JP3836890B2 - カメラ - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明はカメラに関し、特に、撮影される画像の種類に応じて2値化処理等の画像処理を切り換えるカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
ファックスやイメージスキャナー等によって取り込まれた画像をメモリに記憶するに先だって、画像を1、0の2進ビットに変換すべく、いわゆる2値化処理が施される。そして近年はこのような2値化処理機能を有するカメラにおいて、紙の原稿だけでなく立体物の撮影も可能なカメラが開発されており、撮影対象や原稿の種類によって2値化処理を切り換えるようにしている。具体的には文書や黒板等の文字画では階調を表現する必要がないため単純2値化処理を施し、人物、風景等の自然画では階調を表現するためにディザ法や誤差拡散法に代表される疑似中間調処理を施している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような切り換え機能をもったカメラを使用して撮影条件に係るAF(自動焦点調節、以下同じ)やAE(自動露出制御、以下同じ)の処理を行う場合について考える。例えば画像のコントラストの最大となるレンズ位置を検出する山登りAFでは、文字画と自然画とではコントラストの信号レベルが大きく異なる。しかしながら、従来のカメラはコントラストが異なる画像に基づいてレンズの駆動速度や合焦点検出の判定等を行なう場合に、画像の種類とは無関係に同一の処理を施しており、一方の画像に適した処理を行うと、他方の画像では合焦時間が長くなったり、誤検出をするといった問題があった。
【0004】
また、AFやAEの検出範囲についても、文字画、自然画で共通のものを使用していたので、背景部分に合焦をしてしまったり、正確な露出が得られないという問題があった。
【0005】
本発明のカメラはこのような課題に着目してなされたものであり、文字画、自然画モードの切り換え機能を持ったカメラにおいて、それぞれのモードに適した撮影条件の設定を行うことによって最適な撮影動作を実現できるカメラを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
文字画の処理を行なう文字画モードと、自然画の処理を行なう自然画モードとの間で切り換え可能なカメラであって、前記文字画あるいは自然画を含む任意の画像を撮影する撮影手段と、この撮影手段によって撮影された画像に応じた画像処理を行なうべく、前記文字画モードと前記自然画モードのうちいずれかのモードを選択するためのモード選択手段と、このモード選択手段によって選択された画像処理モードに応じて、前記撮影手段による撮影時の撮影条件の設定を行なう撮影条件設定手段と、合焦のために被写体のコントラスト信号の検出を行うAF情報検出回路とを具備し、前記モード選択手段は、前記撮影手段のレンズが駆動され、複数の異なるレンズ位置で得られた前記AF情報検出回路からのコントラスト信号を予め設けられた値と比較し、コントラスト信号がこの値より大きければ文字画、小さければ自然画であると判別する
ことを特徴とする。
【0007】
【作用】
すなわち、本発明のカメラは、文字画の処理を行なう文字画モードと、自然画の処理を行なう自然画モードとの間で切り換え可能なカメラであって、前記文字画あるいは前記自然画を含む任意の画像を撮影するにあたって、画像に応じた画像処理を行なうべく、前記文字画モードと前記自然画モードのうち被写体像のコントラスト信号によっていずれかのモードを選択し、選択された画像処理モードに応じて撮影時の撮影条件の設定を行なうようにする。
【0008】
【実施例】
