JP3831618B2 - 実機探知情報を用いたセンサ模擬方法及び装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のセンサとこれらのセンサを接続して使用する目標情報処理装置とから構成されるシステムの総合試験等で使用することを目的とした、実機センサが目標の探知時に出力する探知情報信号を擬似するセンサ模擬方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の模擬装置では、模擬目標の座標位置、目標が移動する方向(以下、針路とする)及び速度(以下、速力とする)等の初期値を手動入力して、当該模擬装置内部の等速直進運動のアルゴリズム計算により実物の目標の動きを擬似し、擬似した模擬目標の座標位置をもとにセンサ探知の擬似信号を発生する模擬方法を用いていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来の模擬装置では、生成可能な模擬探知情報が、等速直進運動などの数値的に模擬可能な目標動作に限定されるという制限があった。
【0004】
さらに、擬似目標の針路及び速力を更新するには、試験中に模擬装置に対して手動で再入力を行う必要が有るが、実物の目標(以下、実目標とする)が針路変更(以下、変針とする)する動作を模擬するには惰力等を考慮した複雑なアルゴリズムが必要であった。
【0005】
また、システム試験中の手動入力操作を避けるために、事前に模擬する目標の軌跡をシナリオデータとして作成し、試験開始時に模擬装置にデータ転送する方法も可能であるが、試験毎に目標が移動する各パターンのデータを作成する必要があり、事前準備が煩雑になるという問題がある。
【0006】
また、試験対象となるシステムの目標情報処理装置でセンサから過去に入力した目標の位置情報及び時刻情報の履歴データ(以下、航跡データとする)を使用して目標の運動解析計算を行う場合に、位置情報に含まれる誤差に対して探知の周期が短いときは運動解析計算結果の精度が低下してしまう問題があり、計算結果の精度を上げるためのセンサ探知周期を検証する必要がある。
【0007】
複数の周辺装置の動作を各々の模擬装置により擬似する技術については、特開平2−224141号公報に例示されている。
【0008】
本発明は上述した点を鑑みてなされたもので、その目的は複雑なアルゴリズムを使用せずにリアルタイムで実目標の動きをより忠実に再現し、より実機のセンサに近い探知情報信号の模擬を実現するセンサ模擬方法および装置を提供する事にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明では、複数のセンサと接続して目標物体を探知する目標情報処理装置に対して該複数のセンサのうち少なくとも1つに代わって模擬探知情報信号を出力するセンサ模擬方法において、実際に目標を探知した場合の探知情報信号を前記目標情報処理装置へ出力する実機センサからの探知情報信号を用いて模擬目標の位置に関する情報を示す模擬目標データを生成し、該模擬目標データを用いて模擬されるべきセンサの模擬探知情報信号を生成し、該模擬探知情報信号を前記目標情報処理装置へ出力する。
【0010】
また、上記目的を達成するために本発明では、複数のセンサと接続して目標物体を探知する目標情報処理装置に対して、該複数のセンサのうち少なくとも1つに代わって模擬探知情報信号を出力するセンサ模擬装置において、前記複数のセンサのうち、実際に目標を探知した場合の探知情報信号を前記目標情報処理装置へ出力する実機センサからの探知情報信号の入力を受け付ける第1のインターフェース部と、前記受け付けた実機センサの探知情報信号を用いて、模擬目標の位置に関する情報を示す模擬目標データを生成する目標模擬部と、前記生成された模擬目標データを用いて、模擬されるべきセンサの模擬探知情報信号を生成するセンサ模擬部と、前記生成された模擬探知情報信号を前記目標情報処理装置へ出力する第2のインターフェース部とを備える。
【0011】
