JP3839221B2 - 帳票イメージ処理方法及びその装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、金融機関等において、帳票を自動処理するため、帳票のイメージを処理する帳票イメージ処理方法及びその装置に関し、特に、帳票の画像から処理目的に応じた複数の画像を取得するための帳票イメージ処理方法及びその装置に関する。
【0002】
金融機関、郵便局等において、新規預金、預金引出し、振込み等の帳票の自動処理が文字認識技術により可能となってきた。このような帳票の自動処理のため、同一の帳票の画像から処理目的に応じた複数の画像を必要とする場合がある。
【0003】
【従来の技術】
例えば、文字認識用帳票は、記入枠が赤系の色でプレプリントされており、依頼者は、記入枠内に必要事項を手書き又は活字で記入する。文字認識する場合には、この赤い記入枠をドロップアウトさせて、文字部分のみを抽出して、文字認識を行う。一方、新規預金や預金引出し等に使用される文字認識用帳票では、印影が押されている。一般的に、印影は赤色系であり、記入枠と同系色となる。このため、押されている印影を読み取るには、文字認識画像と反対に、赤色系をドロップアウトさせない方法で印影の画像を生成する必要がある。
【0004】
この同一の帳票から2つの画像を生成するため、従来、読み取り対象の帳票を、目的に応じて複数回読ませる方法が知られていた。
【0005】
例えば、帳票搬送型イメージリーダを使用する場合には、1回目は、文字認識用の帳票イメージデータを取得するため、赤色光源(又は赤色フィルタ)を照射して、赤系の記入枠をドロップアウトして、帳票を読み取る。上位のアプリケーションが、この帳票イメージデータを文字認識処理した後、同一帳票を再度搬送して、印影のイメージを読み取る。この時、印影の赤色をドロップアウトしないように、光源を白色又は緑色として、帳票を読み取り、印影の赤色がドロップアウトしない印影イメージが取得できる。この際、記入枠も赤色のため、イメージとして取得されるが、印影の処理時に、印影イメージのみを切り出すため、問題にならない。
【0006】
又、フラットベッド型イメージリーダを使用する場合には、帳票を原稿台に搭載した後、文字認識用イメージを取得する場合には、赤色光源を照射し、帳票を光走査し、読み取る。そして、印影イメージを取得する場合には、白色光源又は緑色光源を照射し、帳票を光走査して、読み取る。このようにして、1つの帳票から、処理目的に応じた複数の画像データを取得していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術では、次の問題がある。
【0008】
(1)上位のアプリケーションが必要とする複数の画像を得るためには、読み取り対象帳票を複数回読み取る操作が必要であり、読み取り操作はメカニカルなため、処理時間が長くなる。特に、金融窓口のように、多数の依頼者の処理を行う場合には、依頼者を待たせることになる。
【0009】
(2)イメージリーダとして、複数色の光源を必要とするため、イメージリーダ自体が大型となり、しかもコストダウンが難しい。特に、金融窓口に設置するには、大きな設置スペースが必要となる。又、上位アプリケーションの制御により、指定の光源を点灯する制御が必要であり、イメージリーダを低価格にすることは難しい。
【0010】
(3)オペレータは、複数回読み取りの間、帳票を管理する必要があり、連続的な処理が困難である。
【0011】
従って、本発明の目的は、1回の読み取りで、1枚の帳票から複数の種類の画像データを取得するための帳票イメージ処理方法及びその装置を提供するにある。
【0012】
本発明の他の目的は、簡易な構成のイメージリーダを用いて、1回の読み取りで、複数の種類の画像データを取得するための帳票イメージ処理方法及びその装置を提供するにある。
【0013】
本発明の更に他の目的は、オペレータの帳票の読み取り操作を簡易化し、1枚の帳票から複数の種類の画像データを取得するための帳票イメージ処理方法及びその装置を提供するにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
