JP3841396B2 - 情報記録媒体の記録装置および記録方法 - Google Patents

情報記録媒体の記録装置および記録方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オーディオ属性の異なる複数のオーディオ情報が記録可能な書換え型または追記型情報記録媒体にオーディオ情報を記録する記録装置および記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンパクトディスク(CD)には、曲間を示すためにインデックス0と呼ばれる数秒間の無音情報がそれぞれの曲の先頭に設けられていた。しかしながら、ミニディスク(MD)の場合には、CDのインデックス0に相当するような区間が規格として定義されていない。
【0003】
CDに記録されている曲をMDへ記録する場合について、図1および図2を参照して説明する。ここで曲とは、少なくともオーディオコンテンツを含むオーディオ情報を意味する。好ましくは、曲はオーディオコンテンツとオーディオコンテンツの先頭または末尾のいずれかに隣接する曲間情報を含むオーディオ情報である。曲間情報は曲と曲との区切りを示し、通常はインデックス0に含まれ得る。
【0004】
CDに記録された曲をMDへ記録する場合、まず、ユーザは記録したいCDに記録された曲(すなわち、図1に示す曲12および13)をリモコン等で選択する。次に、ユーザが記録開始の命令をリモコン等で記録装置に指示すると、多くの記録装置の光ピックアップは、曲12が含むインデックス0の終端部にレーザ光を移動させて、曲12と曲13とのオーディオ情報の読み取りを開始する。この場合、曲12のインデックス0の曲間情報は読み取られず、曲12のオーディオコンテンツ14と曲13のインデックス0とオーディオコンテンツ15のみが読み取られて、MDに記録される。この際、多くの記録装置は、図2に示すように、曲13のインデックス0に含まれる曲間情報を曲21の末尾に記録している。このように、CDに記録されている曲をMDへ記録する場合、CDに記録されているインデックス0に位置する無音情報は、曲の一部として前に位置する曲の末尾に記録されることが多い。
【0005】
ところで、デジタル多用途ディスク(DVD)のアプリケーション規格として、DVD−Audio規格が既に開発されている。DVD−Audioでは、さまざまなオーディオ属性を有するオーディオコンテンツの記録が許可されている。例えば、サンプリング周波数としては44.1kHz、48kHz、88.2kHz、96kHz、176.4kHz、192kHzが、量子化ビット数としては16ビット、20ビット、24ビットがサポートされるようになっている。このため、DVD−Audio規格に準拠すれば、一つの情報記録媒体に異なるオーディオ属性を有する複数の曲を記録することが可能となる。DVD−Audio規格にも、CDと同様に曲間を示すためのインデックス0と呼ばれる無音情報を定義できるようになっている。
【0006】
また、高密度な書換え型あるいは追記型情報記録媒体として、DVD−R、DVD−RAMあるいはDVD−RWディスクが既に開発されている。DVD−R、DVD−RAMあるいはDVD−RWディスクを使用すれば、バックアップ等の目的のために、DVD−Audio準拠のオーディオコンテンツをDVD−R、DVD−RAMあるいはDVD−RWディスクに記録することが可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
オーディオコンテンツの書換え型あるいは追記型の情報記録媒体への記録としては、DVD−AudioディスクまたはCDなどのパッケージメディアからのオーディオコンテンツの記録が考えられる。以下、DVD−AudioディスクおよびCDから情報記録媒体へのオーディオコンテンツの記録と情報記録媒体に記録されたオーディオコンテンツの再生に関する問題点を以下に説明する。
【0008】
まず、DVD−Audioディスクからのオーディオコンテンツの記録とその再生について説明する。図3を参照して、CDからMDへの記録と同様の手法を用いたDVD−Audioディスクから情報記録媒体55へのオーディオコンテンツ36およびオーディオコンテンツ37の記録を説明する。DVD−Audio規格に従えば、異なるオーディオ属性を有する複数の曲が一つのディスクに混在する可能性がある、ここでは、図3に示すように、DVD−Audioディスクには、それぞれオーディオ属性の異なった曲31、32および33が記録されているとする。ここで、曲32および33を情報記録媒体に記録する場合、CDからMDへの記録と同手法を用いると、曲33が含むインデックス0の曲間情報は曲34の一部として、曲34の末尾に記録されることになる。この時、曲34のオーディオコンテンツ36のサンプリング周波数は96kHzであるが、曲34の末尾に記録された曲間情報38のサンプリング周波数は48kHzとなり、曲34内に複数のオーディオ属性が混在することになる。この状態で、曲34を再生した場合、オーディオ属性が変化する位置において、再生装置の再生条件をオーディオ属性の変化に適合するように変更しなければいけない。このため、再生装置によっては、オーディオ属性の変化に対応できず、曲34の再生中にミュートまたは異音が発生するという問題が起こる。また、曲の検索によって曲35から再生を開始する場合、光ピックアップは曲35の先頭にジャンプして再生を開始する。この時、曲35のオーディオ属性が曲35の前に再生していた曲のオーディオ属性と異なっていれば、再生装置は曲35のオーディオ属性に合うように再生条件を変更しなければいけない。このため、再生装置によっては、再生条件を変更している間にミュートや異音が発生し、曲35の先頭部分が正しく再生されないという問題がある。
【0009】
また、DVD−Audioディスクに記録されているインデックス0は、曲間を示すという意味を含んでおり、DVD−Audioディスクに記録されている曲のコピーにおいては、情報記録媒体55に記録された曲の先頭に曲間を示す情報を記録することが望ましい。
【0010】
