JP3831688B2 - 改質器システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、分散電源用などのPEFC(Polymer Electrolyte Fuel Cell)に適用する改質器システムに関し、特に、積層一体型として小型、安価に構成した改質器システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の分散電源用などに用いられる改質器は、図2に示したように、原料の水301を蒸発させる水蒸発器305、改質触媒310とバーナ309とを有し、水蒸発器305で発生させた水蒸気とメタン(CH4)などのハイドロカーボンガスを含む都市ガス302などの原料ガスとの混合ガスを、バーナ309で燃焼させた約900℃の排ガスで加熱して改質触媒310で改質する改質反応装置306、この改質反応装置306で改質、生成された約650℃の水素(H2)とCOガスとを含む改質ガスから水蒸気によって水素とCO2ガスを生成するCOガスシフト反応装置307、そしてこれらのガスが含む熱をバーナ309の燃焼用空気303と熱交換する熱回収装置311、熱交換されたガス中の残留COガスを燃焼させるCOガス燃焼装置308などで構成され、生成された改質ガス304が次工程の燃料電池などに送られるようになっていた。
【0003】
しかしながらこの図2に示した従来の改質システムでは、各装置を個別に製作しなければならずコストが高いということ、また各装置をつなぐ配管ラインなどが必要であり、その配管ラインによる放熱で熱のロスが生じたり、装置全体が大きくなって他の装置への組み込みなどが困難であるという問題があった。
【0004】
そのため特開2002−3202号公報には、一方の面に燃焼触媒を、他方の面に改質触媒を備えた薄板と、ガス流路を設けたスペーサーとを積層することによって燃焼部と改質部とを形成し、さらに気化部、予熱部を一体に設けてコンパクト化したメタノール改質装置が示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながらこの特開2002−3202号公報に示されたメタノール改質装置は、スペーサで構成する流路が略U字状の折り返し形状となっており、単位体積あたりの交換熱量は大きくなるが流体の圧力損失が大きくなるため流路を長くすることができず、かつ、構造的に、スペーサで構成した燃焼部、改質部、気化部、予熱部などの流路への流体供給が並列的に行われ、流体流路を通らない流体が生じて熱交換効率が悪い。
【0006】
そのため本発明においては、流体の圧力損失を増加させることなく熱交換効率を高くでき、配管などを不要としたシンプルでコンパクトな形状で、かつ、他の装置への組み込みや大量生産ができて安価な改質器システムを提供することが課題である。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため請求項1に記載した発明は、
水蒸発器、改質反応装置、COガスシフト反応装置、熱回収装置、COガス燃焼装置とからなり、原料ガスを、燃料ガスにより発生させた熱で水素を含む改質ガスに改質する改質器システムにおいて、
前記水蒸発器、改質反応装置、COガスシフト反応装置、熱回収装置、COガス燃焼装置のそれぞれを、複数の流体用流路を貫通孔で形成した流体用流路プレートと、該流体用流路プレートにおける複数の流体用流路の両端部に対応させ、原料ガスの供給又は排出に供するヘッダー用貫通孔をそれぞれ別形状で形成したヘッダープレートと、燃料ガスの供給又は排出に供するヘッダー用貫通孔をそれぞれ別形状で形成したヘッダープレートと、前記流体用流路プレートに流体用流路を形成させる中間プレートとを積層すると共に、前記別形状としたヘッダー用貫通孔に前記原料ガスと燃料ガスを別々に供給又は排出する貫通孔を各プレートに設けて形成し、各装置における原料ガスと燃料ガスの排出用貫通孔を他の装置の供給用貫通孔に接続することで一体化して構成したことを特徴とする。
【0008】
