JP3832319B2 - ネットワーク電話システム、ネットワーク電話の接続方法及びネットワーク電話システムの発呼側の端末装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、IPアドレスを利用してネットワークに接続された端末装置間で、通信元の端末装置が、一般のWebサーバと一般の検索サーバとを利用して通信先の端末装置のIPアドレスを特定する、ネットワーク電話システム、ネットワーク電話の接続方法及びネットワーク電話システムの発呼側の端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のネットワーク電話システムでは、発信側の端末及び着信側の端末はTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)プロトコルを利用して各々インターネットに接続されている。発信側の端末と着信側の端末とがインターネットを介して接続する場合、発信側の端末は着信側の端末のIP(Internet Protocol)アドレスを直接指定して接続していた。しかし、着信側の端末がインターネットに接続する時にダイアルアップによる接続やDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバのクライアントとしての接続を行うと、インターネットに接続する毎に着信側の端末のIPアドレスが変わってしまう。そこで、発信側の端末は、H.323ゲートキーパを利用して着信側の端末を特定し、接続していた。
【0003】
図28を参照して、上記従来のネットワーク電話システムの一例について説明する。図28は、従来の発信端末102と着信端末103とがH.323プロトコルを利用し、ゲートキーパ104を介して接続を行うネットワーク電話システムの接続構成を示す図である。図28に示すように、従来のネットワーク電話システムの構成では、発信端末102及び着信端末103は各々ルータ105及びルータ106を介してインターネット101に接続されている。H.323プロトコルに基づいて着信端末103の端末名とIPアドレスとを関連づけるゲートキーパ104は、ルータ107を介してインターネット101に接続されている。また、ゲートキーパ104は静的なグローバルのIPアドレスを有しており、インターネット101上での所在が特定されているが、発信端末102及び着信端末103は、インターネット101に接続する毎に変動する、動的なグローバルのIPアドレスを有している。
【0004】
発信端末102及び着信端末103は、ゲートキーパ104にあらかじめ登録されているゲートキーパ104のクライアントである。着信端末103がインターネットに接続する時、着信端末103はゲートキーパ104に端末名と現在のIPアドレスとを登録する。発信端末102は着信端末103との接続を図る際、まず、ゲートキーパ104に着信端末103の端末名を送信し、着信端末103のIPアドレスの問い合わせを行う。ゲートキーパ104は着信端末103が登録した端末名とIPアドレスに基づいて、着信端末103のIPアドレスを発信端末102に送信して返答を行う。発信端末102は、ゲートキーパ104より受信した着信端末103のIPアドレスに基づいてインターネット101上での所在を特定できた、着信端末103との接続を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ゲートキーパ104と他社のゲートキーパ(図示外)との機器間の互換性はなく、他社ゲートキーパに登録された発信端末(図示外)は、ゲートキーパ104に着信端末103のIPアドレスの問い合わせを行うことはできない。また、発信端末102も他社ゲートキーパに登録された着信端末(図示外)のIPアドレスの問い合わせを行うことができない。従って、ゲートキーパの管理会社が異なるネットワーク電話端末同士は通信することができないという問題があった。また、着信端末103が静的なグローバルのIPアドレスを有している場合でも、発信端末102はあらかじめ着信端末103のIPアドレスを知っていなければ、インターネット101上における着信端末103の所在を特定できず、通信することができないという問題点があった。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、一般の検索サーバを利用して通信先の情報を検索し、検索結果より通信先のグローバルIPアドレスを特定でき、それをもとにネットワーク電話端末同士の通信を可能とするためのネットワーク電話システム、ネットワーク電話の接続方法及びネットワーク電話システムの発呼側の端末装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明のネットワーク電話システムは、ネットワークを介して接続された端末装置間でIPアドレスを利用した通信を行うネットワーク電話システムにおいて、被呼側の端末装置は、発呼側の端末装置が被呼側の端末装置を特定するためのキーワード情報を被呼側のWeb画面として表示するWebサーバに対して、転送するキーワード情報転送手段を備え、発呼側の端末装置は、ネットワークを介して接続された検索サーバで、前記キーワード情報を検索する検索手段と、当該検索手段の検索結果に基づいて被呼側の端末装置を特定する特定手段と、当該特定手段より得られる被呼側のIPアドレスを指定して接続を行う接続手段とを備えている。
【0008】
この構成のネットワーク電話システムでは、発呼側の端末装置が被呼側の端末装置を特定するためのキーワード情報を被呼側のWeb画面として表示するWebサーバに対し、被呼側の端末装置の情報転送手段がキーワード情報を転送し、発呼側の端末装置の検索手段が、ネットワークを介して接続された検索サーバで被呼側の端末装置のキーワード情報を検索し、検索手段の検索結果に基づいて特定手段が被呼側の端末装置を特定し、特定手段より得られる被呼側のIPアドレスを指定して接続手段が接続を行うことができる。
【0009】
また、請求項2に係る発明のネットワーク電話システムは、請求項1に記載の発明の構成に加え、被呼側の端末装置は、前記Webサーバに対して、通信に使用するIPアドレスを表示させるためのIPアドレス情報を転送するためのIPアドレス転送手段を備えている。
【0010】
この構成のネットワーク電話システムでは、請求項1に記載の発明の作用に加え、被呼側の端末装置のIPアドレス転送手段が、通信に使用するIPアドレスを表示させるためのIPアドレス情報をWebサーバに対して転送することができる。
【0011】
また、請求項3に係る発明のネットワーク電話システムは、請求項1又は2に記載の発明の構成に加え、発呼側の端末装置は、前記特定手段により特定された被呼側の端末装置のキーワード情報及びIPアドレス情報を登録する登録手段を備え、前記接続手段において前記登録手段に登録された前記被呼側のIPアドレスを指定して被呼側の端末装置に接続を行うことを特徴とする構成となっている。
【0012】
この構成のネットワーク電話システムでは、請求項1又は2に記載の発明の作用に加え、発呼側の端末装置の登録手段が、特定手段により特定された被呼側の端末装置のキーワード情報及びIPアドレス情報を登録し、接続手段が、登録された被呼側のIPアドレスを指定して被呼側の端末装置に接続を行うことができる。
【0013】
また、請求項4に係る発明のネットワーク電話システムは、請求項3に記載の発明の構成に加え、発呼側の端末装置は、前記登録手段に登録された被呼側のIPアドレスを利用して接続を行うか、前記検索手段及び前記特定手段を利用して得られる被呼側の端末装置のIPアドレスを指定して接続を行うかを利用者に選択させる選択手段を備えている。
【0014】
この構成のネットワーク電話システムでは、請求項1乃至3の何れかに記載の発明の作用に加え、登録手段に登録された被呼側のIPアドレスを利用して接続を行うか、前記検索手段及び前記特定手段を利用して得られる被呼側の端末装置のIPアドレスを指定して接続を行うかを発呼側の端末装置の選択手段が利用者に選択させることができる。
【0015】
また、請求項5に係る発明のネットワーク電話システムは、請求項1乃至4の何れかに記載の発明の構成に加え、被呼側の端末装置は、前記Webサーバに対して、通信可能か否かの情報を表示させるための通信状態情報を転送する通信状態情報転送手段を備えている。
【0016】
この構成のネットワーク電話システムでは、請求項1乃至4の何れかに記載の発明の作用に加え、被呼側の端末装置の通信状態情報転送手段が、Webサーバに対して、通信可能か否かの情報を表示させるための通信状態情報を転送することができる。
【0017】
また、請求項6に係る発明のネットワーク電話システムは、請求項5に記載の発明の構成に加え、発呼側の端末装置は、前記Webサーバから被呼側の端末装置が通信可能か否かの情報を取得する通信可能情報取得手段と、当該通信可能情報取得手段が取得した情報に基づいて、被呼側の端末装置が通信可能か否かを判断する通信状態判断手段とを備え、当該通信状態判断手段が、被呼側の端末装置が通信可能であると判断したときに、前記接続手段は、前記被呼側のIPアドレスを指定して、通信開始要求信号と発呼側のIPアドレスとを送信し、被呼側の端末装置は、当該通信開始要求信号を受信したときには、前記発呼側の端末装置に対して、通信開始情報を返答する返答手段を備えている。
【0018】
この構成のネットワーク電話システムでは、請求項5に記載の発明の作用に加え、発呼側の端末装置の通信可能情報取得手段が、Webサーバから被呼側の端末装置が通信可能か否かの情報を取得し、通信状態判断手段が、通信可能情報取得手段が取得した情報に基づいて、被呼側の端末装置が通信可能か否かを判断し、通信可能であると判断したときに、接続手段が、被呼側のIPアドレスを指定して通信開始要求信号と発呼側のIPアドレスとを送信し、被呼側の端末装置の返答手段が、通信開始要求信号を受信したときには、発呼側の端末装置に対して通信開始情報を返答することができる。
【0019】
また、請求項7に係る発明のネットワーク電話システムは、請求項5又は6に記載の発明の構成に加え、前記通信状態情報転送手段は、通信開始後に、前記Webサーバに対して、通信中との情報を表示させるための通信状態情報を転送することを特徴とする構成となっている。
【0020】
この構成のネットワーク電話システムでは、請求項5又は6に記載の発明の作用に加え、被呼側の端末装置の通信状態情報転送手段が、通信開始後に、通信中との情報を表示させるための通信状態情報をWebサーバに対して転送することができる。
【0021】
また、請求項8に係る発明のネットワーク電話システムは、請求項6又は7に記載の発明の構成に加え、発呼側の端末装置には、前記通信状態判断手段が通信不可能と判断したときに、所定の時間待機後に、再度、前記通信可能情報取得手段により、前記Webサーバから被呼側の端末装置が通信可能か否かの情報を取得し、通信状態判断手段により当該通信可能情報取得手段が取得した情報に基づいて、被呼側の端末装置が通信可能か否かを判断するように制御する再接続制御手段を備えている。
【0022】