ところで、DVD−Audioディスクに記録されている曲を情報記録媒体に記録する場合、再生装置が曲の再生を開始すれば、記録装置が再生装置で読み取ったオーディオ情報を自動的に記録し始めるという記録方法がある。この場合、多くの再生装置の光ピックアップは、曲を再生するときに曲の先頭に含まれているインデックス0の終端部にレーザ光を移動させてから曲を再生する。このとき、インデックス0の曲間情報が情報記録媒体55に記録されない。図4を参照して、DVD−Audioディスクに記録されている曲42および44の情報記録媒体55への記録を説明する。まず、光ピックアップが曲42のインデックス0の終端部にレーザ光を移動して曲42のオーディオコンテンツ47を読み取り、読み取られたオーディオコンテンツ47が情報記録媒体55に記録される。曲42の読み取りが終わると、光ピックアップは曲44のインデックス0の終端部にレーザ光を移動させ、曲44のオーディオコンテンツ48を読み取る。同様にして、読み取られたオーディオコンテンツ48が情報記録媒体55に記録される。曲45と曲46とのオーディオ属性が異なるため、情報記録媒体55に記録された曲45および46を連続再生した場合、曲45の再生が終了して曲46の再生を開始するときに再生装置の再生条件を曲46のオーディオ属性に合うように変更する必要がある。このため、再生装置によっては、曲46の先頭部分でミュートや異音が発生する可能性があり、曲46の先頭部分が正しく再生されないという問題が起こってしまう。また、ソースとなる元のDVD−Audioディスクに記録されていた無音情報を示すインデックス0の曲間情報が記録されないため、コピーによって曲間を示す情報が欠落してしまうという問題も起こる。
【0011】
次に、CDからの情報記録媒体への情報の記録とその再生について説明する。CDに記録されている曲のオーディオ属性は一様であるため、CDに記録されている曲をオーディオ属性を変更せずに情報記録媒体に記録すれば、1曲中または1つの情報記録媒体中に異なるオーディオ属性が混在するという問題は起こらない。しかしながら、長時間記録のために圧縮コーディングを用いたりして、オーディオ属性を変更した曲を情報記録媒体に記録した場合、オーディオ属性の異なる曲が1つの情報記録媒体に混在してしまう。複数曲の連続再生や曲の検索等によって特定の曲から再生を開始する際に、曲間に無音情報等の曲間情報が存在していなければ、再生する曲の先頭で曲のオーディオ属性に合うように再生装置の再生条件を変更する必要があるときに、再生装置によっては曲の先頭部分でミュートや異音が発生する。さらには、曲間を示す情報がコピーによって欠落してしまうという問題がある。
【0012】
また、CDから情報記録媒体への記録方法が、CDからMDへの記録方法と同じ場合、無音情報を示すCDに記録されたインデックス0の曲間情報が、情報記録媒体に曲の一部として前の曲の末尾に記録されてしまう。このため、上記DVD−Audioディスクからの情報の記録およびその再生で起こる問題と同様の問題が発生してしまう。
【0013】
本発明は上記課題を解決するためになされ、再生する曲のオーディオ属性に合うように再生装置の再生条件を変更する時間を確保するために、情報記録媒体に曲間情報を記録する記録装置またはその記録方法を提供することを目的とする。さらに、原曲に記録されている曲間情報を情報記録媒体に記録するために、曲間情報を生成して情報記録媒体に記録する記録装置またはその記録方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の記録装置は、複数のオーディオ属性を有する複数のオーディオコンテンツが記録可能な情報記録媒体に第1オーディオコンテンツを記録する記録装置であって、記録媒体には第2オーディオコンテンツを含む第2オーディオ情報が記録されており、第1オーディオコンテンツは、第1オーディオコンテンツの先頭に隣接する無音情報とともに第1オーディオ情報に含まれており、記録装置は、第1オーディオ情報のオーディオ属性を検出し、第1オーディオ情報のオーディオ属性が第2オーディオ情報のオーディオ属性と一致するか否かを判定する検出部と、第1オーディオ情報の検出されたオーディオ属性が第2オーディオ情報のオーディオ属性と一致しない場合には、無音情報のオーディオ属性を第2オーディオ情報のオーディオ属性に変換する変換部と、無音情報を第2オーディオ情報の一部として第2オーディオコンテンツの末尾に隣接して記録媒体上に記録し、第1オーディオコンテンツを記録媒体上に記録する記録部とを備え、そのことにより、上記目的が達成される。
【0015】
第1オーディオコンテンツの少なくとも一部を格納するメモリバッファ部をさらに備えてもよい。
【0016】
オーディオ属性は、サンプリング周波数、量子化ビット数、チャネル数、コーディング方式の内の少なくとも1つを示してもよい。
【0017】
情報記録媒体は、書換え型情報記録媒体または追記型情報記録媒体であってもよい。
【0018】
本発明の記録装置は、複数のオーディオ属性を有する複数のオーディオコンテンツが記録可能な情報記録媒体にオーディオコンテンツを記録する記録装置であって、記録装置は、オーディオコンテンツのオーディオ属性を検出する検出部と、
オーディオコンテンツの少なくとも一部を格納するメモリバッファ部と、オーディオコンテンツの検出されたオーディオ属性と同じオーディオ属性のコンテンツ間情報を生成する生成部と、コンテンツ間情報をオーディオ情報の一部として記録媒体上に記録し、コンテンツ間情報の末尾に隣接してオーディオコンテンツをオーディオ情報の別の一部として記録媒体上に記録する記録部とを備え、そのことにより、上記目的が達成される。
【0019】
コンテンツ間情報は無音情報であってもよい。
【0020】
オーディオ属性は、サンプリング周波数、量子化ビット数、チャネル数、コーディング方式の内の少なくとも1つを示してもよい。
【0021】
情報記録媒体は、書換え型情報記録媒体または追記型情報記録媒体であってもよい。
【0022】
