JP3844090B2

JP3844090B2 - Gasoline composition and method for producing the same

Info

Publication number: JP3844090B2
Application number: JP34000396A
Authority: JP
Inventors: 勝美寺岡; 勉内山; 源一畑間; 孝治守岡
Original assignee: Idemitsu Kosan Co Ltd
Current assignee: Idemitsu Kosan Co Ltd
Priority date: 1996-12-19
Filing date: 1996-12-19
Publication date: 2006-11-08
Anticipated expiration: 2016-12-19
Also published as: JPH10176176A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明はガソリン組成物及びその製造方法に関し、さらに詳しくは、ベンゼン含有量が低く、しかもオクタン価の高い高性能のガソリン組成物、及び該組成物を効率よく製造する方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
オクタン価向上剤として四エチル鉛などの鉛化合物を添加することが規制されて以来、無鉛高オクタン価ガソリンの開発が積極的になされ、種々の無鉛高オクタン価ガソリンが提案され、上市されてきた。さらに、最近、高オクタン価基材として、アルコール類やエーテル類などの含酸素化合物を添加した無鉛高オクタン価ガソリンが提案されている。
このような高オクタン価ガソリンとしては、例えば接触改質ガソリン及び接触分解ガソリンに、あるいはこれらにアルキレートを配合したものに、メチルターシャリーブチルエーテル（ＭＴＢＥ）を添加してなるガソリン（特開平３−９３８９４号公報）、特定の蒸留性状及び成分組成を有するガソリン基材に、ＭＴＢＥを配合してなるガソリン（特開平３−２６３４９３号公報）、ブタン−ブテン留分，脂肪族炭化水素成分及び芳香族炭化水素成分を一定の割合で配合した基材油に、ＭＴＢＥを添加してなるリサーチ法オクタン価１０５以上の燃料油組成物（特開平３−２２９７９６号公報）が知られている。
【０００３】
しかしながら、ガソリンのオクタン価を上げるためにＭＴＢＥなどの含酸素化合物の添加量を増やすと、密度低下による燃費の低下や排気ガス中のＮＯ_xが増加するため、添加量が制限されるのを免れないという問題がある。
また、接触改質装置からの接触改質ガソリン中にはベンゼンや低オクタン価の飽和炭化水素分などが存在しているが、ベンゼンは人体に有害である点から、また分枝の少ない炭素数６，７の飽和炭化水素分についてはオクタン価向上の点から、これらを低減することが望まれている。そのうちノルマルヘキサンはオクタン価が低いが接触改質ガソリン中にはかなりの量が含まれている。
特に、高オクタン価の接触改質ガソリンを製造するためには、通常ナフサ接触改質装置の反応温度を高くする必要があるが、反応温度を高くすると、副生物の増加，加熱炉燃焼用燃料使用量の増加，反応触媒の寿命短縮，通油量の低下など、好ましくない事態を招来する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような状況下で、ベンゼン含有量が低く、しかもオクタン価の高い高性能のガソリン組成物、及びこの組成物を効率よく製造する方法を提供することを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、前記目的を達成するために鋭意研究を重ねた結果、特定の組成、留出温度範囲およびリード蒸気圧範囲を有するリサーチ法オクタン価が９４以上の組成物が、ベンゼン含有量の低い高性能ガソリン組成物として、その目的に適合しうることを見出した。またこの組成物は、リサーチ法オクタン価が特定の範囲にある接触改質ガソリンを蒸留処理して、低沸点留分、中沸点留分及び高沸点留分に分離し、ベンゼン及びオクタン価の低いノルマルヘキサンを含む炭素数６，７の飽和炭化水素を主成分とする中沸点留分を除いて、低沸点留分とオクタン価の高い高沸点留分とを混合することにより、効率よく得られることを見出した。本発明は、かかる知見に基づいて完成したものである。
【０００６】
すなわち、本発明は、炭素数５の飽和炭化水素１０容量％以上、炭素数６の飽和炭化水素１２容量％以下、炭素数７の飽和炭化水素１２容量％以下、ベンゼン1.０容量％以下、ノルマルヘキサン1.０容量％以下及び炭素数７〜１０の芳香族炭化水素５５容量％以上を含有し、留出温度が２５〜２００℃及びリード蒸気圧が0.３〜0.９ｋｇ／ｃｍ²の範囲にあり、かつリサーチ法オクタン価が９４以上であることを特徴とするガソリン組成物を提供するものである。
また、上記ガソリン組成物は、ナフサの接触改質処理により、リサーチ法オクタン価が９２〜１００の接触改質ガソリンを得たのち、これを蒸留処理して、炭素数５の飽和炭化水素を主成分とする低沸点留分、ベンゼンと炭素数６及び７の飽和炭化水素を主成分とする中沸点留分及び炭素数７〜１０の芳香族炭化水素を主成分とする高沸点留分に分離し、次いで、上記低沸点留分と高沸点留分とを混合することにより、製造することができる。
