JP3830087B2 - ラジオ受信機及びその受信周波数プリセット方法 - Google Patents

ラジオ受信機及びその受信周波数プリセット方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、受信可能な放送局を自動的に検索して、プリセットできるようにしたラジオ受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】
以下、従来の一般的なラジオ受信機について図と共に説明する。図5は従来のラジオ受信機の構成を例示するブロック図である。
図5に示すラジオ受信機30において、FMアンテナ11が接続されたFMチューナ13では、制御手段21bから与えられたFM選局信号により選局が行われ、AMアンテナ15が接続されたAMチューナ17では制御手段21bから与えられたAM選局信号により選局が行われる。受信バンド切替手段19は制御手段21bから送出された受信バンド切り替え信号に基づき、各チューナから出力されるFM放送またはAM放送を選択し、選択した信号を増幅回路29に出力する。増幅回路29で増幅された信号の音響がスピーカ31から出力される。
【0003】
制御手段21bにはプリセットチャンネルメモリ23と、操作手段25bと、表示手段27bとが接続されている。プリセットチャンネルメモリ23には、プリセットされた放送局を、プリセット番号と受信周波数とを対応付けしてプリセット番号ごとに定められた記憶領域に格納し、操作手段25bは、ラジオ受信機30の操作者がプリセット番号に対応付けされた選局ボタン(以下、チャンネルキーとも記す)を用いて選局を行ったり、その他の操作を行ったりするための操作手段であり、受信バンドの切替も操作手段25bを介して行われる。表示手段27bは、ラジオ受信機30でプリセットされているプリセット番号、放送局名、放送周波数等を表示するとともに、現在選択されている受信バンドを表示する。
【0004】
受信に先立って受信可能な放送局を自動的にプリセットするオートプリセット機能を有するAM/FMラジオ受信機では、通常複数の受信バンドの内の周波数の高い方の受信バンドであるFM放送帯についてまずプリセットを行い、引き続き周波数の低い方の受信バンドであるAM放送帯についてプリセットを行うようになっている。これらはオートプリセット機能と呼ばれ、受信周波数を所定の方向に掃引(スキャン)し受信可能な放送を検索するサーチ手段を用いて行われる。このサーチ手段は制御手段21bとFMチューナ13(又はAMチューナ17)とにより構成されるが、周知の技術であるから詳細な説明は省略する。
【0005】
図7は一般的なラジオ受信機におけるプリセット結果を例示する図である。オートプリセットの動作では、サーチ手段における周波数掃引器によりFMバンドの下限周波数から上限周波数へ向けて掃引(スキャン)が行われ、次にAMバンドの下限周波数から上限周波数へ向けて掃引が行われる。そして受信可能な放送局が検出されると、検出された放送局順にその周波数がプリセット番号1から番号順に最大プリセット番号までプリセットされる。
【0006】
同図に示す例では、FM放送のプリセット番号1から6にはFM放送の6チャンネル分のデータが格納され、AM放送のプリセット番号1から6にはAM放送の6チャンネル分のデータが格納される。FM放送のオートプリセットでは、受信可能な放送としてFM−A局、FM−B局、FM−C局、FM−D局、FM−E局、FM−F局がこの順に検出され、この順にプリセット番号が付される。AM放送のオートプリセットでも同様に、受信可能な放送としてAM−A局、AM−B局、AM−C局、AM−D局、AM−E局、AM−F局がこの順に検出され、この順にプリセット番号が付される。
【0007】
図6は従来例ラジオ受信機に係るオートプリセットの手順を示すフローチャートである。ここではFMバンドのオートプリセットを行うものとして説明する。図6において、ステップS61ではオートプリセットキー(APキー)が押されたか否かを判別し、押されていればステップS63へ進み、押されていなければこのフローを終了する。ステップS63では、現在のプリセット番号、現在の受信バンドをメモリに一時退避させステップS65へ進む。ステップS65ではプリセット番号(PSN)を0にセットしてステップS67へ進む。
【0008】
