JP3825015B2 - スキー様運動具 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、新規な構成を有するスキー様運動具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のスキーは、下記のように構成されている。
雪面を滑走するよう構成されている。
そして、その使用方法はスキー場に用意された傾斜面を滑走したり、丘陵を走行する状態で使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術で述べたものにあっては、下記のような問題点を有していた。
上述した使用状態では、他のスポーツに比べて体力増進などに役立つ運動として充分であるかは疑問がある。
すなわち、傾斜面を滑走する場合は、現在ではスキー場で用意されているスキーリフトに乗り傾斜面の上方まで登り、そこから滑降することを繰り返している。
また、丘陵を走行する場合は、競技する場合を別として、一般的には雪面をゆっくり滑る状態で移動している。
このような状態では、体力を鍛えると云う目的を充分果たしているとは云いがたい。
また、積雪地方でしか使用できない。
【0004】
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、上述の問題を解決できるものを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は下記のようになるものである。
すなわち、
請求項1記載の発明は、左右のスキー様運動具単体2、2Aから構成されたスキー様運動具において、左のスキー様運動具単体2は、運動具本体3と、駆動部4と、押し棒5から構成され、
運動具本体3は、スキー状ケース部3Aと、走行部3Bと、スキーブーツ支持金具3Cからなり、走行部はスキー状ケース部の下面においてクローラベルトが露出する状態で前後方向に移動するよう構成され、スキーブーツ支持金具はスキー状ケース部の上面の所定箇所に取付けられ、
駆動部4は、機械室部4Aと、歯車群4Bと、ピニオン4Cと、ラック部4Dからなり、機械室部内の歯車群はクローラベルトとピニオンを作動させるよう構成され、ラック部は、ラック用ガイド内のラックがピニオンとかみ合った状態で一定範囲内で前後方向に移動するよう構成され、
押し棒5は、所定長さの押し棒本体5Aと当該押し棒本体の下端に設けた自在継手5Bを介してラックの先端に連結されていることを特徴とするものである。
【0006】
請求項2記載の発明は、左右のスキー様運動具単体2、2Aから構成されたスキー様運動具において、左のスキー様運動具単体2は、運動具本体3と、駆動部4と、押し棒5から構成され、
A.運動具本体3は、スキー状ケース部3Aと、走行部3Bと、スキーブーツ支持金具3Cから構成され、
a.スキー状ケース部3Aは、所定幅を有した前後方向に長い下面板3A1と、下面板の左右辺に沿って起立連設された左右の低い側面板3A2と、左右の低い側面板の上面に張設された所定幅を有した前後方向に長い上面板3A3から構成され、スキーのトップに相当する前方部分3A4は少し上方に向け反った状態に構成されていると共に、下面板3A1には前方部分3A4と後端部分3A5を除いて当該下面板の長手方向をもって前後に長い開口部3A6が開口され、
b.走行部3Bは、スキー状ケース部3A内の後方位置に、当該スキー状ケース部の長手方向と直交方向をもって回転自在に支持された駆動ローラ3B1と、スキー状ケース部3A内の前方位置に、当該スキー状ケース部の長手方向と直交方向をもって回転自在に支持された従動ローラ3B2と、駆動ローラ3B1と従動ローラ3B2に掛回されたクローラベルト3B3と、クローラベルト3B3を開口部3A6より下方に露出させる適数個のテンションローラ3B4から構成され、
c.スキーブーツ支持金具3Cは、スキーブーツ3C1の前端のみを着脱自在に支持するよう構成され、スキー状ケ一ス部3Aにおける上面板3A3のほぼ中央位置に取付けられ、
