JP3831640B2 - 内燃機関点火装置 - Google Patents

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Description

【0001 】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関のシリンダ内の燃焼状態をイオン電流に基づいて検出するイオン電流装置と、イオン電流が流れた時にHIGH信号の矩形波を出力する波形処理回路とを備えた内燃機関点火装置に関する。
【0002 】
【従来の技術】
イオン電流に基づいて内燃機関のシリンダ内の燃焼状態を検出する方法は広く知られている。例えば、特開平4−194367号公報はイオン電流検出装置の一例を開示するものである。その開示された装置は、点火コイルの一次電流の遮断時に生ずる二次電流によりコンデンサを一定電圧に充電し、点火プラグの火花放電後に、そのコンデンサと点火コイルの二次巻線と点火プラグとイオン電流検出抵抗器とからなる閉回路に流れる電流、すなわちイオン電流を上記イオン電流検出抵抗器を介して検出するように構成されている。
【0003 】
【発明が解決しようとする課題】
ところで上記従来技術のように、イオン電流の検知方法や処理の回路について検討がなされているが、イオン電流を用いた従来の失火検知の方法に関して、以下の課題があることを本発明者は見出した。
【0004 】
すなわち、イオン電流を用いた従来の失火検知の方法において、イオン電流の検出波形に、配線等の浮遊容量からの容量放電波形が重畳する。この容量放電波形は、着火、失火にかかわらず検出されるため、この容量放電波形を無視する処理をしなければ確実な失火検知ができないことになる。従来においては、この容量放電波形を容量放電開始時から常に一定時間マスクすることで失火検知の処理回路を構成してきたが、容量放電波形は放電の条件や点火コイルの仕様などにより、その放電時間が変化することから、常に一定時間のマスクを実現するマスク回路では確実且つ精度の良いマスクが困難であるという課題を見出した。また、マスク時間が長いとイオン電流による出力までマスクしてしまう心配があるという課題も見出した。
【0005 】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされるもので、確実な失火検知が可能な内燃機関点火装置を提供することを課題とする。
【0006 】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
【0007 】
すなわち、イオン電流検出装置及び波形処理回路を備えた内燃機関点火装置であって、波形処理回路が、イオン電流検出装置の出力を反転して第一の基準電圧と比較出力する波形整形回路と、波形整形回路の出力により充放電する時定数回路の放電波形を第二の基準電圧と比較してマスクのための一定時間を作り出すマスク回路とを有することを特徴としたものである。これにより、確実な失火検知を可能にすることができるようになる。尚、作用及び具体的な効果に関しては、次の実施の形態の項で説明する。
【0008 】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の内燃機関点火装置の一実施の形態を示す回路図である。また、図2は図1の動作説明図、図3は波形処理回路に対するブロック図、図4は波形処理回路の動作説明図、図5は波形処理回路の要部を示す回路図である。
【0009 】
図1において、一実施の形態である本発明の内燃機関点火装置は、図示しない内燃機関の各点火プラグ1に直結されて使用される独立点火形のものであり、点火コイルASSY2を備えている。その点火コイルASSY2は、点火コイル3と、点火装置としてのイグナイタ4と、イオン電流検出装置としてのイオン電流検出回路5と、波形処理回路6とを有して構成されている。
【0010 】
点火コイル3の一次コイル3aの一端は、バッテリ7に接続されており、一次コイル3aの他端は、イグナイタ4に内蔵されたパワートランジスタのコレクタに接続されている。イグナイタ4は、図示しないエンジンコントロールユニット(以下ECU)に接続されており、ECUより出力される点火信号によって点火コイル3の一次コイル3aの一次電流を通電・遮断制御するようになっている。
【0011 】
点火コイル3の二次コイル3bの一端は、点火プラグ1に接続されている。また、二次コイル3bの他端は、コンデンサ5aと順方向ダイオード5bとツェナーダイオード5cと電流検出用抵抗器5dとを有して構成されたイオン電流検出回路5のコンデンサ5aに接続されている。
【0012 】
