JP2003032372A - VoIP電話システムにおける着信転送方法、VoIP電話システム用の電話端末およびグループ内交換管理装置 - Google Patents

VoIP電話システムにおける着信転送方法、VoIP電話システム用の電話端末およびグループ内交換管理装置

Info

Publication number
JP2003032372A
JP2003032372A JP2001213523A JP2001213523A JP2003032372A JP 2003032372 A JP2003032372 A JP 2003032372A JP 2001213523 A JP2001213523 A JP 2001213523A JP 2001213523 A JP2001213523 A JP 2001213523A JP 2003032372 A JP2003032372 A JP 2003032372A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
telephone
telephone terminal
address resolution
management device
exchange management
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001213523A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3831636B2 (ja
Inventor
Junji Sasaki
淳二 佐々木
Kenichi Maruyama
健一 丸山
Takafumi Hayashi
崇文 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Taiko Electric Works Ltd
Nippon Telegraph and Telephone West Corp
Nippon Telegraph and Telephone East Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Taiko Electric Works Ltd
Nippon Telegraph and Telephone West Corp
Nippon Telegraph and Telephone East Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp, Taiko Electric Works Ltd, Nippon Telegraph and Telephone West Corp, Nippon Telegraph and Telephone East Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2001213523A priority Critical patent/JP3831636B2/ja
Publication of JP2003032372A publication Critical patent/JP2003032372A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3831636B2 publication Critical patent/JP3831636B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Sub-Exchange Stations And Push- Button Telephones (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数個のドメインで内線番号計画を共有して
いる場合においても、確実に正しく着信転送ができるよ
うにするVoIP電話システムを提供する。 【解決手段】 他の電話端末への着信転送の設定がなさ
れている転送元への着信があったときに、転送元は、ク
リアリングハウスに対し転送先についてのアドレス解決
要求を送信する。クリアリングハウスは、転送先に当該
転送先についてのアドレス解決要求を送信する。アドレ
ス解決要求を受けた転送先は、当該転送先についての少
なくとも公衆番号を製造者特有情報として含むアドレス
解決応答をクリアリングハウスに返信する。クリアリン
グハウスは、製造者特有情報を含むアドレス解決応答を
転送元に返信する。転送元は、他の電話端末への着信転
送の設定が内線番号であって、発信元の識別番号が公衆
番号であったときに発信元に対して再呼出しのアドレス
を公衆番号で通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、VoIP(Vo
ice over Internet Protoco
l)電話システム、このVoIP電話システム用の電話
端末およびグループ内交換管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットやイントラネットのよう
なIP(Internet Protocol)ネット
ワークを利用して音声信号を送る技術であるVoIPを
用いて電話通信を行うようにするVoIP電話システム
が提供されている。このVoIP電話システムは、例え
ば、一般のLAN(Local Area Netwo
rk;ローカルエリアネットワーク)用の規格であるI
TU‐T勧告H.323が用いられて構成される。
【0003】図8は、このVoIP電話システムの全体
の構成例を示す図である。また、図9は、この例のV0
IP電話システムにおける複数の電話端末の管理につい
ての概念構成図である。
【0004】このシステムは、図8に示すように、IT
U−T勧告H.323の規格によるIPネットワーク1
を構成するLANに対して、電話端末TEの複数個と、
ゲートキーパーGKの複数個と、クリアリングハウス2
と、ゲートウエイ3とが接続されて構成される。
【0005】電話端末TEのそれぞれは、コンピュータ
の機能を備えると共に、ハンドセットHSを備えてい
る。このシステム例では、複数個の電話端末TEは、図
9に示すように、大きなグループとしてのn個(nは2
以上の整数)のドメインD1,D2,・・・,Dnにグ
ループ分けされる。そして、各ドメインD1,D2,・
・・,Dn内の複数個の電話端末TEが、それぞれ、さ
らに小グループとしての複数個のゾーンZ11〜Z1
i、Z21〜Z2j、・・・、Zn1〜Znkのそれぞ
れにグループ分けされる。
【0006】ゲートウエイ3は、例えばISDNなどの
公衆電話網4とIPネットワーク1とを接続するための
機能を備えるもので、連続音声信号とIP音声パケット
の相互変換や、IP音声パケットのゲートキーパーGK
