JP3842280B2 - Interior building materials, interior building panels, and interior wallpaper - Google Patents

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Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、壁材や天井材等として用いられる内装用建築材料に関するものであり、さらには内装用建材パネルに関するものである。特に、ホルムアルデヒド(ホルマリン)等の有害化学物質の分解除去効果を有し、消臭作用、調湿性に優れ、マイナスイオン効果も有する新規な内装用建築材料、内装用建材パネル、及び内装用壁紙に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、例えば一般住宅において、用いられた建材から発生する人体に有害な化学物質、特に塗装接着剤に含まれるホルムアルデヒド(ホルマリン)等の化学物質が問題になっている。ホルマリン濃度が高いと喘息やシックハウス症候群(例えばアトピー性皮膚炎)等の原因になる。また、住宅の居住空間には、タバコ、ペット、トイレ等の生活臭(悪臭)も発生している。一方、近年の一般住宅では、気密化・断熱化が進んだ結果、その弊害として発生する表面結露が原因となってカビ(黴)やダニの温床になる等の問題を有している。
【0003】
このため、昔ながらの珪藻土が壁材等として見直されるようになってきており、珪藻土を壁材として用いる技術が既に開示されている(例えば、特許文献1や特許文献2を参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−89222号公報
【0005】
【特許文献2】
特開2000−96799号公報
【0006】
具体的に、例えば特許文献1には、粉末状珪藻土にセメントと膠を適量混合したものを塗壁材料として用いることが開示されている。これにより、凹凸のない良好な塗面を容易に塗布施工できて施工後にひび割れや結露現象を起すことのない塗壁材料を提供することができるとしている。
【0007】
特許文献2には、下地上に下塗り層と上塗り層とが順に形成された壁材において、前記上塗り層が珪藻土等の多孔体と結合剤とを含むベース層と、このベース層上に形成されると共に、顔料が含有され、且つ通気性を有する仕上層とからなる壁材が開示されている。これにより、軽量で、保温性、断熱性、結露防止性、調湿性、遮音性及び脱臭性等に優れた壁材が提供できるとしている。
【0008】
しかしながら、単に珪藻土を使用しただけの壁材では、ある程度はホルマリンを分解したり、タバコ、ペット、トイレ等の生活臭(悪臭)を分解・消臭するものの、その効果が長く続かない(飽和状態になる)という欠点を有する。特に、ホルマリンの分解に関しては、世界保健機構(WHO)のガイドラインであり厚生省の勧告値でもある0.08ppm以下を実現することは難しい。
【0009】
ホルマリンの分解という観点からは、珪藻土とトルマリン(電気石)とを一緒に焼成した吸着材や多孔性セラミックスも提案されている(例えば、特許文献3や特許文献4を参照。)。
【0010】
【特許文献3】
特開2002−224561号公報
【0011】
【特許文献4】
特開平11−322469号公報
【0012】
これら特許文献3や特許文献4に記載される技術は、いずれも珪藻土とトルマリンとを一緒に焼成して焼成粉体とするもので、いずれも空気の浄化やマイナスイオン発生の効果を狙いとするものである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
しかしながら、これら特許文献3や特許文献4記載の技術のように珪藻土とトルマリンとを一緒に800℃を越えるような高温で焼成してしまうと、珪藻土の有する吸湿性が大きく損なわれ、壁材に要求される調湿性を確保することができない。また、ホルマリン等の有害化学物質の分解除去能(力)の点でも不満が残る。
【0014】
本発明は、このような従来技術の有する欠点を解消するために提案されたものであり、ホルマリン等の有害化学物質を十分に分解除去することができ、しかも優れた調湿性や消臭作用、さらにはマイナスイオン効果も有する内装用建築材料、内装用建材パネル、及び内装用建材シートを提供することを目的とする。また、本発明は、乾燥時間が短く、工期を短縮することが可能な内装用建築材料、内装用建材パネル、及び内装用建材シートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明者は、様々な実験・研究を長年に亘って行った結果、本願発明を開発するに至った。
【0016】
すなわち、本願の請求項1記載の発明の内装用建築材料は、粉砕し粉状にした天然の珪藻土と粉砕し粉状にした天然鉱物である石英斑岩とを混合してなるとともに、更に骨材を混合し、更にこれらにバインダーとして粒子状のアクリル系樹脂を含有させるものであり、前記珪藻土と石英斑岩の混合比率が5:6〜4:7であり、前記石英斑岩の割合が前記珪藻土の割合よりも大であり、前記珪藻土は、予め400℃以上800℃以下の温度で焼成されたものであり、前記アクリル系樹脂の粒径は、前記珪藻土及び石英斑岩の粒径よりも大であることを特徴とする
【0017】
珪藻土と石英斑岩とを、一緒に焼成するのではなく、それぞれを粉状として混合して用いることで、個々の機能が十分に発揮されるとともに、その相乗効果により内装用の建築材料に要求される調湿性、消臭作用、有害物質の分解除去効果、マイナスイオン効果が実現される。このため、水を加えて攪拌したものを壁材として塗ったり、天井材として施工すると、上記作用を発揮する好適な壁材や天井材となる。また、珪藻土を内装用建築材料に用いた場合、その吸湿性故に乾燥に長時間を要し、工期が長くなる傾向にある。本願発明のように、石英斑岩の割合を珪藻土の割合よりも多くすることで、乾燥時間が大幅に短縮され、工期が短くて済む。前記珪藻土は、予め400℃以上800℃以下の温度で焼成されたものであることを特徴とする。珪藻土は、予め焼成により吸着水等を除いておくことで、その機能をいかんなく発揮し、内装用建築材料は調湿性に優れたものとなる。具体的には、珪藻土の吸湿能(力)は800℃以下であれば焼成温度に関わらずほぼ一定であるが、焼成温度が800℃を越えて1000℃になると急激に吸湿性が失われており、1200℃で焼成した場合には完全に吸湿能が失われている。焼成しないものが最も吸湿効果を発揮するが、焼成による殺菌効果を得るためには400℃以上であることが必要であり、更に有色の珪藻土が焼成により白色になり色彩が出易くなるため、ひび割れ(クラック)防止のためにも、400℃以上で焼成することが好ましい。なお、天然鉱石の石英斑岩を使用すると、取り扱いが容易で安価に製造することができる。また、アクリル樹脂は伸縮性を有するため、これをバインダーとして用いることでクラックが入り難くなり、長期使用に耐える。また、珪藻土や石英斑岩よりも粒径の大きな粒子状アクリル系樹脂を用いれば、孔への入り込みが防止されて多孔質状態が維持され、珪藻土や石英斑岩の表面を被覆することによる機能の低下が防止される。
【0018】
請求項記載の発明は、各成分の配合比が、珪藻土20〜25重量部、石英斑岩30〜35重量部、骨材45〜55重量部、アクリル系樹脂5〜10重量部であることを特徴とするものである。かかる配合比は、例えば壁材として用いる場合の最適配合比であり、所定の効果が実現され、工期が短縮される。他方、各成分の配合比について、石英斑岩を上記の場合より少なくした場合(石英斑岩10〜15重量部とし、骨材65〜75重量部とし、その他は同じとした場合)は、施工後年数が経過すると、吸湿力やホルムアルデヒド等の浮遊有害物質を吸着する能力が少しずつ低下した。また、各成分の配合比について、石英斑岩を上記の場合より多くした場合(石英斑岩50〜55重量部とし、骨材25〜35重量部とし、その他は同じとした場合)は、上記本発明の配合比の場合と作用・効果においてほとんど変わらない作用・効果を有するが、ただ、施工後は気泡が多く出た。これらの点から、上記配合比が壁材として用いる場合の最適配合比である。
【0019】
請求項3記載の発明は、前記石英斑岩がトルマリンであることを特徴とするものである。トルマリン(電気石)は、マイナスイオン効果に優れる物質であり、石英斑岩の1種であるトルマリンを用いることで、優れたマイナスイオン効果が期待できる。
【0020】
請求項4記載の発明は、前記骨材が石英粒粒よりなる白色の珪砂であることを特徴とするものである。骨材として石英粒よりなる白色の珪砂を併用することで、色調を白色に近いものとすることができる。壁材や壁表装パネルの多くは、白色が好まれる傾向が強く、色調を白色に近づけることが好ましい。
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
請求項記載の発明は、内装用建材パネルに関わるものであり、請求項1ないし請求項4のいずれか1項記載の内装用建築材料に水を混合して、基材や基材シートの表面に塗布するか、又は、石膏ボードの原料とすることを特徴とするものである。前記内装用建築材料は、パネル化することも可能であり、前記内装用建築材料を壁材等として用いた場合と同様の作用が得られる。
【0026】
請求項記載の発明は、ガラス粉末を溶融するとともに発泡剤により発泡し、多孔質パネルとしたことを特徴とするものである。前記内装用建築材料は、種々の形態でパネル化することができ、いずれにおいても前記内装用建築材料を壁材等として用いた場合と同様の作用が得られる。
【0027】
請求項記載の発明は、内装用壁紙に関わるものであり、粉砕し粉状にした珪藻土と粉砕し粉状にした石英斑岩とを混合したものを主原料とする内装用建築材料を基材シートの表面に塗布したことを特徴とするものである。前記内装用建築材料は、壁紙とすることも可能であり、前記内装用建築材料を壁材等として用いた場合と同様の作用が得られる。請求項記載の発明は、前記内装用建築材料の表面に表側シートが貼着されていることを特徴とする。表側シートを貼着することにより、基材シートからの内装用建築材料の剥がれ落ちが防止される。表側シートは通気性の高い紙製や布製等であることが好ましい。
【発明の効果】
【0028】
本発明によれば、ホルマリン等の有害化学物質を十分に分解除去することができ、しかも優れた調湿性や消臭作用、さらにはマイナスイオン効果も有する内装用建築材料、内装用建材パネル、及び内装用壁紙を提供することが可能である。また、本発明によれば、乾燥時間が短く、工期を短縮することが可能な内装用建築材料、内装用建材パネル、及び内装用壁紙を提供することが可能である。本内装用建築材料は抗菌性能が高く、その持続力も十分であり、例えば病院等に使用すると院内感染を防止できる点で効果的である。変色もほとんど生じることがなく、内装用建築材料として好適である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
以下、本発明を適用した内装用建築材料及び内装用建材パネルについて詳述する。
【0030】
本発明の内装用建築材料は、珪藻土と石英斑岩の組み合わせを基本組成とするものである。すなわち、粉砕し粉状にした珪藻土と粉砕し粉状にした石英斑岩とを混合し、内装用建築材料として用いる。
【0031】
この基本組成のうち、珪藻土は、主成分である珪藻殻の他、モンモリロナイトを主とする粘土鉱物や、石英、長石等からなる非粘土鉱物が夾雑されたものであり、極めて多孔質な含珪藻泥岩を粉砕したものである。珪藻土は、消臭等の目的で使用される木炭の数千倍を誇る超多孔質であり、非常に優れた微粒子の吸着力を持つ。したがって、空気中の湿気(水の分子)や、ホルムアルデヒド等の浮遊有害物質をより大量に速やかに吸着することができる。