ステップS67では受信周波数をFMバンドの下限周波数にセットしステップS69へ進む。ステップS69では、チューナのPLLの周波数がロックするまで待ちステップS71へ進む。ステップS71では現在の周波数における電界強度が予め定めた所定値以上であるか否かに応じて、現在の周波数で受信可能か否かを判別し、受信OKであればステップS72へ進み、受信不可であればステップS77へ進む。ステップS72では、プリセット番号(PSN)カウンタ値を1だけインクリメントし、ステップS73ではカウンタ値に対応するプリセットチャンネルメモリエリア(プリセットチャンネルメモリの記憶領域)に受信した周波数を格納し、ステップS75へ進む。
【0009】
ステップS75では、プリセット番号(PSN)カウンタ値が用意されているPSNのうちの最大値(例えば6)か否かを判別し、最大値であればこのフローを終了し、最大値でなければステップS77へ進む。ステップS77では受信周波数を1ステップ(例えば100kHz)高くしてステップS79へ進む。ステップS79では現在の周波数はFMバンドの上限値であるか否かを判別し、上限値であればこのフローを終了し、上限値でなければステップS69へ進み、サーチ動作を継続する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従来のラジオ受信機では前記したように、周波数の低い方から高い方へオートスキャンし、検出された受信可能な放送局の周波数は、検出された順にプリセット番号1からプリセット番号6までに夫々セットされ、その周波数がプリセット番号、即ちチャンネル番号と対応付けしてメモリに格納される。このため、最大プリセット番号(この例では6)にセットされた周波数よりも、さらに高い周波数に受信したい放送局があることがわかっていても、その放送局をプリセットすることが出来ないと言う問題があった。また、プリセット番号は受信できた順に与えられるため、オートプリセットが終了した後、操作者には受信したい放送局のプリセット番号が容易に分からないと言う問題があった。
さらに、プリセットされた周波数の中には、殆ど同じ放送がされるチャンネルが二重にプリセットされたり、特定の周波数のノイズを放送波と誤認してプリセットしてしまうという問題もあった。
【0011】
上記した問題を回避するには、オートプリセット機能を利用せずに、手動操作によりプリセットを行う。手動操作によるプリセットでは、受信したい放送局を手動で検索し、その放送局を受信できたときに、セットしたい番号のチャンネルキーを一定時間押し続けて行うが、この方法では検索操作に要する手動操作の数が多く、プリセットに長時間を要すると言う問題があった。
【0012】
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、手動操作が少なく、且つ受信したい放送局を容易にプリセットすることが可能なラジオ受信機を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明のラジオ受信機及びその受信周波数プリセット方法は前記課題を解決するためになされたものであり、第1の発明は、周波数を掃引して受信可能な放送の周波数を検索するサーチ手段と、該サーチ手段で検出した当該受信バンドにおける受信可能な周波数の一覧を格納する受信可能チャンネルメモリと、該受信可能チャンネルメモリに格納された周波数の一覧を表示する表示手段と、プリセットされた受信周波数を格納するプリセットチャンネルメモリと、チャンネルキーを有する操作手段とを備え、前記表示手段で表示した受信可能周波数の一覧の中から前記操作手段を介して選択された各周波数を、前記チャンネルキーと対応付けして前記プリセットチャンネルメモリに格納するようにしたラジオ受信機である。
【0014】
第2の発明は、第1の発明のラジオ受信機において、前記プリセットチャンネルメモリに格納する各受信周波数は、前記表示手段で表示した周波数の中から前記操作手段を介して選択された1つの周波数であり、該選択された1つの周波数を前記チャンネルキーによって指定された1つのチャンネル番号と対応付けして前記プリセットチャンネルメモリに格納するようにしたラジオ受信機である。
【0015】
第3の発明は、第1の発明のラジオ受信機において、前記プリセットチャンネルメモリに格納する周波数は、前記表示手段で表示した受信可能周波数の中から前記操作手段を介して選択された1つ又は複数の周波数であり、該選択された各周波数に対して、周波数の順にチャンネル番号を対応付けするようにしたラジオ受信機である。
【0016】
第4の発明は、第1又は第2の発明のラジオ受信機において、前記表示手段は、当該受信バンドにおける受信可能な周波数の一覧を表示する場合に、プリセットチャンネルとしてプリセット済みの周波数とプリセットされていない周波数とを、識別可能に表示するようにしたラジオ受信機である。
