JP3837123B2 - コネクタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、シールド及びグラウンドの両機能を有するコネクタに関し、特にシェルとグラウンドプレートとの係合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
まず、第1の従来の技術として、I/Oカードにおけるカード側I/Oコネクタについて説明する(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
図9に示されるように、カード側I/Oコネクタ214は、枠状に形状された金属製のシェル214aと、ブロック状のインシュレータ214hと、インシュレータ214hに一定の間隔で一列に固定された多数のコンタクト214pから構成される。
【0004】
シェル214aには、その上面の一側の中央に突出係止部214b、突出係止部214bの両側にループ状係止部214c,214c、ループ状係止部214c,214cの隣に2本の弾性係止片214d,214e,214d,214e、その両側面の一側に突出係止部214f,214f、その両側面の中央に係止穴214g,214gを、それぞれ設ける。
【0005】
インシュレータ214hには、その上面の中央に凹状係止部214i、凹状係止部214iの両側に隆起係止部214j,214j、隆起係止部214j,214jの隣に段状係止部214k,214k、その前面の両側に溝状係止部214m,214mを、それぞれ設ける。また、インシュレータ214hの前面の突出部214nには、多数のコンタクト214pの各一端部が支持され、多数のコンタクト214pの各他端部は、プリント基板(図示せず)に接触する。
【0006】
シェル214aの突出係止部214b、ループ状係止部214c,214c、弾性係止片214d,214e,214d,214e、突出係止部214f,214fを、それぞれインシュレータ214hの凹状係止部214i、隆起係止部214j,214j、段状係止部214k,214k、溝状係止部214m,214mに係止すると、矢印の先に示されるように、カード側I/Oコネクタ214は組み立てられる。
【0007】
次に、第2の従来の技術として、レセプタクルコネクタについて説明する(例えば、特許文献2参照。)。
【0008】
このレセプタクルコネクタは、インシュレータ310と、複数本のコンタクト330と、シェル340とで構成される。
【0009】
インシュレータ310は枠部311,312と枠部313とから構成され、例えばPPS(ポリフェニレンサルファイド)等のエンジニアリングプラスチック(EPL)をモールド加工して形成される。
【0010】
枠部313の端部には枠部311,312がそれぞれ一体に形成されるとともに、溝部314,315が形成されている。
【0011】
枠部311,312の底面には位置決め用の2つの凸部316,317が形成されている。
【0012】
また、枠部313には平板部318が形成され、この平板部318には互いに平行な複数本の溝319が形成されている。
【0013】
複数本のコンタクト330はクランク形状をしており、複数本の溝319にそれぞれはめられるとともに、横枠部313を貫通している。各コンタクト330は例えば銅合金に金メッキを施して形成されている。
【0014】
シェル340は例えばステンレススティールで製造される。シェル340はインシュレータ310を覆うように形成され、上面343、底面344及び両側面345,346で構成される。
【0015】
シェル340の底面344のほぼ中間部にはプラグコネクタ(図示せず)のキーと係合可能なガイド用切欠347が形成されている。底面344にはガイド用切欠347を挟んだ両側に2つの凸部(スペーサ部)348,349が形成されている。
【0016】
シェル340の両側面の下端にはレセプタクルコネクタをプリント基板(図示せず)に固着するための突起部350,351が形成されている。
【0017】
シェル340の両側面345,346の外側には、プリント基板のランドと当接する端子部352,353がL字形状に折り曲げられて形成されている。
【0018】
シェル340の両側面345,346の内側には、プラグコネクタ(図示せず)が嵌合したとき、ロック部と係合する孔354が形成されたロック受け部341,342が折り曲げられて形成されている。
【0019】
ロック受け部341の先端部はインシュレータ310に形成された溝部314,315に係合している。
【0020】
【特許文献1】
特開平11−202995号公報(第2頁第1欄第46行−第2欄第23行、図10)
【0021】
【特許文献2】
特開平11−111389号公報(第3頁第3欄第19行−第4欄第8行、図1,2)
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