さらに、本発明は、上述のガソリン組成物を少なくとも一部含有するとともに、ノルマルヘキサン0.１〜2.０容量％およびベンゼン1.０容量％以下を含有し、かつリサーチ法オクタン価が９６以上であることを特徴とするガソリン組成物（以下、混合ガソリンということがある）をも提供するものである。ここで、この混合ガソリンは、上記ガソリン組成物に、必要に応じて適宜分解ガソリン，アルキレートガソリン，ＭＴＢＥ（メチルターシャリーブチルエーテル），イソペンタン留分等を混合して、上記性状に調整したものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】
本発明のガソリン組成物における各成分の含有量は、炭素数５の飽和炭化水素が１０容量％以上、好ましくは１２容量％以上、炭素数６の飽和炭化水素が１２容量％以下、好ましくは１０容量％以下、炭素数７の飽和炭化水素が１２容量％以下、好ましくは５容量％以下、ベンゼンが1.０容量％以下、好ましくは0.５容量％以下、ノルマルヘキサン1.０容量％以下、好ましくは0.５容量％以下、及び炭素数７〜１０の芳香族炭化水素が５５以上、好ましくは６０容量％以上である。ここで、飽和炭化水素とはパラフィン系及びナフテン系の両方を指す。炭素数５の飽和炭化水素の含有量が１０容量％未満では始動性に劣るおそれがある。ベンゼン含有量が1.０容量％を超えると排気ガス中のベンゼン含有量が多くなって、環境汚染をもたらすおそれがある。炭素数６の飽和炭化水素の含有量が１２容量％を超えたり、炭素数７の飽和炭化水素の含有量が１２容量％を超えたり、ノルマルヘキサンの含有量が1.０容量％を超えたり、あるいは炭素数７〜１０の芳香族炭化水素の含有量が５５容量％未満では、リサーチ法オクタン価が９４以上、好ましくは９８以上、より好ましくは１００以上のガソリン組成物が得られにくく、本発明の目的が達せられない。
【０００８】
始動性，環境汚染防止性及びオクタン価などの面から、各成分の特に好ましい含有量は、炭素数５の飽和炭化水素が１５〜３０容量％、炭素数６の飽和炭化水素が７容量％以下、炭素数７の飽和炭化水素が３容量％以下、ベンゼンが0.３容量％以下、ノルマルヘキサン0.５容量％以下、及び炭素数７〜１０の芳香族炭化水素が６０〜８０容量％の範囲である。
なお、組成物中の各成分の含有量は、石油学会法ＪＰＩ−５Ｓ−３３−９０に準拠し、ガスクロマトグラフ法により測定した値である。
また、本発明のガソリン組成物においては、留出温度が２５〜２００℃及びリード蒸気圧が0.３〜0.９ｋｇ／ｃｍ²の範囲にあり、リサーチ法オクタン価が９４以上である。留出温度やリード蒸気圧が上記範囲を逸脱すると始動性，運転性及び加速性などの運転性能が低下する。運転性能などの面から、好ましい留出温度やリード蒸気圧は、それぞれ２５〜１９５℃及び0.３〜0.８ｋｇ／ｃｍ²の範囲である。なお、留出温度はＪＩＳＫ−２２５４に準拠して測定した値であり、リード蒸気圧はＪＩＳＫ−２２５８に準拠して測定した値である。また、リサーチ法オクタン価はＪＩＳＫ−２２８０に準拠して測定した値である。
【０００９】
本発明のガソリン組成物は、前記性状を有するものであればよく、その起源については特に制限はないが、リサーチ法オクタン価が９２〜１００の接触改質ガソリンの蒸留処理により、その中のベンゼン，ノルマルヘキサン，炭素数６及び炭素数７の飽和炭化水素の含有量を低減させたものが好ましく、特に接触改質ガソリンの蒸留処理により得られた炭素数５の飽和炭化水素を主成分とする低沸点留分と、炭素数７〜１０の芳香族炭化水素を主成分とする高沸点留分との混合により、原料の接触改質ガソリンよりもリサーチ法オクタン価を２以上、好ましくは３以上向上させたものが好適である。接触改質ガソリンとして、リサーチ法オクタン価が９２〜１００の範囲にあるものを用いることにより、極めて効果的にリサーチ法オクタン価を向上（２以上）させることができ、所望のガソリン組成物が得られる。
【００１０】
次に、本発明のガソリン組成物の製造方法について説明する。
本発明のガソリン組成物の製造方法については、前記性状を有するガソリン組成物が得られる方法であればよく、特に制限されず、様々な方法を用いることができるが、下記の本発明の方法に従えば、極めて効率よく、かつ工業的にも有利に製造することができる。
図１は、本発明のガソリン組成物を製造するための一例の工程概略図である。この工程概略図に従って、本発明の方法の好適な実施態様の一例について説明すると、まず、ナフサの接触改質処理により、リサーチ法オクタン価が９２〜１００の接触改質ガソリンを調製する。このナフサの接触改質処理においては、通常、ナフサＡとして沸点が８０〜１８０℃程度の脱硫されたものを用い、ナフサ接触改質装置の反応塔１に供給し、温度４５０〜５５０℃程度、圧力５〜５０ｋｇ／ｃｍ²Ｇ程度の条件にて、主に環化脱水反応を行わせる。この接触改質処理に用いられる反応触媒としては、例えば白金系触媒や、白金にレニウム，イリジウム，ゲルマニウムなどの金属を加えたバイメタリック触媒などが挙げられる。また、主要な接触改質プロセスとしては、例えばプラットフォーミング法，ウルトラフォーミング法，レニフォーミング法，パワーフォーミング法，マグナフォーミング法，フードリフォーミング法，ＣＣＲ法などが挙げられる。
【００１１】