とのやり取り、さらに、電話番号TEとIPアドレスと
の相互変換を行う。
【0007】ゲートキーパーGKは、ITU−T勧告
H.323のシステム構成の中で中心的な管理機能を担
当するもので、例えばパーソナルコンピュータで構成さ
れる。この例の場合、ゲートキーパーGKは、ゾーンZ
11〜Z1i、Z21〜Z2j、・・・、Zn1〜Zn
kのそれぞれに一つが設けられ、各ゲートキーパーGK
は、一つのゾーン内の複数の電話端末TEを管理する。
図9の例では、例えば、ゾーンZ11では、そのゾーン
内の複数個の電話端末TE11,TE12,・・・の管
理をゲートキーパーGK11が行い、ゾーンZ21で
は、そのゾーン内の複数個の電話端末TE21,TE2
2,・・・の管理をゲートキーパーGK21が行う。
【0008】したがって、図9の例の場合、ゲートキー
パーGKのそれぞれは、小グループであるゾーン内の交
換管理を行うグループ内交換管理装置の役割を有するも
のである。
【0009】図9の例においては、ゲートキーパーGK
は、ゾーン内の電話端末として自己に登録された複数の
電話端末TEの管理、帯域幅の割り当て、電話番号とI
Pアドレスの対応付けなどを行い、複数個の電話端末T
Eによる他の電話端末TEとの電話通信を管理する機能
を有する。
【0010】また、ゲートキーパーGKは、ゲートウエ
イ3を通じた公衆電話網4と、自己に登録された複数の
電話端末TEとの間での電話通信の交換管理も行う。
【0011】電話端末TEのそれぞれは、IPネットワ
ーク1に接続されたときに、自端末を管理するゲートキ
ーパーGKに登録される。各電話端末TEは、電話番号
として公衆番号と内線番号とを有し、ゲートキーパーG
Kには、その両者が登録される。ゲートキーパーGK
は、これらの番号とIPアドレスとの対応を管理する。
【0012】クリアリングハウス2は、システム内のド
メインD1,D2,・・・,Dnおよび各ドメインD
1,D2,・・・,Dn内の複数個のゾーンZ11〜Z
1i、Z21〜Z2j、・・・、Zn1〜Znkを管理
するもので、各ゲートキーパーGKのIPアドレスと、
各ゲートキーパーGKがいずれの電話端末TEを管理し
ているかの情報を備える。
【0013】すなわち、図9の例のクリアリングハウス
2は、システム内のゲートキーパーGKおよび電話端末
TEの全体の配置を把握して、電話端末間での通信の際
の交換を管理するシステム内交換管理装置の役割を果た
すものである。
【0014】各ドメイン内のすべてのゾーン間では、共
通の一つの内線番号計画を行って、内線通話を行うこと
ができる。また、複数のドメイン間においても、共通の
一つの内線番号計画を行って、内線通話をそれら複数の
ドメインに属する電話端末間で内線通話を行うことがで
きる。クリアリングハウス2は、これらドメイン内の複
数のゾーン間での内線通話および複数のドメイン間での
内線通話のためのアドレス解決を行って、内線通話を実
現するようにしている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上説明し
たVoIP電話システムにおいては、各電話端末は、そ
れが受けた着信を複数のドメインにまたがって転送する
ことができるようにされている。この場合に、複数のド
メイン間で共通の一つの内線番組計画は持たずに、各ド
メイン内でのみ、共通の一つの内線番号計画を行うよう
なシステムにおいて、他のドメインの電話端末に対して
着信転送を設定する場合には、その転送先の電話端末は
公衆番号により設定する。
【0016】この場合の着信転送のシーケンス例を、図
10を参照して説明する。この例は、ドメインD3の電
話端末TE31から、ドメインD2の電話端末TE21
に発信したところ、電話端末TE21にはドメインD1
の電話端末TE11への着信転送が設定してあった場合
である。このとき、電話端末TE21では、転送先アド
レスの情報として、ドメインD1の電話端末TE11の
公衆番号が設定されているものである。
【0017】まず、電話端末TE31では、クリアリン
グハウス2に対してゲートキーパーGK31経由で、発
信先の電話端末TE21のアドレス解決要求が送られ
る。このアドレス解決要求を受け取ったクリアリングハ
ウス2は、電話端末TE21のトランスポートアドレス
を含むアドレス解決応答を電話端末TE31に返信す
る。ここで、トランスポートアドレスは、IPアドレス
とポート番号とからなるものである。
【0018】なお、このアドレス解決応答に当たって、
クリアリングハウス2は、電話端末TE21を管理する
ゲートキーパーGK21にそのアドレス解決要求を転送
し、それに対するアドレス解決応答をゲートキーパーG
K21から受け取り、その受け取ったアドレス解決応答
を電話端末TE31に返信するようにする場合もある。
【0019】以上のようにしてアドレス解決応答を受け
取った電話端末TE31は、そのトランスポートアドレ
スと電話端末TE21の公衆番号を用いて発呼を行うべ
く、セットアップメッセージSET UPを送出する。
【0020】このセットアップメッセージSET UP
を受け取った電話端末TE21では、電話端末TE11
への着信転送が設定されているので、ファシリティメッ
セージFACとして電話端末TE11の公衆番号を含む
着信転送のメッセージを、電話端末TE31に返す。こ
の着信転送のメッセージを受け取った電話端末TE31
は、接続開放メッセージREL COMPを送出して、
電話端末TE21との接続を開放する。
【0021】そして、先に受け取った転送先の電話端末
TE11の公衆番号を用いたアドレス解決要求を、クリ
アリングハウス2に送る。すると、クリアリングハウス
2は、電話端末TE11のトランスポートアドレスを含
むアドレス解決応答を電話端末TE31に返信する。
【0022】そこで、このアドレス解決応答を受け取っ
た電話端末TE31は、そのトランスポートアドレスと
電話端末TE11の公衆番号を用いて、セットアップメ
ッセージSET UPを送出して転送先への再呼出しを
行う。
【0023】このセットアップメッセージSET UP
を受け取った電話端末TE11は、着信応答メッセージ
CALL PROCを電話端末TE31に返し、さらに
接続メッセージCONNECTを送出する。これによ
り、電話端末TE31と、TE11との間に通話路が接
続される。
【0024】以上のようにして、内線番号計画がドメイ
ン内でのみ行われている場合には、着信転送はなんらの
問題もなく行われる。しかしながら、複数のドメイン間
で一つの内線番号計画を共有している場合においては、
着信転送ができなくなる場合が生じる。
【0025】例えば上述の例において、ドメインD1と
ドメインD2とでは、内線番号計画を共有しているが、
ドメインD3では、異なる内線番号計画がなされている
場合が、その例である。すなわち、その例の場合には、
