JP3825809B2 - 気体炭化水素から流体触媒クラッキング粒子を分離およびストリッピングするための装置および方法 - Google Patents

気体炭化水素から流体触媒クラッキング粒子を分離およびストリッピングするための装置および方法 Download PDF

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Description

本発明は、気体炭化水素から固体粒子を分離すると共に分離された固体粒子から炭化水素をストリップするための装置に関するものである。さらに他面において本発明は、たとえば触媒のような固体粒子を気体炭化水素から分離すると共に分離された粒子から炭化水素をストリップするための改良方法に関するものである。
固体粒子を気体炭化水素から分離する装置は長年にわたり入手することができ、たとえば炭化水素クラッキング触媒を流動化接触クランキング法にて気体生成物から分離する際に産業的用途を有する。
固体粒子を使用する方法においては、微細粒子の懸濁物および他の混合物を気体流に連行させるのが一般的である。極めてしばしば、懸濁物は反応に関与した物質の吸着および/または連行残留物を含有する微細な固体粒子を含有する。微細粒子を気体流から分離すると共に回収し、かつ残留物を微細粒子からストリップすることが両者とも、下流での生じうる劣悪もしくは望ましくない反応を防止するのに必要となる。たとえば典型的な接触クラッキング法においては、炭化水素を上昇管反応器にて触媒の存在下に反応させる。触媒の微細な固体粒子を反応器の下流のガス流と一緒に搬送する炭化水素ガスが生成される。懸濁した触媒粒子は吸着および/または連行された炭化水素を含有する。この触媒粒子は気体から分離すると共に炭化水素をストリップして、これが望ましくない帯域における触媒反応(一般に「過剰(over)クラッキング」と称する)を防止せねばならない。さらにストリッピングは収率を増大させると共に触媒のリサイクルを可能にする。本発明の装置および方法を炭化水素の接触クラッキングにつき特に強調して説明するが、これのみに限定されず、装置および方法は固体粒子を使用すると共に蒸気流に固体粒子の混合物を発生する他のシステムについても機能することが了解されよう。
ゼオライトのような新規かつ高反応性のクラッキング触媒が一般的に使用されるようになったので、反応性クラッキング触媒を熱分解された炭化水素蒸気から迅速に分離して、炭化水素が反応器から流出する際に過剰クラッキングを回避する新規な分離装置が開発された。
米国特許第4 961 863号および第5 259 855号は、接触クラッキング上昇管反応器の末端に位置せしめうるツインドラム(twin-drum)分離器を記載している。ツインドラム分離器の利点は、触媒キャリーオーバーからは容易には閉塞しない点である。殆どの接触クラッキング法は反応容器の外部に持ち出される触媒を減少させるべく高分離効率を必要とし、ツインドラム分離器は単独で使用するのに適するものでない。さらにツインドラム分離器は、ストリッパー触媒床からの蒸気の上昇流がツインドラム分離器内の垂直流を破壊しうるため、内部ストリッパー床と良好に一体化しない。
米国特許第4 693 808号および第4 731 228号は水平サイクロン分離器を記載している。水平分離器における触媒と気体との質量比は分離器が運びうる触媒の最大量を制限すると共に、触媒と気体との質量比が高過ぎれば水平サイクロン分離器は閉塞する傾向を有する。
米国特許第4 692 311号は、分離およびストリッピング時間を減少させるための、いわゆる「迅速ディスエンゲージサイクロン」を記載している。このサイクロンは遠心分離および蒸気の逆流渦流にて作動する。渦流安定器を用いて渦流がサイクロンの底部に到達する前に渦流を停止させ、停止してなければ渦流が分離触媒をサイクロンの底部にて拾い上げると共に触媒をサイクロン出口を介し移動させる。迅速ディスエンゲージサイクロンは高効率にて作動することも証明されているが、この装置は内部触媒ストリッピング床およびサイクロンの底部から延びるスタンドパイプを必要とするためかなり大型となる。