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。図1は文字画モードと自然画モードを手動で切り換える第1実施例の構成を示すブロック図である。同図において、撮影レンズ1で取り込まれた被写体像は、絞り2を通って撮像素子3に入力される。撮像素子3の出力信号は撮像処理回路6で映像信号に変換される。ここで、撮影レンズ1、絞り2、撮像素子3、撮像処理回路6は撮影手段を構成する。得られた映像信号は切り換えスイッチ9に入力される。この切り換えスイッチ9はCPU13によって制御され、モード選択手段としての自然画/文字画モード設定スイッチ16の状態に応じて切り換えられる。そして、この切り換えによって単純2値化処理回路10と、疑似中間調処理回路11のいずれかの回路が選択されて、取り込まれた画像に適した2値化処理が施される。2値化処理されたデータは記録回路12によって記録媒体に記録されたり、或いは外部のモニタやプリンタに出力される。
【0009】
また、撮像処理回路6の出力はそれぞれAF情報検出回路7とAE情報検出回路8に入力される。AF情報検出回路7は、画面上のAFエリア内のコントラスト信号の検出を行なう。AE情報検出回路8では、画面上のAEエリア内のAE情報、即ち輝度信号の検出を行なう。これらの出力はそれぞれCPU13に入力され、CPU13からはどのエリアで検出するかを表す検出エリア設定信号1、2が各回路に対して出力される。
【0010】
そして、この撮影条件設定手段としてのCPU13の出力で、絞りモータ駆動回路15、絞りモータ5を介して絞り2を駆動して露光量を調節するとともに、AFモータ駆動回路14、AFモータ4を介して撮影レンズ1を駆動してピント合わせを行なう。
【0011】
以下に図3のフローチャートを参照して上記した第1実施例の動作を説明する。ここでは、文字画モードか自然画モードかによって、AFの処理を切り換える場合について説明する。
【0012】
まず、スタート後、ステップ101で自然画、文字画モード設定スイッチ16の状態を見る。ここで自然画に設定されている場合は、ステップ103に移行してモードに2が設定される。一方、文字画に設定されている場合はステップ102に移行してモードに1が設定される。この情報はCPU13内のメモリ上に記憶される。次のステップ104で前処理を行なう。すなわち、設定したモードに応じて、SN,PNの初期設定やレンズ位置の初期設定を行なう。ここでSNはレンズの毎フィールド当たりの駆動ステップ数、すなわち駆動速度を表わす。また、PNは合焦を検出する時のピーク検出の判断回数を示す。これらをモードに応じて最適な値に設定するのが前処理であり、その具体的な実施例は後述する。
【0013】
次のステップ105でnに0の初期値を代入して、撮影レンズ1を移動させる前のコントラストデータをCnに代入する(ステップ106)。次にSNステップモータを正転させる。ここでSNは前記した前処理において設定された値である。SNステップモータを正転させた後で、ステップ108でCn+1の位置でのコントラストデータを取り込む。ステップ109で、前記したCuと今回のCn+1の大小を比較して、Cn+1の方が大きい場合はYESが選択されてステップ112を実行する。この場合はコントラストがまだ増加していることを意味するのでまだ山登りをしている途中であると判断される。したがって、ステップ112ではピーク位置の更新を行なう。すなわち最大値を検出したレンズ位置を逐次記憶しておく。次のステップ113でnを1増やしてステップ107に戻って、さらにSNステップモータを正転駆動して前記した処理を続ける。
【0014】
一方、ステップ109でCn+1の方が小さかった場合はNOとなる。これは山登りAFで山を越えて、コントラストが下がったことを意味する。したがってこの場合は次のステップ110でPNから1を減算する。PNにはピークから何回減少したらピーク位置を合焦位置とするかを判定するときの回数が記憶されている。したがって、例えば、PNに4という数字が入っているとステップ110では3になって、ステップ111でまだPNが0になっていないので、ステップ113へ飛んでnを+1して、正転を続ける。
【0015】
同様に、ステップ107から110まで進んでPNからさらに1を引いて、4を設定した場合はこれを4回繰り返して、4回ピークから減少した場合にPNが0になってステップ114へ移行する。ここでは山を越えたという判断をしてステップ114でピーク位置までSNステップモータを逆転し、合焦が完了する。ここでピーク位置は、ステップ112でコントラストが増加したときに更新される位置である。
【0016】