次いで、反応塔１からの反応物を分離槽２、さらに整合塔３に導き、水素を含む燃料用ガスＢ及び液化石油ガスＣを分離し、リサーチ法オクタン価が９２〜１００の接触改質ガソリンＤを調製する。次に、この接触改質ガソリンを分留装置で処理する。すなわち整合塔３からの接触改質ガソリンＤを第１分留塔４に導き、塔頂温度７３〜８３℃程度、塔頂圧力３〜４ｋｇ／ｃｍ²Ｇ程度の条件で蒸留処理し、第１分留塔４の塔頂から、炭素数５の飽和炭化水素を主成分とする低沸点留分Ｅを分離する。
一方、第１分留塔４の塔底部から抜き出される接触改質ガソリンを第２分留塔５に導き、塔頂温度９５〜１０５℃程度、塔頂圧力1.３〜2.３ｋｇ／ｃｍ²Ｇ程度の条件で蒸留処理し、第２分留塔５の塔頂から、ベンゼンとオクタン価の低い炭素数６及び７の飽和炭化水素を主成分とする中沸点留分Ｆを抜き出すとともに、第２分留塔５の塔底からオクタン価の高い炭素数７〜１０の芳香族炭化水素を主成分とする高沸点留分Ｇを抜き出す。
【００１２】
このようにして分離された低沸点留分と高沸点留分とを混合することにより、本発明のガソリン組成物Ｈが得られる。一方、中沸点留分Ｆは、ベンゼンを抽出により除去したのち、異性化してガソリン基材（異性化ガソリン）としてもよく、あるいは再度接触改質して、接触改質ガソリンやＢＴＸ（ベンゼン・トルエン・キシレン）に導けば、より有効に活用できる。
このような本発明の方法によると、リサーチ法オクタン価が９２〜１００の接触改質ガソリンから、ベンゼン含有量が1.０容量％以下で、かつリサーチ法オクタン価が９４以上、場合により１０２以上の高オクタン価ガソリンを得ることができる。このように、本発明の方法においては、ナフサの接触改質処理で得られる接触改質ガソリンのリサーチ法オクタン価が９２〜１００程度と比較的低くてよい。したがって、ナフサの接触改質処理により、直接リサーチ法オクタン価が９４以上の接触改質ガソリンを製造する場合に比べて、ナフサ接触改質装置における反応温度をかなり低くすることができる。その結果、加熱炉燃焼用燃料使用量の減少，副生物の減少，反応触媒の寿命延長，通油量の増加などの効果をもたらす。
【００１３】
本発明のガソリン組成物には、本発明の目的が損なわれない範囲で、必要に応じ、従来ガソリンに使用されている各種添加剤を適宜配合することができる。
このような添加剤としては、例えばメチルターシャリーブチルエーテル（ＭＴＢＥ），ターシャリーアミルメチルエーテル（ＴＡＭＥ），エチルターシャリーブチルエーテル（ＥＴＢＥ），ターシャリーアミルエチルエーテル（ＴＡＥＥ）などの含酸素化合物、フェノール系やアミン系などの酸化防止剤、シッフ型化合物やチオアミド型化合物などの金属不活性剤、有機リン系化合物などの表面着火防止剤、コハク酸イミド，ポリアルキルアミン，ポリエーテルアミンなどの清浄分散剤、多価アルコール及びエーテルなどの氷結防止剤、有機酸のアルカリ金属やアルカリ土類金属塩，高級アルコールの硫酸エステルなどの助燃剤、アニオン性界面活性剤，カチオン性界面活性剤，両性界面活性剤などの帯電防止剤、アルケニルコハク酸のエステルなどの錆止剤，キニザリン，クマリンなどの識別剤，天然精油，合成香料などの着臭剤，アゾ染料などの着色剤などが挙げられ、これらを一種あるいは二種以上添加することができる。また、これらの添加剤の添加量は状況に応じて適宜選定することができる。
また、ガソリン組成物に対し、所望により、分解ガソリン，直留ガソリン，アルキレートガソリン，異性化ガソリン，メチルターシャリーブチルエーテル（ＭＴＢＥ），重合ガソリン，イソペンタン留分及びブタン留分などの中から選ばれた少なくとも一種のガソリン基材を配合し、リサーチ法オクタン価が９６以上で、ベンゼン含有量が１容量％以下、ノルマルヘキサン0.１〜2.０容量％の混合ガソリンを調製することができる。
【００１４】
【実施例】
次に、本発明を実施例により、さらに詳細に説明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定されるものではない。
実施例１
（１）ナフサの接触改質処理
沸点が８０〜１８０℃の範囲にある脱硫ナフサを、ナフサ接触改質装置にて、第１表に示す反応条件で接触改質処理して、接触改質ガソリンを調製した。この接触改質処理において、触媒寿命，加熱炉燃焼用燃料使用量及び接触改質ガソリンの得率を求めるとともに、接触改質ガソリンの組成及びリサーチ法オクタン価を求めた。その結果を第１表に示す。
（２）接触改質ガソリンの分留及びガソリン組成物の製造
上記（１）で得られた接触改質ガソリンを図１の工程概略図に従い、第１分留塔４、次いで第２分留塔５により、第１表に示す蒸留条件にて蒸留処理し、低沸点留分，中沸点留分及び高沸点留分を得た。次に、上記低沸点留分と高沸点留分を混合して、ガソリン組成物（以下、基材Ａということがある）を製造した。
ガソリン組成物及び中沸点留分の組成と得率を求めるとともに、ガソリン組成物の留出温度，リード蒸気圧及びリサーチ法オクタン価を測定した。結果を第１表に示す。
【００１５】
比較例１
（１）ナフサの接触改質処理
実施例１（１）において、反応条件を第１表に示すように変更した以外は、実施例１（１）と同様にして、ナフサの接触改質処理を行い、接触改質ガソリン（以下、基材Ｂということがある）を調製した。この接触改質処理において、触媒寿命，加熱炉燃焼用燃料使用量及び接触改質ガソリンの得率を求めるとともに、接触改質ガソリンの組成，リサーチ法オクタン価，留出温度及びリード蒸気圧を測定した。結果を第１表に示す。
【００１６】
【表１】

