JP3844589B2 - 並列データベース管理方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のデータベース処理装置でデータベースを並列にアクセスする方法に関し、特定データベースを特定データベース処理装置に対応させ、該データベースをアクセスするときはデータベースを管理する当該データベース処理装置で処理する並列データベースの管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、データベース処理装置の負荷分散を考慮したデータベースの配置で並列処理を行うシステムにおいて、アクセスするデータベースを管理するデータベース処理装置が複数に渡るトランザクション処理やバッチ処理を実行する場合、高性能を要求されるトランザクション処理やバッチ処理についてはデータベース処理装置間通信のオーバヘッドがネックとなっている。
【0003】
データベース処理装置間通信のオーバヘッドがネックとなるケースについて、図1を用いて説明する。
【0004】
図1は、本発明実施形態の並列データベース通常アクセス時のシステム構成図であり、データベース処理装置3,12を備える。データベース処理装置3には、端末1,2と、業務プログラム4,5と、データベース管理元情報テーブル6と、通信制御装置7と、外部記憶ファイルに格納されたデータベース8とデータベース更新履歴情報などを格納する履歴情報格納ファイル9を備える。
【0005】
データベース処理装置12には、データベース処理装置3と同様に、端末10,11と、業務プログラム13,14と、データベース管理元情報テーブル15と、通信制御装置16と、データベース17とおよび履歴情報格納ファイル18を備える。
【0006】
端末1よりデータベース8及び17をアクセスするトランザクションが投入されると、業務プログラム4が起動され、データベース8をアクセスするときはデータベース管理元情報テーブル6よりデータベース8の管理元がデータベース処理装置3であるという情報を取得し、データベース処理装置3から直接データベース8をアクセスする。また、データベース8をアクセスするときのデータベース更新履歴情報は、履歴情報格納ファイル9に格納される。
【0007】
一方、データベース17をアクセスするときはデータベース管理元情報テーブル6よりデータベース17の管理元がデータベース処理装置12であるという情報を取得し、通信制御装置7及び通信制御装置16を介し、データベース処理装置12からデータベース17をアクセスする。
【0008】
また、データベース17をアクセスするときのデータベース更新履歴情報は、履歴情報格納ファイル18に格納される。
【0009】
上述の技術で問題となるのは、並列データベースへのアクセスが、必ず、通信制御装置7及び通信制御装置16を介するため、データベース17のアクセス頻度が高いと、通信のオーバヘッドが大きくなる点にある。
【0010】
この通信によるオーバーヘッドを解決するためには、データベースとデータベース処理装置との対応付けを変更する必要がある。この場合、オンライン業務を中断し、システムの構成を変更する必要がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
前述したように従来技術では、データベースとデータベース処理装置との対応付けを変更する場合、オンライン業務を中断し、システムの構成を変更する必要がある。しかしながら、オンライン業務の24時間連続運転が進展してきている中、オンライン業務を停止すること自体が大変困難なことであり、また、定義変更を伴うシステム構成変更の運用の繁雑さも問題である。
【0012】
本発明の目的は、オンライン業務を中断することなく、データベースとデータベース処理装置との対応付けを変更する方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、複数のデータベースの管理元が複数のデータベース処理装置のいずれであるかを示す管理元情報が設定された管理テーブルを有する複数のデータベース処理装置と、前記管理テーブルの管理元情報によって複数のデータベース処理装置との関係が対応付けられた複数のデータベースとを備え、各データベース処理装置においてはアクセス要求先のデータベースの管理元に設定されているデータベース処理装置が自装置であるか、他のデータベース処理装置であるかを前記管理テーブルの管理元情報に基づいて判定し、その判定結果に応じて、自装置の管理下のデータベースを直接アクセス、または他のデータベース処理装置の管理下のデータベースを当該他のデータベース処理装置を介して間接的にアクセスするように管理する方法であって、