コンデンサ5a及び順方向ダイオード5bは、点火プラグ1と点火コイル3の二次コイル3b側を含む二次電流経路に直列に挿入されており、ツェナーダイオード5cがコンデンサ5aに、また、電流検出用抵抗器5dが順方向ダイオード5bにそれぞれ並列に接続されている。順方向ダイオード5b及び電流検出用抵抗器5dは、グランドに接続されている。
【0013 】
ツェナーダイオード5cは、二次電流により充電されるコンデンサ5aの充電電圧を一定値に制限するようになっている。また、電流検出用抵抗器5dは、図示しない内燃機関における混合気の燃焼時にシリンダ内にイオンが生成されること、及びコンデンサ5aの充電電圧が点火プラグ1に印加されること、により生ずるイオン電流を検出すべく接続されている。
【0014 】
波形処理回路6は、イオン電流検出回路5に接続されており、イオン電流が流れた時にHIGH信号の矩形波を上記ECUに対して出力するように構成されている。すなわち、波形処理回路6は、図3に示される如く、イオン電流検出回路5に接続された波形整形回路6aと、波形整形回路6aに接続された積分回路6bと、波形整形回路6a及び積分回路6bに接続されたマスク回路6cと、積分回路6b及び上記ECUに接続されたリセット回路6dとを有して構成されている。また、このような構成を有する波形処理回路6は、イオン電流検出回路5の他に、一次コイル3aの上記一端とグランドに接続されている。
【0015 】
上記構成において、イオン電流検出回路5と波形処理回路6は、図1に示される如く、イグナイタ4と共に点火コイル3に一体化されて点火コイルASSY2を構成するようになっている。尚、イオン電流検出回路5及び波形処理回路6は、図中の一点鎖線8で囲んだように一体のパッケージで構成することが可能であり、また、これとは別に、イオン電流検出回路5、波形処理回路6、及びイグナイタ4のように一体のパッケージで構成することも可能である。
【0016 】
このように点火コイル3に対して一体化することにより、点火コイルASSYから配線を引き出してイオン電流検出回路や波形処理回路を設ける必要がない。従って、上記配線の影響等、すなわちそのインピーダンスやインダクタンス及び浮遊容量などにより信号が減衰してしまうことを防止することができる。本発明の内燃機関点火装置は、以上のように信号の減衰を抑えることができることから、高い検出精度を有するのは勿論のこと、その構成から取付、装着性も良いのは言うまでもない。
【0017 】
次に、上記内燃機関点火装置の作用(回路動作)を説明する。図1及び図2において、エンジンの運転中、ECUからの図2の(A)で示される点火信号のHIGHに同期してイグナイタ4のパワートランジスタがONする。パワートランジスタがONすると、バッテリ7から一次コイル3aに(B)で示される一次電流Icが流れ、二次コイル3bの一端(この場合、図1中のA部)に(C)で示されるプラスのON電圧が発生する。
【0018 】
その後、イグナイタ4のパワートランジスタがOFFし、(B)で示される一次コイル3aの一次電流Icが遮断されると、二次コイル3b側に(C)で示されるマイナスの高電圧が電磁誘導され、その高電圧によって点火プラグ1の放電が行われる。そして、その点火プラグ1の放電により、点火プラグ1から二次コイル3bを経て二次電流が流れ、イオン電流検出回路5のツェナーダイオード5cでクランプされる電圧がコンデンサ5aに充電される。
【0019 】
内燃機関のシリンダ内では、点火プラグ1の点火により混合気の着火、燃焼が行われ、点火プラグ1の電極間の雰囲気がイオン化される。そして、点火プラグ1の電極間の雰囲気がイオン化されると、コンデンサ5aに充電された電圧により、二次コイル3b側に上記二次電流とは反対方向のイオン電流が流れる。そのイオン電流は、電流検出用抵抗器5dにより(D)で示されるマイナス電圧として検出される。尚、上記シリンダ内で着火、燃焼が行われない等の失火時((D)で示されるイオン電流波形W2の波線部分参照)の場合には、イオン電流が流れないため、電流検出用抵抗器5dによりマイナス電圧としての検出はなされない。
【0020 】
図2及び図3において、電圧変換されたイオン電流検出回路5からの出力は、波形処理回路6の波形整形回路6aにより反転及び波形整形される。波形整形回路6aの出力は、積分回路6bにより、着火時のみ出力されるイオン電流波形W2((D)の実線部分参照)が積分され、これにより、(E)で示される矩形波形が処理信号として出力される。
【0021 】