【００１７】
【表２】

【００１８】
〔注〕
１）通油量：副生物の抜き出し能力による相対比較（比較例１を1.０とする）
２）触媒寿命：通油量を同一にした場合の相対比較（比較例１を1.０とする）
３）加熱炉燃焼用燃料使用量：通油量当りの相対比較（比較例１を1.０とする）
４）ＲＯＮ：リサーチ法オクタン価、ＪＩＳＫ−２２８０に準拠
５）組成：石油学会法ＪＰＩ−５Ｓ−３３−９０に準拠し、ガスクロマトグラフ法により測定
６）留出温度：ＪＩＳＫ−２２５４に準拠
７）リード蒸気圧：ＪＩＳＫ−２２５８に準拠
８）Ｈ／Ｃ：飽和炭化水素を示す。
９）Ｃ₆Ｈ／Ｃ分中にはノルマルヘキサンを含む。
第１表から分かるように、比較例１では、ナフサの接触改質処理により、直接にリサーチ法オクタン価が１０2.０の高オクタン価接触改質ガソリンが得られているが、この場合、反応温度が実施例１に比べて１１℃高く、その結果、触媒寿命が短くなるとともに、加熱炉燃焼用燃料使用量が多くなっている。
【００１９】
実施例２
実施例１で得られた基材Ａと他の基材を混合して混合ガソリンを調製した。ここで用いた基材の種類およびその性状を第２表に示し、各基材の混合比率および得られた混合ガソリンの性状を第３表に示す。
【００２０】
比較例２
比較例１で得られた基材Ｂと他の基材を混合して混合ガソリンを調製した。ここで用いた基材の種類およびその性状を第２表に示し、各基材の混合比率および得られた混合ガソリンの性状を第３表に示す。
【００２１】
【表３】

