JP3846219B2 - 精留塔の運転方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、精留塔の運転方法に関し、より詳細にはオレフィン製造法のガソリン精留塔の運転方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
工業的にオレフィンは、ナフサ、軽油等を原料として加熱分解炉、流動床または移動床にて分解ガスを生成し、得られた分解ガス中の高沸成分を除去するガソリン精留塔を経由して分解ガスは圧縮系に供給される。圧縮系で圧縮された分解ガスは、深冷分離工程を経て各オレフィンになる。
分解ガスを製造する分解反応器は加熱分解炉、流動床または移動床であり、一般的に700〜1200℃の反応温度で運転を行っている。このため例えば、エチレンプラントの場合では、使用するエネルギ−の約80〜90%を燃料として消費する部分になっている。従って分解反応器から圧縮系の間で高温の分解ガスが持っている熱をエネルギ−として回収することが非常に重要である。また圧縮系に分解ガスを供給する前に分解ガス中に含まれる高沸成分を精留分離しなければならない。そこで一般には反応器を出た分解ガスは、過分解や重縮合を防止するため400℃程度まで急冷熱交換器で冷却された後、ガソリン精留塔に供給される。ガソリン精留塔では高沸成分の分離だけではなく熱回収を行っている。このため塔内の高沸液を一部もしくは全量抜き出し、水もしくは蒸気もしくはガスと熱交換させ熱回収させる循環プロセスがガソリン精留塔には含まれている。図1に一般的なガソリン精留塔まわりのフロ−と運転条件を示した。
【0003】
しかしながらガソリン精留塔では、この高沸液中に含まれているスチレン、インデン、ジビニルベンゼンなどが塔内で重合し塔を閉塞する問題があり、長期連続運転の阻害要因になっている。そこで重合禁止剤を添加する手法が報告されている(ナルコ/エクソン エチレンシンポジウム(1998)等)。この場合、薬剤コストがかかるだけでなく、薬剤が後流の圧縮、深冷分離系を経て製品であるオレフィンに混入する危険がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる事情に鑑み成されたものであって、薬剤等を添加することなく、塔内での重合閉塞を発生させずに、精留塔の長期連続運転を可能にすることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、ガソリン精留塔の塔内閉塞箇所について検討したところ、ある特定な局所を中心にモノマ−が重合し閉塞が発生していることを突き止めた。更に局所で発生する原因について鋭意検討したところ、熱回収し冷却された高沸成分の循環液を当該循環液に比べ高温な塔内の中間段に戻す際、塔内で非平衡な部分を形成しその影響により重合性モノマ−であるスチレン、インデン、ジビニルベンゼンなどの軽沸成分に近い不純物がある局所に濃縮され重合し閉塞するのではないかと推測した。そこで、塔内に非平衡な部分を形成しない運転条件について検討を重ね、熱回収プロセスの循環液流量と該循環液が熱回収した後ガソリン精留塔へ戻る温度をコントロールすることにより上記課題を解決できることを見いだし、本発明を完成するに至った。
【0006】
即ち本発明の要旨は、下記(1)〜(4)に存する。
(1)中段に熱回収プロセスを有するガソリン精留塔において、下記式(1)の条件で熱回収プロセスの循環液量M1と該循環液のガソリン精留塔への戻り温度T1をコントロールすることを特徴とする精留塔の運転方法。
T2−((T1×M1+T2×M2)/(M1+M2))≦25 ・・・(1)
(上記式中、M1は熱回収プロセスの循環液量(t/h)を表し、T1は熱回収プロセスの循環液のガソリン精留塔への戻り温度(℃)を表し、M2は熱回収プロセスの循環液をガソリン精留塔に戻す返却位置へ上部から流入するガソリン精留塔内部の液流量(t/h)を表し、T2は、熱回収プロセスの循環液をガソリン精留塔に戻す返却位置へ上部から流入するガソリン精留塔内部の液の温度(℃)を表す。)
【0007】
(2)4年以上の連続運転をする、上記(1)に記載の精留塔の運転方法。
(3) M2が30〜300t/hであり、T2が100〜150℃である、上記(1)又は(2)に記載の精留塔の運転方法。