尚、この時、(D)で示されるイオン電流波形W2が出力される前に、配線等の浮遊容量からの容量放電波形W1が発生し、その容量放電波形W1によって積分回路6bが全て着火であると出力してしまうので、容量放電波形W1部分をマスク回路6cを用いてマスクする処理が行われる(正確な燃焼状態が確認できるようにする)。そのマスク回路6cからは、(E)で示されるマスク時間T分だけ積分回路6bの積分をリセットする出力がなされる。また、積分回路6bでの積分出力は、ECUからの点火信号により点火毎にリセットされる。そのリセットは、リセット回路6dが用いられ、点火毎の燃焼状態がECUにモニタされる。
【0022 】
図3及び図4において、マスク回路6cに関しもう少し詳しく説明すると、イオン電流検出回路5の出力は、図4の(F)で示される配線等の浮遊容量から発生する容量放電波形W1と、イオン電流が流れることにより発生するイオン電流波形W2とが重畳した状態で出力される。尚、イオン電流波形W2は、燃焼の状態や運転条件により発生電圧やタイミングが異なり、失火時には発生しない。
【0023 】
図4及び図5において、イオン電流検出回路5の上記の出力は、波形整形回路6aの信号反転回路(一例としてオペアンプ)6a−1に入力され、(G)で示されるように反転及び増幅出力される。そして、信号反転回路6a−1の出力は、第一比較器6a−2に入力され、抵抗6a−3、6a−4でつくられた第一の基準電圧と比較され、(H)で示されるように出力される。この時、容量放電波形W1は、容量放電時の振動周波数分のON・OFF波形になり、イオン電流波形W2は、着火時にHIGH、失火時にLOW出力になる。
【0024 】
この第一比較器6a−2の出力により、マスク回路6cでは、スイッチSWがON・OFFし、スイッチSWがONの時にコンデンサ6c−1が高速充電される。また、スイッチSWがOFFの時にコンデンサ6c−1に充電された電荷が抵抗6c−2を介して放電される。そして、その放電による(I)で示される放電波形W3と、抵抗6c−3、6c−4でつくる第二の基準電圧W4とを第二比較器6c−5で比較し上記マスクに必要な一定時間、すなわち(J)で示されるマスク時間Tが決定される。
【0025 】
尚、容量放電により発生する高周波の上記ON・OFF波形では、コンデンサ6c−1と抵抗6c−2とで構成された時定数回路6c−6の放電がされきらないため、容量放電中は時定数回路6c−6の放電電圧が上記第二の基準電圧W4に達することはない。
【0026 】
以上、一定時間のマスクを作るための確実且つ精度の良い回路が構成される。また、容量放電開始時から常に一定時間マスクする従来の方法に対し、詳細な説明は省略するが部品の小型化、安価化をなし得ることが可能になる。
【0027 】
続いて、上記内燃機関点火装置の具体的な実装状態を説明する。図6は内燃機関点火装置の具体的な実装状態を説明するための縦断面図、図7は図6のイオン電流処理ユニット付近の横断面図、図8は図6のイグナイタ付近の横断面図である。
【0028 】
図6ないし図8において、引用符号21は内燃機関点火装置における点火コイルASSY2を構成する合成樹脂製のケースを示している。また、22はイオン電流検出回路5と波形処理回路6とを一体のパッケージで構成したイオン電流処理ユニットを示している(上記引用符号8と同じものとする)。そのイオン電流処理ユニット22は、イグナイタ4と共にケース21の上部に形成された回路ケース内に上下に配置されており、点火コイル3の巻線部分を絶縁するためのエポキシ樹脂23によって一体に封止されている。
【0029 】
上記回路ケースには、コネクタ部が一体に形成されている。そのコネクタ部には、インサート成形等により四つのコネクタ端子24〜27が設けられている。そして、これらコネクタ端子24〜27には、イオン電流処理ユニット22とイグナイタ4とがそれぞれ接続されている。ケース21の上部は、コネクタとしての機能を有している。
【0030 】
コネクタ端子24〜27についてもう少し具体的に説明すると、コネクタ端子24は、点火信号入力用の端子(点火信号入力端子)であって、イオン電流処理ユニット22及びイグナイタ4の各リード端子が接続されている。すなわち、コネクタ端子24には、接続点A(図1及び図7参照)においてイオン電流処理ユニット22の信号端子221が接続され、接続点F(図1及び図8参照)においてイグナイタ4の信号端子401が接続されている。コネクタ端子24は、共用端子になっている。
【0031 】
また、コネクタ端子25は、グランド用の端子(GND端子)であって、イオン電流処理ユニット22及びイグナイタ4の各リード端子が接続されている。すなわち、コネクタ端子25には、接続点B(図1及び図7参照)においてイオン電流処理ユニット22のGND端子222が接続され、接続点H(図1及び図8参照)においてイグナイタ4のGND端子403が接続されている。コネクタ端子25は、共用端子になっている。