【００２２】
【表４】

【００２３】
この実施例２と比較例２を比べると、実施例２で得られたガソリンは、ベンゼン含量が少なく、またノルマルヘキサン含量が少なく、その結果、オクタン価が高く高性能かつ低公害の混合ガソリンである。
【００２４】
【発明の効果】
本発明のガソリン組成物は、ベンゼン含有量が低く、しかもノルマルヘキサンや炭素数６，７の飽和炭化水素含量が少なくオクタン価の高い高性能のものである。また、このガソリン組成物を製造するにあたっては、ナフサの接触改質条件をマイルドにすることができるので、触媒寿命が長くなるとともに、同一触媒量に対し通油量を増加でき、燃料の消費量が低減し、かつ副生物の生成も減少するなどの効果を奏する。
したがって、本発明のガソリン組成物は、そのままでガソリンとして使用できると同時に、各種混合ガソリンの基材として有用である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のガソリン組成物を製造するための一例の工程概略図である。
【符号の説明】
１反応塔
２分離槽
３整合塔
４第１分留塔
５第２分留塔
Ａナフサ
Ｂ燃料用ガス
Ｃ液化石油ガス
Ｄ接触改質ガソリン
Ｅ低沸点留分
Ｆ中沸点留分
Ｇ高沸点留分
Ｈガソリン組成物[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a gasoline composition and a method for producing the same, and more particularly to a high-performance gasoline composition having a low benzene content and a high octane number, and a method for efficiently producing the composition.
[0002]
[Prior art]
Since the addition of lead compounds such as tetraethyl lead as an octane improver has been regulated, unleaded high octane gasoline has been actively developed, and various unleaded high octane gasolines have been proposed and marketed. Furthermore, recently, unleaded high-octane gasoline to which oxygen-containing compounds such as alcohols and ethers are added has been proposed as a high-octane base.
As such a high octane gasoline, for example, gasoline obtained by adding methyl tertiary butyl ether (MTBE) to catalytically reformed gasoline and catalytically cracked gasoline, or to those blended with alkylate (JP-A-3-93894). No.), gasoline obtained by blending MTBE with a gasoline base material having a specific distillation property and component composition (Japanese Patent Laid-Open No. 3-263493), butane-butene fraction, aliphatic hydrocarbon component and aromatic carbonization A fuel oil composition (JP-A-3-229796) having a research octane number of 105 or more obtained by adding MTBE to a base oil in which a hydrogen component is blended at a certain ratio is known.
[0003]
However, inevitably increasing the amount of oxygen-containing compounds such as MTBE in order to increase the octane number of gasoline, for NO _x in the reduction and exhaust gas mileage by density reduction is increased, that the addition amount is limited There is a problem.
In addition, benzene and low-octane saturated hydrocarbons and the like are present in the catalytic reformed gasoline from the catalytic reformer, but benzene is harmful to the human body and has 6 carbon atoms with fewer branches. , 7 saturated hydrocarbons are desired to be reduced from the viewpoint of improving the octane number. Among them, normal hexane has a low octane number, but a large amount is contained in catalytic reformed gasoline.
In particular, in order to produce high-octane catalytic reformed gasoline, it is usually necessary to increase the reaction temperature of the naphtha catalytic reformer. However, if the reaction temperature is increased, by-products increase and fuel for combustion in the furnace is used. Undesirable situations such as an increase in the amount, shortening of the life of the reaction catalyst, and a decrease in the oil flow rate are caused.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
Under such circumstances, an object of the present invention is to provide a high-performance gasoline composition having a low benzene content and a high octane number, and a method for efficiently producing the composition.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies to achieve the above object, the present inventors have found that a composition having a specific composition, a distillation temperature range, and a reed vapor pressure range and having a research octane number of 94 or more has a benzene content. It has been found that a low-performance gasoline composition can meet its purpose. In addition, this composition is obtained by distilling catalytically reformed gasoline having a research octane number within a specific range and separating it into a low boiling fraction, a middle boiling fraction and a high boiling fraction, and benzene and normal hexane having a low octane number. And found that it can be obtained efficiently by mixing a low boiling fraction and a high boiling fraction with a high octane number, except for medium boiling fractions mainly composed of saturated hydrocarbons containing 6 and 7 carbon atoms. It was. The present invention has been completed based on such findings.
[0006]
That is, the present invention is 10% by volume or more of saturated hydrocarbons having 5 carbon atoms, 12% or less by volume of saturated hydrocarbons having 6 carbon atoms, 12% by volume or less of saturated hydrocarbons having 7 carbon atoms, 1.0% by volume or less of benzene It contains 1.0% by volume or less of normal hexane and 55% by volume or more of aromatic hydrocarbons having 7 to 10 carbon atoms, a distillation temperature of 25 to 200 ° C. and a reed vapor pressure of 0.3 to 0.9 kg / cm ^2. And a gasoline composition having a research octane number of 94 or more.
In addition, the above gasoline composition is obtained by obtaining a catalytic reformed gasoline having a research octane number of 92 to 100 by catalytic reforming treatment of naphtha, and then subjecting it to distillation treatment to contain a saturated hydrocarbon having 5 carbon atoms as a main component. Into a low boiling fraction, a medium boiling fraction mainly composed of benzene and saturated hydrocarbons having 6 and 7 carbon atoms, and a high boiling fraction mainly composed of aromatic hydrocarbons having 7 to 10 carbon atoms. Then, it can manufacture by mixing the said low boiling fraction and a high boiling fraction.
