこれを乾燥する。
【0026】
なお、標準液LBを用いて焼入れ試験を行う場合には、真空容器5を用いずに常圧下で行うことが可能である。また、窒素ガス等の雰囲気ガスの存在下で焼入れ試験を行う場合には、減圧下で減圧空間内に真空ボックス7の導入口56から窒素ガス等の不活性ガスを導入して行うことが可能である。
【0027】
以上のように、この実施の形態1によれば、フランジ4の下面4bに対して真空容器5の開口部5aを当接または離間させるように構成したので、真空容器5内の試料液LAの交換を容易に行うことができ、特定の試験片Sの焼入れ処理に適したオイル等の焼入れ用液体の選定を迅速に行うことができるという効果がある。また、フランジ4の上に石英管2、加熱炉3、真空ボックス7および駆動機構8を搭載してユニット化し、フランジ4の下に分離可能に真空容器5を配設するように構成したので、フランジ4のサイズに焼入れ装置を実質的に纏めることができ、コンパクト化を図ることができるという効果がある。
【0028】
この実施の形態1によれば、フランジ4に真空ポンプ15に接続された吸引路16と、真空ポンプ15により減圧される石英管2、真空容器5および真空ボックス7内の真空値を測定するための真空値測定用通路17と、エアシリンダ6により真空容器5の開口部5aがフランジ4の下面4bに当接している場合に真空容器5内に延びて試料液LAを加温するシーズヒータ20と、このシーズヒータ20の近傍位置に配設されかつフランジ4を冷却する冷却水路22とを備えるように構成したので、焼入れ処理に必要な要素をフランジ4に集約することができ、コンパクト化を図ることができるという効果がある。
【0029】
この実施の形態1によれば、真空ボックス7に導入口56を備えるように構成したので、試料液LAがオイルである場合において、焼成された試験片Sをオイルに浸ける際にオイルが引火したときには、真空ボックス7の導入口56から窒素ガス等の不活性ガスを減圧空間内に導入することにより、真空ボックス7から見て吸引路16を有するフランジ4の下側にある火災に対して効率よく不活性ガスを照射して迅速に消火することができるという効果がある。
【0030】
この実施の形態1によれば、石英管2の外側であってフランジ4と加熱炉3との間に冷却水路35を設け、加熱炉3と真空ボックス7との間に冷却水路36を設けるように構成したので、加熱炉3の熱的影響からフランジ4および真空ボックス7を保護することができるという効果がある。
【0031】
この実施の形態1によれば、真空容器5を上下移動させるエアシリンダ6をターンテーブル27上に搭載するように構成したので、試験片Sの洗浄、乾燥の他、試料液LAと標準液LBとの交換を容易に行うことができるという効果がある。
【0032】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、被加熱材を収容する円筒状の減圧管と、該減圧管を加熱する加熱炉と、前記減圧管の下部を支持する貫通孔を有するフランジと、該フランジの下面のうち前記貫通孔を囲む部分に当接可能な開口部を有しかつ前記被加熱材の焼入れ用液体を収容する減圧容器と、該減圧容器を支持しかつ該減圧容器の開口部を前記フランジの下面に対して当接または離間させる第1の昇降手段と、前記減圧管の上部に支持された減圧ボックスと、該減圧ボックスに配設されかつ前記被加熱材を前記減圧管と前記減圧容器内の焼入れ用液体中との間で上下移動させる第2の昇降手段とを備えるように構成したので、第1の昇降手段によりフランジから減圧容器を離間させて焼入れ用液体を容易に交換することができ、被加熱材の焼入れ処理に適したオイル等の焼入れ用液体の選定を迅速に行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による焼入れ装置を示す正面図である。
【図2】図1に示した焼入れ装置を示す側面図である。
【図3】図1に示した焼入れ装置における回転手段を一部破断して示す平面図である。
【図4】図1に示した焼入れ装置における要部を拡大して示す縦断面図である。
【図5】図1に示した焼入れ装置における減圧ボックスおよび第2の昇降手段を拡大して示す縦断面図である。
【図6】図1に示した焼入れ装置におけるフランジを拡大して示す平面図である。
【図7】図6のVII−VII線断面図である。
【図8】図6のVIII−VIII線断面図である。
【符号の説明】
1 焼入れ装置
2 石英管(減圧管)
2a 支持部材
2b Oリング
3 加熱炉
4 フランジ
4a 貫通孔
4b 下面
4c 貫通孔
5 真空容器(減圧容器)
5a 開口部
6 エアシリンダ(第1の昇降手段)
7 真空ボックス(減圧ボックス)
8 駆動機構(第2の昇降手段)
9 架台
9a 矩形上面
10 支柱
11 支持板
11a 貫通孔
14 キャスタ
15 真空ポンプ(減圧手段)
15a 接続管
16 吸引路
16a 開口端(一端)
16b 開口端(他端)
17 真空値測定用通路(減圧値測定用通路)
18 コネクタ
19 スペアポート
20 シーズヒータ(加熱手段)
20a 下端部
20b 配線部
21 熱電対
21a 下端部
22 冷却水路(第1の冷却手段)
22a 冷却水入口
22b 冷却水出口
23 Oリング
24 保護カバー
25 固定皿
26 保持テーブル
27 ターンテーブル
28 洗浄器
29 エアシリンダ
30 乾燥機
31 エアシリンダ
32 保持テーブル
33 エアシリンダ
34 液受けシャッタ34
35 冷却水路(第2の冷却手段)
36 冷却水路(第3の冷却手段)
37 サーボモータ
38 従動軸
39、40 タイミングプーリ
41 第1のタイミングベルト
42 移動体
43 支持棒
44、45 タイミングプーリ
46 第2のタイミングベルト
47、48 ガイド
49 試験片上限検知センサ
50 試験片下限検知センサ
51 加熱炉原点検知センサ
52 液体位置検知センサ
54 熱電対
55 取出口
56 導入口(不活性ガス導入口)
57 側板
58 制御ボックス
59 排気ブロア
60 排気口
B1、B2 ビーカ
LA 試料液(焼入れ用液体)
LB 標準液
S 試験片[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a quenching apparatus that performs a quenching process on a material to be heated such as a metal under reduced pressure conditions such as vacuum or in the presence of atmospheric gas.