図2は文字画モードと自然画モードとを自動で行なう第2実施例の構成を示すブロック図である。図2において、参照番号1乃至15までは、図1のブロック図とまったく同様なので説明を省略する。図1と異なる点は、図2では図1の自然画/文字画モード設定スイッチ16がなく、代わりにAF情報検出回路7の出力に基づいてCPU13内でコントラスト信号の大小を識別し、これによって文字画か自然画かを自動判別するようにしている。
【0017】
以下に上記した第2実施例の構成の動作を図4を参照して説明する。第2実施例は第1実施例と同様にAFの処理を切り換える実施例であるが、文字画モード自然画モードを自動で切り換える。ここでステップ204以降の「前処理」から後のステップについては、図3のステップ104以降の「前処理」から後のステップと同様なので説明を省略する。
【0018】
第1実施例の手動モードの場合は、前処理の前に自然画/文字画モード設定スイッチ16の状態を判定してモードを設定したが、第2実施例ではステップ201のモード判定のサブルーチンで自動的に自然画であるか文字画であるかの判別を行なう。
【0019】
このモード判定のサブルーチンの処理工程を図5に示す。同図において、ステップ301で最初にプリAFを実行する。プリAFとは数カ所のレンズ位置へレンズを駆動して、それぞれのコントラストデータをとり、その中の最大コントラストをもつデータ、Cmaxを求める処理を行なうことを意味する。
【0020】
図8はこのようなコントラストデータの特性を示す図である。同図において、横軸がレンズ位置、縦軸がコントラストデータを表している。例えば、文字画の場合は実線で示されたコントラストデータ、自然画の場合は点線で示されたコントラストデータが得られ、山の頂上が最もピントが合った位置を示す。同図において、前記した山登りAFを行うときはレンズの初期位置として、図8の0の位置、すなわち、無限側からスタートして図の右の方向へレンズを駆動する。このときの方向をモータの正転方向と呼ぶ。そして、合焦動作はコントラストが増加していって、山を越えてその時点で図の左方向、モーター逆転方向へレンズを戻して合焦位置で停止させることによって行われる。
【0021】
したがって、前記したプリAFを行なう場合は、レンズ無限位置である0の位置から最至近位置Bまでの範囲の例えば5カ所程度でレンズを止めてコントラストデータを撮り、コントラストが大きいか小さいかという判断する。図8から分かるように、文字画の場合は白黒のコントラストが明瞭なのでコントラストデータはかなり大きい値の実線で表せる。
【0022】
これに対して、自然画の方は点線で表すようにコントラストデータがかなり小さい値となるので、その中間位置にCTHというコントラストのスレッシュを設け、前記したコントラストデータの最大値、CmaxがCTHより大きいかどうかによって、画像が文字画であるか自然画であるかの判別を自動的に行なう。
【0023】
図5のフローチャートに戻って、プリAFで数カ所の最大コントラストのCmaxをとり、次のステップ302で前記した図8のCTHとCmaxを比較する。ここで、CmaxがCTHより大きければ、コントラストが大きいので文字画と判断してステップ303でモードに1を代入する。逆に小さければ、コントラストが小さいのでステップ304でモードに2を代入してこの処理を終了する。
【0024】
以下に、図3、図4における前処理のレンズの駆動速度、ピーク検出判断回数、レンズの初期位置の設定の具体的な実施例について説明する。
図6のフローチャートは前処理時に自然画、文字画のモードに応じてレンズの初期位置を変えることにより、レンズの駆動範囲を切り換えると共にレンズの駆動速度を切り換える例を示している。
【0025】
まず、ステップ401でPN(ピーク検出判断回数)に固定値4を代入する。次にステップ402でモードを確認する。ここでは、自然画/文字画モード設定スイッチ16で設定された値、あるいは自動で判別された値に基づいて確認を行い、モードに2が代入されているときは自然画モードと判断されてステップ403に移行する。この場合、図8で示すレンズ位置0へモータを駆動する。一方、文字画の場合はステップ405に移行して図8で示すレンズ位置Aへモータを駆動する。
【0026】