この構成のネットワーク電話システムでは、請求項6又は7に記載の発明の作用に加え、通信不可能と発呼側の端末装置の通信状態判断手段が判断したときに、所定の時間待機後、再度、被呼側の端末装置が通信可能か否かの情報を通信可能情報取得手段がWebサーバから取得し、取得した情報に基づいて被呼側の端末装置が通信可能か否かを通信状態判断手段が判断するように、再接続制御手段が制御することができる。
【0023】
また、請求項9に係る発明のネットワーク電話システムは、請求項1乃至8の何れかに記載の発明の構成に加え、前記Web画面に表示するキーワード情報は、前記検索サーバが検索可能なキャラクタから構成されていることを特徴とする構成となっている。
【0024】
この構成のネットワーク電話システムでは、請求項1乃至8の何れかに記載の発明の作用に加え、Web画面に表示するキーワード情報は、検索サーバが検索可能なキャラクタから構成されているので、検索サーバで検索できる。
【0025】
また、請求項10に係る発明のネットワーク電話の接続方法は、ネットワークを介して接続された端末装置間でIPアドレスを利用した通信を行うネットワーク電話の接続方法において、発呼側の端末装置が被呼側の端末装置を特定するためのキーワード情報を被呼側のWeb画面として表示するWebサーバに対して、被呼側の端末装置から前記キーワード情報を転送するキーワード情報転送ステップと、発呼側の端末装置において、ネットワークを介して接続された検索サーバを用いて、前記キーワード情報を検索する検索ステップと、当該検索ステップの検索結果に基づいて被呼側の端末装置を特定する特定ステップと、当該特定ステップより得られる被呼側のIPアドレスを指定して接続を行う接続ステップとを備えている。
【0026】
この構成のネットワーク電話の接続方法では、発呼側の端末装置が被呼側の端末装置を特定するためのキーワード情報を被呼側のWeb画面として表示するWebサーバに対し、被呼側の端末装置の情報転送ステップにおいてキーワード情報が転送され、発呼側の端末装置の検索ステップにおいて、ネットワークを介して接続された検索サーバで被呼側の端末装置のキーワード情報が検索され、検索ステップにおける検索結果に基づき、特定ステップにおいて被呼側の端末装置が特定され、特定ステップで得られる被呼側のIPアドレスが指定され、接続ステップにおいて接続が行われる。
【0027】
また、請求項11に係る発明のネットワーク電話の接続方法は、請求項10に記載の発明の構成に加え、被呼側の端末装置は、前記Webサーバに対して、通信に使用するIPアドレスを表示させるためのIPアドレス情報を転送するためのIPアドレス転送ステップを備えている。
【0028】
この構成のネットワーク電話の接続方法では、請求項10に記載の発明の作用に加え、IPアドレス転送ステップにおいて、被呼側の端末装置の通信に使用するIPアドレスを表示させるためのIPアドレス情報がWebサーバに対して転送される。
【0029】
また、請求項12に係る発明のネットワーク電話の接続方法は、請求項10又は11に記載の発明の構成に加え、発呼側の端末装置は、前記特定ステップにより特定された被呼側の端末装置のキーワード情報及びIPアドレス情報を登録手段に登録する登録ステップを備え、前記接続ステップにおいて前記登録手段に登録された前記被呼側のIPアドレスを指定して被呼側の端末装置に接続を行うことを特徴とする。
【0030】
この構成のネットワーク電話の接続方法では、請求項10又は11に記載の発明の作用に加え、発呼側の端末装置の登録ステップにおいて、特定ステップにより特定された被呼側の端末装置のキーワード情報及びIPアドレス情報が登録手段に登録され、接続ステップにおいて、登録手段に登録された被呼側のIPアドレスが指定され被呼側の端末装置に接続が行われる。
【0031】
また、請求項13に係る発明のネットワーク電話の接続方法は、請求項12に記載の発明の構成に加え、発呼側の端末装置は、前記登録ステップにおいて登録手段に登録された被呼側のIPアドレスを利用して接続を行うか、前記検索ステップ及び前記特定ステップを利用して得られる被呼側の端末装置のIPアドレスを指定して接続を行うかを利用者に選択させる選択ステップを備えたことを特徴とする。
【0032】
この構成のネットワーク電話の接続方法では、請求項12に記載の発明の作用に加え、登録ステップにおいて登録手段に登録された被呼側のIPアドレスを利用して接続を行うか、前記検索ステップ及び前記特定ステップを利用して得られる被呼側の端末装置のIPアドレスを指定して接続を行うかを発呼側の端末装置の選択ステップにおいて利用者に選択させる。
【0033】
また、請求項14に係る発明のネットワーク電話の接続方法は、請求項10乃至13の何れかに記載の発明の構成に加え、被呼側の端末装置から前記Webサーバに対して、通信可能か否かの情報を表示させるための通信状態情報を転送する通信状態情報転送ステップを備えたことを特徴とする。
【0034】
この構成のネットワーク電話の接続方法では、請求項10乃至13の何れかに記載の発明の作用に加え、被呼側の端末装置の通信状態情報転送ステップにおいて、Webサーバに対して、通信可能か否かの情報を表示させるための通信状態情報が転送される。
【0035】
また、請求項15に係る発明のネットワーク電話の接続方法は、請求項14に記載の発明の構成に加え、前記Webサーバから被呼側の端末装置が通信可能か否かの情報を発呼側の端末装置が取得する通信可能情報取得ステップと、当該通信可能情報取得ステップで取得した情報に基づいて、被呼側の端末装置が通信可能か否かを判断する通信状態判断ステップとを備え、当該通信状態判断ステップで、被呼側の端末装置が通信可能であると判断されたときに、前記接続ステップでは、前記被呼側のIPアドレスを指定して、通信開始要求信号と発呼側のIPアドレスとを送信し、被呼側の端末装置が当該通信開始要求信号を受信したときには、前記発呼側の端末装置に対して、通信開始情報を返答する返答ステップを備えたことを特徴とする。
【0036】
この構成のネットワーク電話の接続方法では、請求項14に記載の発明の作用に加え、発呼側の端末装置の通信可能情報取得ステップにおいて、Webサーバから被呼側の端末装置が通信可能か否かの情報が取得され、通信状態判断ステップにおいて、通信可能情報取得ステップで取得された情報に基づいて、被呼側の端末装置が通信可能か否かが判断され、通信可能であると判断されたときに、接続ステップにおいて、被呼側のIPアドレスを指定して通信開始要求信号と発呼側のIPアドレスとが送信され、被呼側の端末装置の返答ステップにおいて、通信開始要求信号を受信されたときには、発呼側の端末装置に対して通信開始情報が返答される。
【0037】
また、請求項16に係る発明のネットワーク電話の接続方法は、請求項14又は15に記載の発明の構成に加え、前記通信状態情報転送ステップでは、通信開始後に、前記Webサーバに対して、通信中との情報を表示させるための通信状態情報が転送されることを特徴とする。
【0038】
この構成のネットワーク電話の接続方法では、請求項14又は15に記載の発明の作用に加え、被呼側の端末装置の通信状態情報転送ステップにおいて、通信開始後に、通信中との情報を表示させるための通信状態情報がWebサーバに対して転送される。
【0039】
また、請求項17に係る発明のネットワーク電話の接続方法は、請求項15又は16に記載の発明の構成に加え、前記通信状態判断ステップにおいて通信不可能と判断されたときに、所定の時間待機後に、再度、通信可能情報取得ステップを実行し、前記Webサーバから被呼側の端末装置が通信可能か否かの情報が取得され、当該所得された情報に基づいて、前記通信状態判断ステップを実行し、被呼側の端末装置が通信可能か否かを判断する再接続制御を行うことを特徴とする。
【0040】
この構成のネットワーク電話の接続方法では、請求項15又は16に記載の発明の作用に加え、発呼側の端末装置の通信状態判断ステップにおいて通信不可能と判断されたときに、所定の時間待機後に、再度、通信可能情報取得ステップを実行し、被呼側の端末装置が通信可能か否かの情報がWebサーバから取得され、当該取得された情報に基づいて、通信状態判断ステップを実行し、被呼側の端末装置が通信可能か否かを判断する再接続制御を行う。
【0041】
また、請求項18に係る発明のネットワーク電話の接続方法は、請求項10乃至17の何れかに記載の発明の構成に加え、前記Web画面に表示するキーワード情報は、前記検索サーバが検索可能なキャラクタから構成されていることを特徴とする。
この構成のネットワーク電話の接続方法では、請求項10乃至17の何れかに記載の発明の作用に加え、Web画面に表示するキーワード情報は、検索サーバが検索可能なキャラクタから構成されているので、検索サーバで検索できる。
【0042】
また、請求項19に係る発明のネットワーク電話システムの発呼側の端末装置は、発呼側の端末装置が被呼側の端末装置を特定するためのキーワード情報を被呼側のWeb画面として表示するWebサーバに対して、転送するキーワード情報転送手段を備えた被呼側の端末装置とネットワークを介して接続され、IPアドレスを利用した通信を行うネット ワーク電話システムの発呼側の端末装置であって、ネットワークを介して接続された検索サーバで、前記キーワード情報を検索する検索手段と、当該検索手段の検索結果に基づいて被呼側の端末装置を特定する特定手段と、当該特定手段より得られる被呼側のIPアドレスを指定して接続を行う接続手段とを備えている。
この構成のシステムの発呼側の端末装置では、発呼側の端末装置が被呼側の端末装置を特定するためのキーワード情報を被呼側のWeb画面として表示するWebサーバに対し、被呼側の端末装置の情報転送手段がキーワード情報を転送し、発呼側の端末装置の検索手段が、ネットワークを介して接続された検索サーバで被呼側の端末装置のキーワード情報を検索し、検索手段の検索結果に基づいて特定手段が被呼側の端末装置を特定し、特定手段より得られる被呼側のIPアドレスを指定して接続手段が接続を行うことができる。
【0043】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施の形態であるネットワーク電話システムの概念図である。図1に示すように、この実施の形態のネットワーク電話システムでは、まず、着信端末3は、着信端末3の所定の情報をWeb画面とし、ホームページ26を記憶している後述のWebサーバ4に転送する。着信端末3の所定の情報とは、着信端末3の通話可否の情報、利用者の住所、氏名、電話番号等の、発信端末2の利用者が着信端末3を特定するためのキーワード情報、及び着信端末3のIPアドレス情報である。次に、発信端末2からの要求に基づき、後述の検索サーバ5によって検索された検索ページ27が、検索サーバ5から発信端末2に転送される。検索ページ27にはホームページ26の情報の他に、発信端末2検索項目に一致するキーワード情報を持つ他の着信端末(図示外)の情報も含まれている。発信端末2は、受信した検索ページ27の記載内容より着信端末3の情報であるホームページ26の情報を特定し、これをもとに着信端末3のIPアドレスを特定する。さらに、特定した着信端末3のIPアドレスを利用してインターネット1を介し、発信端末2は着信端末3との接続を図る。
