JP3841402B2 - Co2ヒートポンプの給湯量増量方法とその給湯システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧縮機、ガス冷却器、膨張弁、蒸発器よりなるCO2超臨界冷凍サイクルの、ガス冷却器と圧縮機のオイルクーラとの並列接続により形成された給湯ラインを備えるとともに、高温給湯量の増量を可能とする、CO2ヒートポンプの給湯量増量方法とその給湯システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
上記CO2超臨界サイクルは、大気環境汚染防止の見地より脱フロン対策の一貫として広く使用されてきているが、図4のモリエル線図に見るように、CO2冷媒は圧縮機で圧縮されA→Bに示すように、臨界点K(臨界温度31.1℃、臨界圧力Pk=75.28Kg/cm2)を越えた圧力P2まで圧縮する。ついで、図のB→Cに示すように、この圧縮されたCO2ガスをガス冷却器で大気に放熱し、さらに放熱された低温CO2ガスを図のC→Dに示すように膨張弁で等エンタルピ線に沿って膨張させ圧力を降下させる。この圧力降下により湿り蒸気となってCO2冷媒を蒸発器で気化し冷熱を外部へ放出する。
そして、図に見るように、等温線Tkの右側であって飽和蒸気線の臨界圧Pk(75・28Kg・cm2)以上の蒸気圧の右側領域では密度の高いガス状態となり、この領域では 一般に液化ができず、ガス冷却器を使用するだけでは充分な冷却と液化が困難であるばかりでなく、圧縮機の潤滑油の過熱劣化や、圧縮機破損の問題があり、冷凍効率、冷凍効果の向上とともにこれらの画期的な解決手段の実現が望まれている。
【0003】
上記問題解決のため、特開2000−346466公報には下記に示す提案が開示されている。上記提案によれば、図5に示すように、圧縮機101と、ガス冷却器102と、膨張弁104と、蒸発器105と、内部熱交換器106と、該熱交換器に並列のバイパス経路P01とP02と三方弁112、センサ108とより構成され、超臨界冷凍サイクルの冷凍効果の維持と、冷媒の過熱化による圧縮機の破損防止を図っている。
則ち、高圧側の冷媒をガス冷却器102と内部熱交換器106による2段階冷却を行なう際、冷媒温度の過熱化を温度センサ108で感知し三方弁112を介して内部熱交換器106に設けたバイパス経路P01を閉鎖するとともに、P02を開き、蒸発器105より三方弁112、バイパス経路P02を経由し圧縮機101に戻る内部熱交換器の2次側を短絡させ、冷媒間の交換熱量を減少させて、冷媒温度の過熱化を防いでいる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記潤滑油過熱とその有効利用の問題に鑑みなされたもので、前記CO2超臨界冷凍サイクルにおいて、高温高圧冷媒の冷却のために設けたガス冷却器の冷却と前記圧縮機の潤滑油の過熱防止を両立させるべく、前記圧縮機に設けたオイルクーラと前記ガス冷却器を並列接続して給湯ラインを形成させ、該給湯ラインの形成により構成されたCO2ヒートポンプの給湯量増量方法とその給湯システムの提供を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明のCO2ヒートポンプの給湯量増量方法は、
圧縮機、ガス冷却器、膨張弁、蒸発器よりなるCO2超臨界冷凍サイクルにおいて、
前記冷凍サイクルを構成するガス冷却器のCO2ガス入口の高温部位で圧縮機のオイルクーラを並設させて前記CO2ガスのガス冷却器の出口より入口に至るCO2ガスの温熱を取り出す給湯ラインを備えたCO2ヒートポンプを形成し、
前記給湯ラインの給水入口より高温給湯水の出口までの給湯領域を温水給湯部と高温給湯部に分離し、温水給湯温度に到達した温水の一部を温水給湯水として放出し、高温給湯部では残る温水給湯水に対し温熱取出しによる連続加熱を行ない、高温給湯水として放出させ高温給湯量の増量を行なうようにしたことを特徴とする。
【0006】
前記発明は、従来のCO2超臨界冷凍サイクルに見られれる圧縮機の潤滑油の過熱を防止するため、高温高圧CO2ガスの冷却のために設けたガス冷却器のCO2ガスの入口の高温側にオイルクーラを持つ給湯ラインを並設したたもので、該給湯ラインの配設とともに、最適冷却条件のもとに高い給湯量を得るようにしたものである。
そのため、給湯ラインを給水より高温給湯水を得るまでの給湯領域を二つの領域に分岐して、温水給湯部と高温給湯部を設け、温水給湯部で形成された温水の一部を放出し、残る温水を高温給湯部で効率的加熱を可能としてその増量を図ったものである。