第1の従来のコネクタでは、シェル214aの突出係止部214bとループ状係止部214c,214cがインシュレータ214hの凹状係止部214iと隆起係止部214j,214jに係止することによって、シェル214aがインシュレータ214hに固定される。
【0023】
したがって、過大な抜去力がシェル214aにかかった場合、シェル214aはインシュレータ214hから抜去される。
【0024】
第2の従来のコネクタでは、シェル340の固定方法について明瞭には記載されていないが、シェル340の両側面345,346に内側向きの突起が形成され、前記突起とインシュレータ310の枠部311,312に形成された突起とが、係止するものと推認される。
【0025】
したがって、プラグコネクタとレセプタクルコネクタとが嵌合し、ロックされている状態で、ロックを解除しないで、プラグコネクタをレセプタクルコネクタから抜去すると、シェル340の突起がインシュレータ310の突起を損傷する。
【0026】
そこで、本発明は、前記両従来のコネクタの欠点を改良し、所定限度以下の過大な抜去力によってコネクタから相手側コネクタを抜去しようとしても、ロック力が強いためロックが解除されず、しかも、グラウンド信号の伝達経路が増大して電気性能が向上するコネクタを提供しようとするものである。
【0027】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するため、次の手段を採用する。
【0028】
1.複数のコンタクト(10)と、グラウンドプレート(20)と、前記各コンタクト及び前記グラウンドプレートを保持するインシュレータ(40)と、前記各コンタクト、前記グラウンドプレート及び前記インシュレータを被覆するシェル(60)とから構成されるコネクタ(1)において、前記シェルは、第1の係止部(66)、第2の係止部(67)、第1の凹部(68)及び第2の凹部(69)を有し、前記グラウンドプレートは、第1のばね部(28)、第2のばね部(30)、前記第1のばね部に形成される第1の被係止部(29)及び前記第2のばね部に形成される第2の被係止部(31)を有し、前記シェルは相手側コネクタの前記コネクタへの挿入方向から前記インシュレータに組み込まれ、前記グラウンドプレートは前記シェルとは反対方向から前記インシュレータに組み込まれ、前記両ばね部と前記両凹部とがそれぞれ接触することによって前記シェルと前記グラウンドプレートとを電気的に接続し、かつ、前記両ばね部は、前記シェルの両係止部を挟持し、前記両係止部と前記両被係止部とがそれぞれ係合することによって前記シェルと前記グラウンドプレートとの機械的ロックを行うコネクタ。
【0029】
2. 前記グラウンドプレートは複数のグラウンドコンタクト(32)を有し、前記各グラウンドコンタクトは前記相手側コネクタ(100)のグラウンドシェルと接続する前記1記載のコネクタ。
【0030】
3.前記両係止部が設けられている部材は前記相手側コネクタとのロック部を有する前記1又は2記載のコネクタ。
【0032】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態例のコネクタについて図1〜図8を参照して説明する。
【0033】
図1は、本発明のコネクタ1と相手側コネクタ100とが嵌合する前の状態の斜視図である。図2は、コネクタ1の分解斜視図である。
【0034】
コネクタ1は、一定のピッチで配列される多数のコンタクト10と、グラウンドプレート20と、インシュレータ40と、シェル60とから構成される。各コンタクト10の半田付け端子14と、グラウンドプレート20の一対の半田付け端子26と、シェル60の一対の半田付け端子76は、LCDパネル等の基板(図示せず)に半田付けされる。
【0035】
相手側コネクタ100は、一定のピッチで配列される多数のコンタクト110と、各コンタクト110を保持するインシュレータ120と、インシュレータ120の両側に設けられる一対のピン130と、各ピン130に回転可能に取り付けられるレバー140と、グラウンドシェル(図示せず)とから構成される(詳細は後述する。)。各コンタクト110は、電線160を結線された後にインシュレータ120に固定される。
【0036】
コネクタ1は、その中央に相手側コネクタ100の接続部121を受容するための嵌合孔2と、その両側に相手側コネクタ100の各ガイドポスト部123,124を受容するための各ポスト孔3,4を備える。コネクタ1と相手側コネクタ100とが嵌合するとき、接続部121が嵌合孔2に、各ガイドポスト部123,124が各ポスト孔3,4に、それぞれ挿入される。
【0037】
このとき、コネクタ1の各コンタクト10と相手側コネクタ100の各コンタクト110とは接続し、コネクタ1のグラウンドプレート20と相手側コネクタ100のグラウンドシェルとは接続するため、各電線160から伝送される電気信号は各コンタクト110,10を通じて、グラウンド信号はグラウンドシェルからグラウンドプレート20を通じてLCDパネル等の基板に伝送される。