A.データベースを直接アクセスすることを要求する特定トランザクションをオンライン処理中に受付けたことによって起動される第1のデータベース処理装置の業務処理手段が、
(a1)前記特定トランザクションによって要求されたアクセス対象データベースの管理元がいずれのデータベース処理装置であるかを自装置の管理テーブルに設定された管理元情報を参照して判定し、管理元が自装置であれば直接アクセスする第1のステップと、
(a2)管理元が自装置でなければ、前記特定トランザクション中に対象データベースの管理元情報の変更要求が含まれているかを判定し、管理元情報の変更要求が含まれていなかった場合には、前記第1のステップで判定したアクセス対象データベースの管理元の他のデータベース処理装置に対してデータベースアクセス要求を行い、アクセス結果の通知を受ける第2のステップと、
(a3)前記特定トランザクション中に管理元情報の変更要求が含まれていた場合には、前記第1のステップで判定したアクセス対象データベースの管理元の第2のデータベース処理装置に対して管理元情報の変更要求を行う第3のステップと、
B.管理元情報の変更要求を受けた第2のデータベース処理装置の管理元情報変更手段が、
(b1)前記変更要求に従い、自装置が管理元となっているデータベースをアクセス禁止状態にした後、自装置の管理テーブルに設定された対象データベースの管理元情報を、自装置を示す情報から管理元変更要求の発行元のデータベース処理装置を示す情報に変更する第4のステップと、
(b2)前記管理元変更要求の発行元の第1のデータベース処理装置を含む他のデータベース処理装置のそれぞれに対して前記アクセス対象データベースの管理元情報の変更要求を行う第5のステップと、
C.前記対象データベースの管理元情報の変更要求を受けた第1のデータベース処理装置を含む他のデータベース処理装置の管理元情報変更手段が、
(c1)自装置が管理元となっているデータベースをアクセス禁止状態にした後、自装置の管理テーブルに設定されている前記アクセス対象データベースの管理元情報を変更し、変更の成否を前記第2のデータベース処理装置に返す第6のステップと、
D.管理元情報の変更の成否を受けた第2のデータベース処理装置の管理元情報変更手段が、
(d1)全てのデータベース処理装置での管理元情報の変更が成功したかを判定し、成功したならば第2のデータベース処理装置を除く他のデータベース処理装置に前記アクセス対象データベースへのアクセス許可を通知する第7のステップと、
E.前記アクセス対象データベースへのアクセス許可通知を受けた前記第1のデータベース処理装置を含む他のデータベース処理装置の業務処理手段が、
(e1)管理元情報変更後のデータベースへのアクセス禁止状態を解除し、管理元情報の変更要求を行った前記第1のデータベース処理装置の業務処理手段が前記アクセス対象データベースにアクセスする第8のステップと
を備えたことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面に用いて詳細に説明する。
図2は、並列データベースアクセス時のシステム構成図である。
データベース処理装置21には、端末19,20と、業務プログラム22,23と、データベース管理元情報テーブル24と、通信制御装置25と、外部記憶ファイルに格納されたデータベース26と、データベース更新履歴情報やデータベース管理元変更履歴情報などを格納する履歴情報格納ファイル27を備える。
【0016】
データベース処理装置30には、データベース処理装置21と同様に、端末28,29と、業務プログラム31,32と、データベース管理元情報テーブル33と、通信制御装置34と、データベース35と、履歴情報格納ファイル36を備える。
【0017】
端末19よりデータベース26及び35を通信制御装置を介さず、直接アクセスするトランザクションが投入されると、業務プログラム22が起動され、データベース35をアクセスするときはデータベース管理元情報テーブル24よりデータベース35の管理元がデータベース処理装置30であるという情報を取得し、通信制御装置25及び通信制御装置34を介し、データベース管理元情報テーブル33,24で管理するデータベース35の管理元をデータベース処理装置30からデータベース処理装置21へ変更する。
これにより、端末19から投入されたトランザクションは、データベース処理装置の通信を行わず、データベース処理装置21から直接データベース26及び35をアクセスする。
【0018】
また、端末28から投入されたトランザクションがデータベース26又は35をアクセスするときは、通信制御装置25及び34によりデータベース処理装置の通信を行い、アクセスする。
【0019】