【0032 】
さらに、コネクタ端子26は、波形処理回路6の出力に対する処理信号出力用の端子(イオン電流処理信号出力端子)であって、接続点C(図1及び図7参照)においてイオン電流処理ユニット22の信号出力端子223が接続されている。
【0033 】
さらにまた、コネクタ端子27は、電源用の端子(電源端子)であって、イオン電流処理ユニット22のリード端子及び一次コイル3aが接続されている。すなわち、コネクタ端子27には、接続点D(図1及び図7参照)においてイオン電流処理ユニット22の電源端子224が接続され、接続点I(図1参照)において点火コイル3の一次コイル3aが接続されている。コネクタ端子27は、共用端子になっている。
【0034 】
引用符号28は点火コイル3の二次コイル3bの巻き始めを示しており、接続点E(図1及び図7参照)においてイオン電流処理ユニット22のリード端子225が接続されている。また、引用符号29は点火コイル3の一次コイル3aの巻き始めを示しており、接続点G(図1及び図8参照)においてイグナイタ4のリード端子402が接続されている。
【0035 】
尚、ここで上記コネクタ部に係る特徴を挙げることにする。一つ目の特徴としては、回路ケースにコネクタ部が一体に形成されていることと、そのコネクタ部に四本のコネクタ端子(点火信号入力端子、GND端子、イオン電流処理信号出力端子、電源端子)が形成されていることが挙げられる。
【0036 】
二つ目の特徴としては、電源端子が点火コイルと波形処理回路の電源に共通の一つの端子で構成され、且つ、点火信号入力端子がイグナイタと波形処理回路の点火信号に共通の一つの端子で構成され、且つ、GND端子がイグナイタと波形処理回路に共通の一つの端子で構成され、且つ、イオン電流処理信号出力端子が独立した一つの端子で構成されていることが挙げられる(イグナイタに形成された三本のリード端子と、イオン電流処理ユニットに形成された五本のリード端子とが、コネクタ部の四本のコネクタ端子に集約され、そのコネクタ部がコンパクトになるという利点がある)。
【0037 】
三つ目の特徴としては、四本のコネクタ端子が外側から点火信号入力端子、GND端子、イオン電流処理信号出力端子、電源端子の順に整列配置されていることが挙げられる(GND端子を挟んで点火信号入力端子とイオン電流処理信号出力端子を配置したので、点火信号に矩形波形の処理信号の電磁ノイズが作用し難くなるという利点がある。また、点火信号入力端子を電源端子から遠ざけたので、電源端子の電流変化に伴う誘導電磁ノイズの影響を少なくすることができるという利点がある。さらに、イオン電流処理信号出力端子の矩形波形の処理信号は、アナログ信号と比べ基本的にノイズに強く、またソフト的にノイズを除去することができるので、電源の電流変化に伴う電磁ノイズの影響が点火信号よりも受け難いという利点がある)。
【0038 】
四つ目の特徴としては、高さ方向(又は上下方向)に重ねられたイオン電流処理ユニット及びイグナイタの各リード端子がコネクタ部の方向に向いて同一方向に位置するように配列されていることと、四本のコネクタ端子の幾つかが高さ方向に屈曲していて高さ方向に異なる二位置においてイオン電流処理ユニット及びイグナイタのリード端子が接続されていることが挙げられる(高さ方向にイオン電流処理ユニット及びイグナイタを重ねて配置したので、同一平面内にイオン電流処理ユニット及びイグナイタを並べて配置するよりもトータル占有スペースが小さくなり、小型高機能になるという利点がある)。
【0039 】
五つ目の特徴としては、イグナイタがイオン電流処理ユニットの下に位置するように配置されていることが挙げられる(イオン電流処理ユニットにイグナイタの放熱(放熱板からの放熱)の影響を与えることなくイグナイタの放熱構造を形成することができるという利点がある)。
【0040 】
六つ目の特徴としては、回路ケースが点火コイルを収納する筒型のコイルケースの上部に一体に装着されていることと、点火コイルの一次コイルの巻き始めがコネクタ部の電源端子に接続されていることと、点火コイルの二次コイルの巻き始めがイオン電流処理ユニットのリード端子に接続されていることが挙げられる(コンパクトに一体化でき、且つ端子接続が簡単にできるという利点がある)。
【0041 】
一方、ケース21の中間部(コイルケース)には、点火コイル3からなるコイル部が収容されている。引用符号30はセンターコア、31は一次コイル3aに対する一次ボビン、32は二次コイル3bに対する二次ボビンを示している。尚、ケース21の下部には、点火プラグ1を電気的に接続するための図示しないバネ端子等が設けられている。
【0042 】