【0017】
第5の発明は、第1の発明乃至第4の発明のいずれかのラジオ受信機において、 前記表示手段は、当該受信バンドにおける受信可能な周波数の一覧を表示する場合に、各周波数と併せて各周波数における電界強度または電界強度の強弱を表すランクを表示するようにしたラジオ受信機である。
【0018】
第6の発明は、周波数を掃引して受信可能な放送の周波数を検索するサーチステップと、当該受信バンドにおいて検出した受信可能な周波数の全てを表示する表示ステップと、前記表示ステップで表示した周波数の中のいずれが選択されたかを判別する選択周波数判別ステップと、前記選択周波数判別ステップで判別された周波数をチャンネルキーに対応付けする対応付けステップと、前記対応付けステップで対応付けした周波数とチャンネルキーとをプリセットチャンネルメモリに格納するステップとからなるラジオ受信機の受信チャンネル方法である。
【0019】
第7の発明は、第6の発明のラジオ受信機の受信チャンネル方法において、前記表示ステップで表示した周波数の中の1つの周波数と、前記チャンネルキーによって指定された1つのチャンネル番号とを対応付けし、一つのプリセットチャンネルとして前記プリセットチャンネルメモリに格納するようにしたラジオ受信機の受信チャンネル方法である。
【0020】
第8の発明は、第6の発明のラジオ受信機の受信チャンネル方法において、前記表示ステップで表示した周波数の中の選択された複数の周波数に対して、周波数の順にチャンネル番号を対応付けするステップを有し、前記対応付けした複数の周波数とチャンネル番号とを前記プリセットチャンネルメモリに格納するようにしたラジオ受信機の受信チャンネル方法である。
【0021】
第9の発明は、第6又は第7の発明のラジオ受信機の受信チャンネル方法において、前記表示ステップでは、当該受信バンドにおける受信可能な周波数の一覧を表示する場合に、プリセットチャンネルとしてプリセット済みの周波数を反転表示又は強調表示又は色違い表示にするよにしたラジオ受信機の受信チャンネル方法である。
【0022】
第10の発明は、第6の発明乃至第9の発明のいずれかのラジオ受信機の受信チャンネル方法において、前記表示ステップでは、当該受信バンドにおける受信可能な周波数の一覧を表示する場合に、各周波数における電界強度の順に表示するようにしたラジオ受信機の受信チャンネル方法である。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明のラジオ受信機は、受信可能な放送局をプリセットする機能を備えたラジオ受信機において、周波数を掃引(スキャン)して受信可能な放送局を検索し、当該受信バンドで受信可能な放送局の周波数の一覧を受信可能チャンネルメモリに格納する。そして、前記受信可能チャンネルメモリに格納された周波数の一覧を表示手段で表示し、該表示された全周波数の中からプリセットしたい周波数を操作者が選択し、該選択した周波数に対応付けするチャンネルキーの番号も操作者が指定する。こうして、表示された全周波数のうちのどの周波数をどのチャンネルキーに割り当てるかを、操作者が指定して決め、その周波数をプリセットチャンネルメモリにおける該当するメモリ領域にプリセットチャンネルとして格納するようにしたラジオ受信機である。
【0024】
以下、本発明の実施例について図と共に説明する。図1は本発明ラジオ受信機の一例を示すブロック図である。図1に示す本発明ラジオ受信機10と図5に示す従来例ラジオ受信機30とで同一機能、同一作用の要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。図1のラジオ受信機10と図5のラジオ受信機30との主たる違いは、図1のラジオ受信機10では、制御手段21、受信可能チャンネルメモリ22、操作手段25、表示手段27、キー判別手段33が設けられている点である。ラジオ受信機10もラジオ受信機30と同様に周波数掃引器を備えたサーチ手段を有するが、その図示は省略されている。
【0025】