この目的の達成のため、本発明の帳票イメージ処理方法は、帳票イメージを1回読み取り、カラー画像データを生成するステップと、前記カラー画像データから複数の種類の画像データを生成するステップと、上位アプリケーションの指定した複数の種類の画像データを前記上位アプリケーションに転送するステップとを有し、前記画像データ生成ステップは、前記上位アプリケーションから、前記帳票の文字の色と画像の色を示す複数の単一色の画像データと、前記複数の単一色の画像データの読み取り順とを指示するステップと、前記指示に応じて、前記カラー画像データから前記指示された複数の単一色の画像データを生成するステップとからなり、前記転送ステップは、前記生成された単一色の画像データを前記上位アプリケーションに、前記読み取り順である文字の色が先で、画像の色が後の順で転送するステップからなり、前記上位アプリケーションは、前記先に受け取った前記文字の色の画像データを、文字認識部で認識させ、文字認識結果を得て、前記文字認識結果と後に受け取った前記画像とをホストに転送するステップを更に有する。
【0015】
本発明の帳票イメージ処理装置は、帳票イメージを1回読み取り、カラー画像データを生成するイメージリーダと、前記カラー画像データから複数の種類の画像データを生成し、上位アプリケーションの指定した複数の種類の画像データを前記上位アプリケーションに転送する処理装置とを有し、前記処理装置は、前記上位アプリケーションから、前記帳票の文字の色と画像の色を示す複数の単一色の画像データと、前記複数の単一色の画像データの読み取り順を、制御部に指示し、前記指示に応じて、前記カラー画像データから前記指示された複数の単一色の画像データを生成し、前記生成された単一色の画像データを前記上位アプリケーションに、前記読み取り順である文字の色が先で、画像の色が後の順で転送し、前記上位アプリケーションは、前記先に受け取った前記文字の色の画像データを、文字認識部で認識させ、文字認識結果を得て、前記文字認識結果と後に受け取った前記画像とをホストに転送する。
【0016】
本発明は、帳票をカラー読み取りすることにより、帳票のカラー画像データを取得し、カラー画像データから上位の要求する帳票の複数の画像データを生成するようにした。このため、帳票を1回読み取るだけで、処理目的に合った複数の画像データを取得でき、高速な読み取り処理が可能となる。又、イメージリーダに複数の光源を必要としないため、イメージリーダを小型に且つ安価に構成できる。更に、1回読み取りのため、オペレータは、帳票をリーダにセットし、読み取りの完了により、帳票を取り出せるため、帳票の取り扱いが容易となる。
【0017】
又、本発明の帳票イメージ処理方法では、前記画像データ生成ステップは、前記カラー画像データから複数の単一色の画像データを生成するステップからなることにより、上位の個々の画像処理に必要な複数の画像データを生成できる。
【0018】
更に、本発明の帳票イメージ処理方法では、前記画像データ生成ステップは、前記カラー画像データから前記上位の指定した画像種類に対応する複数の単一色の画像データを生成するステップであることにより、上位の指定した画像データを生成するため、無駄な画像データの生成を防止でき、より高速に必要な画像データを取得できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、帳票イメージ処理装置、帳票イメージ処理、他の実施の形態に分けて、説明する。
【0020】
[帳票認識装置]
図1は、本発明の一実施の形態の帳票イメージ処理装置のブロック図、図2は、図1のイメージリーダの外観図、図3は、図1の画像処理機構のブロック図、図4は、図3の画像生成部のブロック図、図5は、図3の生成画像メモリの説明図である。
【0021】
図1に示すように、イメージ処理装置は、イメージリーダ1と処理装置2とからなる。イメージリーダ1は、図2に示すように、読み取るべき帳票4をセットするベット(帳票台座)10と、ベット10の帳票のイメージを読み取るオーバーヘッド15とを有する。図1に示すように、オーバーヘッド15には、2次元カラーCCD(Charge Coupled Device)11が設けられている。読み取り回路12は、カラーCCD11の読み取り動作を制御する。増幅回路13は、カラーCCD11の読み取り出力を増幅する。A/D(アナログ/デジタル)変換器14は、増幅されたアナログ読み取り信号をデジタル信号に変換する。このイメージリーダ1は、カラー読み取りが出来、且つ非接触である。又、2次元センサを用いているため、読み取り速度も速い。尚、図2では、通番印字器16が、オプションとして設けられている。
