JP3831541B2 - 空気調和装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の圧縮機を備えた空気調和装置に係り、特に、油が不足した圧縮機へ油を好適に供給する空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
空気調和装置には、一般に、それぞれに圧縮機を備えた複数台の室外機と、複数台の室内機とが並列に接続されたものがある。
【0003】
このような空気調和装置においては、冷房運転中に、室内機から室外機へ、低圧のガス冷媒が戻され、従って、ガス冷媒中の冷凍機油も圧縮機に戻される。しかし、各圧縮機の運転能力の相違などによって、各圧縮機から吐き出された全ての冷凍機油が、吐き出された分だけ戻ってくるとは限らない。このため、冷凍機油が戻りにくい圧縮機にあっては、磨耗破損が生ずる恐れがある。
【0004】
そこで、従来の空気調和装置では、それぞれの室外機において油分離器を設置し、圧縮機から吐出された冷媒中の冷凍機油を上記油分離器にて分離し、その油を当該圧縮機へ戻すと共に、冷凍機油が不足した圧縮機へ上記油分離器から冷凍機油を更に供給するものが提案されている(特開平4−184048号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述の油分離器を用いた空気調和装置では、各圧縮機に冷凍機油の油面を検出する油面検出器が設置されているものの、低コスト化の要請から、油分離器には油面検出器が設置されていないので、油分離器に冷凍機油がある保証が無く、従って、冷凍機油が不足した圧縮機へ確実に冷凍機油を供給できない恐れがある。
【0006】
この場合、冷凍機油が不足した圧縮機へ冷凍機油を確実に供給するためには、空気調和装置内に余分な冷凍機油を保有しなければならず、コストが上昇してしまう。
【0007】
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、油が不足した圧縮機へ、低コストにて確実に油を供給できる空気調和装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、内部高圧型の圧縮機を複数台並列に設置するとともに、これらの各圧縮機にはその内部に貯溜された油の油面を検出して余剰油の有無を検出する油面検出器が設置された空気調和装置において、上記各圧縮機には、余剰油を供給可能な位置に第一開閉弁を備えた油輸送管が接続され、上記各圧縮機の上記油輸送管が連結管にて相互に連結されるとともに、上記各圧縮機の冷媒吐出配管には、当該圧縮機側の上記油輸送管に接続されて第二開閉弁を備える油圧送管が分岐して設けられ、油不足の生じた圧縮機の運転を停止させ第一開閉弁の開放によって余剰油があり運転中の圧縮機の油を前記油輸送管に導くと共に、この導かれた余剰油を前記第二開閉弁の開放によって高圧冷媒で前記連結管を介して油不足が生じて停止している内部高圧型の圧縮機へ直接導入させることを特徴とするものである。
【0009】
請求項2に記載の発明は、それぞれに内部高圧型の圧縮機を備えた複数台の室外機が並列に室内機に接続された空気調和装置において、上記各室外機の圧縮機には、その内部に貯溜された油の油面を検出して余剰油の有無を検出する油面検出器が設置され、且つこれらの圧縮機には余剰油を供給可能な位置に第一開閉弁を備えた油輸送管が接続され、上記各室外機の上記油輸送管が連結管にて相互に連結されるとともに、上記各室外機の圧縮機の冷媒吐出配管には、当該室外機の上記油輸送管に接続されて第二開閉弁を備える油圧送管が分岐して設けられ、油不足の生じた圧縮機の運転を停止させ第一開閉弁の開放によって余剰油があり運転中の圧縮機の油を前記油輸送管に導くと共に、この導かれた余剰油を前記第二開閉弁の開放によって高圧冷媒で前記連結管を介して油不足が生じて停止している内部高圧型の圧縮機へ直接導入させることを特徴とするものである。
【0011】
請求項1または2に記載の発明には、次の作用がある。
【0012】
請求項2に記載の発明には、次の作用がある。