電話端末TE21での着信転送の設定においては、内線
番号計画を共有しているドメインD1とD2との間での
着信転送であるので、転送先のアドレスとしては、内線
番号が一般に設定される。この状態において、内線番号
計画を共有しないドメインD3の電話端末TE31から
電話端末TE21に着信があると、図11のシーケンス
図に示すように、着信転送ができなくなるのである。
【0026】この図11のシーケンス図について以下に
説明する。
【0027】図10の場合と同様にして、まず、電話端
末TE31は、クリアリングハウス2に対してゲートキ
ーパーGK31経由で、発信先の電話端末TE21のア
ドレスの問い合わせを行う。つまり、アドレス解決要求
を送る。このアドレス解決要求を受け取ったクリアリン
グハウス2は、電話端末TE21のトランスポートアド
レスを含むアドレス解決応答を電話端末TE31に返信
する。
【0028】アドレス解決応答を受け取った電話端末T
E31は、そのトランスポートアドレスと電話端末TE
21の公衆番号を用いて発呼を行って、セットアップメ
ッセージSET UPを送出する。
【0029】このセットアップメッセージSET UP
を受け取った電話端末TE21は、着信転送が設定され
ているので、ファシリティメッセージFACとして電話
端末TE11の内線番号を含む電話端末TE11への着
信転送のメッセージを、電話端末TE31に返す。この
着信転送のメッセージを受け取った電話端末TE31
は、接続開放メッセージREL COMPを送出して、
電話端末TE21との接続を開放する。
【0030】そして、電話端末TE31は、先に受け取
った転送先の電話端末TE11の内線番号を用いたアド
レス解決要求を、クリアリングハウス2に送る。する
と、クリアリングハウス2は、アドレス解決応答を電話
端末TE31に返信しようとするが、内線番号計画を共
有しないドメインの電話端末からの内線番号によるアド
レス解決要求であるので、電話端末TE11の正しいト
ランスポートアドレスを返信することができず、電話端
末TE11への着信転送ができなくなる。
【0031】もしも、内線番号計画を共有する複数個の
ドメイン内の電話端末からの内線番号を用いたアドレス
解決要求であれば、その内線番号計画を共有する複数個
のドメイン内の内線番号から正しいトランスポートアド
レスを検出して、アドレス解決応答をすることができる
が、内線番号計画を共有しないドメインからの内線番号
を用いたアドレス解決要求は、当該内線番号が、いずれ
のドメインの内線番号を指定するものであるかをクリア
リングハウスが特定することができないからである。
【0032】この発明は、以上の点にかんがみ、複数個
のドメインで内線番号計画を共有している場合において
も、確実に正しく着信転送ができるようにするVoIP
電話システムおよびそれに用いる電話端末、ゲートキー
パーを提供することを目的とする。
【0033】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明によるVoIP電話システムは、IPネッ
トワークに接続された複数個の電話端末が複数の大グル
ープに分割され、前記大グループ内の複数個の電話端末
が、さらに複数の小グループに分割され、前記複数の大
グループおよび前記複数の小グループが、システム内交
換管理装置によって管理されると共に、前記大グループ
の複数個で前記電話端末についての内線番号計画を共有
することが可能である前記電話端末のVoIP電話シス
テムにおける着信転送方法において、他の電話端末への
着信転送の設定がなされている転送元への着信があった
ときに、前記転送元が、前記システム内交換管理装置に
対し転送先についてのアドレス解決要求を送信する工程
と、前記アドレス解決要求を受けた前記システム内交換
管理装置が、前記転送先に当該転送先についてのアドレ
ス解決要求を送信する工程と、前記アドレス解決要求を
受けた前記転送先が、当該転送先についての少なくとも
公衆番号を製造者特有情報として含むアドレス解決応答
を前記システム内交換管理装置に返信する工程と、前記
アドレス解決応答を受信したシステム内交換管理装置
が、前記製造者特有情報を含むアドレス解決応答を前記
転送元に返信する工程と、他の電話端末への着信転送の
設定が内線番号によってなされていると共に、前記着信
が公衆番号を発信元の番号として含むものであったとき
に、前記システム内交換管理装置からの前記アドレス解
決応答を受信した前記転送元が、前記発信元に対して再
呼出しのアドレスを公衆番号で通知する工程とを備える
ことを特徴とする。
【0034】なお、上述の転送元は、着信転送の設定が
行われている電話端末そのものである場合と、その電話
端末を含む小グループを管理するグループ交換管理装置
である場合がある。また、転送先も、転送先の電話端末
そのものである場合と、その電話端末を含む小グループ
を管理するグループ交換管理装置である場合がある。
【0035】
【作用】上述の構成のこの発明によれば、転送元は、着
信転送に際しては、システム内交換管理装置(前述の例
のクリアリングハウスが対応)に着信先のアドレス解決
要求を送る。システム内交換管理装置は、転送先にその
アドレス解決要求を送り、転送先から、当該転送先の公
衆番号を製造者特有情報として含むアドレス解決応答を
受ける。そして、システム内交換管理装置は、受信した
アドレス解決応答を、転送元に返信する。
【0036】転送元は、着信転送の設定が内線番号によ
ってなされていると共に、着信が公衆番号を発信元の番
号として含むものであったときには、受け取ったアドレ
ス解決応答に含まれる公衆番号を転送先の再呼出しのア
ドレスとして、発信元に送るようにする。
【0037】したがって、発信元は、この公衆番号を用
いてシステム内交換管理装置にアドレス解決要求を送
る。システム内交換管理装置は、この公衆番号によりア
ドレス解決の処理を行って、発信元にアドレス解決応答
を送るので、従来のような問題は無く、転送先に確実に
着信転送することができるようになる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、この発明によるVoIP電
話システムの実施の形態について、図を参照しながら説
明する。
【0039】以下に説明する実施の形態の全体のシステ
ム構成は、図8および図9に示したものと全く同様であ
る。ただし、電話端末TEにおける着信転送時の処理、
また、ゲートキーパーGKおよびクリアリングハウスに
おけるそれに対応する処理が、従来とは異なる。
【0040】なお、以下に説明する実施の形態において
は、特許請求の範囲におけるシステム内交換管理装置
は、クリアリングハウス2が対応し、また、グループ内
交換管理装置は、ゲートキーパーGKが対応する。
