JP3831636B2 - VoIP電話システムにおける着信転送方法、VoIP電話システム用の電話端末およびグループ内交換管理装置 - Google Patents
VoIP電話システムにおける着信転送方法、VoIP電話システム用の電話端末およびグループ内交換管理装置 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、VoIP(Voice over Internet Protocol)電話システム、このVoIP電話システム用の電話端末およびグループ内交換管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネットやイントラネットのようなIP(Internet Protocol)ネットワークを利用して音声信号を送る技術であるVoIPを用いて電話通信を行うようにするVoIP電話システムが提供されている。このVoIP電話システムは、例えば、一般のLAN(Local Area Network;ローカルエリアネットワーク)用の規格であるITU‐T勧告H.323が用いられて構成される。
【0003】
図8は、このVoIP電話システムの全体の構成例を示す図である。また、図9は、この例のV0IP電話システムにおける複数の電話端末の管理についての概念構成図である。
【0004】
このシステムは、図8に示すように、ITU−T勧告H.323の規格によるIPネットワーク1を構成するLANに対して、電話端末TEの複数個と、ゲートキーパーGKの複数個と、クリアリングハウス2と、ゲートウエイ3とが接続されて構成される。
【0005】
電話端末TEのそれぞれは、コンピュータの機能を備えると共に、ハンドセットHSを備えている。このシステム例では、複数個の電話端末TEは、図9に示すように、大きなグループとしてのn個(nは2以上の整数)のドメインD1,D2,・・・,Dnにグループ分けされる。そして、各ドメインD1,D2,・・・,Dn内の複数個の電話端末TEが、それぞれ、さらに小グループとしての複数個のゾーンZ11〜Z1i、Z21〜Z2j、・・・、Zn1〜Znkのそれぞれにグループ分けされる。
【0006】
ゲートウエイ3は、例えばISDNなどの公衆電話網4とIPネットワーク1とを接続するための機能を備えるもので、連続音声信号とIP音声パケットの相互変換や、IP音声パケットのゲートキーパーGKとのやり取り、さらに、電話番号TEとIPアドレスとの相互変換を行う。
【0007】
ゲートキーパーGKは、ITU−T勧告H.323のシステム構成の中で中心的な管理機能を担当するもので、例えばパーソナルコンピュータで構成される。この例の場合、ゲートキーパーGKは、ゾーンZ11〜Z1i、Z21〜Z2j、・・・、Zn1〜Znkのそれぞれに一つが設けられ、各ゲートキーパーGKは、一つのゾーン内の複数の電話端末TEを管理する。図9の例では、例えば、ゾーンZ11では、そのゾーン内の複数個の電話端末TE11,TE12,・・・の管理をゲートキーパーGK11が行い、ゾーンZ21では、そのゾーン内の複数個の電話端末TE21,TE22,・・・の管理をゲートキーパーGK21が行う。
【0008】
したがって、図9の例の場合、ゲートキーパーGKのそれぞれは、小グループであるゾーン内の交換管理を行うグループ内交換管理装置の役割を有するものである。
【0009】
図9の例においては、ゲートキーパーGKは、ゾーン内の電話端末として自己に登録された複数の電話端末TEの管理、帯域幅の割り当て、電話番号とIPアドレスの対応付けなどを行い、複数個の電話端末TEによる他の電話端末TEとの電話通信を管理する機能を有する。
【0010】
また、ゲートキーパーGKは、ゲートウエイ3を通じた公衆電話網4と、自己に登録された複数の電話端末TEとの間での電話通信の交換管理も行う。
【0011】
電話端末TEのそれぞれは、IPネットワーク1に接続されたときに、自端末を管理するゲートキーパーGKに登録される。各電話端末TEは、電話番号として公衆番号と内線番号とを有し、ゲートキーパーGKには、その両者が登録される。ゲートキーパーGKは、これらの番号とIPアドレスとの対応を管理する。
【0012】
クリアリングハウス2は、システム内のドメインD1,D2,・・・,Dnおよび各ドメインD1,D2,・・・,Dn内の複数個のゾーンZ11〜Z1i、Z21〜Z2j、・・・、Zn1〜Znkを管理するもので、各ゲートキーパーGKのIPアドレスと、各ゲートキーパーGKがいずれの電話端末TEを管理しているかの情報を備える。
【0013】
すなわち、図9の例のクリアリングハウス2は、システム内のゲートキーパーGKおよび電話端末TEの全体の配置を把握して、電話端末間での通信の際の交換を管理するシステム内交換管理装置の役割を果たすものである。
【0014】