【0038】
コネクタ1の各コンタクト10は、金属板をプレス加工して製作される。コンタクト10の圧入部11は、インシュレータ40に圧入され、圧入部11の一方側には、ばね部12とその先端部に接触部13が形成され、他方側には、半田付け端子14が形成されている。
【0039】
グラウンドプレート20は、コネクタ1の幅方向に渡って垂直部21と水平部22とからL字型に構成され、水平部22から多数の圧入部23とばね部24が延出し、各ばね部24の先端部に接触部25がコンタクト10側に向かって形成されている。グラウンドコンタクト32は、圧入部23とばね部24と接触部25とから構成され、接触部25は相手側コネクタ100のグラウンドシェルと接続する。
【0040】
垂直部21の左右両側付近から半田付け端子26が、ばね部24とは反対方向に延出している。
【0041】
グラウンドプレート20の左右両端部にクリップ部27が形成され、図5に示されるように、各クリップ部27には上側ばね部28と下側ばね部30が設けられてばね部24と同一方向に延出している。上側ばね部28には穴部29が、下側ばね部30には切欠31が、それぞれ設けられている。
【0042】
インシュレータ40は、樹脂等の非導電性材料から製作され、図2,4,5,7,8に示されるように、インシュレータ40の左右両側における上面部41と下面部42との間には嵌合孔43が開けられ、上面部41には多数のコンタクト溝44が、下面部42には多数のグラウンドプレート溝46が設けられている。
【0043】
各コンタクト溝44の奥側はコンタクト孔45であり、各グラウンドプレート溝46の奥側はグラウンドプレート孔47である。
【0044】
インシュレータ40の左右両端部には凹部48が設けられ、図4に示されるように、各凹部48の上面内側には溝49が設けられ、図2,3,5,6に示されるように、各凹部48の下面内側には溝50が設けられ、図2,5に示されるように、各凹部48の奥部にはシェル孔51が設けられ、図3,6に示されるように、溝49の奥部には裏面から孔52が設けられ、溝50の奥部には裏面から孔53が設けられている。
【0045】
図2〜6に示されるように、インシュレータ40の上面部41にはいくつかのシェル溝54が、下面部42にはいくつかのシェル溝56が、それぞれ設けられ、図3,6に示されるように、シェル溝54の奥部にはシェル孔55が、シェル溝56の奥部にはシェル孔57が、それぞれ設けられている。
【0046】
シェル60は、図2に示されるように、断面コ字状に金属板をプレス加工して製作され、前面には嵌合孔61が設けられ、嵌合孔61の下側にはガイド面62が設けられている。
【0047】
嵌合孔61の左右両外側には、図5,7に示されるように、折曲されて折込部63が設けられる。各折込部63には、長手方向の中央付近に凸部64,65、先端にエッジ66,67、凸部64,65とエッジ66,67との間に凹部68,69が、それぞれ設けられる。また、各折込部63の凸部64,65よりも根元側には、ロック孔70とリブ71が設けられている。
【0048】
図3,6に示されるように、シェル60の上面部72にはいくつかの圧入部73が、下面部74にはいくつかの圧入部75が、それぞれ設けられ、下面部74の左右両側は延出されて半田付け端子76となる。
【0049】
コネクタ1の組立は、次のように行われる。
【0050】
各コンタクト10は、図3,6に示されるインシュレータ40の後側から各コンタクト孔45に圧入され、一定のピッチで1列に並んで固定される。
【0051】
グラウンドプレート20は、図3に示されるように、インシュレータ40の後側から組み込まれ、各圧入部23が、各グラウンドプレート孔47に圧入されて固定される。このとき、図5〜7に示されるように、各孔52には各クリップ部27の上側ばね部28が、各孔53には下側ばね部30が入り込む。
【0052】
シェル60は、図2,3に示されるように、インシュレータ40の前方から組み込まれ、シェル60の各圧入部73,75は、インシュレータ40の各シェル溝54,56を通過して、各シェル孔55,57に圧入されて固定される。
【0053】
シェル60のインシュレータ40への組み込みの際に、図3〜6に示されるように、各凸部64が各溝49に、各凸部65が各溝50に、それぞれ入り込むことによって、各折込部63は左右方向に位置決めされ、各折込部63の先端部は各シェル孔51を通過する。
【0054】
各折込部63が各シェル孔51を通過すると、各エッジ66はグラウンドプレート20の各クリップ部27の上側ばね部28を通過した後に、図7に示されるように、孔部29に入り込むので、上側ばね部28は凹部68に接触する。また、各エッジ67は下側ばね部30を通過した後に切欠31に入り込むので、下側ばね部30は凹部69に接触する。
【0055】
各レバー140は、各電線160と各コンタクト110とが圧着された後に、インシュレータ120に取り付けられる。
【0056】
