JP3825731B2 - 移動無線端末装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばパーソナルコンピュータやPDA(Personal Digital Assistants)端末などの電子機器と接続して、移動通信網を通じたデータ通信を行ったり、あるいは単体で移動通信網を通じたデータ通信が可能な移動無線端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より移動無線端末装置は、パーソナルコンピュータやPDA端末などの後位端末を接続してデータ通信を行うことが可能である。
このように後位端末を接続してデータ通信を行っている際に、基地局との間の無線リンクが切断されると、移動無線端末装置は、無線リンクが切断してしまったことを後位端末には通知せずに、上記後位端末に対して通信が可能な状態であるように見せかけるデータ通信休止状態となる。
【0003】
このデータ通信休止状態は、移動無線端末装置に対して、後位端末からデータの送信要求があった場合、基地局から着信が生じてデータ通信が再開された場合、またはユーザから切断要求が与えられた場合に解除される。
【0004】
すなわち、従来の移動無線端末装置は、上記のような外部からの働きかけがない限り、後位端末には無線リンクが切断されたことを通知せずに、データ通信休止状態が継続することになる。
【0005】
このため、移動無線端末装置がデータ通信休止状態にあるときに、通信環境が劣悪な場所に移動したり、あるいはデータ通信サービスをサポートしていないエリアに移動するなどしてデータ通信が再開できない状態になり、一方、基地局側は、所定の時間が経過すると、データ通信リンクを切断した状態になる。
【0006】
このような状態になった場合、既に基地局側はデータ通信リンクを切断した状態にあって、移動無線端末装置がすぐにデータ通信を行えない状態にあるにもかかわらず、後位端末では、ユーザからの切断要求などが生じない限り、データ通信が可能な状態にあると認識し、基地局の動作状態と一致しない状態が長時間継続してしまうという問題があった。
【0007】
ところで近時、移動無線端末装置では、画像や多数の文字情報を表示可能な表示装置を備えるとともに、インターネットを通じたデータ通信機能を備え、電子メールの送受信やWebデータの閲覧が可能となった。
【0008】
このように、データ通信やデータ処理が単独で可能な移動無線端末装置においても、上述したように基地局との間の無線リンクが切断されると、データ通信機能を実現する制御部に対しては、無線リンクが切断してしまったことを制御部には通知せずに、通信が可能な状態であるように見せかけるデータ通信休止状態となる。
【0009】
このような移動無線端末装置にあっては、上記データ通信休止状態は、制御部からデータの送信要求が生じた場合、基地局から着信が生じてデータ通信が再開された場合、または、ユーザから切断要求が与えられた場合に解除される。
【0010】
すなわち、データ通信やデータ処理が単独で可能な移動無線端末装置においても、上記のような動作が生じない限り、上記制御部には無線リンクが切断されたことを通知せずに、データ通信休止状態が継続することになる。
【0011】
このため、移動無線端末装置は、データ通信中に通信環境が劣悪な場所に移動したり、あるいはデータ通信サービスをサポートしていないエリアに移動するなどして、データ通信が不可能な環境に移動すると、データ通信休止状態になり、一方、基地局側は、所定の時間が経過すると、データ通信リンクを切断した状態になる。
【0012】
このような状態になった場合、既に基地局側はデータ通信リンクを切断した状態にあって、移動無線端末装置がすぐにデータ通信を行えない状態にあるにもかかわらず、移動無線端末装置では、ユーザからの切断要求などが生じない限り、データ通信が可能な状態にあると認識し、基地局の動作状態と一致しない状態が長時間継続してしまうという問題があった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
従来の移動無線端末装置では、データ通信が継続不可能な状況にあっても、ユーザからの切断要求などが生じない限り、接続される後位端末や通信制御を行う自己の部位に対して、データ通信が可能であるかのように見せかける状態が継続し、基地局の動作状態と一致しない状態が長時間継続してしまうという問題があった。
【0014】