各ドメイン内のすべてのゾーン間では、共通の一つの内線番号計画を行って、内線通話を行うことができる。また、複数のドメイン間においても、共通の一つの内線番号計画を行って、内線通話をそれら複数のドメインに属する電話端末間で内線通話を行うことができる。クリアリングハウス2は、これらドメイン内の複数のゾーン間での内線通話および複数のドメイン間での内線通話のためのアドレス解決を行って、内線通話を実現するようにしている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、以上説明したVoIP電話システムにおいては、各電話端末は、それが受けた着信を複数のドメインにまたがって転送することができるようにされている。この場合に、複数のドメイン間で共通の一つの内線番組計画は持たずに、各ドメイン内でのみ、共通の一つの内線番号計画を行うようなシステムにおいて、他のドメインの電話端末に対して着信転送を設定する場合には、その転送先の電話端末は公衆番号により設定する。
【0016】
この場合の着信転送のシーケンス例を、図10を参照して説明する。この例は、ドメインD3の電話端末TE31から、ドメインD2の電話端末TE21に発信したところ、電話端末TE21にはドメインD1の電話端末TE11への着信転送が設定してあった場合である。このとき、電話端末TE21では、転送先アドレスの情報として、ドメインD1の電話端末TE11の公衆番号が設定されているものである。
【0017】
まず、電話端末TE31では、クリアリングハウス2に対してゲートキーパーGK31経由で、発信先の電話端末TE21のアドレス解決要求が送られる。このアドレス解決要求を受け取ったクリアリングハウス2は、電話端末TE21のトランスポートアドレスを含むアドレス解決応答を電話端末TE31に返信する。ここで、トランスポートアドレスは、IPアドレスとポート番号とからなるものである。
【0018】
なお、このアドレス解決応答に当たって、クリアリングハウス2は、電話端末TE21を管理するゲートキーパーGK21にそのアドレス解決要求を転送し、それに対するアドレス解決応答をゲートキーパーGK21から受け取り、その受け取ったアドレス解決応答を電話端末TE31に返信するようにする場合もある。
【0019】
以上のようにしてアドレス解決応答を受け取った電話端末TE31は、そのトランスポートアドレスと電話端末TE21の公衆番号を用いて発呼を行うべく、セットアップメッセージSET UPを送出する。
【0020】
このセットアップメッセージSET UPを受け取った電話端末TE21では、電話端末TE11への着信転送が設定されているので、ファシリティメッセージFACとして電話端末TE11の公衆番号を含む着信転送のメッセージを、電話端末TE31に返す。この着信転送のメッセージを受け取った電話端末TE31は、接続開放メッセージREL COMPを送出して、電話端末TE21との接続を開放する。
【0021】
そして、先に受け取った転送先の電話端末TE11の公衆番号を用いたアドレス解決要求を、クリアリングハウス2に送る。すると、クリアリングハウス2は、電話端末TE11のトランスポートアドレスを含むアドレス解決応答を電話端末TE31に返信する。
【0022】
そこで、このアドレス解決応答を受け取った電話端末TE31は、そのトランスポートアドレスと電話端末TE11の公衆番号を用いて、セットアップメッセージSET UPを送出して転送先への再呼出しを行う。
【0023】
このセットアップメッセージSET UPを受け取った電話端末TE11は、着信応答メッセージCALL PROCを電話端末TE31に返し、さらに接続メッセージCONNECTを送出する。これにより、電話端末TE31と、TE11との間に通話路が接続される。
【0024】
以上のようにして、内線番号計画がドメイン内でのみ行われている場合には、着信転送はなんらの問題もなく行われる。しかしながら、複数のドメイン間で一つの内線番号計画を共有している場合においては、着信転送ができなくなる場合が生じる。
【0025】
例えば上述の例において、ドメインD1とドメインD2とでは、内線番号計画を共有しているが、ドメインD3では、異なる内線番号計画がなされている場合が、その例である。すなわち、その例の場合には、電話端末TE21での着信転送の設定においては、内線番号計画を共有しているドメインD1とD2との間での着信転送であるので、転送先のアドレスとしては、内線番号が一般に設定される。この状態において、内線番号計画を共有しないドメインD3の電話端末TE31から電話端末TE21に着信があると、図11のシーケンス図に示すように、着信転送ができなくなるのである。
【0026】
この図11のシーケンス図について以下に説明する。
【0027】
図10の場合と同様にして、まず、電話端末TE31は、クリアリングハウス2に対してゲートキーパーGK31経由で、発信先の電話端末TE21のアドレスの問い合わせを行う。つまり、アドレス解決要求を送る。このアドレス解決要求を受け取ったクリアリングハウス2は、電話端末TE21のトランスポートアドレスを含むアドレス解決応答を電話端末TE31に返信する。
【0028】
アドレス解決応答を受け取った電話端末TE31は、そのトランスポートアドレスと電話端末TE21の公衆番号を用いて発呼を行って、セットアップメッセージSET UPを送出する。
【0029】
このセットアップメッセージSET UPを受け取った電話端末TE21は、着信転送が設定されているので、ファシリティメッセージFACとして電話端末TE11の内線番号を含む電話端末TE11への着信転送のメッセージを、電話端末TE31に返す。この着信転送のメッセージを受け取った電話端末TE31は、接続開放メッセージREL COMPを送出して、電話端末TE21との接続を開放する。
【0030】