本発明の記録装置は、複数のオーディオ属性を有する複数のオーディオコンテンツが記録可能な情報記録媒体に、第2オーディオコンテンツを含む第2オーディオ情報に続けて第1オーディオコンテンツを記録する記録装置であって、記録装置は、第2オーディオ情報のオーディオ属性を検出する検出部と、第2オーディオ情報の検出されたオーディオ属性と同じオーディオ属性のコンテンツ間情報を生成する生成部と、コンテンツ間情報を第2オーディオ情報の一部として第2オーディオコンテンツの末尾に隣接して記録媒体上に記録し、第1オーディオコンテンツを記録媒体上に記録する記録部とを備え、そのことにより、上記目的が達成される。
【0023】
コンテンツ間情報は無音情報であってもよい。
【0024】
第1オーディオコンテンツの少なくとも一部を格納するメモリバッファ部をさらに備えてもよい。
【0025】
オーディオ属性は、サンプリング周波数、量子化ビット数、チャネル数、コーディング方式の内の少なくとも1つを示してもよい。
【0026】
情報記録媒体は、書換え型情報記録媒体または追記型情報記録媒体であってもよい。
【0027】
本発明の記録方法は、複数のオーディオ属性を有する複数のオーディオコンテンツが記録可能な情報記録媒体に第1オーディオコンテンツを記録する記録方法であって、記録媒体には第2オーディオコンテンツを含む第2オーディオ情報が記録されており、第1オーディオコンテンツは、第1オーディオコンテンツの先頭に隣接する無音情報とともに第1オーディオ情報に含まれており、記録方法は、第1オーディオ情報のオーディオ属性を検出し、第1オーディオ情報のオーディオ属性が第2オーディオ情報のオーディオ属性と一致するか否かを判定するステップと、第1オーディオ情報の検出されたオーディオ属性が第2オーディオ情報のオーディオ属性と一致しない場合には、無音情報のオーディオ属性を第2オーディオ情報のオーディオ属性に変換するステップと、無音情報を第2オーディオ情報の一部として第2オーディオコンテンツの末尾に隣接して記録媒体上に記録し、第1オーディオコンテンツを記録媒体上に記録するステップとを包含し、そのことにより、上記目的が達成される。
【0028】
第1オーディオコンテンツの少なくとも一部を格納するステップをさらに包含してもよい。
【0029】
オーディオ属性は、サンプリング周波数、量子化ビット数、チャネル数、コーディング方式の内の少なくとも1つを示してもよい。
【0030】
情報記録媒体は、書換え型情報記録媒体または追記型情報記録媒体であってもよい。
【0031】
本発明の記録方法は、複数のオーディオ属性を有する複数のオーディオコンテンツが記録可能な情報記録媒体にオーディオコンテンツを記録する記録方法であって、記録方法は、オーディオコンテンツのオーディオ属性を検出するステップと、オーディオコンテンツの少なくとも一部を格納するステップと、オーディオコンテンツの検出されたオーディオ属性と同じオーディオ属性のコンテンツ間情報を生成するステップと、コンテンツ間情報をオーディオ情報の一部として記録媒体上に記録し、コンテンツ間情報の末尾に隣接してオーディオコンテンツをオーディオ情報の別の一部として記録媒体上に記録するステップとを包含し、そのことにより、上記目的が達成される。
【0032】
コンテンツ間情報は無音情報であってもよい。
【0033】
オーディオ属性は、サンプリング周波数、量子化ビット数、チャネル数、コーディング方式の内の少なくとも1つを示してもよい。
【0034】
情報記録媒体は、書換え型情報記録媒体または追記型情報記録媒体であってもよい。
【0035】
本発明の記録方法は、複数のオーディオ属性を有する複数のオーディオコンテンツが記録可能な情報記録媒体に、第2オーディオコンテンツを含む第2オーディオ情報に続けて第1オーディオコンテンツを記録する記録方法であって、記録方法は、第2オーディオ情報のオーディオ属性を検出するステップと、第2オーディオ情報の検出されたオーディオ属性と同じオーディオ属性のコンテンツ間情報を生成するステップと、コンテンツ間情報を第2オーディオ情報の一部として第2オーディオコンテンツの末尾に隣接して記録媒体上に記録し、第1オーディオコンテンツを記録媒体上に記録するステップとを包含し、そのことにより、上記目的が達成される。
【0036】
コンテンツ間情報は無音情報であってもよい。
【0037】
第1オーディオコンテンツの少なくとも一部を格納するステップをさらに包含してもよい。
【0038】
オーディオ属性は、サンプリング周波数、量子化ビット数、チャネル数、コーディング方式の内の少なくとも1つを示してもよい。
【0039】
情報記録媒体は、書換え型情報記録媒体または追記型情報記録媒体であってもよい。
【0040】
また,上記課題を解決するために、本発明の記録装置は、オーディオ属性を変更するオーディオ属性変換部と、オーディオ属性を検出するオーディオ属性検出部と、メモリバッファ部と、コンテンツ間情報を生成するコンテンツ間情報生成部とを備える。本発明の記録装置は、入力されたコンテンツ間情報を必要に応じてオーディオ属性変換部でオーディオ属性を変更した後、情報記録媒体に記録する。また、コンテンツ間情報生成部でコンテンツ間情報を生成して、曲の先頭および末尾に挿入する。
【0041】
上記課題を解決するために、本発明の記録方法では、ソースとなる情報記録媒体に記録されている無音情報を、必要に応じてオーディオ属性を変更した後、記録先となる情報記録媒体に記録する。また、ソースとなる情報記録媒体の無音情報を利用できない場合には、コンテンツ間情報を生成して曲の先頭または末尾に挿入する。
【0042】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、本明細書中において曲とは、少なくともオーディオコンテンツを含むオーディオ情報を意味する。好ましくは、曲はオーディオコンテンツとオーディオコンテンツの先頭または末尾のいずれかに隣接するコンテンツ間情報を含むオーディオ情報である。また、本明細書中において、コンテンツ間情報は、上述した曲と曲との区切りを示す曲間情報を意味する。また、曲とはディスク規格上で論理的に1トラックとして編集されている区間に含まれるオーディオ情報のことを指してもよい。
【0043】