B.駆動部4は、機械室部4Aと、歯車群4Bと、ピニオン4Cと、ラック部4Dから構成され、
a.機械室部4Aは、スキー状ケース部3Aにおける左側後方位置に外方に向け平面略コ字状に形成した機械室4A1と、この機械室の開口部に着脱自在に取付けられた蓋4A2から構成され、
b.歯車群4Bは、駆動ローラ3B1の軸に連結されたワンウエイクラッチ付きギヤ4B1と、ワンウエイクラッチ付きギヤの前方側に連結された第1ギヤ4B2、第2ギヤ4B3から構成され、
c.ピニオン4Cは、歯車群4Bにおける第2ギヤ4B3の前方側に連結され、
d.ラック部4Dは、ラック用ガイド4D1とラック4D2とストッパ4D3から構成され、ラック用ガイド4D1は、機械室部4Aの上面に添着された下向き略コ字状のガイド枠4D11と、ガイド枠の上面に前後方向をもって刻設されたガイド溝4D12から構成され、ラック4D2は、ピニオン4Cとかみ合った状態でラック用ガイド4D1内に装着され、ストッパ4D3は、ラック用ガイド4D1の先端より所定間隔をもってスキー状ケース部3Aにおける上面板3A3に突設され、
C.押し棒5は、所定長さの押し棒本体5Aと当該押し棒本体の下端に設けた自在継手5Bを介してラック4D2の先端に連結されていることを特徴とするものである。
【0007】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、押し棒5と自在継手5Bとは、着脱自在に構成されていることを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を実施例にもとづき図面を参照して説明する。
1は本発明のスキー様運動具で、左右のスキー様運動具単体2、2Aから構成されている。
左右のスキー様運動具単体2、2Aは、対称的な構造に構成されているので、左のスキー様運動具単体2を例にして説明する。
【0009】
左のスキー様運動具単体2は、運動具本体3と、駆動部4と、押し棒5から構成されている。
【0010】
A.運動具本体3は、スキー状ケース部3Aと、走行部3Bと、スキーブーツ支持金具3Cから構成されている。
a.スキー状ケース部3Aは、所定幅を有した前後方向に長い下面板3A1と、下面板の左右辺に沿って起立連設された左右の低い側面板3A2と、左右の低い側面板の上面に張設された所定幅を有した前後方向に長い上面板3A3から構成され、スキーのトップに相当する前方部分3A4は少し上方に向け反った状態に構成されていると共に、下面板3Alには前方部分3A4と後端部分3A5を除いて当該下面板の長手方向をもって前後に長い開口部3A6が開口されている。
b.走行部3Bは、スキー状ケース部3A内の後方位置に、当該スキー状ケース部の長手方向と直交方向をもって回転自在に支持された駆動ローラ3B1と、スキー状ケース部3A内の前方位置に、当該スキー状ケース部の長手方向と直交方向をもって回転自在に支持された従動ローラ3B2と、駆動ローラ3Blと従動ローラ3B2に掛回されたクローラベルト3B3と、クローラベルト3B3を開口部3A6より下方に露出させる適数個のテンションローラ3B4から構成されている。
3B31は突条、3B32は滑止め用凹凸面である。
c.スキーブーツ支持金具3Cは、スキーブーツ3C1の前端のみを着脱自在に支持するよう構成され、スキー状ケ一ス部3Aにおける上面板3A3のほぼ中央位置に取付けられている。
なお、スキーブーツ支持金具3Cは、レース用のスキーに一般的に使用されている公知のものである。
【0011】
B.駆動部4は、機械室部4Aと、歯車群4Bと、ピニオン4Cと、ラック部4Dから構成されている。
a.機械室部4Aは、スキー状ケース部3Aにおける左側後方位置に外方に向け平面略コ字状に形成した機械室4Alと、この機械室の開口部に着脱自在に取付けられた蓋4A2から構成されている。
b.歯車群4Bは、駆動ローラ3Blの軸に連結されたワンウエイクラッチ付きギヤ4Blと、ワンウエイクラッチ付きギヤの前方側に連結された第1ギヤ4B2、第2ギヤ4B3から構成されている。