そして、電話端末TE31は、先に受け取った転送先の電話端末TE11の内線番号を用いたアドレス解決要求を、クリアリングハウス2に送る。すると、クリアリングハウス2は、アドレス解決応答を電話端末TE31に返信しようとするが、内線番号計画を共有しないドメインの電話端末からの内線番号によるアドレス解決要求であるので、電話端末TE11の正しいトランスポートアドレスを返信することができず、電話端末TE11への着信転送ができなくなる。
【0031】
もしも、内線番号計画を共有する複数個のドメイン内の電話端末からの内線番号を用いたアドレス解決要求であれば、その内線番号計画を共有する複数個のドメイン内の内線番号から正しいトランスポートアドレスを検出して、アドレス解決応答をすることができるが、内線番号計画を共有しないドメインからの内線番号を用いたアドレス解決要求は、当該内線番号が、いずれのドメインの内線番号を指定するものであるかをクリアリングハウスが特定することができないからである。
【0032】
この発明は、以上の点にかんがみ、複数個のドメインで内線番号計画を共有している場合においても、確実に正しく着信転送ができるようにするVoIP電話システムおよびそれに用いる電話端末、ゲートキーパーを提供することを目的とする。
【0033】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、この発明によるVoIP電話システムは、
IPネットワークに接続された複数個の電話端末が複数の大グループに分割され、前記大グループ内の複数個の電話端末が、さらに複数の小グループに分割され、前記複数の大グループおよび前記複数の小グループが、システム内交換管理装置によって管理されると共に、前記大グループの複数個で前記電話端末についての内線番号計画を共有することが可能である前記電話端末のVoIP電話システムにおける着信転送方法において、
他の電話端末への着信転送の設定がなされている転送元への着信があったときに、前記転送元が、前記システム内交換管理装置に対し転送先についてのアドレス解決要求を送信する工程と、
前記アドレス解決要求を受けた前記システム内交換管理装置が、前記転送先に当該転送先についてのアドレス解決要求を送信する工程と、
前記アドレス解決要求を受けた前記転送先が、当該転送先についての少なくとも公衆番号を製造者特有情報として含むアドレス解決応答を前記システム内交換管理装置に返信する工程と、
前記アドレス解決応答を受信したシステム内交換管理装置が、前記製造者特有情報を含むアドレス解決応答を前記転送元に返信する工程と、
他の電話端末への着信転送の設定が内線番号によってなされていると共に、前記着信が公衆番号を発信元の番号として含むものであったときに、前記システム内交換管理装置からの前記アドレス解決応答を受信した前記転送元が、前記発信元に対して再呼出しのアドレスを公衆番号で通知する工程と
を備えることを特徴とする。
【0034】
なお、上述の転送元は、着信転送の設定が行われている電話端末そのものである場合と、その電話端末を含む小グループを管理するグループ交換管理装置である場合がある。また、転送先も、転送先の電話端末そのものである場合と、その電話端末を含む小グループを管理するグループ交換管理装置である場合がある。
【0035】
【作用】
上述の構成のこの発明によれば、転送元は、着信転送に際しては、システム内交換管理装置(前述の例のクリアリングハウスが対応)に着信先のアドレス解決要求を送る。システム内交換管理装置は、転送先にそのアドレス解決要求を送り、転送先から、当該転送先の公衆番号を製造者特有情報として含むアドレス解決応答を受ける。そして、システム内交換管理装置は、受信したアドレス解決応答を、転送元に返信する。
【0036】
転送元は、着信転送の設定が内線番号によってなされていると共に、着信が公衆番号を発信元の番号として含むものであったときには、受け取ったアドレス解決応答に含まれる公衆番号を転送先の再呼出しのアドレスとして、発信元に送るようにする。
【0037】
したがって、発信元は、この公衆番号を用いてシステム内交換管理装置にアドレス解決要求を送る。システム内交換管理装置は、この公衆番号によりアドレス解決の処理を行って、発信元にアドレス解決応答を送るので、従来のような問題は無く、転送先に確実に着信転送することができるようになる。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、この発明によるVoIP電話システムの実施の形態について、図を参照しながら説明する。
【0039】
以下に説明する実施の形態の全体のシステム構成は、図8および図9に示したものと全く同様である。ただし、電話端末TEにおける着信転送時の処理、また、ゲートキーパーGKおよびクリアリングハウスにおけるそれに対応する処理が、従来とは異なる。
【0040】
なお、以下に説明する実施の形態においては、特許請求の範囲におけるシステム内交換管理装置は、クリアリングハウス2が対応し、また、グループ内交換管理装置は、ゲートキーパーGKが対応する。
【0041】
そして、この実施の形態では、請求項1における転送元での処理は、着信転送が設定されている電話端末TEが行い、また、請求項1における転送先の処理は、その転送先の電話端末を管理するゲートキーパーGKが行うものとしている。
