JP3843384B2 - 小型ポンプ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、逆止弁およびダイヤフラムを用いた小型ポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5乃至図7は、従来の小型ポンプの概要を示す図で、図5は全体の構成を示し、図6、7は夫々各部分の構成等を示している。これら図において1は小型直流モーター、2はモーター1の出力軸、3はモーター1に取り付けれられたケース、4は出力軸2に固定されたカラー、5はカラー4に傾けて固定してある駆動軸、6は筒状の支持部7を有する駆動体であって、支持部7に駆動軸5を挿入することにより取り付けられている。8はケース3の上部にこれと重ね合わせて固定された他のケース(シリンダー部)で、その平面図である図7に示すように複数の穴(シリンダー)9を有している。10は柔かいゴムからなるダイヤフラム本体で、前記のケース8の穴9の位置に対応する個所に釣鐘状をしたダイヤフラム部11を有する。このダイヤフラム本体10のダイヤフラム部11には駆動部12が形成されていて、この駆動部12の先端が駆動体6に固定されている。13はダイヤフラム本体10の中央より図にて上方に伸びている円筒状の弁体部13aを有している吐出弁、15はその中央より図面で上方に伸びている弁室部14を有する蓋体で、この蓋体15は弁室部14に吐出弁13の弁体部13aを密着させてダイヤフラム10を挟持してケース(シリンダー部)8に固定させている。尚図6はこの蓋体15を図5において下方より見た裏面図である。16は弁室部14の先端に設けられた吐出口、17は弁18を有する吸気孔で、釣鐘状の各ダイヤフラム部11に対応する位置に夫々設けられている。また図5に示すポンプにおいて、ダイヤフラム本体10はダイヤフラム部11によりポンプ室19が形成され、このポンプ室19と弁室14aとこれに通ずる吐出口16とは溝20により連通され、溝20と弁室14aとの間には吐出弁13の弁体13aが位置する。
【0003】
上記のような小型ポンプは、小型直流モーター1の駆動によって出力軸2を介してカーラ4を回転させて駆動軸5にすりこぎ状の運動をさせ、この駆動軸5のすりこぎ状の運動により支持部7を介して、駆動部6が交互に上下動運動をする。つまり図5に示すように駆動体6は右側が上昇している状態から、左側が上昇し右側が下降する状態へと、更に図5に示す状態へと順次変化する。これによって、ダイヤフラム本体10の駆動部12も上下動し、釣鐘状のダイヤフラム部11の容積が変化する。
【0004】
このようなダイヤフラム部11の運動によって吸気孔17を通して外部の空気を吸引し、通気溝20および弁13を通って弁室14aへ送り込まれ、吐出口16より送り出しポンプとしての作用を行なう。つまり弁室部14に密着されて通気溝20を塞いでいる吐出弁13は開かれ空気が吐出口へ流れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
図5に示すように、従来のダイヤフラムを用いた小型ポンプは、各ポンプ室19から排気口16へ通ずる弁室部14とポンプ室19との境界部分に設けられる弁体部13aがポンプ室を構成するダイヤフラム部11と一体にダイヤフラム本体10を形成している。
【0006】
このようなダイヤフラムを用いたポンプは梱包し、輸送する際、各部品を分解した状態にて梱包し輸送し、輸送された部品を組み立てることによって、ポンプを組み立て使用する。
【0007】
前述の従来例のように吐出弁13がポンプ室を構成するダイヤフラム部11と一体に形成されていると、輸送中に自重により弁体部13aの部分が変形する。このように弁が変形した状態でポンプを組み立てポンプを運転すると、流量等の性能が安定せず好ましくない。
【0008】
本発明は、輸送中に弁体部(弁)が変形することのないように弁体部とダイヤフラム部とを別々に形成した後に組み合わせてポンプを形成するようにした小型ポンプを提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の小型ポンプは、ポンプ室を形成するダイヤフラム部を少なくとも一つ有するダイヤフラム本体と、ダイヤフラム本体を収納するシリンダー部と、吸気孔および吸気弁と吐出口へ通ずる弁室部を有するバルブハウジングと、弁室部内に配置された薄い円筒状をなしまた根元部に円板状の保持部を有する弁体とよりなり、この弁体をダイヤフラム本体とをシリンダー部とバルブハウジングとにより挟持して固定したことを特徴とする。
【0010】
これによって、ダイヤフラム本体の形状および弁体部の形状が簡単になり、組立て等の作業が容易であり、特に輸送等の際に弁体部分が変形して、実際のポンプ運転時に支障のないようにしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1、図2は、図3に示す形状の弁体部(逆止弁)を用いた本発明の小型ポンプの実施の形態を示す図である。
【0012】