上記本発明においては、前記目標模擬部が前記実機センサが目標を探知して新たな探知情報信号が出力される毎に該探知情報信号を用いて新たな模擬目標データを生成し、前記センサ模擬部が前記新たな模擬目標データが生成される毎に、該模擬目標データを用いて新たな模擬探知情報信号を生成する構成とすることがより好ましい。
【0012】
また、前記センサ模擬部が、模擬対象となるセンサに対応した予め設定された誤差を付与して、模擬探知情報信号を生成する構成としても良い。
【0013】
また、上記本発明において、模擬対象となるセンサの地理的な探知可能範囲を入力する入力部をさらに設け、前記センサ模擬部が、前記実機センサの探知情報信号に用いて生成された模擬目標データが示す模擬目標の座標位置が、前記予め入力された模擬対象となるセンサの探知可能範囲内であれば前記擬似探知情報信号を前記第2のインターフェース部を介して出力し、該探知可能範囲外であれば探知不可能となった事(以下、失探とする)を意味する信号を前記第2のインターフェース部を介して出力する構成としても良い。
【0014】
また、前記第2のインターフェース部が、前記センサ模擬部が生成する模擬探知情報信号の出力タイミングを可変の周期間隔で行う構成としても良い。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の目標模擬装置では、例えば、複数のセンサを接続する目標情報処理装置のシステムテストを行う場合に、実機センサが実目標を探知した時、該実機センサが目標情報処理装置に出力した情報、例えば目標の方位及び距離である位置データ及び目標を探知した探知時刻データを、模擬目標の航跡データをデータベース管理するために目標情報処理装置から入力して、新規探知情報の場合は模擬目標を生成して該データベースに登録し、新規以外(2回目以降の探知)は登録済みの模擬目標の航跡情報として目標の位置及び時刻を該データベースに追加登録を行う。
【0016】
さらに本発明の目標模擬装置では、上記データベースに登録されている模擬目標の最新位置情報を用いて、模擬対象となるセンサの探知情報信号を模擬して、システムテスト対象の目標情報処理装置へ出力する。
【0017】
以下、本発明を実施形態を図面を参照して説明する。
【0018】
図1は、本発明の第1の実施形態におけるシステム構成例を示す図である。本実施形態のシステムは、本発明が適用された目標模擬装置10と、システム試験の対象となる目標情報処理装置15と、実機センサA4及びクロック16aと、実機センサB5及びクロック16bと、複数のセンサ素子からなる実機センサC6及びクロック16cと、実機センサC6からの検出結果を電波送信する実機センサC電波送信部13と、実機センサC電波送信部13からの電波信号を受信して目標情報処理装置15へ出力する実機センサC電波信号変換部14と、目標情報処理装置15へ供給すべき信号として実機センサからの信号と模擬信号とをセンサ毎に切り替える実機/模擬切替えスイッチ7とを備えている。
【0019】
目標模擬装置10は、入力部1と、目標模擬部2と、センサ模擬部3と、センサ模擬部3で模擬された模擬探知信号を実機/模擬切替えスイッチ7を介して目標情報処理装置15へ出力するためのインターフェース部(I/O)11a、11b、11cと、実機センサのいずれかで得られた目標運動に関する探知情報の入力を目標情報処理装置15を介して受け付けるインターフェース部(I/O)11dとを有している。ここで、目標模擬部2及びセンサ模擬部3は、例えばCPU及びメモリを備える電子計算機により実現される。
【0020】
目標情報処理装置15は、目標模擬装置10からの模擬探知信号あるいは実機センサからの探知信号の入力を受けるインターフェース部(I/O)12a、12b、12cと、模擬探知信号と実機センサからの探知信号とを利用して目標を検出する目標情報処理部8と、該検出結果を示すための画像を表示する表示器9と、実機センサからの探知情報を目標模擬装置10へ転送するためのインターフェース部(I/O)12dとを有している。ここで、目標情報処理部8は、例えばCPU及びメモリを備える電子計算機により実現される。