【0007】
また、前記CO2ヒートポンプの給湯量増量方法において、
前記温水給湯部と高温給湯部の境界は50〜60℃の温度帯に設定するのが好ましい。
【0008】
前記発明は、温水給湯部と高温給湯部の境界温度を特定したもので、圧縮機の潤滑油温度下限近くの温度に境界を設定し、オイルクーラ出口より圧縮機へ戻る油温度が適温近い状態で還流するようにしてある。
【0009】
また、前記CO2ヒートポンプの給湯量増量方法において、
前記温水給湯部と高温給湯部におけるそれぞれの温水温度エンタルピ−直線を、CO2温度エンタルピ−曲線の下部温度領域に近接して設けるようにするのが好ましい。
【0010】
前記発明は、前記給湯ラインにおける高温CO2ガス及び高温潤滑油よりの熱の授受につき特定したもので、前記温水給湯部及び高温給湯部における温水温度エンタルピ−直線をCO2エンタルピ−曲線の下側温度領域で、前記エンタルピ曲線に交差することなく近接させ設けるようにしてある。
【0011】
また、CO2ヒートポンプの給湯量増量方法において、
前記温水給湯部に供給する給水温度を当該冷凍サイクルの冷熱を利用して低温化させ、温水給湯温度に到達した時の温水温度エンタルピ−直線の末端をCO2温度エンタルピ−曲線に近接させ、高温給湯過程における温水温度エンタルピ−直線を対応するCO2温度エンタルピ曲線の対応全域にわたり近接させるようにするのが好ましい。
【0012】
前記発明は、多量の高温給湯水を得る効率的な増量方法を記載したもので、前記高温給湯部における給湯を、該給湯部における対応するCO2温度エンタルピ−曲線の対応域の全域にわたり温水エンタルピ−直線を近接させた状態での熱の授受により効率的に行い多量の高温給湯水を得るようにしたもので、
そのため、給湯ラインへの給水温度を当該冷凍ラインで生成された冷熱を使用して例えば5℃程度に降温させ温水給湯部の温水エンタルピ−直線の方向係数を高温給湯部におけるCO2温度エンタルピ−曲線の変曲点付近で接するようにしたものである。
【0013】
また、前記CO2ヒートポンプの給湯量増量方法での温水給湯部に給水する給水温度の低温化は、他の冷熱源を使用するようにしたことが好ましい。
【0014】
また、CO2ヒートポンプの給湯量増量方法において、
前記温水給湯部に供給する給水温度は、
給水温度の低温化により、ガス冷却器出口のCO2ガスの温度を下降させて高温給湯水の増量を図るようにするのが好ましい。
【0015】
前記発明は、CO2温度エンタルピ−曲線の態様が、前記高温水給湯部の急傾斜下降より温水給湯部での緩傾斜下降に移行する態様を、前記急傾斜下降態様の連続態様にさせ、CO2エンタルピ−曲線の変化の態様を浅くさせ、前記給湯ラインの温水エンタルピ−直線の設定をより近接させて設定出来、熱の伝達効率を上げるようにしたものである。
【0016】
そして、前記CO2ヒートポンプの給湯量増量方法を利用した好適な給湯システムは、
圧縮機、ガス冷却器、膨張弁、蒸発器よりなるCO2超臨界冷凍サイクルにおいて、
前記冷凍サイクルを構成するガス冷却器のCO2ガスの入口の高温部位に、オイル分離器を経由して圧縮機吸入部を結ぶオイル循環路に設けたオイルクーラとを並設させて、ガス冷却器とオイルクーラより温熱を取り出す給湯ラインを備えてなるCO2ヒートポンプを形成し、
前記給湯ラインは熱の授受態様の異なる温水給湯部と高温給湯部をCO2温度エンタルピ−曲線の下側温度領域に添い設け、前記温水給湯部は緩傾斜の温水温度エンタルピ−直線の特性を持ち、高温給湯部は急傾斜の温水温度エンタルピ−直線特性を持つ構成とし、
前記温水給湯部と高温給湯部の接合部で温水給湯水の一部を分離して外部へ放出させ、残りの湯水は前記高温給湯部を経由して高温給湯水を給湯する構成とし、
前記温水給湯部の給水側に冷熱源による給水温度制御可能の低温給水部を接続する構成としたことを特徴とする。
【0017】
また、前記CO2ヒートポンプの給湯システムにおいて、
前記温水給湯部と高温給湯部の境界温度は、50〜60℃の温水温度である構成が好ましい。
【0018】