【0042】
[電話端末TEのハードウエア構成例]
この実施の形態のシステムにおける電話端末TEのハードウエア構成例を図2に示す。この実施の形態の電話端末TEは、端末本体100と、ハンドセットHSとからなる。ハンドセットHSは、図示を省略したが、送話器を構成するマイクロホンと、送話アンプと、受話器を構成するスピーカと、受話アンプとを備えている。
【0043】
端末本体100は、コンピュータにより構成されており、CPU110に対して、システムバス111を介して、ROM112と、RAM113と、ディスプレイコントローラ114と、操作入力インターフェイス(図ではインターフェイスはI/Fと記載する。以下同じ)116と、LANインターフェイス118と、パケット分解/生成部119と、音声データ入出力インターフェイス120とが接続されている。
【0044】
ディスプレイコントローラ114には、ディスプレイ115が接続されており、このディスプレイ115の表示画面には、CPU110の制御にしたがった表示が行われる。
【0045】
また、操作入力インターフェイス116には、テンキー、カーソルキーやその他の操作キーを含む操作入力部117が接続されている。CPU110は、操作入力インターフェイス116を介して操作入力部117を通じて使用者がいずれの入力キーを操作したかを認識し、その認識結果に基づいて、キー入力操作に応じた処理をROM112のプログラムに従って実行する。
【0046】
ROM112には、電話端末TEをゲートキーパーGKに登録する際の処理シーケンスを実行するためのプログラム、電話端末としての発呼時や着呼時の処理シーケンスを実行するプログラム、着信転送の設定を受け付けるプログラム、着信転送時の処理を実行するためのプログラムなどが記憶されている。
【0047】
RAM113は、主としてROM112のプログラムがCPU110によって実行される際にワークエリアとして使用される。
【0048】
LANインターフェイス118は、IPネットワーク1を構成するLANを通じて送られてくるパケット化データを取り込み、また、IPネットワーク1を構成するLANにパケット化データを送出するための機能を備える。
【0049】
パケット分解/生成部119は、LANインターフェイス118により取り込んだパケット化データを分解して、制御データや音声データを得る機能と、送信する制御データや音声データをパケット化して送出するパケット化データを生成する機能を有する。このパケット分解/生成部119は、パケット化データを分解したり、生成したりするためのバッファメモリを備える。
【0050】
なお、このパケット分解/生成部119のパケット分解処理機能や生成処理機能は、CPU110と、ROM112とにより、ソフトウエアとして実現することもできる。
【0051】
音声データ入出力インターフェイス120は、パケット分解されて得られた音声データをアナログ音声信号に変換してハンドセットHSに供給し、また、ハンドセットHSから入力されるアナログ音声信号をデジタル信号に変換して取り込む機能を備える。
【0052】
[ゲートキーパーGKのハードウエア構成例]
次に、この実施の形態のシステムにおけるゲートキーパーGKのハードウエア構成例を図3に示す。この実施の形態のゲートキーパーGKは、例えばパーソナルコンピュータにより構成されるもので、CPU210に対して、システムバス211を介してROM212と、RAM213と、LANインターフェイス214と、パケット処理部215と、ゾーン管理メモリ216とが接続されている。
【0053】
ROM212には、電話端末TEから登録要求があったときの処理シーケンスを実行するためのプログラムや、電話番号情報とIPアドレスとの変換の処理プログラム、クリアランスハウス2からのアドレス解決要求に対するアドレス解決応答を生成して返信するプログラムなど、ゲートキーパーGKが実行する処理プログラムが記憶されている。
【0054】
RAM213は、主としてROM212のプログラムがCPU210によって実行される際にワークエリアとして使用される。
【0055】
また、LANインターフェイス214は、IPネットワーク1を通じて送られてくるパケット化データを取り込み、また、IPネットワーク1にパケット化データを送出するための機能を備える。
【0056】
パケット処理部215は、LANインターフェイス214により取り込んだパケットが、制御データのパケットであった場合には、その制御データを解読するために、受信したパケットを分解し、また、送信する制御データのパケット化データを生成する機能を有する。
【0057】
また、LANインターフェイス214により取り込んだパケットが音声データのパケットの場合には、ゲートキーパーGKは、ゲートウエイ3からのパケットは電話端末TEに宛てて、電話端末TEからのパケットはゲートウエイ3または他の電話端末TEに宛てて、その音声パケットを転送するようにする。
【0058】
そして、パケット処理部215は、パケット化データを分解/生成したり、転送処理のために一時保存したりするためのバッファメモリを備える。
【0059】
ゾーン管理メモリ216は、ゲートウエイ3やゾーン内の複数の電話端末TEの登録情報やそれらのIPアドレスおよび、電話端末のIPアドレスと電話番号との対応などの情報を記憶している。CPU210は、それらの情報を用いて、パケットの行き先のIPアドレスを決定したり、受信先のIPアドレスを判別したりする。