この場合、後述のピニオンによって、第2ギヤ4B3を側面逆時計方向へ、第1ギヤ4B2を側面時計方向へ、ワンウエイクラッチ付きギヤ4Blを側面逆時計方向へ回転するよう構成されている。
c.ピニオン4Cは、歯車群4Bにおける第2ギヤ4B3の前方側に連結されている。
d.ラック部4Dは、ラック用ガイド4D1とラック4D2とストッパ4D3から構成されている。
d1.ラック用ガイド4Dlは、機械室部4Aの上面に添着された下向き略コ字状のガイド枠4Dllと、ガイド枠の上面に前後方向をもって刻設されたガイド溝4Dl2から構成されている。
d2.ラック4D2は、ピニオン4Cとかみ合った状態でラック用ガイド4D1内に装着されている。
d3.ストッパ4D3は、ラック用ガイド4D1の先端より所定間隔をもってスキー状ケース部3Aにおける上面板3A3に突設されている。
このストッパ4D3に前進するラック4D2が当接し停止することになる。
【0012】
C.押し棒5は、所定長さの押し棒本体5Aと当該押し棒本体の下端に設けた自在継手5Bを介してラック4D2の先端に連結されている。
D.押し棒5については下記のように構成すると、必要に応じて押し棒5をラック4D2から分離できるので、運搬、格納などに便利である。
図11を参照して、自在継手5Bの上端に受け5Cを設け、この受けに押し棒5の下端をネジ込んで連結する。
図12を参照して、自在継手5Bの上端に第1種受け5Dを設け、この受けに押し棒5の下端を挿入したのち、ピン5D1を貫入して連結する。
【0013】
【発明の効果】
本発明は、上述の通り構成されているので次に記載する効果を奏する。
1.図1を参照して、公知のスキーのように左右のスキー様運動具単体2、2Aを装着する。
左右の押し棒5を支持して、当該左右の押し棒を交互に後方へ押しやる。
すなわち、左右の押し棒を交互に後方へ押したのち、前方に引くという動作を続ける。
押し棒5を後方へ押すとラック部4Dは後方へ移動し、ピニオン4C、第2ギヤ4B3、第1ギヤ4B2、ワンウエイクラッチ付きギヤ4B1を回転させる。
この結果、駆動ローラ3Blが回転しクローラベルト3B3が移動するので、左右のスキー様運動具単体2、2Aは相互に前進することになる。
この場合、左右の押し棒5を前方に引いた場合、ワンウエイクラッチ付きギヤが設けられているので、クローラベルト3B3は静止している。
しかし、左右の押し棒を後方に押すと、ワンウエイクラッチ付きギヤは作動して前進する。
2.このような運動は単に腕のみの動きのみでなく、足も意識的に動かす運動と連動することになるので全身運動となる。
3.雪面で使用することができるが、雪のない路面でも使用することができる。
4.このほか、安価に製造できる、組立が容易である。経済的である、などの効果をも有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】スキー様運動具の使用状態の左側面図である。
【図2】左のスキー様運動具単体の斜視図である。
【図3】同上の下方から見た斜視図である。
【図4】運動具本体の要部拡大縦断面図である。
【図5】駆動ローラとクローラベルトの関係を説明する要部拡大斜視図である。
【図6】図2における要部拡大斜視図である。
【図7】同上の一部を切欠いた説明図である。
【図8】駆動部を中心に一部を切欠いた拡大左側面図である。
【図9】同上の一部を切欠いた平面図である。
【図10】A−A線断面図である。
【図11】押し棒の他の実施例の一部を切欠いた斜視図である。
【図12】押し棒の他の実施例の一部を切欠いた斜視図である。
【図13】右のスキー様運動具単体の斜視図である。
【符号の説明】
1 スキー様運動具
2 左のスキー様運動具単体
2A 右のスキー様運動具単体
3 運動具本体
4 駆動部
5 押し棒
【発明の属する技術分野】