【0041】そして、この実施の形態では、請求項1に
おける転送元での処理は、着信転送が設定されている電
話端末TEが行い、また、請求項1における転送先の処
理は、その転送先の電話端末を管理するゲートキーパー
GKが行うものとしている。
【0042】[電話端末TEのハードウエア構成例]こ
の実施の形態のシステムにおける電話端末TEのハード
ウエア構成例を図2に示す。この実施の形態の電話端末
TEは、端末本体100と、ハンドセットHSとからな
る。ハンドセットHSは、図示を省略したが、送話器を
構成するマイクロホンと、送話アンプと、受話器を構成
するスピーカと、受話アンプとを備えている。
【0043】端末本体100は、コンピュータにより構
成されており、CPU110に対して、システムバス1
11を介して、ROM112と、RAM113と、ディ
スプレイコントローラ114と、操作入力インターフェ
イス(図ではインターフェイスはI/Fと記載する。以
下同じ)116と、LANインターフェイス118と、
パケット分解/生成部119と、音声データ入出力イン
ターフェイス120とが接続されている。
【0044】ディスプレイコントローラ114には、デ
ィスプレイ115が接続されており、このディスプレイ
115の表示画面には、CPU110の制御にしたがっ
た表示が行われる。
【0045】また、操作入力インターフェイス116に
は、テンキー、カーソルキーやその他の操作キーを含む
操作入力部117が接続されている。CPU110は、
操作入力インターフェイス116を介して操作入力部1
17を通じて使用者がいずれの入力キーを操作したかを
認識し、その認識結果に基づいて、キー入力操作に応じ
た処理をROM112のプログラムに従って実行する。
【0046】ROM112には、電話端末TEをゲート
キーパーGKに登録する際の処理シーケンスを実行する
ためのプログラム、電話端末としての発呼時や着呼時の
処理シーケンスを実行するプログラム、着信転送の設定
を受け付けるプログラム、着信転送時の処理を実行する
ためのプログラムなどが記憶されている。
【0047】RAM113は、主としてROM112の
プログラムがCPU110によって実行される際にワー
クエリアとして使用される。
【0048】LANインターフェイス118は、IPネ
ットワーク1を構成するLANを通じて送られてくるパ
ケット化データを取り込み、また、IPネットワーク1
を構成するLANにパケット化データを送出するための
機能を備える。
【0049】パケット分解/生成部119は、LANイ
ンターフェイス118により取り込んだパケット化デー
タを分解して、制御データや音声データを得る機能と、
送信する制御データや音声データをパケット化して送出
するパケット化データを生成する機能を有する。このパ
ケット分解/生成部119は、パケット化データを分解
したり、生成したりするためのバッファメモリを備え
る。
【0050】なお、このパケット分解/生成部119の
パケット分解処理機能や生成処理機能は、CPU110
と、ROM112とにより、ソフトウエアとして実現す
ることもできる。
【0051】音声データ入出力インターフェイス120
は、パケット分解されて得られた音声データをアナログ
音声信号に変換してハンドセットHSに供給し、また、
ハンドセットHSから入力されるアナログ音声信号をデ
ジタル信号に変換して取り込む機能を備える。
【0052】[ゲートキーパーGKのハードウエア構成
例]次に、この実施の形態のシステムにおけるゲートキ
ーパーGKのハードウエア構成例を図3に示す。この実
施の形態のゲートキーパーGKは、例えばパーソナルコ
ンピュータにより構成されるもので、CPU210に対
して、システムバス211を介してROM212と、R
AM213と、LANインターフェイス214と、パケ
ット処理部215と、ゾーン管理メモリ216とが接続
されている。
【0053】ROM212には、電話端末TEから登録
要求があったときの処理シーケンスを実行するためのプ
ログラムや、電話番号情報とIPアドレスとの変換の処
理プログラム、クリアランスハウス2からのアドレス解
決要求に対するアドレス解決応答を生成して返信するプ
ログラムなど、ゲートキーパーGKが実行する処理プロ
グラムが記憶されている。
【0054】RAM213は、主としてROM212の
プログラムがCPU210によって実行される際にワー
クエリアとして使用される。
【0055】また、LANインターフェイス214は、
IPネットワーク1を通じて送られてくるパケット化デ
ータを取り込み、また、IPネットワーク1にパケット
化データを送出するための機能を備える。
【0056】パケット処理部215は、LANインター
フェイス214により取り込んだパケットが、制御デー
タのパケットであった場合には、その制御データを解読
するために、受信したパケットを分解し、また、送信す
る制御データのパケット化データを生成する機能を有す
る。
【0057】また、LANインターフェイス214によ
り取り込んだパケットが音声データのパケットの場合に
は、ゲートキーパーGKは、ゲートウエイ3からのパケ
ットは電話端末TEに宛てて、電話端末TEからのパケ
ットはゲートウエイ3または他の電話端末TEに宛て
て、その音声パケットを転送するようにする。
【0058】そして、パケット処理部215は、パケッ
ト化データを分解/生成したり、転送処理のために一時
保存したりするためのバッファメモリを備える。
【0059】ゾーン管理メモリ216は、ゲートウエイ
3やゾーン内の複数の電話端末TEの登録情報やそれら
のIPアドレスおよび、電話端末のIPアドレスと電話
番号との対応などの情報を記憶している。CPU210
は、それらの情報を用いて、パケットの行き先のIPア
ドレスを決定したり、受信先のIPアドレスを判別した
りする。
【0060】電話端末TEの電話番号情報としては、公
衆番号と内線番号とがあるが、ゾーン管理メモリ216
には、その両方が登録されて管理されている。
【0061】[クリアリングハウスのハードウエア構成
例]次に、この実施の形態のシステムにおけるクリアリ
ングハウス2のハードウエア構成例を図4に示す。この
実施の形態のクリアリングハウスは、例えばパーソナル
コンピュータにより構成されるもので、CPU310に
対して、システムバス311を介してROM312と、
RAM313と、LANインターフェイス314と、パ
ケット処理部315と、システム内管理メモリ316と
が接続されている。
【0062】ROM312には、電話端末TEからのア
ドレス解決要求があったときのアドレス解決処理シーケ
ンスを実行するためのプログラムや、アドレス解決要求
に対するアドレス解決応答を生成して返信するプログラ
ムなど、クリアリングハウス2が実行する処理プログラ
ムが記憶されている。