すなわち、図8において、コントラストカーブから理解できるように、文字画の場合は文書や黒板、白板を撮影することが多いので近距離にある可能性が非常に高い。従って、駆動範囲を近距離側に制限すべくレンズ位置をAの位置へ駆動する。この駆動中はコントラストデータを取る必要がないので高速駆動が可能である。逆に自然画の場合は、近距離から遠距離までのどの位置にも被写体がある可能性があるのでレンズ位置を0に設定して無限からレンズを駆動する。このように文字画の場合は、図8のレンズ位置Aへモーターを一旦高速駆動してからAFの動作を始めるので、合焦点を検出するまでにレンズ位置のフルストローク、すなわち位置0からBまでのすべてを駆動する必要がないため、駆動時間を短縮することができる。
【0027】
さらに、自然画の場合は次のステップ404でSNに2、文字画の場合はステップ406でSNに1を代入する。SNは前記したように、レンズの毎フィールドあたりの駆動ステップ数、すなわち速度を意味するので、自然画の場合は文字画よりもより高速でレンズを駆動することを意味する。これは自然画の場合、文字画よりコントラストが小さいために毎フィールド当たりの駆動量を大きくしないとコントラストの変化を検出できないためである。例えば、ノイズや手ぶれ等によって実際にはコントラストが増加しているのに、コントラストが減少しているという誤検出をしてしまう可能性があるので自然画の方の駆動速度を速くする必要がある。
【0028】
このように、レンズの駆動範囲を切り換えることによって、1つは文字画の合焦時間を短縮できる利点があり、さらには、実際には文字画が存在しないのでレンズを駆動しない図8の0からAまでの範囲内でノイズ等によって偽合焦してしまうのを防ぐことができる。一方、自然画の場合は駆動速度を切り換えることによって駆動速度を速くするので合焦時間を短縮できるとともに、ノイズ等のために自然画で偽合焦してしまうのを防止することができる。
【0029】
次に、前処理時にAFのピーク検出の判断回数を切り換える動作を図7のフローチャートを参照して説明する。まずステップ501では、SNのレンズの駆動速度としてここでは固定値1を設定する。ステップ502でモードを確認して、1なら文字画、2なら自然画と判断する。2の自然画の場合はステップ503に移行してレンズ位置0へモータを駆動する。文字画の場合はステップ505に移行してレンズ位置Aへモータを駆動する。ここでは図6で説明した駆動範囲の制限も行っている。
【0030】
次のステップ504と506で、自然画の場合はPNに5、文字画の場合はPNに3の値を代入する。PNは前記したようにピーク検出判断回数を意味する。ここでは自然画の方を大きい値に設定する。これは自然画は文字画よりもコントラストが小さいため、ここで少ない回数のピーク判断をするとノイズや手ぶれによって誤検出する可能性が大きくなるためである。例えば、実際にコントラストが減少していなくてもノイズや手ぶれにより、コントラストが減少して誤検出をする可能性がある。このようにして、自然画の場合のPNの値を大きく設定することによって、自然画での誤検出による偽合焦を防止することができる。
【0031】
また、前記した図6の実施例によれば、駆動速度を速くすることによってコントラストの変化を大きくし自然画の偽合焦を防止できるが、この場合1フィールド当たりの送る量が大きくなるので、合焦の精度は若干悪くなるという欠点がある。ところが、図7に示す実施例では駆動速度を変えずに判断回数だけ変えているので、図6の実施例のように検出精度が低下するという問題点がなくなる。
【0032】
なお、図6に示す駆動範囲と駆動速度とを切り換える実施例と、図7に示すピークの検出判断を切り換える実施例を別々の例として説明したが、これらを組み合わせて使用することも勿論可能である。
【0033】
以下に、図9(a),(b)を参照して文字画、自然画モードに対応したAFの検出エリアを切り換える実施例を説明する。ここでは、図9(a)に示すように文字画と判定された場合は、AFの検出エリアを広く設定し、自然画と判定された場合は図9(b)のようにAFの検出エリアを小さく設定する。文字画の場合は、撮影対象としては文書や白板、黒板など平面である可能性が高いので、ほぼ画面いっぱいに撮影することが多い。そのために検出の情報量を増やすべく可能な限り検出エリアを大きくする。