【0022】
処理装置2は、デスクトップ型パーソナルコンピュータで構成され、ホストコンピュータに接続されている。処理装置2は、データ処理ユニット(CPU)20と、画像メモリ22と、画像処理機構21と、表示装置と、ファイルとを有する。データ処理ユニット20は、CPU,メモリ等で構成され、帳票イメージ処理を実行する。CPU20内に、CPU20が実行するソフトウェアを、ブロック30〜32で示す。上位アプリケーション31は、帳票処理プログラムである。制御部30は、上位アプリケーション31の要求した画像処理を行うため、イメージリーダ1、画像処理機構21を制御する。OCRエンジン32は、上位アプリケーション31により起動され、文字認識処理を行う。
【0023】
図3乃至図5を用いて、画像処理機構21を説明する。図3に示すように、カラーCCD11からRGBデータが出力され、画像メモリ22で、1画面(帳票)のRGBデータが保持される。画像処理機構21は、画像メモリ22のRGBデータから各々Y画像、R画像、G画像、B画像を生成する。
【0024】
図4に示すように、カラーCCD11は、通常CCD上に、各々RGBのフィルタ(オンチップフィルタ)を被せたものであり、市松構造をなしている。そのRGBフィルタを経由して取得した画像が、RGB画像として、CCD11から出力される。レッドフィルタRは、ピーク波長が650nm,グリーンフィルタGは、ピーク波長が540nm、ブルーフィルタBは、ピーク波長が470nmの帯域でフィルタリングを行い、カラー画像として、RGBで構成される。
【0025】
図3に戻り、画像処理機構21の画像生成部50は、CCD11から出力されるRGBデータから、各々Y画像(多値)、R画像(多値)、G画像(多値)、B画像(多値)を生成する。この画像生成部50は、図4に示すように、画像抽出部55と、Y画像生成部56,57とを有する。
【0026】
画像抽出部55は、市松模様のCCDの配列構造から、カラーCCD11の出力RGBからR,G,Bの各画像(多値)を抽出して、単独プレーンの画像R,G,Bを生成する。
【0027】
R画像は、レッドフィルタRを経由しており、赤色系をドロップアウトする特徴がある。例えば、赤系の色で記入枠がプレプリントされているOCR帳票では、赤記入枠が除去され、黒記入文字等の赤以外の色のみがR画像として生成される。
【0028】
G画像は、グリーンフィルタGを経由しており、グリーン系色をドロップアウトする特徴がある。ドロップアウトする能力は低い。例えば、印影の朱肉は、赤色で押印されているため、印影を読み取る確実な方法として、G画像を使用する場合が多い。
【0029】
B画像は、ブルーフィルタBを経由しており、ブルー系色をドロップアウトする特徴がある。単独で利用するよりは、カラー画像RGBのBプレーンとして利用される。
【0030】
次に、Y画像生成部56,57を説明する。Y画像は、モノクロ画像と称されている。各RGB画像がそれぞれ固有のフィルタを経由して読まれた画像であるため、特定の色成分をドロップアウトしているのに対し、Y画像は、各色の成分をそのまま出力する。このY画像は、RGB画像から生成できる。即ち、以下の比率計算式により、RGBからYを生成する。
【0031】
Y=0.299×R+0.587×G+0.114×B
上記式から、明らかなように、Gプレーン画像の比率が高いのは、Gプレーン内に色成分が多く含まれるためである。このように、各RGBを個々に分離し、結合することにより、モノクロ画像を生成できる。ブロック56は、このための乗算器であり、ブロック57は、加算器である。
【0032】
図3に戻り、2値化処理部51は、多値のY,R,G画像を2値化し、Y,R,G画像(2値化)を生成する。前述のY,R,G画像は、256階調を保有した多値イメージデータで構成されている。文字認識や印鑑照合等のコンピュータで認識、照合処理する場合は、性能等を考慮する必要があり、2値化処理部51は、256階調の多値イメージデータを「0又は1」の2値化イメージデータに変換する。