接触クラッカーの他にも、分離およびストリッピングのための装置は、流体コーカー、連行石炭気化器、並びに急速流動化固体粒子を用いる他の工業プロセスにて使用される。これら装置は、環境上および経済的ニーズを満すべく高い分離およびストリッピング効率を達成するようレトロフィット(retrofit)させることができる。上記したような分離器設計も各種の急速流動化プロセスをレトロフィットすべく使用されているが、その使用は分離器およびストリッパーの設置につきスペースが制限され或いは効率を増大させるべくレトロフィットさせる必要があるレトロフィット装置の場合制限される。
たとえば多くの接触クラッキングプラントにおいて、上昇管反応器はディスエンゲージャ容器中に排気し、ここで望ましくない後上昇管(post-riser)熱分解が生ずる。これらディスエンゲージャ容器の殆どは、底部に流動触媒床を有すると共に兆部に或る種の分離手段を備える。これらディスエンゲージャ容器は、しばしば、上記したような分離器およびストリッパーに対し内部レトロフィットさせるには小さ過ぎる。さらに、作動中の触媒クラッカーを解体して改良分離器を装備するのは高価かつ非効率である。したがって、上記したような高効率の分離器およびストリッパーを既存のディスエンゲージャ容器に設置することは必ずしも可能ではなくまたは望ましくない。高い効率、小型の寸法および簡単な設計を有する分離器およびストリッパーの技術を提供することが極めて望ましい。
本発明の目的は、高分離効率を有する一体化された(integrated)ディスエンゲージャおよびストリッパーを提供することにある。
本発明の他の目的は、既存の接触クラッカーディスエンゲージャ容器に納めうるレトロフィット一体化ディスエンゲージャおよびストリッパーを提供することにある。
さらに本発明の他の目的は、製造が大して高価でないレトロフィット一体化ディスエンゲージャおよびストリッパーを提供することにある。
この目的で、蒸気に懸濁された固体粒子を分離すると共に固体粒子から吸着かつ連行された残留物をストリップするための本発明による一体化されたディスエンゲージャおよびストリッパーは:
(a)流動化された固体粒子を内蔵するようにした第1流動床帯域と、固体粒子を流動化またはストリップするための気体を第1流動床帯域に注入する第1手段とを有するディスエンゲージャ容器;
(b)ディスエンゲージャ容器の内側に内蔵されて円筒側壁部を有すると共に、上端部が出口開口部を設けたカバーにより閉鎖され、かつ下端部が開口され、さらに固体粒子および蒸気の懸濁物を受け入れるための少なくとも1個の入口が設けられた垂直第1サイクロン;並びに
(c)第1サイクロンの出口開口部から流路を設けるための第1出口導管であって、第1サイクロンの出口開口部に接続された端部を有する第1出口導管
を備え、ここで第1サイクロンの開口下端部が第1流動床帯域中へ下方向に突入して、第1サイクロンの下側開口端部内に第2流動床帯域を形成する。
さらに本発明は、固体粒子と蒸気との混合物を分離すると共に、第1流動床を備えたディスエンゲージャ容器にて吸着および連行された残留物を分離固体粒子からストリッピングするための方法にも関するものであり、本発明による方法は:
(a)固体粒子と蒸気との混合物を輸送導管中に流過させ;
(b)固体粒子と蒸気との混合物を輸送導管からディスエンゲージャ容器の内側に内蔵された開口下端部を有する垂直第1サイクロン中へ移送し、ここで第1サイクロンの開口下端部は第1流動床に潜入しており;
(c)第1流動床の上表面が第1サイクロンの開口下端部より上方に維持されると共に、第1流動床の1部が開口下端部で第1サイクロン内に内蔵されて第2流動床を形成するよう第1流動床のレベルを調節し;
(d)固体粒子と蒸気との混合物を、分離された蒸気と吸着もしくは連行残留物を含有する分離された固体粒子とに分離し;
(e)分離された固体粒子を第1サイクロン内に内蔵された第2流動床にて集め;
(f)分離された固体粒子から残留物をストリッピングするための気体を導入して、ストリップ蒸気とストリップ固体粒子とを形成し;
(g)分離された蒸気とストリップされた蒸気とを上方向へ第1サイクロンに通過させ;
(h)ストリップされた固体粒子を第1サイクロンの開口下端部から第1流動床中へ流動させる
ことを特徴とする。
以下、添付図面を参照して本発明を実施例によりさらに説明する。
第1図は本発明による一体化されたディスエンゲージャおよびストリッパーの断面図であり;
第2図は第1図よりも大きい尺度で描いた第1図の第1サイクロンの断面図であり;
第3図は第1図よりも大きい尺度で描いた第1図の第2サイクロンの断面図である。