【0044】
次に、図2乃至図15を参照して、ネットワーク電話システムの具体的機器構成について説明する。まず、図2は、ネットワーク電話システムの構成図である。図2に示すように、ネットワーク電話システムでは、発呼側の端末装置である発信端末2はルータ7を介してインターネット1に接続され、被呼側の端末装置である着信端末3はルータ8を介してインターネット1に接続されている。また、Webサーバ4はルータ9を介してインターネット1に接続され、検索サーバ5はルータ10を介してインターネット1に接続されている。発信端末2、着信端末3、Webサーバ4、検索サーバ5はグローバルなIPアドレスを有し、TCP/IPプロトコルで定められた通信手順に従ってインターネット1と通信している。Webサーバ4は、着信端末3の利用者とWebサーバ4の管理者との間の契約に基づく、着信端末3の利用者が更新可能な、図1に示す、ホームページ26を記憶している。検索サーバ5は、Webサーバ4を含むインターネット1に接続されているWebサーバ(図示外)に記憶された、Webページの情報を検索することができる。発信端末2は着信端末3のIPアドレスを利用し、ルータ7、インターネット1及びルータ8を介して着信端末3と直接接続することができる。また、発信端末2及び着信端末3はお互いの機器間において、音声データの送受信を行うことができる。
【0045】
次に、図3を参照して、発信端末2及び着信端末3の機器構成について説明する。尚、発信端末2と着信端末3の機器構成は略同一であるため、ここでは着信端末3の機器構成の説明は省略する。図3は、発信端末2の機器構成を示すブロック図である。
【0046】
図3に示すように、発信端末2には、発信端末2の制御を司るCPU25が設けられ、CPU25には、CPU25が実行するBIOS等のプログラムが記憶されたROM12と、CPU25のデータ処理時に一時的なデータの記憶を行うRAM13と、データの受け渡しの仲介を行うI/Oバス14とが接続されている。I/Oバス14には、利用者の音声を入力するマイクロホン23と、音声を出力するスピーカ24と、利用者が発信端末2の操作の入力を行うキーボード16及びマウス17と、利用者に発信端末2の操作画面を表示するCRT19に接続された、画面表示処理を行うビデオカード18と、発信端末2がルータ7を介してインターネット1へ接続を行うインターフェースであるLANカード15とが接続されている。また、I/Oバス14には、データの記録媒体であるフロッピーディスク20aを挿入し、データの読み書きを行うフロッピーディスクドライブ20と、データの記録媒体であるCD−ROM21aを挿入し、データの読み込みを行うCD−ROMドライブ21と、データの記憶装置であるハードディスクドライブ22とが接続されている。
【0047】
尚、ハードディスクドライブ22には、発信端末2の動作をCPU25が制御するための各種プログラム等が記憶されたオペレーティングシステム記憶エリア22a、本実施の形態のネットワーク電話システムを実現するために発信端末2で実行される各種のプログラムが記憶されたプログラム記憶エリア22b、上記プログラムの実行に必要な設定及びデータ等の情報が記憶された情報記憶エリア22c、その他の情報が記憶されたその他の情報記憶エリア22d、着信端末3の利用者の情報を記憶したテーブルである通信先情報テーブル22e及び着信端末3の最新の通話状態が記憶された通話状態記憶エリア22f等が設けられている。また、CD−ROM21aには、本実施の形態のネットワーク電話システムを実現するために発信端末2で実行される各種のプログラムが記憶されており、導入時には、当該プログラムは、CD−ROM21aからハードディスクドライブ22上のプログラム記憶エリア22bにセットアップされて記憶されるようになっている。
【0048】
次に、図4を参照して、通信先情報テーブル22eの構造を説明する。図4は、通信先情報テーブル22eの概念図である。図4に示すように、通信先情報テーブル22eには、既に通信したことのある着信端末3の利用者の情報が記憶されている。具体的には、番号欄22e1に対応した各欄、すなわち、電話番号欄22e2、氏名欄22e3、住所欄22e4、ニックネーム欄22e5、URL欄22e6及びIPアドレス欄22e7が一組として、複数記憶されている。図4では、一組の記憶のみ例示しているが、番号欄22e1の番号「00」乃至「19」まで20組記憶できるようになっている。着信端末3の利用者の情報が、発信端末2と着信端末3との通話が成立した時点で番号欄22e1の番号順に記憶され、番号が「19」を越えるとまた「00」から順にテーブルに上書きされ記憶されるようになっている。
【0049】
次に、図5乃至図7を参照して、発信端末2のユーザーインターフェース画面の構成について説明する。図5は、発信端末2の選択画面50の構成を示す図である。図6は、発信端末2の検索画面28の構成を示す図である。図7は、発信端末2の接続画面35の構成を示す図である。
【0050】
図5に示す、選択画面50は、発信端末2が着信端末3との通信を行う際に、既に通信したことのある着信端末3の利用者の情報を表示し、発信端末2の利用者に選択を行わせるインターフェース画面である。発信端末2の表示画面であるCRT19の画面上に表示され、利用者からの入力はキーボード16又はマウス17より行われる。選択画面50には、着信端末3の利用者の選択を行うラジオボタン50a、着信端末3の利用者の電話番号が表示された電話番号欄50b、着信端末3の利用者の氏名が表示された氏名欄50c、着信端末3の利用者の住所が表示された住所欄50d及び着信端末3の利用者のニックネームが表示されたニックネーム欄50eを一組として、複数組が表形式で表示されるように設けられている。また、選択画面50の下部には、利用者が前記ラジオボタン50aにチェックを入れて通話先を選択後、通話先を決定したことをCPU25に伝える選択ボタン51と、一覧に通話先がなかった場合、CPU25に着信端末3の検索を指示するための検索ボタン52とが水平方向に列設されている。
【0051】
また、図6に示す、検索画面28は、発信端末2が着信端末3との通信を行う際に、着信端末3の情報を検索するため、発信端末2の利用者に着信端末3の利用者の情報を入力させるインターフェース画面である。発信端末2の表示画面であるCRT19の画面上に表示され、利用者からの入力はキーボード16又はマウス17より行われる。検索画面28には、着信端末3を検索するための各情報について利用者が入力を行う各入力枠、すなわち、氏名枠29、ニックネーム枠30、電話番号枠31、URL32及びIPアドレス枠33が検索画面28の上部より垂直方向に順に列設されている。また、入力枠の下部には、発信端末2が着信端末3の検索を開始するための検索ボタン34が設けられている。
【0052】
また、図7に示す、接続画面35は、発信端末2が着信端末3との通信を行う際に、着信端末3の情報を表示し、発信端末2利用者が通話先の情報を確認させ、接続を開始することの決定を行わせるインターフェース画面である。発信端末2の表示画面であるCRT19の画面上に表示され、利用者からの入力はキーボード16又はマウス17より行われる。接続画面35には、着信端末3の各情報を表示する各表示枠、すなわち、氏名枠36、ニックネーム枠37、電話番号枠38、URL枠39及びIPアドレス枠40が接続画面35の上部より縦方向に順に列設されている。さらに、表示枠の下部には、通話状態表示部41及びコネクション表示部42が設けられている。通話状態表示部41は、通話可能表示アイコン41a、通話中表示アイコン41b及び通話不可表示アイコン41cの、着信端末3の通話状態を利用者に報知する各々のアイコンで構成されている。コネクション表示部42は、コネクション中表示アイコン42a及び非コネクション表示アイコン42bの、着信端末3との接続状態を利用者に報知する各々のアイコンで構成されている。また、コネクション表示部42の下部には、利用者が通話開始を指示する開始ボタン43と、通話終了を指示する終了ボタン44とが水平方向に列設されている。
【0053】
次に、図8を参照して、Webサーバ4の機器構成について説明する。図8は、Webサーバ4の機器構成を示すブロック図である。図8に示すように、Webサーバ4にはWebサーバ4の制御を司るCPU225が設けられ、CPU225にはCPU225が実行するBIOS等のプログラムが記憶されたROM212と、CPU225のデータ処理時に一時的なデータの記憶を行うRAM213と、データの受け渡しの仲介を行うI/Oバス214とが接続されている。I/Oバス214には、管理者がWebサーバ4の操作の入力を行うキーボード216及びマウス217と、管理者にWebサーバ4の操作画面を表示するCRT219に接続された、画面表示処理を行うビデオカード218と、Webサーバ4がルータ9を介してインターネット1へ接続を行うインターフェースであるLANカード215とが接続されている。また、I/Oバス214には、データの記録媒体であるフロッピーディスク220aを挿入し、データの読み書きを行うフロッピーディスクドライブ220と、データの記録媒体であるCD−ROM221aを挿入し、データの読み込みを行うCD−ROMドライブ221と、データの記憶装置であるハードディスクドライブ222とが接続されている。
【0054】
尚、ハードディスクドライブ222には、Webサーバ4の動作をCPU225が制御するための各種プログラム等が記憶されたオペレーティングシステム記憶エリア222a、Webサーバ4がWebサーバとして機能するためにWebサーバ4が実行する各種のプログラムが記憶されたプログラム記憶エリア222b、利用者が更新可能なホームページ26が記憶されたユーザーデータ記憶エリア222c及びその他の情報が記憶されたその他の情報記憶エリア222d等が設けられている。また、CD−ROM221aには、Webサーバ4がWebサーバとして機能するためにWebサーバ4が実行する各種のプログラムが記憶されており、導入時には、当該プログラムは、CD−ROM221aからハードディスクドライブ222のプログラム記憶エリア222bにセットアップされて記憶されるようになっている。
【0055】
次に、図9乃至図12を参照して、Webサーバ4に記憶されたホームページ26の構成について説明する。図9及び図11は、インターネット1を介してWebサーバ4と接続された発信端末2のCRT19の表示画面を介して利用者が閲覧することができる、着信端末3の情報を表示したホームページ26を示す図である。図10及び図12は、HTML(Hyper Text Markup Language)で記述された、ホームページ26を構成するHTML文章45を示す図である。図9に示すように、ホームページ26には着信端末3の情報として、利用者の電話番号、氏名、住所、ニックネーム、通話可否の状態、ホームページ26のアドレス情報であるURL(Uniform Resource Locator)及び着信端末3のIPアドレス等が掲載されている。また、図10に示すように、Webサーバ4に記憶されているホームページ26はHTMLで記述されている。図11は、図9の通話可否の状態を示す項目が文字列で表示されているのに対し、図11ではGIF形式のグラフィックデータとして表示された場合のホームページ26の一例である。図12は、図11で示したホームページ26をHTMLで記述した文章である。