[0002]
[Prior art]
Generally, as a hardening apparatus, the structure disclosed by well-known literatures, such as
[0003]
Such a quenching apparatus is suitable for quenching treatment of a material to be heated such as a large amount of machine parts, tools, jigs, or dies at the manufacturing stage.
[0004]
By the way, before the manufacturing stage, it is necessary to conduct a test for selecting a quenching liquid such as oil suitable for quenching a specific material to be heated.
[0005]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Publication No. 5-42482 [Patent Document 2]
Patent No. 2811581 [Patent Document 3]
JP-A-7-41848 [0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, since the conventional quenching apparatus has the above-described configuration, when the above selection test is performed by the above quenching apparatus, several kinds of liquids are injected into or discharged from the cooling liquid tank. There was a problem that it was difficult to use because it had to be repeated.
[0007]
The present invention has been made to solve the above-described problems, and provides a quenching apparatus suitable for performing a test for selecting a quenching liquid such as oil suitable for quenching a specific material to be heated. With the goal.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
A quenching apparatus according to the present invention includes a cylindrical decompression tube that accommodates a material to be heated, a heating furnace that heats the decompression tube, a flange having a through hole that supports a lower portion of the decompression tube, and a lower surface of the flange A decompression container having an opening capable of abutting a portion surrounding the through-hole and containing a liquid for quenching the material to be heated, and supporting the decompression container and opening the opening of the decompression container to the flange First elevating means for making contact with or separating from the lower surface of the evacuation unit, a decompression box supported on the upper part of the decompression tube, and the decompression tube and the decompression vessel disposed in the decompression box and the material to be heated. And second elevating means for moving up and down between the liquid for quenching.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described below.
1 is a front view showing a quenching apparatus according to
[0010]
In the figure,
[0011]
The
[0012]
In the
[0013]
As shown in FIG. 6, a
[0014]
A cooling water passage (first cooling means) 22 for cooling the
[0015]
The opening 5 a of the
[0016]
On the other hand, on the outside of the
[0017]
As shown in FIG. 5, the
[0018]
A
[0019]
On the wall surface 7 b of the
[0020]
Such a
[0021]
Next, the operation will be described.
First, the moving
[0022]
Next, the beaker B1 containing the sample liquid LA that is expected to be suitable for the quenching treatment of the test piece S is lowered to the lowermost position by the
[0023]
Next, by driving the
[0024]
Next, when firing on the test piece S is completed, the
[0025]
Next, after the
[0026]
In addition, when performing a quenching test using the standard solution LB, it is possible to perform under normal pressure without using the
[0027]
As described above, according to the first embodiment, the
[0028]
According to the first embodiment, the
[0029]
According to the first embodiment, since the
[0030]
According to the first embodiment, the cooling
[0031]
According to the first embodiment, since the
[0032]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, a cylindrical decompression pipe that accommodates a material to be heated, a heating furnace that heats the decompression pipe, a flange having a through hole that supports a lower portion of the decompression pipe, A decompression container having an opening capable of contacting a portion of the lower surface of the flange surrounding the through-hole and containing a liquid for quenching the material to be heated; and supporting the decompression container and opening the decompression container First lifting and lowering means for contacting or separating the lower surface of the flange, a decompression box supported on an upper part of the decompression pipe, and the material to be heated disposed in the decompression box and the decompression pipe Since the second elevating means that moves up and down between the quenching liquid in the decompression vessel is provided, the quenching liquid is easily separated by separating the decompression vessel from the flange by the first elevation means. Can be replaced, heated material There is an effect that the selection of the hardening liquid such as oil which are suitable for the quenching treatment can be performed quickly.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing a quenching apparatus according to
FIG. 2 is a side view showing the quenching apparatus shown in FIG.
3 is a plan view showing a part of the rotating means in the quenching apparatus shown in FIG.
4 is an enlarged longitudinal sectional view showing a main part of the quenching apparatus shown in FIG. 1. FIG.
5 is an enlarged longitudinal sectional view showing a decompression box and second elevating means in the quenching apparatus shown in FIG. 1. FIG.
6 is an enlarged plan view showing a flange in the quenching apparatus shown in FIG. 1. FIG.
7 is a cross-sectional view taken along line VII-VII in FIG.
8 is a cross-sectional view taken along line VIII-VIII in FIG.
[Explanation of symbols]
1 Quenching
7 Vacuum box (decompression box)
8 Drive mechanism (second lifting means)
9 Stand 9a
16b Open end (other end)
17 Vacuum value measurement passage (reduced pressure measurement passage)
18
22a Cooling
35 Cooling channel (second cooling means)
36 Cooling channel (third cooling means)
37
57
LB Standard Solution S Test piece
Claims (5)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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