以下、第1図および第2図を参照する。蒸気中に懸濁された固体粒子を分離すると共に、吸着および連行された残留物を固体粒子からストリップするための本発明による一体化されたディスエンゲージャおよびストリッパー2は、ディスエンゲージャ容器3と、このディスエンゲージャ容器3の内側に内蔵された垂直第1サイクロン6とを備える。
ディスエンゲージャ容器3は、流動化固体粒子の第1流動床11を内蔵するようにした第1流動床帯域10と、固体粒子を流動化またはストリップするための気体を第1流動床帯域中へ注入するための第1注入器12の形態の第1手段とを備える。
垂直第1サイクロン6は、円筒側壁部15の形態の円筒壁部を有すると共に、その上端部16は出口開口部19が設けられたカバー17により閉鎖される。
第1サイクロン6にはさらに、固体粒子と蒸気との懸濁物を受け入れるための少なくとも1個の入口24を設ける。第1サイクロンの入口24を、ディスエンゲージャ容器3中へ延びる反応器体上昇管27の形態における輸送導管の出口導管25に直接接続する。
一体化されたディスエンゲージャおよびストリッパー2は、さらに第1サイクロン6の出口開口部19から流路を形成する第1出口導管30をも備え、この導管は第1サイクロン6の出口開口部19に接続された端部を有する。
垂直第1サイクロン6は、その上端部16にて閉鎖されるが、放出開口部34を有するその下端部32にて開口し、ここで開口下端部32の内径は第1サイクロン6の上端部16の直径にほぼ等しい。垂直第1サイクロン6の開口下端部32は、下方向へ第1流動床帯域10中に突入して、通常の操作に際し流動化固体粒子の第2流動床36を第1サイクロン6の下端部32内に内蔵するようにした第2流動床帯域35を形成する。
通常の操作に際し、触媒粒子の形態における固体粒子と接触クラッキング過程からの反応流出物の形態における蒸気との混合物は、上方向へ反応器上昇管27を流過すると共に、その出口導管25を介し第1サイクロン6の入口24中へ流入する。
第1サイクロン6において、触媒粒子は反応流出物から分離され、触媒粒子は下方向へ第1サイクロン6の下端部32の方向に落下すると共に、反応流出物は上方向へ移動して第1出口導管30を介し第1サイクロン6から流出する。
ディスエンゲージャ容器3の下部は、第1注入器12を介し第1流動床帯域10中へ注入された固体粒子を流動化させるための気体の作用により流動化状態に維持された触媒粒子の第1流動床11を内蔵する。さらに気体は触媒粒子をストリップし、このようにして収着または連行された残留物はそこから除去されてストリップ触媒粒子を与え、これをディスエンゲージャ容器3から放出導管38を介して放出する。触媒粒子は再生器(図示せず)まで移送され、ここで反応器上昇管管27にて使用しうるよう再生される。
第1サイクロン6の開口下端部32が下方向へ第1流動床帯域10中へ突入するので、放出開口部34は第1流動床11に潜入すると共に、第1流動床11のレベルは、第1流動床11の上表面39が第1サイクロン3の放出開口部34より上方に維持されるよう調節される。第1サイクロン6の下端部32の内部に内蔵された第1の流動床11の1部は、第2流動床36を形成する。
下方向へ第1サイクロン6を介し落下する分離された触媒粒子は、第2流動床36にて集められる。
第1注入器12を介し導入された気体も第2流動床36中へ流入して、残留物を分離触媒粒子からストリップすることにより分離蒸気とストリップ蒸気とストリップ触媒粒子とを形成する。ストリップ蒸気と除去された反応流出物とは、上方向へ第1サイクロン6を通過すると共に、第1出口導管30から除去される。これに対し、ストリップ触媒粒子は、第1サイクロン6の放出開口部34から第1流動床11中へ流入する。
流動化された触媒粒子は、かくして第1サイクロン6の開口下端部32の内側における第2流動床36に部分的に内蔵される。この第2流動床36は、第1サイクロン6の内側における急速ストリッパー流動化ストリッパー床として作用する一方、第1流動床11は、ディスエンゲージャ容器3の内側における主ストリッパー流動化ストリッパー床として作用する。したがって、流動床帯域は、しばしばストリッパー帯域とも呼ばれる。
好適には第1サイクロン6は、ディスエンゲージャ容器3よりも若干高い圧力で操作されて、第2流動床36の上表面39が第1流動床11の上表面40より低くなるようにする。