前記発明は、前記境界温度を圧縮機潤滑油の下限温度とし、オイルクーラにより高温に過熱された潤滑油を50〜60℃に冷却可能にしている。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示した実施例を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載される構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的記載が無い限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
図1は本発明のCO2ヒートポンプによる給湯システムの概略の構成を示す図で、図2は図1の給湯ラインの温水給湯部と高温給湯部の持つ温水温度エンタルピ−直線とCO2温度エンタルピ−曲線との間の熱の授受状況を示す図で、図3は図2の熱伝達の状況を示す熱交換器図である。
【0020】
図1に示すように、本発明のCO2ヒートポンプによる給湯システムは、
圧縮機10とオイルクーラ13とガス冷却器11と膨張弁14、蒸発器12とよりなるCO2超臨界冷凍サイクル15と、前記ガス冷却器11とオイルクーラ13とより温熱を取り出す給水温度制御可能の給水冷却部16を含む給湯ライン20と、蒸発器12より得られた冷熱源19とより構成する。
前記オイルクーラ13は、圧縮機10より吐出した高温高圧CO2ガスより油分離器10aを介して分離した高温潤滑油を冷却するため設けたもので、前記ガス冷却器11に並設する。
前記給湯ライン20は、冷熱源19により給水温度制御可能の給水冷却部16と温水給湯部17と高温給湯部18とよりなる。温水給湯部17は、ガス冷却器11より約55℃の温水を取出し、高温給湯部18は前記オイルクーラ13より取り出した温熱とガス冷却器11より取出した温熱を併合して約85℃の高温水の取出しを可能にしたものである。
【0021】
則ち、CO2超臨界冷凍サイクル15の約90℃の高圧高温CO2ガス及び圧縮機10の約90℃の高温潤滑油よりそれぞれ温熱をガス冷却器11及びオイルクーラ13より取出し、約55℃の温水及び約85℃の高温水を給湯ライン20より取り出すとともに冷熱源19を形成する構成としたものである。
【0022】
上記温水ないし高温水の取出しは、図2に示す状態変化をする当該CO2超臨界冷凍サイクル15のCO2ガスの温度エンタルピ−曲線に添い行なわれ、該曲線に出来る限り近接させた高効率の熱伝達を可能とする直線状態変化をする二つの温水温度エンタルピ−直線を介して行なうようにしたものである。
そして、二つの温度エンタルピ−直線は温度55℃に接続点を持つ折れ線状に形成させ、なるべくCO2温度エンタルピ−曲線に近接させる構成を取るようにしたものである。
【0023】
図2には二つの給水パターン[1]、[2]に対する給湯状況を示してある。
図2、図3(A)に見るように、パターン[1]の場合は、その伝熱状況は実線折れ線c1b1、b1a1で示され、温水給湯部17への給水は25℃の給水を使用し、図1に示すように、給湯管20bより55℃の一部の温水を外部へ放出し、残る温水を高温給湯部18で取り出した温熱により更に連続加熱して給湯管20cより約85℃の高温水を外部へ放出する。
また、図2、図3(B)に見るように、パターン[2]の場合は、その伝熱状況は点線折れ線c2b2、b2a2で示され、温水給湯部17への給水は給水冷却部16を経由して外部冷熱源19よりの冷熱により冷却された約5℃の冷水を使用し、給湯管20bより55℃の一部の温水を放出し、残る温水を高温給湯部18で取り出した温熱により更に連続加熱して給湯管20cより約85℃の高温水を放出する。
なお、前記給水冷却部16は冷熱源19以外に外部熱源を使用してもよく、また冷熱源の容量制御により給水温度を適宜所用温度に設定可能にしてある。
【0024】
上記パターン[1]、[2]における高温水の放出量は、パターン[2]はパターン[1]の1.5倍になるが、これは図2に見るように、高温給湯部18における温水温度エンタルピ−直線b2a2がb1a1に対し、CO2温度エンタルピ−曲線にずっと近接させてあるためで、このことは、給水温度を下げ温水温度エンタルピ−直線c2b2に急勾配の傾斜を持たせ先端部をCO2温度エンタルピ−曲線の変曲点に近接させたためである。
【0025】
上記考察により、前記したように、温水給湯部17への給水を給水冷却部16を介して行い、且つ該給水冷却部16が給水温度制御可能の構造にしてあるため、前記高温給湯量の増減を適宜行なうことができる。
【0026】
また、ガス冷却器11の出口のCO2温度を下降させれば、CO2温度エンタルピ−曲線の低温部位の湾曲度は浅くなり、温水温度エンタルピ−直線のCO2温度エンタルピ−曲線への近接がより可能になり、給湯量も増量が可能となる。