(4)M1が50〜500t/hであり、T1が50〜150℃である、上記(1)〜(3)のいずれかに記載の精留塔の運転方法。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を更に詳細に説明する。
本発明において、対象となる精留塔は、ナフサ、軽油等を分解し得られた分解ガス中に含まれる不純物を除去し、なおかつ不純物除去と共に熱回収を目的として塔内の高沸液を一部抜き出し、水もしくは蒸気もしくはガスと熱交換させ熱回収させる循環プロセスを有した精留塔である。
分解ガスは、通常ナフサ、エタン、プロパン、軽油等を原料として加熱分解炉、流動床または移動床にて生成され、ガソリン精留塔にて得られた分解ガス中の高沸成分を除去する。
通常エチレン製造装置のような大型装置は、短期間で修理のため運転停止すると固定費、運転経費(シャットダウンとスタ−トアップ)の支出が膨大になるために長期連続運転を行い、1年〜4年に1回程度の定期修理において、装置の洗浄などを含むメンテナンス修理などを実施している。従って精留塔を長期連続的に運転(具体的には3年以上、好ましくは4年以上の連続運転)することは大きなメリットであり、本発明においては精留塔を長期連続的に運転することを目的としている。
そのためには、本発明においては下記式(1)の条件で熱回収プロセスの循環液量M1と該循環液がガソリン精留塔への戻り温度T1をコントロールすることを必須とする。
【0009】
T2−((T1×M1+T2×M2)/(M1+M2))≦25 ・・・(1)
(上記式中、M1は熱回収プロセスの循環液量(t/h)を表し、T1は熱回収プロセスの循環液のガソリン精留塔への戻り温度(℃)を表し、M2は熱回収プロセスの循環液をガソリン精留塔に戻す返却位置へ上部から流入するガソリン精留塔内部液流量(t/h)を表し、T2は、熱回収プロセスの循環液をガソリン精留塔に戻す返却位置へ上部から流入するガソリン精留塔内部の液の温度(℃)を表す。)
【0010】
上記式(1)は、循環液を塔内に戻した場合の塔内温度分布のの乱れを表し、式(1)の値が25より大きすぎると精留塔内で温度の逆転現象が発生し、温度の逆転により塔内で蓄積した重合性モノマ−が重合し閉塞現象を生じる。一方この式(1)の値を小さくするには循環液流量を大きくし、ガソリン塔内への戻り循環液温度を上げる方法が考えられる。しかしながら、循環液流量を大きくしすぎると、循環ポンプの能力不足、消費電力アップが発生し、必ずしも優位ではない。従って上記式(1)の値は、好ましくは25以下、より好ましくは22以下、更に好ましくは20以下、最も好ましくは18以下である。また式(1)の値は、エネルギ−コストの観点から、好ましくは1以上、より好ましくは5以上である。
【0011】
次に本発明における精留塔の説明並びに式(1)の意義を図1を用いて説明する。本精留塔は熱回収を目的として、精留塔中間段の液相から一部もしくは全量液(M1)を抜きだし、この抜き出した液を水もしくは蒸気もしくはガスと熱交換させて熱回収した後、再度循環液として精留塔内に戻すプロセスを併設している。従って、熱回収された循環液は、返却位置である精留塔内の温度(T2)に対し低い温度(T1)で供給される。熱回収量は、循環液の流量(M1)と、循環液の抜き出し温度(T5)と熱回収後の塔内への戻し温度(T1)との温度差とを掛けた値で決まる。循環液流量を増加させれば、温度差が少なくても同じ熱量を回収できるが、循環液を循環させるためのポンプが大型になり、ポンプ消費電力が増加しコストアップになるため、なるべく循環液流量を少なくし温度差を大きくした方がエネルギ−的に優位である。しかしながら、循環液流量を少なくしすぎると、精留塔内での液とガスとの接触効率が低下し、高熱である分解ガスからの熱回収率が低下する。そこで通常循環液を戻す位置での内部液流量(M2)に対し、1〜10倍の循環流量をM1は取っている。従って、精留塔に再度戻される熱回収後の低温な循環液(以下戻り循環液)流量(M1)は内部の高温な液流量(M2)に比べ多いため、混合後の液温度は大きく冷却される。更に当該箇所で、ガス、内部液、戻り循環液の熱が平衡状態になっていなければ、循環液が供給される箇所では、液温度は平衡より冷たく、ガス温度は平衡より高い温度となる。従ってこの結果、当該箇所の液温度は非平衡な状態で局所的に冷却されるため、その液に触れている部分では上下の位置に比べ温度が低くなる温度の逆転現象が発生する。このため、特に軽沸成分に近い重合性モノマ−はこの温度の逆転現象ゾ−ンで濃縮されやすい。
【0012】
更に精留塔が棚段塔である場合、当該トレ−の裏側でガス中の軽沸成分に近い重合性モノマ−類が選択的に液化濃縮され、濡れ乾きを繰り返すことにより重合し閉塞を発生させる。また規則充填塔あるいは不規則充填塔でも、液との接触が少なく気体と材質が主に接触している様な部分では、トレ−裏と同様に軽沸成分に近い重合性モノマ−類が選択的に液化濃縮され、濡れ乾きを繰り返すことにより重合し閉塞を発生させる。本閉塞メカニズムは、重合性モノマ−が局所的に濃縮ゾ−ンを作り閉塞を発生させるので、循環液または循環液を供給する段に上部より流れてくる液中に重合性モノマ−であるスチレン、インデン、ジビニルベンゼン等が含まれていれば徐々に閉塞が発生する。従ってこれら重合性モノマ−の合計濃度は、少量あればよいので規定はしないが、少なくても合計量として1%以上あれば4年連続運転に支障をきたす。
【0013】
一部閉塞が発生すると閉塞箇所でガスと液の偏流が発生し、ガスと液の接触効率が低下し温度の逆転現象が拡大するため、加速度的に閉塞が進む(図1の循環液M1供給部分の下側)。しかしながらこれらの現象は、局所で発生しなおかつ非平衡な状態であり現象を定量的に捉えることが難しい。そこで、本発明者らは、下記式(2)の簡便な内部液流量推算式を用い、この温度逆転閉塞現象発生有無の判断基準とし、長期連続運転を可能な条件について検討し本発明に至った。
【0014】
M2=0.45×M3+M4 ・・・式(2)
上記式(2)中、M2は内部液流量(t/h)、M3は還流量(t/h)、M4は還流を除くM1循環液供給位置より上部にある供給液の合計流量(t/h)である(図1を参照)。
還流液は塔頂抜き出しガスを水で冷却し、液化したものから水を除いたものの一部である。
【0015】
式(1)は、塔内の液温度(T2)に対し、戻り循環液(T1)と塔内液(T2)との混合液との温度差を示している。この値を管理することにより、塔内の局所温度逆転による重合性分の濃縮及び濃縮に伴う重合閉塞化を防ぐ。しかしながら正確に内部液流量(M2)を知ることは困難なため、ガソリン精留塔の還流量(M3)と還流を除くM1循環液供給位置より上部にある供給液の合計流量(M4)を用い、M2を式(2)から推定した。従ってM2は、シミュレ−ションまたは実測により正確に求められるならばその値を使用し、もしそれが不可能であれば、上記式(2)を用い推定し、式(1)の判断式で運転条件を判断できる。
【0016】
熱回収プロセスの循環液量M1及び熱回収プロセス循環液のガソリン精留塔への戻り温度T1は、熱回収プロセスの循環液をガソリン精留塔に戻す返却位置へ上部から流入するガソリン精留塔内部の液の流量M2及び温度T2(即ち図1において熱回収プロセスの循環液と混合する直前の塔内部の液流量及び温度)により決まってくる。
【0017】
M2はプラントの規模により決まってくる値であり、工業レベルでは通常30〜300(t/h)であり、好ましくは50〜200(t/h)である。液流量M2が少なすぎるとガソリン精留塔内でのガス/液の熱交換効率が低下し、塔内が不安定になる。一方多すぎると還流ポンプ等のエネルギ−コストがかかり不利である。
またT2は運転条件によって決まる値であり、通常100〜150(℃)であり、好ましくは120〜140(℃)である。
【0018】
運転条件による上記M2、T2の値と、式(1)の関係から、任意にM1とT1を設定すればよい。M1は通常50〜500(t/h)であり、好ましくは50〜350(t/h)である。液流量M1が少なすぎると熱回収量を維持するため熱交換器出口温度T1が小さくなり温度が大きく異なる液をガソリン精留塔内に戻す必要が発生する。このためガソリン塔の運転が乱れやすくなる。一方M1が多すぎると循環ポンプの容量を大きくする必要があり建設費がアップやポンプの電気コストが多くかかる。
【0019】
本発明において熱回収プロセスの循環液のガソリン精留塔への戻り温度T1とは、熱回収した後にガソリン精留塔内に戻す時の循環液の温度であり、図1における▲1▼の温度である。T1は通常50〜150(℃)であり、好ましくは95〜125(℃)、より好ましくは100〜120(℃)である。戻り温度T1が低すぎると塔内の温度が乱れやすくなり、高すぎると熱回収量が少なくなったり、重患流量を増やすために循環ポンプの容量を大きくするため建設費がアップやポンプの電気コストが多くかかる。
【0020】
本発明において、M1はコントロ−ルバルブにて流量をコントロールすればよい。またT1は、例えば熱交換器の熱を回収し蒸気発生させる場合には蒸気の圧力をコントロ−ルしたり、循環液流量を全量熱交換器に通すのではなく、一部通し残りは熱交換器をバイパスした後、混合するなどしてコントロールすればよい。
【0021】
【実施例】
以下、実施例及び比較例により本発明を更に具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り以下の例に制約されるものではない。
実施例1
加熱分解炉においてナフサを加熱分解し得られた分解ガス流量は400℃まで冷却した後、精留塔缶出液と混合し最下部からガソリン精留塔に供給される。液温度T5が142℃の中間段からM1を150t/hで液を抜き出して熱回収しT1を105℃に冷却した後、戻り循環液を、上段液温度T2が127℃の部分に、スプレ−構造を取り付けたディストリビュ−タ−を用い塔内に戻した。この時の還流量M3は83t/hであった。また供給液流量M4は0t/hであった。
これらの値から前記式(2)に従ってM2を求め、続いて式(1)の値を計算したところ、式(1)の値は18であった。尚、下記実施例・比較例において、M2は実施例1と同様に実測値ではなく、式(2)に基づいて求められた値とした。
この時のガソリン精留塔全体の差圧上昇は0.3Pa/月であった。
【0022】
比較例1
実施例1において戻し液がT1:95℃、M1:150t/hであり、上段液温度T2が129℃、還流量M3が、89t/hである以外は、実施例1と同一条件で運転を行った。この時の式(1)の値は27であった。ガソリン精留塔の全体の差圧上昇は16Pa/月であった。
【0023】
実施例2
比較例1の条件で運転した後、実施例1において戻し液のT1、1が108℃、204t/hであり、還流量M3が、91t/hである以外は、実施例1と同一条件で運転を行った。この時の式(1)の値は16だった。ガソリン精留塔の全体の差圧上昇は0Pa/月であり差圧上昇は停止した。
【0024】
実施例1、2において式(1)の値を25以下にすることにより、ガソリン精留塔の閉塞を防止することができ、薬剤の注入をすることなく長期連続運転ができることが判明した。一方、式(1)の値が25を越えた条件で運転した場合には、差圧上昇が見られ塔内で閉塞が生じていることがわかる。従って式(1)を25以下にする運転管理をすることで薬剤を注入することなく3年以上の長期連続運転ができる。
尚、上記各実施例・比較例で使用した値を、下記表1に纏めた。
【0025】
【表1】
【0026】
【発明の効果】
本発明方法によれば、ガソリン精留塔の運転に新しい運転管理指標を導入することにより、薬剤注入することなく長期連続運転が可能になり品質面、コスト面で非常に有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ガソリン精留塔の概略図である。
Claims (4)
- 中段に熱回収プロセスを有するガソリン精留塔において、下記式(1)の条件で熱回収プロセスの循環液量M1と該循環液のガソリン精留塔への戻り温度T1をコントロールすることを特徴とする精留塔の運転方法。
T2−((T1×M1+T2×M2)/(M1+M2))≦25 ・・・(1)
(上記式中、M1は熱回収プロセスの循環液量(t/h)を表し、T1は熱回収プロセスの循環液のガソリン精留塔への戻り温度(℃)を表し、M2は熱回収プロセスの循環液をガソリン精留塔に戻す返却位置へ上部から流入するガソリン精留塔内部の液流量(t/h)を表し、T2は、熱回収プロセスの循環液をガソリン精留塔に戻す返却位置へ上部から流入するガソリン精留塔内部の液の温度(℃)を表す。) - 4年以上の連続運転をする、請求項1に記載の精留塔の運転方法。
- M2が30〜300t/hであり、T2が100〜150℃である、請求項1又は2に記載の精留塔の運転方法。
- M1が50〜500t/hであり、T1が50〜150℃である、請求項1〜3のいずれかに記載の精留塔の運転方法。
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