オーディオコンテンツとは、曲として記録されるオーディオ情報に含まれる情報の内のコンテンツ間情報以外の情報を指し、再生される音楽情報等を含む。また、オーディオ属性はオーディオ情報が構成されている条件を示し、例えば、サンプリング周波数、量子化ビット数、チャネル数、オーディオ情報のデジタル記録方式(LinearPCMや圧縮方式等)の内の少なくとも1つを示す。また、曲として記録されるオーディオ情報は音楽情報に限らず、音声等の音の情報も含み得る。
【0044】
(実施の形態1)
図5は、本発明の実施の形態1における記録装置1を示す。記録装置1は、複数のオーディオ属性を有する複数のオーディオ情報を情報記録媒体に記録する。本実施の形態では、記録装置1はコンテンツ間情報を曲の一部として曲の末尾に記録する。すなわち、記録装置1はコンテンツ間情報をオーディオコンテンツの末尾に隣接して記録する。記録装置1は、オーディオ属性を変換するオーディオ属性変換部51と、オーディオ情報の少なくとも一部を格納するメモリバッファ部52と、オーディオ属性を検出するオーディオ属性検出部53と、オーディオ情報を情報記録媒体に記録する光へッド等の記録再生ヘッド部54を備える。
【0045】
図6Aを参照して、記録装置1が曲61および62を情報記録媒体55に曲63および64として記録する場合を説明する。記録しようとする曲61および62は例えばDVD−Audioディスクに記録されている。情報記録媒体55は、複数のオーディオ属性を有する複数の曲を記録することが可能な書換え型あるいは追記型情報記録媒体である。任意の再生装置によって再生された曲61を示すオーディオ情報に含まれるオーディオコンテンツ65が入力信号50として記録装置1に入力されると、オーディオコンテンツ65がオーディオ属性変換部51から出力される前に、オーディオ属性検出部53はオーディオコンテンツ65のオーディオ属性を検出する。この時、オーディオ属性検出部53は、曲61のオーディオ属性として96kHz、24bitというオーディオ属性を検出する。その後、オーディオコンテンツ65が記録再生ヘッド部54によって情報記録媒体55に記録される。次に、曲62が記録装置1に入力される。図6Bに示すフローチャートを参照して、まず、曲62のインデックス0に含まれるコンテンツ間情報である無音情報67が記録装置1に入力されると、無音情報67のオーディオ属性をオーディオ属性検出部53が検出し(S101)、先に検出したオーディオコンテンツ65のオーディオ属性と比較を行う(S102)。この検出および比較動作の間、曲62に含まれるオーディオコンテンツ66はメモリバッファ部52に一時的に格納され得る。この場合、無音情報67のオーディオ属性として48kHz、24bitが検出され、オーディオ属性検出部53は、先に検出されたオーディオコンテンツ65のオーディオ属性とは異なっていることを判別する。このため、オーディオ属性変換部51は、無音情報67をオーディオコンテンツ65と同じオーディオ属性(すなわち、96kHz、24bit)を有する無音情報68に変換する(S103)。記録再生ヘッド部54は、無音情報68を曲63の一部として、オーディオコンテンツ65の末尾に隣接させて情報記録媒体55に記録する(S104)。曲63は、同じオーディオ属性を有するオーディオコンテンツ65と無音情報68とを含む。次に、オーディオコンテンツ66が曲64として情報記録媒体55に記録される(S105)。曲64は再生時に曲63の次に再生されるように情報記録媒体55に記録される。
【0046】
次に、オーディオコンテンツ65を含む曲63’が予め記録されている情報記録媒体55に、オーディオコンテンツ65に続けて無音情報68とオーディオコンテンツ66を記録する場合について説明する。この場合、記録再生ヘッド部54は、情報記録媒体55からオーディオコンテンツ65を読み出し、オーディオ属性検出部53は読み出されたオーディオコンテンツ65のオーディオ属性(すなわち、96kHz、24bit)を検出する。次に、上述したように曲62のインデックス0に含まれる無音情報67が記録装置1に入力されると、無音情報67のオーディオ属性をオーディオ属性検出部53が検出し、先に検出したオーディオコンテンツ65のオーディオ属性と比較を行う。この検出および比較動作の間、曲62に含まれるオーディオコンテンツ66はメモリバッファ部52に一時的に格納され得る。この場合、無音情報67のオーディオ属性として48kHz、24bitが検出され、先に検出されたオーディオコンテンツ65のオーディオ属性とは異なっていることが判明する。このため、オーディオ属性変換部51は、無音情報67をオーディオコンテンツ65と同じオーディオ属性(すなわち、96kHz、24bit)を有する無音情報68に変換する。記録再生ヘッド部54は、無音情報68を曲63の一部として、オーディオコンテンツ65の末尾に隣接させて情報記録媒体55に記録する。曲63は、同じオーディオ属性を有するオーディオコンテンツ65と無音情報68とを含む。次に、オーディオコンテンツ66が曲64として情報記録媒体55に記録される。曲64は再生時に曲63の次に再生されるように情報記録媒体55に記録される。
【0047】
なお、無音情報67のオーディオ属性とオーディオコンテンツ65のオーディオ属性とが同一である場合は、無音情報67が変換されることなく曲63の一部として、オーディオコンテンツ65の末尾に隣接させて情報記録媒体55に記録される。この場合、曲63は同じオーディオ属性を有するオーディオコンテンツ65と無音情報67とを含む。
【0048】