【0056】
次に、図13を参照して、検索サーバ5の機器構成について説明する。図13は、検索サーバ5の機器構成を示すブロック図である。図13に示すように、検索サーバ5には検索サーバ5の制御を司るCPU325が設けられ、CPU325にはCPU325が実行するBIOS等のプログラムが記憶されたROM312と、CPU325のデータ処理時に一時的なデータの記憶を行うRAM313と、データの受け渡しの仲介を行うI/Oバス314とが接続されている。I/Oバス314には、管理者が検索サーバ5の操作の入力を行うキーボード316及びマウス317と、管理者に検索サーバ5の操作画面を表示するCRT319に接続された、画面表示処理を行うビデオカード318と、検索サーバ5がルータ10を介してインターネット1へ接続を行うインターフェースであるLANカード315とが接続されている。また、I/Oバス314には、データの記録媒体であるフロッピーディスク320aを挿入し、データの読み書きを行うフロッピーディスクドライブ320と、データの記録媒体であるCD−ROM321aを挿入し、データの読み込みを行うCD−ROMドライブ321と、データの記憶装置であるハードディスクドライブ322とが接続されている。
【0057】
尚、ハードディスクドライブ322には、検索サーバ5の動作をCPU325が制御するための各種プログラム等が記憶されたオペレーティングシステム記憶エリア322a、検索サーバ5が検索サーバとして機能するために検索サーバ5が実行する各種のプログラムが記憶されたプログラム記憶エリア322b、検索サーバ5が、インターネット1に存在する、Webサーバ4も含む、様々なWebサーバ(図示外)に記憶されたWeb画面をダウンロードし、キャッシュとして記憶するキャッシュ記憶エリア322c及びその他の情報が記憶されたその他の情報記憶エリア322d等が設けられている。また、CD−ROM321aには、検索サーバ5が検索サーバとして機能するために検索サーバ5が実行する各種のプログラムが記憶されており、導入時には、当該プログラムは、CD−ROM321aからハードディスクドライブ322上のプログラム記憶エリア322bにセットアップされて記憶されるようになっている。
【0058】
次に、図14及び図15を参照して、検索サーバ5が利用者の要求に応じて表示する、検索結果を示すWeb画面の構成について説明する。図14は、利用者が発信端末2の表示画面を介して見ることができる、検索サーバ5が検索した情報をWeb画面として表示した、検索結果のWeb画面を示す図である。図15は、HTMLで記述された、前記検索結果のWeb画面を構成するHTML文章47を示す図である。図14に示すように、検索結果のWeb画面には、利用者が検索サーバ5に検索させたキーワードを含むWebページの内容やURLの一覧が掲載されている。検索した文章と一致した部分は検索結果のWeb画面においてボールド(太字)で表示され、判別されやすいようになっている。また、図15に示すように、検索サーバ5が表示する検索結果のWeb画面はHTMLで記述されている。
【0059】
次に、本実施の形態のネットワーク電話システムの動作について、図16乃至図24及び図29に示すフローチャートに従い、図25乃至図27を参照しながら説明する。図16は、着信端末3が発信端末2からの通信待ち受け時に行う、着信端末3の通話状態をホームページ26に記載してWebサーバ4にアップロードする手順を示す通話状態更新処理のフローチャートであり、図17は、検索サーバ5に記憶されている世界中のWebページの情報をダウンロードし、ハードディスク等の記憶媒体に記憶するWebページ記憶処理のフローチャートであり、図18は、検索サーバ5が、発信端末2から受信した検索要求に基づき検索結果を返答する検索応答処理のフローチャートである。図19乃至図24は、発信端末2が検索サーバ5及びWebサーバ4を利用して着信端末3を特定し、接続を図るまでの一連の流れを示す、通話処理のフローチャートである。また、図29は、発信端末2と着信端末3との通話が成立した場合に行われる、通信先情報記憶処理のフローチャートである。また、図25は、検索画面28の入力例を示す図であり、図26は、発信端末2が検索サーバ5へ送信する検索項目の数を増やし、検索結果を絞り込んだ場合における検索結果のWeb画面の一例を示す図であり、図27は、発信端末2が特定した着信端末3の利用者の情報を接続画面35に表示した表示例を示す図である。以下、フローチャートの各ステップを「S」と略記する。
【0060】
まず、図16を参照して、着信端末3が起動している間に継続的に処理される待ち受け処理について説明する。図16に示すように、着信端末3では、着信端末3の待ち受け処理がアクティブでない状態、例えば、ネットワーク電話アプリケーション上で着信動作を行わない設定にする等の操作がされている状態の場合、CPU25は利用者が「不在」であると判断してRAM13の所定の記憶エリアに「不在」と記憶し(S1:NO)、ハードディスクドライブ22上の通話状態記憶エリア22fに記憶された内容と比較する。通話状態記憶エリア22fに記憶された内容がRAM13の所定の記憶エリアに記憶した内容と同じ「不在」であった場合、CPU25は既にホームページ26の内容が最新の情報であると判断して、S1に戻る(S14:YES)。通話状態記憶エリア22fに記憶された内容が「不在」でなかった場合(S14:NO)、CPU25は通話状態記憶エリア22fに「不在」と記憶する(S15)。次に、CPU25は、ハードディスクドライブ22上の情報記憶エリア22cに初期値として記憶されている、着信端末3のWebページであるホームページ26を構成する、図10に示す、HTML文章45を、RAM13上の所定の記憶エリアに読み込む。さらに、CPU25は、HTML文章45の、着信端末3の通話状態が記述されているHTML文46の記述を「不在」を表す内容に変更し、この更新したHTML文章45をRAM13上の所定の記憶エリアに記憶する(S16)。次に、CPU25は、情報記憶エリア22cに記憶されている、初期設定時に利用者に登録させたWebサーバ4のURLを元に、FTP(File Transfer Protocol)を利用して着信端末3とWebサーバ4とを接続する。さらに、CPU25は、Webサーバ4のハードディスクドライブ222上のユーザーデータ記憶エリア222cに、前記記憶したHTML文章45をアップロードし、処理終了後、着信端末3とWebサーバ4との接続を解除し(S7)、S1の処理に戻る。Webサーバ4のホームページ26の通話状態の項目には「不在」と表示されるようになる。
【0061】
また、着信端末3の待ち受け処理がアクティブな状態、例えば、ネットワーク電話アプリケーション上で着信動作を行う設定にする等の操作がされている状態の場合、CPU25は、利用者が「在宅」であると判断し(S1:YES)、着信端末3が通話可能な状態か否かの判断を行う。すなわち、着信端末3にマイクロホン23やスピーカ24等が接続されていることの確認が、図示外の動作環境確認手段によって行われる。動作環境確認手段によって着信端末3が通話可能でないと判断されると、CPU25は利用者が「通話不可」であると判断してRAM13の所定の記憶エリアに「通話不可」と記憶し(S2:NO)、ハードディスクドライブ22上の通話状態記憶エリア22fに記憶された内容と比較する。通話状態記憶エリア22fに記憶された内容がRAM13の所定の記憶エリアに記憶した内容と同じ「通話不可」であった場合、CPU25は既にホームページ26の内容が最新の情報であると判断して、S1に戻る(S11:YES)。通話状態記憶エリア22fに記憶された内容が「通話不可」でなかった場合(S11:NO)、CPU25は通話状態記憶エリア22fに「通話不可」と記憶する(S12)。次に、CPU25は、ハードディスクドライブ22上の情報記憶エリア22cに初期値として記憶されている、着信端末3のWebページであるホームページ26を構成する、図10に示す、HTML文章45をRAM13上の所定の記憶エリアに読み込む。さらに、CPU25は、HTML文章45の、着信端末3の通話状態が記述されているHTML文46の記述を「通話不可」を表す内容に変更し、この更新したHTML文章45をRAM13上の所定の記憶エリアに記憶する(S13)。次に、CPU25は、情報記憶エリア22cに記憶されている、初期設定時に利用者に登録させたWebサーバ4のURLを元に、FTPを利用して着信端末3とWebサーバ4とを接続する。さらに、CPU25は、Webサーバ4のハードディスクドライブ222上のユーザーデータ記憶エリア222cに、前記記憶したHTML文章45をアップロードし、処理終了後、着信端末3とWebサーバ4との接続を解除し(S7)、S1の処理に戻る。Webサーバ4のホームページ26の通話状態の項目には「通話不可」と表示されるようになる。
【0062】
また、S2で着信端末3が通話可能な状態であると判断されると、すなわち、図示外の動作環境確認手段によって着信端末3にマイクロホン23やスピーカ24等が接続されていることが確認されると(S2:YES)、CPU25は着信端末3が通話中であるか否かの判断を行う。図示外の通話状態確認手段によって着信端末3が通話中であると判断されると、CPU25は利用者が「通話中」であると判断してRAM13の所定の記憶エリアに「通話中」と記憶し(S3:NO)、ハードディスクドライブ22上の通話状態記憶エリア22fに記憶された内容と比較する。通話状態記憶エリア22fに記憶された内容がRAM13の所定の記憶エリアに記憶した内容と同じ「通話中」であった場合、CPU25は既にホームページ26の内容が最新の情報であると判断して、S1に戻る(S8:YES)。通話状態記憶エリア22fに記憶された内容が「通話中」でなかった場合(S8:NO)、CPU25は通話状態記憶エリア22fに「通話中」と記憶する(S9)。次に、CPU25は、ハードディスクドライブ22上の情報記憶エリア22cに初期値として記憶されている、着信端末3のWebページであるホームページ26を構成する、図10に示す、HTML文章45をRAM13上の所定の記憶エリアに読み込む。さらに、CPU25は、HTML文章45の、着信端末3の通話状態が記述されているHTML文46の記述を「通話中」を表す内容に変更し、この更新したHTML文章45をRAM13上の所定の記憶エリアに記憶する(S10)。次に、CPU25は、情報記憶エリア22cに記憶されている、初期設定時に利用者に登録させたWebサーバ4のURLを元に、FTPを利用して着信端末3とWebサーバ4とを接続する。さらに、CPU25は、Webサーバ4のハードディスクドライブ222上のユーザーデータ記憶エリア222cに、前記記憶したHTML文章45をアップロードし、処理終了後、着信端末3とWebサーバ4との接続を解除し(S7)、S1の処理に戻る。Webサーバ4のホームページ26の通話状態の項目には「通話中」と表示されるようになる。