インシュレータ120は、コネクタ1との接続部121と、接続部121と一体成形された本体部122と、本体部122の両側に設けられたガイドポスト部123,124とを有する。接続部121の裏面には、グラウンドシェル(図示せず)が組み込まれている。
【0057】
本体部122の左右両端側には、各ピン130を中心として各レバー140が回転可能に取り付けられている。
【0058】
各レバー140は、金属板をプレス加工して製作される。各レバー140の側面部が手指による操作部141となり、上面部142と下面部143によって本体部122を挟み込むように、各レバー140は本体部122に組み込まれる。
【0059】
各レバー140内に板ばね144が収納され、各板ばね144は、本体部122に当接することによって各レバー140を矢印150方向に付勢する。
【0060】
図8に示されるように、各レバー140の先端側145は、インシュレータ120に組み込まれるときに各ガイドポスト部123,124の内部に挿入され、先端側145の傾斜部146とフック部147は、各ガイドポスト部123,124の内部から突出する。
【0061】
コネクタ1と相手側コネクタ100とが嵌合するとき、接続部121が嵌合孔2に挿入されることによって各コンタクト110が各コンタクト10と接触し、各ガイドポスト部123,124が各ポスト孔3,4にそれぞれ挿入される。このとき、各レバー140の傾斜部146がシェル60の各リブ71を通過する際に、各板ばね144に逆らって各先端側145の傾斜部146とフック部147は各ガイドポスト部123,124の内部に没入する。
【0062】
相手側コネクタ100をコネクタ1に更に挿入を進めると、図8に示されるように、各レバー140のフック部147はシェル60の各ロック孔70に入り込むので、相手側コネクタ100はコネクタ1にロックされる。
【0063】
相手側コネクタ100をコネクタ1から離脱する操作は、次のように行う。各レバー140の操作部141を手指で押すと、各板ばね144の反発力に抗して各レバー140は矢印151方向に回転するので、各フック部147は各ロック孔70から脱出する。したがって、相手側コネクタ100とコネクタ1とのロック状態は、解除される。各操作部141を手指で押したまま相手側コネクタ100をコネクタ1から抜去すると、相手側コネクタ100はコネクタ1から離脱する。
【0064】
各レバー140の操作部141を押さずに、相手側コネクタ100をコネクタ1から抜去しようとしても、各レバー140のフック部147がシェル60の各ロック孔70に係止しているために、抜去は不可能である。
【0065】
コネクタ1においては、シェル60の各エッジ66,67が、グラウンドプレート20の孔部29と切欠31にそれぞれ係止する。そのため、相手側コネクタ100に過大な抜去力が加わった場合には、抜去力はシェル60に限らずにグラウンドプレート20に伝達されるので、グラウンドプレート20は抜去力によって引張られる。
【0066】
グラウンドプレート20のインシュレータ40への組込み方向は、シェル60とは反対側のインシュレータ40の後方から組み込まれるため、グラウンドプレート20は抜去力によって引張られると、インシュレータ40に突き当たる。インシュレータ40には、グラウンドプレート20と各コンタクト10が後方から組み込まれ、グラウンドプレート20の各半田付け端子26と各コンタクト10の半田付け端子14は基板に半田付けされている。したがって、相手側コネクタ100にかかる抜去力を、シェル60、各コンタクト10、グラウンドプレート20のインシュレータ40への各圧入保持力と、シェル60、各コンタクト10、グラウンドプレート20の各半田付け端子76,14,26の剥離強度とのコネクタ1全体で受けるため、各レバー140のフック部147とシェル60の各ロック孔70が破壊し難くなる。
【0067】
また、シェル60の各凹部68,69は、グラウンドプレート20の上側ばね部28、下側ばね部30と、それぞれ接触するため、シェル60とグラウンドプレート20が、導通する。グラウンドプレート20を流れるグラウンド信号は、各半田付け端子26を通じて基板に流れるが、グラウンド信号がグラウンドプレート20とシェル60との接触部を通じてシェル60の各半田付け端子76にも流れるから、グラウンド信号の伝達経路が増加するので、電気性能が向上する。
【0068】
本実施の形態例では、シェル60をインシュレータ40に固定するための圧入部73,75を設けた場合で説明したが、シェル60の係止部とグラウンドプレート20の被係止部とが係合し、それらの協働作用により、シェル60がインシュレータ40を覆うように固定されるため、シェル60をインシュレータ40に固定するためのシェル60の圧入部73,75とインシュレータ40のシェル孔55,57の構成はなくてもよい。
【0069】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、次の効果が、奏される。