次に、図7を参照して、CDまたはDVD−Audioディスクに記録された曲71と曲72のオーディオ属性が同じであるが、情報記録媒体55に記録後の曲73と曲74とのオーディオ属性を異ならせる場合のオーディオ情報の記録について説明する。この場合、記録装置1に入力された曲71に含まれるオーディオコンテンツ75のオーディオ属性がオーディオ属性変換部51で別のオーディオ属性に変換されることによりオーディオコンテンツ75’が生成される。別のオーディオ属性に変換されたオーディオコンテンツ75’が情報記録媒体55に記録される前に、オーディオ属性検出部53はオーディオコンテンツ75’のオーディオ属性を検出する。例えば、オーディオ属性検出部53は、オーディオコンテンツ75’がCodecBという圧縮方式であるというオーディオ属性を検出する。次に、曲72のインデックス0の無音情報77がオーディオ属性変換部51に入力されると、オーディオ属性検出部53によって無音情報77のオーディオ属性がCodecAという圧縮方式であることが検出される。この検出結果は、オーディオコンテンツ75’のオーディオ属性とは異なっているため、オーディオ属性変換部51は、無音情報77をオーディオコンテンツ75’ と同じオーディオ属性(すなわち、CodecB)を有する無音情報78に変換する。記録再生ヘッド部54は、無音情報78を曲73の一部としてオーディオコンテンツ75’の末尾に隣接して情報記録媒体55に記録する。曲73は、同じオーディオ属性を有するオーディオコンテンツ75’と無音情報78とを含む。次に、オーディオコンテンツ76が曲74として情報記録媒体55に記録される。曲74は再生時に曲73の次に再生されるように情報記録媒体55に記録される。
【0049】
本実施の形態によると、記録装置1が情報記録媒体55に記録するためのコンテンツ間情報を新たに生成し、オーディオコンテンツの先頭または末尾に隣接して記録する必要はない。また、1つの曲中に複数の異なるオーディオ属性が混在することを避けることができる。
【0050】
また、情報記録媒体55がDVD−RAM、DVD−RWまたはDVD−Rディスクであり、本発明の実施の形態の記録装置1が、DVD−RAM、DVD−RWまたはDVD−Rディスクにオーディオ情報を記録する場合について詳細に説明する。図8に示すように、DVD−RAM、DVD−RWおよびDVD−Rディスクは、オーディオ情報および静止画情報が記録されるオーディオ情報ファイル82および静止画情報ファイル83と、オーディオ情報および静止画情報の管理情報が記録される管理情報ファイル81とを含む。さらに、管理情報ファイル81は、図9に示すようなインデックスの先頭を示すためのポインタ情報90を含む。インデックスとは1曲の中における論理的に分割された複数の領域の内の1つの領域を意味する。ポインタ情報90は、ポインタ情報の種別91とポインタの示す時刻(すなわち時間情報)92とインデックス番号93とを含む。本発明の実施の形態では、コンテンツ間情報の配置換えまたはコンテンツ間情報の生成に伴って、ポインタ情報90の少なくとも一部はオーディオ属性変換部51で変更または生成され得る。
【0051】
なお、上記で説明したように、コンテンツ間情報が曲の一部として記録される場合、記録されたコンテンツ間情報は1つのインデックスとして記録される。この時、コンテンツ間情報が記録されているインデックスについての情報を示すポインタ情報90は、ポインタ情報の種別91としてはインデックスを示す識別子を、ポインタの示す時刻92としては該当曲のオーディオコンテンツの再生終了時刻を、インデックス番号93としては直前のインデックス番号に1を加算した値を含む。
【0052】
また、本実施の形態の記録装置1では、オーディオ属性を検出するためにオーディオ属性検出部53を用いた。しかし、記録装置1が記録しようとするオーディオ情報の管理情報ファイル81を読み取ることができるならば、オーディオ属性検出部53を省略しても管理情報ファイル81に含まれているオーディオ属性から、その記録しようとするオーディオ情報のオーディオ属性を判別することも可能である。
【0053】
(実施の形態2)
図10は、本発明の実施の形態2における記録装置2を示す。記録装置2は、複数のオーディオ属性を有する複数のオーディオ情報を情報記録媒体に記録する。本実施の形態では記録装置2は、コンテンツ間情報を新たに生成して情報記録媒体55に記録する。記録装置2は、オーディオ属性変換部51と、メモリバッファ部52と、オーディオ属性検出部53と、記録再生ヘッド部54と、コンテンツ間情報を生成するコンテンツ間情報生成部101と、スイッチ102と、少なくともオーディオ属性検出部53とスイッチ102とを制御する制御部103とを備える。
【0054】
図10および図11A〜図11Dを参照して、再生装置がCDやDVD−Audioディスク等からオーディオ情報を読み取り始めると、記録装置2が読み取られたオーディオ情報を自動的に情報記録媒体55に記録し始める場合について説明する。
【0055】
例えば、図11Aに示す曲112および曲114を曲115および曲116として情報記録媒体55に記録する。図11Aおよび図11Bを参照して、再生装置が曲112と曲114を再生する際、多くの再生装置は曲112および114のインデックス0部分を無視してオーディオコンテンツ117および118のみを再生する。このため、曲112のオーディオコンテンツ117が曲115として記録された後、曲114のオーディオコンテンツ118が記録装置2に入力されてくると、オーディオ属性検出部53はオーディオコンテンツ118のオーディオ属性を検出して、オーディオコンテンツ118をメモリバッファ部52でバッファリングしておく(S201、S202)。バッファリングしている間に、検出したオーディオコンテンツ118のオーディオ属性と同じオーディオ属性を有するコンテンツ間情報119をコンテンツ間情報生成部101で生成する(S203)。制御部103はスイッチ102をコンテンツ間情報生成部101側に接続し、コンテンツ間情報119が曲116の一部として情報記録媒体55に記録される(S204)。コンテンツ間情報119の記録終了後、制御部103はスイッチ102をメモリバッファ部52側に接続し、少なくとも一部がバッファリングされていたオーディオコンテンツ118は、コンテンツ間情報119の末尾に隣接して情報記録媒体55に記録される(S205)。曲116は、再生時に曲115の次に再生されるように情報記憶媒体55に記録され得る。図10に示すように、記録装置2に入力される入力信号50は、曲112および114のオーディオコンテンツ117および118と、オーディオコンテンツ117および118の制御情報104を示す。制御情報104は、オーディオコンテンツ117および118の開始ビット105、終了ビット106および無音情報の有無107等を示し得る。制御部103は、開始ビット105および終了ビット106からオーディオ属性検出部53がオーディオ属性を検出するタイミングおよびスイッチ102の切り替えタイミングを判断し、オーディオ属性検出部53およびスイッチ102にそれぞれのタイミングを指示する。これにより、オーディオ属性検出部53およびスイッチ102は適切なタイミングで動作を行うことができる。