【0032】
珪藻土は、そのまま本発明の建築材料の原料として用いても良いが、予め800℃以下の温度で焼成したものを用いることが好ましい。この場合の焼成は、珪藻土単独で行い、低温での焼成とする。これにより珪藻土の吸着水や吸着物質が揮発逃散し、その機能が大幅に改善される。
【0033】
ここで、前記珪藻土の焼成に際しては、焼成温度を800℃以下とすることが好ましい。800℃を越える高温での焼成を行うと、吸湿能(吸湿力)が急激に低下してしまう等、機能の低下が顕著となる。表1と図5は、様々な温度で焼成した珪藻土(精製品)の20℃における吸湿量(mg/g)と比表面積(m/g)を示すものである。珪藻土の吸湿能(力)は800℃以下であれば焼成温度に関わらずほぼ一定であるが、焼成温度が800℃を越えて1000℃になると急激に吸湿性が失われており、1200℃で焼成した場合には完全に吸湿能が失われている。また、精製品の比表面積当たりの吸湿能は、1200℃を除いて3.4〜4.8mg/mを有している。珪藻土の吸湿能は焼成温度に関わらずほぼ一定で、比表面積に強く依存していることがわかる。これは、あまり高温で焼成すると珪藻土の孔が破壊され、多孔質体であることの特徴が失われて吸湿特性が低下するためと考えられる。したがって、珪藻土の焼成温度としては、前述の通り800℃以下とすることが好ましい。このように、吸湿能を見た場合には、焼成しないものが最も吸湿効果を発揮しているが、例えば殺菌効果を得るためには焼成温度が400℃以上であることが必要である。また、珪藻土に含まれる不純物を消滅させる必要があること(天然の珪藻土を使用するため)、有色の珪藻土が焼成により白色になり色彩が出し易くなること、さらにはひび割れ(クラック)防止等の観点からも、400℃以上で焼成することが好ましい。したがって、珪藻土の焼成温度は400℃〜800℃とすることが好ましく、400℃〜600℃とすることがより好ましい。
【0034】
【表1】

Figure 0003842280
【0035】
前記珪藻土は、粉砕し粒状にしたものを用いるが、例えば分級した精製品を用いてもよい。例えば8〜50μmの範囲で分級した精製品の場合、平均粒径は27μm程度になる。その比表面積は、27μmの単純な球とした場合の表面積に比べて3桁以上大きく、多孔質な素材である。
【0036】
一方、前記珪藻土と組み合わせる石英斑岩は、火成岩の一つで、石英と正長石の斑晶をもつ斑岩であり、岩脈や岩株となって産出される(石英の斑晶を多く含むもの)。天然の石英斑岩には、一般的に次の成分が含まれることが実験により明らかになっている。表2に、石英斑岩の代表的な成分を、類似の鉱物で比較的によく知られているゼオライトの成分例とともに示す。
【0037】
【表2】
Figure 0003842280
【0038】
表2から明らかなように、石英斑岩の成分としては、二酸化珪素SiO2(無水珪酸、シリカ二酸化珪素)、酸化アルミニウムAl23(アルミナ)、酸化第二鉄Fe23、酸化鉄FeO、酸化チタンTiO2、酸化マンガンMgO、酸化カルシウムCaO、ナトリウムNa2O、カリウムK2O、無水リン酸P25等が含まれている。ここで、二酸化珪素SiO2は遠赤外線作用があり、酸化アルミニウムAl23は抗菌・防かび・防ダニ作用を発揮する。また、石英斑岩は、帯電防止作用等やマイナスイオン効果があることが知られている。なお、天然鉱石の石英斑岩の場合、トルマリン以外の混在物の存在により骨材としての役割が生じる。
【0039】
前記石英斑岩としては、種々の鉱物が知られているが、中でもトルマリン(電気石)と称される天然鉱物は、マイナスイオン効果が高く有用である。トルマリンには、黒色のものや赤色のもの等があるが、例えば壁材として用いる場合には、白色に近いことが要求される傾向にあることから、赤色、ピンク、緑等のものを用いることが好ましい。粉砕して粉状にしたときに、赤色、ピンク、緑等のトルマリンは白に近い色になるが、黒色のトルマリンを用いた場合には着色が顕著である。
【0040】
上述の通り、本発明の内装用建築材料は、珪藻土と石英斑岩とを混合して使用するが、そのときの配合割合としては、珪藻土の割合よりも石英斑岩の割合の方が多くなるように配合することが好ましい。珪藻土を用いた建築材料では、乾燥に長時間を要し、工期が長くなる傾向にある。本発明者が実験したところ、石英斑岩を併用することで乾燥時間が短縮され、工期が短縮されることがわかった。特に、石英斑岩の割合を珪藻土の割合よりも多くすることで、実用的な工期を実現することができることがわかった。例えば、石英斑岩を併用しない時には、乾燥に2日程度要するのに対して、石英斑岩の割合を珪藻土の割合よりも多くすると、乾燥に1日かからなくなった。珪藻土と石英斑岩の好ましい配合比は、5:6〜4:7である。
【0041】
本発明の内装用建築材料は、以上の基本成分の他、種々の材料を併用してもよい。併用する材料としては、例えば、骨材やバインダーとして粒子状のアクリル系樹脂、銀系抗菌剤等を挙げることができる。
【0042】
骨材としては、例えば、石英粒よりなる白色の珪砂を用いることができる。白色の珪砂を用いることで、白色度を十分に確保することができる。また、骨材として用いる珪砂は、粒径の異なる2種類以上のものを用いることが好ましく、これにより骨材の充填密度を高めることができる。この場合、2種類の珪砂のそれぞれの粒径としては、例えば粒径の小さいもので30μm前後、粒径の大きいもので1mm前後である。
【0043】
バインダーとしての粒子状のアクリル樹脂は、水等の溶媒を加えたときに粘着力を発揮し、珪藻土や石英斑岩の粒子を繋ぎ止める役割を果たすものである。アクリル系樹脂は、伸縮性を有することから、クラックが入り難く、また、劣化し難いことから長期使用に耐えるという利点も有する。
【0044】
バインダーとしては、ノリ系の材料やボンド系の材料も考えられるが、ノリ系の材料を使用した場合、乾燥した後にクラックが入り易いという欠点を有する。さらに、ノリ系の材料やボンド系の材料は、多孔質の孔を塞いでしまい、珪藻土や石英斑岩の機能を損なうことになる。粒子状のアクリル樹脂は、珪藻土や石英斑岩の粒子間に入り込んでこれらの間を繋ぎ、珪藻土や石英斑岩を被覆することはなく、多孔質の孔に入り込むこともない。なお、前記多孔質の孔への入り込みを確実に防止するためには、粒子状のアクリル系樹脂の粒径は、前記珪藻土及び石英斑岩の粒径よりも大であることが好ましい。
【0045】
銀系抗菌剤は、抗菌作用や消臭作用等を付与することを目的に添加される。例えば、珪藻土だけでは、吸着した有害物質はそのまま珪藻土の中に残るが、銀系抗菌剤を添加すれば、銀イオンの触媒作用によって、これら有害物質が分解され浄化される。したがって衛生面等で好適である。
【0046】
その他、シリカ粉末、ゼオライト粉末、瓦廃材粉末、砂、酸化チタン粉末、麦飯石粉末、木炭粉末、火山灰粉末、ガラス粉末、アルミニウム粉末、天然鉱石粉末、人工鉱石粉末から選ばれる少なくとも1種を添加することも可能である。これらの材料は、例えば粒径の大きな珪砂の代わりに入れることができ、用途に応じて必要な材料を選択すればよい。すなわち、上記シリカ粉末等は後述する具体的配合量の珪砂の代わりに入れる。
【0047】
これらの材料を併用する目的としては、環境への配慮や、様々な模様の形成等を挙げることができる。また、新たな機能を付加することを目的にこれらの材料を併用することも考えられる。例えばアルミニウム粉末を添加すれば、電磁波を遮蔽する効果を付与することができる。
【0048】
以上の各材料を配合して内装用建築材料とする場合、先に述べた珪藻土と石英斑岩の比率を考慮して、他は任意の割合で配合すればよい。具体的な配合例としては、例えば、珪藻土20〜25重量部、石英斑岩30〜35重量部、骨材45〜55重量部、アクリル系樹脂5〜10重量部である。粒径の異なる2種類の珪砂を骨材として用いる場合には、例えば粒径の小さな珪砂(珪砂A)を20〜25重量部、粒径の大きな珪砂(珪砂B)を25〜30重量部とする。他方、各成分の配合比について、石英斑岩を上記の場合より少なくした場合(石英斑岩10〜15重量部とし、骨材65〜75重量部とし、その他は同じとした場合)は、施工後年数が経過すると、吸湿力やホルムアルデヒド等の浮遊有害物質を吸着する能力が少しずつ低下した。また、各成分の配合比について、石英斑岩を上記の場合より多くした場合(石英斑岩50〜55重量部とし、骨材25〜35重量部とし、その他は同じとした場合)は、施工後の気泡がひどく出た。これらの点から、上記配合比が壁材として用いる場合の最適配合比である。
【0049】
図1は、このような配合の内装用建築材料の塗膜1の有する機能を模式的に示すものである。これらの成分を含む内装用建築材料の塗膜1は、浄化作用、有害物質吸着、消臭作用、抗菌作用、防カビ・防ダニ作用、遠赤外線効果等を発揮する。
【0050】
上述の内装用建築材料は、壁材や天井材として使用することができる。例えば、壁材として使用する場合には、吹き付け仕上げ、ローラ仕上げ、左官仕上げ等、通常の壁材と同様の工法によりボード等に塗りつけることができる。また、壁材として塗る場合、その厚さは2〜3mm程度とすることが好ましい。あまり厚く塗ると、内部の珪藻土や石英斑岩が室内の空気と触れず、その浄化機能を十分に発揮させることができなくなる虞れがあり、効率的でない。逆に、あまり薄く塗ると、浄化機能が不十分になる虞れがある。
【0051】
本発明の建築材料は、壁材や天井材として用いる他、それ自体を内装用建材パネルの材料として用いることも可能である。例えば、粉砕し粉状にした珪藻土と粉砕し粉状にした石英斑岩とを混合したものを主原料とする内装用建築材料を基材の表面に塗布することで、内装用建材パネルとすることができる。この場合、基材としては、石膏ボード、アルミニウム板、コンクリート板、鉄板、コンパネ、ベニヤ板、木板、各種建材パネル等を挙げることができる。
【0052】
あるいは、石膏ボードの原料として粉砕し粉状にした珪藻土と粉砕し粉状にした石英斑岩とを混合したものを使用したり、粉砕し粉状にした珪藻土と粉砕し粉状にした石英斑岩とを混合したものを主原料とし、これをガラス粉末とともにパネル化することも可能である。前者の場合、建材パネルである石膏ボードの厚さとしては、例えば9.5mm、あるいは12.5mmである。後者の場合、例えばガラス粉末としてガラス廃材を使用することもでき、廃棄物処理の観点からも有用である。また、例えば、ガラスを溶融してパネル化する際に、炭酸カルシウム(CaCO)等の発泡剤を混入して発泡パネルとすれば、軽量で空気浄化機能の高い建材パネルを提供することが可能となる。
【0053】
また、本発明の内装用建築材料は、内装用壁紙の材料として用いることも可能である。図6(a)(b)は内装用壁紙の断面図である。例えば、図6(a)に示すように、粉砕し粉状にした珪藻土と粉砕し粉状にした石英斑岩とを混合したものを主原料とする内装用建築材料1を基材シート2の表面に塗布することで、内装用壁紙とすることができる。この場合、基材シート2としては、裏打ち紙を挙げることができる。
【0054】
また、図6(b)に示すように、基材シート2に塗布した内装用建築材料1の表面に表側シート3を貼着しても良い。表側シート3としては、通気性や柔軟性の高い布製や紙製シートが好ましい。布製シートとしては、絹や麻や綿等の天然繊維織物や、レーヨンやポリエステル等の合成繊維織物や、フェルト等の不織布や、タフタ布が挙げられ、紙製シートとしては和紙や加工紙やケナフ紙等が挙げられる。綿は難燃性が高く、安全性の観点から好ましい。その他、コルク等の木質シートとすることも可能である。内装用建築材料1の厚みは0.3mmから0.7mmであると、約20cc/1m以上(詳しくは30〜35cc程度)の吸湿力を発揮し、且つ、厚みによる割れや折れが生じにくいため、吸湿力及び強度の両方を兼ね備えた壁紙となる。なお、基材シート2の厚みは0.15mm程度であり、表側シート3の厚みは0.1mm程度である。