図1において、8はシリンダー部、15は弁室部14を有する蓋体(バルブハウジング)、16は蓋体15に形成された吐出口、17は蓋体15に形成された吸気口、18は吸気弁、20は通気溝、21は図3に示す本発明の弁体部(逆止弁)、31はダイヤフラム部32を有するダイヤフラム本体、33は駆動部、34はポンプ室である。尚ダイヤフラム部21のポンプ室の容積を増減させてポンプ作用を行なうために駆動部34を駆動する駆動機構は、図示していないが、図5に示すダイヤフラムポンプと実質上同じである。
【0013】
また、図2は、本発明の小型ポンプの実施の形態の蓋体(バルブハウジング)を図1の下方より見た図である。この蓋体15は、弁体部を配置する中央部分に凹部29と各ポンプ室に通ずる溝の間に凹部29より夫々外方向に伸びる位置決め溝30が形成されている。
【0014】
本発明の実施の形態のポンプで用いる弁体部(逆止弁)は、図3に示す通りの構成で、肉薄の円筒状の弁体部分21aとその根元部分に形成された円板状の保持部22とを弾性材料にて一体に形成したものである。
【0015】
この弁体部(逆止弁)21は、図1、図2に示す本発明のダイヤフラムポンプに用いる場合、図2に示す蓋体15の凹部29に円板状の保持部22が挿入されるように配置すると共に、ダイヤフラム本体31と図1に示すようにシリンダー部8とバルブハウジング15とにて挟持して固定することにより用いられる。
【0016】
また、図4は本発明のポンプにて用いる弁体部(逆止弁)の他の例で、図3に示す弁体部20の円筒状の部分20aに切り込み(スリット)26を設け各切り込み間を弁としたもので、更に保持部20bより伸びる位置決め部20cを形成したものである。
【0017】
この図4に示す弁体部(逆止弁)25は、位置決め部28が図2に示す蓋体15の位置決め溝30に挿入されるように配置し、図3の弁体部(逆止弁)と同様にダイヤフラム本体31と共にシリンダー部8と蓋体15とにより固定して用いられる。
【0018】
本発明の小型ポンプは、前述のような構成であって、ダイヤフラム本体21をポンプ室を構成するダイヤフラム部32と、ポンプ作用を行なうために図示していない駆動機構により往復動する駆動部33とにて構成し、これと図3又は図4に示す形状の弁体部(逆止弁)21又は25とを分離したもので、弁体部21又は25を所定位置に配置し正しく固定するために蓋体の下面に凹部29と位置決め用溝30とを形成したことを特徴とする。
【0019】
これによりダイヤフラム本体の形状が極めて簡単な形状となり、ポンプの分解又は組み立てが容易になる。更に輸送時等の各部品を分解して梱包する際に各部品特に変形し易いダイヤフラム部、弁体部の形状がシンプルになるため、これら部品が変形することがない。特に変形しやすい弁の変形を完全に防止し得る。
【0020】
以上述べた本発明の小型ポンプの、図3に示す形状の逆止弁を用いた実施の形態においては、バルブハウジング15に形成されている位置決め溝30はなくともよいし、また位置決め溝30が形成されていても特に支障はない。
【0021】
したがって、用いる逆止弁つまり図3又は図4に示す逆止弁によって、バルブハウジングを夫々位置決め溝30のないもの又は図2に示す通りの溝30を有するものを夫々用いるようにしてもよく、又は図3、図4のいずれの逆止弁を用いる場合も、図2に示す同じバルブハウジングを用いるようにしてもよく、いずれも可能である。
【0022】
【発明の効果】
本発明は、輸送時等に弁が変形することなく、したがって流量等の性能が安定するという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の小型ポンプの一部を示す断面図
【図2】 図1に示すポンプのバルブハウジングの底面図
【図3】 本発明のポンプにて用いる弁体部(逆止弁)の斜視図
【図4】 他の弁体部(逆止弁)の斜視図
【図5】 従来のダイヤフラムポンプの構成を示す図
【図6】 図5に示すポンプの蓋体の底面図
【図7】 図5に示すポンプのシリンダー部の平面図
【符号の説明】
15 バルブハウジング
16 吐出口
20 通気溝
21、25 吐出弁
22、27 保持部
28 位置決め部
29 凹部
30 位置決め用溝

Claims (2)

  1. ポンプを形成するダイヤフラム部を少なくとも一つ形成したダイヤフラム本体と、前記ダイヤフラム本体を収納するシリンダー部と、吸気孔および吸気弁と吐出口へ通ずる弁室部を有するバルブハウジングと、前記弁室部内に配置された薄い円筒状をなしまた根元部に円板状の保持部を有する弁体とよりなり、前記ダイヤフラム本体と弁体とを前記シリンダー部と前記バルブハウジングとにより挟持するようにしたことを特徴とする小型ポンプ。
  2. 前記弁体がその先端に切り欠きを設け、前記切り欠きの間に夫々弁を形成し、前記弁体の保持部に位置決め用の突起を有し、前記バルブハウジングの前記突起に対応する位置に凹部を設けたことを特徴とする請求項の小型ポンプ。
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