【0056】
このようにして、コンテンツ間情報119とコンテンツ間情報119に隣接して記録されるオーディオコンテンツ118とを含むオーディオ情報(すなわち曲116)が生成されるようにコンテンツ間情報119とオーディオコンテンツ118とが情報記録媒体55に記録される。
【0057】
なお、コンテンツ間情報119のような本発明の実施の形態におけるコンテンツ間情報は無音情報であり得る。
【0058】
なお、コンテンツ間情報119と同様に、曲115の先頭にもコンテンツ間情報119’が記録される。コンテンツ間情報119’はオーディオコンテンツ117のオーディオ属性と同じオーディオ属性を有する。
【0059】
また、上述のようにコンテンツ間情報119が曲の先頭に記録される場合、記録されたコンテンツ間情報119は1つのインデックスとして記録される。この場合、コンテンツ間情報119が記録されているインデックスのポインタ情報(図9参照)は、ポインタ情報の種別91としてインデックスを示す識別子と、ポインタの示す時刻92としてコンテンツ間情報119の再生開始時刻と、インデックス番号93としてゼロの値を含む。
【0060】
上記の説明では、コンテンツ間情報を曲の先頭に記録する場合について述べた。次に、図11Cおよび図11Dを参照して、コンテンツ間情報を曲の末尾に記録する場合について説明する。図11Cに示す例では、曲115’のオーディオコンテンツ117の末尾に隣接してコンテンツ間情報119”を記録する。記録装置2に入力されたオーディオコンテンツ117のオーディオ属性はオーディオ属性検出部53で検出される(S301)。スイッチ102をメモリバッファ部52側に接続し、オーディオコンテンツ117は情報記録媒体55へ記録される。その後、検出されたオーディオコンテンツ117のオーディオ属性と同じオーディオ属性を有するコンテンツ間情報119”をコンテンツ間情報生成部101で生成し(S302)、スイッチ102をコンテンツ間情報生成部101側に接続して、コンテンツ間情報119”を先に記録したオーディオコンテンツ117の末尾に隣接して記録する(S303)。この時、コンテンツ間情報119”の記録が終了する前に、次曲の曲114のオーディオコンテンツ118の情報が入力されてきたとしても、コンテンツ間情報119”の記録が終了するまでは、オーディオコンテンツ118はメモリバッファ部52にバッファリングされる。コンテンツ間情報119”の記録終了後、スイッチ102をメモリバッファ部52側に接続することにより、バッファリングしておいたオーディオコンテンツ118が曲116’として記録される(S304)。曲116’は再生時に曲115’の次に再生されるように情報記録媒体55に記録され得る。
【0061】
なお、オーディオコンテンツ117を含む曲115’は予め情報記録媒体55に記録されていてもよい。
【0062】
また、曲115’に続いて曲116’が記録されず、曲115’を記録した時点で記録動作を終了する(例えば曲115’の1曲のみを記録する)場合でも、コンテンツ間情報119”を曲115’の末尾へ記録してもよい。
【0063】
以上のようにして、既に情報記録媒体55に記録されているオーディオコンテンツ117の末尾に隣接してコンテンツ間情報119”を記録し、オーディオコンテンツ117とコンテンツ間情報119”とを含むオーディオ情報(すなわち曲115’)を記録する。コンテンツ間情報119”は無音情報であり得る。
【0064】
なお、曲115’が含むポインタ情報は、実施の形態1の場合と同様である。
【0065】
本実施の形態によると、いかなる再生装置を利用したとしても、情報記録媒体55には、曲のオーディオコンテンツだけではなく、コンテンツ間を示すコンテンツ間情報をも記録することができる。
【0066】
また、本実施の形態の記録装置2では、オーディオ属性を検出するためにオーディオ属性検出部53を用いた。しかし、記録装置2が記録される曲の管理情報ファイル81を読み取ることができるならば、オーディオ属性検出部53を省略しても管理情報ファイル81に含まれているオーディオ情報のオーディオ属性から、そのオーディオ情報のオーディオ属性を判別することも可能である。
【0067】
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3として、記録しようとする曲にインデックス0が定義されていない場合の情報記録媒体55への曲の記録について説明する。図12Aを参照して、記録しようとする曲121および122にはインデックス0が定義されていない。
【0068】
まず、曲123および124の先頭にコンテンツ間情報127および128を挿入する場合について、図10および図12Aを参照して説明する。例えば、図10に示す記録装置2は、図12Aに示すように、曲121および122を曲123および124として情報記録媒体55に記録する。
【0069】
曲121のオーディオコンテンツ125の記録終了後、記録装置2に曲122のオーディオコンテンツ126が入力されると、オーディオ属性検出部53はオーディオコンテンツ126のオーディオ属性を検出する。オーディオコンテンツ126の少なくとも一部はメモリバッファ部52にバッファリングされる。バッファリングの間に、検出されたオーディオコンテンツ126のオーディオ属性と同じオーディオ属性を有するコンテンツ間情報128をコンテンツ間情報生成部101で生成し、スイッチ102をコンテンツ間情報生成部101側に接続して、コンテンツ間情報128を曲124の一部として情報記録媒体55に記録する。コンテンツ間情報128の記録終了後、スイッチ102をメモリバッファ52側に接続し、バッファリングしておいたオーディオコンテンツ126と、さらに入力されてくる残りのオーディオコンテンツ126とをコンテンツ間情報128に続けて記録し、コンテンツ間情報128とオーディオコンテンツ126とを含むオーディオ情報(すなわち、曲124)を生成する。曲124は、再生時に曲123の次に再生されるように情報記憶媒体55に記録され得る。コンテンツ間情報128は無音情報であり得る。また、この場合のポインタ情報(図9参照)は、実施の形態2のコンテンツ間情報を曲の先頭に記録する場合と同様である。