【0060】
電話端末TEの電話番号情報としては、公衆番号と内線番号とがあるが、ゾーン管理メモリ216には、その両方が登録されて管理されている。
【0061】
[クリアリングハウスのハードウエア構成例]
次に、この実施の形態のシステムにおけるクリアリングハウス2のハードウエア構成例を図4に示す。この実施の形態のクリアリングハウスは、例えばパーソナルコンピュータにより構成されるもので、CPU310に対して、システムバス311を介してROM312と、RAM313と、LANインターフェイス314と、パケット処理部315と、システム内管理メモリ316とが接続されている。
【0062】
ROM312には、電話端末TEからのアドレス解決要求があったときのアドレス解決処理シーケンスを実行するためのプログラムや、アドレス解決要求に対するアドレス解決応答を生成して返信するプログラムなど、クリアリングハウス2が実行する処理プログラムが記憶されている。
【0063】
RAM313は、主としてROM312のプログラムがCPU310によって実行される際にワークエリアとして使用される。
【0064】
また、LANインターフェイス314は、IPネットワーク1を通じて送られてくるパケット化データを取り込み、また、IPネットワーク1にパケット化データを送出するための機能を備える。
【0065】
パケット処理部315は、LANインターフェイス314により取り込んだパケットが、制御データのパケットであった場合には、その制御データを解読するために、受信したパケットを分解し、また、送信する制御データのパケット化データを生成する機能を有する。パケット処理部315は、パケット化データを分解/生成したり、転送処理のために一時保存したりするためのバッファメモリを備える。
【0066】
システム内管理メモリ316は、各ドメインを管理するゲートキーパーGKの登録情報やIPアドレスなどと、各ゲートキーパーGKが管理する複数の電話端末TEの番号情報などを記憶している。CPU310は、それらの情報を用いて、アドレス解決要求に対する処理を行う。
【0067】
[着信転送処理のシーケンスの説明]
この実施の形態における着信シーケンス例を、前述の図11の例と同じ条件における場合を例にとって、以下に説明する。すなわち、この場合の条件は、ドメインD1とドメインD2とで、共通の内線番号計画を有している状態において、ドメインD3の電話端末TE31から、ドメインD2の電話端末TE21に発信したところ、電話端末TE21にはドメインD1の電話端末TE11への着信転送が設定してあった場合である。そして、このとき、電話端末TE21では、転送先アドレスの情報として、ドメインD1の電話端末TE11の内線番号が設定されているものである。
【0068】
図1は、このときの着信転送のシーケンス図であり、図5は、転送元としての電話端末TE21での処理を示すフローチャート、図6は、クリアリングハウス2での処理を示すフローチャート、図7は、ゲートキーパーGKでの処理を示すフローチャートである。以下、これらの図を参照しながら、説明する。
【0069】
まず、図1のシーケンス図に示すように、電話端末TE31は、クリアリングハウス2に対してゲートキーパーGK31経由で、発信先の電話端末TE21のアドレス解決要求を送る。
【0070】
クリアリングハウス2は、このアドレス解決要求を受け取ると(図6のステップS21)、このアドレス解決要求を、そのアドレス解決要求対象の電話端末を管理するゲートキーパー、この例の場合には電話端末TE21を管理するゲートキーパーGK21に、転送する(ステップS22)。
【0071】
ゲートキーパーGK21は、このアドレス解決要求を受け取ると(図7のステップS31)、アドレス解決要求された電話端末TE21のトランスポートアドレスを含むと共に、この電話端末TE21の公衆番号および内線番号を、ITU−T勧告のH.323で定められているNSD(Not Standard;製造者特有情報)によって含むアドレス解決応答を、クリアリングハウス2に返信する(ステップS32)。
【0072】
クリアリングハウス2は、このゲートキーパーGK21からのアドレス解決応答を受信すると(図6のステップS23)、電話端末TE21のトランスポートアドレスを含むと共に、電話端末TE21の公衆番号および内線番号を製造者特有情報によって含むアドレス解決応答を、電話端末TE31に返信する(ステップS24)。
【0073】
以上のようにしてアドレス解決応答を受け取った電話端末TE31は、そのトランスポートアドレスと電話端末TE21の公衆番号を用いて発呼を行って、セットアップメッセージSET UPを送出する。このとき、セットアップメッセージSET UPに含まれる発ID(発信者識別情報)としては、電話端末TE31は、電話端末TE21とは内線番号計画が共通ではないので、電話端末31の公衆番号が用いられる。なお、このときには、製造者特有情報として送られてくる番号情報は用いられない。
【0074】