【0063】
また、S3で着信端末3が通話中でないと判断されると、すなわち、図示外の通話状態確認手段によって着信端末3が通話中でないと判断されると(S3:YES)、CPU25は利用者が「通話可能」であると判断してRAM13の所定の記憶エリアに「通話可能」と記憶し、ハードディスクドライブ22上の通話状態記憶エリア22fに記憶された内容と比較する。通話状態記憶エリア22fに記憶された内容がRAM13の所定の記憶エリアに記憶した内容と同じ「通話可能」であった場合、CPU25は既にホームページ26の内容が最新の情報であると判断して、S1に戻る(S4:YES)。通話状態記憶エリア22fに記憶された内容が「通話可能」でなかった場合(S4:NO)、CPU25は通話状態記憶エリア22fに「通話可能」と記憶する(S5)。次に、CPU25は、ハードディスクドライブ22上の情報記憶エリア22cに初期値として記憶されている、着信端末3のWebページであるホームページ26を構成する、図10に示す、HTML文章45をRAM13上の所定の記憶エリアに読み込む。さらに、CPU25は、HTML文章45の、着信端末3の通話状態が記述されているHTML文46の記述を「通話可能」を表す内容に変更し、この更新したHTML文章45をRAM13上の所定の記憶エリアに記憶する(S6)。次に、CPU25は、情報記憶エリア22cに記憶されている、初期設定時に利用者に登録させたWebサーバ4のURLを元に、FTPを利用して着信端末3とWebサーバ4とを接続する。さらに、CPU25は、Webサーバ4のハードディスクドライブ222上のユーザーデータ記憶エリア222cに、前記記憶したHTML文章45をアップロードし、処理終了後、着信端末3とWebサーバ4との接続を解除し(S7)、S1の処理に戻る。Webサーバ4のホームページ26の通話状態の項目には「通話可能」と表示されるようになる。
【0064】
次に、図17を参照して、検索サーバ5が、世界中のWebサイトの情報を収集して記憶する処理について説明する。図17に示すように、検索サーバ5は、ハードディスクドライブ322上のプログラム記憶エリア322bに記憶されている検索サーバアプリケーションが起動されると、インターネット1に接続されている世界中のWebサーバ(図示外)に記憶されたWebページの情報を収集する(S35)。すなわち、CPU325が、検索サーバアプリケーションのアルゴリズムに従って、検索サーバ5と世界中のWebサーバとを接続させ、Webサーバに記憶されているWebページの情報をダウンロードし、RAM313上の所定の記憶エリアに一時的に記憶する。この情報収集処理は、Webページの情報の収集が完了したとCPU325が判断するまで継続される(S36:NO)。CPU325は、Webページの情報の収集が完了したと判断すると(S36:YES)、収集したWebページの情報を、RAM313上の所定の記憶エリアよりハードディスクドライブ322上のキャッシュ記憶エリア322cに転送させる。RAM313上の所定の記憶エリアに記憶されている、ダウンロードしたWebページのURLが、キャッシュ記憶エリア322cに既に記憶されているWebページと同じURLであった場合、CPU325は、Webページが更新されたと判断し、新しく収集したWebページの情報でキャッシュ記憶エリア322cのWebページの情報を書き換える(S37)。そして、S35に戻り、検索サーバ5はWebページの情報収集を継続する。
【0065】
次に、図18乃至図27を参照して、発信端末2が、インターネット1上の検索サーバ5を利用して着信端末3の情報を記憶したWebサーバ4を検索し、検索したWebサーバ4から得た着信端末3の情報に基づいて着信端末3との接続を図る処理について説明する。
【0066】
まず、図3及び図19に示すように、発信端末2のハードディスクドライブ22上のプログラム記憶エリア22bに記憶されているネットワーク電話アプリケーションが起動されると、発信端末2では、図5に示す、選択画面50がCRT19の画面上に表示される。選択画面50では、ハードディスクドライブ22上の通信先情報テーブル22eに記憶されている通信先の利用者の情報の内、電話番号欄22e2、氏名欄22e3、住所欄22e4及びニックネーム欄22e5に記憶されている情報が、選択画面50の電話番号欄50b、氏名欄50c、住所欄50d及びニックネーム欄50eに各々表示される。発信端末2の利用者は、選択画面50が表示する一覧の中に着信端末3の利用者があれば、対応するラジオボタン50aにチェックを入れ選択ボタン51を押す(S49:YES)。この時点で着信端末3のホームページ26のURLが特定されるので、発信端末2は着信端末3と接続を行う準備として着信端末3の通話状態を確認するため後述の、図20に示す、S61に進む。
【0067】
また、選択画面50が表示する一覧の中に着信端末3の利用者がない場合、或いは着信端末3の利用者の情報を更新したい場合、発信端末2の利用者が検索ボタン52を押すと(S49:NO)、発信端末2はCRT19の画面上に、図6に示す、検索画面28を表示する。発信端末2の利用者は、着信端末3の利用者の情報のうち既に知っている情報についてのみを入力枠、すなわち、氏名枠29、ニックネーム枠30、電話番号枠31、URL枠32及びIPアドレス枠33の何れかにキーボード16より入力する(S50)。例えば、図25に示す例では、発信端末2の利用者は、着信端末3の利用者の既知の情報である氏名及びニックネームを氏名枠29及びニックネーム枠30に夫々入力し、検索ボタン34を押す。入力されたテキストデータは、RAM13上の所定の記憶エリアに一時的に記憶される。CPU25は、前記テキストデータを検索サーバ5に送信するための準備として、各テキストデータを所定のHTML形式の文章に変換し、RAM13上の所定の記憶エリアに記憶させる(S51)。次に、CPU25は、ハードディスクドライブ22上の情報記憶エリア22cに初期値として記憶されたデータベースより、検索サーバ5も含む世界中の検索サイト(図示外)のURLをRAM13上の所定の記憶エリアに読み込み(S52)、インターネット1を介し、各々のURLに対してRAM13上の所定の記憶エリアに記憶したHTML形式の文章を送信する(S53)。CPU25は、複数ある検索サイトの全てに前記HTML文章が送信されるまで、送信処理を継続する(S54:NO)。CPU25は、HTML文章の送信が全て完了すると(S54:YES)、今度は全ての検索サイトからの検索結果を受信するまで受信処理を継続する(S55:NO)。検索結果の受信処理が終了すると、後述する、図20に示す、S59に進む(S55:YES)。
【0068】
次に、図18を参照して、検索サーバ5が発信端末2よりHTML形式の文章を受信して、発信端末2に検索結果を返答する処理について説明する。図18に示すように、検索サーバ5は、発信端末2より着信端末3の検索情報を含んだHTML形式の文章を受信すると(S30:YES)、ハードディスクドライブ322上のキャッシュ記憶エリア322cに記憶されているWebページと、前記HTML文章とを比較する(S31)。比較内容で一致した情報がある場合(S32:YES)、CPU325はその一致したWebページの情報からそのWebページのURL及び一致した部分を含む前後文を抽出し、抽出した情報をRAM313上の所定の記憶エリアに一時記憶する。さらに、CPU325は、記憶した情報を元に、図15で例示する、HTML文章47を作成し、これを検索結果として発信端末2に返信し(S33)、S30に戻る。また、比較内容で一致した情報がなかった場合、発信端末2に「該当なし」等と記述されたHTML形式の文章を返信する(S34)。その後、S30に戻り、検索サーバ5は発信端末2からの検索要求を受信するのを待つ(S30:NO)。
【0069】
尚、発信端末2の利用者は、S50で入力した着信端末3の既知の情報が多いほど着信端末3を特定し易くなる。図14に示す例では、S50にて発信端末2の利用者が着信端末3の利用者の氏名及びニックネームを入力した例で、検索サーバ5の検索結果は着信端末3の情報を含め3件が表示されている。また、図26に示す例では、S50にて発信端末2の利用者が着信端末3の利用者の氏名、ニックネーム、住所及び電話番号を入力した例で、検索サーバ5の検索結果は、着信端末3の利用者の情報のみの1件に絞り込まれ、表示される。
【0070】
次に、図20に示すように、発信端末2のCPU25は、検索サーバ5からの検索結果である、図15に示す、HTML文章47を受信すると、RAM13上の所定の記憶エリアにこのHTML文章47を一時記憶させる。さらに、CPU25は、記憶したHTML文章47から着信端末3がネットワーク電話であることを示す文字情報やキャラクタ情報を抽出する(S59)。CPU25が検索結果のHTML文章47から着信端末3がネットワーク電話であることを示す文字情報やキャラクタ情報を抽出できなかった場合(S60:NO)、CPU25は、図24に示すように、取得した検索結果は着信端末3の情報が含まれていない「誤り情報」であると判断し(S92)、S93で、この「誤り情報」であるHTML文章47を破棄し、図示外の通話不可処理を行い(S99)、通話処理を終了する。
【0071】
また、発信端末2が、検索サーバ5から受信した検索結果であるHTML文章47より、着信端末3がネットワーク電話であることを示す文字情報やキャラクタ情報を抽出できた場合(S60:YES)、CPU25は、抽出することができた検索結果が示すURLは、着信端末3のホームページ26のURLであると判断し、HTML文章47より前記URLを抽出し、RAM13上の所定の記憶エリアに一時的に記憶する。次に、CPU25は、抽出し記憶したURLに基づき、発信端末2とWebサーバ4とを接続させる(S61)。さらに、CPU25は、Webサーバ4に記憶されたホームページ26から、図10に示す、着信端末3の情報を記載したWebページを構成するHTML文章45をダウンロードする(S62)。CPU25は、ダウンロードしたHTML文章45をRAM13上の所定の記憶エリアに一時的に記憶させ、記憶されたHTML文章45から「通話状態」という文字列を抽出する(S63)。CPU25がHTML文章45から「通話状態」という文字列を抽出できなかった場合(S64:NO)、図24に示すように、このHTML文章45を「誤り情報」として判断し(S92)、この「誤り情報」であるHTML文章45を破棄し(S93)、図示外の通話不可処理を行い(S99)、通話処理を終了する。
【0072】