【0033】
図5に示すように、このような生成画像は、メモリ52の指定プレーンに格納される。更に、上位の要求した処理に最適な画像を通知するため、画像テーブル53が設けられている。画像テーブル53は、上位の要求(例えば、文字認識画像2値)に対し、最適な画像(例えば、R画像(2値))を対応させるテーブルである。
【0034】
このような構成により、1回の帳票のカラー読み取りにより、上位の処理に適した複数の帳票イメージ画像を生成し、上位の利用に供することができる。
【0035】
このため、読み取り、画像取得時間を短縮でき、且つイメージリーダを小型に且つ安価に構成できる。しかも、オペレータの帳票の処理の手間も軽減できる。
【0036】
[帳票イメージ処理]
図6は、上位アプリケーションからの読み取り依頼の制御データ構造の説明図、図7は、イメージリーダからの通知画像のフォーマット図、図8は、本発明の一実施の形態の帳票イメージ処理フロー図、図9乃至図11は、帳票画像例の説明図である。
【0037】
図8に沿い、帳票イメージ処理を説明する。
(S100)上位アプリケーション31は、図6のフォーマットで制御部30に読み取りを指示する。図6に示すように、制御フォーマットは、読み取り指示と、要求画像で構成されている。読み取り指示には、順序読みモードの指定が「X」を「1」とすることにより可能である。即ち、1枚の帳票に対し、複数の画像要求を、この制御コマンドにより指定できる。「X」を「0」に設定すると、順序読みモードを指定せず、単一の画像要求となる。要求画像は、文字認識画像2値、印影画像2値のように指定される。勿論、この読み取り指示は、イメージリーダ1のベッド10に原稿を搭載した後である。
【0038】
(S110)制御部30は、イメージリーダ1の読み取り回路12にカラーCCD11の読み取りを指示する。これにより、カラーCCD11は、読み取りを開始し、アンプ13、A/D変換器14を介しRGBデータを出力する。
【0039】
(S120)このRGBデータは、画像メモリ22に格納される。これにより、読み取りは終了し、オペレータは、帳票を取り外すことができる。
【0040】
(S130)この格納後、制御部30の指示により、画像処理部21は、上位の要求した画像を生成する前述の画像処理を行う。これにより、メモリ52に各画像が格納される。
【0041】
(S140)制御部30は、上位の要求画像を画像テーブル53により、生成画像単位に変換し、メモリ52のその画像を上位アプリケーション31に通知する。図7は、その通知フォーマットであり、各画像イメージデータは、ファイルセパレータ(区切りコード)で分離される。
【0042】
OCR帳票の具体例により説明する。図9は、OCR帳票の一例としての振込み依頼書4である。記入文字の周囲は、赤色枠40で囲われている。又、押印41は、ご依頼人の右側個所の「検印欄」になされている。ここでの印影は、システム処理する上で、銀行支店の担当者の検印である。押印41も赤色である。
【0043】
上位アプリケーション31は、この帳票を処理するため、帳票の記入文字は、文字認識エンジン32で文字認識し、押印41は、このイメージを切り出し、ホストへ転送する。このため、上位アプリケーション31は、図6に示すように、読み取り指示に順序読みモードを指定し、要求画像に、1回目は、文字認識画像2値を、2回目は、印影画像2値を指定する。
【0044】
制御部30は、要求「文字認識画像2値」に対し、2値化処理部51で2値化されたR画像(2値)を上位に転送する。このR画像(2値)は、赤色系をドロップアウトするので、OCR帳票の記入枠等の赤色系を落し、黒文字のみが残る。このため、文字認識画像として、最適な画像である。前述の図9の振込み依頼書4のR画像(2値)は、図10に示すようになり、文字認識の記入枠40が全てドロップアウトされ、且つ押印41もドロップアウトされている。
【0045】