【0063】RAM313は、主としてROM312の
プログラムがCPU310によって実行される際にワー
クエリアとして使用される。
【0064】また、LANインターフェイス314は、
IPネットワーク1を通じて送られてくるパケット化デ
ータを取り込み、また、IPネットワーク1にパケット
化データを送出するための機能を備える。
【0065】パケット処理部315は、LANインター
フェイス314により取り込んだパケットが、制御デー
タのパケットであった場合には、その制御データを解読
するために、受信したパケットを分解し、また、送信す
る制御データのパケット化データを生成する機能を有す
る。パケット処理部315は、パケット化データを分解
/生成したり、転送処理のために一時保存したりするた
めのバッファメモリを備える。
【0066】システム内管理メモリ316は、各ドメイ
ンを管理するゲートキーパーGKの登録情報やIPアド
レスなどと、各ゲートキーパーGKが管理する複数の電
話端末TEの番号情報などを記憶している。CPU31
0は、それらの情報を用いて、アドレス解決要求に対す
る処理を行う。
【0067】[着信転送処理のシーケンスの説明]この
実施の形態における着信シーケンス例を、前述の図11
の例と同じ条件における場合を例にとって、以下に説明
する。すなわち、この場合の条件は、ドメインD1とド
メインD2とで、共通の内線番号計画を有している状態
において、ドメインD3の電話端末TE31から、ドメ
インD2の電話端末TE21に発信したところ、電話端
末TE21にはドメインD1の電話端末TE11への着
信転送が設定してあった場合である。そして、このと
き、電話端末TE21では、転送先アドレスの情報とし
て、ドメインD1の電話端末TE11の内線番号が設定
されているものである。
【0068】図1は、このときの着信転送のシーケンス
図であり、図5は、転送元としての電話端末TE21で
の処理を示すフローチャート、図6は、クリアリングハ
ウス2での処理を示すフローチャート、図7は、ゲート
キーパーGKでの処理を示すフローチャートである。以
下、これらの図を参照しながら、説明する。
【0069】まず、図1のシーケンス図に示すように、
電話端末TE31は、クリアリングハウス2に対してゲ
ートキーパーGK31経由で、発信先の電話端末TE2
1のアドレス解決要求を送る。
【0070】クリアリングハウス2は、このアドレス解
決要求を受け取ると(図6のステップS21)、このア
ドレス解決要求を、そのアドレス解決要求対象の電話端
末を管理するゲートキーパー、この例の場合には電話端
末TE21を管理するゲートキーパーGK21に、転送
する(ステップS22)。
【0071】ゲートキーパーGK21は、このアドレス
解決要求を受け取ると(図7のステップS31)、アド
レス解決要求された電話端末TE21のトランスポート
アドレスを含むと共に、この電話端末TE21の公衆番
号および内線番号を、ITU−T勧告のH.323で定
められているNSD(Not Standard;製造
者特有情報)によって含むアドレス解決応答を、クリア
リングハウス2に返信する(ステップS32)。
【0072】クリアリングハウス2は、このゲートキー
パーGK21からのアドレス解決応答を受信すると(図
6のステップS23)、電話端末TE21のトランスポ
ートアドレスを含むと共に、電話端末TE21の公衆番
号および内線番号を製造者特有情報によって含むアドレ
ス解決応答を、電話端末TE31に返信する(ステップ
S24)。
【0073】以上のようにしてアドレス解決応答を受け
取った電話端末TE31は、そのトランスポートアドレ
スと電話端末TE21の公衆番号を用いて発呼を行っ
て、セットアップメッセージSET UPを送出する。
このとき、セットアップメッセージSET UPに含ま
れる発ID(発信者識別情報)としては、電話端末TE
31は、電話端末TE21とは内線番号計画が共通では
ないので、電話端末31の公衆番号が用いられる。な
お、このときには、製造者特有情報として送られてくる
番号情報は用いられない。
【0074】電話端末TE21は、このセットアップメ
ッセージSET UPを受け取ると(図5のステップS
1)、着信転送が設定されているか否か判別する(ステ
ップS2)。着信転送が設定されていなければステップ
S10に進んで、通常の着信処理ルーチンを実行する
が、この例では、着信転送が設定されているので、ステ
ップS3に進み、転送先は内線番号により設定されてい
るか、または公衆番号によって設定されているかを判別
する(ステップS3)。
【0075】転送先が公衆番号によって設定されている
場合には、図10に示したように、転送先の公衆番号を
含めた着信転送のファシリティメッセージFACを、発
信元の電話端末TE31に送る(ステップS11)。そ
して、電話端末TE31からの接続開放要求に応じて電
話端末31との接続を開放する(ステップS9)。
【0076】しかし、この例の場合には、転送先として
内線番号が設定されているので、電話端末TE21は、
この内線番号を用いて転送先である電話端末TE11の
アドレス解決要求をクリアリングハウス2に送る(ステ
ップS4)。
【0077】クリアリングハウス2では、電話端末TE
21についてのアドレス解決要求の処理と全く同様にし
て、アドレス解決要求を受け取ると(図6のステップS
21)、このアドレス解決要求を、そのアドレス解決要
求対象の電話端末を管理するゲートキーパー、この場合
には電話端末TE11を管理するゲートキーパーGK1
1に、転送する(ステップS22)。
【0078】ゲートキーパーGK11は、このアドレス
解決要求を受け取ると(図7のステップS31)、アド
レス解決要求された電話端末TE11のトランスポート
アドレスを含むと共に、この電話端末TE11の公衆番
号および内線番号を製造者特有情報によって含むアドレ
ス解決応答を、クリアリングハウス2に返信する(ステ
ップS32)。
【0079】クリアリングハウス2は、このゲートキー
パーGK11からのアドレス解決応答を受信すると(図
6のステップS23)、電話端末TE11のトランスポ
ートアドレスを含むと共に、電話端末TE11の公衆番
号および内線番号を製造者特有情報によって含むアドレ
ス解決応答を、電話端末TE21に返信する(ステップ
S24)。
【0080】電話端末TE21は、このクリアリングハ
ウスからのアドレス解決応答を受け取ると(ステップS
5)、その応答メッセージ中の製造者特有情報から転送
先の公衆番号および内線番号を抽出する(ステップS
6)。
【0081】そして、発信元からのセットアップメッセ
ージSET UPに含まれる発ID(発信者識別情報)
が公衆番号であったか、内線番号であったかを判別する
(ステップS7)。ここで、発IDが内線番号であれ