この発明は上記の問題を解決すべくなされたもので、データ通信が継続不可能な状況になった場合、接続される後位端末および自己が基地局の動作状態と一致しない状態が長時間継続することを防止可能な移動無線端末装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に係わる本発明は、通信網に接続される基地局と無線通信する移動無線端末装置において、電子機器とデータの送受信を行う端末接続手段と、無線回線を介して基地局と、音声通信またはデータ通信を選択的に行う無線通信手段と、この無線通信手段を介した基地局との通信状況を監視する監視手段と、この監視手段の監視結果に基づいて、基地局との間に確立したデータ通信の通信リンクが切断されたことを検出する切断検出手段と、基地局から音声通信を行うための着信の発生と、基地局に対して音声通信を行うための発信の発生を検出する通信検出手段と、切断検出手段が通信リンクの切断を検出し、かつ通信検出手段が着信の発生または発信の発生を検出した場合に、端末接続手段を通じて電子機器に対してデータ通信が行えないことを通知する通知手段とを具備するようにした。
【0016】
上記構成の移動無線端末装置では、基地局とデータ通信が行えなくなってから、音声通信を行うための着信や発信が発生した場合に、電子機器に対して、データ通信が行えない旨を通知するようにしている。
【0017】
したがって、上記構成の移動無線端末装置によれば、データ通信から音声通信に移行した場合、それを電子機器が認識できるので、電子機器の動作状態が基地局と長時間一致しない状態になるのを防止できる。
【0018】
また、請求項2に係わる本発明は、通信網に接続される基地局と無線通信する移動無線端末装置において、電子機器とデータの送受信を行う端末接続手段と、無線回線を介して基地局と、第1のデータ通信または端末接続手段に接続される電子機器を用いた第2のデータ通信を選択的に行う無線通信手段と、この無線通信手段を介した基地局との通信状況を監視する監視手段と、この監視手段の監視結果に基づいて、基地局との間に確立した第2のデータ通信の通信リンクが切断されたことを検出する切断検出手段と、第1のデータ通信の開始の発生を検出する通信検出手段と、切断検出手段が通信リンクの切断を検出し、かつ通信検出手段が第1のデータ通信の開始の発生を検出した場合に、端末接続手段を通じて電子機器に対してデータ通信が行えないことを通知する通知手段とを具備するようにした。
【0019】
上記構成の移動無線端末装置では、基地局と電子機器を用いる第2のデータ通信が行えなくなってから、第1のデータ通信が開始された場合に、電子機器に対して、データ通信が行えない旨を通知するようにしている。
【0020】
したがって、上記構成の移動無線端末装置によれば、電子機器を用いる第2のデータ通信から第1のデータ通信に移行した場合、それを電子機器が認識できるので、電子機器の動作状態が基地局と長時間一致しない状態になるのを防止できる。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の一実施形態について説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係わる移動無線端末装置の構成を示すものである。この移動無線端末装置は、無線回路10、記憶回路20、端末通信回路30、制御回路40、キー入力部51および表示部52を備える。
【0037】
無線回路10は、移動通信網に接続される基地局BSと無線通信し、音声通信やデータ通信を行うもので、アンテナ10a、無線送信部11、マイクロホン11a、無線受信部12およびスピーカ12aを備える。
【0038】
無線送信部11は、音声通信時には、マイクロホン11aを通じて入力された音声により変調した無線信号を基地局BSに送信し、またデータ通信時には、制御回路40から与えられる送信データを無線信号を通じて基地局BSに送信する。
【0039】
無線受信部12は、音声通信時には、基地局BSから受信した無線信号を復調し、音声をスピーカ12aより拡声出力し、またデータ通信時には、基地局BSから受信した無線信号から受信データを取得し、これを制御回路40に出力する。
【0040】
記憶回路20は、例えば不揮発性メモリ、揮発性メモリなどに種々のデータを保存する部分で、基地局BSを通じた通信に必要な各種設定情報や、電話帳データなどのユーザ設定データを保存するほかに、後述するような通信ソフトウェアを記憶する。
【0041】
また、この記憶回路20には、休止状態解除タイマ値記憶部21を備えている。休止状態解除タイマ値記憶部21は、後述する休止状態解除部45で使用される休止状態解除タイマのタイマ値を記憶するものである。
【0042】
端末通信回路30は、PDA(Personal Digital Assistants)やパーソナルコンピュータなどの後位端末と通信を行うもので、後位端末から送られるデータを受信する受信部31、後位端末に対してデータを送信する送信部32、これら受信部31および送信部32を、制御回路40からの指示に従って制御する送受信制御部33を備えている。
【0043】
制御回路40は、例えばマイクロコンピュータを主制御装置として備え、当該移動通信端末装置の各部を統括して制御するもので、発着信及び通話に関する移動通信端末としての一連の制御、キー入力部51の各種キーを通じた入力制御と、表示部52の表示制御を司るものである。
【0044】