慣用の第1サイクロンは一般にその下端部にて閉鎖されると共に、ディップレッグ(dip-leg)が設けられて、触媒のような分離固体粒子を放出し、触媒は第1サイクロンの底部に蓄積する。サイクロン入口および出口の圧力低下を克服すると共に分離固体粒子を流動床まで放出させるのに充分なヘッド圧を発生させるには、一般に比較的長いディップレッグが存在せねばならない。すなわち、全装置は長さに見合う充分な空間を必要とする。しかしながら、本発明による第1サイクロンはディップレッグを必要とせず、したがって限られた空間をもつディスエンゲージャ容器に納めることができる。公知のシステムはさらに、触媒粒子のスラグが蒸気と触媒粒子との混合物と一緒に輸送導管を上昇流動する際に、始動時の問題を経験する。過剰の粒子が第1サイクロン中へ落下して、これを満たす。この問題を解決するため、多くの操作員は第1サイクロン中に或いは始動時のディスエンゲージャ容器に触媒を全く入れない。勿論、これは触媒レベルが必要ストリップ工程を吸収するのに充分となるまでの収率および効率の両者を低下させる。本発明において、始動時に形成されたスラグは開口端部の第1サイクロンに落下し、これらは開口下端部32から流動化されて、ディスエンゲージャ容器における第1流動床に分配され、第1サイクロンにおける望ましくない蓄積を排除する。
好適には、一体化されたディスエンゲージャおよびストリッパーは、第2流動床帯域35中へ第2流動床36にて固体粒子を流動化またはストリップするための気体を注入する第2注入器41としての第2手段をさらに備える。
第1サイクロン6の入口24は好適には、第1サイクロン6の閉鎖端部に近い円筒状側壁部15に配置された接線方向入口(tangential inlet)42である(第2図参照)。触媒粒子としての固体粒子と接触クラッキング過程からの反応流出物としての蒸気との混合物は、第1サイクロン6の接触方向入口42を介し流入して、第1サイクロン6の上端部16にて渦流を形成する。かくして端部16は、第1サイクロン6の回動帯域(swirl zone)である。
回動帯域の効率は、第1出口導管30の部分44を第1サイクロン6中へ突入させれば向上しうる。部分44は第1サイクロン6の渦流出口を形成する。
好適には、第1サイクロン6は、この第1サイクロン6の中間部分47に同軸装着された第1皿状渦流安定器46をも備える。第1渦流安定器46の外径は、第1出口導管30の直径と同等またはそれより大であり、円筒状側壁部15の内径よりも小である。
第1渦流安定器46は、第1出口導管30の入口開口部49より下に位置し、好適には第1出口導管30の直径と同等またはそれより大である間隔に位置せしめる。第1図および第2図に示した本発明の実施例において、第1出口導管は、傾斜部分44を有し、直径は傾斜部分44の最小直径である。
渦流安定器を使用する場合、第1サイクロン6の放出開口部34が第1流動床11中に潜入する深さは、渦流安定器の高さに依存する。特に第2流動床36の深さは、第1サイクロン6の放出開口部34から第1渦流安定器46の底部までの距離よりも大であってはならない。たとえば第1図および第2図に示したような渦流安定器を使用する具体例において、第2流動床36の最大深さは、第1サイクロン6の放出開口部34から第1渦流安定器46の最低部表面までの距離である。
第1渦流安定器46は支持体41により支持される。これには、好適には渦流ファインダー52を設ける。
第1渦流安定器46の外表面と円筒側壁部15の内表面との間の環状空間は、分離された粒子が下方向へ環状空間を介し第2流動床帯域35中へ通過するのを可能にする。さらに環状空間は、ストリッピングガスを流動床帯域から上方向へ環状空間を介し第1渦流安定器46の上方のサイクロン帯域中へ通過させる。第2流動床帯域35は、環状空間を介し上端部16におけるサイクロン帯域と気体連通してストリッピング帯域を形成する。流動床帯域において、吸着および/または連行された残留物は、粒子からストリップされることにより、この残留物を回収すると共に望ましくない残留物の反応を減少させる。たとえば繊細な触媒粒子と炭化水素蒸気との懸濁物において、炭化水素蒸気は先ずサイクロン帯域にて触媒粒子から分離される。次いで、触媒における吸着および連行された炭化水素は流動床帯域にて触媒からストリップされ、炭化水素を炭化水素蒸気として回収すると共に、望ましくない過剰クラッキング反応を減少させる。適する具体例において、本発明による一体化されたディスエンゲージャおよびストリッパー2は、ディスエンゲージャ容器3内に内蔵されて円筒状側壁部56の形態の円筒側壁部を有する第2サイクロン55をもさらに備える。第2サイクロン55は、その上端部にて、出口開口部58が設けられたカバー57により閉鎖される。これは、下部60と第1出口導管30に流体連通する入口62とを備える。さらに、一体化されたディスエンゲージャおよびストリッパー2は、第2出口導管64を備えて、第2サイクロン55の出口開口部58からの通路を形成する。