【0070】
なお、コンテンツ間情報128と同様に、曲123のオーディオコンテンツ125の先頭に隣接してコンテンツ間情報127が記録される。コンテンツ間情報127はオーディオコンテンツ125のオーディオ属性と同じオーディオ属性を有する。
【0071】
次に、図12Bを参照して、コンテンツ間情報をオーディオコンテンツの末尾に隣接させて記録する場合について説明する。図12Bに示す例では、曲123’の末尾にに隣接してコンテンツ間情報127’を記録する。記録装置2に入力されたオーディオコンテンツ125のオーディオ属性はオーディオ属性検出部53で検出される。スイッチ102をメモリバッファ部52側に接続し、オーディオコンテンツ125は情報記録媒体55へ記録される。その後、検出されたオーディオコンテンツ125のオーディオ属性と同じオーディオ属性を有するコンテンツ間情報127’をコンテンツ間情報生成部101で生成し、スイッチ102をコンテンツ間情報生成部101側に接続して、コンテンツ間情報127’をオーディオコンテンツ125の末尾に隣接して記録する。この時、コンテンツ間情報127’の記録が終了する前に、次曲の曲122のオーディオコンテンツ126が入力されてきたとしても、コンテンツ間情報127’の記録が終了するまでは、オーディオコンテンツ126はメモリバッファ部52にバッファリングされる。コンテンツ間情報127’の記録終了後、スイッチ102をメモリバッファ部52側に接続することにより、バッファリングしておいたオーディオコンテンツ126が曲124’として記録される。曲124’は再生時に曲123’の次に再生されるように情報記録媒体55に記録され得る。
【0072】
また、この場合のポインタ情報(図9参照)は、実施の形態1と同様になる。
【0073】
本実施の形態では、記録しようとする原曲にコンテンツ間を示すコンテンツ間情報がない場合であったとしても、原曲の情報記録媒体55への記録時には、オーディオコンテンツだけでなくコンテンツ間を示すコンテンツ間情報をも記録することができる。
【0074】
また、本実施の形態において、記録装置2は、オーディオ属性検出部53でオーディオ属性を検出した。しかし、記録装置2が記録されるオーディオ情報の管理情報ファイル81を読み取ることができるならば、オーディオ属性検出部53を省略しても管理情報ファイル81に含まれているオーディオ情報のオーディオ属性から、そのオーディオ情報のオーディオ属性を判別することも可能である。
【0075】
また、本発明において、情報記録媒体55は光ディスク媒体に限定されず、複数のオーディオ属性を有する複数の曲を記録可能な記録媒体であればよく、例えばテープ状記録媒体、ハードディスク、半導体メモリ等であってもよい。
【0076】
【発明の効果】
本発明によれば、記録しようとするオーディオコンテンツの先頭に隣接するコンテンツ間情報のオーディオ属性を、情報記録媒体に記録されているオーディオ情報と同一のオーディオ属性に変換し、変換したコンテンツ間情報を記録されているオーディオ情報の一部としてオーディオ情報が含むオーディオコンテンツの末尾に隣接して記録する記録装置が提供される。このことにより、オーディオ情報が含むオーディオコンテンツおよびコンテンツ間情報が1つのオーディオ属性に統一される。従って、このような本発明の記録装置でオーディオ情報が記録された情報記録媒体においては、情報記録媒体に記録されたオーディオ情報の再生中にミュートまたは異音が発生することがない。また、このような本発明の記録装置でオーディオコンテンツが記録された情報記録媒体においては、情報記録媒体に記録されたオーディオ属性が異なる複数のオーディオコンテンツを連続して再生する場合でも、オーディオ属性の変化に伴って再生装置が再生条件を変更する時間が確保される。従って、オーディオコンテンツの先頭の再生時にミュートや異音が発生してオーディオコンテンツの先頭が再生できないという問題が発生しない。
【0077】
また、本発明によれば、記録しようとするオーディオコンテンツと同じオーディオ属性を有するコンテンツ間情報を生成し、生成したコンテンツ間情報をオーディオ情報の一部として記録し、記録しようとするオーディオコンテンツをオーディオ情報の別の一部としてコンテンツ間情報の末尾に隣接して記録する記録装置が提供される。このことにより、記録装置にコンテンツ間情報が入力されない記録条件下でも、コンテンツ間情報を生成して、オーディオコンテンツ間にコンテンツ間情報を記録することができる。このような本発明の記録装置でオーディオコンテンツが記録された情報記録媒体においては、情報記録媒体に記録されたオーディオ属性が異なる複数のオーディオコンテンツを連続して再生する場合でも、オーディオ属性の変化に伴って再生装置が再生条件を変更する時間が確保される。従って、オーディオコンテンツの先頭の再生時にミュートや異音が発生してオーディオコンテンツの先頭が再生できないという問題が発生しない。このように、本発明によれば、曲のダビング時に原曲が含むコンテンツ間情報が記録装置に入力されない記録条件下でも、オーディオコンテンツ間にコンテンツ間情報を記録することができる。本発明では、複数のオーディオ属性を有するオーディオコンテンツが記録される情報記録媒体において、記録しようとするオーディオコンテンツのオーディオ属性を検出し、情報記録媒体に記録可能な多数のオーディオ属性の中から記録しようとするオーディオコンテンツのオーディオ属性と同一のオーディオ属性のコンテンツ間情報を生成し、そのコンテンツ間情報を記録しようとするオーディオコンテンツの先頭に隣接して情報記録媒体に記録することができる。