本発明は、新規な構成を有するスキー様運動具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のスキーは、下記のように構成されている。
雪面を滑走するよう構成されている。
そして、その使用方法はスキー場に用意された傾斜面を滑走したり、丘陵を走行する状態で使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術で述べたものにあっては、下記のような問題点を有していた。
上述した使用状態では、他のスポーツに比べて体力増進などに役立つ運動として充分であるかは疑問がある。
すなわち、傾斜面を滑走する場合は、現在ではスキー場で用意されているスキーリフトに乗り傾斜面の上方まで登り、そこから滑降することを繰り返している。
また、丘陵を走行する場合は、競技する場合を別として、一般的には雪面をゆっくり滑る状態で移動している。
このような状態では、体力を鍛えると云う目的を充分果たしているとは云いがたい。
また、積雪地方でしか使用できない。
【0004】
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、上述の問題を解決できるものを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は下記のようになるものである。
すなわち、
請求項1記載の発明は、左右のスキー様運動具単体2、2Aから構成されたスキー様運動具において、左のスキー様運動具単体2は、運動具本体3と、駆動部4と、押し棒5から構成され、
運動具本体3は、スキー状ケース部3Aと、走行部3Bと、スキーブーツ支持金具3Cからなり、走行部はスキー状ケース部の下面においてクローラベルトが露出する状態で前後方向に移動するよう構成され、スキーブーツ支持金具はスキー状ケース部の上面の所定箇所に取付けられ、
駆動部4は、機械室部4Aと、歯車群4Bと、ピニオン4Cと、ラック部4Dからなり、機械室部内の歯車群はクローラベルトとピニオンを作動させるよう構成され、ラック部は、ラック用ガイド内のラックがピニオンとかみ合った状態で一定範囲内で前後方向に移動するよう構成され、
押し棒5は、所定長さの押し棒本体5Aと当該押し棒本体の下端に設けた自在継手5Bを介してラックの先端に連結されていることを特徴とするものである。
【0006】
請求項2記載の発明は、左右のスキー様運動具単体2、2Aから構成されたスキー様運動具において、左のスキー様運動具単体2は、運動具本体3と、駆動部4と、押し棒5から構成され、
A.運動具本体3は、スキー状ケース部3Aと、走行部3Bと、スキーブーツ支持金具3Cから構成され、
a.スキー状ケース部3Aは、所定幅を有した前後方向に長い下面板3A1と、下面板の左右辺に沿って起立連設された左右の低い側面板3A2と、左右の低い側面板の上面に張設された所定幅を有した前後方向に長い上面板3A3から構成され、スキーのトップに相当する前方部分3A4は少し上方に向け反った状態に構成されていると共に、下面板3A1には前方部分3A4と後端部分3A5を除いて当該下面板の長手方向をもって前後に長い開口部3A6が開口され、
b.走行部3Bは、スキー状ケース部3A内の後方位置に、当該スキー状ケース部の長手方向と直交方向をもって回転自在に支持された駆動ローラ3B1と、スキー状ケース部3A内の前方位置に、当該スキー状ケース部の長手方向と直交方向をもって回転自在に支持された従動ローラ3B2と、駆動ローラ3B1と従動ローラ3B2に掛回されたクローラベルト3B3と、クローラベルト3B3を開口部3A6より下方に露出させる適数個のテンションローラ3B4から構成され、
c.スキーブーツ支持金具3Cは、スキーブーツ3C1の前端のみを着脱自在に支持するよう構成され、スキー状ケ一ス部3Aにおける上面板3A3のほぼ中央位置に取付けられ、
B.駆動部4は、機械室部4Aと、歯車群4Bと、ピニオン4Cと、ラック部4Dから構成され、