【0055】
内装用建築材料1と表側シート3の貼着は、基材シート2に内装用建築材料1を塗布した後、乾燥前の内装用建築材料1に表側シート3を配置し、その後に内装用建築材料1を乾燥させることにより行われる。乾燥前のゲル状の内装用建築材料1が表側シート3に浸透し、内装用建築材料1の固化とともに表側シート3が貼着される。表側シート3により内装用建築材料1の剥がれ落ちが防止される。表側シート3は通気性の高い紙や布等であるため、表側シート3に阻害されることなく、内装用建築材料1による効果が十分に発揮される。
【0056】
【実施例】
以下、本発明の内装用建築材料及び内装用建材パネルの具体的な実施例について、実験結果を基に説明する。
【0057】
実験1
本実験では、石英斑岩の有無や比率を変更することによる壁材としての機能を調べた。
【0058】
先ず、珪藻土に骨材として石英粒よりなる白色の珪砂を添加したものを壁材の原料とし、これに水を混合するとともに、水溶性のアクリル樹脂をバインダーとして添加して壁材として塗装した。珪藻土と珪砂の量は、合わせて20kgとした。具体的には、珪藻土4kg、珪砂16kgに水12Lを混合するとともに、若干量の水溶性のアクリル樹脂をバインダーとして添加して壁材として塗装した。白色の珪砂(石英砂の総称)を加えるのは、壁材を白色とすること、及び壁の骨材とするためである。これをサンプルA(比較例に相当)とする。
【0059】
しかしながら、このサンプルAでは、ホルマリン濃度を前記厚生省の勧告値(0.08ppm)程度にまでしか抑えることができないこと、さらには乾燥時間が長く工期が長くなる(2日程度)ことがわかった。
【0060】
そこで次に、前記サンプルAの組成にトルマリン4kgを加え、サンプルAと同様に壁材として塗装した。具体的には、珪藻土4kgで珪砂12kgとして、トルマリン4kgを混合した。水は同じ12Lで、若干量の水溶性のアクリル樹脂をバインダーとして添加して壁材として塗装した。これをサンプルBとする。
【0061】
このサンプルBでは、ホルマリン濃度抑制効果が現れ、ホルマリン濃度は前記厚生省の勧告値(0.08ppm)以下になった。また、乾燥時間も若干短縮され、工期が1日半程度まで短縮された。しかしながら、工期という観点から見たときには、さらなる短縮が望まれる。
【0062】
そこでさらに、トルマリンの割合を増やして壁材を作製した。すなわち、珪藻土4kg、トルマリン6kg、珪砂A(平均粒径:約30μm)4kg、珪砂B(平均粒径:約1mm)5kgを混合し、これに水12Lを混合するとともに、水溶性のアクリル樹脂をバインダーとして若干量を添加して壁材として塗装した。これをサンプルCとする。
【0063】
その結果、サンプルCでは、ホルマリン濃度0.01〜0.04ppmが達成された。これは、前記厚生省勧告値を大きく下回るものである。また、乾燥時間も大きく短縮され、1日かからず乾燥が完了した。
【0064】
参考のため、各サンプルにおけるホルムアルデヒド放散量測定結果を表3に示す。ホルムアルデヒド放散量の測定は、デシケータ法(JIS A 5908)に準じてホルムアルデヒド放出試験を行い、ホルムアルデヒド放散性抑制効果を測定した。ホルムアルデヒド濃度は、アセチルケトン法(JIS L 1014−1994)に従って計測した。ホルムアルデヒド放散量は、アセチルケトン法によって検出された濃度を3.75/0.6で割って算出される(Fco向け計算方法)。
【0065】
【表3】
Figure 0003842280
【0066】
実験2
本実験では、本発明の内装用建築材料を実際に住宅の壁材や天井材として施工し、その効果を確かめた。
【0067】
内装用建築材料の組成は、珪藻土(比重0.40)4kg、トルマリン6kg、珪砂A(平均粒径:約30μm)4kg、珪砂B(平均粒径:約1mm)5kg、アクリル樹脂1kg、安定剤80g、銀系抗菌剤30gである。アクリル系樹脂は濃度5〜10%の水性エマルジョンとし、これに水を加えて10Lにした。
【0068】
内装用建築材料の調製に際しては、先ず第1の工程として、珪藻土とトルマリンを微粉末にして水と混合するとともに、安定剤としてのアニオン系分散材と、バインダーとしてのアニオン系アクリルエマルジョンを添加した。ここで、安定剤としては、アニオン系分散材(商品名:マーボンA−40L)を使用し、水溶性樹脂バインダーとしてアニオン系アクリルエマルジョンを使用した。これら安定剤やアニオン系アクリルエマルジョンを使用するのは、微粉末にした珪藻土とトルマリンに良く馴染むからであり、これを入れないと、微粉末にした珪藻土とトルマリンが沈殿してしまう虞れがある。この混合液を約10時間撹拌した。
【0069】
次いで、酸化銀とアンモニア水の混合液を添加した。酸化銀とアンモニア水の比率は、1(酸化銀)対10(アンモニア水)である。酸化銀とアンモニア水の混合液を添加して約0.5時間撹拌した。ここで、酸化銀とアンモニア水を約1対10の割合とする混合液を添加して所定時間撹拌させると、酸化銀が溶解して透明になる。この割合よりもアンモニア水の割合が少ないと、酸化銀が十分に溶解しない。酸化銀にアンモニア水を加えると、ジアミン銀イオン(または銀アンモニアイオン)を生じる。
【0070】
以上により調製した内装用建築材料を用い、これをケイカル板に塗布してホルムアルデヒドの除去試験を行った。ホルムアルデヒド除去試験としては、デシケータ法(JIS A 5908)に準じてホルムアルデヒド放出試験を行い、ホルムアルデヒド放散性抑制効果を測定した。ホルムアルデヒド濃度は、アセチルケトン法(JIS L 1014−1994)に従って計測した。ホルムアルデヒド放散量は、アセチルケトン法によって検出された濃度を3.75/0.6で割って算出される(Fco向け計算方法)。結果を図2に示す。なお、図中、ブランクとあるのは、調製した内装用建築材料を用いずに、ケイカル板のみをデシケータに設置し、測定した結果である。
【0071】
図2からも明らかなように、ケイカル板のみでは、ホルムアルデヒド放散量が0.094ppmと厚生省勧告値0.08ppmを越えている。これに対して、本発明の内装用建築材料を塗布した場合には、ホルムアルデヒド放散量が0.041ppmと大きく改善されており、前記厚生省勧告値0.08ppmを大きく下回っている。
【0072】
次に、実際の住宅の内装材として施工し、その効果を確かめた。先ず、図3は、本発明の内装用建築材料を使用した場合と、そうでない場合との温度変化、湿度変化の様子を示すものである。施工面積は60mである。季節は夏(7月)であり、午後6時に測定を行った。本発明の内装用建築を使用することで、温度は適正温度である25℃前後に保たれている。また、湿度が大幅に低下し、快適な環境となっていることがわかる。
【0073】
また、本発明の内装用建築材料を施工した部屋と、そうでない部屋とでホルムアルデヒド濃度を測定した。本発明の内装用建築材料を施工したのは、1Fの居間(10畳の間)であり、施工面積は壁及び天井の約40mである。測定時の温度は25℃、湿度は65%であった。この部屋でのホルムアルデヒド濃度は0.06ppm以下であった。ここで、珪藻土とトルマリンを主原料とする本発明の内装用建築材料が空気中の水分子と接触することにより、有害物質を分解する具体的なメカニズムとしては、珪藻土で吸着したホルムアルデヒドをトルマリンで水と二酸化炭素に分解し、さらには分解により生じた水をヒドロキシイオン(H )というマイナスイオンの形にして放出する。
【0074】
一方、クロス張りの部屋(2F書斎)についても比較のためにホルマリン濃度を測定した。この部屋の温度は29℃、湿度は90%であった。この部屋のホルムアルデヒド濃度は、0.33ppm以上が検出された。
【0075】
さらに、本発明の内装用建築材料を施工した1Fの居間(10畳の間)において、有害物質の除去試験を行った。試験は、この部屋で4人が同時にタバコを吸い、時間経過に伴う有害物質濃度の変化を調べた。タバコを吸った直後の有害物質濃(ニコチン、タール)度は0.31ppm以上、タバコを吸ってから5分経過した後の有害物質濃度は0.54ppm以下であった。それが時間の経過とともに急激に減少し、タバコを吸って1時間経過後の有害物質濃度は0.21ppm以下、タバコを吸って2時間経過後の有害物質濃度は0.10ppm以下、タバコを吸って3時間経過後の有害物質濃度は0.04ppm以下であった。
【0076】
実験3
次に、実施例1の場合の時間経過によるホルムアルデヒド濃度の測定を行った。図4はその結果をグラフ化したもので、符号Aは珪藻土のみを主原料とした施工現場であり、符号Bは珪藻土とトルマリンを主原料とした施工現場であるが、トルマリンの量が珪藻土よりも少ない場合であり、符号Cは珪藻土とトルマリンとを主原料とした施工現場であるが、トルマリンの量を珪藻土よりも多くした場合の施工現場である。図4に示すように、符号AとBの場合は、ホルムアルデヒド濃度の値は時間の経過とともに徐々に大きくなるが、符号Cの場合は時間が経過してもほぼ一定のホルムアルデヒド濃度の値を示している。この結果から、トルマリンの量を珪藻土よりも多くした場合は、ホルムアルデヒド吸収分解能力は頭打ち(飽和状態に)にならず、ホルムアルデヒド放散量を少なくし続けることが分かる。
【0077】
実験4
次に、本発明の内装用建築材料を長野県白馬の教育関係の建物(体育館)の更衣室の壁材として施工し、その効果を確かめた。本実験では、密閉構造の部屋を想定して、体育館更衣室の壁材として施工した。すなわち、本実施例の内装用建築材料は、上記実施例1の住宅の場合と同じ配合比のものを使用して、上記更衣室の本実施例の施工前と施工中の場合とを比較した。施工中とは、上記更衣室の壁は、2度吹き施工の必要がある所であるが、1度目の吹き施工の終わった時点での、ホルムアルデヒド濃度と施工前とを比較実験した。施工前のホルムアルデヒド濃度は0.41ppmであったのに対して、本実施例の内装用建築材料の施工中のホルムアルデヒド濃度は0.05ppmであり、前記厚生省勧告値0.08ppmを大きく下回っている。すなわち、施工中であるにもかかわらず、ホルムアルデヒド放出量が大きく改善されている。
【0078】
実験5
本実験では、内装用建材パネルとしてガラス廃材を用いた発泡パネルを作製した。
【0079】
先ず、珪藻土(比重0.40)4kg、トルマリン6kg、珪砂A(平均粒径:約30μm)4kg、珪砂B(平均粒径:約1mm)5kgを混合し、これを基本組成とした。
【0080】
この基本組成25重量%に対してガラス廃材75重量%を加え、これを混合した後、800℃まで加熱した。これにより、ガラスが溶けてバインダーとして機能し、パネル化された。このとき、溶融したガラスに発泡剤を加えて発泡させ、冷却固化した。発泡剤はCaCOであり、これを0.1〜7重量%加えた。
【0081】
これにより、多孔質建材パネルが作製された。この多孔質建材パネルは、軽量で、実験2の内装用建築材料と同様の効果、例えば有害物質除去効果や調湿効果等を有するものであった。また、この多孔質建材パネルは、ガラス廃材を用いていることから、リサイクルの観点からも有益である。
【0082】
実験6
本実験では、壁紙としての消臭性能を調べた。
【0083】
内装用建築材料の組成及び調製は上記実験2と同様である。その内装用建築壁材を基材シートに塗布して乾燥させた。基材シートとしては裏打ち紙を使用した。裏打ち紙の厚みは0.1mm、内装用建築材料の厚みは0.3mmである。この内装用壁紙を15cm×30cmの大きさに切断し、これをサンプルDとした。また、サンプルDとの比較のために、サンプルDに使用したものと同一の裏打ち紙に珪藻土のみを塗布し、さらにその上に樹脂を塗布して乾燥させた後、15cm×30cmの大きさに切断してガスブランクEとした。