また、制御回路40は、データ通信に関わる構成として、データ通信制御部41、無線受信検出部42、データ受信検出部43、休止状態設定部44、休止状態解除部45、通信ソフトウェア処理部を備えている。
【0045】
データ通信制御部41は、無線回路10、端末通信回路30、キー入力部51および制御回路40内の各部からの情報に基づき、データ通信を統括して制御するものである。
【0046】
無線受信検出部42は、無線受信部12の動作状態を監視し、この監視結果をデータ通信制御部41に通知するものであって、例えば基地局BSとの間の通信リンクが切断したことや、データ通信や音声通信を行うための着信が生じたことなどを検出し、これをデータ通信制御部41に通知する。
【0047】
データ受信検出部43は、送受信制御部33からの情報に基づいて、受信部31の動作状態を監視し、この監視結果をデータ通信制御部41に通知するものであって、例えば後位端末から送信すべきデータを受信部31が受信したことなどを検出し、これをデータ通信制御部41に通知する。
【0048】
休止状態設定部44は、無線リンク切断後、送受信制御部33を通じて後位端末に対して通信が切断したことを通知しないように設定を行うものである。また、休止状態設定部44は、送受信制御部33を通じて後位端末に対してデータ通信終了を通知する。
【0049】
休止状態解除部45は、データ通信制御部41の指示にしたがって、休止状態設定部44に対してデータ通信休止状態の解除を指示する。また、休止状態解除部45は、データ通信制御部41の指示にしたがって、休止状態解除タイマ値記憶部21に記憶されているタイマ値に基づく計時を行い、タイムアウトすると、この旨をデータ通信制御部41に通知する。
【0050】
通信ソフトウェア処理部46は、記憶回路20に記憶される通信ソフトウェアを読み込み、この読み込んだソフトウェアのプログラムを実行して、端末通信回路30に接続される後位端末によるデータ通信を実現したり、当該移動無線端末装置単体で、電子メールの送受信制御やWebデータの閲覧制御を行う。
【0051】
次に上記構成の移動通信端末装置の動作について説明する。なお、ここでは、後位端末としてパーソナルコンピュータを端末通信回路30に接続し、このパーソナルコンピュータ上でデータ通信を行うためのアプリケーションソフトウェアを実行して、パケット交換網に接続する場合の動作について説明する。
【0052】
図2は、上述したようなデータ通信を行う場合における移動通信端末装置の動作を説明するためのフローチャートで、この図を参照して説明する。このフローチャートに示す処理は、データ通信制御部41により実施される。
【0053】
そして、この処理は、ユーザが上記パーソナルコンピュータにおいて上記アプリケーションソフトウェアを起動し、これに応動して移動無線端末装置が基地局BSとパケット交換データ通信を開始すると開始される。
【0054】
まず、ステップ2aにおいてデータ通信制御部41は、無線受信検出部42から通知される情報に基づいて、基地局BSとの間に確立していた通信リンクが切断されたか否かを判定する。
【0055】
ここで、基地局BSとの間に確立していた無線リンクが切断された場合には、ステップ2bに移行し、一方、上記無線リンクが切断されていない場合には、ステップ2aに移行して、再び通信リンクの監視を行う。
【0056】
ステップ2bにおいてデータ通信制御部41は、休止状態設定部44に指示を与えて、データ通信休止状態の設定を行わせる。この指示により、休止状態設定部44は、送受信制御部33を通じて後位端末に対して無線通信が切断したことを通知しないように設定を行う。
そして、この設定により、後位端末に対して無線リンクが切断されたことを通知しないことで、データ通信が可能な状態が継続しているように見せる。
【0057】
また、ステップ2bにおいてデータ通信制御部41は、休止状態解除部45に対して、データ通信休止状態解除に用いるタイマを起動するように指示し、ステップ2cに移行する。
【0058】
この指示により、休止状態解除部45は、休止状態解除タイマ値記憶部21に記憶されているタイマ値を参照して計時を開始する。その後、上記タイマ値だけ計時を行うと、休止状態解除部45は、タイムアウトした旨をデータ通信制御部41に通知する。
【0059】
ステップ2cにおいてデータ通信制御部41は、無線受信検出部42から通知される情報に基づいて、基地局BSからパケットデータ通信を行うための着信が生じたか否かを判定する。
【0060】
ここで、基地局BSからパケットデータ通信を行うための着信が生じた場合には、ステップ2eに移行し、一方、パケットデータ通信を行うための着信が生じていない場合には、ステップ2dに移行する。
【0061】
ステップ2dにおいてデータ通信制御部41は、データ受信検出部43から通知される情報に基づいて、後位端末から送信すべきデータを受信部31が受信したか否かを判定する。
【0062】
ここで、後位端末から送信すべきデータを受信した場合には、ステップ2eに移行し、一方、後位端末から送信すべき受信していない場合には、ステップ2gに移行する。