【0013】
請求項2または3に記載の発明には、次の作用がある。
【0014】
油の不足が検出された室外機の圧縮機の運転を停止させると共に、この室外機の第一開閉弁を開操作し、油の余剰が検出された他の室外機の圧縮機の運転中に、この他の室外機の第一開閉弁を開操作し且つこの他の室外機の第二開閉弁を閉操作する操作と、これらの第一開閉弁を閉操作し且つ第二開閉弁を開操作する操作とを繰り返すことにより、油の余剰が検出された圧縮機から油の不足が検出された圧縮機へ、油輸送管及び連結管を経て、他の機器を介することなく直接油を供給できるので、空気調和装置内に余分な油を保有することなくコストを低減できるとともに、油の不足が検出された圧縮機へ確実に油を供給できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
【0016】
図1は、本発明に係る空気調和装置の一実施の形態を示す系統図である。
【0017】
この図1に示す空気調和装置10は、ガス管13及び液管14からなる主冷媒配管15に対して、複数台の室外機11A、11B・・・が並列に接続され、同じく主冷媒配管15に対して複数台の室内機12A、12B・・・が並列に接続されて構成されている。これらの室外機11A、11B・・・と室内機12A、12B・・・の設置台数は、空調負荷の量、例えば空気調和装置10が装備される建物の大きさなどによって設定される。
【0018】
上記室内機12A、12B・・・は、室内冷媒配管16に室内膨張弁17及び室内熱交換器18が配設されて構成され、室内冷媒配管16の一端がガス管13に、他端が液管14にそれぞれ接続される。また、室内膨張弁17は、その弁開度が空調負荷に応じて調整される。
【0019】
上記室外機11A、11B・・・は、図2に示すように、室外冷媒配管19に圧縮機20が配設され、この圧縮機20の吸込側にアキュムレータ21が配設され、吐出側に油分離器22、四方弁23が順次配設され、更に、油分離器22側の室外冷媒配管19に室外熱交換器24、室外膨張弁25、レシーバタンク38が順次配設されて構成される。室外冷媒配管19のレシーバタンク38側端部が、主冷媒配管15の液管14に接続される。また、室外冷媒配管19のアキュムレータ21側端部は、四方弁23を介して主冷媒配管15のガス管13に接続される。
【0020】
上記室外膨張弁25は、その弁開度が空調負荷に応じて調整される。また、上記油分離器22は、圧縮機20から吐出されたガス冷媒中の冷凍機油を分離するものであり、室外冷媒配管19におけるアキュムレータ21から圧縮機20へ至る管路(吸込管路)に油戻し管26を介して接続される。従って、油分離器22にて分離された冷凍機油は、油戻し管26を経て室外冷媒配管19における上記吸込管路、つまり圧縮機20に適宜戻される。
【0021】
上記四方弁23の切換により空気調和装置10が冷房運転又は暖房運転に設定される。
【0022】
つまり、四方弁23が冷房側に切り替えられると、冷媒が実線矢印Aの如く流れ、各室外機11A、11B・・・の圧縮機20から吐出された冷媒は、油分離器22及び四方弁23を経て室外熱交換器24に至り、この室外熱交換器24で凝縮され、室外膨張弁25及びレシーバタンク38を経て液管14で合流し、各室内機12A、12B・・・に分流され、これらの室内機12A、12B・・・の室内膨張弁17を経て減圧された後、室内熱交換器18で蒸発されて室内を冷房する。各室内機12A、12B・・・の室内熱交換器18からの冷媒は、ガス管13で合流し、各室外機11A、11B・・・に分流され、これらの各室外機11A、11B・・・の四方弁23及びアキュムレータ21を経て圧縮機20に戻される。
【0023】
また、四方弁23が暖房側に切り替えられると、冷媒が破線矢印Bの如く流れ、各室外機11A、11B・・・の圧縮機20から吐出された冷媒は、油分離器22及び四方弁23を経てガス管13で合流し、室内機12A、12B・・・で分流して、これら各室内機12A、12B・・・の室内熱交換器18にて凝縮して室内を暖房する。室内熱交換器18にて凝縮された冷媒は室内膨張弁17にて減圧され、液管14にて合流され、各室外機11A、11B・・・にて分流されて、これら各室外機11A、11B・・・のレシーバタンク38を経て室外膨張弁25で再び減圧され、室外熱交換器24で蒸発された後、四方弁23及びアキュムレータ21を経て圧縮機20に戻される。