制御手段21はマイクロプロセッサ(MPU)とメモリとを有してラジオ受信機10全体を制御する。受信可能チャンネルメモリ22はサーチ手段により検出された受信可能な放送局の周波数の一覧を格納するメモリである。該メモリに格納された周波数のリストは、当該受信バンドでのサーチ動作が終了したとき又は受信可能な放送局の周波数が検出されたときに、表示手段27で表示する。キー判別手段33は、操作者により押されたキーを判別する手段である。また、操作手段25が備えるチャンネルキー35は、受信可能な放送周波数の一覧から一つの周波数を操作者が選択し、該選択した周波数をどのプリセット番号でセットするかを指定するためのキーであり、各チャンネルキーにはプリセット番号が表示されている。チャンネルキー35は、受信時に受信局を選択するための選局キーとしても使用される。
なお、受信可能チャンネルメモリ22とプリセットチャンネルメモリ23とを単一のメモリにより構成しても良く、或いは制御手段21のメモリの一部を用いて構成することもできる。
【0026】
図3は表示手段27の一部と操作手段25とが配置されたラジオ受信機10の正面パネルの一例を示す。
図3において、正面パネル20には、表示画面27Pや各種操作キーからなる操作手段25が配置されている。表示画面27Pは表示手段27の表示画面であり液晶ディスプレイなどで構成される。チャンネルキー35はプリセット番号を示すキーであり、1から6までが用意されている。PS42は電源キーであり、Vol43は音量調整用のボリュームであり、FM/AM44は受信バンドをFMとAMとで切替えるためのキーである。
【0027】
45はUp/Downキーであり、プリセットされていない放送局を手動で選局するときに、受信周波数を所定の周波数幅で増加又は減少させるためのキーである。また、AP46は操作者がオートプリセットの開始及び終了を指示するためのAPキー、Cancel47は、押釦操作を取り消すキーである。48は表示された受信可能な周波数の一覧からプリセットしたい周波数を操作者が選択するための周波数選択キーであり、操作者は、周波数選択キー48によりポインタを表示画面27P上で移動して、表示画面27Pに表示された周波数の一覧から一つの周波数を選択する。
【0028】
図2は本発明ラジオ受信機に係るオートプリセット方法の第1実施例を示すフローチャートである。ここではFMバンドでのオートプリセットを行うものとして説明する。図2において、ステップS11では、例えばサーチ動作を行っている受信バンドや現在の受信周波数を表示するなど、その時々で適当な表示を行ってステップS13へ進み、ステップS13では、操作者が押したキーがどのキーであるかを判別してステップS15へ進む。ステップS15ではオートプリセットモード(以下、APモードとも記す。)でないときにAPキーが押されたか否かを判別し、押されていればステップS17へ進み、押されていなければステップS19へ進む。
【0029】
ステップS17では受信周波数をFMバンドの下限周波数にセットし、APモードでサーチ動作即ち受信可能な周波数の検索動作を開始し、ステップS19へ進む。ステップS19では現在のモードがオートプリセットモード(APモード)か否かを判別し、APモードであればステップS21へ進み、APモードでなければステップS11へ進む。ステップS21では所定値以上の電界強度で受信できたか否かを判別し、受信できた場合はステップS23へ進み、受信不可であればステップS25へ進む。
【0030】
ステップS23では、受信周波数を受信可能チャンネルメモリ22に格納してステップS25へ進む。ステップS25では、受信周波数を所定周波数、例えば100kHz高い周波数に変更してステップS27へ進む。ステップS27では現在の周波数が当該受信バンドの上限周波数以上であるか否かを判別し、肯定であればステップS29へ進み、否定であればステップS11へ進む。ステップS29ではサーチ動作を終了して、ステップS31へ進む。
【0031】
ステップS31では受信可能チャンネルメモリ22から受信可能周波数のリストを読み出し、表示手段27で表示してステップS33へ進む。ステップS33は、選択されている周波数がどの周波数であるかを判別する選択周波数判別ステップを含み、表示画面27P上で一つの周波数が選択されているか否かを判別し、選択されているのを待ってステップS35へ進む。ステップS35は、選択された周波数がプリセットチャンネルの周波数として既に登録されているか否かを判別して、既登録であればステップSテップS33へ戻り、未登録であればステップS37へ進む。ステップS35からステップS33へ戻る場合は、選択された周波数が既にプリセット済みであることを、表示画面27Pに表示するか、スピーカ31により音声で表示して警告し、操作者に周波数の再選択を促す。ステップS37は、押されたチャンネルキーがどの番号のキーであるかを判別する選択番号判別ステップを含み、チャンネル(CHL)キーが押されるのを待ってステップS39へ進む。