【0021】
本発明において実機センサの具体的種類は特に限定されるものではないが、本実施形態では、実機センサA4として、水中目標の捜索を行うため音波を出力し目標に当たった音波の戻りを感知することでセンサ位置から目標の距離及び方位を動的に検知するセンサを用いた場合を例に挙げて説明する。センサAの検出原理について図2を用いて述べる。
【0022】
図2において、a、b、c、dは音波等を受信する受波素子19であり、目標17から受波素子19までの距離が各受波素子19間の距離に比べ、十分に大きいとき以下の数式が成り立つ。
【0023】
【数1】
【0024】
ここで、α、βは受波素子a、cから見える目標17への受波面法線方向からの角度を表す。受波素子aと受波素子cとの間の距離をrとし、この時の角度αを求める。受波素子aと受波素子cでは位相のずれ(m)が生じる。また各受波素子間の距離(r)は既にわかっている値なので、r、mから角度βを以下の数2から求める。
【0025】
【数2】
【0026】
ここで上記数1よりαとβとは近似的に等しいため、位相のずれから方向(α)が求まる。これを目標の方位として使用する。
【0027】
音波を出力してから音波の戻りを感知するまでの時間(T)と水中音速(V)とから目標までの距離(RNG)を算出する。
【0028】
【数3】
【0029】
上述した原理により、実機センサAは目標の方位及び距離を動的に検知し、目標の探知情報を出力する。
【0030】
本実施形態において、実機センサA4の目標探知時には探知情報である目標の方位、距離及び探知時刻を示す信号を目標情報処理部8に出力する。本出力処理は、本実施形態の目標探知時の処理手順を示した図8のフローチャートにおけるステップS1に該当する。実機センサB5は、実機センサA4と探知原理は同様であるが目標までの距離は検知しないものとする。このため実機センサB5からの探知情報に目標距離は含まれず、目標の方位及び探知時刻の信号を目標情報処理部8に出力する。
【0031】
実機センサC6は、実機センサAと探知原理は同様であるが、予め目標が通過すると予測される近辺に実機センサC6を構成する複数のセンサ素子を配置する。目標の探知時には、実機センサC6の信号を電波送信部13にて一旦無線による電波情報に変換して探知情報を送信し、電波信号変換部14が無線で受信した信号をもとの目標探知信号に変換して使用するものである。実機センサC6の各センサ素子は、実機センサA4と同様の探知原理により目標の捜索を行い、目標の探知時には各センサ素子が設置された位置座標(以下基準位置とする)、基準位置からみた目標の相対方位である目標方位、基準位置からの相対距離である目標距離、及び目標の探知時刻のデータを、電波送信部13及び電波信号変換部14を経由して目標情報処理部8に出力する。
【0032】
本実施形態では、システム試験において、実機センサB5及び実機センサC6に関し実機から探知信号を用いるのではなく模擬探知信号を使用する場合(模擬モード)について述べる。センサの実機と模擬のモード切替えは図1で示す実機/模擬切替えスイッチ7により行う。実機または模擬における各センサの探知情報信号データ内容とその意味を図3、図4を参照して説明する。
【0033】
目標情報処理部8は、インタフェース12a、12b、12cを通して受信した実機センサA4、実機センサB5及び実機センサC6からの目標情報を内部データベース(不図示)に登録し、該登録済みの航跡データをもとに目標運動の解析計算を行うものである。表示部9は、模擬又は実機のセンサA、センサB及びセンサCから入力される目標の探知情報を表示する(図8のステップS2、S3)。
【0034】
目標情報処理部8にて実現する処理機能の一例として、目標の運動解析計算処理について述べる。これは各センサから時系列で受信した目標の探知情報、すなわち目標の探知時刻、センサが配置されているセンサ基準位置、目標方位及び目標距離等の探知目標に関する過去の航跡データから、目標の針路及び速力を算出するものである。
【0035】