【0024】
ところで、各室外機11A、11B・・・の圧縮機20は、内部高圧型圧縮機で、しかも容量(能力)制御可能な圧縮機である。また、この圧縮機20には、この圧縮機20内に貯溜された冷凍機油の油面を検出する油面検出器27が設置される。この油面検出器27にて検出された検出値は、各油面検出器27の属する室外機11A、11B・・・の制御装置35へ送信される。
【0025】
更に、各室外機11A、11B・・・の圧縮機20には、この圧縮機20内に貯溜された余剰の冷凍機油を供給可能とする位置、つまり圧縮機20内の冷凍機油の適正油面位置に油輸送管28が接続される。この油輸送管28には、第一開閉弁31、毛細管29が、圧縮機20の側から順次配設される。そして、各室外機11A、11B・・・の油輸送管28が、連結管30によって相互に連結されている。
【0026】
各室外機11A、11B・・・には、室外冷媒配管19において圧縮機20から吐出された高圧冷媒ガスが流れる吐出管路、本実施の形態では室外冷媒配管19における油分離器22と四方弁23との間に油圧送管33が分岐して設けられる。この油圧送管33は、この油圧送管33が属する各室外機11A、11B・・・における油輸送管28の毛細管29下流側に接続される。この接続点を接続点Xとする。更に、油圧送管33には、室外冷媒配管19の側から第二開閉弁32、逆止弁34が順次配設されている。逆止弁34は、第二開閉弁32から接続点Xの方向へのみガス冷媒を流動可能とする。
【0027】
上記第一開閉弁31及び第二開閉弁32は、例えば電磁弁にて構成され、これらの第一開閉弁31及び第二開閉弁32が属する室外機11A、11B・・・の制御装置35により、それらの開、閉操作が制御される。この制御装置35は、更に、制御装置35が属する室外機11A、11B・・・の圧縮機20の運転(起動、停止、能力)を制御する。また、室外機11A、11B・・・の各制御装置35は、信号線36を用いて相互に接続されている。
【0028】
空気調和装置10の冷房又は暖房運転時には、各室外機11A、11B・・・における圧縮機20の運転能力の相違などにより、各圧縮機20へ冷媒と共に戻される冷凍機油の戻り量に差異が生ずる。例えば、能力の小さな圧縮機20には、能力の大きな圧縮機20に比べ冷媒の戻り量が少なく、従って、冷凍機油の戻り量も少ない。
【0029】
空気調和装置10の冷房または暖房運転時に室外機11A、11B・・・のいずれか(例えば室外機11B)の油面検出器27から、冷凍機油の油面が適正油面以下である旨の検出値が一定時間以上送信されているときに、当該室外機11Bの制御装置35は、先ず、当該室外機11Bの圧縮機20を停止させ、この室外機11Bの第一開閉弁31を開操作する。
【0030】
次に、圧縮機20内に冷凍機油が適正油面以上ある(つまり余剰)の旨が油面検出器27にて検出された11A・・・(例えば室外機11A)では、その制御装置35は、当該室外機11Aの圧縮機20を停止状態から起動させて、室外機11Aを運転状態とする。この時、室外機11Aの制御装置35は、余剰の冷凍機油を有する圧縮機20が既に運転中である場合には、その運転を継続させる。
【0031】
室外機11Aの制御装置35は、室外機11Aの運転と共に、当該室外機11Aの第一開閉弁31を開操作し、且つ第二開閉弁32を閉操作する。これらの第一開閉弁31及び第二開閉弁32の弁操作によって、室外機11Aにおける圧縮機20内の余剰の冷凍機油が、当該圧縮機20内の高圧の作用によって油輸送管28内へ、例えば液塊状態で流入し、第一開閉弁31及び毛細管29を経て接続点X下流側に至る。
【0032】