ば、内線番号計画を共有する電話端末からの着信である
と判別でき、また、発IDが公衆番号であれば、内線番
号計画を共有しない電話端末からの着信であると判別で
きる。
【0082】この例では、電話端末TE31からのセッ
トアップメッセージSET UPに含まれる発IDは公
衆番号であるので、転送先のアドレス情報として公衆番
号を含めた着信転送のファシリティメッセージFACを
発信元の電話端末に送る(ステップS8)。
【0083】このファシリティメッセージFACを受け
取った電話端末TE31は、電話端末TE21に対して
接続開放要求REL COMPを送出する。電話端末T
E21は、この電話端末31からの接続開放要求REL
COMPに応じて電話端末31との接続を開放する
(ステップS9)。
【0084】次に、着信転送のファシリティメッセージ
FACを受け取った電話端末31は、そのメッセージに
含まれる転送先の公衆番号を用いて、クリアリングハウ
ス2にアドレス解決要求を送る。
【0085】クリアリングハウス2では、このアドレス
解決要求を受け取ると(図6のステップS21)、この
アドレス解決要求を、そのアドレス解決要求対象の電話
端末を管理するゲートキーパー、この場合には電話端末
TE11を管理するゲートキーパーGK11に、転送す
る(ステップS22)。
【0086】ゲートキーパーGK11は、このアドレス
解決要求を受け取ると(図7のステップS31)、アド
レス解決要求された電話端末TE11のトランスポート
アドレスを含むと共に、この電話端末TE11の公衆番
号および内線番号を製造者特有情報によって含むアドレ
ス解決応答を、クリアリングハウス2に返信する(ステ
ップS32)。
【0087】クリアリングハウス2は、このゲートキー
パーGK11からのアドレス解決応答を受信すると(図
6のステップS23)、電話端末TE11のトランスポ
ートアドレスを含むと共に、電話端末TE11の公衆番
号および内線番号を製造者特有情報によって含むアドレ
ス解決応答を、電話端末TE31に返信する(ステップ
S24)。
【0088】以上のようにしてアドレス解決応答を受け
取った電話端末TE31は、そのトランスポートアドレ
スと電話端末TE11の公衆番号を用いて発呼を行っ
て、セットアップメッセージSET UPを送出する。
【0089】このセットアップに対して電話端末TE1
1が応答すると、応答メッセージCALL PROCが
電話端末TE11から送出され、また、接続メッセージ
CONNECTが続いて送出され、電話端末TE31と
電話端末TE11との間に通話路が形成される。以上の
ようにして、着信転送が完了する。
【0090】なお、ステップS7で、発IDが内線番号
であると判別したときには、転送元の電話端末は、転送
先のアドレス情報として内線番号を含めた着信転送のフ
ァシリティメッセージFACを発信元の電話端末に送る
(ステップS12)。そして、発信元の電話端末からの
接続開放要求に応じて発信元の電話端末との接続を開放
する(ステップS9)。
【0091】そして、発信元の電話端末は、受け取った
内線番号を用いて転送先に再呼出しのセットアップを行
う。すると、この場合には、内線番号計画を共有する電
話端末間での着信転送であるので、なんらの問題なく着
信転送が行われる。
【0092】[他の実施の形態]以上の実施の形態で
は、転送元としての処理は、電話端末が行ったが、各電
話端末の着信転送の設定をゲートキーパーが管理するよ
うに構成すれば、この転送元での処理を、ゲートキーパ
ーが行うようにすることもできる。
【0093】また、以上の実施の形態では、転送先とし
ての処理は、その転送先の電話端末を管理するゲートキ
ーパーが行うようにしたが、転送先の電話端末自身が、
この転送先としての処理を実行するように構成すること
もできる。
【0094】また、図5において、ステップS3および
ステップS11は、ステップS6の後に、設けてもよ
い。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、複数個の大グループ(ドメイン)間で内線番号計画
を共有することが可能な場合において、着信転送先とし
て、その内線番号計画を共有する複数の大グループ内の
電話端末が、内線番号によって設定してある場合であっ
ても、内線番号計画を共有しない電話端末からの着信の
転送を確実に行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるVoIP電話システムの実施の
形態における着信転送処理のシーケンス例を示す図であ
る。
【図2】この発明によるVoIP電話システムの実施の
形態に用いる電話端末のハードウエア構成例を示す図で
ある。
【図3】この発明によるVoIP電話システムの実施の
形態に用いるゲートキーパーのハードウエア構成例を示
す図である。
【図4】この発明によるVoIP電話システムの実施の
形態に用いるクリアリングハウスのハードウエア構成例
を示す図である。
【図5】この発明によるVoIP電話システムの実施の
形態に用いる電話端末での着信転送処理動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図6】この発明によるVoIP電話システムの実施の
形態に用いるクリアリングハウスの動作説明のためのフ
ローチャートである。
【図7】この発明によるVoIP電話システムの実施の
形態に用いるゲートキーパーの動作説明のためのフロー
チャートである。
【図8】VoIP電話システムの全体の構成例を示す図
である。
【図9】VoIP電話システムにおける複数の電話端末
の管理についての概念構成図である。
【図10】VoIP電話システムにおける着信転送のシ
ーケンス例を示す図である。
【図11】VoIP電話システムにおける着信転送の他
のシーケンス例を示す図である。
【符号の説明】
1 IPネットワーク(LAN) 2 クリアリングハウス TE 電話端末 GK ゲートキーパー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 淳二 東京都品川区中延六丁目10番13号 株式会 社大興電機製作所内 (72)発明者 丸山 健一 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 東日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 林 崇文 大阪府大阪市中央区馬場町3番15号 西日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5K015 HA00 5K030 GA11 HA08 HB01 JT01 LB01 5K049 BB04 GG07 5K051 BB01 CC01 CC02 DD03 JJ04