【0063】
ステップ2eにおいてデータ通信制御部41は、休止状態解除部45に対して、タイマによる計時を停止するように指示し、ステップ2fに移行する。この指示により、休止状態解除部45は、計時を終了する。
【0064】
ステップ2fにおいてデータ通信制御部41は、無線送信部11および無線受信部12を制御し、パケット交換によるデータ通信を開始し、ステップ2aに移行する。
【0065】
ステップ2gにおいてデータ通信制御部41は、無線受信検出部42から通知される情報に基づいて、基地局BSから音声通信を行うための着信が生じたか否かを判定する。
【0066】
ここで、基地局BSから音声通信を行うための着信が生じた場合には、ステップ2kに移行し、一方、音声通信を行うための着信が生じていない場合には、ステップ2hに移行する。
【0067】
ステップ2hにおいてデータ通信制御部41は、キー入力部51の操作状態を監視し、キー入力部51を通じてユーザから音声通信を行うための発呼要求がなされた否かを判定する。
【0068】
ここで、音声通信を行うための発呼要求がなされた場合には、ステップ2kに移行し、一方、音声通信を行うための発呼要求がなされていない場合には、ステップ2iに移行する。
【0069】
ステップ2iにおいてデータ通信制御部41は、休止状態解除部45からタイムアウトした旨の通知を受けたか否かを判定する。
ここで、タイムアウトした旨の通知を受けた場合には、ステップ2kに移行し、一方、タイムアウトした旨の通知を受けていない場合には、ステップ2jに移行する。
【0070】
ステップ2jにおいてデータ通信制御部41は、通信ソフトウェア処理部46を監視し、電子メールの送受信制御やWebデータの閲覧制御を行うためのプログラムが起動された否かを判定する。
ここで、上記プログラムが起動された場合には、ステップ2kに移行し、一方、上記プログラムが起動されていない場合には、ステップ2cに移行する。
【0071】
ステップ2kにおいてデータ通信制御部41は、休止状態解除部45に対して、タイマによる計時を停止するように指示し、ステップ2lに移行する。この指示により、休止状態解除部45は、計時を終了する。
【0072】
ステップ2lにおいてデータ通信制御部41は、休止状態設定部44に対して、データ通信休止状態を解除する指示を与えて、当該処理を終了する。
これにより、休止状態設定部44は、送受信制御部33に対して、設定していたデータ通信休止状態を解除する。そして、この解除に合わせて、送受信制御部33は、受信部31および送信部32を制御して、後位端末との通信リンクを開放させ、これにより後位端末はデータ通信が終了したことを認識し、通信を終える。
【0073】
以上のように、上記構成の移動無線端末装置では、基地局BSとの間の無線リンクが切断されると、休止状態設定部44を制御して、端末通信回路30を通じて後位端末にデータ通信を切断する旨の通知を行わないようにするとともに、休止状態解除部45を制御して、データ通信休止状態解除に用いるタイマを起動させる。
【0074】
やがて、上記タイマがタイムアウトすると、休止状態設定部44を制御して、端末通信回路30を通じて後位端末にデータ通信を切断する旨の通知を行う。これにより、後位端末はデータ通信が終了したことを認識し、通信リンクを開放して通信を終える。
【0075】
したがって、上記構成の移動無線端末装置によれば、端末通信回路30のデータ通信休止状態は、タイマ値に基づく所定時間の間に限って継続するので、データ通信が継続不可能な状況になったとしても、これを所定時間経過後は後位端末は認識でき、後位端末が基地局BSの動作状態と一致しない状態が長時間継続することはない。
【0076】
また、上記構成の移動無線端末装置では、基地局BSとの間の無線リンクが切断され、端末通信回路30がデータ通信休止状態になった場合に、音声通信のための着信や、音声通信のための発信が生じると、端末通信回路30に設定されたデータ通信休止状態を解除するようにしている。
【0077】
したがって、上記構成の移動無線端末装置によれば、端末通信回路30のデータ通信休止状態は、音声通信のための着信や音声通信のための発信が生じると解除されるので、基地局BSの動作状態と一致しない状態となることを防止できる。
【0078】
尚、この発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、後位端末を接続してデータ通信を行う場合を例に挙げて説明したが、移動無線端末装置単体でデータ通信を行う場合にも適用可能である。
【0079】
移動無線端末装置単体でデータ通信を行う場合には、データ通信休止状態となってからタイマ値に基づく所定時間が経過した場合には、データ通信制御部41の制御により、データ通信休止状態を解除して、通信ソフトウェア処理部46にデータ通信が継続不可能な状況にあることを通知する。
【0080】
これにより、通信ソフトウェア処理部46はデータ通信が継続不可能な状況にあることを認識でき、これによりデータ通信に関わる制御を中止または終了させることで、基地局BSの動作状態と一致しない状態が長時間継続することを防止できる。
【0081】
また、上記実施形態では、ステップ2lにおいて、後位端末との通信リンクを開放することで、後位端末にデータ通信が終了したことを認識させるようにしたが、これに代わって例えば、送信部32が後位端末に対してデータ通信が終了したことを示すデータを送信し、後位端末にデータ通信が終了したことを通知するようにしてもよい。
その他、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を施しても同様に実施可能であることはいうまでもない。
【0082】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明では、基地局とデータ通信が行えなくなってから、音声通信を行うための着信や発信が発生した場合に、電子機器に対して、データ通信が行えない旨を通知するようにしている。
【0083】
したがって、この発明によれば、データ通信から音声通信に移行した場合、それを電子機器が認識できるので、電子機器の動作状態が基地局と長時間一致しない状態になるのを防止可能な移動無線端末装置を提供できる。
【0084】
また、この発明では、基地局と電子機器を用いる第2のデータ通信が行えなくなってから、第1のデータ通信が開始された場合に、電子機器に対して、データ通信が行えない旨を通知するようにしている。
【0085】
したがって、この発明によれば、電子機器を用いる第2のデータ通信から第1のデータ通信に移行した場合、それを電子機器が認識できるので、電子機器の動作状態が基地局と長時間一致しない状態になるのを防止可能な移動無線端末装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる移動無線端末装置の一実施形態の構成を示す回路ブロック図。
【図2】図1に示した移動無線端末装置の動作を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
10…無線回路
10a…アンテナ
11…無線送信部
11a…マイクロホン
12…無線受信部
12a…スピーカ
20…記憶回路
21…休止状態解除タイマ値記憶部
30…端末通信回路
31…受信部
32…送信部
33…送受信制御部
40…制御回路
41…データ通信制御部
42…無線受信検出部
43…データ受信検出部
44…休止状態設定部
45…休止状態解除部
46…通信ソフトウェア処理部
51…キー入力部
52…表示部
Claims (3)
- 通信網に接続される基地局と無線通信する移動無線端末装置において、
電子機器とデータの送受信を行う端末接続手段と、
無線回線を介して前記基地局と、音声通信またはデータ通信を選択的に行う無線通信手段と、
この無線通信手段を介した前記基地局との通信状況を監視する監視手段と、
この監視手段の監視結果に基づいて、前記基地局との間に確立したデータ通信の通信リンクが切断されたことを検出する切断検出手段と、
前記基地局から音声通信を行うための着信の発生と、前記基地局に対して音声通信を行うための発信の発生を検出する通信検出手段と、
前記切断検出手段が通信リンクの切断を検出し、かつ前記通信検出手段が着信の発生または発信の発生を検出した場合に、前記端末接続手段を通じて前記電子機器に対してデータ通信が行えないことを通知する通知手段とを具備することを特徴とする移動無線端末装置。 - 通信網に接続される基地局と無線通信する移動無線端末装置において、
電子機器とデータの送受信を行う端末接続手段と、
無線回線を介して前記基地局と、第1のデータ通信または前記端末接続手段に接続される前記電子機器を用いた第2のデータ通信を選択的に行う無線通信手段と、
この無線通信手段を介した前記基地局との通信状況を監視する監視手段と、
この監視手段の監視結果に基づいて、前記基地局との間に確立した前記第2のデータ通信の通信リンクが切断されたことを検出する切断検出手段と、
前記第1のデータ通信の開始の発生を検出する通信検出手段と、
前記切断検出手段が通信リンクの切断を検出し、かつ前記通信検出手段が前記第1のデータ通信の開始の発生を検出した場合に、前記端末接続手段を通じて前記電子機器に対してデータ通信が行えないことを通知する通知手段とを具備することを特徴とする移動無線端末装置。 - さらに、前記切断検出手段が通信リンクの切断を検出した場合に、計時を開始する計時手段を備え、
前記通知手段は、前記計時手段によって計時された時間が予め設定された値以上となった場合に、前記端末接続手段を通じて前記電子機器に対してデータ通信が行えないことを通知することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の移動無線端末装置。
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