その後、室外機11Aの制御装置35は、第一開閉弁31を閉操作し、且つ第二開閉弁32を開操作する。これらの弁開操作によって、室外冷媒配管19における吐出管路部の高圧ガス冷媒が油圧送管33内へ流入し、第二開閉弁32及び逆止弁34を経て油輸送管28の接続点X下流側へ流動し、油輸送管28内の冷凍機油の液塊にガス圧を作用する。すると、油輸送管28内の冷凍機油の液塊は、室外機11Aの油輸送管28及び連結管30内を経て、室外機11Bの油輸送管28内を通り、冷凍機油の不足した室外機11Bの圧縮機20内へ到達する。
【0033】
室外機11Aの制御装置35は、室外機11Bの圧縮機20における冷凍機油の油面が適正油面となるまで、当該室外機11Aの第一開閉弁31の開操作及び当該室外機11Aの第二開閉弁32の閉操作と、これらの第二開閉弁32の閉操作及び第二開閉弁32開操作とを繰り返す。
【0034】
従って、上記実施の形態によれば、次の効果を奏する。
【0035】
冷凍機油の不足が油面検出器27にて検出された室外機(例えば室外機11B)の制御装置35が、その圧縮機20の運転を停止させると共に、この室外機11Bの第一開閉弁31を開操作し、また、冷凍機油の余剰が油面検出器27にて検出された他の室外機(例えば室外機11A)の制御装置35が、その圧縮機20の運転中に、この室外機11Aの第一開閉弁31を開操作し且つこの室外機11Aの第二開閉弁32を閉操作する操作と、これらの第一開閉弁31を閉操作し且つ第二開閉弁32を開操作する操作とを繰り返すことにより、冷凍機油の余剰が検出された室外機11Aの圧縮機20から冷凍機油の不足が検出された室外機11Bの圧縮機20へ、油輸送管28及び連結管30を経て、他の機器、例えば油分離器22などを介することなく直接冷凍機油を供給できる。この結果、空気調和装置10内に余分な冷凍機油を保有する必要が無くコストを低減できると共に、冷凍機油の不足が検出された室外機11Bの圧縮機20へ確実に冷凍機油を供給できる。
【0036】
以上、本発明を上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0037】
例えば、室外機が一台で、この室外機に複数台の圧縮機が並列に接続された空気調和装置に本発明を適用しても良い。つまり、各圧縮機に、第一開閉弁を備えた油輸送管をそれぞれ接続し、これらの油輸送管を連結管にて連結すると共に、各圧縮機に接続された室外冷媒配管の吐出管路部(またはこの吐出管路部の合流部分)から、第二開閉弁を備えた油圧送管を分岐させ、この油圧送管を上記各油輸送管に接続させるようにしても良い。
【0038】
この場合にも、次の効果を奏する。つまり、冷凍機油の不足が検出された圧縮機の運転を停止させると共に、この圧縮機に接続された油輸送管の第一開閉弁を開操作し、油の余剰が検出された圧縮機の運転中に、この圧縮機に接続された油輸送管の第一開閉弁を開操作し、且つこの圧縮機側における油圧送管の第二開閉弁を閉操作する操作と、これらの第一開閉弁を閉操作し、且つ第二開閉弁を開操作する操作とを繰り返すことにより、冷凍機油の余剰が検出された圧縮機から冷凍機油の不足が検出された圧縮機へ、油輸送管及び連結管を経て、他の機器(例えば油分離器など)を介することなく直接冷凍機油を供給できる。この結果、空気調和装置内に余分な冷凍機油を保有する必要が無くコストを低減できると共に、冷凍機油の不足が検出された圧縮機へ確実に油を供給できる。
【0039】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明に係る空気調和装置によれば、内部高圧型の圧縮機を複数台並列に設置するとともに、これらの各圧縮機にはその内部に貯溜された油の油面を検出して余剰油の有無を検出する油面検出器が設置された、各圧縮機には、余剰油を供給可能な位置に第一開閉弁を備えた油輸送管が接続され、各圧縮機の油輸送管が連結管にて相互に連結されるとともに、各圧縮機の冷媒吐出配管には、当該圧縮機側の油輸送管に接続されて第二開閉弁を備える油圧送管が分岐して設けられ、油不足の生じた圧縮機の運転を停止させ第一開閉弁の開放によって余剰油があり運転中の圧縮機の油を油輸送管に導くと共に、この導かれた余剰油を第二開閉弁の開放によって高圧冷媒で連結管を介して油不足が生じて停止している圧縮機へ直接導入させるので、油が不足した内部高圧型の圧縮機へ、低コストにて確実に油を供給できる。