通常の操作に際し、分離された蒸気とストリップされた蒸気とは、第1出口導管30を介し第1サイクロン6から除去される。この蒸気は、まだ連行触媒粒子を含有し、これは第2サイクロン55にて除去せねばならない。この目的で、蒸気を第2サイクロン55中へ導入し、連行触媒粒子を蒸気から分離する。蒸気は上方向へ第2サイクロン55にて出口開口部58を流過すると共に、触媒粒子は第2サイクロン55の下部60に集められる。蒸気と触媒粒子とは、別々に第2サイクロン55から第2出口導管64および下部60における出口開口部68を介しそれぞれ分離される。第2サイクロン55は、第1サイクロン6におけるよりも若干低い圧力にて操作され、この圧力はディスエンゲージャ容器3におけるよりも低いので、第2サイクロン55における圧力はディスエンゲージャ3における圧力よりも低い。
第2サイクロン55には、好適にはディップレッグ69を設ける。このディップレッグ69は、好ましくは分離粒子を放出させるための弁(図示せず)と底部に設け、第1流動床11中へ突入する。
第2サイクロン55は第1サイクロン6(これは当業界にて「近接−カップリング(cose-cupling)」と称する)と直列で設置される(「近接−カップリング」と言う用語は一般的に、一方のサイクロンの排気が他方のサイクロンの入口に連結される場合に用いられる。近接−カップリングサイクロンは、たとえば(1)全分離がディスエンゲージャ容器で行われる場合、または(2)第1サイクロンがディスエンゲージャ容器中へ排気する場合に生じうる上昇管反応器生成物の望ましくない後上昇管クラッキング(post-riser cracking)を減少させる。
渦流安定器手段を有する第1サイクロンと渦流安定器手段を有する第2サイクロンとの両者を直列で使用する場合、第1サイクロンは「急速ディスエンゲージャサイクロン」として作用すると共に、第2サイクロンは「高効率サイクロン」として作用する。
好適には、第2サイクロン55の入口62は、第2サイクロン55の上端部71に配置された接線方向入口70である(第3図参照)。第2サイクロン55の接線方向入口70を介し流入する蒸気および触媒粒子は、第2サイクロン55の上端部71にて渦流を形成する。次いで、上端部71は、第2サイクロン55の回動帯域となる。
回動帯域の効率は、第2出口導管64の部分72を第2サイクロン55中へ突入させれば向上させうる。部分72は第2サイクロン55の渦流出口を形成する。
好適には第2サイクロン55はさらに、第2サイクロン55の中間部分76に同軸装着された第2皿状渦流安定器74をも備える。第2渦流安定器74の外径は、第2出口導管64の直径と同等またはそれより大であり、円筒状側壁部56の内径よりも小である。第2渦流安定器74を第2出口導管64の入口開口部77より下に、第2出口導管64の直径と同等またはそれより大の間隔にて位置せしめる。第1図および第3図に示した本発明の具体例において、第2出口導管64は、傾斜部分72を備え、直径は傾斜部分72の最小直径である。
第2渦流安定器74は支持体79により支持される。これには好適には渦流ファインダー80を設ける。
第1サイクロン6と第2サイクロン55との間の熱運動および振動運動を補償するための任意の手段を、それらの間の接続に使用することができる。第1図の具体例においては、第1出口導管30の出口83と第2サイクロン55の入口62との間に間隙部82を設ける。間隙部82はさらに、ディスエンゲージャ容器3におけるストリッパーガスとストリップされた蒸気とを若干低い圧力の第2サイクロン55中へ流入させる手段を形成する。
好適には、本発明による一体化されたディスエンゲージャおよびストリッパーは、第1出口導管30の出口端部84に、第2サイクロン55の入口62の近傍にて位置せしめたベンチュリー(図示せず)をも備える。このベンチュリーは、第1出口導管30における気体を第2サイクロン55中へ移動させるよう支援するだけでなく、ディスエンゲージャ容器3の内部と第2サイクロン55との間の圧力差をも減少させる。
好適には、第1および第2サイクロン6および55の円筒状側壁部15および56の内表面は、耐腐食性、たとえばセラミックのような耐火材でライニングされる。これは、耐火性ライニングなしにディスエンゲージャ容器3の外郭を使用することを可能にする(何故なら、各サイクロンがライニングされるからである)。ライニングは、固体粒子が壁部を浸蝕するような仕方ではディスエンゲージャ容器3内を流動しないので、ディスエンゲージャ容器3には必要とされない。ディスエンゲージャ容器3におけるライニングの排除は、一般的に見られる2つの問題の発生を減少させる。第1に、ディスエンゲージャ容器壁部の不均一な加熱により生ずる腐食は減少させねばならない。第2に、ディスエンゲージャ容器3における耐火性ライニングは経時的に剥離する。隔離したライニングはシステム中に入り、ここで弁および装置を閉塞する。ディスエンゲージャ容器3の耐火性ライニングの排除はこの問題を実質的に減少させる。
第1および第2サイクロン6および55の組合せは、好適には流体接触クラッカー、流体コーカー、連行石炭気化器、並びに小型ディスエンゲージャ容器もしくは小型内部サイクロンを備えた他の工業プロセスのレトロフィットとして使用することができる。

Claims (27)

  1. 蒸気に懸濁された固体粒子を分離すると共に、吸着および連行された残留物を固体粒子からストリッピングするための一体化されたディスエンゲージャおよびストリッパー(2)であって、
    (a)流動化された固体粒子を含有するようにされた第1流動床帯域(10)と、固体粒子を流動化またはストリッピングするための気体を第1流動床帯域(10)に注入する第1手段(12)とを有するディスエンゲージャ容器(3);
    (b)ディスエンゲージャ容器(3)の内側に内蔵されて、円筒側壁部(15)を有すると共に、上端部が出口開口部(19)を設けたカバー(17)により閉鎖され、かつ下端部が開口され、さらに固体粒子および蒸気の懸濁物を受け入れるための少なくとも1個の入口(24)が設けられた垂直第1サイクロン(6);並びに
    (c)第1サイクロンの出口開口部(19)から流路を設けるための第1出口導管であって、第1サイクロン(6)の出口開口部(19)に接続された端部を有する第1出口導管(30)
    を備えてなる一体化されたディスエンゲージャおよびストリッパー(2)において、
    第1サイクロン(6)の開口下端部が第1流動床帯域(10)中へ下方向に突入して、第1サイクロン(6)の下側開口端部(32)内に第2流動床帯域(35)を形成することを特徴とする一体化されたディスエンゲージャおよびストリッパー(2)。
  2. 固体粒子を流動化またはストリッピングするための気体を第2流動床帯域(35)中へ注入する第2手段(41)をさらに備える請求の範囲第1項に記載の一体化されたディスエンゲージャおよびストリッパー(2)。
  3. 第1サイクロン(6)の入口(24)が、第1サイクロン(6)の閉鎖端部の近傍にて側壁部(15)に配置された接線方向入口(42)であることを特徴とする請求の範囲第1項または第2項に記載の一体化されたディスエンゲージャおよびストリッパー(2)。
  4. 第1出口導管(30)の1部(44)が第1サイクロン(6)中へ突入することを特徴とする請求の範囲第1〜3項のいずれか一項に記載の一体化されたディスエンゲージャおよびストリッパー(2)。
  5. 第1サイクロン(6)がこの第1サイクロン(6)の中間部分に同軸装着された第1流安定器(46)をさらに備え、第1流安定器(46)の外径が第1出口導管(30)の直径と同等またはそれより大であり、前記第1流安定器(46)を第1出口導管(30)の入口開口部(49)より下に、第1出口導管(30)の直径と同等またはそれより大である間隔にて位置せしめたことを特徴とする請求の範囲第1〜4項のいずれか一項に記載の一体化されたディスエンゲージャおよびストリッパー(2)。
  6. (a)ディスエンゲージャ容器(3)の内部に内蔵された第2サイクロ(55)をさらに備え、前記第2サイクロン(55)がその上端部にて出口開口部(58)を設けたカバー(57)により閉鎖されると共に、下部(60)と第1出口導管(30)に流体連通する入口(62)とを備え、さらに;