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】IPネットワークに接続された複数個の電
    話端末が複数の大グループに分割され、前記大グループ
    内の複数個の電話端末が、さらに複数の小グループに分
    割され、前記複数の大グループおよび前記複数の小グル
    ープが、システム内交換管理装置によって管理されると
    共に、前記大グループの複数個で前記電話端末について
    の内線番号計画を共有することが可能である前記電話端
    末のVoIP電話システムにおける着信転送方法であっ
    て、 他の電話端末への着信転送の設定がなされている転送元
    への着信があったときに、前記転送元が、前記システム
    内交換管理装置に対し転送先についてのアドレス解決要
    求を送信する工程と、 前記アドレス解決要求を受けた前記システム内交換管理
    装置が、前記転送先に当該転送先についてのアドレス解
    決要求を送信する工程と、 前記アドレス解決要求を受けた前記転送先が、当該転送
    先についての少なくとも公衆番号を製造者特有情報とし
    て含むアドレス解決応答を前記システム内交換管理装置
    に返信する工程と、 前記アドレス解決応答を受信したシステム内交換管理装
    置が、前記製造者特有情報を含むアドレス解決応答を前
    記転送元に返信する工程と、 他の電話端末への着信転送の設定が内線番号によってな
    されていると共に、前記着信が公衆番号を発信元の番号
    として含むものであったときに、前記システム内交換管
    理装置からの前記アドレス解決応答を受信した前記転送
    元が、前記発信元に対して再呼出しのアドレスを公衆番
    号で通知する工程とを備えることを特徴とするVoIP
    電話システムにおける着信転送方法。
  2. 【請求項2】前記転送元は、着信を受けた電話端末であ
    ることを特徴とする請求項1に記載のVoIP電話シス
    テムにおける着信転送方法。
  3. 【請求項3】前記転送先は、電話端末であることを特徴
    とする請求項1に記載のVoIP電話システムにおける
    着信転送方法。
  4. 【請求項4】前記小グループ内の複数の電話端末は、グ
    ループ内交換管理装置によって管理され、 前記転送元は、着信を受ける電話端末を管理する前記グ
    ループ内交換管理装置であることを特徴とする請求項1
    に記載のVoIP電話システムにおける着信転送方法。
  5. 【請求項5】前記小グループ内の複数の電話端末は、グ
    ループ内交換管理装置によって管理され、 前記転送先は、転送を受ける電話端末を管理する前記グ
    ループ内交換管理装置であることを特徴とする請求項1
    に記載のVoIP電話システムにおける着信転送方法。
  6. 【請求項6】前記転送元が、前記システム内交換管理装
    置に対し転送先についてのアドレス解決要求を送信する
    工程は、内線番号によって他の電話端末への着信転送の
    設定がなされているときにのみ行われることを特徴とす
    る請求項1に記載のVoIP電話システムにおける着信
    転送方法。
  7. 【請求項7】IPネットワークに接続された複数個の電
    話端末が複数の大グループに分割され、前記大グループ
    内の複数個の電話端末が、さらに複数の小グループに分
    割され、前記複数の大グループおよび前記複数の小グル
    ープが、システム内交換管理装置によって管理されると
    共に、前記大グループの複数個で前記電話端末について
    の内線番号計画を共有することが可能である前記電話端
    末のVoIP電話システムに用いられる前記電話端末で
    あって、 着信があったときに、他の電話端末への着信転送の設定
    がなされているかどうかを判別する判別手段と、 前記判別手段により前記着信転送の設定がなされている
    と判別されたときに、前記システム内交換管理装置に対
    し転送先についてのアドレス解決要求を送信する手段
    と、 前記転送先についての少なくとも公衆番号を製造者特有
    情報として含むアドレス解決応答を前記システム内交換
    管理装置から受信する手段と、 他の電話端末への着信転送の設定が内線番号によってな
    されていると共に、前記着信が公衆番号を発信元の番号
    として含むものであったときに、前記アドレス解決応答
    から抽出した前記公衆番号で、前記発信元に対して再呼
    出しのアドレスを通知する手段とを備えることを特徴と
    するVoIP電話システム用の電話端末。
  8. 【請求項8】前記判別手段では、さらに、他の電話端末
    への着信転送の設定が内線番号によってなされているか
    どうかを判別し、 前記アドレス解決要求を送信する手段は、内線番号によ
    って他の電話端末への着信転送の設定がなされていると
    きにのみ前記アドレス解決要求を前記システム内交換管
    理装置に送ることを特徴とする請求項7に記載のVoI
    P電話システム用の電話端末。
  9. 【請求項9】IPネットワークに接続された複数個の電
    話端末が複数の大グループに分割され、前記大グループ
    内の複数個の電話端末が、さらに複数の小グループに分
    割され、前記複数の大グループおよび前記複数の小グル
    ープが、システム内交換管理装置によって管理されると
    共に、前記大グループの複数個で前記電話端末について
    の内線番号計画を共有することが可能である前記電話端
    末のVoIP電話システムにおいて用いられる前記電話
    端末であって、 前記システム内交換管理装置からのアドレス解決要求を
    受信する手段と、 少なくとも当該電話端末の公衆番号を製造者特有情報と
    して含むアドレス解決応答を前記システム内交換管理装
    置に返信する手段とを備えることを特徴とするVoIP
    電話システム用の電話端末。
  10. 【請求項10】IPネットワークに接続された複数個の
    電話端末が複数の大グループに分割され、前記大グルー
    プ内の複数個の電話端末が、さらに複数の小グループに
    分割され、前記複数の大グループおよび前記複数の小グ
    ループが、システム内交換管理装置によって管理される
    と共に、前記小グループ内の複数の電話端末は、グルー
    プ内交換管理装置によって管理され、前記大グループの
    複数個で前記電話端末についての内線番号計画を共有す
    ることが可能である前記電話端末のVoIP電話システ
    ムに用いられる前記グループ内交換管理装置であって、 着信先の電話端末において、他の電話端末への着信転送
    の設定がなされているかどうかを判別する判別手段と、 前記判別手段により前記着信転送の設定がなされている
    と判別されたときに、前記システム内交換管理装置に対
    し転送先についてのアドレス解決要求を送信する手段
    と、 前記転送先についての少なくとも公衆番号を製造者特有
    情報として含むアドレス解決応答を前記システム内交換
    管理装置から受信する手段と、 他の電話端末への着信転送の設定が内線番号によってな
    されていると共に、前記着信が公衆番号を発信元の番号
    として含むものであったときに、前記アドレス解決応答
    から抽出した前記公衆番号で、前記発信元に対して再呼
    出しのアドレスを通知する手段とを備えることを特徴と
    するVoIP電話システム用のグループ内交換管理装
    置。
  11. 【請求項11】前記判別手段では、さらに、他の電話端
    末への着信転送の設定が内線番号によってなされている
    かどうかを判別し、 前記アドレス解決要求を送信する手段は、内線番号によ
    って他の電話端末への着信転送の設定がなされていると
    きにのみ前記アドレス解決要求をシステム内交換管理装
    置に送ることを特徴とする請求項10に記載のVoIP
    電話システム用のグループ内交換管理装置。
  12. 【請求項12】IPネットワークに接続された複数個の
    電話端末が複数の大グループに分割され、前記大グルー
    プ内の複数個の電話端末が、さらに複数の小グループに
    分割され、前記複数の大グループおよび前記複数の小グ
    ループが、システム内交換管理装置によって管理される
    と共に、前記小グループ内の複数の電話端末は、グルー
    プ内交換管理装置によって管理され、前記大グループの
    複数個で前記電話端末についての内線番号計画を共有す
    ることが可能である前記電話端末のVoIP電話システ
    ムに用いられる前記グループ内交換管理装置であって、 前記システム内交換管理装置からのアドレス解決要求を
    受信する手段と、 少なくともアドレス解決要求に示される電話端末の公衆
    番号を製造者特有情報として含むアドレス解決応答を前
    記システム内交換管理装置に返信する手段とを備えるこ
    とを特徴とするVoIP電話システム用のグループ内交
    換管理装置。
JP2001213523A 2001-07-13 2001-07-13 VoIP電話システムにおける着信転送方法、VoIP電話システム用の電話端末およびグループ内交換管理装置 Expired - Fee Related JP3831636B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001213523A JP3831636B2 (ja) 2001-07-13 2001-07-13 VoIP電話システムにおける着信転送方法、VoIP電話システム用の電話端末およびグループ内交換管理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001213523A JP3831636B2 (ja) 2001-07-13 2001-07-13 VoIP電話システムにおける着信転送方法、VoIP電話システム用の電話端末およびグループ内交換管理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003032372A true JP2003032372A (ja) 2003-01-31
JP3831636B2 JP3831636B2 (ja) 2006-10-11