また、CPU25が「通話状態」という文字列を前記HTML文章45より抽出できた場合(S64:YES)、CPU25は、さらに、このHTML文章45より、S63で抽出した「通話状態」という文字列に続く所定の文字列を抽出する(S65)。図21に示すように、CPU25は「通話状態」という文字列に続く所定の文字列が抽出できた場合(S66:YES)は後述するS72に進み、抽出できなかった場合(S66:NO)、今度はこのHTML文章45より、S63で抽出した「通話状態」という文字列に続くGIF形式のグラフィックデータをダウンロードし、RAM13上の所定の記憶エリアに記憶する(S67)。グラフィックデータがダウンロードできた場合(S68:YES)、CPU25はダウンロードしたグラフィックデータのパターンをハードディスクドライブ22上の情報記憶エリア22cに初期値として記憶されている所定のグラフィックパターンと比較する。ダウンロードしたグラフィックデータのパターンが「通話可能」、「通話中」、「通話不可」、「不在」の何れかを表す所定のグラフィックパターンと一致した場合、CPU25はこのグラフィックパターンを抽出し、RAM13上の所定の記憶エリアに記憶する(S69)。また、発信端末2がWebサーバ4のホームページ26よりGIF形式のグラフィックデータをダウンロードできなかった場合(S68:NO)、図24に示すように、CPU25はこのHTML文章45を「誤り情報」として判断し(S92)、この「誤り情報」であるHTML文章45を破棄し(S93)、図示外の通話不可処理を行い(S99)、通話処理を終了する。
【0073】
次に、CPU25は、S63で抽出した「通話状態」という文字列に続く所定の文字列をS65にて抽出できた場合(S66:YES)、図22に示すように、抽出した文字列をRAM13上の所定の記憶エリアに記憶し、ハードディスクドライブ22上の情報記憶エリア22cに初期値として記憶された、通話状態を表す文字情報と比較する。比較結果より、抽出した文字列が「通話可能」を意味するとCPU25が判断した場合(S72:YES)、発信端末2は着信端末3が「通話可能」であるとして、図24に示す、S94に進み、通話開始処理を行う。また、比較結果より、抽出した文字列が「通話可能」を意味しないとCPU25が断した場合(S72:NO)、次に、CPU25は、抽出した文字列が「通話中」を意味するかどうか、ハードディスクドライブ22上の情報記憶エリア22cの通話状態を表す文字情報と比較する。そして、抽出した文字列が「通話中」を意味するとCPU25が判断すると(S74:YES)、発信端末2は着信端末3が「通話中」であるとして、所定の時間待機する(S75)。そして、発信端末2は着信端末3の通話状態情報を再取得するため、S61に戻る。
【0074】
CPU25は、S65で抽出した文字列が「通話中」を意味しないと判断すると(S74:NO)、次に、CPU25は抽出した文字列が「通話不可」を意味するかどうか、情報記憶エリア22cの通話状態を表す文字情報と比較する。そして、抽出した文字列が「通話不可」を意味するとCPU25が判断すると(S77:YES)、発信端末2は着信端末3が「通話不可」であるとして、図示外の通話不可処理を行い(S99)、通話処理を終了する。また、CPU25は、S65で抽出した文字列が「通話不可」を意味しないと判断すると(S77:NO)、次に、CPU25は抽出した文字列が「不在」を意味するかどうか、情報記憶エリア22cの通話状態を表す文字情報と比較する。そして、抽出した文字列が「不在」を意味するとCPU25が判断すると(S79:YES)、発信端末2は着信端末3が「不在」であるとして、図示外の通話不可処理を行い(S99)、通話処理を終了する。また、CPU25は、S65で抽出した文字列が「不在」を意味しないと判断すると(S79:NO)、CPU25は抽出した文字列を「誤り情報」として破棄し(S93)、図示外の通話不可処理を行い(S99)、通話処理を終了する。
【0075】
また、CPU25が、S63で抽出した「通話状態」という文字列に続く所定の文字列をS65にて抽出できず、且つ、「通話状態」という文字列に続くGIF形式のグラフィックデータがダウンロードできた場合(S66:NO、S68:YES)、CPU25は、所定のグラフィックデータのパターンを抽出し、RAM13上の所定の記憶エリアに記憶する(S69)。抽出したグラフィックパターンが「通話可能」を意味するグラフィックパターンである場合(S83:YES)、発信端末2は着信端末3が「通話可能」であるとして、図24に示す、S94に進み、通話開始処理を行う。また、抽出したグラフィックパターンが「通話可能」を意味しないグラフィックパターンで、且つ、「通話中」を意味するグラフィックパターンである場合(S83:NO、S85:YES)、発信端末2は着信端末3が「通話中」であるとして所定の時間待機する(S86)。そして、発信端末2は着信端末3の通話状態情報を再取得するため、S61に戻る。
【0076】
また、CPU25は、抽出したグラフィックパターンが「通話中」を意味しないグラフィックパターンで、且つ、「通話不可」を意味するグラフィックパターンである場合(S85:NO、S88:YES)、発信端末2は着信端末3が「通話不可」であるとして図示外の通話不可処理を行い(S99)、通話処理を終了する。さらに、CPU25は、抽出したグラフィックパターンが「通話不可」を意味しないグラフィックパターンで、且つ、「不在」を意味するグラフィックパターンである場合(S88:NO、S90:YES)、発信端末2は着信端末3が「不在」であるとして図示外の通話不可処理を行い(S99)、通話処理を終了する。また、CPU25は、抽出したグラフィックパターンが「不在」を意味しないと判断すると(S90:NO)、CPU25は抽出したグラフィックパターンを「誤り情報」として破棄し(S93)、図示外の通話不可処理を行い(S99)、通話処理を終了する。
【0077】
次に、図24に示すように、発信端末2は着信端末3が通話可能であると判断すると、通話開始処理を行う。まず、CPU25は、RAM13上の所定の記憶エリアに記憶されたHTML文章45より着信端末3の所定の情報、すなわち、着信端末3の利用者の氏名、ニックネーム、電話番号、URL、IPアドレス及び通話状態等を抽出し、RAM13上の所定の記憶エリアに記憶する。さらに、次に、図27に例示するように、発信端末2は、前記抽出した着信端末3の利用者の各情報、すなわち、氏名、ニックネーム、電話番号、URL及びIPアドレスを氏名枠36、ニックネーム枠37、電話番号枠38、URL枠39及びIPアドレス枠40に夫々表示した接続画面35をCRT19上に表示する。さらに、接続画面35は、着信端末3の通話状態が「通話可能」であるので、通話状態表示部41の通話可能表示アイコン41aを点灯する。また、接続画面35では、着信端末3が「通話中」ならば通話中表示アイコン41bが、「通話不可」ならば通話不可表示アイコン41cが夫々点灯するようになっている。さらに、接続画面35は、発信端末2と着信端末3とがまだ接続していないので、コネクション表示部42の非コネクション表示アイコン42bを点灯する。また、接続画面35では、発信端末2と着信端末3とが接続中であれば、コネクション中表示アイコン42aが点灯するようになっている。発信端末2の利用者は、接続画面35に表示された着信端末3の利用者の各々の情報を確認して、発信端末2と着信端末3とが接続を図るよう開始ボタン43を押す(S94)。
【0078】
発信端末2の利用者によって接続画面35の開始ボタン43が押されると、発信端末2は着信端末3との接続を図る。発信端末2は、RAM13上の所定の記憶エリアに記憶されているHTML文章45から抽出した着信端末3のIPアドレスに対し、H.323プロトコルを利用して接続を図る(S95)。発信端末2のCPU25は、発信端末2と着信端末3とのコネクションが成立しなかった場合(S96:NO)、通話ができないと判断し、図示外の通話不可処理を行い(S99)、通話処理を終了する。また、CPU25は、発信端末2と着信端末3とのコネクションが成立した場合(S96:YES)、発信端末2と着信端末3との接続がうまくいったと判断して、発信端末2は、図29に示す、通話先情報記憶処理を行う。
【0079】
図29に示すように、発信端末2と着信端末3とのコネクションが成立すると、CPU25は、ハードディスク22上の通信先情報テーブル22eの、番号22e1の各値を「1」インクリメントする(S101)。次に、CPU25は、番号22e1の値「20」を「00」に変更して記憶する(S102)。さらに、CPU25は、RAM13上の所定の記憶エリアに記憶されたHTML文章45から、着信端末3の利用者の情報、すなわち、電話番号、氏名、住所、ニックネーム、URL及びIPアドレスを抽出し(S103)、通信先情報テーブル22eの番号22e1の値、「00」に対応する各欄に、抽出した情報を各々記憶する(S104)。上記の処理で、発信端末2のハードディスクドライブ22は着信端末3の利用者の情報を20件記憶できる。
【0080】
そして、発信端末2は着信端末3とのコネクションが成立しているので、着信端末3との通話を開始することができる(S98)。また、発信端末2と着信端末3との通話中、通話を終了させる場合は、接続画面35の終了ボタン44を押すことで、CPU25は図示外の通話終了処理を行い、発信端末2と着信端末3との通話が終了する。
【0081】
以上説明したように、本実施の形態のネットワーク電話システムは、着信端末3は、インターネット1に接続されたWebサーバ4に記憶されたホームページ26に、着信端末3の利用者を特定するための情報を掲載することができる。また、発信端末2は、インターネット1に接続された検索サーバ5を利用して着信端末3のホームページ26が記憶されたWebサーバ4のURLを特定し、特定したWebサーバ4と接続してホームページ26の情報をダウンロードし、ダウンロードしたホームページ26に記載の情報より着信端末3のIPアドレスを特定し、特定したIPアドレスに対し、H.323プロトコルを利用して着信端末3と接続することができる。
【0082】
尚、本発明は、各種の変形が可能なことは言うまでもない。例えば、発信端末2のネットワーク電話アプリケーションと着信端末3のネットワーク電話アプリケーションとが同一のアプリケーションであり、発信及び着信の機能を兼ねても良い。また、発信端末2及び着信端末3はパーソナルコンピュータではなく、同機能を備えたネットワーク電話専用の端末であっても良い。また、ホームページ26に記載される着信端末3を特定する内容は、住所、氏名、ニックネーム、電話番号に限ることはない。また、発信端末2、着信端末3、Webサーバ4及び検索サーバ5は必ずしもインターネット1に接続されている必要はなく、TCP/IPで通信できるネットワーク環境に前記端末の全てが接続されていれば良い。また、着信端末3のIPアドレスがあらかじめ判明している場合、発信端末2の利用者は、着信端末3のIPアドレスを直接指定して発信端末2と着信端末3とを接続できるようにしても良い。また、発信端末2は、以前接続した着信端末3の利用者の情報を保持することができ、その情報を利用して着信端末3との接続を行うことができる。また、本実施の形態では音声通信について記述したが、静止画や動画等の映像を含めた通信においても同様に、発呼側の端末装置は被呼側の端末装置を特定することができる。
【0083】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明のネットワーク電話システムでは、発呼側の端末装置が被呼側の端末装置を特定するためのキーワード情報を被呼側のWeb画面として表示するWebサーバに対し、被呼側の端末装置の情報転送手段がキーワード情報を転送し、発呼側の端末装置の検索手段が、ネットワークを介して接続された検索サーバで被呼側の端末装置のキーワード情報を検索し、検索手段の検索結果に基づいて特定手段が被呼側の端末装置を特定し、特定手段より得られる被呼側のIPアドレスを指定して接続手段が接続を行うことができる。従って、発呼側の端末装置は、被呼側の端末装置のIPアドレスをあらかじめ知らなくとも、ネットワーク上で被呼側の端末装置を検索し、特定し、接続することができる。