a.機械室部4Aは、スキー状ケース部3Aにおける左側後方位置に外方に向け平面略コ字状に形成した機械室4A1と、この機械室の開口部に着脱自在に取付けられた蓋4A2から構成され、
b.歯車群4Bは、駆動ローラ3B1の軸に連結されたワンウエイクラッチ付きギヤ4B1と、ワンウエイクラッチ付きギヤの前方側に連結された第1ギヤ4B2、第2ギヤ4B3から構成され、
c.ピニオン4Cは、歯車群4Bにおける第2ギヤ4B3の前方側に連結され、
d.ラック部4Dは、ラック用ガイド4D1とラック4D2とストッパ4D3から構成され、ラック用ガイド4D1は、機械室部4Aの上面に添着された下向き略コ字状のガイド枠4D11と、ガイド枠の上面に前後方向をもって刻設されたガイド溝4D12から構成され、ラック4D2は、ピニオン4Cとかみ合った状態でラック用ガイド4D1内に装着され、ストッパ4D3は、ラック用ガイド4D1の先端より所定間隔をもってスキー状ケース部3Aにおける上面板3A3に突設され、
C.押し棒5は、所定長さの押し棒本体5Aと当該押し棒本体の下端に設けた自在継手5Bを介してラック4D2の先端に連結されていることを特徴とするものである。
【0007】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、押し棒5と自在継手5Bとは、着脱自在に構成されていることを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を実施例にもとづき図面を参照して説明する。
1は本発明のスキー様運動具で、左右のスキー様運動具単体2、2Aから構成されている。
左右のスキー様運動具単体2、2Aは、対称的な構造に構成されているので、左のスキー様運動具単体2を例にして説明する。
【0009】
左のスキー様運動具単体2は、運動具本体3と、駆動部4と、押し棒5から構成されている。
【0010】
A.運動具本体3は、スキー状ケース部3Aと、走行部3Bと、スキーブーツ支持金具3Cから構成されている。
a.スキー状ケース部3Aは、所定幅を有した前後方向に長い下面板3A1と、下面板の左右辺に沿って起立連設された左右の低い側面板3A2と、左右の低い側面板の上面に張設された所定幅を有した前後方向に長い上面板3A3から構成され、スキーのトップに相当する前方部分3A4は少し上方に向け反った状態に構成されていると共に、下面板3Alには前方部分3A4と後端部分3A5を除いて当該下面板の長手方向をもって前後に長い開口部3A6が開口されている。
b.走行部3Bは、スキー状ケース部3A内の後方位置に、当該スキー状ケース部の長手方向と直交方向をもって回転自在に支持された駆動ローラ3B1と、スキー状ケース部3A内の前方位置に、当該スキー状ケース部の長手方向と直交方向をもって回転自在に支持された従動ローラ3B2と、駆動ローラ3Blと従動ローラ3B2に掛回されたクローラベルト3B3と、クローラベルト3B3を開口部3A6より下方に露出させる適数個のテンションローラ3B4から構成されている。
3B31は突条、3B32は滑止め用凹凸面である。
c.スキーブーツ支持金具3Cは、スキーブーツ3C1の前端のみを着脱自在に支持するよう構成され、スキー状ケ一ス部3Aにおける上面板3A3のほぼ中央位置に取付けられている。
なお、スキーブーツ支持金具3Cは、レース用のスキーに一般的に使用されている公知のものである。
【0011】
B.駆動部4は、機械室部4Aと、歯車群4Bと、ピニオン4Cと、ラック部4Dから構成されている。
a.機械室部4Aは、スキー状ケース部3Aにおける左側後方位置に外方に向け平面略コ字状に形成した機械室4Alと、この機械室の開口部に着脱自在に取付けられた蓋4A2から構成されている。
b.歯車群4Bは、駆動ローラ3Blの軸に連結されたワンウエイクラッチ付きギヤ4Blと、ワンウエイクラッチ付きギヤの前方側に連結された第1ギヤ4B2、第2ギヤ4B3から構成されている。
この場合、後述のピニオンによって、第2ギヤ4B3を側面逆時計方向へ、第1ギヤ4B2を側面時計方向へ、ワンウエイクラッチ付きギヤ4Blを側面逆時計方向へ回転するよう構成されている。