さらに、データベース管理元情報テーブル33及び24のデータベース35の管理元をデータベース処理装置30からデータベース処理装置21へ変更するとき、データベース管理元変更履歴情報をそれぞれ履歴情報格納ファイル36及び27に格納する。これにより、データベース35の管理元をデータベース処理装置30からデータベース処理装置21へ、さらにデータベース処理装置30へ変更したときのデータベース35の回復時は、履歴情報格納ファイル36のデータベース更新履歴情報を基に、データベース処理装置21へのデータベース管理元変更履歴情報出現時まで回復し、次に、履歴情報格納ファイル27のデータベース更新履歴情報を基に、データベース処理装置30へのデータベース管理元変更履歴情報出現時まで回復し、さらに、履歴情報格納ファイル36によりデータベース処理装置30へのデータベース管理元変更履歴情報出現以降のデータベース更新履歴情報を基に回復する。
【0020】
図3は、本発明の一実施形態に関わるデータベース管理元情報テーブルの遷移図である。時間の流れ40により、業務内容37,38,39と推移していくとき、データベース管理元情報テーブル41,42,43のデータベース管理元情報がどのように遷移していくかを示す。業務内容37では、通常のオンライン業務であり、データベース管理元情報テーブル41は、データベース26の管理元が現在の管理元及び一世代前の管理元共にデータベース処理装置21であることを示す。また、データベース35の管理元は現在の管理元及び一世代前の管理元共にデータベース処理装置30であることを示す。業務内容38では、端末19よりデータベース26及び35に対して、通信制御装置を介さず直接アクセスするトランザクションの投入、又は、データベース管理元情報を変更する運用コマンド投入することにより、特定のオンライン業務又は特定のバッチ業務との並行業務を実行するときには、データベース管理元情報テーブル42はデータベース35の管理元をデータベース処理装置21に、又一世代前の管理元をデータベース処理装置30に変更する。これにより、データベース35はデータベース処理装置21からのアクセスとなる。
【0021】
さらに、業務内容39では、端末19より投入されたデータベース26及び35を通信制御装置を介さず直接アクセスするトランザクションが終了するか、又は、データベース管理元情報を変更する運用コマンド投入などにより、通常のオンライン業務に戻した状態である。
【0022】
データベース管理元情報テーブル43は、データベース35の管理元を、データベース処理装置30に、又一世代前の管理元をデータベース処理装置21に変更する。これにより、データベース35はデータベース処理装置30からのアクセスとなる。
【0023】
次に、本発明の一実施の形態の動作を図4から図10に示すフローチャートを用いて説明する。
【0024】
図4は本発明の一実施形態に関わる特定トランザクション入力元データベース処理装置でのプロセス手順を示すフローチャートである。
【0025】
図4を用いて全データベースに対して、通信制御装置を介さずに直接アクセスする特定トランザクションの動作を、特定トランザクションが端末19から投入されたケースを例にして説明する。
特定トランザクションが端末19から投入されると、業務プログラム22が起動され、データベース管理元情報テーブル24よりアクセス対象データベースの管理元データベース処理装置を求め(ステップ401)、当該データベース処理装置21で管理しているか調べる(ステップ402)。
【0026】
当該データベース処理装置で管理するデータベースでない場合、アクセス対象データベースのデータベース管理元情報変更要求があるか調べる(ステップ403)。
データベース管理元情報変更要求が無い場合、アクセス対象データベースの管理元データベース処理装置へデータベースアクセス要求を行い(ステップ404)、データベース管理元の並列データベースアクセスプロセスでのデータベースアクセス結果の通知(正常又は異常)を受け取る(ステップ405)。
データベース管理元情報変更要求がある場合、アクセス対象データベースの管理元データベース処理装置へデータベース管理元情報変更要求を行い(ステップ406)、データベース管理元データベース処理装置でのデータベース管理元情報変更要求に対するプロセスを起動し、WAITする(ステップ407)。
【0027】
データベース管理元データベース処理装置30からエラー通知を受信した場合(ステップ408)、データベースアクセス不可として終了する。
WAIT状態が解除され、かつエラー通知も受信していない場合、再度アクセス対象データベースの管理元データベース処理装置を求め(ステップ409)、アクセス対象データベースの管理元データベース処理装置が当該データベース処理装置へ変更されているか調べる(ステップ410)。