【0032】
ステップS39では、押されたチャンネルキー(CHLキー)に対応するプリセット番号(PSN)が既にプリセット済みであるか否かを判別し、プリセット済みであればステップS37へ進み、まだプリセットされていなければステップS41へ進む。ステップS39からステップS37へ戻る場合は、押されたCHLキーの番号が既にプリセット済みであることを、表示画面27Pに表示するか、スピーカ31により音声で表示して警告し、操作者にプリセット番号の再設定を促す。
【0033】
ステップS41では、選択されている周波数と、押されたCHLキーが示すプリセット番号とを対応付けしてプリセットチャンネルメモリ23に格納してステップS43へ進む。ステップS43では、ステップS41で格納した登録済み周波数の表示を明暗反転させるか、強調表示するか、表示色を変更するかして、未登録の周波数と容易に識別可能になるように表示する。ステップS45では、全部のチャンネルキー番号がセット済みであるか否かを判別し、セット済みであればステップS47へ進み、未セットの番号があればステップS33へ進む。ステップS47ではAPモードを解除してステップS11へ進む。
なお、オートプリセットモードで動作中に、操作者がAPキー46を押したときは、割り込み処理でAPモードを解除し、ステップS11へ戻る。
【0034】
また、ステップS31からステップS47では一般的な表示処理とキー処理についての図示が省略されているが、表示手段27では、図示されていない様々な表示処理をその時々で行うことができる。表示する内容はその時々で異なるが、例えば、操作者が操作キーを押し易くするための情報を表示する。例えば、オートプリセットモード(APモード)で動作中には、表示画面27P上に表示された受信可能周波数の一覧から操作者が現在選択している一つの周波数を点滅させて表示させたり、6つのチャンネルキー(CHLキー)(またはCHLキーが示すプリセット番号)の一覧を表示し、セット済みの番号と、未セットの番号とで色を区別して表示したり、或いは未セットの番号の輝度を高めて強調表示したり、点滅させて表示したりすることにより、操作者は押すことのできるキーをより短時間で見分けたり、キーを押すことがより短時間でできるようになる。
【0035】
また、プリセットされていないCHLキー番号(プリセット番号)だけを一覧形式で表示するようにして、プリセットする番号をより速やかに選択できるようにしても良い。さらに、前記した強調表示を表示画面27P上で行うのではなく、チャンネルキーのうち、プリセットされていないプリセット番号に対応するチャンネルキーそのものを点灯又は点滅させるようにして行うこともできる。
さらに、表示手段27で表示する各周波数と併せて、各周波数における電界強度または電界強度の強弱を表すランクなどを表示すれば、操作者は電界強度が特に大きい放送だけをプリセットするように周波数を選択することも容易である。また、サーチステップで検出された、当該受信バンドでの全受信可能周波数を表示する場合に、その周波数における電界強度の大きい順に表示をすることにより、操作者は電界強度が大きい放送の周波数を選択してプリセットすることが容易に出来るようになる。
【0036】
図4は本発明ラジオ受信機に係るチャンネルプリセットの結果を例示する図である。前記したようにオートプリセットの動作は、サーチ手段における周波数掃引器によりFMバンドの下限周波数から上限周波数へ向けて掃引(スキャン)が行われ、FMバンドでのプリセットが終了した後で、AMバンドの下限周波数から上限周波数へ向けて掃引が行われる。図4に示す例では、サーチ動作により受信可能な周波数として検出された順は、図7に示した通りであるが、操作者はプリセットする周波数をFM−E、FM−C、FM−D、FM−A、FM−G、FM−Hの順に選択し、これらに対してチャンネル番号6、2、1、3、4、5を夫々与えている。例えば、受信可能な放送局として4番目に選択されたFM−A局がプリセット番号1ではなく、操作者が選択したプリセット番号(PSN)3にプリセットされている。
【0037】
受信可能な放送局としてFM−A曲の次に検出されたFM−B局はプリセットされず、最初に選択されたFM−E局がプリセット番号(PSN)6にプリセットされている。プリセット番号4、5には夫々FM−G局、FM−H局がプリセットされている。FM−G局、FM−H局の周波数は図7に示すFM−F局の周波数より高く、従来例のラジオ受信機ではプリセット出来なかった放送局であるが、本発明によればFM−G局、FM−H局をプリセットすることも可能となる。