【0084】
つぎに、サンプルDを使用して消臭性能の試験をおこなった。二つの試験袋にサンプルDを1枚ずつ入れ、一方の試験袋には酸素1Lと試験ガス(ホルムアルデヒド)所定量とを注入し、他方の試験袋には酸素1Lと試験ガス(トルエン)所定量とを注入した後、各試験袋を密封した。試験袋内の初期濃度は、ホルムアルデヒド20ppm、トルエン20ppmである。注入する試験ガスの量はこの初期濃度となるように調節する。比較のために、ガスブランクEについても上記と同一の条件で二つの試験袋に1枚ずつ入れたものを準備した。その後、2時間、24時間後に各試験袋内に残存するホルムアルデヒドとトルエンの濃度を検知管で測定した。その結果を表4に示す。
【0085】
【表4】
Figure 0003842280
【0086】
ガスブランクEは、ホルムアルデヒド濃度が2時間後に18ppm、24時間後に14ppm、トルエン濃度が2時間後に19ppm、24時間後に17ppmであった。これと比較して、サンプルDは、ホルムアルデヒド濃度が2時間後に0.3ppm、24時間後に0.2ppmと大幅に減少しており、消臭効果が高いことがわかる。
【0087】
実験7
本実験では、内装用建築壁材としての抗菌性能を調べた。内装用建築壁材の組成及び調整は上記実験2と同様である。これを基材シートに塗布して検体とし、抗菌性能を調べた。
【0088】
まず、抗菌性能の初期効果を確かめるために、検体を50mm±2mm角の正方形に切断して試験片Fとして試験を行った。試験方法としては、フィルム密着法(JIS Z 2801)1998年度版に準じて実施し、菌液条件1/50ONB 0.4ml,接種用菌種E.coli(大腸菌)IFO3972・S.aureus(黄色ブドウ球菌)IFO12732,被覆フィルム4cm×4cmを用いた。滅菌シャーレを二つ用意して、各々に試験片Fを入れ、一方には大腸菌を接種し、他方には黄色ブドウ球菌を接種し、その上に被覆フィルムを被せて温度35℃、相対湿度90%、時間24hrの作用条件で保存した後、生菌数を測定した。また、対照区Gとして、滅菌シャーレに入れた下敷きフィルムの上に接種用菌種を接種して被覆フィルムを被せ、接種直後の生菌数と、上記作用条件で保存した後の生菌数を測定した。その結果を表5に示す。
【0089】
【表5】
Figure 0003842280
【0090】
大腸菌については接種直後の対照区Gにおける生菌数は2.5×10であり、上記作用条件で保存後の対照区Gにおける生菌数は2.0×10であり、生菌が増殖している。これに対して、試験片Fの生菌数は1.5×10であり、生菌が大幅に減少していることが確認された。抗菌製品技術協議会の抗菌性能基準は増減値差2.0以上であるが、試験片Fの対照区Gとの増減差値は6.1であり、抗菌性能基準を大きく上回っていることが確認された。黄色ブドウ球菌については接種直後の対照区Gにおける生菌数は2.0×10であり、上記作用条件で保存後の対照区Gにおける生菌数は1.4×10であり、生菌数は誤差範囲の微小な減少である。これに対して、試験片Fの生菌数は<10(10以下)であり、生菌が大幅に減少していることが確認された。試験片Fの対照区Gとの増減差値は>4.1(4.1以上)であり、抗菌性能基準2.0を大きく上回っていることが確認された。ここで、増減値差はlog(対照区の生菌数/検体の生菌数)により算出される値である。
【0091】
さらに、抗菌性能の持続性を確かめるために耐光試験を行った。試験装置としてサンシャインカーボンアーク灯式(JIS B 7753)に準拠し、S.W.O.M(WEL−SUN−DC,スガ試験機)を使用した。検体を50mm±2mm角の正方形に切断して試験片とし、この試験片を取りつけた試料ホルダーを試料回転枠に取り付け、適宜シャワーリングを行いながら8時間光を照射した。これを試験片Hとして上記フィルム密着法により生菌数を測定した。また、滅菌シャーレを上記試験片Hと同様の条件で耐候試験を行い、それを対照区Iとして上記フィルム密着法により生菌数を測定した。その結果を表6に示す。
【0092】
【表6】
Figure 0003842280
【0093】
大腸菌については接種直後の対照区Iにおける生菌数は2.8×10であり、上記作用条件で保存後の対照区Iにおける生菌数は2.1×10であり、生菌が増殖している。これに対して、試験片Hの生菌数は2.0×10であり、生菌が大幅に減少していることが確認された。試験片Hの対照区Iとの増減差値は6.0であり、抗菌性能基準2.0を大きく上回っていることが確認された。黄色ブドウ球菌については接種直後の対照区Iにおける生菌数は2.3×10であり、上記作用条件で保存後の対照区Iにおける生菌数は1.2×10であり、生菌数は誤差範囲の微小な減少である。これに対して、試験片Hの生菌数は<10(10以下)であり、生菌が大幅に減少していることが確認された。試験片Hの対照区Iとの増減差値は>4.1(4.1以上)であり、抗菌性能基準2.0を大きく上回っていることが確認された。
【0094】
上記実験7から、本内装用建築材料は抗菌性能が高く、その持続力も十分であり、例えば病院等に使用すると院内感染を防止できる点で効果的であることが確認された。
【0095】
実験8
本実験では、変色の観点からの耐光性能を調べた。内装用建築壁材の組成及び調整は上記実験2と同様である。これを基材シートに塗布して耐光性能を調べた。
【0096】
試験装置としてサンシャインカーボンアーク灯式(JIS B 7753)に準拠したS.W.O.M(WEL−SUN−DC,スガ試験機)を使用し、試験温度63℃(ブラックパネル温度)、試験湿度50%RH、試験時間8hrとした。また、暴露のサイクル60分間において、12分間はシャワーリング有りとし、残りの48分間はシャワーリング無しとした。検体Jに関して試験後と試験前の色差を色差計で測定した。その結果を表7に示す。
【0097】
【表7】
Figure 0003842280
【0098】
色差はJIS Z 8729「色差表示方法」による表示である。試験前はL=73.8、a=2.4、b=11.3であるのに対して、試験後はL=72.5、a=2.8、b=11.4であり、色差△E=1.4であった。色差△=1.4はごくわずかに色差があるものの、感知されない程度のものであり、ほとんど変色しないことが確認された。
【図面の簡単な説明】
【0099】
【図1】 本発明の内装用建築材料の機能を示す模式図である。
【図2】 本発明の内装用建築材料を適用した場合とそうでない場合のホルムアルデヒド放散性抑制効果の相違を示す特性図である。
【図3】本発明の内装用建築材料を適用した居室とそうでない居室の温度変化及び湿度変化の相違を示す特性図である。
【図4】時間経過によるホルムアルデヒド濃度の測定結果をグラフ化した図である。
【図5】焼成した珪藻土の20℃における吸湿量の測定結果をグラフ化した図である。
【図6】(a)は基材シートの表面に内装用建築材料を備える内装用壁紙の断面図であり、(b)は内装用建築材料の表面に表側シートが貼着された内装用壁紙の断面図である。
【符号の説明】
【0100】
1 内装用建築材料
2 基材シート
3 表側シート【Technical field】
[0001]
  The present invention relates to an interior building material used as a wall material, a ceiling material or the like, and further relates to an interior building material panel. In particular, the present invention relates to a new interior building material, interior building panel, and interior wallpaper that has an effect of decomposing and removing harmful chemical substances such as formaldehyde (formalin), excellent deodorization and humidity control, and also has a negative ion effect. .
[Background]
[0002]
  In recent years, for example, in general houses, chemical substances harmful to the human body generated from used building materials, particularly chemical substances such as formaldehyde (formalin) contained in a coating adhesive have become a problem. A high formalin concentration causes asthma, sick house syndrome (for example, atopic dermatitis) and the like. In addition, living odors (bad odors) such as cigarettes, pets, and toilets are also generated in the living space of the house. On the other hand, recent general houses have problems such as mold and mite hotbeds due to surface condensation as a result of airtightness and heat insulation.
[0003]
  For this reason, old-fashioned diatomaceous earth has come to be reviewed as a wall material or the like, and a technique using diatomaceous earth as a wall material has already been disclosed (for example, see Patent Document 1 and Patent Document 2).
[0004]
[Patent Document 1]
      JP 2001-89222 A
[0005]
[Patent Document 2]
      JP 2000-96799 A
[0006]
  Specifically, for example, Patent Document 1 discloses that a suitable amount of cement and glue mixed with powdered diatomaceous earth is used as a coating wall material. Accordingly, it is possible to provide a coating wall material that can be easily applied with a good coated surface without unevenness and does not cause cracks or condensation after the application.