【0028】
変更されていない場合、再度WAITし(ステップ407)、処理を繰り返す。
変更されている場合、データベースアクセス許可プロセスでアクセス対象データベースのアクセス許可通知を受信しているか調べる(ステップ411)。
アクセス許可通知未受信の場合はWAITし(ステップ412)、再度受信済みか調べる。
アクセス許可通知受信済みの場合は、アクセス対象データベースはアクセス可能状態か調べる(ステップ413)。
【0029】
アクセス可能状態でない場合、データベースアクセス不可として終了する。アクセス可能状態の場合、アクセス対象データベースのアクセス処理を行う(ステップ414)。アクセス対象データベースのアクセス処理終了後、アクセス対象データベースのデータベース管理元情報戻し要求があるか調べる(ステップ415)。
戻し要求がない場合、処理を終了する。戻し要求がある場合、アクセス対象データベースのデータベース管理元を変更したか調べる(ステップ416)。
変更していない場合、終了する。変更している場合、アクセス対象データベースの管理元データベース処理装置へデータベース管理元情報戻し(変更)要求を行い(ステップ417)、データベース管理元データベース処理装置でのデータベース管理元情報変更要求に対するプロセスを起動し、処理を終了する。
【0030】
図5は本発明の一実施形態に関わるデータベース管理元データベース処理装置でのデータベース管理元情報変更要求に対するプロセス手順を示すフローチャートである。
【0031】
データベース管理元情報変更要求を受信すると(ステップ501)、データベース管理元データベース処理装置でのデータベース管理元情報変更プロセスによりデータベース管理元情報を変更し(ステップ502)、処理を終了する。
【0032】
図6は本発明の一実施例に関わるデータベース管理元データベース処理装置でのデータベース管理元情報変更プロセス手順を示すフローチャートである。
まず、データベース管理元変更対象データベースへのアクセスを一時的に禁止状態にする(ステップ601)。
【0033】
次に、対象データベースをアクセスする実行中のトランザクションが無いか調べる(ステップ602)。対象データベースをアクセスする実行中のトランザクションが有る場合は、実行中のトランザクションが無くなるまでWAITする(ステップ603)、実行中のトランザクションが無い場合は、データベース管理元情報テーブルを書き換え(ステップ604)、データベース管理元情報変更履歴情報を取得する(ステップ605)。
その後、他データベース処理装置に対し、データベース管理元情報変更要求を行い(ステップ606)、データベース管理元以外のデータベース処理装置でのデータベース管理元情報変更プロセスを起動する。
【0034】
さらにその後、全データベース処理装置でデータベース管理元情報変更が成功したか調べる(ステップ607)。
成功している場合、他データベース処理装置へ対象データベースアクセス許可通知を行い(ステップ608)、データベースアクセス許可プロセスを起動する。
【0035】
失敗したデータベース処理装置が有る場合、データベース管理元情報変更処理が成功した他データベース処理装置に対しデータベース管理元情報戻し要求を行い(ステップ609)、データベース管理元データベース処理装置でのデータベース管理元情報変更要求に対するプロセスを起動し、その後データベース管理元情報戻し処理が成功した他データベース処理装置に対し、対象データベースアクセス許可通知を行い(ステップ610)、データベースアクセス許可プロセスを起動する。
次に、対象データベースへのアクセス禁止状態を解除し(ステップ611)、処理を終了する。
【0036】
図7は本発明の一実施形態に関わるデータベース管理元以外のデータベース処理装置でのデータベース管理元情報変更要求に対するプロセス手順を示すフローチャートである。
【0037】
データベース管理元情報変更要求を受信すると(ステップ701)、対象データベースへのアクセスを一時的に禁止状態にする(ステップ702)。
次に、データベース管理元情報テーブルを要求されたデータベース処理装置へ書き換え(ステップ703)、データベース管理元情報変更履歴情報を取得する(ステップ704)。
【0038】
その後、データベース管理元情報変更処理は成功したか調べる(ステップ705)。
成功した場合、成功通知を(ステップ706)、失敗した場合失敗通知を(ステップ707)データベース管理元へ返し、処理を終了する。
【0039】
図8は、本発明の一実施形態に関わるデータベースアクセス許可プロセス手順を示すフローチャートである。
【0040】