続いて、「印影画像2値」の画像要求に対し、2値化処理部51で2値化されたG画像(2値)を上位に転送する。このG画像(2値)は、印影朱肉の赤色系を最も感度良く画像として表現する特徴を持つ。このため、印影画像として、最適な画像である。前述の図9の振込み依頼書4のG画像(2値)は、図11に示すようになり、印影41が明確に画像として現れている。勿論、この時は、赤色系を画像出力するため、文字認識の記入枠40等も画像に残る。上位31は、G画像から、印影領域を切り出し、ホストへ転送する。ホストでは、この印影画像により、検印の確認を行う。
【0046】
このように、帳票をカラーイメージで読み取り、カラー画像データから上位の要求する帳票の複数の画像データを生成するようにした。このため、帳票を1回読み取るだけで、処理目的に合った複数の画像データを取得でき、高速な読み取り処理が可能となる。又、イメージリーダに複数の光源を必要としないため、イメージリーダを小型に且つ安価に構成できる。更に、1回読み取りのため、オペレータは、帳票をリーダにセットし、読み取りの完了により、帳票を取り出せるため、帳票の取り扱いが容易となる。
【0047】
[他の実施の形態]
上述の実施の態様の他に、本発明は、次のような変形が可能である。
【0048】
(1)振込み依頼書を例に説明したが、預金引出し、新規預金等の他のOCR帳票に適用できる。更に、OCR帳票に限らず、他の画像処理用帳票に適用できる。
【0049】
(2)カラー読み取り素子を、CCDで説明したが、CMOSセンサ等他の読み取り素子を利用できる。
【0050】
以上、本発明を実施の形態により説明したが、本発明の主旨の範囲内で種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0051】
(付記1)帳票イメージを読み取り、カラー画像データを生成するステップと、前記カラー画像データから複数の種類の画像データを生成するステップと、上位の指定した複数の種類の画像データを前記上位に転送するステップとを有することを特徴とする帳票イメージ処理方法。
【0052】
(付記2)付記1の帳票イメージ処理方法において、前記画像データ生成ステップは、前記カラー画像データから複数の単一色の画像データを生成するステップからなることを特徴とする帳票イメージ処理方法。
【0053】
(付記3)付記1の帳票イメージ処理方法において、前記画像データ生成ステップは、前記カラー画像データから前記上位の指定した画像種類に対応する複数の単一色の画像データを生成するステップであることを
特徴とする帳票イメージ処理方法。
【0054】
(付記4)付記1の帳票イメージ処理方法において、前記画像データ生成ステップは、前記カラー画像データから特定色をドロップアウトした複数の画像データを生成するステップであることを特徴とする帳票イメージ処理方法。
【0055】
(付記5)前記上位の指定した画像処理に適する画像データを転送することを特徴とする付記1の帳票イメージ処理方法。
【0056】
(付記6)帳票イメージを読み取り、カラー画像データを生成するイメージリーダと、前記カラー画像データから複数の種類の画像データを生成し、上位の指定した複数の種類の画像データを前記上位に転送する処理装置とを有することを特徴とする帳票イメージ処理装置。
【0057】
(付記7)前記イメージリーダが、2次元センサを備えるオーバヘッドリーダであることを特徴とする付記6の帳票イメージ処理装置。
【0058】
(付記8)付記6の帳票イメージ処理装置において、前記処理装置は、前記カラー画像データから複数の単一色の画像データを生成することを特徴とする帳票イメージ処理装置。
【0059】
(付記9)付記6の帳票イメージ処理装置において、前記処理装置は、前記カラー画像データから前記上位の指定した画像種類に対応する複数の単一色の画像データを生成することを特徴とする帳票イメージ処理装置。
【0060】
(付記10)付記6の帳票イメージ処理装置において、前記処理装置は、前記カラー画像データから特定色をドロップアウトした複数の画像データを生成することを特徴とする帳票イメージ処理装置。
【0061】