本例の処理では初め、目標情報処理部8でセンサから受信した目標の探知情報を、例えば図3に示すように表形式で内部のデータベースに登録する。図4は、実機センサA4が基準位置22に配置された場合に目標21を探知した場合の実機センサA4から出力される探知情報の内容を示す。探知情報を提供したセンサの基準位置、目標方位及び目標距離から目標の位置を示すx、y座標を算出し、前記データベースに登録する。センサの基準位置座標をXA、YAとし、探知方位をBya、探知距離をRNGとすると、算出する目標の位置座標x、yは以下の数4、数5によって求められる。
【0036】
【数4】
【0037】
【数5】
【0038】
このようにして目標情報処理部8にて登録したデータベース情報をもとに、例えば以下の方法で目標針路及び目標速力を算出し、目標情報処理部8のデータベースに格納する。データベースに格納する際には、以下に説明する目標模擬部2に設けられているデータベースに格納される航跡データ(図5)と同様に、探知した目標毎に、探知時刻、目標方位、目標距離等を対応付けて記録しておくものとする。
【0039】
最新の目標位置座標をXn、Ynとし、前回の目標位置座標をXm、Ymとする。また最新及び前回の探知時刻をTn、Tmとすれば、目標の針路(Ct)及び速力(Spd)は、
【0040】
【数6】
【0041】
【数7】
【0042】
で求まる。このとき目標の針路(Ct)は真北を基準にした方位である。上記に示した方法により目標情報処理部8で目標の針路及び速力を算出する。ただし、このときセンサの探知誤差に対してセンサの探知間隔が短い場合は、目標の移動量よりも探知誤差の方が大きくなってしまう。このため、上記で算出した針路及び速力の値は実際の目標の針路及び速力とは一致しない場合がある。
【0043】
さらに、目標情報処理部8は実機センサA4から受信した目標の方位、距離及び探知時刻に関する探知情報を目標模擬装置10に出力する(図8のステップS2)。
【0044】
目標模擬装置10の目標模擬部2では、実機/模擬切替えスイッチ7で実機センサA4からの出力が目標情報処理装置15へ送られるように選択されている場合、実機センサA4から目標情報処理部8を経由して入力した目標の探知情報が新規探知(以下、初探知とする)であるか判定を行う(図8のステップS4)。探知情報が初探知の場合は模擬の目標番号を新規付与し(ステップS5)、入力した探知情報から目標の位置座標を算出して探知情報と共に、目標模擬部2に設けられているデータベースに登録する(ステップS6)。探知情報が初探知でない(2回目以降の探知)場合(以下、継続探知とする)は模擬の目標番号は付与せずに算出した目標の位置座標及び探知情報のみを前記データベースに追加登録する(ステップS6)。
【0045】
目標模擬部2のデータベースにおける航跡データの登録内容の一例を図5に示す。本例では、探知された目標毎に表形式のデータが形成され、該データには、該当する目標の探知回数、探知時刻、方位、距離、センサ基準位置、目標位置等が含まれている。
【0046】
次に、実機センサの探知情報から生成する模擬目標の位置座標算出方法の一例を述べる。以下では、実機センサとして実機センサA4を例にあげて説明する。
【0047】
実機センサA4から出力されるデータ内容は、上記図3に示すように、探知時刻、目標方位、目標距離、センサ探知目標番号及びセンサ位置(以下基準位置とする)の座標である。このとき目標方位及び目標距離は、センサの位置である基準位置から相対の方位及び距離となっている。
【0048】
実機センサA4の基準位置座標をXA、YAとし、探知方位をBya、探知距離をRNGとすると、算出する模擬目標の位置座標XT、YTは上記の数4、5と同様に、
【0049】
【数8】
【0050】
【数9】
【0051】
となる。目標模擬部2は、上記数8、数9を用いて模擬目標の位置座標を算出する。
【0052】
本実施形態のセンサ模擬部3では、擬似探知情報信号の出力を行うために事前に入力部1にて、少なくとも探知又は失探の探知状態を模擬するためのパラメータ(コマンド)を入力する(図9のステップS10)。この時の入力処理は、例えば図9に示すような処理の一部により実現する。具体的には、センサ模擬部3にてコマンド内容を判定し(ステップS11)、探知状態のコマンドであればセンサ模擬部3内のデータベースに探知コマンド入力済みフラグ情報を登録する(ステップS15)。また、この時のセンサ模擬部3のデータベース内容の一例を図7に示す。
【0053】
なお、図9及び図7は、探知状態のコマンド入力以外にも、センサ模擬における誤差、探知周期、探知領域に関するコマンドを入力する場合の処理例を示している。探知状態以外のコマンド入力処理及び探知状態以外のコマンドが入力された場合の実目標探知時の処理については、後の実施形態にて詳述する。
【0054】
図8の処理に戻り、実機センサA4の探知により目標模擬部2でデータベースの追加登録が発生したとき(図8のステップS6)、センサ模擬部3は、入力部1からの模擬動作コマンドが探知状態入力済みであるか判定を行う(ステップS7)。入力部1から模擬探知動作のコマンドが入力済みである場合は、目標模擬部2で保持している模擬目標の位置情報及び各センサの基準位置をもとに各センサ模擬探知情報である目標の探知方位を算出し(ステップS8)、実機センサB5及び実機センサC6と同等の模擬探知信号を目標情報処理部8に出力する(ステップS9)。
【0055】
次に、各センサの模擬探知情報となる模擬目標の探知方位算出方法の一例を述べる。実機センサB5の基準位置座標をXB、YBとすると、実機センサB5を模擬する探知情報の方位Bybは、以下の数10によって算出される。
【0056】
【数10】
【0057】
また、センサCの基準位置座標をXC、YCとすると、同様にセンサCを模擬する探知情報の方位Bycは、以下の数11によって算出される。
【0058】
【数11】
【0059】
上記のようにセンサ模擬部3が模擬対象となる各センサの探知方位を算出する。
【0060】
目標情報処理部8では、センサ模擬部3から受信した実機センサB5及び実機センサC6の模擬探知信号をもとに、表示部9に各センサで探知した探知方位を表示する。
【0061】
表示部9での表示例を図6に示す。図6において、A、B、C1、C2はそれぞれ実機センサA4、実機センサB5、実機センサC6がそれぞれ位置する場所30、29、25、27に配置された表示シンボルである。ここでC1、C2は実機センサC6を構成するセンサ素子が2個存在することを示す。
【0062】
実機センサA4から入力した探知情報には目標の方位及び距離の情報が含まれるので、前に述べた方法により目標の位置座標を算出して目標シンボル28を表示する。また、本実施形態において模擬されている実機センサB5、実機センサC6のセンサ素子C1、C2は探知情報が目標方位のみのため、各センサの基準位置からの方位線26、24、23で探知方位を表示する。
【0063】
本実施形態によれば、目標模擬装置10にて実機センサA4からの実目標探知の探知情報をもとに、リアルタイムで忠実に実目標の動きと同じ模擬目標を再現する事が可能となり、実機センサB5及び実機センサC6の探知出力を模擬する擬似探知においては、実目標の動きに合致した探知模擬を実現する事が出来る。
【0064】
さらにまた、一度手動による探知コマンドを入力するだけで、実機センサA4からの実目標探知情報を継続して受信したときに、模擬センサB5及び模擬センサC6の自動による探知及び失探の模擬が可能となる。
【0065】
本発明の他の実施形態について説明する。以下の説明では、上記実施形態と同じ処理及び構成については同じ符号を付し、その詳細説明を省略する。
【0066】
本実施形態では、上記実施形態の目標模擬装置10において、各模擬センサの探知領域または各模擬センサで付与する誤差の値を、事前に入力部1から手動で入力するものである。ここで探知領域とは、センサが目標を捜索し検知出来る領域のことである。
【0067】
本実施形態においては、上述した図9の入力処理において、入力部1で入力された情報が誤差値の入力かまたは探知領域の入力であるかをさらに判定し(図9のステップS12、S14)、入力部1の入力時にセンサ模擬部3で入力された値を、センサ模擬部3に設けられた内部のデータベースに登録する(ステップS16、S18)。この時のセンサ模擬部3で登録したデータの内容は例えば図7に示すような形態をとる。ここで、各センサは指向性の無いセンサであり、センサの位置であるセンサ基準位置を中心に360度の方向で目標を捜索出来るものとしている。例えば、図7でセンサCが目標を検知できる探知領域はセンサCの基準位置を中心に半径10000mの円形の領域となる。
【0068】
上述したように、探知状態に加えてセンサ誤差と探知領域とがさらに入力された場合の実目標探知時の処理手順例を、図10を用いて説明する。
【0069】
本処理において、実機センサA4が実目標を探知して目標情報処理部8へ探知情報を出力して(ステップS1)から、センサ模擬部3で入力部1からの模擬動作コマンドが探知状態入力済みであるか判定を行う(ステップS7)までの処理は、上記実施形態の処理手順(図8)におけるステップS1からステップS7までと同等の処理を行う。
【0070】
本処理ではさらに、センサ模擬部3に設けられているデータベースから模擬目標の位置座標と各センサの探知領域を参照して、模擬目標がセンサの探知領域内にあるか判定を行う(ステップS7a)。センサの探知領域内に模擬目標の座標があれば、上記実施形態における図8の処理と同様に、各模擬センサにおける探知方位を算出する(ステップS8)。
【0071】
次に、上記センサ模擬部3のデータベースを参照し、各模擬センサの誤差値が入力済みであるか判定を行う(ステップS8a)。このとき誤差値が入力済みであればステップS8で算出した擬似探知情報である探知方位に誤差を付与する(ステップS8b)。誤差を付与した探知方位情報をもとに実機センサB5及び実機センサC6の模擬探知信号を目標情報処理部8に出力する(ステップS9)。
【0072】
本実施形態によれば、目標模擬装置10にて、各センサに依存する誤差値を入力部1から予め入力することで、模擬センサ探知時に誤差を含んだ擬似探知を再現する事が可能となり、より実機に近いセンサの模擬を実現する事が出来る。
【0073】
さらに本実施形態によれば、目標模擬装置10にて、各センサの探知領域を入力部1から予め入力することで、模擬センサ探知時に実機センサと同じ探知領域を考慮した擬似探知を再現する事が可能となり、より実機に近いセンサの模擬を実現する事が出来る。
【0074】
本発明の他の実施形態について説明する。以下の説明では、上記実施形態と同じ処理及び構成については同じ符号を付し、その詳細説明を省略する。
【0075】
本実施形態では、上記実施形態で説明した図9の入力処理手順において、各模擬センサの探知周期の値を事前に入力部1から手動で入力しておくものである。
【0076】
本処理では、入力部1から入力された情報が探知周期であるかをさらに判定し(ステップS13)、入力部1の入力時にセンサ模擬部3では入力された値を内部のデータベースに登録する(ステップS17)。この時のセンサ模擬部3で登録したデータの内容は図7に示すような形態をとる。
【0077】
探知状態、センサ誤差及び探知領域に加えて、上述したように探知周期が入力された場合の実目標探知時の処理手順例を、図11を用いて説明する。
【0078】
本処理では、実機センサA4が実目標を探知して目標情報処理部8へ探知情報を出力する処理(ステップS1)から、センサ模擬部3で探知方位に誤差を付与する処理(ステップS8b)までは、上記実施形態の処理手順を示す図10のステップS1からステップS8bまでと同等の処理を行う。
【0079】
本処理ではさらに、センサ模擬部3に設けられているデータベースを参照し、探知周期が設定済みであるか判定を行う(ステップS8c)。探知周期が設定されていない場合は、上記図10の実施形態と同様に各センサの模擬探知信号を目標情報処理部8に出力する(ステップS9)。探知周期が設定されている場合は、前回の探知時刻と今回の探知時刻の差分を算出し(ステップS23)、設定されている探知周期より短くないか判定を行う(ステップS24)。前回の探知時刻をTs、今回の探知時刻をTeとすると算出する差分の時間Tseは次の数12で求まる。
【0080】
【数12】
【0081】
【数13】
【0082】
【数14】
【0083】
差分時間Tseが探知周期より小さいとき、すなわち上記数13が成り立つときは、図11に示す通りセンサ模擬部3は模擬探知信号の出力を行わない。また、差分時間Tseが探知周期以上となるとき、すなわち上記数14が成り立つときは、上記図10のステップS9と同様に各センサの模擬探知信号を目標情報処理部8に出力する(ステップS24)。このときの探知時刻を最新の探知時刻としてセンサ模擬部3のデータベースに登録する(ステップS25)。以上の処理によって登録されたデータベースの内容例を図7に示す。
【0084】
次に、センサ模擬部3に設けられているクロックを使用して探知周期時間カウントし(ステップS26)、カウント終了後に再度、上記ステップS7に示す判定処理を起動する。この処理により、センサ模擬部3では入力部1から手動設定した探知周期で繰り返しセンサの模擬探知信号を出力することが可能となる。
【0085】
本実施形態によれば、目標模擬装置10にて各センサの探知周期を入力部1から予め入力することで、模擬センサ探知時以降は実機センサと同じ擬似探知を周期的に発生する事が可能となる。入力部1から再度探知周期を手動入力することにより、探知周期を途中で更新する事も可能となる。
【0086】
さらに、センサが出力する目標探知情報の履歴である航跡データを使用して、目標情報処理装置15で目標の運動解析計算を行う場合に、センサで付与される探知誤差の値に対してセンサの探知周期が短いとき、すなわち目標の移動量よりもセンサの探知誤差の方が大きくなる場合の目標運動解析計算結果の精度が低下してしまうという問題については、本実施形態の処理によりセンサの探知誤差及び探知周期を順次手動で変えてシステム試験することにより、計算結果の精度を上げるための理想的なセンサ探知周期を検証することが可能になるという効果がある。
【0087】
【発明の効果】
以上に説明したように本発明によれば、複雑なアルゴリズムを使用せずにリアルタイムで実目標の動きをより忠実に再現し、より実機に近いセンサ探知の模擬を実現するセンサ模擬方法および装置を提供する事ができる。
【0088】
さらに本発明によれば、実機センサによる実探知情報を擬似目標の諸元として使用することで実目標の動きを忠実に再現した模擬目標座標位置の管理が可能となり、複数センサの擬似探知を行うために試験実施中に模擬目標の針路または速力の手動変更による入力操作は不要になる。また、模擬探知信号の出力において、目標の運動諸元が更新された時に発生する惰力等を考慮した複雑なアルゴリズムも不要になる。さらにまた、各センサの擬似探知において、実機探知と同等の探知模擬を実現することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における構成例を示すブロック図。
【図2】図1の実施形態で使用可能な実機センサAでの探知原理を示す説明図。
【図3】センサの出力データ例を示す説明図。
【図4】実機センサAのセンサ出力データの内容を示す説明図。
【図5】本発明のデータベースに格納される航跡データ例を示す説明図。
【図6】本発明の目標情報処理装置における表示部での表示例を示す説明図。
【図7】本発明のセンサ模擬部におけるデータの形式例を示す説明図。
【図8】本発明の一実施形態における実目標探知時の処理手順例を示すフローチャート。
【図9】本発明の一実施形態における入力処理の一例を示すフローチャート。
【図10】本発明の他の実施形態における実目標探知時の処理手順例を示すフローチャート。
【図11】本発明の他の実施形態における実目標探知時の処理手順例を示すフローチャート。
【符号の説明】
1・・・・・入力部、 2・・・・・目標模擬部、
3・・・・・センサ模擬部、 4・・・・・実機センサA、
5・・・・・実機センサB、 6・・・・・実機センサC、