その他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
【0043 】
【発明の効果】
以上説明したように、確実な失火検知が可能な内燃機関点火装置を提供することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による内燃機関点火装置の一実施の形態を示す回路図である。
【図2】図1の動作説明図である。
【図3】波形処理回路に対するブロック図である。
【図4】波形処理回路の動作説明図である。
【図5】波形処理回路の要部を示す回路図である。
【図6】内燃機関点火装置の具体的な実装状態を説明するための縦断面図である。
【図7】図6のイオン電流処理ユニット付近の横断面図である。
【図8】図6のイグナイタ付近の横断面図である。
【符号の説明】
1 点火プラグ
2 点火コイルASSY
3 点火コイル
3a 一次コイル
3b 二次コイル
4 イグナイタ(点火装置)
5 イオン電流検出回路(イオン電流検出装置)
5a コンデンサ
5b 順方向ダイオード
5c ツェナーダイオード
5d 電流検出用抵抗器
6 波形処理回路
6a 波形整形回路
6a−1 信号反転回路
6a−2 第一比較器
6a−3、6a−4 抵抗
6b 積分回路
6c マスク回路
6c−1 コンデンサ
6c−2、6c−3、6c−4 抵抗
6c−5 第二比較器
6c−6 時定数回路
6d リセット回路
7 バッテリ
8、22 イオン電流処理ユニット
21 ケース
23 エポキシ樹脂
24〜27 コネクタ端子
28 二次コイルの巻き始め
29 一次コイルの巻き始め
30 センターコア
31 一次ボビン
32 二次ボビン

Claims (4)

  1. 点火プラグと
    前記点火プラグに一次電流の遮断時に生ずる二次電流によりコンデンサを一定電圧に充電し、前記点火プラグを火花放電させる点火コイルと,
    エンジンコントロールユニットから出力される点火信号によって前記点火コイルの一次電流を通電・遮断制御するイグナイタと,
    前記コンデンサと順方向ダイオードの直列回路が前記点火コイルの二次側を含む二次電流経路に直列に挿入され、前記点火コイルの二次側に流れる二次電流によって充電される前記コンデンサの充電電圧を一定値に制限するツェナーダイオードが接続され、前記順方向ダイオードに並列に電流検出用抵抗器が接続されて前記点火プラグの電極間の雰囲気がイオン化したときに流れるイオン電流を検出するイオン電流検出装置と,
    前記イオン電流を検出したときにHIGHの矩形波信号を出力する波形処理回路と,
    を備え、前記イオン電流検出装置と前記波形処理回路と前記イグナイタとを前記点火コイルと一体化して形成してなる内燃機関点火装置において,
    前記波形処理回路6は,
    前記イオン電流検出装置の出力を反転して出力する信号反転回路からの出力と第1と第2の2つの抵抗によって作られる第1の基準電圧とを比較してオンパルス信号を出力してスイッチをオンオフ駆動する波形整形回路と,
    コンデンサと第3の抵抗の並列回路によって構成され、前記スイッチのオンによって前記コンデンサの充電された電荷によって前記スイッチのオフ時に発生する放電電圧と第4と第5の2つの抵抗によって作られる第2の基準電圧とを比較してマスク信号を出力するマスク回路と
    を有することを特徴とする内燃機関点火装置。
  2. 請求項1に記載の内燃機関点火装置において,
    前記イオン電流検出装置と前記波形処理回路とは、一体のパッケージによって構成し、前記イグナイタと共に、前記点火コイルに一体化して構成したことを特徴とする内燃機関点火装置。
  3. 請求項1に記載の内燃機関点火装置において,
    前記イオン電流検出装置と前記波形処理回路と前記イグナイタとは、一体のパッケージによって構成したものである内燃機関点火装置。
  4. 請求項1,2,3のいずれかに記載の内燃機関点火装置において、
    前記波形処理回路は、バッテリから電源の供給を受ける電源端子と、前記エンジンコントロールユニットから供給される前記点火信号を入力する点火信号入力端子と、グランド用のGND端子と、前記波形処理回路において波形処理を行った信号を出力するイオン電流処理信号出力端子と、前記イオン電流検出回路から出力されるイオン電流検出信号を入力する検出信号入力端子とを有するコネクタ部に接続され,
    前記波形処理回路より出力される前記HIGHの矩形波信号を、前記コネクタ部の前記イオン電流処理信号出力端子を介して出力するようにしたことを特徴とする内燃機関点火装置。
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