【0040】
請求項2に記載の発明に係る空気調和装置によれば、それぞれに内部高圧型の圧縮機を備えた複数台の室外機が並列に室内機に接続された空気調和装置において、上記各室外機の圧縮機には、その内部に貯溜された油の油面を検出して余剰油の有無を検出する油面検出器が設置され、且つこれらの圧縮機には余剰油を供給可能な位置に第一開閉弁を備えた油輸送管が接続され、上記各室外機の上記油輸送管が連結管にて相互に連結されるとともに、上記各室外機の圧縮機の冷媒吐出配管には、当該室外機の上記油輸送管に接続されて第二開閉弁を備える油圧送管が分岐して設けられ、油不足の生じた圧縮機の運転を停止させ第一開閉弁の開放によって余剰油があり運転中の圧縮機の油を前記油輸送管に導くと共に、この導かれた余剰油を前記第二開閉弁の開放によって高圧冷媒で前記連結間を介して油不足が生じて停止している圧縮機へ直接導入させるので、油が不足した内部高圧型の圧縮機へ、低コストにて確実に油を供給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気調和装置の一実施の形態を示す系統図である。
【図2】図1の室外機を示す冷媒回路図である。
【符号の説明】
10 空気調和装置
11A、11B・・・ 室外機
12A、12B・・・ 室内機
20 圧縮機
27 油面検出器
28 油輸送管
30 連結管
31 第一開閉弁
32 第二開閉弁
33 油圧送管
35 制御装置
Claims (2)
- 内部高圧型の圧縮機を複数台並列に設置するとともに、これらの各圧縮機にはその内部に貯溜された油の油面を検出して余剰油の有無を検出する油面検出器が設置された空気調和装置において、上記各圧縮機には、余剰油を供給可能な位置に第一開閉弁を備えた油輸送管が接続され、上記各圧縮機の上記油輸送管が連結管にて相互に連結されるとともに、上記各圧縮機の冷媒吐出配管には、当該圧縮機側の上記油輸送管に接続されて第二開閉弁を備える油圧送管が分岐して設けられ、油不足の生じた圧縮機の運転を停止させ第一開閉弁の開放によって余剰油があり運転中の圧縮機の油を前記油輸送管に導くと共に、この導かれた余剰油を前記第二開閉弁の開放によって高圧冷媒で前記連結管を介して油不足が生じて停止している内部高圧型の圧縮機へ直接導入させることを特徴とする空気調和装置。
- それぞれに内部高圧型の圧縮機を備えた複数台の室外機が並列に室内機に接続された空気調和装置において、上記各室外機の圧縮機には、その内部に貯溜された油の油面を検出して余剰油の有無を検出する油面検出器が設置され、且つこれらの圧縮機には余剰油を供給可能な位置に第一開閉弁を備えた油輸送管が接続され、上記各室外機の上記油輸送管が連結管にて相互に連結されるとともに、上記各室外機の圧縮機の冷媒吐出配管には、当該室外機の上記油輸送管に接続されて第二開閉弁を備える油圧送管が分岐して設けられ、油不足の生じた圧縮機の運転を停止させ第一開閉弁の開放によって余剰油があり運転中の圧縮機の油を前記油輸送管に導くと共に、この導かれた余剰油を前記第二開閉弁の開放によって高圧冷媒で前記連結管を介して油不足が生じて停止している内部高圧型の圧縮機へ直接導入させることを特徴とする空気調和装置。
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JP01884599A Expired - Lifetime JP3831541B2 (ja) | 1999-01-27 | 1999-01-27 | 空気調和装置 |
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- 1999-01-27 JP JP01884599A patent/JP3831541B2/ja not_active Expired - Lifetime
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