[0007]
  In Patent Document 2, in a wall material in which an undercoat layer and an overcoat layer are sequentially formed on a base, the overcoat layer is formed on a base layer including a porous body such as diatomaceous earth and a binder, and the base layer. In addition, a wall material comprising a finishing layer containing a pigment and having air permeability is disclosed. Thereby, it is said that the wall material excellent in heat retention, heat insulation, dew condensation prevention property, humidity control property, sound insulation property, deodorizing property, etc. can be provided.
[0008]
  However, the wall material that simply uses diatomaceous earth decomposes formalin to some extent and decomposes / deodorizes the daily odor (bad odor) of tobacco, pets, toilets, etc., but the effect does not last long (saturated state) ). In particular, regarding decomposition of formalin, it is difficult to achieve 0.08 ppm or less, which is a guideline of the World Health Organization (WHO) and a recommended value of the Ministry of Health and Welfare.
[0009]
  From the viewpoint of decomposition of formalin, adsorbents and porous ceramics obtained by firing diatomaceous earth and tourmaline (tourmaline) together have also been proposed (see, for example, Patent Document 3 and Patent Document 4).
[0010]
[Patent Document 3]
          JP 2002-224561 A
[0011]
[Patent Document 4]
          JP-A-11-322469
[0012]
  These technologies described in Patent Document 3 and Patent Document 4 are both baked together with diatomaceous earth and tourmaline to form a baked powder, and both aim at the effects of air purification and negative ion generation. Is.
DISCLOSURE OF THE INVENTION
[Problems to be solved by the invention]
[0013]
  However, if diatomaceous earth and tourmaline are baked together at a high temperature exceeding 800 ° C. as in the techniques described in Patent Document 3 and Patent Document 4, the hygroscopic property of diatomaceous earth is greatly impaired, and the wall material is used. The required humidity control cannot be ensured. In addition, dissatisfaction also remains in terms of the ability to decompose and remove harmful chemical substances such as formalin.
[0014]
  The present invention has been proposed in order to eliminate such disadvantages of the prior art, can sufficiently decompose and remove harmful chemical substances such as formalin, and has excellent humidity control and deodorizing action, Furthermore, it aims at providing the building material for interiors which also has a negative ion effect, the building material panel for interiors, and the building material sheet for interiors. Another object of the present invention is to provide an interior building material, an interior building material panel, and an interior building material sheet that can shorten the drying time and shorten the construction period.
[Means for Solving the Problems]
[0015]
  As a result of various experiments and researches over many years, the present inventor has developed the present invention.
[0016]
  That is, the interior building material according to claim 1 of the present application is pulverized and powdered.NaturalGround and powdered with diatomaceous earthIs a natural mineralCombining with quartz porphyryIn addition, an aggregate is further mixed, and a particulate acrylic resin is further contained as a binder, and the mixing ratio of the diatomaceous earth and the quartz porphyry is 5: 6 to 4: 7, The ratio of the rock is larger than the ratio of the diatomaceous earth, the diatomaceous earth is pre-fired at a temperature of 400 ° C. or higher and 800 ° C. or lower, and the particle size of the acrylic resin is the diatomaceous earth and quartz porphyry. It is characterized by being larger than the particle size of.
[0017]
  Rather than firing diatomaceous earth and quartz porphyry together, they are mixed and used as powders, so that individual functions can be fully exerted, and the synergistic effect of these materials demands interior building materials. The effect of humidity control, deodorization, decomposition and removal of harmful substances, and negative ion effect are realized. For this reason, if the thing which added and stirred water is applied as a wall material, or it constructs as a ceiling material, it will become a suitable wall material and ceiling material which exhibit the said effect | action. Further, when diatomaceous earth is used as an interior building material, it takes a long time to dry due to its hygroscopic property, and the construction period tends to be long. As in the present invention, by increasing the proportion of quartz porphyry than the proportion of diatomaceous earth, the drying time can be greatly shortened and the construction period can be shortened. The diatomaceous earth is previously baked at a temperature of 400 ° C. or higher and 800 ° C. or lower. By removing adsorbed water and the like by calcination in advance, diatomaceous earth exhibits its function and the interior building material has excellent humidity control. Specifically, the hygroscopic ability (power) of diatomaceous earth is almost constant regardless of the firing temperature if it is 800 ° C. or less, but when the firing temperature exceeds 800 ° C. and reaches 1000 ° C., the hygroscopic property is rapidly lost. In addition, when it is fired at 1200 ° C., the hygroscopic ability is completely lost. Those that do not fire exhibit the most hygroscopic effect, but in order to obtain a bactericidal effect by firing, it is necessary that the temperature is 400 ° C. or higher. In order to prevent (crack), firing at 400 ° C. or higher is preferable. If quartz porphyry, a natural ore, is used, it is easy to handle and can be manufactured at low cost. Moreover, since an acrylic resin has elasticity, it becomes difficult to crack by using this as a binder, and it withstands long-term use. In addition, if a particulate acrylic resin with a particle size larger than that of diatomaceous earth or quartz porphyry is used, the porous state is maintained by preventing entry into the pores, and functions by covering the surface of diatomaceous earth and quartz porphyry Is prevented.
[0018]
  Claim2The described invention is characterized in that the mixing ratio of each component is 20 to 25 parts by weight of diatomaceous earth, 30 to 35 parts by weight of quartz porphyry, 45 to 55 parts by weight of aggregate, and 5 to 10 parts by weight of acrylic resin. To do. Such a blending ratio is an optimum blending ratio when used as, for example, a wall material, a predetermined effect is realized, and a construction period is shortened. On the other hand, with respect to the mixing ratio of each component, when the quartz porphyry is less than in the above case (10-15 parts by weight of quartz porphyry, 65-75 parts by weight of aggregate, and the other is the same), As the years passed, the ability to absorb suspended harmful substances such as hygroscopicity and formaldehyde gradually decreased. Moreover, about the compounding ratio of each component, when quartz porphyry is increased more than the above case (when quartz porphyry is 50 to 55 parts by weight, aggregate is 25 to 35 parts by weight, and others are the same), Although it has the effect | action and effect which is hardly different in the effect | action and effect in the case of the compounding ratio of this invention, many bubbles came out after construction. From these points, the said compounding ratio is the optimal compounding ratio in the case of using as a wall material.
[0019]
  Claim 3The described invention is characterized in that the quartz porphyry is tourmaline. Tourmaline (tourmaline) is a substance having an excellent negative ion effect, and an excellent negative ion effect can be expected by using tourmaline, which is a kind of quartz porphyry.
[0020]
Claim 4The described inventionThe aggregate isIt is characterized by being white quartz sand made of quartz grains. By using together white quartz sand made of quartz grains as an aggregate, the color tone can be made close to white. Many of the wall materials and wall cover panels tend to prefer white, and it is preferable that the color tone be close to white.
[0021]
[0022]
[0023]
[0024]
[0025]
  Claim5The described invention relates to a building material panel for interior use,The interior building material according to any one of claims 1 to 4 is mixed with water and applied to the surface of a base material or a base material sheet, or used as a raw material for gypsum board. DoIs. The interior building material can be made into a panel, and the same effect as that obtained when the interior building material is used as a wall material or the like can be obtained.
[0026]
  Claim6The described invention is characterized in that the glass powder is melted and foamed with a foaming agent to form a porous panel. The interior building material can be made into panels in various forms, and in any case, the same effect as that obtained when the interior building material is used as a wall material or the like can be obtained.
[0027]
  Claim7The described invention relates to an interior wallpaper, and an interior building material mainly composed of a mixture of pulverized and powdered diatomaceous earth and pulverized and powdered quartz porphyry is used as a base sheet. It is characterized by being applied to the surface. The interior building material can also be used as wallpaper, and the same effect as when the interior building material is used as a wall material or the like can be obtained. Claim8The described invention is characterized in that a front sheet is adhered to the surface of the interior building material. By sticking the front side sheet, peeling of the building material for interior from the base sheet is prevented. The front sheet is preferably made of paper or cloth with high air permeability.
【The invention's effect】
[0028]
  According to the present invention, it is possible to sufficiently decompose and remove harmful chemical substances such as formalin, and it has excellent humidity control and deodorization, and also has a negative ion effect, an interior building material, an interior building material panel, and It is possible to provide interior wallpaper. Furthermore, according to the present invention, it is possible to provide an interior building material, an interior building material panel, and an interior wallpaper that can be dried for a short period of time and shorten the work period. This interior building material has high antibacterial performance and sufficient sustainability, and is effective in that it can prevent nosocomial infections when used in, for example, a hospital. Almost no discoloration occurs and is suitable as an interior building material.
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
[0029]
  Hereinafter, interior building materials and interior building material panels to which the present invention is applied will be described in detail.
[0030]
  The interior building material of the present invention is based on a combination of diatomaceous earth and quartz porphyry. That is, pulverized and powdered diatomaceous earth and pulverized and powdered quartz porphyry are mixed and used as an interior building material.
[0031]
  Of this basic composition, diatomaceous earth is composed of diatom shell, the main component, clay minerals mainly composed of montmorillonite, and non-clay minerals composed of quartz, feldspar, etc. It is a crushed mudstone. Diatomaceous earth is super porous, boasting thousands of times the charcoal used for deodorization and the like, and has a very good ability to adsorb fine particles. Accordingly, moisture in the air (water molecules) and suspended harmful substances such as formaldehyde can be adsorbed in a large amount and quickly.
[0032]
  Diatomaceous earth may be used as it is as a raw material for the building material of the present invention, but it is preferable to use one that has been fired at a temperature of 800 ° C. or less in advance. The firing in this case is performed by diatomaceous earth alone and is performed at a low temperature. As a result, adsorbed water and adsorbed materials of diatomaceous earth are volatilized and escaped, and the function is greatly improved.
[0033]
  Here, when firing the diatomaceous earth, the firing temperature is preferably 800 ° C. or lower. When baking is performed at a high temperature exceeding 800 ° C., the function is remarkably deteriorated, for example, the hygroscopic ability (hygroscopic capacity) is rapidly reduced. Table 1 and FIG. 5 show the amount of moisture absorption (mg / g) and specific surface area (m) at 20 ° C. of diatomaceous earth (refined product) fired at various temperatures.2/ G). The hygroscopicity (power) of diatomaceous earth is almost constant regardless of the firing temperature if it is 800 ° C. or less, but when the firing temperature exceeds 800 ° C. and reaches 1000 ° C., the hygroscopic property is rapidly lost, and at 1200 ° C. When baked, the hygroscopic ability is completely lost. Further, the hygroscopic capacity per specific surface area of the purified product is 3.4 to 4.8 mg / m except 1200 ° C.2have. It can be seen that the hygroscopic capacity of diatomaceous earth is almost constant regardless of the firing temperature and strongly depends on the specific surface area. This is presumably because, when fired at a too high temperature, the pores of diatomaceous earth are destroyed, the characteristics of being a porous body are lost, and the hygroscopic properties are lowered. Therefore, as a calcination temperature of diatomaceous earth, it is preferable to set it as 800 degrees C or less as above-mentioned. Thus, when the hygroscopic ability is seen, those that are not fired exhibit the most hygroscopic effect. For example, in order to obtain a bactericidal effect, the firing temperature needs to be 400 ° C. or higher. In addition, it is necessary to eliminate impurities contained in diatomaceous earth (because natural diatomaceous earth is used), colored diatomaceous earth becomes white due to baking, and it is easy to produce colors, and also from the viewpoint of preventing cracks, etc. Therefore, firing at 400 ° C. or higher is preferable. Therefore, the calcination temperature of diatomaceous earth is preferably 400 ° C to 800 ° C, and more preferably 400 ° C to 600 ° C.
[0034]
[Table 1]
Figure 0003842280
[0035]
  The diatomaceous earth is pulverized and granulated, but for example, classified refined products may be used. For example, in the case of a refined product classified in the range of 8 to 50 μm, the average particle size is about 27 μm. The specific surface area is three or more orders of magnitude larger than the surface area of a simple sphere of 27 μm, and is a porous material.
[0036]
  On the other hand, quartz porphyry combined with diatomite is one of igneous rocks, and is porphyry with quartz and orthofeldsparous porphyry, and is produced as a dike or rock stock (contains many quartz porphyry) thing). Experiments have shown that natural quartz porphyry generally contains the following components: Table 2 shows typical components of quartz porphyry along with examples of zeolite components that are relatively well known for similar minerals.
[0037]
[Table 2]
Figure 0003842280
[0038]
  As is apparent from Table 2, the component of quartz porphyry is silicon dioxide SiO2(Anhydrous silicic acid, silica silicon dioxide), aluminum oxide Al2OThree(Alumina), ferric oxide Fe2OThree, Iron oxide FeO, titanium oxide TiO2, Manganese oxide MgO, calcium oxide CaO, sodium Na2O, potassium K2O, anhydrous phosphoric acid P2OFiveEtc. are included. Where silicon dioxide SiO2Has far-infrared action, aluminum oxide Al2OThreeExhibits antibacterial, antifungal and anti-mite properties. Quartz porphyry is known to have an antistatic effect and a negative ion effect. In addition, in the case of quartz porphyry, a natural ore, a role as an aggregate occurs due to the presence of a mixture other than tourmaline.
[0039]
  Various minerals are known as the quartz porphyry. Among them, a natural mineral called tourmaline (tourmaline) has a high negative ion effect and is useful. There are black and red tourmalines, but when using them as wall materials, for example, they tend to be close to white, so use red, pink, green, etc. Is preferred. When pulverized into powder, tourmalines such as red, pink, and green become colors close to white, but coloring is remarkable when black tourmalines are used.
[0040]
  As described above, the building material for interior use of the present invention is a mixture of diatomaceous earth and quartz porphyry, but the proportion of quartz porphyry is higher than the proportion of diatomaceous earth at that time. It is preferable to blend as described above. Building materials using diatomaceous earth require a long time for drying and tend to have a longer construction period. As a result of experiments by the present inventors, it was found that the use of quartz porphyry shortens the drying time and shortens the construction period. In particular, it was found that a practical construction period can be realized by increasing the ratio of quartz porphyry to that of diatomaceous earth. For example, when quartz porphyry is not used together, drying takes about two days, whereas when the proportion of quartz porphyry is higher than the proportion of diatomaceous earth, drying does not take one day. A preferable blending ratio of diatomaceous earth and quartz porphyry is 5: 6 to 4: 7.
[0041]
  The building material for interior of the present invention may use various materials in addition to the above basic components. Examples of the material to be used in combination include a particulate acrylic resin and a silver antibacterial agent as an aggregate and a binder.
[0042]
  As the aggregate, for example, white quartz sand made of quartz grains can be used. By using white quartz sand, the whiteness can be sufficiently secured. In addition, it is preferable to use two or more types of silica sand having different particle diameters as the aggregate, which can increase the packing density of the aggregate. In this case, the particle size of each of the two types of silica sand is, for example, about 30 μm with a small particle size, and about 1 mm with a large particle size.
[0043]
  The particulate acrylic resin as a binder exhibits adhesive strength when a solvent such as water is added, and plays a role of tethering diatomaceous earth and quartz porphyry particles. Acrylic resins have the advantage that they are resistant to long-term use because they are stretchable and therefore difficult to crack, and are difficult to deteriorate.
[0044]
  As the binder, a paste-type material or a bond-type material can be considered, but when a paste-type material is used, it has a defect that cracks are likely to occur after drying. Furthermore, the paste-type material and the bond-type material block the porous holes and impair the function of diatomaceous earth and quartz porphyry. Particulate acrylic resin penetrates between particles of diatomaceous earth and quartz porphyry, connects them, does not cover diatomaceous earth and quartz porphyry, and does not enter porous pores. In order to reliably prevent entry into the porous pores, it is preferable that the particle size of the particulate acrylic resin is larger than the particle size of the diatomaceous earth and quartz porphyry.
[0045]
  The silver antibacterial agent is added for the purpose of imparting an antibacterial action, a deodorizing action, and the like. For example, with diatomaceous earth alone, the adsorbed harmful substances remain in the diatomaceous earth as they are, but when a silver antibacterial agent is added, these harmful substances are decomposed and purified by the catalytic action of silver ions. Therefore, it is suitable in terms of hygiene.
[0046]
  In addition, at least one selected from silica powder, zeolite powder, waste tile powder, sand, titanium oxide powder, barleystone powder, charcoal powder, volcanic ash powder, glass powder, aluminum powder, natural ore powder, and artificial ore powder is added. It is also possible. These materials can be put in place of silica sand having a large particle size, for example, and a necessary material may be selected according to the application. That is, the silica powder or the like is put in place of the silica sand having a specific blending amount described later.
[0047]
  Examples of the purpose of using these materials in combination include consideration for the environment and formation of various patterns. It is also conceivable to use these materials in combination for the purpose of adding a new function. For example, if aluminum powder is added, the effect of shielding electromagnetic waves can be imparted.
[0048]
  When the above materials are blended to make a building material for interiors, other ratios may be blended in consideration of the ratio of diatomaceous earth and quartz porphyry described above. Specific blending examples include, for example, diatomaceous earth 20 to 25 parts by weight, quartz porphyry 30 to 35 parts by weight, aggregate 45 to 55 parts by weight, and acrylic resin 5 to 10 parts by weight. When two types of silica sand having different particle diameters are used as the aggregate, for example, 20-25 parts by weight of silica sand having a small particle diameter (silica sand A) and 25-30 parts by weight of silica sand having a large particle diameter (silica sand B) are used. To do. On the other hand, with respect to the mixing ratio of each component, when the quartz porphyry is less than in the above case (10-15 parts by weight of quartz porphyry, 65-75 parts by weight of aggregate, and the other is the same), As the years passed, the ability to absorb suspended harmful substances such as hygroscopicity and formaldehyde gradually decreased. Moreover, about the compounding ratio of each component, when quartz porphyry is increased from the above case (when quartz porphyry is 50 to 55 parts by weight, aggregate is 25 to 35 parts by weight, and others are the same), construction is performed. The later bubbles came out badly. From these points, the said compounding ratio is the optimal compounding ratio in the case of using as a wall material.
[0049]
  FIG. 1 schematically shows the function of the coating film 1 of an interior building material having such a composition. The interior building material coating film 1 containing these components exhibits a purifying action, a harmful substance adsorption, a deodorizing action, an antibacterial action, an antifungal / anti-mite action, a far-infrared effect, and the like.
[0050]
  The interior building material described above can be used as a wall material or a ceiling material. For example, when it is used as a wall material, it can be applied to a board or the like by a method similar to that of a normal wall material, such as spray finishing, roller finishing, plastering finishing or the like. Moreover, when applying as a wall material, it is preferable that the thickness shall be about 2-3 mm. If it is applied too thick, the inner diatomaceous earth and quartz porphyry do not come into contact with the indoor air, and the purification function may not be fully exhibited, which is not efficient. Conversely, if it is applied too thin, the purification function may be insufficient.
[0051]
  The building material of the present invention can be used as a material for an interior building material panel in addition to being used as a wall material or a ceiling material. For example, an interior building material panel made of a mixture of pulverized and powdered diatomaceous earth and pulverized and powdered quartz porphyry as the main raw material is used as an interior building material panel. be able to. In this case, examples of the base material include a gypsum board, an aluminum plate, a concrete plate, an iron plate, a control panel, a veneer board, a wooden board, and various building material panels.
[0052]
  Alternatively, use a mixture of crushed and powdered diatomaceous earth and crushed and powdered quartz porphyry as raw materials for gypsum board, or crushed and powdered diatomaceous earth and crushed and powdered quartz A mixture of rocks can be used as the main raw material, and this can be paneled together with glass powder. In the former case, the thickness of the gypsum board as the building material panel is, for example, 9.5 mm or 12.5 mm. In the latter case, for example, a glass waste material can be used as the glass powder, which is useful from the viewpoint of waste disposal. Also, for example, when glass is melted to form a panel, calcium carbonate (CaCO3If a foaming agent such as) is mixed to obtain a foamed panel, it is possible to provide a lightweight building material panel having a high air purification function.
[0053]
  Further, the interior building material of the present invention can also be used as a material for interior wallpaper. 6A and 6B are cross-sectional views of the interior wallpaper. For example, as shown in FIG. 6A, an interior building material 1 made mainly of a mixture of pulverized and powdered diatomaceous earth and pulverized and powdered quartz porphyry is used as a base material sheet 2. By applying to the surface, it can be used as wallpaper for interior. In this case, the base sheet 2 can include a backing paper.
[0054]
  Moreover, as shown in FIG.6 (b), you may stick the front side sheet | seat 3 on the surface of the building material 1 for interior apply | coated to the base material sheet 2. FIG. The front sheet 3 is preferably a cloth or paper sheet having high air permeability and flexibility. Examples of fabric sheets include natural fiber fabrics such as silk, linen, and cotton, synthetic fiber fabrics such as rayon and polyester, nonwoven fabrics such as felt, and taffeta fabrics. Paper sheets include Japanese paper, processed paper, and kenaf. For example, paper. Cotton has high flame retardancy and is preferable from the viewpoint of safety. In addition, it is also possible to use a woody sheet such as cork. When the thickness of the interior building material 1 is 0.3 mm to 0.7 mm, it is about 20 cc / 1 m.2Since it exhibits the above-described hygroscopicity (specifically, about 30 to 35 cc) and is less likely to crack or break due to its thickness, the wallpaper has both hygroscopicity and strength. In addition, the thickness of the base material sheet 2 is about 0.15 mm, and the thickness of the front side sheet 3 is about 0.1 mm.
[0055]
  The interior building material 1 and the front side sheet 3 are adhered after the interior building material 1 is applied to the base sheet 2 and then the front side sheet 3 is arranged on the interior building material 1 before drying. This is done by drying material 1. The gel-like interior building material 1 before drying penetrates into the front sheet 3, and the front sheet 3 is stuck together with the solidification of the interior building material 1. The front side sheet 3 prevents the interior building material 1 from peeling off. Since the front sheet 3 is paper or cloth having high air permeability, the effect of the interior building material 1 is sufficiently exhibited without being obstructed by the front sheet 3.