Furthermore, the present invention contains at least a part of the above gasoline composition, 0.1 to 2.0% by volume of normal hexane and 1.0% by volume or less of benzene, and has a research octane number of 96 or more. The present invention also provides a gasoline composition (hereinafter sometimes referred to as mixed gasoline) characterized by a certain characteristic. Here, this mixed gasoline is prepared by mixing the above gasoline composition with cracked gasoline, alkylate gasoline, MTBE (methyl tertiary butyl ether), isopentane fraction, etc., as necessary, and adjusting the above properties. is there.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The content of each component in the gasoline composition of the present invention is 10% by volume or more, preferably 12% by volume or more, and 12% by volume or less, preferably 10% by volume of saturated hydrocarbons having 6 carbon atoms. Volume% or less, C7 saturated hydrocarbon is 12 volume% or less, preferably 5 volume% or less, benzene is 1.0 volume% or less, preferably 0.5 volume% or less, normal hexane 1.0 volume% or less , Preferably 0.5% by volume or less, and the aromatic hydrocarbon having 7 to 10 carbon atoms is 55 or more, preferably 60% by volume or more. Here, the saturated hydrocarbon refers to both paraffinic and naphthenic. If the content of the saturated hydrocarbon having 5 carbon atoms is less than 10% by volume, the startability may be inferior. If the benzene content exceeds 1.0% by volume, the benzene content in the exhaust gas increases, which may cause environmental pollution. The content of saturated hydrocarbons with 6 carbon atoms exceeds 12% by volume, the content of saturated hydrocarbons with 7 carbon atoms exceeds 12% by volume, or the content of normal hexane exceeds 1.0% by volume Alternatively, when the content of the aromatic hydrocarbon having 7 to 10 carbon atoms is less than 55% by volume, it is difficult to obtain a gasoline composition having a research octane number of 94 or more, preferably 98 or more, more preferably 100 or more. The purpose of can not be achieved.
[0008]
From the viewpoints of startability, environmental pollution prevention, octane number, etc., the particularly preferred content of each component is 15 to 30% by volume of saturated hydrocarbons having 5 carbon atoms, 7% by volume or less of saturated hydrocarbons having 6 carbon atoms, 3% by volume or less of saturated hydrocarbons having 7 carbon atoms, 0.3% by volume or less of benzene, 0.5% by volume or less of normal hexane, and 60 to 80% by volume of aromatic hydrocarbons having 7 to 10 carbon atoms It is.
In addition, content of each component in a composition is the value measured by the gas chromatograph method based on the Petroleum Institute method JPI-5S-33-90.
In the gasoline composition of the present invention, the distillation temperature is in the range of 25 to 200 ° C., the lead vapor pressure is in the range of 0.3 to 0.9 kg / cm ² , and the research octane number is 94 or more. When the distillation temperature and reed vapor pressure deviate from the above ranges, the operation performance such as startability, drivability, and acceleration will decrease. From the viewpoint of operation performance, the preferable distillation temperature and reed vapor pressure are in the range of 25 to 195 ° C. and 0.3 to 0.8 kg / cm ² , respectively. The distillation temperature is a value measured according to JIS K-2254, and the lead vapor pressure is a value measured according to JIS K-2258. The research octane number is a value measured according to JIS K-2280.
[0009]
The gasoline composition of the present invention is not particularly limited as long as it has the above-mentioned properties, and the origin thereof is not particularly limited, but by distillation of catalytically reformed gasoline having a research octane number of 92 to 100, Normal hexane, those having a reduced content of saturated hydrocarbons having 6 and 7 carbon atoms are preferred, and in particular, low content mainly composed of saturated hydrocarbons having 5 carbon atoms obtained by distillation treatment of catalytically modified gasoline. By mixing a boiling fraction with a high-boiling fraction composed mainly of aromatic hydrocarbons having 7 to 10 carbon atoms, the research octane number is improved by 2 or more, preferably 3 or more, compared to the raw material catalytic reformed gasoline. Are preferred. By using a catalytic reformed gasoline having a research octane number in the range of 92 to 100, the research octane number can be improved extremely effectively (2 or more), and a desired gasoline composition can be obtained.
[0010]
Next, the manufacturing method of the gasoline composition of this invention is demonstrated.
The method for producing the gasoline composition of the present invention is not particularly limited as long as it is a method by which the gasoline composition having the above properties can be obtained, and various methods can be used. Accordingly, it can be produced very efficiently and advantageously industrially.
FIG. 1 is an exemplary process schematic diagram for producing the gasoline composition of the present invention. An example of a preferred embodiment of the method of the present invention will be described with reference to this process schematic diagram. First, catalytically reformed gasoline having a research octane number of 92 to 100 is prepared by catalytic reforming of naphtha. In this naphtha catalytic reforming treatment, naphtha A, which has been desulfurized with a boiling point of about 80 to 180 ° C., is supplied to the reaction tower 1 of the naphtha catalytic reformer, and the temperature is about 450 to 550 ° C. The cyclization dehydration reaction is mainly performed under conditions of a pressure of about 5 to 50 kg / cm ² G. Examples of the reaction catalyst used for the catalytic reforming treatment include a platinum-based catalyst and a bimetallic catalyst in which a metal such as rhenium, iridium, or germanium is added to platinum. Examples of the main catalytic reforming process include a platform forming method, an ultra forming method, a reforming method, a power forming method, a magna forming method, a hood reforming method, and a CCR method.
[0011]
Next, the reactant from the reaction tower 1 is led to the separation tank 2 and further to the matching tower 3 to separate the fuel gas B containing hydrogen and the liquefied petroleum gas C, and the catalytic reformed gasoline D having a research octane number of 92 to 100 To prepare. Next, this catalytic reformed gasoline is processed by a fractionator. That is, the catalytic reformed gasoline D from the matching tower 3 is led to the first fractionation tower 4 and distilled under the conditions of a tower top temperature of about 73 to 83 ° C. and a tower top pressure of about 3 to 4 kg / cm ² G. From the top of the fractionator 4, a low-boiling fraction E mainly composed of a saturated hydrocarbon having 5 carbon atoms is separated.