【0038】
なお、図2に示すフローチャートでは、操作者が好みのチャンネルキーの番号でプリセットできるようにするため、プリセットするチャンネルキーの番号を周波数ごとに操作者が指定するようにしていたが、操作者が行う操作を減らすために、チャンネルキーの番号を自動的に付すようにすることも出来、この場合も、本発明の趣旨を逸脱するものでないことは勿論である。
【0039】
この場合は、操作者は、表示手段27で表示された受信可能周波数の一覧から複数の周波数を最大6まで選択し、次にチャンネルキーの1を押す。チャンネルキー1が押されたことが検出された後、操作者によって選択された複数の周波数に対して、最も周波数の低い放送にチャンネル番号1を割当て、最も周波数の高い放送にチャンンル番号6を割当てるというように、受信周波数が低い方から順にプリセット番号を与える。
【0040】
図8は本発明ラジオ受信機に係るオートプリセット方法の第2実施例を示すフローチャートである。
図8に示すフローチャートにおいて、ステップS11からステップS31までは図2に示すフローチャートの場合と同じであるから、その説明を省略する。図8に示すフローチャートにおいて、ステップS31からステップS51へ進むと、ステップS51では、表示画面27P上で1又は複数の周波数が選択されているか否かを判別し、選択されるのを待ってステップS53へ進む。ステップS53では、選択されている周波数を反転表示してステップS55へ進む。
【0041】
ステップS55では番号が「1」のCHLキーが押されたか否かを判別し、肯定であればステップS57へ進み、否定であればステップS51へ進む。ステップS57では、選択された複数の周波数に対して、周波数順にチャンネルキー番号を与える。即ち最も低い周波数にチャンネル番号1を対応付けし、最も高い周波数にチャンネル番号6を対応付けする。ステップS59では、対応付けした周波数とチャンネルキー番号とをプリセットチャンネルメモリ23に格納してステップS61へ進む。ステップS61ではAPモードを解除してステップS11へ進む。
【0042】
以上、詳細に説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、周波数を掃引(スキャン)して受信可能な放送局を検索し、当該受信バンドで受信可能な放送局の周波数の一覧を受信可能チャンネルメモリに格納する。そして、受信可能チャンネルメモリに格納された周波数の一覧を表示手段で表示する。ラジオ受信機の操作者は、前記表示された全周波数の中からプリセットしたい一つの周波数を選択し、且つ該選択した周波数に対応付けするチャンネルキーの番号を指定する。
【0043】
このように、表示された受信可能な全周波数のうちのどの周波数をどのチャンネルキーに割り当てるかを、操作者が指定して決め、プリセットチャンネルメモリに格納する。したがって、操作者がプリセットチャンネルとして登録したい周波数を希望するチャンネル番号でプリセットすることが出来る。即ち、チャンネルキーが不足してプリセットしたい放送局をプリセット出来ない、という問題を解消でき、プリセット済みのプリセット番号とプリセットされている放送局との対応関係を操作者は容易に知ることができる。
【0044】
また、プリセットする周波数を表示画面上で操作者が選択する場合に、プリセットする全ての周波数を最初に選択するようにすれば、前記選択された各周波数に自動的にチャンネル番号を付すことが出来、チャンネルプリセットにおける手動操作数を少なく出来る。さらに、選択可能な周波数を強調表示したり、プリセット済みの周波数を強調表示したりすることにより、操作者による周波数選操作を容易にすることができる。
なお、本発明に係るオートプリセット方法は、ラジオ受信機を含むオーディオ装置等へも適用可能であることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ラジオ受信機の一例を示すブロック図である。
【図2】本発明ラジオ受信機に係るチャンネル方法の第1実施例を示すフローチャートである。
【図3】表示手段の一部と操作手段が配置された本発明ラジオ受信機の正面パネルの一例を示す図である。
【図4】本発明ラジオ受信機に係るチャンネルの結果を例示する図である。
【図5】従来例ラジオ受信機の一例を示すブロック図である。
【図6】従来例ラジオ受信機に係るオートプリセットの手順を示すフローチャートである。
【図7】従来例ラジオ受信機に係るチャンネルの結果を例示する図である。