【0034】
一方、自然画の場合、一般的に中央に主要被写体があり、遠近共存の被写体の可能性が非常に高い。したがってこの場合は、AFのエリアを広くすると背景のコントラストの高いものに合焦してしまう可能性があるので、図9(b)のように中央よりの小さいエリアに設定するようにする。このようにして文字画では情報量を増やすことができ、自然画については背景への偽合焦等を防止することができる。
【0035】
以下、図10(a),(b)を参照して自然画、文字画モードに応じて、AEエリアの重み付けを変える実施例を説明する。図9はAFの実施例であるが、本実施例はAEの実施例である。
【0036】
同図において図10(a)は文字画の場合を示しており、ほぼ画面いっぱいの広いエリアを設定している。これは、図9を参照してAFについて説明したのと同様に、ほぼ画面いっぱいに撮影する可能性が高くかつ平面であるための広いエリアを設定する。これにより、AEの情報量を増やすことができる。
【0037】
一方、自然画の場合は、図10(b)に示すように画面をABCに3分割してそれぞれに重み付けをしてAEに関する情報を得る。自然画の場合は、AFに関して前記したように、中央に主要被写体がある可能性が高いということと、図10(b)に示す上部のエリア、Cについては空や照明の可能性が高いので、Cのエリアからの情報は使用しないほうが望ましい。またBは主要被写体の背景に相当するので、Bに対するAの重み付けを大きくすることによって中央の主要被写体に露出を合わせるようにする。例えば、AEのデータとして使用する場合、Bに対するAの重み付けを3倍にして、AEデータ=3×A+Bという値にすることによって実現できる。
【0038】
なお、上記した実施例では、画像処理のモードに応じて設定される撮影条件として、AF又はAE動作について説明したが、本発明はこれに限定されることなく以下に示す態様の撮影条件が挙げられる。
【0039】
すなわち、設定モードに応じて撮像処理回路におけるホワイトバランス調整を切り換えて設定したり、又、光学系がズームレンズの場合、その焦点距離を切り換えて撮影条件を設定したり、又、シャッタースピードや絞り値、更にはこれらを組み合わせた露出制御のためのプログラム線図を切り換え設定するなどの態様である。
【0040】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、文字画、自然画それぞれに応じて最適な撮影条件を設定して撮影動作を実現することができる。
請求項2に記載の発明によれば、文字画、自然画それぞれに応じて最適なAF動作を実現することができる。
【0041】
請求項3に記載の発明によれば、混在画であっても、人間の目による正確な判断に基づいてモード設定を行なうことができる。
【0042】
請求項4に記載の発明によれば、あらかじめピント合わせを行なうので、コントラストによるモード判断が正確になる効果を奏する。請求項5に記載の発明によれば、画像が存在しない不要な範囲でのレンズ駆動動作がなくなるので、文字画の合焦時間を短縮することができる。
【0043】
請求項6に記載の発明によれば、画像が存在しない不要な範囲でのレンズ駆動動作がなくなるので、文字画での誤検出をなくすことができる。請求項7に記載の発明によれば、自然画でのノイズ、手ぶれによる誤検出を防止することができる。
【0044】
請求項8に記載の発明によれば、自然画での合焦時間が速くなる効果を奏する。請求項9あるいは10に記載の発明によれば、自然画での誤検出防止を検出精度を下げずに実現することができる。
【0045】
請求項11に記載の発明によれば、文字画のAF情報量を増加させることができる。請求項12に記載の発明によれば、自然画の偽合焦(例えば背景への合焦)を防止することができる。
【0046】
請求項13に記載の発明によれば、文字画のAE情報量を増加させることができる。請求項14に記載の発明によれば、自然画において背景に対して露出が行われるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2実施例の構成を示すブロック図である。
【図3】図1に示す第1実施例の動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】図2に示す第2実施例の動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】モード判定の処理工程を示すフローチャートである。
【図6】前処理の工程においてAFの駆動範囲または駆動速度を切り換える実施例を示すフローチャートである。
【図7】前処理の工程においてAFのピーク検出判断回数を切り換える実施例を示すフローチャートである。
【図8】レンズ位置とコントラストデータとの関係を示す図である。
【図9】文字画、自然画モードに対応してAFの検出エリアを切り換える実施例を説明するための図である。
【図10】文字画、自然画モードに対応してAEエリアの重み付けを変える実施例を説明するための図である。
【符号の説明】
1…撮影レンズ、2…絞り、3…撮影素子、4…AFモータ、5…絞りモータ、6…撮影処理回路、7…AF情報検出回路、8…AE情報検出回路、9…切り換えスイッチ、10…単純2値化処理回路、11…疑似中間調処理回路、12…記録回路、13…CPU、14…AFモータ駆動回路、15…絞りモータ駆動回路、16…自然画/自然画モード設定SW。
Claims (14)
- 文字画の処理を行なう文字画モードと、自然画の処理を行なう自然画モードとの間で切り換え可能なカメラであって、
前記文字画あるいは自然画を含む任意の画像を撮影する撮影手段と、
この撮影手段によって撮影された画像に応じた画像処理を行なうべく、前記文字画モードと前記自然画モードのうちいずれかのモードを選択するためのモード選択手段と、
このモード選択手段によって選択された画像処理モードに応じて、前記撮影手段による撮影時の撮影条件の設定を行なう撮影条件設定手段と、
合焦のために被写体のコントラスト信号の検出を行うAF情報検出回路とを具備し、
前記モード選択手段は、前記撮影手段のレンズが駆動され、複数の異なるレンズ位置で得られた前記AF情報検出回路からのコントラスト信号を予め設けられた値と比較し、コントラスト信号がこの値より大きければ文字画、小さければ自然画であると判別する
ことを特徴とするカメラ。 - 前記撮影条件の設定がAF動作に関するものである
ことを特徴とする請求項1記載のカメラ。 - 前記モード選択手段は、前記モードを自動的に選択するほかに、手動設定に応じてモードを選択する
ことを特徴とする請求項1記載のカメラ。 - 前記モード選択手段によるモード選択がプリAF動作の後に行われる
ことを特徴とする請求項1記載のカメラ。 - 前記撮影条件設定手段が、前記画像処理モードに応じて、前記AF動作時のレンズ駆動範囲を切り換えることを特徴とする請求項2記載のカメラ。
- 前記文字画モードが選択されたときは、前記レンズ駆動範囲を近距離側に制限することを特徴とする請求項5記載のカメラ。
- 前記撮影条件設定手段が、前記画像処理モードに応じて、前記AF動作時のレンズ駆動速度を切り換えることを特徴とする請求項2記載のカメラ。
- 前記自然画モードが選択されたときの前記レンズ駆動速度を、前記文字画モードが選択されたときの前記レンズ駆動速度よりも速く設定したことを特徴とする請求項7記載のカメラ。
- 前記AF動作の合焦に関わる判定基準を切り換える手段をさらに具備することを特徴とする請求項8記載のカメラ。
- 前記AF動作時のピーク検出判断回数を切り換える手段をさらに具備することを特徴とする請求項9記載のカメラ。
- 前記AF動作時のAF情報の検出エリアを切り換える手段をさらに具備することを特徴とする請求項2記載のカメラ。
- 前記文字画モード時の検出エリアを前記自然画モード時よりも広くすることを特徴とする請求項11記載のカメラ。
- 前記撮影条件の設定がAF動作に関するものであり、AE情報の検出エリアの重み付けを切り換える手段をさらに具備することを特徴とする請求項1記載のカメラ。
- 前記自然画モード時にはAE情報の検出エリアの重み付けを中央重点に設定することを特徴とする請求項13記載のカメラ。
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