電話端末TE21は、このセットアップメッセージSET UPを受け取ると(図5のステップS1)、着信転送が設定されているか否か判別する(ステップS2)。着信転送が設定されていなければステップS10に進んで、通常の着信処理ルーチンを実行するが、この例では、着信転送が設定されているので、ステップS3に進み、転送先は内線番号により設定されているか、または公衆番号によって設定されているかを判別する(ステップS3)。
【0075】
転送先が公衆番号によって設定されている場合には、図10に示したように、転送先の公衆番号を含めた着信転送のファシリティメッセージFACを、発信元の電話端末TE31に送る(ステップS11)。そして、電話端末TE31からの接続開放要求に応じて電話端末31との接続を開放する(ステップS9)。
【0076】
しかし、この例の場合には、転送先として内線番号が設定されているので、電話端末TE21は、この内線番号を用いて転送先である電話端末TE11のアドレス解決要求をクリアリングハウス2に送る(ステップS4)。
【0077】
クリアリングハウス2では、電話端末TE21についてのアドレス解決要求の処理と全く同様にして、アドレス解決要求を受け取ると(図6のステップS21)、このアドレス解決要求を、そのアドレス解決要求対象の電話端末を管理するゲートキーパー、この場合には電話端末TE11を管理するゲートキーパーGK11に、転送する(ステップS22)。
【0078】
ゲートキーパーGK11は、このアドレス解決要求を受け取ると(図7のステップS31)、アドレス解決要求された電話端末TE11のトランスポートアドレスを含むと共に、この電話端末TE11の公衆番号および内線番号を製造者特有情報によって含むアドレス解決応答を、クリアリングハウス2に返信する(ステップS32)。
【0079】
クリアリングハウス2は、このゲートキーパーGK11からのアドレス解決応答を受信すると(図6のステップS23)、電話端末TE11のトランスポートアドレスを含むと共に、電話端末TE11の公衆番号および内線番号を製造者特有情報によって含むアドレス解決応答を、電話端末TE21に返信する(ステップS24)。
【0080】
電話端末TE21は、このクリアリングハウスからのアドレス解決応答を受け取ると(ステップS5)、その応答メッセージ中の製造者特有情報から転送先の公衆番号および内線番号を抽出する(ステップS6)。
【0081】
そして、発信元からのセットアップメッセージSET UPに含まれる発ID(発信者識別情報)が公衆番号であったか、内線番号であったかを判別する(ステップS7)。ここで、発IDが内線番号であれば、内線番号計画を共有する電話端末からの着信であると判別でき、また、発IDが公衆番号であれば、内線番号計画を共有しない電話端末からの着信であると判別できる。
【0082】
この例では、電話端末TE31からのセットアップメッセージSET UPに含まれる発IDは公衆番号であるので、転送先のアドレス情報として公衆番号を含めた着信転送のファシリティメッセージFACを発信元の電話端末に送る(ステップS8)。
【0083】
このファシリティメッセージFACを受け取った電話端末TE31は、電話端末TE21に対して接続開放要求REL COMPを送出する。電話端末TE21は、この電話端末31からの接続開放要求REL COMPに応じて電話端末31との接続を開放する(ステップS9)。
【0084】
次に、着信転送のファシリティメッセージFACを受け取った電話端末31は、そのメッセージに含まれる転送先の公衆番号を用いて、クリアリングハウス2にアドレス解決要求を送る。
【0085】
クリアリングハウス2では、このアドレス解決要求を受け取ると(図6のステップS21)、このアドレス解決要求を、そのアドレス解決要求対象の電話端末を管理するゲートキーパー、この場合には電話端末TE11を管理するゲートキーパーGK11に、転送する(ステップS22)。
【0086】
ゲートキーパーGK11は、このアドレス解決要求を受け取ると(図7のステップS31)、アドレス解決要求された電話端末TE11のトランスポートアドレスを含むと共に、この電話端末TE11の公衆番号および内線番号を製造者特有情報によって含むアドレス解決応答を、クリアリングハウス2に返信する(ステップS32)。
【0087】
クリアリングハウス2は、このゲートキーパーGK11からのアドレス解決応答を受信すると(図6のステップS23)、電話端末TE11のトランスポートアドレスを含むと共に、電話端末TE11の公衆番号および内線番号を製造者特有情報によって含むアドレス解決応答を、電話端末TE31に返信する(ステップS24)。
【0088】
以上のようにしてアドレス解決応答を受け取った電話端末TE31は、そのトランスポートアドレスと電話端末TE11の公衆番号を用いて発呼を行って、セットアップメッセージSET UPを送出する。
【0089】
このセットアップに対して電話端末TE11が応答すると、応答メッセージCALL PROCが電話端末TE11から送出され、また、接続メッセージCONNECTが続いて送出され、電話端末TE31と電話端末TE11との間に通話路が形成される。以上のようにして、着信転送が完了する。
【0090】
なお、ステップS7で、発IDが内線番号であると判別したときには、転送元の電話端末は、転送先のアドレス情報として内線番号を含めた着信転送のファシリティメッセージFACを発信元の電話端末に送る(ステップS12)。そして、発信元の電話端末からの接続開放要求に応じて発信元の電話端末との接続を開放する(ステップS9)。