【0070】
1.シェルは相手側コネクタのコネクタへの挿入方向からインシュレータに組み込まれ、グラウンドプレートはシェルとは反対方向からインシュレータに組み込まれ、シェルの係止部とグラウンドプレートの被係止部とが係合することによって、シェルがインシュレータに固定される。したがって、所定限度以下の過大な抜去力によってコネクタから相手側コネクタを抜去しようとしても、ロックが解除されず、また、コネクタが破壊されない。
【0071】
2.グラウンドプレートを流れるグラウンド信号は、直接基板に流れるのみならず、シェルを経て基板に流れる。したがって、グラウンド信号の伝達経路が増大するので、コネクタの電気性能が向上する。
【0072】
3.グラウンドプレートに設けられた各グラウンドコンタクトが相手側コネクタのグラウンドシェルと接続するので、両コネクタのグラウンドが確実に行われる。
【0073】
4.シェルの係止部に設けられたロック部が相手側コネクタとロックするので、構造が簡単で、部品点数が少ないロック機構が構成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態例のコネクタと相手側コネクタとの嵌合前の斜視図である。
【図2】同コネクタの分解斜視図である。
【図3】同コネクタの背景側から見た分解斜視図である。
【図4】同コネクタの下面側から見た分解斜視図である。
【図5】図2において、シェルを部分的に削除した一部の拡大斜視図である。
【図6】図3における一部の拡大斜視図である。
【図7】同コネクタにおけるロック構造の断面の斜視図である。
【図8】同コネクタと同相手側コネクタとがロックした状態のロック構造の断面の斜視図である。
【図9】第1の従来技術のカード側I/Oコネクタの組立前後の斜視図である。
【図10】第2の従来技術のレセプタクルコネクタの下面図である。
【図11】同レセプタクルコネクタの正面図である。
【符号の説明】
1 コネクタ
2 嵌合孔
3 ポスト孔
4 ポスト孔
10 コンタクト
11 圧入部
12 ばね部
13 接触部
14 半田付け端子
20 グランドプレート
21 垂直部
22 水平部
23 圧入部
24 ばね部
25 接触部
26 半田付け端子
27 クリップ部
28 上側ばね部
29 穴部
30 下側ばね部
31 切欠
32 グラウンドコンタクト
40 インシュレータ
41 上面部
42 下面部
43 嵌合孔
44 コンタクト溝
45 コンタクト孔
46 グラウンドプレート溝
47 グラウンドプレート孔
48 凹部
49 溝
50 溝
51 シェル孔
52 孔
53 孔
54 シェル溝
55 シェル孔
56 シェル溝
57 シェル孔
60 シェル
61 嵌合孔
62 ガイド面
63 折込部
64 凸部
65 凸部
66 エッジ
67 エッジ
68 凹部
69 凹部
70 ロック孔
71 リブ
72 上面部
73 圧入部
74 下面部
75 圧入部
76 半田付け端子
100 相手側コネクタ
110 コンタクト
120 インシュレータ
121 接続部
122 本体部
123 ガイドポスト部
124 ガイドポスト部
130 ピン
140 レバー
141 操作部
142 上面部
143 下面部
144 板ばね
145 先端側
146 傾斜部
147 フック部
150 矢印
151 矢印
160 電線
Claims (3)
- 複数のコンタクトと、グラウンドプレートと、前記各コンタクト及び前記グラウンドプレートを保持するインシュレータと、前記各コンタクト、前記グラウンドプレート及び前記インシュレータを被覆するシェルとから構成されるコネクタにおいて、
前記シェルは、第1の係止部、第2の係止部、第1の凹部及び第2の凹部を有し、
前記グラウンドプレートは、第1のばね部、第2のばね部、前記第1のばね部に形成される第1の被係止部及び前記第2のばね部に形成される第2の被係止部を有し、
前記シェルは相手側コネクタの前記コネクタへの挿入方向から前記インシュレータに組み込まれ、前記グラウンドプレートは前記シェルとは反対方向から前記インシュレータに組み込まれ、
前記両ばね部と前記両凹部とがそれぞれ接触することによって前記シェルと前記グラウンドプレートとを電気的に接続し、かつ、前記両ばね部は、前記シェルの両係止部を挟持し、前記両係止部と前記両被係止部とがそれぞれ係合することによって前記シェルと前記グラウンドプレートとの機械的ロックを行うことを特徴とするコネクタ。 - 前記グラウンドプレートは複数のグラウンドコンタクトを有し、前記各グラウンドコンタクトは前記相手側コネクタのグラウンドシェルと接続することを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
- 前記両係止部が設けられている部材は前記相手側コネクタとのロック部を有することを特徴とする請求項1又は2記載のコネクタ。
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