【0078】
また、本発明によれば、情報記録媒体に記録されているオーディオコンテンツを含むオーディオ情報と同一のオーディオ属性を有するコンテンツ間情報を生成して、コンテンツ間情報をオーディオ情報の一部としてオーディオコンテンツの末尾に隣接して記録し、別のオーディオ情報として別のオーディオコンテンツを記録する記録装置が提供される。このことにより、記録装置にコンテンツ間情報が入力されない記録条件下でも、コンテンツ間情報を生成して、オーディオコンテンツ間にコンテンツ間情報を記録することができる。このような本発明の記録装置でオーディオコンテンツが記録された情報記録媒体においては、情報記録媒体に記録されたオーディオ属性が異なる複数のオーディオコンテンツを連続して再生する場合でも、オーディオ属性の変化に伴って再生装置が再生条件を変更する時間が確保される。従って、オーディオコンテンツの先頭の再生時にミュートや異音が発生してオーディオコンテンツの先頭が再生できないという問題が発生しない。このように、本発明によれば、曲のダビング時に原曲が含むコンテンツ間情報が記録装置に入力されない記録条件下でも、オーディオコンテンツ間にコンテンツ間情報を記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光ピックアップよるレーザ光の移動を示す図
【図2】CDからMDへのオーディオ情報の記録を示す図
【図3】DVD−Audioディスク中の連続した曲の記録を示す図
【図4】DVD−Audioディスク中の連続していない曲の記録を示す図
【図5】本発明の実施の形態における記録装置を示す図
【図6A】本発明の実施の形態における異なるオーディオ属性を有する複数曲の記録を示す図
【図6B】本発明の実施の形態における曲の記録を示すフローチャート
【図7】本発明の実施の形態における異なるオーディオ属性を有する複数曲の記録を示す図
【図8】本発明の実施の形態におけるディスクの論理構成を示す図
【図9】本発明の実施の形態におけるポインタ情報の論理構成を示す図
【図10】本発明の実施の形態における記録装置を示す図
【図11A】本発明の実施の形態における指定曲の記録を示す図
【図11B】本発明の実施の形態における指定曲の記録を示すフローチャート
【図11C】本発明の実施の形態における指定曲の記録を示す図
【図11D】本発明の実施の形態における指定曲の記録を示すフローチャート
【図12A】本発明の実施の形態における無音情報を有さない曲の記録を示す図
【図12B】本発明の実施の形態における無音情報を有さない曲の記録を示す図
【符号の説明】
51 オーディオ属性変換部
52 メモリバッファ部
53 オーディオ属性検出部
54 記録再生ヘッド部
101 コンテンツ間情報生成部
102 スイッチ
103 制御部

Claims (8)

  1. 先頭に無音区間を含むオーディオコンテンツが複数記録されている第1の情報記録媒体から、連続して再生される第1のオーディオコンテンツと第2のオーディオコンテンツを第2の情報記録媒体へ記録する記録装置であって、
    前記第1の情報記録媒体から、前記第1のオーディオコンテンツを先頭の無音区間の終端から読出し、前記第2のオーディオコンテンツを先頭の無音区間から読出す読出し部と、
    前記第1のオーディオコンテンツのオーディオ属性と前記第2のオーディオコンテンツのオーディオ属性を検出し、それぞれのオーディオ属性が一致するか否かを判定する検出部と、
    それぞれのオーディオ属性が一致しない場合には、前記第2のオーディオコンテンツの先頭の無音区間のオーディオ属性を前記第1のオーディオコンテンツのオーディオ情報のオーディオ属性に変換する変換部と、
    前記第2のオーディオコンテンツの先頭の無音区間を前記第1のオーディオコンテンツの末尾として第2の情報記録媒体に記録する記録部と
    を備える、記録装置。
  2. 前記第2のオーディオコンテンツの少なくとも一部を格納するメモリバッファ部をさらに備える、請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記オーディオ属性は、サンプリング周波数、量子化ビット数、チャネル数、コーディング方式の内の少なくとも1つを示す、請求項1に記載の記録装置。
  4. 前記第2の情報記録媒体は、書換え型情報記録媒体または追記型情報記録媒体である、請求項1に記載の記録装置。
  5. 先頭に無音区間を含むオーディオコンテンツが複数記録されている第1の情報記録媒体から、連続して再生される第1のオーディオコンテンツと第2のオーディオコンテンツを第2の情報記録媒体へ記録する記録方法であって、
    前記第1の情報記録媒体から、前記第1のオーディオコンテンツを先頭の無音区間の終端から読出し、前記第2のオーディオコンテンツを先頭の無音区間から読出すステップと、
    前記第1のオーディオコンテンツのオーディオ属性と前記第2のオーディオコンテンツのオーディオ属性を検出し、それぞれのオーディオ属性が一致するか否かを判定するステップと、
    それぞれのオーディオ属性が一致しない場合には、前記第2のオーディオコンテンツの先頭の無音区間のオーディオ属性を前記第1のオーディオコンテンツのオーディオ情報のオーディオ属性に変換するステップと、
    前記第2のオーディオコンテンツの先頭の無音区間を前記第1のオーディオコンテンツの末尾として第2の情報記録媒体に記録するステップと
    を包含する、記録方法。
  6. 前記第2オーディオコンテンツの少なくとも一部を格納するステップをさらに包含する、請求項5に記載の記録方法。
  7. 前記オーディオ属性は、サンプリング周波数、量子化ビット数、チャネル数、コーディング方式の内の少なくとも1つを示す、請求項5に記載の記録方法。
  8. 前記第2の情報記録媒体は、書換え型情報記録媒体または追記型情報記録媒体である、請求項5に記載の記録方法。
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