【0091】
そして、発信元の電話端末は、受け取った内線番号を用いて転送先に再呼出しのセットアップを行う。すると、この場合には、内線番号計画を共有する電話端末間での着信転送であるので、なんらの問題なく着信転送が行われる。
【0092】
[他の実施の形態]
以上の実施の形態では、転送元としての処理は、電話端末が行ったが、各電話端末の着信転送の設定をゲートキーパーが管理するように構成すれば、この転送元での処理を、ゲートキーパーが行うようにすることもできる。
【0093】
また、以上の実施の形態では、転送先としての処理は、その転送先の電話端末を管理するゲートキーパーが行うようにしたが、転送先の電話端末自身が、この転送先としての処理を実行するように構成することもできる。
【0094】
また、図5において、ステップS3およびステップS11は、ステップS6の後に、設けてもよい。
【0095】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、複数個の大グループ(ドメイン)間で内線番号計画を共有することが可能な場合において、着信転送先として、その内線番号計画を共有する複数の大グループ内の電話端末が、内線番号によって設定してある場合であっても、内線番号計画を共有しない電話端末からの着信の転送を確実に行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるVoIP電話システムの実施の形態における着信転送処理のシーケンス例を示す図である。
【図2】この発明によるVoIP電話システムの実施の形態に用いる電話端末のハードウエア構成例を示す図である。
【図3】この発明によるVoIP電話システムの実施の形態に用いるゲートキーパーのハードウエア構成例を示す図である。
【図4】この発明によるVoIP電話システムの実施の形態に用いるクリアリングハウスのハードウエア構成例を示す図である。
【図5】この発明によるVoIP電話システムの実施の形態に用いる電話端末での着信転送処理動作を説明するためのフローチャートである。
【図6】この発明によるVoIP電話システムの実施の形態に用いるクリアリングハウスの動作説明のためのフローチャートである。
【図7】この発明によるVoIP電話システムの実施の形態に用いるゲートキーパーの動作説明のためのフローチャートである。
【図8】VoIP電話システムの全体の構成例を示す図である。
【図9】VoIP電話システムにおける複数の電話端末の管理についての概念構成図である。
【図10】VoIP電話システムにおける着信転送のシーケンス例を示す図である。
【図11】VoIP電話システムにおける着信転送の他のシーケンス例を示す図である。
【符号の説明】
1 IPネットワーク(LAN)
2 クリアリングハウス
TE 電話端末
GK ゲートキーパー
Claims (12)
- IPネットワークに接続された複数個の電話端末が複数の大グループに分割され、前記大グループ内の複数個の電話端末が、さらに複数の小グループに分割され、前記複数の大グループおよび前記複数の小グループが、システム内交換管理装置によって管理されると共に、前記大グループの複数個で前記電話端末についての内線番号計画を共有することが可能である前記電話端末のVoIP電話システムにおける着信転送方法であって、
他の電話端末への着信転送の設定がなされている転送元への着信があったときに、前記転送元が、前記システム内交換管理装置に対し転送先についてのアドレス解決要求を送信する工程と、
前記アドレス解決要求を受けた前記システム内交換管理装置が、前記転送先に当該転送先についてのアドレス解決要求を送信する工程と、
前記アドレス解決要求を受けた前記転送先が、当該転送先についての少なくとも公衆番号を製造者特有情報として含むアドレス解決応答を前記システム内交換管理装置に返信する工程と、
前記アドレス解決応答を受信したシステム内交換管理装置が、前記製造者特有情報を含むアドレス解決応答を前記転送元に返信する工程と、
他の電話端末への着信転送の設定が内線番号によってなされていると共に、前記着信が公衆番号を発信元の番号として含むものであったときに、前記システム内交換管理装置からの前記アドレス解決応答を受信した前記転送元が、前記発信元に対して再呼出しのアドレスを公衆番号で通知する工程と
を備えることを特徴とするVoIP電話システムにおける着信転送方法。 - 前記転送元は、着信を受けた電話端末であることを特徴とする請求項1に記載のVoIP電話システムにおける着信転送方法。
- 前記転送先は、電話端末であることを特徴とする請求項1に記載のVoIP電話システムにおける着信転送方法。
- 前記小グループ内の複数の電話端末は、グループ内交換管理装置によって管理され、
前記転送元は、着信を受ける電話端末を管理する前記グループ内交換管理装置であることを特徴とする請求項1に記載のVoIP電話システムにおける着信転送方法。 - 前記小グループ内の複数の電話端末は、グループ内交換管理装置によって管理され、
前記転送先は、転送を受ける電話端末を管理する前記グループ内交換管理装置であることを特徴とする請求項1に記載のVoIP電話システムにおける着信転送方法。 - 前記転送元が、前記システム内交換管理装置に対し転送先についてのアドレス解決要求を送信する工程は、内線番号によって他の電話端末への着信転送の設定がなされているときにのみ行われることを特徴とする請求項1に記載のVoIP電話システムにおける着信転送方法。