このように複数の流体用流路を貫通孔で形成した流体用流路プレートと、該流体用流路プレートにおける複数の流体用流路の両端部に対応させ、原料ガスの供給又は排出に供するヘッダー用貫通孔をそれぞれ別形状で形成したヘッダープレートと、燃料ガスの供給又は排出に供するヘッダー用貫通孔をそれぞれ別形状で形成したヘッダープレートと、前記流体用流路プレートに流体用流路を形成させる中間プレートとを積層して構成したために、流体用プレートの流体用流路、及び流体用流路に流体を供給、排出するヘッダー用貫通孔、ヘッダー用貫通孔に前記燃料ガスと原料ガスを供給又は排出する貫通孔をプレス加工による打ち抜きで形成することが可能となり、短時間で大量生産が可能となると共に製造コストが安くできる。また、ヘッダー用貫通孔を燃料ガスと原料ガスの供給又は排出用でそれぞれ別形状とすると共に、これらヘッダー用貫通孔に燃料ガスと原料ガスを供給又は排出する貫通孔も夫々別々とし、かつ、水蒸発器、改質反応装置、COガスシフト反応装置、熱回収装置、COガス燃焼装置の各装置における原料ガスと燃料ガスの排出用貫通孔を他の装置の供給用貫通孔に接続したから、原料ガスと燃料ガスはそれぞれの装置を直列的に通過し、高い熱交換効率の改質器システムを提供することができる。
【0009】
【0010】
【0011】
そして改質反応装置、COガスシフト反応装置、COガス燃焼装置の流体流路に、請求項3に記載したように触媒を塗布することにより、燃料ガスは効率的に燃焼でき、従って原料ガスを効率的に改質できる改質器システムを提供することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を例示的に詳しく説明する。但し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りはこの発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
【0013】
図1は、本発明になる改質器システムの一実施例の形態を示した概略構成図(A)と、その内部における流体の流れを示した図(B)である。
【0014】
図中1は水蒸発器、2は改質反応装置、3はCOガスシフト反応装置、4は熱回収装置、5はCOガス燃焼装置であり、これら各装置は、改質反応装置2に詳細を示したように、10の低温流体用ヘッダープレート、11の低温流体用流路プレート、12の中間プレート、13の高温流体用流路プレート、14の高温流体用ヘッダープレート、15の中間プレートを複数積層して積層流路ユニットを構成し、その積層流路ユニットをさらに積層して構成している。そして、低温流体用ヘッダープレート10にはヘッダー用貫通孔20が打ち抜きで形成され、改質触媒21が低温流体用流路プレート11に打ち抜きで形成された流路22に対応した位置に塗布されている。また中間プレート12には、図上裏面に低温流体用流路プレート11の流路22に対応した位置に改質触媒21が、図上表面の高温流体用流路プレート13に打ち抜きで形成された流路24に対応した位置に燃焼触媒23が塗布されている。そしてヘッダープレート14にはヘッダー用貫通孔26が打ち抜きで形成され、図上裏面には、中間プレート12と同様高温流体用流路プレート13に形成された流路24に対応した位置に燃焼触媒23が塗布されている。そしてこれら低温流体用ヘッダープレート10、低温流体用流路プレート11、中間プレート12、高温流体用流路プレート13、高温流体用ヘッダープレート14、中間プレート15には、例えば高温流体である燃料ガスと低温流体である改質ガスをヘッダー用貫通孔を通して流路に供給、排出するための貫通孔27、28、29、30が打ち抜きで形成されている。
【0015】
また水蒸発器1には、水とメタン(CH4)などのハイドロカーボンガスを含む都市ガスなどの原料ガス33を供給する供給口31、燃料ガスの燃焼後の排ガス34を排出する排出口32が設けられ、COガス燃焼装置5には、燃料ガス37の供給口35、原料ガス33が改質された改質ガス38を排出する排出口36、COガスを燃焼させるための空気40を供給する供給口39が設けられている。なお、水蒸発器1、COガスシフト反応装置3、熱回収装置4、COガス燃焼装置5は、それぞれ改質反応装置2と同様低温流体用ヘッダープレート10、低温流体用流路プレート11、中間プレート12、高温流体用流路プレート13、高温流体用ヘッダープレート14、中間プレート15が積層されて構成されているが、水蒸発器1、熱回収装置4は改質触媒21と燃焼触媒23は用いずに燃焼排ガス34の熱で水の蒸発と燃料ガス37と燃焼用空気40の予熱を行い、COガスシフト反応装置3は改質触媒21と燃焼触媒23を用いてCOガスと水蒸気から水素(H2)を得る反応を行い、COガス燃焼装置5は、燃焼触媒を用いてCOガスを燃焼させる。
【0016】
また、これら水蒸発器1、改質反応装置2、COガスシフト反応装置3、熱回収装置4、COガス燃焼装置の原料ガス33、燃料ガス37をそれぞれのヘッダー用貫通孔20、26から流路22、24へ供給するための貫通孔27、28、29、30は、1つの装置の排出用貫通孔を他の装置の供給用貫通孔に接続するようにしてある。すなわち、この図1(B)において、矢印はそれぞれの装置の中における流体の流れ方向を示し、貫通孔27、28、29、30における●は図で上下の装置との間がふさがれていることを、○は同じく図で上下の装置との間が繋がっていることを示す。なお、ヘッダープレート10、14、流体用流路プレート11、13、中間プレート12、15に設けられたヘッダー用貫通孔20、26、流体用流路22、24、貫通孔27、28、29、30は、前記したようにプレス加工の打ち抜きで形成すると同形状のプレートが多くて大量生産が簡単であり、製造コストが安くなるというメリットがある。また、流体用流路22、24の幅を100μm〜500μm、本数を100本程度と多くすると、熱交換密度(伝熱面積/熱交体積)が非常に大きくなるため、改質器システム自身を非常にコンパクトに構成できる。
【0017】
以下、最初にこの図1(B)を用いて本発明の改質器システムにおける流体の流れについて説明する。なお、以下の説明では、各装置内には前記したように改質反応装置2の内部と同様なヘッダープレート10、14、流体用流路プレート11、13、中間プレート12、15等が設けられているが、説明の簡単化のため、それぞれの装置における説明をこの改質反応装置2におけるプレートと同一番号のものとして説明してゆく。
【0018】
前記したように、水蒸発器1には水とメタン(CH4)やエタン(C2H8)などのハイドロカーボンガスを含む都市ガスなどの原料ガス33を供給する供給口31、燃料ガスの燃焼後の排ガス34を排出する排出口32が設けられ、COガス燃焼装置5には燃料ガス37の供給口35、原料ガス33が改質された改質ガス38を排出する排出口36、COガスを燃焼させるための空気40を供給する供給口39が設けられている。そのため、まず燃料ガス37は、その供給口35からCOガス燃焼装置5の貫通孔27に供給され、前記したように内部に設けられたヘッダープレート14のヘッダー用貫通孔26から流体用流路プレート13の流路24に供給されて燃焼触媒23によって一部燃焼され、ヘッダープレート14のヘッダー用貫通孔26から中間プレート15の貫通孔29に排出されて次の熱回収装置4に送られる。そして、この熱回収装置4における同様な高温用流体流路で燃料ガス37と燃焼用空気40の熱効率を向上させるための予熱をおこない、さらに貫通孔27からCOガスシフト反応装置3に送られて、同様に高温用流体流路で熱を供給して貫通孔29から改質反応装置2に送られ、改質反応のための熱を供給して貫通孔27から水蒸発器1に送られて貫通孔29から排出口32排ガス34として排出される。
【0019】
一方、供給口31から供給された原料ガス33は、水蒸発器1内の貫通孔30から前記したように内部に設けられたヘッダープレート10のヘッダー用貫通孔20に供給され、さらに流体用流路プレート11の流路22に供給されて、前記流体用流路プレート13の流路24に供給されている燃料ガスの燃焼による900℃程度の熱で蒸発され、ヘッダープレート10のヘッダー用貫通孔20から流体用流路プレート11の貫通孔28に排出されて次の改質反応装置2に送られる。そして、この改質反応装置2における低温用流体流路で燃料ガスによる熱と改質触媒21で改質され、さらに貫通孔30からCOガスシフト反応装置3に送られて、COガスと水蒸気から水素(H2)を得る反応が行われて貫通孔28から熱回収装置4に送られる。そして、燃料ガス37と燃焼用空気40の熱効率を向上させるための予熱がおこなわれ、貫通孔30からCOガス燃焼装置に送られてCOガスが燃焼され、貫通孔28から改質ガスとして改質ガス排出口36に排出される。
【0020】
以上が各ガスの流れであるが、以下、それぞれの装置の働きについて更に詳細に説明する。前記したように供給口31から供給された水とメタン(CH4)やエタン(C2H8)などのハイドロカーボンガスを含む都市ガスなどの原料ガス33は、水蒸発器1内に設けられた例えば15のような中間プレートの貫通孔30からヘッダープレート10のヘッダー用貫通孔20に供給され、さらに流体用流路プレート11の流路22に供給されて、前記流体用流路プレート13の流路24に供給されている燃料ガスによる熱で過熱水蒸気が生成され、ヘッダープレート10のヘッダー用貫通孔20から流体用流路プレート11の貫通孔28に排出されて次の改質反応装置2に送られる。なお、水蒸発器1の流体用流路22、24には前記したように改質触媒21や燃焼触媒23は設けられていない。
【0021】
そして改質反応装置2に送られた過熱水蒸気を含んだ原料ガスは、貫通孔28からヘッダープレート10におけるヘッダー用貫通孔20を介して流体用流路プレート11の流路22に送られる。一方、この改質反応装置2における流体用流路プレート13の流路24には前記したように燃料ガス37が送られており、ヘッダープレート14、中間プレート12に塗布された燃焼触媒23によってこの燃料ガス37が燃焼して900℃程度の熱を出し、ヘッダープレート10、中間プレート12に塗布されている改質反応を促進する改質触媒21とこの熱により、メタン(CH4)やエタン(C2H8)などのハイドロカーボンガスからなる原料ガス33が、下記の反応により水蒸気改質されて水素(H2)と一酸化炭素(CO)が作られる。
メタン改質反応式:CH4+H2O→3H2+CO
そしてこのガスは、ヘッダープレート10のヘッダー用貫通孔20から貫通孔30を介して次のCOガスシフト反応装置3に送られる。
【0022】
COガスシフト反応装置3では、貫通孔30から送られてきた水素(H2)と一酸化炭素(CO)ガスがヘッダープレート10のヘッダー用貫通孔20から流体用流路プレート11の流路22に供給され、前記と同様流体用流路プレート13の流路24に流れる燃料ガス37の燃焼熱とヘッダープレート10、中間プレート12に塗布されている改質反応を促進する改質触媒21によって下記の反応により炭酸ガス(CO2)と水素(H2)が作られる。
COシフト反応式:CO+H2O→H2+CO2
そしてこのガスは、ヘッダープレート10のヘッダー用貫通孔20から貫通孔28を介して次の熱回収装置4に送られる。
【0023】
そして貫通孔28から熱回収装置4に送られた炭酸ガス(CO2)と水素(H2)の混合ガスは、全く同様にヘッダープレート10のヘッダー用貫通孔20から流体用流路プレート11の流路22に送られ、燃料ガス37と燃焼用空気40の熱効率を向上させるための予熱がおこなわれて貫通孔30からCOガス燃焼装置5に送られる。そしてこのCOガス燃焼装置5におけるヘッダープレート10のヘッダー用貫通孔20から流体用流路プレート11の流路22に送られ、今度はヘッダープレート10と中間プレート12に形成された燃焼触媒23によって次工程である燃料電池などの被毒となるCOガスが下記反応で燃焼され、貫通孔28から改質ガス38として改質ガス排出口36に排出される。
COガス燃焼式:2CO+O2→2CO2
【0024】
以上が本発明になる改質システムの詳細であるが、以上の説明では流体用流路プレート11、13の流路22、24などを打ち抜きで形成し、ヘッダープレート10、14と中間プレート12、15によって流路22、24を構成すると説明したが、この流路22、24は打ち抜きだけでなく、前記流体流路については切削加工、加圧成型、エッチングなどで形成したものを用い、これら流路に改質触媒や燃焼触媒を塗布してもよい。
【0025】
又以上の説明では、図1に示した流体用流路プレート11、13における流路22、24を3つで示し、一例として10の低温流体用ヘッダープレート、11の低温流体用流路プレート、12の中間プレート、13の高温流体用流路プレート、14の高温流体用ヘッダープレート、15の中間プレートを複数積層して形成した積層流路プレートを1つだけの場合を示したが、流路22と24の数、及び積層流路ユニットの数は必要に応じていくつ設けても良い。
【0026】
又以上の説明では、水蒸発器1、改質反応装置2、COガスシフト反応装置3、熱回収装置4、COガス燃焼装置5を、それぞれ積層流路プレートを積層して作成すると説明したが、それぞれの装置をモジュールとして作成できるよう構成し、そのモジュールにそれぞれの装置における触媒を塗布して組み合わせて連結するようにしても良い。
【0027】
【発明の効果】
以上記載の如く請求項1に記載した本発明によれば、流体用プレートの流体用流路、及び流体用流路に流体を供給、排出するヘッダー用貫通孔、ヘッダー用貫通孔に前記燃料ガスと原料ガスを供給又は排出する貫通孔をプレス加工による打ち抜きで作成することができ、短時間で大量生産が可能となると共に製造コストが安くできる、また、ヘッダー用貫通孔を燃料ガスと原料ガスの供給又は排出用でそれぞれ別形状とすると共にこれらヘッダー用貫通孔に燃料ガスと原料ガスを供給又は排出する貫通孔も夫々別とし、かつ、水蒸発器、改質反応装置、COガスシフト反応装置、熱回収装置、COガス燃焼装置の各装置における原料ガスと燃料ガスの排出用貫通孔を他の装置の供給用貫通孔に接続したから、原料ガスと燃料ガスはそれぞれの装置を直列的に通過し、高い熱交換効率の改質器システムを提供することができる。
【0029】
さらに請求項3に記載した本発明によれば、改質反応装置、COガスシフト反応装置、COガス燃焼装置の流体流路に、請求項3に記載したように触媒を塗布することにより、燃料ガスは効率的に燃焼でき、従って原料ガスを効率的に改質できる改質器システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明になる改質器システムの一実施例の形態を示した概略構成図(A)と、その内部における流体の流れを示した図(B)である。
【図2】 従来の改質器システムを説明するための図である。
【符号の説明】
1 水蒸発器
2 改質反応装置
3 COガスシフト反応装置
4 熱回収装置
5 COガス燃焼装置
10 低温流体用ヘッダープレート
11 低温流体用流路プレート
12 中間プレート
13 高温流体用流路プレート
14 高温流体用ヘッダープレート
15 中間プレート
20 ヘッダー用貫通孔
21 改質触媒
22 流路
23 燃焼触媒
24 流路
26 ヘッダー用貫通孔
27、28、29、30 貫通孔
31 原料ガス供給口
32 排ガス排出口
33 原料ガス
34 排ガス
35 燃料ガス供給口、
36 改質ガス排出口
37 燃料ガス
38 改質ガス
39 空気供給口
40 空気
Claims (3)
- 水蒸発器、改質反応装置、COガスシフト反応装置、熱回収装置、COガス燃焼装置とからなり、原料ガスを、燃料ガスにより発生させた熱で水素を含む改質ガスに改質する改質器システムにおいて、
前記水蒸発器、改質反応装置、COガスシフト反応装置、熱回収装置、COガス燃焼装置のそれぞれを、複数の流体用流路を貫通孔で形成した流体用流路プレートと、該流体用流路プレートにおける複数の流体用流路の両端部に対応させ、原料ガスの供給又は排出に供するヘッダー用貫通孔をそれぞれ別形状で形成したヘッダープレートと、燃料ガスの供給又は排出に供するヘッダー用貫通孔をそれぞれ別形状で形成したヘッダープレートと、前記流体用流路プレートに流体用流路を形成させる中間プレートとを積層すると共に、前記別形状としたヘッダー用貫通孔に前記原料ガスと燃料ガスを別々に供給又は排出する貫通孔を各プレートに設けて形成し、各装置における原料ガスと燃料ガスの排出用貫通孔を他の装置の供給用貫通孔に接続することで一体化して構成したことを特徴とする改質器システム。 - 前記夫々のプレートの貫通孔が打ち抜きで形成されていることを特徴とする請求項1に記載した改質器システム。
- 前記改質反応装置、COガスシフト反応装置、COガス燃焼装置における流体流路に触媒を塗布したことを特徴とする請求項1に記載した改質器システム。
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