【0084】
また、請求項2に係る発明のネットワーク電話システムでは、請求項1に記載の発明の効果に加え、被呼側の端末装置のIPアドレス転送手段が、通信に使用するIPアドレスを表示させるためのIPアドレス情報をWebサーバに対して転送することができる。従って、被呼側の端末装置がネットワークに接続する毎に異なったIPアドレスが付与される場合でも、被呼側の端末装置はWebサーバに対し、新しいIPアドレス情報をネットワークに接続する毎に転送することができる。
【0085】
また、請求項3に係る発明のネットワーク電話システムでは、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、発呼側の端末装置の登録手段が、特定手段により特定された被呼側の端末装置のキーワード情報及びIPアドレス情報を登録し、接続手段が、登録された被呼側のIPアドレスを指定して被呼側の端末装置に接続を行うことができる。従って、発呼側の端末装置は、既に接続したことのある被呼側の端末装置であれば接続情報を保持しているので、再検索しなくとも被呼側の端末装置と接続することができる。
【0086】
また、請求項4に係る発明のネットワーク電話システムでは、請求項3に記載の発明の効果に加え、登録手段に登録された被呼側のIPアドレスを利用して接続を行うか、前記検索手段及び前記特定手段を利用して得られる被呼側の端末装置のIPアドレスを指定して接続を行うかを発呼側の端末装置の選択手段が利用者に選択させることができる。従って、被呼側の端末装置がネットワークに接続する毎に異なったIPアドレスが付与される場合でも、発呼側の端末装置は、被呼側の端末装置のIPアドレスを再検索し、被呼側の端末装置と接続することができる。
【0087】
また、請求項5に係る発明のネットワーク電話システムでは、請求項1乃至4の何れかに記載の発明の効果に加え、被呼側の端末装置の通信状態情報転送手段が、Webサーバに対して、通信可能か否かの情報を表示させるための通信状態情報を転送することができる。従って、被呼側の端末装置は、被呼側の端末装置の通信可能か否かの情報を、発呼側の端末装置にあらかじめ知らせる手段を持つことができる。
【0088】
また、請求項6に係る発明のネットワーク電話システムでは、請求項5に記載の発明の効果に加え、発呼側の端末装置の通信可能情報取得手段が、Webサーバから被呼側の端末装置が通信可能か否かの情報を取得し、通信状態判断手段が、通信可能情報取得手段が取得した情報に基づいて、被呼側の端末装置が通信可能か否かを判断し、通信可能であると判断したときに、接続手段が、被呼側のIPアドレスを指定して通信開始要求信号と発呼側のIPアドレスとを送信し、被呼側の端末装置の返答手段が、通信開始要求信号を受信したときには、発呼側の端末装置に対して通信開始情報を返答することができる。従って、発呼側の端末装置は、被呼側の端末装置が通信可能か否かを確認してから被呼側の端末装置と接続することができる。
【0089】
また、請求項7に係る発明のネットワーク電話システムでは、請求項5又は6に記載の発明の効果に加え、被呼側の端末装置の通信状態情報転送手段が、通信開始後に、通信中との情報を表示させるための通信状態情報をWebサーバに対して転送することができる。従って、被呼側の端末装置は、発呼側の端末装置と接続中であることを、他の発呼側の端末装置に対してあらかじめ知らせる手段を持つことができる。
【0090】
また、請求項8に係る発明のネットワーク電話システムでは、請求項6又は7に記載の発明の効果に加え、通信不可能と発呼側の端末装置の通信状態判断手段が判断したときに、所定の時間待機後、再度、被呼側の端末装置が通信可能か否かの情報を通信可能情報取得手段がWebサーバから取得し、取得した情報に基づいて被呼側の端末装置が通信可能か否かを通信状態判断手段が判断するように、再接続制御手段が制御することができる。従って、発呼側の端末装置は、被呼側の端末装置が通信中で接続できず、再接続を行う場合でも、再度、被呼側の端末装置を検索しなくとも特定し、接続することができる。
【0091】
また、請求項9に係る発明のネットワーク電話システムでは、請求項1乃至8の何れかに記載の発明の効果に加え、Web画面に表示するキーワード情報は、検索サーバが検索可能なキャラクタから構成されている。従って、発呼側の端末装置は、被呼側の端末装置の情報を示すWeb画面がグラフィックデータ等で記述されている場合でも、被呼側の端末装置の情報を得ることができる。
【0092】
また、請求項10に係る発明のネットワーク電話の接続方法では、発呼側の端末装置が被呼側の端末装置を特定するためのキーワード情報を被呼側のWeb画面として表示するWebサーバに対し、被呼側の端末装置の情報転送ステップにおいてキーワード情報が転送され、発呼側の端末装置の検索ステップにおいて、ネットワークを介して接続された検索サーバで被呼側の端末装置のキーワード情報が検索され、検索ステップにおける検索結果に基づき、特定ステップにおいて被呼側の端末装置が特定され、特定ステップで得られる被呼側のIPアドレスが指定され、接続ステップにおいて接続が行われる。従って、発呼側の端末装置は、被呼側の端末装置のIPアドレスをあらかじめ知らなくとも、ネットワーク上で被呼側の端末装置を検索し、特定し、接続することができる。
【0093】
また、請求項11に係る発明のネットワーク電話の接続方法では、請求項10に記載の発明の効果に加え、IPアドレス転送ステップにおいて、被呼側の端末装置の通信に使用するIPアドレスを表示させるためのIPアドレス情報がWebサーバに対して転送される。従って、被呼側の端末装置がネットワークに接続する毎に異なったIPアドレスが付与される場合でも、被呼側の端末装置はWebサーバに対し、新しいIPアドレス情報をネットワークに接続する毎に転送することができる。
【0094】
また、請求項12に係る発明のネットワーク電話の接続方法では、請求項10又は11に記載の発明の効果に加え、発呼側の端末装置の登録ステップにおいて、特定ステップにより特定された被呼側の端末装置のキーワード情報及びIPアドレス情報が登録手段に登録され、接続ステップにおいて、登録手段に登録された被呼側のIPアドレスが指定され被呼側の端末装置に接続が行われる。従って、発呼側の端末装置は、既に接続したことのある被呼側の端末装置であれば接続情報を保持しているので、再検索しなくとも被呼側の端末装置と接続することができる。
【0095】
また、請求項13に係る発明のネットワーク電話の接続方法では、請求項12に記載の発明の効果に加え、登録ステップにおいて登録手段に登録された被呼側のIPアドレスを利用して接続を行うか、前記検索ステップ及び前記特定ステップを利用して得られる被呼側の端末装置のIPアドレスを指定して接続を行うかを発呼側の端末装置の選択ステップにおいて利用者に選択させる。従って、被呼側の端末装置がネットワークに接続する毎に異なったIPアドレスが付与される場合でも、発呼側の端末装置は、被呼側の端末装置のIPアドレスを再検索することができる。
【0096】
また、請求項14に係る発明のネットワーク電話の接続方法では、請求項10乃至13の何れかに記載の発明の効果に加え、被呼側の端末装置の通信状態情報転送ステップにおいて、Webサーバに対して、通信可能か否かの情報を表示させるための通信状態情報が転送される。従って、被呼側の端末装置は、被呼側の端末装置の通信可能か否かの情報を、発呼側の端末装置にあらかじめ知らせる手段を持つことができる。
【0097】
また、請求項15に係る発明のネットワーク電話の接続方法では、請求項14に記載の発明の効果に加え、発呼側の端末装置の通信可能情報取得ステップにおいて、Webサーバから被呼側の端末装置が通信可能か否かの情報が取得され、通信状態判断ステップにおいて、通信可能情報取得ステップで取得された情報に基づいて、被呼側の端末装置が通信可能か否かが判断され、通信可能であると判断されたときに、接続ステップにおいて、被呼側のIPアドレスを指定して通信開始要求信号と発呼側のIPアドレスとが送信され、被呼側の端末装置の返答ステップにおいて、通信開始要求信号を受信されたときには、発呼側の端末装置に対して通信開始情報が返答される。従って、発呼側の端末装置は、被呼側の端末装置が通信可能か否かを確認してから被呼側の端末装置と接続することができる。
【0098】
また、請求項16に係る発明のネットワーク電話の接続方法では、請求項14又は15に記載の発明の効果に加え、被呼側の端末装置の通信状態情報転送ステップにおいて、通信開始後に、通信中との情報を表示させるための通信状態情報がWebサーバに対して転送される。従って、被呼側の端末装置は、発呼側の端末装置と接続中であることを、他の発呼側の端末装置に対してあらかじめ知らせる手段を持つことができる。
【0099】
また、請求項17に係る発明のネットワーク電話の接続方法では、請求項15又は16に記載の発明の効果に加え、発呼側の端末装置の通信状態判断ステップにおいて通信不可能と判断されたときに、所定の時間待機後、再度、通信可能情報取得ステップを実行して、被呼側の端末装置が通信可能か否かの情報がWebサーバから取得され、当該取得された情報に基づいて、前記通信状態判断ステップを実行し、被呼側の端末装置が通信可能か否かを判断する再接続制御を行う。従って、発呼側の端末装置は、被呼側の端末装置が通信中で接続できず、再接続を行う場合でも、再度、被呼側の端末装置を検索しなくとも特定し、接続することができる。
【0100】
また、請求項18に係る発明のネットワーク電話の接続方法では、請求項10乃至17の何れかに記載の発明の効果に加え、Web画面に表示するキーワード情報は、検索サーバが検索可能なキャラクタから構成されているので、検索サーバで検索できる。従って、発呼側の端末装置は、被呼側の端末装置の情報を示すWeb画面がグラフィックデータ等で記述されている場合でも、被呼側の端末装置の情報を得ることができる。
【0100】
また、請求項19に係る発明のネットワーク電話システムの発呼側の端末装置では、発呼側の端末装置が被呼側の端末装置を特定するためのキーワード情報を被呼側のWeb画面として表示するWebサーバに対し、被呼側の端末装置の情報転送手段がキーワード情報を転送し、発呼側の端末装置の検索手段が、ネットワークを介して接続された検索サーバで被呼側の端末装置のキーワード情報を検索し、検索手段の検索結果に基づいて特定手段が被呼側の端末装置を特定し、特定手段より得られる被呼側のIPアドレスを指定して接続手段が接続を行うことができる。従って、発呼側の端末装置は、被呼側の端末装置のIPアドレスをあらかじめ知らなくとも、ネットワーク上で被呼側の端末装置を検索し、特定し、接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施の形態であるネットワーク電話システムの概念図である。
【図2】図2は、ネットワーク電話システムの構成図である。
【図3】図3は、発信端末2の機器構成を示すブロック図である。
【図4】図4は、通信先情報テーブル22eの概念図である。
【図5】図5は、発信端末2の選択画面50の構成を示す図である。
【図6】図6は、発信端末2の検索画面28の構成を示す図である。
【図7】図7は、発信端末2の接続画面35の構成を示す図である。
【図8】図8は、Webサーバ4の機器構成を示すブロック図である。
【図9】図9は、着信端末3の情報を表示したホームページ26を示す図である。
【図10】図10は、着信端末3の情報を表示したホームページ26を構成するHTML文章45を示す図である。
【図11】図11は、着信端末3の情報を表示したホームページ26を示す図である。
【図12】図12は、着信端末3の情報を表示したホームページ26を構成するHTML文章45を示す図である。
【図13】図13は、検索サーバ5の機器構成を示すブロック図である
【図14】図14は、検索サーバ5の検索結果のWeb画面を示す図である。
【図15】図15は、検索サーバ5の検索結果のWeb画面を構成するHTML文章47を示す図である。
【図16】 図16は、着信端末3の通信待ち受け時に行う通話状態更新処理のフローチャートである。
【図17】図17は、検索サーバ5のWebページ記憶処理のフローチャートである。
【図18】図18は、検索サーバ5の検索応答処理のフローチャートである。
【図19】図19は、発信端末2が着信端末3に接続するまでの通話処理のフローチャートである。
【図20】図20は、発信端末2が着信端末3に接続するまでの通話処理のフローチャートである。
【図21】図21は、発信端末2が着信端末3に接続するまでの通話処理のフローチャートである。
【図22】図22は、発信端末2が着信端末3に接続するまでの通話処理のフローチャートである。
【図23】図23は、発信端末2が着信端末3に接続するまでの通話処理のフローチャートである。
【図24】図24は、発信端末2が着信端末3に接続するまでの通話処理のフローチャートである。
【図25】図25は、検索画面28の入力例を示す図である。
【図26】図26は、検索結果を絞り込んだ場合における検索結果のWeb画面の一例を示す図である。
【図27】図27は、発信端末2が特定した着信端末3の利用者の情報を接続画面35に表示した表示例を示す図である。
【図28】図28は、従来のネットワーク電話システムの接続構成を示す図である。
【図29】図29は、通信先情報記憶処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 インターネット
2 発信端末
3 着信端末
4 Webサーバ
5 検索サーバ
22e 通信先情報テーブル
22f 通話状態記憶エリア
26 ホームページ
28 検索画面
35 接続画面
50 選択画面
Claims (19)
- ネットワークを介して接続された端末装置間でIPアドレスを利用した通信を行うネットワーク電話システムにおいて、
被呼側の端末装置は、発呼側の端末装置が被呼側の端末装置を特定するためのキーワード情報を被呼側のWeb画面として表示するWebサーバに対して、転送するキーワード情報転送手段を備え、
発呼側の端末装置は、
ネットワークを介して接続された検索サーバで、前記キーワード情報を検索する検索手段と、
当該検索手段の検索結果に基づいて被呼側の端末装置を特定する特定手段と、
当該特定手段より得られる被呼側のIPアドレスを指定して接続を行う接続手段と
を備えたことを特徴とするネットワーク電話システム。 - 被呼側の端末装置は、前記Webサーバに対して、通信に使用するIPアドレスを表示させるためのIPアドレス情報を転送するためのIPアドレス転送手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のネットワーク電話システム。
- 発呼側の端末装置は、前記特定手段により特定された被呼側の端末装置のキーワード情報及びIPアドレス情報を登録する登録手段を備え、前記接続手段において前記登録手段に登録された前記被呼側のIPアドレスを指定して被呼側の端末装置に接続を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載のネットワーク電話システム。
- 発呼側の端末装置は、前記登録手段に登録された被呼側のIPアドレスを利用して接続を行うか、前記検索手段及び前記特定手段を利用して得られる被呼側の端末装置のIPアドレスを指定して接続を行うかを利用者に選択させる選択手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載のネットワーク電話システム。
- 被呼側の端末装置は、前記Webサーバに対して、通信可能か否かの情報を表示させるための通信状態情報を転送する通信状態情報転送手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のネットワーク電話システム。
- 発呼側の端末装置は、前記Webサーバから被呼側の端末装置が通信可能か否かの情報を取得する通信可能情報取得手段と、
当該通信可能情報取得手段が取得した情報に基づいて、被呼側の端末装置が通信可能か否かを判断する通信状態判断手段とを備え、
当該通信状態判断手段が、被呼側の端末装置が通信可能であると判断したときに、前記接続手段は、前記被呼側のIPアドレスを指定して、通信開始要求信号と発呼側のIPアドレスとを送信し、
被呼側の端末装置は、当該通信開始要求信号を受信したときには、前記発呼側の端末装置に対して、通信開始情報を返答する返答手段を備えたことを特徴とする請求項5に記載のネットワーク電話システム。 - 前記通信状態情報転送手段は、通信開始後に、前記Webサーバに対して、通信中との情報を表示させるための通信状態情報を転送することを特徴とする請求項5又は6に記載のネットワーク電話システム。
- 発呼側の端末装置には、前記通信状態判断手段が通信不可能と判断したときに、所定の時間待機後に、再度、前記通信可能情報取得手段により、前記Webサーバから被呼側の端末装置が通信可能か否かの情報を取得し、通信状態判断手段により当該通信可能情報取得手段が取得した情報に基づいて、被呼側の端末装置が通信可能か否かを判断するように制御する再接続制御手段を備えたことを特徴とする請求項6又は7に記載のネットワーク電話システム。
- 前記Web画面に表示するキーワード情報は、前記検索サーバが検索可能なキャラクタから構成されていることを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載のネットワーク電話システム。
- ネットワークを介して接続された端末装置間でIPアドレスを利用した通信を行うネットワーク電話の接続方法において、
発呼側の端末装置が被呼側の端末装置を特定するためのキーワード情報を被呼側のWeb画面として表示するWebサーバに対して、被呼側の端末装置から前記キーワード情報を転送するキーワード情報転送ステップと、
発呼側の端末装置において、ネットワークを介して接続された検索サーバを用いて、前記キーワード情報を検索する検索ステップと、
当該検索ステップの検索結果に基づいて被呼側の端末装置を特定する特定ステップと、
当該特定ステップより得られる被呼側のIPアドレスを指定して接続を行う接続ステップと
を備えたことを特徴とするネットワーク電話の接続方法。 - 被呼側の端末装置が前記Webサーバに対して、通信に使用するIPアドレスを表示させるためのIPアドレス情報を転送するためのIPアドレス転送ステップを備えたことを特徴とする請求項10に記載のネットワーク電話の接続方法。
- 発呼側の端末装置が前記特定ステップにより特定された被呼側の端末装置のキーワード情報及びIPアドレス情報を登録手段に登録する登録ステップを備え、前記接続ステップにおいて前記登録手段に登録された前記被呼側のIPアドレスを指定して被呼側の端末装置に接続を行うことを特徴とする請求項10又は11に記載のネットワーク電話の接続方法。
- 発呼側の端末装置が前記登録ステップにおいて登録手段に登録された被呼側のIPアドレスを利用して接続を行うか、前記検索ステップ及び前記特定ステップを利用して得られる被呼側の端末装置のIPアドレスを指定して接続を行うかを利用者に選択させる選択ステップを備えたことを特徴とする請求項12に記載のネットワーク電話の接続方法。
- 被呼側の端末装置から前記Webサーバに対して、通信可能か否かの情報を表示させるための通信状態情報を転送する通信状態情報転送ステップを備えたことを特徴とする請求項10乃至13の何れかに記載のネットワーク電話の接続方法。
- 前記Webサーバから被呼側の端末装置が通信可能か否かの情報を発呼側の端末装置が取得する通信可能情報取得ステップと、
当該通信可能情報取得ステップで取得した情報に基づいて、被呼側の端末装置が通信可能か否かを判断する通信状態判断ステップとを備え、
当該通信状態判断ステップで、被呼側の端末装置が通信可能であると判断されたときに、前記接続ステップでは、前記被呼側のIPアドレスを指定して、通信開始要求信号と発呼側のIPアドレスとを送信し、
被呼側の端末装置が当該通信開始要求信号を受信したときには、前記発呼側の端末装置に対して、通信開始情報を返答する返答ステップを備えたことを特徴とする請求項14に記載のネットワーク電話の接続方法。 - 前記通信状態情報転送ステップでは、通信開始後に、前記Webサーバに対して、通信中との情報を表示させるための通信状態情報を転送することを特徴とする請求項14又は15に記載のネットワーク電話の接続方法。
- 前記通信状態判断ステップにおいて通信不可能と判断されたときに、所定の時間待機後に、再度、通信可能情報取得ステップを実行して、前記Webサーバから被呼側の端末装置が通信可能か否かの情報が取得され、当該取得された情報に基づいて、前記通信状態判断ステップを実行し、被呼側の端末装置が通信可能か否かを判断する再接続制御を行うことを特徴とする請求項15又は16に記載のネットワーク電話の接続方法。
- 前記Web画面に表示するキーワード情報は、前記検索サーバが検索可能なキャラクタから構成されていることを特徴とする請求項10乃至17の何れかに記載のネットワーク電話の接続方法。
- 発呼側の端末装置が被呼側の端末装置を特定するためのキーワード情報を被呼側のWeb画面として表示するWebサーバに対して、転送するキーワード情報転送手段を備えた被呼側の端末装置とネットワークを介して接続され、IPアドレスを利用した通信を行うネットワーク電話システムの発呼側の端末装置であって、
ネットワークを介して接続された検索サーバで、前記キーワード情報を検索する検索手段と、
当該検索手段の検索結果に基づいて被呼側の端末装置を特定する特定手段と、
当該特定手段より得られる被呼側のIPアドレスを指定して接続を行う接続手段と
を備えたことを特徴とするネットワーク電話システムの発呼側の端末装置。
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