    (b)第2サイクロン(55)の出口開口部(58)から流路を形成する第2出口導管(64)をも備える請求の範囲第1〜5項のいずれか一項に記載の一体化されたディスエンゲージャおよびストリッパー(2)。
  7. 第2サイクロン(55)の入口(62)が、この第2サイクロン(55)の上部(71)に配置された接線方向入口(70)であることを特徴とする請求の範囲第6項に記載の一体化されたディスエンゲージャおよびストリッパー(2)。
  8. 第2出口導管(64)の1部が、第2サイクロン(55)中へ突入することを特徴とする請求の範囲第6項または第7項に記載の一体化されたディスエンゲージャおよびストリッパー(2)。
  9. 第2サイクロン(55)が第2サイクロン(55)の中間部分に同軸装着された第2流安定器(74)をさらに備え、第2流安定器(74)の外径が第2出口導管(64)の直径と同等またはそれより大であり、前記第2流安定器(74)を第2出口導管(64)の入口開口部(77)より下に、第2出口導管(64)の直径と同等またはそれより大である間隔にて位置せしめたことを特徴とする請求項の範囲第6〜8項のいずれか一項に記載の一体化されたディスエンゲージャおよびストリッパー(2)。
  10. 第1出口導管(30)の出口端部(84)に、第2サイクロン(55)の入口(62)の近傍にて位置せしめたベンチュリーをさらに備える請求の範囲第6〜9項のいずれか一項に記載の一体化されたディスエンゲージャおよびストリッパー(2)。
  11. 第1出口導管(30)の出口端部(83)と第2サイクロン(55)の入口(62)との間に間隙部(82)が存在することを特徴とする請求の範囲第6〜10項のいずれか一項に記載の一体化されたディスエンゲージャおよびストリッパー。
  12. 第1流動床(10)を有するディスエンゲージャ容器(3)内にて固体粒子と蒸気との混合物を分離すると共に、吸着および連行された残留物を分離固体粒子からストリッピングするための方法において:
    (a)固体粒子と蒸気との混合物を輸送導管(27)に流過させ;
    (b)固体粒子と蒸気との混合物を輸送導管(27)からディスエンゲージャ容器(3)の内側に内蔵された開口下端部を有する垂直第1サイクロン(6)中へ移送し、ここで第1サイクロン(6)の開口下端部は第1流動床(10)中へ潜入しており;
    (c)第1流動床の上表面が第1サイクロンの開口下端部より上方に維持されると共に、第1流動床の1部が開口下端部にて第1サイクロン内に内蔵されて第2流動床(36)を形成するよう第1流動床のレベルを調節し;
    (d)固体粒子と蒸気との混合物を、分離された蒸気と吸着もしくは連行残留物を含有する分離された固体粒子とに分離し;
    (e)分離された固体粒子を第1サイクロン(6)内に内蔵された第2流動床(36)にて集め;
    (f)分離された固体粒子から残留物をストリッピングするための気体を導入して、ストリップされた蒸気とストリップされた固体粒子とを形成し;
    (g)分離された蒸気とストリップされた蒸気とを上方向へ第1サイクロン(6)通過させ:
    (h)ストリップされた固体粒子を第1サイクロン(6)の開口下端部から第1流動床(10)中へ流動させる
    ことを特徴とする方法。
  13. 第1サイクロン()をディスエンゲージャ容器(3)におけるよりも若干高い圧力で操作して、第2流動床(36)の上表面(39)を第1流動床(10)の上表面(40)より低くすることをさらに含む請求の範囲第12項に記載の方法。
  14. 分離された蒸気とストリップされた蒸気とを上方向へ第1サイクロン(6)から移送し、蒸気を第2サイクロン(55)中へ導入し、連行された固体粒子を第2サイクロン(55)にて分離すると共に、蒸気と固体粒子とを別々に第2サイクロン(55)から放出させることをさらに含む請求の範囲第12項または第13項に記載の方法。
  15. 第2サイクロン(55)を第1サイクロン(6)におけるよりも若干低い圧力にて操作することを特徴とする請求の範囲第12〜14項のいずれか一項に記載の方法。