【図8】本発明ラジオ受信機に係るオートプリセット方法の第2実施例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
13 FMチューナ
17 AMチューナ
19 受信バンド切替手段
21 制御手段
22 受信可能チャンネルメモリ
23 プリセットチャンネルメモリ
25 操作手段
27 表示手段
29 増幅回路
31 スピーカ
33 キー判別手段
35 チャンネルキー
48 操作手段における周波数選択キー

Claims (10)

  1. 周波数を掃引して受信可能な放送の周波数を検索するサーチ手段と、該サーチ手段で検出した受信バンドにおける受信可能な周波数の一覧を格納する受信可能チャンネルメモリと、該受信可能チャンネルメモリに格納された周波数の一覧を表示する表示手段と、プリセットされた受信周波数を格納するプリセットチャンネルメモリと、チャンネルキーを有する操作手段とを備え、
    前記プリセットチャンネルメモリに格納する各受信周波数は、前記表示手段で表示した周波数の中から前記操作手段を介して選択された1つの周波数であり、該選択された1つの周波数を前記チャンネルキーによって指定された1つのチャンネル番号と対応付けして前記プリセットチャンネルメモリに格納することを特徴とするラジオ受信機。
  2. 前記表示手段は、各チャンネルキーに関して、それが受信周波数をプリセット済みであるか、未プリセットであるかが区別される表示も行なうようになっていることを特徴とする請求項1記載のラジオ受信機。
  3. 前記選択された1つの周波数が、プリセット済みの受信周波数である場合には、そのことを操作者に警告する警告手段、
    備えることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のラジオ受信機。
  4. 前記表示手段は、当該受信バンドにおける受信可能な周波数の一覧を表示する場合に、プリセットチャンネルとしてプリセット済みの周波数とプリセットされていない周波数とを、識別可能に表示することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のラジオ受信機。
  5. 前記表示手段は、当該受信バンドにおける受信可能な周波数の一覧を表示する場合に、各周波数と併せて各周波数における電界強度または電界強度の強弱を表すランクを表示することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のラジオ受信機。
  6. 周波数を掃引して受信可能な放送の周波数を検索するサーチステップと、受信バンドにおいて検出した受信可能な周波数の全てを表示する表示ステップと、前記表示ステップで表示した周波数の中のいずれが選択されたかを判別する選択周波数判別ステップと、前記選択周波数判別ステップで判別された周波数をチャンネルキーと対応付けする対応付けステップと、前記対応付けステップで対応付けした周波数とチャンネルキーとをプリセットチャンネルメモリに格納するステップとからなり、
    前記表示ステップで表示した周波数の中の1つの周波数と、前記チャンネルキーによって指定された1つのチャンネル番号とを対応付けし、一つのプリセットチャンネルとして前記プリセットチャンネルメモリに格納することを特徴とするラジオ受信機の受信チャンネル方法。
  7. 前記表示ステップでは、各チャンネルキーに関して、それが受信周波数をプリセット済みであるか、未プリセットであるかが区別される表示も行なうようになっていることを特徴とする請求項6記載のラジオ受信機の受信チャンネル方法。
  8. 前記表示ステップで表示した周波数の中から選択された1つの周波数が、プリセット済みの受信周波数である場合には、そのことを操作者に警告するステップ、
    を備えることを特徴とする請求項6又は請求項7記載のラジオ受信機の受信チャンネル方法。
  9. 前記表示ステップでは、当該受信バンドにおける受信可能な周波数の一覧を表示する場合に、プリセットチャンネルとしてプリセット済みの周波数を反転表示又は強調表示又は色違い表示にすることを特徴とする請求項6乃至請求項8のいずれかに記載のラジオ受信機の受信チャンネル方法。
  10. 前記表示ステップでは、当該受信バンドにおける受信可能な周波数の一覧を表示する場合に、各周波数における電界強度の順に表示することを特徴とする請求項6乃至9のいずれかに記載のラジオ受信機の受信チャンネル方法。
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