- IPネットワークに接続された複数個の電話端末が複数の大グループに分割され、前記大グループ内の複数個の電話端末が、さらに複数の小グループに分割され、前記複数の大グループおよび前記複数の小グループが、システム内交換管理装置によって管理されると共に、前記大グループの複数個で前記電話端末についての内線番号計画を共有することが可能である前記電話端末のVoIP電話システムに用いられる前記電話端末であって、
着信があったときに、他の電話端末への着信転送の設定がなされているかどうかを判別する判別手段と、
前記判別手段により前記着信転送の設定がなされていると判別されたときに、前記システム内交換管理装置に対し転送先についてのアドレス解決要求を送信する手段と、
前記転送先についての少なくとも公衆番号を製造者特有情報として含むアドレス解決応答を前記システム内交換管理装置から受信する手段と、
他の電話端末への着信転送の設定が内線番号によってなされていると共に、前記着信が公衆番号を発信元の番号として含むものであったときに、前記アドレス解決応答から抽出した前記公衆番号で、前記発信元に対して再呼出しのアドレスを通知する手段と
を備えることを特徴とするVoIP電話システム用の電話端末。 - 前記判別手段では、さらに、他の電話端末への着信転送の設定が内線番号によってなされているかどうかを判別し、
前記アドレス解決要求を送信する手段は、内線番号によって他の電話端末への着信転送の設定がなされているときにのみ前記アドレス解決要求を前記システム内交換管理装置に送る
ことを特徴とする請求項7に記載のVoIP電話システム用の電話端末。 - IPネットワークに接続された複数個の電話端末が複数の大グループに分割され、前記大グループ内の複数個の電話端末が、さらに複数の小グループに分割され、前記複数の大グループおよび前記複数の小グループが、システム内交換管理装置によって管理されると共に、前記大グループの複数個で前記電話端末についての内線番号計画を共有することが可能である前記電話端末のVoIP電話システムにおいて用いられる前記電話端末であって、
前記システム内交換管理装置からのアドレス解決要求を受信する手段と、
少なくとも当該電話端末の公衆番号を製造者特有情報として含むアドレス解決応答を前記システム内交換管理装置に返信する手段と
を備えることを特徴とするVoIP電話システム用の電話端末。 - IPネットワークに接続された複数個の電話端末が複数の大グループに分割され、前記大グループ内の複数個の電話端末が、さらに複数の小グループに分割され、前記複数の大グループおよび前記複数の小グループが、システム内交換管理装置によって管理されると共に、前記小グループ内の複数の電話端末は、グループ内交換管理装置によって管理され、前記大グループの複数個で前記電話端末についての内線番号計画を共有することが可能である前記電話端末のVoIP電話システムに用いられる前記グループ内交換管理装置であって、
着信先の電話端末において、他の電話端末への着信転送の設定がなされているかどうかを判別する判別手段と、
前記判別手段により前記着信転送の設定がなされていると判別されたときに、前記システム内交換管理装置に対し転送先についてのアドレス解決要求を送信する手段と、
前記転送先についての少なくとも公衆番号を製造者特有情報として含むアドレス解決応答を前記システム内交換管理装置から受信する手段と、
他の電話端末への着信転送の設定が内線番号によってなされていると共に、前記着信が公衆番号を発信元の番号として含むものであったときに、前記アドレス解決応答から抽出した前記公衆番号で、前記発信元に対して再呼出しのアドレスを通知する手段と
を備えることを特徴とするVoIP電話システム用のグループ内交換管理装置。 - 前記判別手段では、さらに、他の電話端末への着信転送の設定が内線番号によってなされているかどうかを判別し、
前記アドレス解決要求を送信する手段は、内線番号によって他の電話端末への着信転送の設定がなされているときにのみ前記アドレス解決要求をシステム内交換管理装置に送る
ことを特徴とする請求項10に記載のVoIP電話システム用のグループ内交換管理装置。 - IPネットワークに接続された複数個の電話端末が複数の大グループに分割され、前記大グループ内の複数個の電話端末が、さらに複数の小グループに分割され、前記複数の大グループおよび前記複数の小グループが、システム内交換管理装置によって管理されると共に、前記小グループ内の複数の電話端末は、グループ内交換管理装置によって管理され、前記大グループの複数個で前記電話端末についての内線番号計画を共有することが可能である前記電話端末のVoIP電話システムに用いられる前記グループ内交換管理装置であって、
前記システム内交換管理装置からのアドレス解決要求を受信する手段と、
少なくともアドレス解決要求に示される電話端末の公衆番号を製造者特有情報として含むアドレス解決応答を前記システム内交換管理装置に返信する手段と
を備えることを特徴とするVoIP電話システム用のグループ内交換管理装置。
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