  16. 頂部に或る種の分離手段と底部に流動化された固体粒子を内蔵するようにした流動床帯域(以下、第1流動床帯域(10)と称する)とを備えさらに固体粒子を流動化またはストリッピングするための気体を第1流動床帯域(10)中へ注入する第1手段(12)を備える既存のディスエンゲージャ容器(3)をレトロフィットさせる方法において、レトロフィットを垂直第1サイクロン(6)をディスエンゲージャ容器(3)の内側に設置して行い、前記第1サイクロン(6)は円筒側壁部(15)を有すると共にその上端部が出口開口部(19)を設けたカバー(17)により閉鎖され、かつその下端部が開口され、前記第1サイクロン(6)には固体粒子と蒸気との懸濁物を受け入れるための少なくとも1個の入口(24)をさらに設け;第1サイクロンの出口開口部(19)から流路を形成する第1出口導管(30)を備えて第1サイクロン(6)の出口開口部(19)に接続された端部を有し、第1サイクロン(6)の開口下端部は下方向に第1流動床帯域(10)中は突入して第1サイクロン(6)の下側開口端部(32)内に第2流動床帯域(35)を形成することを特徴とするレトロフィット法。
  17. 固体粒子を流動化またはストリッピングするための気体を第2流動床帯域(35)中へ注入する第2手段(41)を存在させることを特徴とする請求の範囲第16項に記載のレトロフィット法。
  18. 第1サイクロン(6)の入口(24)が、第1サイクロン(6)の閉鎖端部の近傍にて側壁部(15)に配置された接線方向入口(42)であることを特徴とする請求の範囲第16項または第17項に記載のレトロフィット法。
  19. 第1出口導管(30)の1部(44)が、第1サイクロン(6)中へ突入することを特徴とする請求の範囲第16〜18項のいずれか一項に記載のレトロフィット法。
  20. 第1サイクロン(6)がこの第1サイクロン(6)の中間部分に同軸装着された第1流安定器(46)をさらに備え、第1流安定器(46)の外径が第1出口導管(30)の直径と同等またはそれより大であり、前記第1流安定器(46)を第1出口導管(30)の入口開口部(49)より下に、第1出口導管(30)の直径と同等またはそれより大の間隔にて位置せしめることを特徴とする請求の範囲第16〜19項のいずれか一項に記載のレトロフィット法。
  21. (a)第2サイクロン(55)を得られるディスエンゲージャ容器(3)内に内蔵させ、前記第2サイクロン(55)が上端部にて出口開口部(58)が設けられたカバー(57)により閉鎖されると共に、下部(60)と第1出口導管(30)に流体連通する入口(62)とを備え;
    (b)第2出口導管(64)が第2サイクロン(55)の出口開口部(58)から流路を形成する
    ことを特徴とする請求の範囲第16〜20項のいずれか一項に記載のレトロフィット法。
  22. 第2サイクロン(55)の入口(62)が、第2サイクロン(55)の上部(71)に配置された接線方向入口(70)であることを請求の範囲第21項に記載のレトロフィット法。
  23. 第2出口導管(64)の1部が、第2サイクロン(55)中へ突入することを特徴とする請求の範囲第21項または第22項に記載のレトロフィット法。
  24. 第2サイクロン(55)が、この第2サイクロン(55)の中間部分に同軸装着された第2流安定器(74)をさらに備え、第2流安定器(74)の外径が第2出口導管(64)の直径と同等またはそれより大であり、前記第2流安定器(74)を第2出口導管(64)の入口開口部(77)より下に、第2出口導管(64)の直径と同等またはそれより大の間隔にて位置せしめることを特徴とする請求の範囲第21〜23項のいずれか一項に記載のレトロフィット法。
  25. 第1出口導管(30)の出口端部(84)に、第2サイクロン(55)の入口(62)の近傍にて位置せしめたベンチュリーをさらに備える請求の範囲第21〜24項のいずれか一項に記載のレトロフィット法。
  26. 第1出口導管(30)の出口端部(83)と第2サイクロン(55)の入口(62)との間に間隙部(82)を存在させることを特徴とする請求の範囲第21〜25項のいずれか一項に記載のレトロフィット法。
  27. ディスエンゲージャ容器を、流体接触触媒クラッカー、流体コーカーまたは連行石炭気化器プロセスにて使用することを特徴とする請求の範囲第16〜26項のいずれか一項に記載のレトロフィット法。
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