(付記11)前記上位の指定した画像処理に適する画像データを転送することを特徴とする付記6の帳票イメージ処理装置。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、次の効果を奏する。帳票をカラー読み取りすることにより、帳票のカラー画像データを取得し、カラー画像データから上位アプリケーションの要求する複数の単一色の画像データを生成し、指定された読み取り順で転送するようにしたため、帳票を1回読み取るだけで、上位アプリケーションの処理目的である文字認識した文字と画像をホストに転送する処理に合った複数の単一色の画像データを、文字の画像が先の読み取り順で取得でき、高速な帳票読み取り処理、即ち、上位アプリケーションの帳票読み取り処理である帳票の認識文字と画像の転送処理が可能となる。
【0063】
又、イメージリーダに複数の光源を必要としないため、イメージリーダを小型に且つ安価に構成できる。更に、1回読み取りのため、オペレータは、帳票をリーダにセットし、読み取りの完了により、帳票を取り出せるため、帳票の取り扱いが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の帳票イメージ処理装置のブロック図である。
【図2】図1のイメージリーダの外観図である。
【図3】図1の画像処理機構のブロック図である。
【図4】図3の画像生成部のブロック図である。
【図5】図1の画像処理機構のメモリの説明図である。
【図6】本発明の一実施の形態の読み取り指示の制御フォーマット図である。
【図7】本発明の一実施の形態の画像転送フォーマット図である。
【図8】本発明の一実施の形態の帳票イメージ処理フロー図である。
【図9】図8の読み取り帳票の説明図である。
【図10】図9の帳票の文字認識用画像の説明図である。
【図11】図9の帳票の印影画像の説明図である。
【符号の説明】
1 イメージリーダ
2 処理装置
20 CPU
21 画像メモリ
22 画像処理機構
30 制御部
31 上位アプリケーション
4 帳票
11 カラーCCD
Claims (3)
- 帳票イメージを1回読み取り、カラー画像データを生成するステップと、
前記カラー画像データから複数の種類の画像データを生成するステップと、
上位アプリケーションの指定した複数の種類の画像データを前記上位アプリケーションに転送するステップとを有し、
前記画像データ生成ステップは、
前記上位アプリケーションから、前記帳票の文字の色と画像の色を示す複数の単一色の画像データと、前記複数の単一色の画像データの読み取り順とを指示するステップと、
前記指示に応じて、前記カラー画像データから前記指示された複数の単一色の画像データを生成するステップとからなり、
前記転送ステップは、
前記生成された単一色の画像データを前記上位アプリケーションに、前記読み取り順である文字の色が先で、画像の色が後の順で転送するステップからなり、
前記上位アプリケーションは、前記先に受け取った前記文字の色の画像データを、文字認識部で認識させ、文字認識結果を得て、前記文字認識結果と後に受け取った前記画像とをホストに転送するステップを更に有する
ことを特徴とする帳票イメージ処理方法。 - 請求項1の帳票イメージ処理方法において、
前記画像データ生成ステップは、
前記カラー画像データから特定色をドロップアウトした複数の画像データを生成するステップであることを
特徴とする帳票イメージ処理方法。 - 帳票イメージを1回読み取り、カラー画像データを生成するイメージリーダと、
前記カラー画像データから複数の種類の画像データを生成し、上位アプリケーションの指定した複数の種類の画像データを前記上位アプリケーションに転送する処理装置とを有し、
前記処理装置は、
前記上位アプリケーションから、前記帳票の文字の色と画像の色を示す複数の単一色の画像データと、前記複数の単一色の画像データの読み取り順を、制御部に指示し、前記指示に応じて、前記カラー画像データから前記指示された複数の単一色の画像データを生成し、前記生成された単一色の画像データを前記上位アプリケーションに、前記読み取り順である文字の色が先で、画像の色が後の順で転送し、前記上位アプリケーションは、前記先に受け取った前記文字の色の画像データを、文字認識部で認識させ、文字認識結果を得て、前記文字認識結果と後に受け取った前記画像とをホストに転送することを
特徴とする帳票イメージ処理装置。
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