7・・・・・実機/模擬切替えスイッチ、 8・・・・・目標情報処理部、
9・・・・・表示部、 10・・・・・・目標模擬装置、
11・・・・・入出力部、 12・・・・・・入出力部
13・・・・・電波送信部、 14・・・・・・電波信号変換部、
15・・・・・目標情報処理装置、 16・・・・・・CLOCK部、
17・・・・・実目標、 18・・・・・・実目標からの音波、
19・・・・・送受波素子、 21・・・・・目標、
22・・・・・基準位置X、Yのセンサ、
23・・・・・センサC2探知方位線、
24・・・・・センサC1探知方位線、
25・・・・・センサC1の基準位置を示すシンボル、
26・・・・・センサB探知方位線、
27・・・・・センサC2の基準位置を示すシンボル、
28・・・・・センサAが探知した目標を示すシンボル、
29・・・・・センサBの基準位置を示すシンボル、
30・・・・・センサAの基準位置を示すシンボル。
Claims (6)
- 複数のセンサと接続して目標物体を探知する目標情報処理装置に対して、該複数のセンサのうち少なくとも1つに代わって模擬探知情報信号を出力するセンサ模擬方法において、
前記複数のセンサのうち、実際に目標を探知した場合の探知情報信号を前記目標情報処理装置へ出力する実機センサからの探知情報信号の入力を受け付け、
前記受け付けた実機センサの探知情報信号を用いて、模擬目標の位置に関する情報を示す模擬目標データを生成し、
前記生成された模擬目標データを用いて、実際に目標を探知したセンサ以外の模擬されるべきセンサの模擬探知情報信号を生成し、
前記生成された模擬探知情報信号を前記目標情報処理装置へ出力すること
を特徴とするセンサ模擬方法。 - 複数のセンサと接続して目標物体を探知する目標情報処理装置に対して、該複数のセンサのうち少なくとも1つに代わって模擬探知情報信号を出力するセンサ模擬装置において、
前記複数のセンサのうち、実際に目標を探知した場合の探知情報信号を前記目標情報処理装置へ出力する実機センサからの探知情報信号の入力を受け付ける第1のインターフェース部と、
前記受け付けた実機センサの探知情報信号を用いて、模擬目標の位置に関する情報を示す模擬目標データを生成する目標模擬部と、
前記生成された模擬目標データを用いて、実際に目標を探知したセンサ以外の模擬されるべきセンサの模擬探知情報信号を生成するセンサ模擬部と、
前記生成された模擬探知情報信号を前記目標情報処理装置へ出力する第2のインターフェース部とを備えること
を特徴とするセンサ模擬装置。 - 請求項2に記載のセンサ模擬装置において、
前記目標模擬部は、前記実機センサが目標を探知して新たな探知情報信号を出力する毎に、該探知情報信号を用いて新たな模擬目標データを生成し、
前記センサ模擬部は、前記新たな模擬目標データが生成される毎に、該模擬目標データを用いて新たな模擬探知情報信号を生成し、前記第2のインターフェース部を介して前記目標情報処理装置へ出力することを特徴としたセンサ模擬装置。 - 請求項2に記載のセンサ模擬装置において、
前記センサ模擬部は、模擬対象となるセンサに対応した誤差を付与して、模擬探知情報信号を生成することを特徴とするセンサ模擬装置。 - 請求項2に記載のセンサ模擬装置において、
模擬対象となるセンサの地理的な探知可能範囲を入力する入力部をさらに備え、
前記センサ模擬部は、前記実機センサの探知情報信号に用いて生成された模擬目標データが示す模擬目標の座標位置が、前記予め入力された模擬対象となるセンサの探知可能範囲内であれば前記擬似探知情報信号を前記第2のインターフェース部を介して出力し、該探知可能範囲外であれば探知不可能となった事を意味する信号を前記第2のインターフェース部を介して出力することを特徴とするセンサ模擬装置。 - 請求項2に記載のセンサ模擬装置において、
前記第2のインターフェース部は、前記センサ模擬部が生成する模擬探知情報信号の出力タイミングを可変の周期間隔で行うことを特徴とするセンサ模擬装置。
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