データベースアクセス許可通知を受信すると(ステップ801)、対象データベースへのアクセス禁止状態を解除し(ステップ802)、処理を終了する。
【0041】
図9は、本発明の一実施形態に関わるデータベース管理元の並列データベースアクセスのプロセス手順を示すフローチャートである。
データベースアクセス通知を受信すると(ステップ901)、アクセス対象データベースはアクセス可能状態か調べる(ステップ902)。
アクセス可能状態でない場合、異常通知をデータベースアクセス要求元へ通知し(ステップ903)、処理を終了する。
アクセス可能状態の場合、アクセス対象データベースのアクセスを行い(ステップ904)、データベースアクセスの結果をデータベースアクセス要求元へ通知し(ステップ905)、処理を終了する。
【0042】
図10は、本発明の一実施形態に関わるデータベース管理元情報変更のプロセス手順を示すフローチャートである。
変更要求種別及びデータベース管理元情報変更先などのデータベース管理元情報変更要求内容(ステップ1001)を入力する(ステップ1002)。
【0043】
入力した変更要求種別は一世代前への変更要求か、新たなるデータベース処理装置への変更要求かを調べる(ステップ1003)。
新たなるデータベース処理装置への変更要求の場合、データベース管理元情報変更要求内容の中にデータベース管理元情報変更先があるか調べる(ステップ1004)。
データベース管理元情報変更先がない場合、データベース管理元情報変更エラーとし、終了する。入力した変更要求種別が一世代前への変更要求の場合、一世代前のデータベース管理元をデータベース管理元情報テーブルにより求める(ステップ1005)。
【0044】
次に、対象データベースの管理元は当該データベース処理装置か調べる(ステップ1006)。当該データベース処理装置である場合、データベース管理元データベース処理装置でのデータベース管理元情報変更プロセスを起動し(ステップ1007)、終了する。
当該データベース処理装置でない場合、アクセス対象のデータベース管理元データベース処理装置へデータベース管理元情報変更要求を行い(ステップ1008)、データベース管理元データベース処理装置でのデータベース管理元情報変更要求に対するプロセスを起動し、処理を終了する。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、オンライン業務を続行しながらデータベースの管理元を変更し、複数のデータベース処理装置で管理しているデータベースをトランザクション又はバッチを入力した端末が接続されてあるデータベース処理装置から直接アクセスすることができる。
【0046】
また、複数のデータベース処理装置における負荷分散のバランスが崩れてきたとき、オンライン業務を続行しながら、オンライン業務に影響を与えず複数のデータベース処理装置の負荷分散を是正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に関わる並列データベース通常アクセス時のシステム構成図である。
【図2】本発明の一実施形態に関わる並列データベースアクセス時のシステム構成図である。
【図3】本発明の一実施形態に関わるデータベース管理元情報テーブルの遷移図である。
【図4】本発明の一実施形態に関わる特定トランザクション入力元データベース処理装置でのプロセス手順を示すフローチャートである。
【図5】本発明の一実施形態に関わるデータベース管理元データベース処理装置でのデータベース管理元情報変更要求に対するプロセス手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明の一実施形態に関わるデータベース管理元データベース処理装置でのデータベース管理元情報変更プロセス手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明の一実施形態に関わるデータベース管理元以外のデータベース処理装置でのデータベース管理元情報変更プロセス手順を示すフローチャートである。
【図8】本発明の一実施形態に関わるデータベースアクセス許可プロセス手順を示すフローチャートである。
【図9】本発明の一実施形態に関わるデータベース管理元の並列データベースアクセスのプロセス手順を示すフローチャートである。
【図10】本発明の一実施形態に関わるデータベース管理元情報変更のプロセス手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…端末、2…端末、3…データベース処理装置、4…業務プログラム、5…業務プログラム、6…データベース管理元情報テーブル、7…通信制御装置、8…データベース、9…履歴情報ファイル、10…端末、11…端末、12…データベース処理装置、13…業務プログラム、14…業務プログラム、15…データベース管理元情報テーブル、16…通信制御装置、17…データベース、18…履歴情報ファイル、19…端末、20…端末、21…データベース処理装置、22…業務プログラム、23…業務プログラム、24…データベース管理元情報テーブル、25…通信制御装置、26…データベース、27…履歴情報ファイル、28…端末、29…端末、30…データベース処理装置、31…業務プログラム、32…業務プログラム、33…データベース管理元情報テーブル、34…通信制御装置、35…データベース、36…履歴情報ファイル、37…業務内容、38…業務内容、39…業務内容、40…時間の流れ、41…データベース管理元情報テーブル、42…データベース管理元情報テーブル、43…データベース管理元情報テーブル。
Claims (1)
- 複数のデータベースの管理元が複数のデータベース処理装置のいずれであるかを示す管理元情報が設定された管理テーブルを有する複数のデータベース処理装置と、前記管理テーブルの管理元情報によって複数のデータベース処理装置との関係が対応付けられた複数のデータベースとを備え、各データベース処理装置においてはアクセス要求先のデータベースの管理元に設定されているデータベース処理装置が自装置であるか、他のデータベース処理装置であるかを前記管理テーブルの管理元情報に基づいて判定し、その判定結果に応じて、自装置の管理下のデータベースを直接アクセス、または他のデータベース処理装置の管理下のデータベースを当該他のデータベース処理装置を介して間接的にアクセスするように管理する方法であって、
A.データベースを直接アクセスすることを要求する特定トランザクションをオンライン処理中に受付けたことによって起動される第1のデータベース処理装置の業務処理手段が、
(a1)前記特定トランザクションによって要求されたアクセス対象データベースの管理元がいずれのデータベース処理装置であるかを自装置の管理テーブルに設定された管理元情報を参照して判定し、管理元が自装置であれば直接アクセスする第1のステップと、
(a2)管理元が自装置でなければ、前記特定トランザクション中に対象データベースの管理元情報の変更要求が含まれているかを判定し、管理元情報の変更要求が含まれていなかった場合には、前記第1のステップで判定したアクセス対象データベースの管理元の他のデータベース処理装置に対してデータベースアクセス要求を行い、アクセス結果の通知を受ける第2のステップと、
(a3)前記特定トランザクション中に管理元情報の変更要求が含まれていた場合には、前記第1のステップで判定したアクセス対象データベースの管理元の第2のデータベース処理装置に対して管理元情報の変更要求を行う第3のステップと、
B.管理元情報の変更要求を受けた第2のデータベース処理装置の管理元情報変更手段が、
(b1)前記変更要求に従い、自装置が管理元となっているデータベースをアクセス禁止状態にした後、自装置の管理テーブルに設定された対象データベースの管理元情報を、自装置を示す情報から管理元変更要求の発行元のデータベース処理装置を示す情報に変更する第4のステップと、
(b2)前記管理元変更要求の発行元の第1のデータベース処理装置を含む他のデータベース処理装置のそれぞれに対して前記アクセス対象データベースの管理元情報の変更要求を行う第5のステップと、
C.前記対象データベースの管理元情報の変更要求を受けた第1のデータベース処理装置を含む他のデータベース処理装置の管理元情報変更手段が、
(c1)自装置が管理元となっているデータベースをアクセス禁止状態にした後、自装置の管理テーブルに設定されている前記アクセス対象データベースの管理元情報を変更し、変更の成否を前記第2のデータベース処理装置に返す第6のステップと、
D.管理元情報の変更の成否を受けた第2のデータベース処理装置の管理元情報変更手段が、
(d1)全てのデータベース処理装置での管理元情報の変更が成功したかを判定し、成功したならば第2のデータベース処理装置を除く他のデータベース処理装置に前記アクセス対象データベースへのアクセス許可を通知する第7のステップと、
E.前記アクセス対象データベースへのアクセス許可通知を受けた前記第1のデータベース処理装置を含む他のデータベース処理装置の業務処理手段が、
(e1)管理元情報変更後のデータベースへのアクセス禁止状態を解除し、管理元情報の変更要求を行った前記第1のデータベース処理装置の業務処理手段が前記アクセス対象データベースにアクセスする第8のステップと
を備えたことを特徴とする並列データベース管理方法。
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