On the other hand, the catalytic reformed gasoline withdrawn from the bottom of the first fractionator 4 is led to the second fractionator 5 where the top temperature is about 95 to 105 ° C. and the top pressure is 1.3 to 2.3 kg / cm. Distillation is carried out under the condition of about ² G, and a middle boiling fraction F mainly composed of benzene and saturated hydrocarbons having 6 and 7 carbon atoms having a low octane number is extracted from the top of the second fractionating column 5 and A high-boiling distillate G mainly composed of an aromatic hydrocarbon having a high octane number and having 7 to 10 carbon atoms is extracted from the bottom of the bifurcation column 5.
[0012]
The gasoline composition H of the present invention is obtained by mixing the low-boiling fraction and the high-boiling fraction separated in this way. On the other hand, the middle-boiling fraction F may be isomerized by removing benzene by extraction and then used as a gasoline base (isomerized gasoline), or it may be contact reformed again and contact reformed gasoline or BTX (benzene / toluene).・ If it is led to xylene, it can be used more effectively.
According to such a method of the present invention, from a catalytic reformed gasoline having a research octane number of 92 to 100, the benzene content is 1.0% by volume or less, the research octane number is 94 or more, and in some cases a high value of 102 or more. Octane number gasoline can be obtained. As described above, in the method of the present invention, the research octane number of the catalytic reformed gasoline obtained by the naphtha catalytic reforming treatment may be as low as about 92 to 100. Therefore, the reaction temperature in the naphtha catalytic reforming apparatus can be considerably lowered by the catalytic reforming treatment of naphtha as compared with the case of producing the catalytic reformed gasoline having a direct research octane number of 94 or more. As a result, effects such as a reduction in the amount of fuel used for heating furnace combustion, a reduction in by-products, an extension of the life of the reaction catalyst, and an increase in the amount of oil flow are brought about.
[0013]
In the gasoline composition of the present invention, various additives conventionally used in gasoline can be appropriately blended as necessary within the range where the object of the present invention is not impaired.
Examples of such additives include oxygen-containing compounds such as methyl tertiary butyl ether (MTBE), tertiary amyl methyl ether (TAME), ethyl tertiary butyl ether (ETBE), tertiary amyl ethyl ether (TAEE), and phenolic compounds. And amine-based antioxidants, Schiff-type compounds, thioamide-type compounds and other metal deactivators, organophosphorus-based compounds such as surface ignition inhibitors, succinimides, polyalkylamines, polyetheramines and other detergent dispersants , Antifreezing agents such as polyhydric alcohols and ethers, alkali metals and alkaline earth metal salts of organic acids, sulfuric acid esters of higher alcohols, anionic surfactants, cationic surfactants, amphoteric surfactants Antistatic agents such as alkenyl succinic acid Rust inhibitors such as Le, quinizarin, identifying agents such as coumarin, natural essential oils, odorants, such as synthetic perfumes, and coloring agents such as azo dyes and the like, may be added these one or two or more kinds. Moreover, the addition amount of these additives can be suitably selected according to the situation.
The gasoline composition is selected from cracked gasoline, straight-run gasoline, alkylate gasoline, isomerized gasoline, methyl tertiary butyl ether (MTBE), polymerized gasoline, isopentane fraction and butane fraction, if desired. In addition, a mixed gasoline having a research octane number of 96 or more, a benzene content of 1% by volume or less, and a normal hexane of 0.1 to 2.0% by volume can be prepared.
[0014]
【Example】
EXAMPLES Next, although an Example demonstrates this invention further in detail, this invention is not limited at all by these examples.
Example 1
(1) Catalytic reforming treatment of naphtha Desulfurized naphtha having a boiling point in the range of 80 to 180 ° C. is subjected to catalytic reforming treatment under the reaction conditions shown in Table 1 using a naphtha catalytic reformer, and catalytic reformed gasoline. Was prepared. In this catalytic reforming treatment, the catalyst life, the amount of fuel used for combustion in the furnace and the yield of catalytic reformed gasoline were determined, and the composition of the catalytic reformed gasoline and the research octane number were determined. The results are shown in Table 1.
(2) Fractionation of catalytically reformed gasoline and production of gasoline composition According to the process schematic diagram of FIG. 1, the first fractionated column 4 and then the second fractionated column of the catalytically reformed gasoline obtained in (1) above are used. 5 was distilled under the distillation conditions shown in Table 1 to obtain a low boiling fraction, a middle boiling fraction and a high boiling fraction. Next, the low-boiling fraction and the high-boiling fraction were mixed to produce a gasoline composition (hereinafter sometimes referred to as “base material A”).
The composition and yield of the gasoline composition and the middle-boiling fraction were determined, and the distillation temperature, lead vapor pressure, and research method octane number of the gasoline composition were measured. The results are shown in Table 1.
[0015]
Comparative Example 1
(1) Naphtha catalytic reforming treatment In Example 1 (1), except that the reaction conditions were changed as shown in Table 1, naphtha catalytic reforming treatment was performed in the same manner as in Example 1 (1). The contact reformed gasoline (hereinafter sometimes referred to as “base material B”) was prepared. In this catalytic reforming treatment, catalyst life, heating furnace combustion fuel consumption and catalytic reforming gasoline yield were obtained, and catalytic reforming gasoline composition, research octane number, distillation temperature and reed vapor pressure were measured. . The results are shown in Table 1.
[0016]
[Table 1]