c.ピニオン4Cは、歯車群4Bにおける第2ギヤ4B3の前方側に連結されている。
d.ラック部4Dは、ラック用ガイド4D1とラック4D2とストッパ4D3から構成されている。
d1.ラック用ガイド4Dlは、機械室部4Aの上面に添着された下向き略コ字状のガイド枠4Dllと、ガイド枠の上面に前後方向をもって刻設されたガイド溝4Dl2から構成されている。
d2.ラック4D2は、ピニオン4Cとかみ合った状態でラック用ガイド4D1内に装着されている。
d3.ストッパ4D3は、ラック用ガイド4D1の先端より所定間隔をもってスキー状ケース部3Aにおける上面板3A3に突設されている。
このストッパ4D3に前進するラック4D2が当接し停止することになる。
【0012】
C.押し棒5は、所定長さの押し棒本体5Aと当該押し棒本体の下端に設けた自在継手5Bを介してラック4D2の先端に連結されている。
D.押し棒5については下記のように構成すると、必要に応じて押し棒5をラック4D2から分離できるので、運搬、格納などに便利である。
図11を参照して、自在継手5Bの上端に受け5Cを設け、この受けに押し棒5の下端をネジ込んで連結する。
図12を参照して、自在継手5Bの上端に第1種受け5Dを設け、この受けに押し棒5の下端を挿入したのち、ピン5D1を貫入して連結する。
【0013】
【発明の効果】
本発明は、上述の通り構成されているので次に記載する効果を奏する。
1.図1を参照して、公知のスキーのように左右のスキー様運動具単体2、2Aを装着する。
左右の押し棒5を支持して、当該左右の押し棒を交互に後方へ押しやる。
すなわち、左右の押し棒を交互に後方へ押したのち、前方に引くという動作を続ける。
押し棒5を後方へ押すとラック部4Dは後方へ移動し、ピニオン4C、第2ギヤ4B3、第1ギヤ4B2、ワンウエイクラッチ付きギヤ4B1を回転させる。
この結果、駆動ローラ3Blが回転しクローラベルト3B3が移動するので、左右のスキー様運動具単体2、2Aは相互に前進することになる。
この場合、左右の押し棒5を前方に引いた場合、ワンウエイクラッチ付きギヤが設けられているので、クローラベルト3B3は静止している。
しかし、左右の押し棒を後方に押すと、ワンウエイクラッチ付きギヤは作動して前進する。
2.このような運動は単に腕のみの動きのみでなく、足も意識的に動かす運動と連動することになるので全身運動となる。
3.雪面で使用することができるが、雪のない路面でも使用することができる。
4.このほか、安価に製造できる、組立が容易である。経済的である、などの効果をも有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】スキー様運動具の使用状態の左側面図である。
【図2】左のスキー様運動具単体の斜視図である。
【図3】同上の下方から見た斜視図である。
【図4】運動具本体の要部拡大縦断面図である。
【図5】駆動ローラとクローラベルトの関係を説明する要部拡大斜視図である。
【図6】図2における要部拡大斜視図である。
【図7】同上の一部を切欠いた説明図である。
【図8】駆動部を中心に一部を切欠いた拡大左側面図である。
【図9】同上の一部を切欠いた平面図である。
【図10】A−A線断面図である。
【図11】押し棒の他の実施例の一部を切欠いた斜視図である。
【図12】押し棒の他の実施例の一部を切欠いた斜視図である。
【図13】右のスキー様運動具単体の斜視図である。
【符号の説明】
1 スキー様運動具
2 左のスキー様運動具単体
2A 右のスキー様運動具単体
3 運動具本体
4 駆動部
5 押し棒
Claims (3)
- 左右のスキー様運動具単体(2、2A)から構成されたスキー様運動具において、左のスキー様運動具単体(2)は、運動具本体(3)と、駆動部(4)と、押し棒(5)から構成され、
運動具本体(3)は、スキー状ケース部(3A)と、走行部(3B)と、スキーブーツ支持金具(3C)からなり、走行部はスキー状ケース部の下面においてクローラベルトが露出する状態で前後方向に移動するよう構成され、スキーブーツ支持金具はスキー状ケース部の上面の所定箇所に取付けられ、
駆動部(4)は、機械室部(4A)と、歯車群(4B)と、ピニオン(4C)と、ラック部(4D)からなり、機械室部内の歯車群はクローラベルトとピニオンを作動させるよう構成され、ラック部は、ラック用ガイド内のラックがピニオンとかみ合った状態で一定範囲内で前後方向に移動するよう構成され、
押し棒(5)は、所定長さの押し棒本体(5A)と当該押し棒本体の下端に設けた自在継手(5B)を介してラックの先端に連結されていることを特徴とするスキー様運動具。 - 左右のスキー様運動具単体(2、2A)から構成されたスキー様運動具において、左のスキー様運動具単体(2)は、運動具本体(3)と、駆動部(4)と、押し棒(5)から構成され、
運動具本体(3)は、スキー状ケース部(3A)と、走行部(3B)と、スキーブーツ支持金具(3C)から構成され、
スキー状ケース部(3A)は、所定幅を有した前後方向に長い下面板(3A1)と、下面板の左右辺に沿って起立連設された左右の低い側面板(3A2)と、左右の低い側面板の上面に張設された所定幅を有した前後方向に長い上面板(3A3)から構成され、スキーのトップに相当する前方部分(3A4)は少し上方に向け反った状態に構成されていると共に、下面板(3A1)には前方部分(3A4)と後端部分(3A5)を除いて当該下面板の長手方向をもって前後に長い開口部(3A6)が開口され、
走行部(3B)は、スキー状ケース部(3A)内の後方位置に、当該スキー状ケース部の長手方向と直交方向をもって回転自在に支持された駆動ローラ(3B1)と、スキー状ケース部(3A)内の前方位置に、当該スキー状ケース部の長手方向と直交方向をもって回転自在に支持された従動ローラ(3B2)と、駆動ローラ(3B1)と従動ローラ(3B2)に掛回されたクローラベルト(3B3)と、クローラベルト(3B3)を開口部(3A6)より下方に露出させる適数個のテンションローラ(3B4)から構成され、
スキーブーツ支持金具(3C)は、スキーブーツ(3C1)の前端のみを着脱自在に支持するよう構成され、スキー状ケ一ス部(3A)における上面板(3A3)のほぼ中央位置に取付けられ、
駆動部(4)は、機械室部(4A)と、歯車群(4B)と、ピニオン(4C)と、ラック部(4D)から構成され、
機械室部(4A)は、スキー状ケース部(3A)における左側後方位置に外方に向け平面略コ字状に形成した機械室(4A1)と、この機械室の開口部に着脱自在に取付けられた蓋(4A2)から構成され、
歯車群(4B)は、駆動ローラ(3B1)の軸に連結されたワンウエイクラッチ付きギヤ(4B1)と、ワンウエイクラッチ付きギヤの前方側に連結された第1ギヤ(4B2)、第2ギヤ(4B3)から構成され、
ピニオン(4C)は、歯車群(4B)における第2ギヤ(4B3)の前方側に連結され、
ラック部(4D)は、ラック用ガイド(4D1)とラック(4D2)とストッパ(4D3)から構成され、ラック用ガイド(4D1)は、機械室部(4A)の上面に添着された下向き略コ字状のガイド枠(4D11)と、ガイド枠の上面に前後方向をもって刻設されたガイド溝(4D12)から構成され、ラック(4D2)は、ピニオン(4C)とかみ合った状態でラック用ガイド(4D1)内に装着され、ストッパ(4D3)は、ラック用ガイド(4D1)の先端より所定間隔をもってスキー状ケース部(3A)における上面板(3A3)に突設され、
押し棒(5)は、所定長さの押し棒本体(5A)と当該押し棒本体の下端に設けた自在継手(5B)を介してラック(4D2)の先端に連結されていることを特徴とするスキー様運動具。 - 請求項2記載のスキー様運動具において、押し棒(5)と自在継手(5B)とは、着脱自在に構成されていることを特徴とするスキー様運動具。
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