【0027】
【発明の効果】
本発明は、上記構成により下記効果を奏する。
オイルクーラの配設により、CO2超臨界冷凍サイクルにおける圧縮機駆動用の潤滑油の過熱を防止できる。
また、給湯ラインに給水冷却部を設け冷熱容量加減可能の冷熱源により給水温度制御可能の構成にしてあるため、給湯ラインの給湯量を適宜調整出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のCO2ヒートポンプによる給湯システムの概略の構成を示す図である。
【図2】 図1の給湯ラインの温水給湯部と高温給湯部の持つ温水温度エンタルピ−直線とCO2温度エンタルピ−曲線との間の熱の授受状況を示す図である。
【図3】 図2の熱伝達の状況を示す熱交換器図である。
【図4】 CO2超臨界冷凍サイクルのモリエル線図を示す図である。
【図5】 従来の超臨界冷凍サイクルにおける潤滑油劣化防止のための冷媒温度制御の一実施例を示す図である。
【符号の説明】
10 圧縮機
10a 油分離器
11 ガス冷却器
12 蒸発器
13 オイルクーラ
14 膨張弁
15 CO2超臨界冷凍サイクル
16 給水冷却部
17 温水給湯部
18 高温給湯部
19 冷熱源
20 給湯ライン
20b、20c 給湯管
Claims (8)
- 圧縮機、ガス冷却器、膨張弁、蒸発器よりなるCO2超臨界冷凍サイクルにおいて、
前記冷凍サイクルを構成するガス冷却器のCO2ガス入口の高温部位で圧縮機のオイルクーラを並設させて前記ガス冷却器のCO2ガスの出口より入口に至るCO2ガスの温熱を取り出す給湯ラインを備えたCO2ヒートポンプを形成し、
前記給湯ラインの給水入口より高温給湯水の出口までの給湯領域を温水給湯部と高温給湯部に分離し、温水給湯温度に到達した温水の一部を温水給湯水として放出し、高温給湯部では残る温水に対し温熱取り込みによる連続加熱を行ない、高温給湯水として放出させ高温給湯量の増量を行なうようにしたことを特徴とするCO2ヒートポンプの給湯量増量方法。 - 前記温水給湯部と高温給湯部の境界は50〜60℃の温度帯に設定したことを特徴とする請求項1記載のCO2ヒートポンプの給湯量増量方法。
- 前記温水給湯部と高温給湯部におけるそれぞれの温水温度エンタルピ−直線を、CO2温度エンタルピ−曲線の下部温度領域に近接して設けるようにしたことを特徴とする請求項1記載のCO2ヒートポンプの給湯量増量方法。
- 前記温水給湯部に供給する給水温度を当該冷凍サイクルの冷熱を利用して低温化させ、温水給湯温度到達時の温水温度エンタルピ−直線の末端をCO2温度エンタルピ−曲線に近接させ、高温給湯部における温水温度エンタルピ−直線を対応するCO2温度エンタルピ曲線の対応全域にわたり近接させたことを特徴とする請求項1記載のCO2ヒートポンプの給湯量増量方法。
- 前記温水給湯部に給水する給水温度の低温化は、他の冷熱源を使用する構成としたことを特徴とする請求項4記載のCO2ヒートポンプの給湯量増量方法。
- 前記温水給湯部に供給する給水温度は、
給水温度の低温化により、ガス冷却器出口のCO2ガスの温度を下降させて給湯量の増量制御を図ったことを特徴とする請求項4記載のCO2ヒートポンプの給湯量増量方法。 - 圧縮機、ガス冷却器、膨張弁、蒸発器よりなるCO2超臨界冷凍サイクルにおいて、
前記冷凍サイクルを構成するガス冷却器のCO2ガスの入口の高温部位に、オイル分離器を経由して圧縮機吸入部を結ぶオイル循環路に設けたオイルクーラとを並設させて、ガス冷却器とオイルクーラより温熱を取り出す給湯ラインを備えてなるCO2ヒートポンプを形成し、
前記給湯ラインは熱の授受態様の異なる温水給湯部と高温給湯部をCO2温度エンタルピ−曲線の下部温度領域に添い設け、前記温水給湯部は温水温度エンタルピの緩傾斜特性を持ち、高温給湯部は温水温度エンタルピの急傾斜特性を持つ構成とし、
前記温水給湯部と高温給湯部の接合部で温水の一部を分離して外部へ放出させ、残りの温水は前記高温給湯部を経由して高温給湯水を給湯する構成とし、
前記温水給湯部の給水側に冷熱源による給水温度制御可能の低温給水部を接続する構成としたことを特徴とするCO2ヒートポンプの給湯システム。 - 前記温水給湯部と高温給湯部の境界温度は、50〜60℃の温水温度である構成としたことを特徴とする請求項7記載のCO2ヒートポンプの給湯システム。
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