[0017]
[Table 2]

[0018]
〔note〕
1) Oil flow rate: Relative comparison based on by-product extraction capacity (Comparative Example 1 is set to 1.0)
2) Catalyst life: Relative comparison when oil flow rate is the same (Comparative Example 1 is set to 1.0)
3) Fuel consumption for furnace heating: Relative comparison per oil flow rate (Comparative Example 1 is set to 1.0)
4) RON: Research method octane number, conforming to JIS K-2280 5) Composition: Measured by gas chromatograph method, conforming to JPI-5S-33-90 of Petroleum Society 6) Distillation temperature: Conforming to JIS K-2254 7 ) Reed vapor pressure: Conforms to JIS K-2258 8) H / C: Saturated hydrocarbon.
9) Normal hexane is contained in the C ₆ H / C component.
As can be seen from Table 1, in Comparative Example 1, high-octane catalytic reformed gasoline having a research octane number of 102.0 was obtained directly by naphtha catalytic reforming treatment. In this case, the reaction temperature was Compared to Example 1, the temperature is higher by 11 ° C. As a result, the catalyst life is shortened and the amount of fuel used for combustion in the heating furnace is increased.
[0019]
Example 2
A mixed gasoline was prepared by mixing the substrate A obtained in Example 1 with another substrate. The types and properties of the substrates used here are shown in Table 2, and the mixing ratio of each substrate and the properties of the obtained mixed gasoline are shown in Table 3.
[0020]
Comparative Example 2
A mixed gasoline was prepared by mixing the base material B obtained in Comparative Example 1 with another base material. The types and properties of the substrates used here are shown in Table 2, and the mixing ratio of each substrate and the properties of the obtained mixed gasoline are shown in Table 3.
[0021]
[Table 3]

[0022]
[Table 4]

[0023]
Comparing Example 2 and Comparative Example 2, the gasoline obtained in Example 2 has a low benzene content and a low normal hexane content. As a result, it is a mixed gasoline having a high octane number, high performance and low pollution. .
[0024]
【The invention's effect】
The gasoline composition of the present invention is a high-performance one having a low benzene content, a low content of normal hexane and a saturated hydrocarbon having 6 or 7 carbon atoms, and a high octane number. In addition, in producing this gasoline composition, the naphtha catalytic reforming conditions can be made mild, so that the catalyst life can be extended and the oil flow rate can be increased with respect to the same catalyst amount. And the production of by-products is reduced.
Therefore, the gasoline composition of the present invention can be used as gasoline as it is, and at the same time is useful as a base material for various mixed gasolines.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic diagram of an example process for producing the gasoline composition of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Reaction tower 2 Separation tank 3 Matching tower 4 1st fractionation tower 5 2nd fractionation tower A Naphtha B Fuel gas C Liquefied petroleum gas D Catalytic reforming gasoline E Low boiling fraction F Middle boiling fraction G High boiling fraction Min H gasoline composition

Claims

C5 saturated hydrocarbons 10 vol% or more, C6 saturated hydrocarbons 12 vol% or less, C7 saturated hydrocarbons 12 vol% or less, benzene 1.0 vol% or less, normal hexane 1.0 vol% % Or more and 55 to 50% by volume of aromatic hydrocarbons having 7 to 10 carbon atoms, a distillation temperature of 25 to 200 ° C. and a reed vapor pressure of 0.3 to 0.9 kg / cm ² , and A gasoline composition having a research octane number of 94 or more.

Mixing of a low-boiling fraction mainly composed of saturated hydrocarbons having 5 carbon atoms and a high-boiling fraction mainly composed of aromatic hydrocarbons having 7 to 10 carbon atoms obtained by distillation treatment of catalytic reformed gasoline The gasoline composition according to claim 1, which has a research octane number improved by 2 or more as compared with the raw material catalytic reformed gasoline.

A catalytic reformed gasoline having a research octane number of 92 to 100 was obtained by catalytic reforming of naphtha, and this was distilled to obtain a low-boiling fraction mainly composed of saturated hydrocarbons having 5 carbon atoms, benzene And a medium boiling fraction mainly composed of saturated hydrocarbons having 6 and 7 carbon atoms and a high boiling fraction mainly composed of aromatic hydrocarbons having 7 to 10 carbon atoms, and then the above low boiling fraction. The method for producing a gasoline composition according to claim 1 or 2, wherein the high boiling fraction is mixed.

It contains at least the gasoline composition according to claim 1 or 2 and contains 0.1 to 2.0% by volume of normal hexane and 1.0% by volume or less of benzene, and has a research octane number of 96 or more. Gasoline composition.