Family

ID=19048484

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001213523A Expired - Fee Related JP3831636B2 (ja) 2001-07-13 2001-07-13 VoIP電話システムにおける着信転送方法、VoIP電話システム用の電話端末およびグループ内交換管理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3831636B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101453763B (zh) * 2007-11-30 2012-06-27 华为技术有限公司 一种组切换的方法和设备
CN103841280A (zh) * 2012-11-21 2014-06-04 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 网络协议语音系统及网络通话方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101453763B (zh) * 2007-11-30 2012-06-27 华为技术有限公司 一种组切换的方法和设备
CN103841280A (zh) * 2012-11-21 2014-06-04 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 网络协议语音系统及网络通话方法
CN103841280B (zh) * 2012-11-21 2016-04-27 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 网络协议语音系统及网络通话方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3831636B2 (ja) 2006-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2264098C (en) Multimedia information communication system
EP1615416B1 (en) Setup of a point-to-point telephony call over a packet network
US7391762B2 (en) Call processing message converter and message converting method in internet protocol telephony exchange system
US7230945B2 (en) Method for sending dual-tone multi-frequency signal using voice over internet protocol
US7212521B2 (en) Method and apparatus for serving of station group in internet protocol telephony exchange system
JP2004135329A (ja) リングバックトーン発生装置を備えたインターネットフォン、及びそのリングバックトーン伝送方法
US7545798B2 (en) Communication system for controlling a call portion
US20050180396A1 (en) Managing routing path of voice over internet protocol (VoIP) system
US6618369B1 (en) Internet phone protocol
US7305000B2 (en) Communication terminal equipment and communication system incorporating the same and communication management method therefor
US6847634B1 (en) System and method for distributed call routing
US20040030785A1 (en) Voice communication system and its method
JP2004120715A (ja) Ip電話システム、電話端末およびネットワーク間中継交換装置
US7436944B2 (en) Repeating device
US6934282B1 (en) Gateway system for voice communication and controlling method thereof
US20070230365A1 (en) Server apparatus
JP2003032372A (ja) VoIP電話システムにおける着信転送方法、VoIP電話システム用の電話端末およびグループ内交換管理装置
US20050281274A1 (en) VoIP network, media proxy server, and method of providing additional services used in them
US20020191769A1 (en) Connection-selection method and telecommunication endpoint device
US20110103376A1 (en) Telephone system and exchange apparatus for use in the same
US20120163371A1 (en) Telephone System, Call Control Apparatus and Communication Connection Method
US20060245568A1 (en) Gateway device, private branch exchange system, and private branch exchange method
JP3922358B2 (ja) 電話端末装置、電話端末装置用アダプタ装置および発信方法
WO2018185803A1 (ja) 通信システム
KR100527905B1 (ko) 브이.오.아이.피 게이트웨이 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20040430

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20040617

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041001

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060629

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060707

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060714

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100721

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100721

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110721

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110721

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120721

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120721

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130721

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees