JP3835138B2 - 色抽出装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラー画像処理において、カラー画像中の特定の色を抽出する色抽出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子部品が実装された実装基板を対象として行われる外観検査の方法として、カラー画像処理を用いる方法が知られている。この検査方法は、検査対象を撮像して得られたカラー画像を画像処理して電子部品などの検査対象部位を分離・検出するものであり、この分離・検出はカラー画像中から特定の色を抽出することにより行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
カラー画像の中から特定の色を抽出するには、多くの場合分離用の専用フィルタが検出対象に応じて設定される。この分離用のフィルタは一般に画像データを変換するための変換テーブルとして与えられるものであり、検出対象部位を特定する色を周囲の領域から明瞭に識別できるよう、変換テーブルの設定を適切に行う必要がある。しかしながら、従来はこのような特性を備えた変換テーブルの設定を正しく効率的に行う手法は確立されておらず、設定に手間と時間を要すると共に、設定が不適切であると適正な色抽出が行えず正確な外観検査が困難であるという問題点があった。
【0004】
そこで本発明は、カラー画像処理における色抽出を適切にかつ効率的に行うことができる色抽出装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の色抽出装置は、カラー画像から所定の色を抽出する色抽出装置であって、第1の数値データを記憶しこの第1の数値データに従って前記カラー画像の画像情報を構成する第1要素データを変換する第1の変換テーブルと、第2の数値データを記憶しこの第2の数値データに従って前記カラー画像の画像情報を構成する第2要素データを変換する第2の変換テーブルと、第3の数値データを記憶しこの第3の数値データに従って前記カラー画像の画像情報を構成する第3要素データを変換する第3の変換テーブルと、前記第1,第2,第3の数値データを1組とし、この1組のデータを異なる複数の色別に複数組記憶したライブラリ部と、前記ライブラリ部に記憶された前記複数組から前記所定の色に対応する1組を選択しこの1組の第1,第2,第3の数値データをそれぞれ前記第1,第2,第3の変換テーブルに記憶させる選択手段と、これらの第1,第2および第3の変換テーブルによってそれぞれ変換された3種類のデータを合成して合成画像を形成する合成処理部とを備え、またカラー画像を表示する表示部と、この表示部に表示されたカラー画像の特定の領域をサンプリング領域に指定するサンプリング領域指定部と、サンプリング領域のカラー画像をカラーモデル変換部によって変換して得られるカラー画像情報の構成要素ごとにヒストグラムを作成して前記表示部に表示するヒストグラム作成部と、前記第1,第2,第3の数値データに基づく幾何学図形を前記表示部に表示する変換テーブル表示処理部と、前記表示部に表示された幾何学図形を変形させる操作部を備え、変形後の幾何学図形に基づいて前記第1,第2,第3の数値データが変更されるものであり、前記表示部は、ヒストグラムと幾何学図形とを重ねて表示する。
【0016】
本発明によれば、カラー画像から所定の色を抽出する色抽出処理において、カラー画像の画像情報を構成する3つの要素データを変換テーブルを用いて変換し、変換されたデータに基づいて合成画像を形成することにより、カラー画像処理において高精度で色抽出を行うことができ、さらに各要素データごとに画像情報の分布状態を示すヒストグラムを作成して表示させ、このヒストグラムと変換テーブルとを重ね合わせて変換テーブルの特性確認を行うことにより、適正な特性を備えた変換テーブルを操作性よく設定することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の基板の外観検査装置の構成を示すブロック図、図2は本発明の一実施の形態の基板の外観検査装置の色抽出処理機能を示す機能ブロック図、図3は本発明の一実施の形態の基板の外観検査装置の色抽出処理の説明図、図4は本発明の一実施の形態の基板の外観検査装置の色抽出設定処理機能を示す機能ブロック図、図5は本発明の一実施の形態の電子部品の基板検査処理のフロー図、図6、図7図8、図9、図10は本発明の一実施の形態の基板の外観検査装置の色抽出フィルタ設定の表示画面を示す図である。
【0018】
まず図1を参照して基板の外観検査装置の構成について説明する。図1において、XYテーブル1上には基板2が保持されており、基板2には複数の種類の異なる電子部品3が実装されている。基板2の上方には、照明部4とカメラ5より成る撮像部が配設されている。照明部4は白色光を発光するリング状の発光体4aと略半球面状の反射体4bを備えており、発光体4aから反射体4bの内面に向けて照射された白色光は、球面状の反射面によって拡散反射され、下方の基板2を照明する。
【0019】
照明部4の上方にはカメラ5が下向きに配置されており、カメラ5は反射体4bの上部に設けられた開口を介して、白色の拡散反射光で照明された状態の基板2を撮像する。このときXYテーブル1を駆動することにより基板2は水平移動し、基板2上に実装された任意の電子部品3をカメラ5の直下に位置させて撮像することができる。
【0020】
カメラ5はカメラコントロールユニット6に接続されている。カメラコントロールユニット6は撮像タイミングなどのカメラ5の撮像動作を制御するとともに、撮像データからR(赤)、G(緑)、B(青)の三原色を抽出し、各要素ごとの画像データとして出力する。
【0021】
記憶部7は画像記憶部7a、プログラム記憶部7b、変換テーブル7c、ライブラリ部7dより構成される。画像記憶部7aは、カメラコントロールユニット6から出力されるR、G、B各要素ごとの画像データや、後述するカラーモデル変換されたH(色相)、S(彩度)、I(明度)のそれぞれの要素を1つの独立の次元とする3次元のHSI画像データ、さらにはこのHSI画像データをデータ変換処理した後に合成した合成画像データなど、各種の画像データを記憶する。
【0022】
プログラム記憶部7bは、カラーモデル変換プログラム、基板検査プログラム、色抽出処理プログラム、色抽出設定プログラム、全体処理プログラムなど、各種の処理・演算のプログラムを記憶する。変換テーブル7cは、RGB画像データをカラーモデル変換することにより得られたカラー画像の画像情報を構成する3つの要素データ、すなわち第1要素データであるH(色相)、第2要素データであるS(彩度)、第3要素データであるI(明度)のそれぞれの要素データをフィルタ処理するためのデータ変換用のテーブルであり、変換テーブル7cには、後述するように各要素データごとに設定される第1,第2,第3の数値データが記憶される。ライブラリ部7dは、変換テーブル7cに設定される数値データを、抽出対象の色の種類ごとに記憶する。
【0023】
演算部8はCPUであり、プログラム記憶部7bに記憶された各種のプログラムに従って演算や処理を行う。表示部9はモニタであり、操作・入力時の案内画面を表示するほか、カメラ5によって撮像され、カラーモデル変換された画像を表示する。操作・入力部10はキーボード、マウス、タッチパネルなどの入力手段であり、操作コマンドや各種データの入力を行う。
【0024】
記憶媒体ドライブ装置11は、フロッピーディスクドライブなどの外部データ読み取り装置である。前述のプログラム記憶部7bに記憶される各種処理プログラムが、フロッピーディスクなどの記憶媒体11aに格納されて提供される場合には、記憶媒体ドライブ装置11はこの記憶媒体11aから各種処理プログラムを読み取る。これにより、入力機能、演算機構、記憶機能、表示機能を備えた一般のパーソナルコンピュータをカラー画像取り込み機能を有する撮像手段と組み合わせて、色抽出装置として機能させることができる。
【0025】
次に図2、図3を参照して基板の外観検査における色抽出処理について説明する。図2、図3において、RGB画像記憶部13、HSI画像記憶部14、合成画像記憶部18は図1に示す画像記憶部7aに対応するものである。またカラーモデル変換部14、合成処理部17は、図1に示す演算部8によって行われる処理機能を示している。
【0026】
カメラ5によって撮像されカメラコントロールユニット6によって出力された撮像対象の基板2のRGB画像データは、画像記憶部7aに格納される。このRGB画像データは、カラーモデル変換部14によってHSI画像データに変換され、変換されたHSI画像データはHSI画像記憶部15に記憶される。そしてこのHSI画像データに基づいて特定の色を抽出する色抽出処理が行われる。
【0027】
ここでは、図3に示すように基板2に実装された電子部品3(方形のコンデンサ部品)の搭載状態、すなわち電子部品3の有無や搭載状態での姿勢を検査することを目的として、電子部品3の上面部分を色抽出の対象領域として設定し、この領域を他の領域から明瞭に分離できるような変換形態でモノクロ画像に変換する例を示す。このような処理を行うことにより、RGB画像上では分離が困難な場合にあっても、対象領域を周囲から明瞭に分離して取り出し、形状認識や寸法などの諸量算出を容易に行うことができる。
【0028】
図3に示すように、カメラ5によって取り込まれた電子部品3を含む基板2の画像は、RGB画像データからHSI画像データにカラーモデル変換される。ここでは、画像を構成する各画素毎にRGB次元で表された色のデータをHSI次元でのデータに変換する処理が行われ、カラーモデル変換後のデータからはH,S,Iの各要素ごとにデータが分離され、それぞれ第1要素データ、第2要素データ、第3要素データとして出力される。
【0029】
これにより、HSI画像記憶部15には、各画素毎にH,S,Iのそれぞれのデータを対応させた画像、すなわちH(色相)のみで表された色変換画像15a、S(彩度)のみで表された色変換画像15bおよびI(明度)のみで表された色変換画像15cが格納される。そしてこれらの画像データに対して、変換テーブル7c(第1の変換テーブル16a、第2の変換テーブル16b、第3の変換テーブル16c)を用いたデータ変換が行われる。
【0030】
このデータ変換は、各画素毎に求められたH,S,Iの数値を所定の変換法則に従って新たな数値に置き換えることによって行われる。この変換法則は、数値データによって構成されるデータ変換テーブルの形で提供され、第1の変換テーブル16a、第2の変換テーブル16b、第3の変換テーブル16cはそれぞれ第1の数値データ、第2の数値データ、第3の数値データを記憶し、これらの数値データに従って前記各要素データを変換する。
【0031】
これらの3つの数値データは組を構成し、1つの組が特定の抽出対象の色に対応している。すなわちこれらの第1,第2,第3の数値データは、抽出する色に対応した固有のデータとなっている。そしてライブラリ部7dには、異なる複数の色別に複数組の数値データが記憶され、抽出対象の色が指定されることにより、当該色に対応した1組の数値データが、基板検査プログラム19によってライブラリ部7dから読み取られる。
【0032】
そして読み取られた第1,第2,第3の数値データを、それぞれ対応する変換テーブルに記憶させることにより、当該色の抽出のための変換テーブルの設定が自動的に行われる。すなわち、基板検査プログラム19は、ライブラリ部7dに記憶された複数組のデータから1組を選択し、この1組の第1,第2,第3の数値データをそれぞれ第1,第2,第3の変換テーブルに記憶させる選択手段となっている。
【0033】
ここで変換テーブル7cの具体例について説明する。図3に示す第1,第2,第3の各変換テーブル16a,16b,16cのグラフは、変換法則の特性を示すものである。第1の変換テーブル16aを例に、変換法則の特性を示すグラフについて説明する。第1の変換テーブル16aは、色相を示す属性値の入力値Hと出力値H’の対応関係を示すものであり、横軸上の各数値H(入力値)は、このグラフ上に示す特性線を介して縦軸上の各数値H’(出力値)に対応している。
【0034】
第1の変換テーブル16aの変換特性を示す特性線は、台形状の幾何学図形で表され、以下の特性を備えている。すなわち横軸上のHの数値がこの台形の下底の範囲外であれば対応するH’の数値は0(ゼロ)となる。そして、Hの数値が台形の上底の範囲内であれば、対応するH’の数値は最大値Hmaxとなる。そして、台形の斜辺の範囲内はファジー領域となっており、図3に示すようにこれらの範囲の数値Hは、この台形の斜辺によって、縦軸上の対応する数値H’に変換される。S,Iのデータについても、第2の変換テーブル16b、第3の変換テーブル16cによって同様に、S’,I’画像に変換される。
【0035】
合成処理部17はこれらの第1,第2,第3の変換テーブルによって変換された3種類のデータを合成して合成画像を形成する。すなわち、データ変換されたH’、S’、I’の各画像は合成処理部17によって合成され、色抽出画像が形成される。合成された色抽出画像は、合成画像記憶部18に記憶される。図3では、検出対象の電子部品3の部分は白色部18bに、その他の部分は黒色から灰色の範囲で色が変化する非白色部18aに変換された色抽出画像(モノクロ画像)18Aを得る例を示している。
【0036】
このような色抽出を行う場合には、変換テーブル7cによって変換された後のH,S,Iそれぞれの数値が全て所定条件を満たす画素についてのみ、白色部として抽出するような判定条件の組み合わせを設定すればよい。すなわち、ある画素のH,S,Iのいずれか1つの数値が色抽出範囲として設定されるしきい値などの判定条件から外れている場合には、この画素は色抽出対象から外される。従って、微妙な属性の相違を鋭敏に識別できることを示しており、RGB画像データ上では領域の分離が困難な場合においても、精度の高い分離を行うことができる。
【0037】
次に図4を参照して、基板の外観検査装置の色抽出設定機能について説明する。この色抽出設定は、検査対象の基板2のRGB画像データをカラーモデル変換して得られたHSI画像の検査対象の各領域について、適切な色抽出が行えるよう、変換テーブル7cの特性を設定するものである。
【0038】
図4において、サンプリング領域指定部21は、操作部22からの入力操作により、表示画面上で色抽出のサンプリング領域となる特定領域をサンプリング領域に指定する処理を行う。サンプリング領域が指定されると、ヒストグラム作成部20はHSI画像記憶部15に記憶された画像データから、サンプリング領域として指定された領域内のH,S,Iの画像データをそれぞれ読み込み、各要素ごとに画像データの分布状態を示すヒストグラムを作成して表示部9のモニタ上に表示させる。これにより、当該領域を撮像して得られた画像データ上で、当該領域の材質・表面性状の特性を示す属性データ(ここでは、H,S,Iの3種類のデータ)が定量化され、分布状態が求められる。
【0039】
編集対象数値データ記憶部23は、ライブラリ部7dから、編集操作対象となっている数値データ、すなわち抽出対象の色に対応した変換テーブルの特性を規定する数値データを読み取る。変換テーブル表示処理部24は、操作部22からの指示により編集対象数値データ記憶部23の数値データに基づいて、変換テーブルの特性を示す特性線によって形成される所定の幾何学図形を表示部9に表示する。
【0040】
このとき、この幾何学図形は後述するように上述の画像要素の分布状態を示すヒストグラムに重ね合わせて表示される。これにより、変換テーブルの特性と、色抽出対象の領域における属性値の実際の分布状態とを視覚的に比較でき、変換テーブルの特性の適否判断を容易に行える。
【0041】
この幾何学図形は、本実施の形態では前述のヒストグラムを包含する台形形状に設定される。そして幾何学図形は、操作部22からの入力操作によって表示画面上で修正・変形させることができるようになっている。この修正・変形操作により、自動的に変形後の幾何学図形に基づいて数値データが修正されるとともに、ライブラリ部7dの格納データも同様に修正されるようになっている。なお、幾何学図形としては、台形形状以外にも、ファジー領域を含まない単純なステップ状の図形を用いるようにしてもよい。
【0042】
この基板の外観検査装置は上記のように構成されており、次に図5を参照して本検査装置によって行われる基板の外観検査について説明する。まず、カメラ5による画像の取り込みが行われ、これにより検査対象部位のRGB画像データが取り込まれる(ST1)。次いで、第1,第2,第3の変換テーブルに抽出する色の数値データを設定する(ST2)。すなわち、検査対象部位の色に対応した数値データを読み込んで、変換テーブル7cに記憶させることにより、変換テーブル7cは当該色に対応した変換特性に設定される。
【0043】
次に、読み取られたRGB画像データを、カラーモデル変換部14によってHSI画像データにカラーモデル変換する(ST3)。この後、HSI画像データの各要素について第1,第2,第3の変換テーブルによってデータ変換した後、画像合成処理を行うことにより色抽出処理が行われる。すなわち、第1の数値データに従ってカラー画像の画像情報を構成する第1要素データを変換する第1の変換工程と、第2の数値データに従ってカラー画像の画像情報を構成する第2要素データを変換する第2の変換工程と、第3の数値データに従ってカラー画像の画像情報を構成する第3要素データを変換する第3の変換工程と、これらの第1,第2および第3の変換工程において変換されたデータを合成して合成画像を形成する合成処理工程が行われる。ここで、領域中に抽出対象の複数の色が含まれている場合には、(ST2)〜(ST4)の処理が必要回数だけ反復される。
【0044】
そして、このようにして合成された合成画像を用いて、判定処理が行われる(ST5)。すなわち、合成画像内の所定領域を対象として画像情報を処理することにより、各検査項目に応じた検査諸量(領域の寸法、面積、重心位置、境界線など)を求め、これらの検査諸量を各項目毎に設定されたしきい値と比較する処理を行う。これにより、実装基板の外観検査の1ステップが終了する。
【0045】
次に図6〜図10を参照して、色抽出設定処理について説明する。まず図6に示すように、表示画面30にはカメラ5で撮像された基板2のRGB画像が表示される(表示工程)。ここでは、検査対象の電子部品3が基板2のランド2aに半田付けされた状態で表示されている。次いで、表示されたRGB画像内において特定の領域をサンプリング領域に指定する(サンプリング領域指定工程)。表示画面30内には各種のタッチパネルのボタンが設定されおり、サンプリング領域指定ボタン31を操作することにより、サンプリングを行う領域の指定用の領域枠3aが現れる。インチングボタン34を操作することにより画面が移動し、マウスで画面上の矢印を操作することにより、画面30内での領域枠3aの位置や大きさを設定することができるようになっている。
【0046】
図6は領域枠3aが電子部品3の上面に位置している状態を示しており、この状態でサンプリング領域指定ボタン31を操作することにより領域指定が実行され、取り消しボタン35を操作すると領域指定が取り消される。そしてヒストグラム表示ボタン32を操作することにより図7に示す画面が表示される。また変換テーブル編集ボタン33を操作することにより図9に示す画面が表示され、後述する変換テーブルの編集作業を行うことができるようになっている。
【0047】
次いで、カラー画像情報の構成要素であるH,S,Iの各項目ごとにヒストグラムを作成し表示させる(ヒストグラム作成工程)。図7において、表示画面30には、サンプリング領域内の画像データから得られた当該領域におけるH,S,Iの数値データの分布図、すなわち当該領域を構成する各画素について求められたH,S,Iのそれぞれの数値データの累積分布をH,S,Iの各項目毎に表した分布図35a,35b,35cが表示される。これらの分布図において、横軸はH,S,Iのそれぞれの値を、縦軸は各値におけるデータの累積頻度(画素数)を示しており、これらの分布図には、それぞれH,S,Iの分布状態、すなわちこの色の特徴を表すヒストグラム36a,36b,36cが表示される。
【0048】
そして、ヒストグラム36a,36b,36cに重ねて、編集対象数値データ記憶部23から読み出された数値データに基づいて、変換テーブルの特性を示す幾何学図形が表示される。この場合、編集対象数値データ記憶部23に数値データが記憶されていない場合には、表示されたヒストグラム36a,36b,36cの山を包含するような形状の幾何学図形37a,37b,37cが自動的に表示されるとともに、これらの幾何学図形37a,37b,37cに対応する数値データが仮に設定され、編集対象数値データ記憶部23に記憶される。
【0049】
画面30にはこれらの表示とともに、ここで設定される変換テーブルがカバーする色相と彩度の範囲を視覚的に参照するための参照枠(カラーパレット)38、および同様に変換テーブルがカバーする明度範囲を視覚的に参照するための参照枠39が表示される。
【0050】
参照枠38は、左右方向に色相Hを、上下方向に彩度Sを変化させて、色の変化を2次元的に表示したものである。また、参照枠39は左右方向に明度を変化させて明るさの変化を表示したものである。この参照枠38,39内に示されるウィンドウ38a,39aの位置により、当該領域内における色相・彩度および明度を視覚的に確認できるようになっている。また、参照枠40には、当該色取込領域の色を示す画像が表示される。
【0051】
ここで色抽出ボタン44を操作することにより、編集対象数値データ記憶部23の数値データが第1,第2,第3の各変換テーブル16a,16b,16cに記憶されるとともに、図8に示す色抽出画像の画面が表示される。これにより、所期の色抽出が行われているか否かを確認することができる。即ち電子部品3の上面に相当する領域46bが白色画像で抽出されその他の領域46aが黒色から灰色の間で表示されるモノクロ画像が得られていれば、所期の色抽出が行われたことになる。
【0052】
このようにして目的とする変換テーブルが得られたならば、登録処理を行う。すなわち画面30上の登録ボタン41を操作することにより、編集対象数値データ記憶部23に記憶されている数値データがライブラリ部7dに登録される。登録しようとする数値データが既登録の色以外の新規データである場合には、この数値データを特定するための名称やコードが付与される。修正ボタン42を操作することにより、図9に示す画面が表示され、変換テーブル7cの特性を示す幾何学図形が画面上で変更可能となる。また、取り消しボタン43を操作することにより、この画面上での設定操作が取り消しとなり、図6に示す画面に戻る。
【0053】
新たに数値データの入力を行ったり、あるいは既登録データを流用して変換テーブルを作成する編集作業を行う際には、図6に示す変換テーブル編集ボタン33を操作することにより図9に示す編集画面を表示させる。図9において、画面30には数値データ名表示枠51が表示され、ライブラリ部7dに記憶されている各色種類に対応した複数組の数値データ(第1,第2,第3の3つを1組としたもの)の名称が一覧表示される。
【0054】
そしてスイッチ51aを操作して一覧表示された中の特定の数値データを反転表示させることにより、当該数値データがライブラリ部7dから読み込まれる。そしてこれらの数値データに対応した変換テーブル7cを示す幾何学図形37a,37b,37cが表示されるとともに、これらの数値データが編集対象数値データ記憶部23に記憶される。そして決定ボタン50を操作することにより、図7に示すヒストグラム表示画面へ戻る。
【0055】
また、比較サンプルボタン45を操作すると、表示画面は図6に示す画面に切り換わり、この状態で比較サンプル操作を行うことができる。すなわち、画面上で対象としているサンプリング領域以外の他の領域を対象として同様のサンプリングを行い、前述の変換テーブルをこの画像に適用した場合に、図8に示す色抽出画像と同様の色抽出結果が得られたならば、設定された変換テーブルではこれらの2つの領域を分離できないことを示している。
【0056】
そこでこのような場合には、変換テーブルの修正が必要となる。この修正処理は、図7に示す画面30上で修正ボタン42を操作することにより行われる。このボタン操作により、図10に示す修正用の画面が表示される。ここでは、分布図35a,35b,35c上で設定された変換テーブルを規定する幾何学図形37a,37b,37cの形状を変形させ、変更後の幾何学形状に基づいて対応する数値データを変更する処理が行われる(数値データ変更工程)。
【0057】
図10は、これらのうち幾何学図形37bの形状を変形させる例を示している。すなわち、変形対象の幾何学図形の折れ点部をタッチ操作することにより変形対象が指定され、当該折れ点部が画面上で反転表示される。そして移動ボタン48を操作することにより、変形対象の幾何学図形37bの折れ点部を所望の方向へ移動させる。これにより変換テーブルを規定する幾何学図形が変形され、変形後の幾何学形状に基づいて数値データが変更されるとともに、この変形に伴って参照枠38内の表示ウィンドウ38aも変形に応じて移動する。この後再び前述の色抽出による確認を行い、当該領域が他の領域から明瞭に分離されることが確認されたならば、当該変換テーブル7cに対応した数値データをライブラリ部7dに記憶させる。
【0058】
このように、実際の撮像によって得られたH,S,Iの数値データの分布状態に基づきこれらの分布範囲を包含する形で変換テーブルを設定することにより、以下に述べる効果を得ることができる。すなわち、検査時において撮像される電子部品の材質・表面性状や撮像条件は、常に高い精度で均一性を保っているとは限らない。従って、このようなばらつきを含む電子部品を撮像した画像データをカラー画像変換して得られるH,S,Iの各データも、ある幅の分布範囲内でばらついている。
【0059】
そこで、前述のように設定された変換テーブルを用いてデータ変換を行うことにより、電子部品の材質・表面性状などのばらつきに起因して、撮像により得られるH,S,Iのデータに多少のばらつきがあっても、これらのデータが予め設定された分布範囲内に位置する限りは、当該色取込領域に固有の属性を有するデータとして判別される。
【0060】
上記説明したように、本発明は基板の外観検査において、RGB画像データをHSI画像データに変換し、このHSI画像データを色抽出の処理対象としたものである。これにより、前述のように3要素のうち1つでも違いがあれば、その領域は他から明瞭に分離されることから、明度の違いが少なくRGB画像では分離が困難であったような対象でも、色相あるいは彩度に違いがあれば高精度の色抽出が可能となる。従って、従来のRGB画像データに基づいて画像認識を行う場合に、対象に応じて必要とされた専用のフィルタリング処理を削減することができ、処理効率および操作性を大巾に向上させている。
【0061】
さらに、変換テーブルの設定に際し、H,S,Iの画像要素ごとに属性値の分布状態を示すヒストグラムを表示させ、このヒストグラム上に変換テーブルを重ね合わせた状態で変換テーブルの特性確認を行うことにより、変換テーブルの色抽出対象領域への適否を視覚的に直感判断することができ、色抽出設定のための変換テーブルの設定を適切にしかも操作性よく迅速に行うことができる。
【0062】
なお、本実施の形態では、カメラ5によって取得したRGB画像データをHSI画像データにカラーモデル変換し、このHSI画像データをデータ変換、画像合成処理の対象とする例を示しているが、画像データの種類としてはHSI画像データに限定されず、カラー画像情報を構成するその他の種類の要素データを処理対象として用いるようにしてもよい。
【0063】
【発明の効果】
本発明によれば、カラー画像から所定の色を抽出する色抽出処理において、カラー画像の画像情報を構成する3つの要素データを変換テーブルを用いて変換し、変換されたデータに基づいて合成画像を形成するようにしたので、カラー画像処理において高精度で色抽出を行うことができ、さらに要素データごとに画像情報の分布状態を示すヒストグラムを作成して表示させ、この表示の変換テーブルを重ね合わせて変換テーブルの特性確認を行うようにしたので、適正な特性を備えた変換テーブルの設定を操作性よく迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の基板の外観検査装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の一実施の形態の基板の外観検査装置の色抽出処理機能を示す機能ブロック図
【図3】本発明の一実施の形態の基板の外観検査装置の色抽出処理の説明図
【図4】本発明の一実施の形態の基板の外観検査装置の色抽出設定処理機能を示す機能ブロック図
【図5】本発明の一実施の形態の電子部品の基板検査処理のフロー図
【図6】本発明の一実施の形態の基板の外観検査装置の色抽出フィルタ設定の表示画面を示す図
【図7】本発明の一実施の形態の基板の外観検査装置の色抽出フィルタ設定の表示画面を示す図
【図8】本発明の一実施の形態の基板の外観検査装置の色抽出フィルタ設定の表示画面を示す図
【図9】本発明の一実施の形態の基板の外観検査装置の色抽出フィルタ設定の表示画面を示す図
【図10】本発明の一実施の形態の基板の外観検査装置の色抽出フィルタ設定の表示画面を示す図
【符号の説明】
2 基板
3 電子部品
5 カメラ
7 記憶部
7a 画像記憶部
7b プログラム記憶部
7c 変換テーブル
7d ライブラリ部
8 演算部
9 表示部
10 操作・入力部
14 カラーモデル変換部
20 ヒストグラム作成部
21 サンプリング領域指定部
22 操作部
24 変換テーブル表示処理部
Claims (1)
- カラー画像から所定の色を抽出する色抽出装置であって、第1の数値データを記憶しこの第1の数値データに従って前記カラー画像の画像情報を構成する第1要素データを変換する第1の変換テーブルと、第2の数値データを記憶しこの第2の数値データに従って前記カラー画像の画像情報を構成する第2要素データを変換する第2の変換テーブルと、第3の数値データを記憶しこの第3の数値データに従って前記カラー画像の画像情報を構成する第3要素データを変換する第3の変換テーブルと、前記第1,第2,第3の数値データを1組とし、この1組のデータを異なる複数の色別に複数組記憶したライブラリ部と、前記ライブラリ部に記憶された前記複数組から前記所定の色に対応する1組を選択しこの1組の第1,第2,第3の数値データをそれぞれ前記第1,第2,第3の変換テーブルに記憶させる選択手段と、これらの第1,第2および第3の変換テーブルによってそれぞれ変換された3種類のデータを合成して合成画像を形成する合成処理部とを備え、
またカラー画像を表示する表示部と、この表示部に表示されたカラー画像の特定の領域をサンプリング領域に指定するサンプリング領域指定部と、サンプリング領域のカラー画像をカラーモデル変換部によって変換して得られるカラー画像情報の構成要素ごとにヒストグラムを作成して前記表示部に表示するヒストグラム作成部と、前記第1,第2,第3の数値データに基づく幾何学図形を前記表示部に表示する変換テーブル表示処理部と、前記表示部に表示された幾何学図形を変形させる操作部を備え、変形後の幾何学図形に基づいて前記第1,第2,第3の数値データが変更されるものであり、
前記表示部は、ヒストグラムと幾何学図形とを重ねて表示することを特徴とする色抽出装置。
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