[0056]
【Example】
  Hereinafter, specific examples of interior building materials and interior building material panels according to the present invention will be described based on experimental results.
[0057]
Experiment 1
  In this experiment, we investigated the function as a wall material by changing the presence and ratio of quartz porphyry.
[0058]
  First, a mixture of diatomaceous earth with white silica sand made of quartz grains as an aggregate was used as a raw material for the wall material, and water was mixed therewith, and a water-soluble acrylic resin was added as a binder to be coated as a wall material. The total amount of diatomaceous earth and quartz sand was 20 kg. Specifically, 4 L of diatomaceous earth and 16 kg of silica sand were mixed with 12 L of water, and a small amount of water-soluble acrylic resin was added as a binder to be coated as a wall material. The reason why white silica sand (a general term for quartz sand) is added is to make the wall material white and to make the wall aggregate. This is designated as sample A (corresponding to a comparative example).
[0059]
  However, in this sample A, it was found that the formalin concentration can be suppressed only to the recommended value (0.08 ppm) of the Ministry of Health and Welfare, and that the drying time is long and the construction period is long (about 2 days).
[0060]
  Then, 4 kg of tourmaline was added to the composition of the sample A, and it was painted as a wall material in the same manner as the sample A. Specifically, 4 kg of tourmaline was mixed as 4 kg of diatomaceous earth with 12 kg of diatomaceous earth. The water was the same 12 L, and a small amount of water-soluble acrylic resin was added as a binder and painted as a wall material. This is designated as sample B.
[0061]
  In this sample B, the formalin concentration suppressing effect appeared, and the formalin concentration became below the recommended value (0.08 ppm) of the Ministry of Health and Welfare. Also, the drying time was slightly shortened and the work period was shortened to about one and a half days. However, when viewed from the viewpoint of construction schedule, further shortening is desired.
[0062]
  Therefore, a wall material was produced by increasing the proportion of tourmaline. That is, 4 kg of diatomaceous earth, 6 kg of tourmaline, 4 kg of quartz sand A (average particle size: about 30 μm), 5 kg of silica sand B (average particle size: about 1 mm) are mixed with 12 L of water, and water-soluble acrylic resin is mixed. A small amount was added as a binder and painted as a wall material. This is designated as sample C.
[0063]
  As a result, Sample C achieved a formalin concentration of 0.01 to 0.04 ppm. This is much lower than the recommended value of the Ministry of Health and Welfare. Also, the drying time was greatly shortened, and the drying was completed in less than one day.
[0064]
  For reference, the measurement results of formaldehyde emission in each sample are shown in Table 3. The formaldehyde emission amount was measured by performing a formaldehyde emission test according to the desiccator method (JIS A 5908) and measuring the formaldehyde emission suppression effect. The formaldehyde concentration was measured according to the acetyl ketone method (JIS L 1014-1994). The formaldehyde emission amount is calculated by dividing the concentration detected by the acetyl ketone method by 3.75 / 0.6 (calculation method for Fco).
[0065]
[Table 3]
Figure 0003842280
[0066]
Experiment 2
  In this experiment, the interior building material of the present invention was actually constructed as a wall material or ceiling material of a house, and the effect was confirmed.
[0067]
  The composition of the building materials for interior is 4kg of diatomaceous earth (specific gravity 0.40), 6kg of tourmaline, 4kg of quartz sand A (average particle size: about 30μm), 5kg of quartz sand B (average particle size: about 1mm), 1kg of acrylic resin, stabilizer 80 g, silver antibacterial agent 30 g. The acrylic resin was made into an aqueous emulsion having a concentration of 5 to 10%, and water was added thereto to make 10 L.
[0068]
  In preparing building materials for interiors, as a first step, diatomaceous earth and tourmaline were finely mixed and mixed with water, and an anionic dispersing agent as a stabilizer and an anionic acrylic emulsion as a binder were added. . Here, as a stabilizer, an anionic dispersion material (trade name: Marvon A-40L) was used, and an anionic acrylic emulsion was used as a water-soluble resin binder. The reason why these stabilizers and anionic acrylic emulsions are used is because they are well adapted to fine powdered diatomaceous earth and tourmaline. If this is not added, fine powdered diatomaceous earth and tourmaline may be precipitated. . The mixture was stirred for about 10 hours.
[0069]
  Next, a mixed solution of silver oxide and aqueous ammonia was added. The ratio of silver oxide to ammonia water is 1 (silver oxide) to 10 (ammonia water). A mixed solution of silver oxide and aqueous ammonia was added and stirred for about 0.5 hours. Here, when a mixed liquid having a ratio of silver oxide and aqueous ammonia of about 1:10 is added and stirred for a predetermined time, the silver oxide is dissolved and becomes transparent. If the ratio of aqueous ammonia is less than this ratio, silver oxide will not be sufficiently dissolved. When ammonia water is added to silver oxide, diamine silver ions (or silver ammonia ions) are generated.
[0070]
  Using the interior building material prepared as described above, this was applied to a calcium plate and subjected to a formaldehyde removal test. As a formaldehyde removal test, a formaldehyde emission test was conducted according to the desiccator method (JIS A 5908), and the formaldehyde emission suppressing effect was measured. The formaldehyde concentration was measured according to the acetyl ketone method (JIS L 1014-1994). The formaldehyde emission amount is calculated by dividing the concentration detected by the acetyl ketone method by 3.75 / 0.6 (calculation method for Fco). The results are shown in FIG. In the figure, the term “blank” refers to the result of measurement with only the caulk board installed in the desiccator without using the prepared interior building material.
[0071]
  As is clear from FIG. 2, the formaldehyde emission amount is 0.094 ppm, which exceeds the recommended value of 0.08 ppm by the Ministry of Health and Welfare, only with the calcium silicate board. On the other hand, when the building material for interiors of the present invention is applied, the amount of formaldehyde emitted is greatly improved to 0.041 ppm, which is far below the recommended value of 0.08 ppm by the Ministry of Health and Welfare.
[0072]
  Next, it was constructed as an interior material for an actual house and the effect was confirmed. First, FIG. 3 shows the state of temperature change and humidity change when the interior building material of the present invention is used and when it is not. Construction area is 60m2It is. The season was summer (July) and measurements were taken at 6pm. By using the interior building of the present invention, the temperature is kept around 25 ° C., which is an appropriate temperature. Moreover, it turns out that humidity has fallen significantly and it has become a comfortable environment.
[0073]
  Moreover, the formaldehyde concentration was measured in the room where the building material for interior of the present invention was constructed and the room where it was not. The interior building material of the present invention was constructed in the 1F living room (between 10 tatami mats), and the construction area was about 40 m from the walls and ceiling.2It is. The temperature at the time of measurement was 25 ° C., and the humidity was 65%. The formaldehyde concentration in this room was 0.06 ppm or less. Here, as a specific mechanism for decomposing harmful substances when the building material for interior of the present invention, which is mainly composed of diatomaceous earth and tourmaline, comes into contact with water molecules in the air, formaldehyde adsorbed on diatomaceous earth is converted into tourmaline. It decomposes into water and carbon dioxide, and the water produced by the decomposition is converted into hydroxy ions (H3O2 ) And release in the form of negative ions.
[0074]
  On the other hand, the formalin concentration was also measured for comparison in the cross-tensioned room (2F study). The room temperature was 29 ° C. and the humidity was 90%. A formaldehyde concentration of 0.33 ppm or more was detected in this room.
[0075]
  Furthermore, the harmful substance removal test was conducted in the 1F living room (10 tatami mats) where the interior building material of the present invention was constructed. The test was conducted in which four people smoked at the same time and examined the change in the concentration of harmful substances over time. The concentration of toxic substances (nicotine, tar) immediately after smoking was 0.31 ppm or more, and the concentration of toxic substances after 5 minutes from smoking was 0.54 ppm or less. It decreases rapidly over time, and the concentration of harmful substances after 1 hour of smoking tobacco is 0.21 ppm or less, and the concentration of harmful substances after 2 hours of smoking tobacco is 0.10 ppm or less. The concentration of harmful substances after 3 hours was 0.04 ppm or less.
[0076]
Experiment 3
  Next, the formaldehyde concentration over time in the case of Example 1 was measured. Fig. 4 is a graph of the results. Reference symbol A is a construction site using only diatomaceous earth as a main raw material, and reference symbol B is a construction site using diatomaceous earth and tourmaline as main raw materials. The number C is a construction site using diatomaceous earth and tourmaline as main raw materials, but is a construction site when the amount of tourmaline is larger than that of diatomaceous earth. As shown in FIG. 4, in the case of symbols A and B, the value of formaldehyde concentration gradually increases with the passage of time, but in the case of symbol C, the value of formaldehyde concentration shows a substantially constant value over time. ing. From this result, it can be seen that when the amount of tourmaline is larger than that of diatomaceous earth, the formaldehyde absorption / decomposition ability does not reach its peak (saturation), and the amount of formaldehyde emission continues to decrease.
[0077]
Experiment 4
  Next, the interior building material of the present invention was constructed as a wall material for a changing room of an education-related building (gymnasium) in Hakuba, Nagano Prefecture, and its effect was confirmed. In this experiment, it was constructed as a wall material for a gymnasium changing room, assuming a sealed room. That is, the interior building material of this example was the same composition ratio as that of the housing of Example 1 above, and the case before construction of this example of the changing room and the case during construction were compared. . “Under construction” means that the wall of the dressing room needs to be blown twice. However, the formaldehyde concentration at the time when the first blow work was completed was compared with that before construction. The formaldehyde concentration before construction was 0.41 ppm, whereas the formaldehyde concentration during construction of the interior building material of this example was 0.05 ppm, which is well below the Ministry of Health and Welfare recommended value 0.08 ppm. . That is, the amount of formaldehyde released is greatly improved despite the construction.
[0078]
Experiment 5
  In this experiment, a foam panel using waste glass was produced as a building material panel for interior.
[0079]
  First, 4 kg of diatomaceous earth (specific gravity 0.40), 6 kg of tourmaline, 4 kg of quartz sand A (average particle size: about 30 μm), and 5 kg of quartz sand B (average particle size: about 1 mm) were mixed to obtain a basic composition.
[0080]
  75% by weight of glass waste material was added to 25% by weight of this basic composition, mixed, and then heated to 800 ° C. As a result, the glass melted and functioned as a binder to form a panel. At this time, the foamed glass was foamed by adding a foaming agent, and cooled and solidified. The blowing agent is CaCO3This was added in an amount of 0.1 to 7% by weight.
[0081]
  Thereby, the porous building material panel was produced. This porous building material panel was lightweight and had effects similar to those of the interior building material of Experiment 2, such as a harmful substance removal effect and a humidity control effect. Moreover, since this porous building material panel uses the glass waste material, it is useful also from a viewpoint of recycling.
[0082]
Experiment 6
  In this experiment, the deodorizing performance as wallpaper was investigated.
[0083]
  The composition and preparation of interior building materials are the same as in Experiment 2 above. The interior building wall material was applied to a base sheet and dried. A backing paper was used as the base sheet. The thickness of the backing paper is 0.1 mm, and the thickness of the interior building material is 0.3 mm. This interior wallpaper was cut into a size of 15 cm × 30 cm, and this was designated as sample D. For comparison with sample D, only diatomaceous earth is applied to the same backing paper used for sample D, and further, resin is applied thereon and dried, and then the size is 15 cm × 30 cm. The gas blank E was cut.
[0084]
  Next, the sample D was used to test the deodorizing performance. Sample D is put in two test bags one by one, 1 L of oxygen and a predetermined amount of test gas (formaldehyde) are injected into one test bag, and 1 L of oxygen and a predetermined amount of test gas (toluene) are injected into the other test bag. Each test bag was sealed. The initial concentration in the test bag is 20 ppm formaldehyde and 20 ppm toluene. The amount of test gas injected is adjusted to this initial concentration. For comparison, a gas blank E was also prepared that was put in two test bags one by one under the same conditions as above. Thereafter, the concentrations of formaldehyde and toluene remaining in each test bag after 2 hours and 24 hours were measured with a detector tube. The results are shown in Table 4.
[0085]
[Table 4]
Figure 0003842280
[0086]
  In gas blank E, the formaldehyde concentration was 18 ppm after 2 hours, 14 ppm after 24 hours, the toluene concentration was 19 ppm after 2 hours, and 17 ppm after 24 hours. Compared with this, the sample D has the formaldehyde concentration significantly reduced to 0.3 ppm after 2 hours and 0.2 ppm after 24 hours, indicating that the deodorizing effect is high.
[0087]
Experiment 7
  In this experiment, antibacterial performance as an interior building wall material was examined. The composition and adjustment of the interior building wall material are the same as in Experiment 2 above. This was applied to a base sheet to make a sample, and the antibacterial performance was examined.
[0088]
  First, in order to confirm the initial effect of the antibacterial performance, the specimen was cut into a square of 50 mm ± 2 mm square and tested as a test piece F. As a test method, the film adhesion method (JIS Z 2801) was carried out according to the 1998 edition, the bacterial solution condition 1/50 ONB 0.4 ml, the inoculum species E. coli (E. coli) IFO 3972 · S. aureus (yellow grape Staphylococcus) IFO12732, coated film 4 cm × 4 cm was used. Prepare two sterilized petri dishes, put test piece F in each one, inoculate E. coli on one side, inoculate S. aureus on the other, cover it with a coating film, temperature 35 ° C., relative humidity 90 %, And the number of viable bacteria was measured after storage under the working conditions of 24 hours. In addition, as control group G, inoculate the inoculum on an underlay film placed in a sterilized petri dish and cover it with a coating film. The number of viable bacteria immediately after inoculation and the number of viable bacteria after storage under the above operating conditions are as follows. It was measured. The results are shown in Table 5.
[0089]
[Table 5]
Figure 0003842280
[0090]
  For E. coli, the number of viable bacteria in the control group G immediately after inoculation is 2.5 × 105The number of viable bacteria in the control group G after storage under the above operating conditions is 2.0 × 107And viable bacteria are growing. On the other hand, the viable count of test piece F is 1.5 × 101It was confirmed that viable bacteria were greatly reduced. The antibacterial performance standard of the antibacterial product technology council is more than 2.0 difference value, but the increase / decrease value of the test piece F with the control group G is 6.1, which greatly exceeds the antibacterial performance standard. confirmed. For Staphylococcus aureus, the number of viable bacteria in the control group G immediately after inoculation is 2.0 × 105The number of viable bacteria in the control group G after storage under the above operating conditions is 1.4 × 105The viable cell count is a small decrease in the error range. In contrast, the viable count of test piece F is <101(10 or less), and it was confirmed that viable bacteria were greatly reduced. The increase / decrease difference value of the test piece F with respect to the control group G was> 4.1 (4.1 or more), which was confirmed to greatly exceed the antibacterial performance standard 2.0. Here, the increase / decrease value difference is a value calculated by log (the number of viable bacteria in the control group / the number of viable bacteria in the specimen).
[0091]
  Furthermore, a light resistance test was conducted to confirm the sustainability of the antibacterial performance. According to the sunshine carbon arc lamp type (JIS B 7753) as a test apparatus, W. O. M (WEL-SUN-DC, Suga Tester) was used. The specimen was cut into a square of 50 mm ± 2 mm square to obtain a test piece, and a sample holder to which the test piece was attached was attached to a sample rotating frame, and light was irradiated for 8 hours while appropriately showering. This was used as a test piece H, and the number of viable bacteria was measured by the film adhesion method. Moreover, the weather resistance test was performed on the sterilized petri dish under the same conditions as the above-mentioned test piece H, and the number of viable bacteria was measured by the above-mentioned film adhesion method using it as a control plot I. The results are shown in Table 6.
[0092]
[Table 6]
Figure 0003842280
[0093]
  For Escherichia coli, the number of viable bacteria in the control group I immediately after inoculation was 2.8 × 105The number of viable bacteria in the control group I after storage under the above operating conditions is 2.1 × 107And viable bacteria are growing. On the other hand, the viable count of the test piece H is 2.0 × 10.1It was confirmed that viable bacteria were greatly reduced. The increase / decrease difference value of the test piece H with respect to the control section I was 6.0, which was confirmed to greatly exceed the antibacterial performance standard 2.0. For Staphylococcus aureus, the number of viable bacteria in the control group I immediately after inoculation was 2.3 × 105The number of viable bacteria in the control group I after storage under the above operating conditions is 1.2 × 105The viable cell count is a small decrease in the error range. In contrast, the viable count of test piece H is <10.1(10 or less), and it was confirmed that viable bacteria were greatly reduced. The increase / decrease difference value of the test piece H with respect to the control section I was> 4.1 (4.1 or more), which was confirmed to greatly exceed the antibacterial performance standard 2.0.
[0094]
  From Experiment 7 above, it was confirmed that the building material for interior use had high antibacterial performance and sufficient sustainability, and was effective in preventing hospital infection when used in, for example, a hospital.
[0095]
Experiment 8
  In this experiment, the light resistance from the viewpoint of discoloration was examined. The composition and adjustment of the interior building wall material are the same as in Experiment 2 above. This was applied to a substrate sheet to examine the light resistance performance.
[0096]
  S. compliant with the sunshine carbon arc lamp type (JIS B 7753) as a test apparatus. W. O. M (WEL-SUN-DC, Suga Test Machine) was used, and the test temperature was 63 ° C. (black panel temperature), the test humidity was 50% RH, and the test time was 8 hours. Further, in the exposure cycle of 60 minutes, showering was performed for 12 minutes, and no showering was performed for the remaining 48 minutes. For the specimen J, the color difference before and after the test was measured with a color difference meter. The results are shown in Table 7.
[0097]
[Table 7]
Figure 0003842280
[0098]
  The color difference is a display according to JIS Z 8729 “Color difference display method”. Before the test, L = 73.8, a = 2.4, and b = 11.3, whereas after the test, L = 72.5, a = 2.8, and b = 11.4, Color difference ΔE = 1.4. Although the color difference Δ = 1.4 has a slight color difference, it is not perceived, and it was confirmed that the color difference hardly changed.
[Brief description of the drawings]
[0099]
FIG. 1 is a schematic diagram showing the function of an interior building material according to the present invention.
FIG. 2 is a characteristic diagram showing the difference in the formaldehyde emission control effect when the interior building material of the present invention is applied and when it is not.
FIG. 3 is a characteristic diagram showing a difference in temperature change and humidity change between a room to which the building material for interior of the present invention is applied and a room that is not.
FIG. 4 is a graph of measurement results of formaldehyde concentration over time.
FIG. 5 is a graph of measurement results of moisture absorption of fired diatomaceous earth at 20 ° C.
6A is a cross-sectional view of an interior wallpaper having an interior building material on the surface of a base sheet, and FIG. 6B is an interior wallpaper in which a front sheet is attached to the surface of the interior building material. FIG.
[Explanation of symbols]
[0100]
1 Interior building materials
2 Base sheet
3 Front sheet

Claims (8)

粉砕し粉状にした天然の珪藻土と粉砕し粉状にした天然鉱物である石英斑岩とを混合してなるとともに、更に骨材を混合し、更にこれらにバインダーとして粒子状のアクリル系樹脂を含有させるものであり、前記珪藻土と石英斑岩の混合比率が5:6〜4:7であり、前記石英斑岩の割合が前記珪藻土の割合よりも大であり、前記珪藻土は、予め400℃以上800℃以下の温度で焼成されたものであり、前記アクリル系樹脂の粒径は、前記珪藻土及び石英斑岩の粒径よりも大であることを特徴とする内装用建築材料。 It is made by mixing natural diatomaceous earth that has been pulverized and powdered with quartz porphyry , a natural mineral that has been pulverized and powdered, and further mixed with aggregates, and further, particulate acrylic resin as a binder. The mixing ratio of the diatomaceous earth and quartz porphyry is 5: 6 to 4: 7, the ratio of the quartz porphyry is larger than the ratio of the diatomaceous earth, and the diatomaceous earth is 400 ° C. in advance. An interior building material characterized in that it is fired at a temperature of 800 ° C. or lower, and the acrylic resin has a particle size larger than that of the diatomaceous earth and quartz porphyry . 各成分の配合比が、珪藻土20〜25重量部、石英斑岩30〜35重量部、骨材45〜55重量部、アクリル系樹脂5〜10重量部であることを特徴とする請求項1記載の内装用建築材料。  The blending ratio of each component is 20 to 25 parts by weight of diatomaceous earth, 30 to 35 parts by weight of quartz porphyry, 45 to 55 parts by weight of aggregate, and 5 to 10 parts by weight of an acrylic resin. Interior building materials. 前記石英斑岩がトルマリンであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の内装用建築材料。  The interior building material according to claim 1, wherein the quartz porphyry is tourmaline. 前記骨材が白色の珪砂であり、これを白色系の壁材としての内装用建築材料として使用することを特徴とする請求項1記載の内装用建築材料。  The interior building material according to claim 1, wherein the aggregate is white silica sand, which is used as an interior building material as a white-based wall material. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項記載の内装用建築材料に水を混合して、基材の表面に塗布するか、又は、石膏ボードの原料とすることを特徴とする内装用建材パネル。  5. The interior building material according to claim 1, wherein water is mixed with the interior building material according to claim 1 and applied to the surface of the base material, or used as a raw material for gypsum board. panel. ガラス粉末を溶融するとともに発泡剤により発泡し、多孔質パネルとすることを特徴とする請求項記載の内装用建材パネル。The interior building material panel according to claim 5, wherein the glass powder is melted and foamed with a foaming agent to form a porous panel. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項記載の内装用建築材料に水を混合して、基材シートの表面に塗布したことを特徴とする内装用壁紙。An interior wallpaper comprising the interior building material according to any one of claims 1 to 4 mixed with water and applied to a surface of a base sheet. 前記内装用建築材料の表面に表側シートが貼着されていることを特徴とする請求項に記載の内装用壁紙。The interior wallpaper according to claim 7 , wherein a front sheet is adhered to a surface of the interior building material.
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